JPH04189276A - 間接式油圧エレベーターの速度制御装置 - Google Patents

間接式油圧エレベーターの速度制御装置

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JPH04189276A
JPH04189276A JP2314163A JP31416390A JPH04189276A JP H04189276 A JPH04189276 A JP H04189276A JP 2314163 A JP2314163 A JP 2314163A JP 31416390 A JP31416390 A JP 31416390A JP H04189276 A JPH04189276 A JP H04189276A
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JP
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speed
plunger
control device
car
hydraulic elevator
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Application number
JP2314163A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kurosawa
俊明 黒沢
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Akihiro Nokita
昭浩 軒田
Hiromi Inaba
博美 稲葉
Yoshio Sakai
吉男 坂井
Noboru Arahori
昇 荒堀
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油圧エレベータ−の制御方式に係り、特に、
インバータを使用して誘導電動機を速度制御し、この電
動機により駆動されるポンプにより油圧の制御を行うこ
とにより乗りかごの運転を制御する間接式油圧エレベー
タ−の速度制御装置に関する。
[従来の技術] 油圧エレベータ−の制御に関する従来技術として、定吐
出杉油圧ポンプを使用し、このポンプを、電圧、周波数
を変化させて制御される誘導電動機に連結し、ポンプの
回転速度に応じて乗かごを駆動する方式のものが、例え
ば、特開昭61−37678号公報等に記載されて知ら
れている。
この従来技術によるモータ制御は、モータ回転速度の帰
還制御のみを行うものであり、油圧エレベータ−の外乱
の1つであるポンプの圧油の漏れ量を、この帰還制御に
よって補償することができない。
このため、前記従来技術は、この補償を、油温、油圧を
検出器で検出して圧油漏れ量を演算し、その結果を電動
機の速度指令にフィードホワード的に加えて行うもので
ある。
[発明が解決しようとする問題点コ 前記従来技術は、油圧エレベータ−の速度制御を、外乱
の1つであるポンプからの圧油の漏れ量を油温と油圧か
ら演算してフィードホワード的に与えるように構成して
いるため、その補正効果に限度があるという問題点を有
している。
そして、前記従来技術は、外乱により乗りかごの速度が
変動するので、乗りかごの着床前に着床走行速度(約5
m/m1n)に下げ、ノロノロ走行時間を数秒とり、着
床精度を保たなければならず、また、′着床速度が約5
m/minとロープ式の着床速度2m/minに比較し
、高いことがら、停止するときの停止ショックが大きく
なるという問題点を有している。
この従来技術は、直接式油圧エレベータ−に関するもの
であるが、間接式油圧エレベータ−の場合にも同様な問
題点を有する。
特に、間接式油圧エレベータ−の制御においては、乗り
かごの速度を、電動機の速度制御用にフィードバックす
ることが、乗りかごをロープを介して駆動しているため
に極めて困難であるという問題点を有している。
本発明の目的は前記従来技術の問題点を解決し、乗りか
ごの着床前の着床走行速度をロープ式と同じ速度に下げ
ることができ、かつ、ノロノロ走行時間を短縮し、停止
ショックを小さくすることができる間接式油圧エレベー
タ−の速度制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば前記目的は、プランジャの速度を速度制
御系に取り込み、外乱に対して強い速度制御系を構成す
ることにより、すなわち、プランジャの速度を検出する
速度検出器を設け、このプランジャの速度を、圧油を制
御するポンプを駆動する電動機に対する速度帰還信号と
して使用することにより達成される。
本発明によれば、これにより、油圧系全体を含めた外乱
に強い速度制御系を実現することが可能となる。
[作 用コ 本発明は、プランジャ速度を検出し、この検出値を速度
帰還信号として使用しているので、外乱であるポンプか
らの圧油の漏れ量を、速度帰還ループ内に取り入れて補
正し、速度指令パターンにプランジャ速度を追従させる
ように制御することができ、油温や油圧によって乗りか
ご速度が変化するような不具合を防止することができる
[実施例コ 以下、本発明による間接式油圧エレベータ−の速度制御
装置の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の全体の構成を示す図、
第2図は速度制御系全体の構成を示すブロック図、第3
図は速度制御装置の詳細な構成を示すブロック図、第4
図は本発明の第1の実施例の動作を説明する運転特性図
である。第1図において、1は昇降路、2はシリンダ、
3は圧油、4はプランジャ、5は乗りかご、6は誘導水
位置検出器、7.8は遮蔽板、11.22はパルスエン
コーダ、12は電磁切替弁、13は油圧ポンプ、14.
15は圧力検出器、16は電磁ブレーキ、17は油タン
ク、21は誘導電動機、26は速度制御装置である。
第1図に示す本発明の第1の実施例において、シリンダ
2内に充満された圧油3は、プランジャ4を支持し、プ
ランジャ4の頂部に取付台4aにより回転可能に取付け
られたプーリ9に掛けられ、一端が昇降路内の下部に固
定されたロープ10の他の端にバネ10aを介して支持
された乗りかご5の走行を制御する。乗りかご5には、
誘導水位置検出器6が設けられており、各階に取付けら
れた遮蔽板7.8と対向したときに、ドアゾーンと停止
位置とを検出する。
プランジャ4には、プランジャ4の速度と位置とを検出
するためのパルスエンコーダ11が、エンコーダ軸に取
付けたローラをプランジャ側面に押し当てるように取付
けられている。電磁切替弁12は、常時、逆止弁として
機能し、電磁コイルが付勢されることにより、切り替え
られて逆方向にも圧油を導通させる。
油圧ポンプ13は、可逆回転し、圧油管13aを介して
電磁切替弁12との間で圧油を送受すると共に、管17
aを介して油タンク17との間で圧油の送受を行う。こ
の油圧ポンプ13には、電磁ブレーキ16が直結されて
おり、プーリ18、]9とベルト2oとを介して、ある
いは、直接、油圧ポンプ13を駆動する三相誘導電動機
21に結合されている。
三相誘導電動機21には、その回転速度を検出するため
のパルスエンコーダ22が結合され、その出力は、速度
制御装置26に与えられている。
シリンダ2の圧力及び油圧ポンプの出力圧は、それぞれ
圧力検出器14.15により検出され、その検出値は、
速度制御装置に与えられる。
三相誘導電動機21は、三相電源R,S、Tからの交流
電力を直流電力に変換するコンバータ25、平滑コンデ
ンサ24、直流をパルス幅制御して可変電圧可変周波数
の三相交流を発生させるインバータ23を介して交流電
力が加えられて駆動される。
速度制御装置26は、プランジャ2の位置と速度を検出
するパルスエンコーダ11の信号11aと、乗りかご5
の各階の停止位置を検出するための誘導水位置検出器6
の信号6aと、三相誘導電動機21の回転速度を検出す
るためのパルスエンコーダ22の速度信号22aと、油
圧を検出する圧力検出器14.15の検出信号14a、
15aと、図示しないエレベータ−制御装置からの起動
指令により付勢され、停止指令により消勢される運転指
令リレー43の常開接点43a1及び常閉接点43b1
がそれぞれ入力され、信号23aを出力してインバータ
23を制御し、信号L6aにより電磁ブレーキ16を制
御すると共に、信号12aを出力し、電磁切替弁12を
制御することにより、乗りかご5を速度制御して運転す
る。
速度制御装置26は、第2図に示すように、電流制御回
路30、ベクトル制御回路31.速度制御(ASR)回
路32、速度指令発生回路33及び起動補償指令発生回
路34により構成されている。
以下、このように構成される速度制御装置26の動作を
、乗りかご5が上昇運転制御されるものとして、第4図
を参照して説明する。
いま、時刻℃。で、図示しない運転指令リレー43が付
勢され、乗りかご5の運転がエレベータ−制御装置より
指示されたものとする。
このとき、速度制御装置26は、電磁ブレーキ16を開
き、起動補償指令τを緩やかに立ち上げ、ASR回路3
2とベクトル制御回路31と電流制御回路30とを介し
て、出方信号−23aによりインバータ23を制御し、
誘導電動機21を低い回転数で回転するように制御する
。そして、油圧ポンプ13の出力圧力すなわち圧力検出
器15の信号15aが、シリンダ2の圧力すなわち圧力
検出器14の信号14aより高くなるまで、誘導電動機
の回転数を上げ、さらに、乗りかご5が微速で上昇する
まで起動補償指令τを増加させて、時刻も、で保持する
。   。
次に、時刻t!で速度指令ω−を立ち上げ、時刻t3 
まで、この速度指令に従って乗りかごを加速運転する。
また、時刻L3 で同時に、起動補償。
指令出力制御リレー41をOnとし、これにより、起動
補償指令発生回路34とASR回路32との間の常閉接
点41bを開き起動補償指令τを零にする。
その後、乗りかごが目的階に近付き、エンコーダ11の
出力パルスllaにより乗りかごの位置検出を常時行っ
ている図示しないかご位置検出回路の出力が所定値とな
る時刻t4まで、乗りかごを定格速度で走行させた後、
減速を開始し、停止位置近傍まで速度を下げ、時刻t、
で着床速度とする。次に、誘導型位置検出器6からの停
止位置信号6aが発せられる時刻t、で運転指令リレー
43がoffとなって、乗りかごが停止する。次に、時
刻t、で電磁ブレーキ16が閉じられ、時刻t、で起動
補償指令出力リレー41がoffとされて乗りかごの運
転が終了する。
なお、前述した間接式油圧エレベータ−において、プラ
ンジャの移動距離は、乗りかごの移動距離の1/2であ
るが、検出回路で補正を行うのみで、乗りかごの移動距
離とすることができ、プランジャに押し当てたエンコー
ダ11の出力11aの演算によって、前述のように減速
開始位置を求めることができる。
速度制御装置の詳細な構成が第3図のブロック図により
示されている。このブロック図は、すべり周波数形ベク
トル制御の基本回路例である。
ASR回路32は、比例積分定数に+、サンプル値制御
のZ関数であるZ−1、比例定数Kp、トルクリミッタ
、加算減算器から構成されている。
そして、ASR回路32の入力信号は、速度指令発生回
路の速度指令ω−とプランジャの速度信号ω、と起動補
償指令発生回路34の起動補償指令τとである。
このように構成されるASR回路32は、運転指令リレ
ー43がOnとなると、起動補償指令発生回路34から
起動補償指令τ(基準起動補償指令τ′)が出力される
ので、常閉接点41b及びトルクリミッタを介して、ベ
クトル制御31に対してトルク指令値1本を与える。こ
のとき、常開接点41aが開いているので、積分機能は
動作せず、また、速度指令発生回路33からの信号も入
力されていないので、起動補償指令発生回路34からの
起動補償指令τがそのまま、ベクトル制御回路31に対
するトルク指令値1本となる。このとき、速度指令値ω
μ=0、プランジャの速度ω、=0である。
ベクトル制御回路31は、比例定数に1、K3、誘導電
動機の磁束成分I1、関数角C了T「vτ下−関数ta
n−”(1,/1.)、及び、加算器から構成されてい
る。そして、ベクトル制御回路の入力信号は、ASR回
路32からのトルク指令τ章と誘導電動機21に直結さ
れたパルスエンコーダ22の信号22aすなわち誘導電
動機21の回転速度ω、とである。
ベクトル制御回路31は、電流制御回路30に対する電
流指令i率を演算する回路であり、電流指令i*は、周
波数指令ω、と電流値指令11と位相指令Oとからなる
周波数指令ω1は、トルク指令1本に比例定数に1を乗
算してすベリ周波数ω、を求め、次に、すべり周波数ω
、に電動機回転速度ωrMを加えることにより求めるこ
とができる。電流指令■、と位相指令θとは、トルク指
令1本に比例定数に2を乗算して、誘導電動機21のト
ルク成分工1を求めた後、このトルク成分工、と磁束成
分■工とから、関数fTJT了、”ト関数t a n−
’ (I 、/ I、)とによりそれぞれ求めることが
できる。
電流制御回路30は、これらの電流指令isから三相交
流の制御信号1゜、iv、i、を求め、インバータ23
を制御し、誘導電動機21を回転制御する。
次に、起動補償指令から速度指令に切り替えてエレベー
タ−を加速するときの動作を説明する。
速度指令発生回路33は、第4図に示す時刻し2で速度
指令ω−を零から立ち上げる。このとき、同時に、常閉
接点41aが閉じて積分機能が動作し、起動補償指令τ
は、常閉接点41bが開くので零になる。この結果、A
、 S R回路32は、プランジャ速度ω、を帰還信号
とする比例積分回路となり、プランジャ速度ω、が、速
度指令ω−に追従するように誘導電動機2】を制御し、
油圧ポンプ13を回転させる。
これにより、本発明の第1の実施例は、プランジャの速
度を含む速度帰還制御回路を持つシステムを構成するこ
とができ、乗りかご5の速度制御性能の向上を図ること
が可能となる。
すなわち、前述した本発明の第1の実施例によれば、停
止位置前の乗りかごの着床速度を従来技術の場合の5m
/minからロープ式の場合と同一の2m/minまで
下げることが可能となり、着床速度を従来技術の場合よ
り低くすることができるので、乗りかごの停止ショック
を小さくすることができ、また、プランジャの速度を速
度帰還信号に使用しているので、着床速度が、負荷、油
温等の変動により変化することがなく、着床速度による
運転時間すなわちノロノロ運転時間を短縮することがで
き、乗りかごの起動から停止までの運転時間を短縮する
ことができる。
第5図は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
第5図において、45は案内板であり他の符号は第1図
の場合と同一である。
第5図に示す本発明の第2の実施例は、プランジャ4速
度の検出を、プランジャ4の頂部に案内板45を固定し
、この案内板にエンコーダ11の軸に取付けたローラを
押し当てるようにして行うようにしたものである。この
場合、エンコーダ11は、昇降路内に固定されている。
この本発明の第2の実施例によれば、油が付着している
プランジャ4にエンコーダ11のローラを押し当てる本
発明の第1の実施例に比較して、ローラが滑ることがな
いため、より信頼性の向上を図ることができる。
第6図は本発明の第3の実施例の構成を示す図である。
第6図において、46はロープ、47.48はプーリで
あり、他の符号は第1図の場合と同一である。
第6図に示す本発明の第3の実施例は、プランジャ4の
速度の検出を、プランジャ4の頂部にロープ46を固定
し、昇降路の上部と下部にプーリ47.48を取り付け
、エンコーダ11を下部のプーリ48に直結して、プラ
ンジャ4の移動と同期して回転させるようにして行うも
のである。
このように構成される本発明の第3の実施例は、プラン
ジャ4の速度を先に説明した実施例に比較して、さらに
確実に検出することができる。
第7図は本発明の第4の実施例の構成を示す図である。
第7図において、49はパルスエンコーダ、50.51
はプーリ、52はロープである。
第7図に示す本発明の第4の実施例は、プランジャ4速
度を速度帰還信号として用い、乗りかご5の速度をかご
位置を演算するための信号として用いるようにしたもの
である。
この場合の乗りかごの速度検出は、第7図に示すように
、昇降路上部に取付けたプーリ5oと、昇降路下部に取
付けたプーリ51との間に、乗りかごに端部を固定した
ロープ52を巻き掛け、エンコーダ49をプーリ51に
直結し、乗りかご5の移動と同期してエンコーダ49を
回転させるようにして行われる。
このエンコーダ49の出力信号49aは、速度制御装置
26に入力され、乗りかご5の位置を演算するために使
用される。
この場合、一般的には、前述のようにプランジャ速度を
検出するエンコーダ11の出力信号11aを使用してプ
ランジャ速度と乗りかご位置とを演算するようにしても
よいが、特に、乗りがご内の積載荷重が大きく、乗りか
ご5を駆動するローブ10の延びが、乗りかご5の制御
上問題となる場合に、前述した本発明の第4の実施例が
有効となる。
第8図は本発明の第5の実施例の構成を示す図であり、
その速度制御装置の構成を示′すブロック図である。第
8図における符号は、第3図の場合と同一である。
この本発明の第5の実施例は、パルスエンコーダ12で
検出したプランジャの速度をASR回路32に対する速
度−帰還信号ω、とベクトル制御回路31に対する速度
信号ω、とに共用するように構成したものである。
このように構成される本発明の第5の実施例によれば、
パルスエンコーダを1個備えればよく、システムを安価
に構成することができ、かつ、信頼性の向上を図ること
ができる。
第9図は本発明の第6の実施例の構成を示す図5第10
図はその速度制御装置の構成を示すブロック図である。
第9図、第10図において、55はポンプ13を駆動す
るための直流電動機、56は直流電動機55の界磁巻線
、57は界磁巻線に所定の電流を供給するため電源、5
8は交流を直流電力に変換するためのコンバータ、58
Pは電機子電流Iaを矢印の方向に与えるためのコンバ
ータ、58Nは電機子電流Iaを矢印と逆の方向に与え
るためのコンバータ、59はトルク指令τ零の極性によ
って、コンバータ58Pと58Nとを選択する切替回路
であり、他の符号は第1図、第3図の場合と同一である
この本発明の第6の実施例は、直流電動機(DCM)5
5によりポンプ13を駆動し乗りかご5の運転を制御す
るものである。
二の実施例において、直流電動機(DCM)55は、界
磁巻線56に所定値の一定電流を供給しておけば、その
発生トルクを電機子電流Iaに比例して発生させること
ができる。
いま、運転指令リレー43がOnとなると、起動補償指
令発生回路34から起動補償指令τ′が出力され、常閉
接点41bとトルクリミッタを介してトルク指令7本が
出力される。このトルク指令7本の極性が正であるばあ
い、切替回路59によりコンバータ58Pが選択されて
矢印方向の電機子電流Iaを供給し、電動機55は所定
のトルクを発生し起動補償を行う。
第4図に示す時刻t、で、速度指令01本を立ち上げ、
同時に、常閉接点41aを閉じて積分機能の動作を開始
させ、常閉接点が開かれるので、起動補償指令τは零に
なる。この結果、ASR回路32は、プランジャ速度ω
、を帰還信号とする比例積分回路となり、速度指令ω−
とプランジャ速度ω、との偏差が小さくなるように、電
動機55を制御する。すなわち、ASR回路32は、偏
差信号によって作られるトルク指令7本が正の場合、コ
ンバータ58Pを使用し、トルク指令7本が負場合コン
バータ58Nを使用して直流電動機(DCM)55を制
御し、油圧ポンプ13を回転させ、圧油をシリンダ2に
流入させ、プランジャ4を移動させて、乗りかご5の速
度制御を行う。
このとき、油圧ポンプに漏れがあると、速度指令ω−と
プランジャ速度ω、との偏差が大きくなるので、トルク
指令7本が大きくなって電動機55が増速され、油圧ポ
ンプ13に回転速度が制御されポンプの漏れ量が補償さ
れる。
その後、乗りかご5は、速度指令ω−に従って加速運転
され、さらに定格速度で走行制御され、プランジャ速度
を検出するエンコーダの出力11aにより演算されたか
ご位置が所定値となると減速制御され、停止位置近傍ま
で速度が下げられ、第4図に示す時刻t、で着床速度と
なる。
次に、停止位置信号6aが発せられる時刻t。
で運転指令リレー43がoffとなって、乗りがご5が
停止させられ、時刻し、で電磁ブレーキ16が閉じられ
、時刻t、で起動補償指令出力リレー41がoffとさ
れて運転が終了する。
このようなシステム構成とすることにより、プランジャ
の速度を帰還するのみで外乱に強い制御系を構成するこ
とができ、乗りかごの速度制御性能を向上させることか
可能となる。
前述した本発明の第6の実施例によれば、停止位置前の
乗りかごの着床速度を従来技術による5m/minから
ロープ式の場合と同様に2 m / minまで下げる
ことが可能となり、着床速度を従来技術より低くするこ
とができるので、乗りかごの停止ショックを小さくなる
ことが可能となる。
また、乗りかごの速度を速度帰還信号として使用してい
るので、着床速度が負荷、油温等の変動により変化する
ことがなく、着床速度の運転時間すなわちノロノロ走行
時間を短縮することができ、乗りかごの起動から停止ま
での運転時間を短縮することができる。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、間接式油圧エレベ
ータ−において、プランジャの速度を速度制御系の速度
帰還信号に使用することにより、乗りかごの速度を含む
、速度帰還制御システムを構成することが可能となり、
着床速度を低速度にすることができ、かご内の荷重変化
に対しても着床走行時間をほぼ同一に制御することがで
きるので、乗りかごの運転時間の短縮と停止ショックと
を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の全体の構成を示す図、
第2図は速度制御系全体の構成を示すブロック図、第3
図は速度制御装置の詳細な構成を示すブロック図、第4
図は本発明の第1の実施例の動作を説明する運転特性図
、第5図、第6図、第7図、第8図、第9図は本発明の
第2〜第6の実施例の構成を示す図、第10図は第9図
における速度制御装置の構成を示すブロック図である。 1・・・・・・昇降路、2・・・・・・シリンダ、4・
・・・・・プランジャ、5・・・・・・乗りかご、6・
・・・・・誘導形位置検出器、7.8・・・・・・遮蔽
板、11.22・・・・・・パルスエンコーダ、12・
・・・・・電磁切替弁、13・・・・・・油圧ポンプ、
14.15・・・・・・圧力検出器、16・・・・・・
電磁ブレーキ、17・・・・・・油タンク、21・・・
・・・誘導電動機、26・・・・・・速度制御装置。 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電動機により油圧ポンプを回転駆動し、プランジャ
    を駆動して、乗りかごを走行させる油圧エレベーターに
    おいて、プランジャ速度を検出する速度検出器を備え、
    前記プランジャ速度を速度制御装置への速度帰還信号と
    して、前記電動機の速度を制御することを特徴とする間
    接式油圧エレベーターの速度制御装置。 2、電動機により油圧ポンプを回転駆動し、プランジャ
    を駆動して、乗りかごを走行させる油圧エレベーターに
    おいて、前記電動機の速度制御をベクトル制御により行
    う速度制御装置と、プランジャ速度を検出する速度検出
    器と、電動機速度を検出する速度検出器とを備え、前記
    プランジャ速度を速度制御装置のASR回路への速度帰
    還信号とし、前記電動機速度をベクトル制御回路への速
    度帰還信号とすることを特徴とする間接式油圧エレベー
    ターの速度制御装置。 3、電動機により油圧ポンプを回転駆動し、プランジャ
    を駆動して、乗りかごを走行させる油圧エレベーターに
    おいて、前記電動機の速度制御をベクトル制御により行
    う速度制御装置と、プランジャ速度を検出する速度検出
    器と、電動機速度を検出する速度検出器と、乗りかご速
    度を検出する速度検出器とを備え、前記プランジャ速度
    を速度制御装置のASR回路への速度帰還信号とし、前
    記電動機速度をベクトル制御回路への速度帰還信号とし
    、乗りかご速度をかご位置検出回路への信号とすること
    を特徴とする間接式油圧エレベーターの速度制御装置。 4、電動機により油圧ポンプを回転駆動し、プランジャ
    を駆動して、乗りかごを走行させる油圧エレベーターに
    おいて、前記電動機の速度制御をベクトル制御により行
    う速度制御装置と、プランジャ速度を検出する速度検出
    器を備え、前記プランジャ速度を、速度制御装置のAS
    R回路への速度帰還信号とベクトル制御回路への速度帰
    還信号とすることを特徴とする間接式油圧エレベーター
    の速度制御装置。 5、前記プランジャの速度は、プランジャーの表面にエ
    ンコーダのローラーを押し付けることにより検出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のう
    ち1項記載の間接式油圧エレベーターの速度制御装置。 6、前記プランジャの速度は、プランジャ頂部に取り付
    けた案内板にエンコーダのローラーを押し付けることに
    より検出することを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のうち1項記載の間接式油圧エレベーターの
    速度制御装置。 7、前記プランジャの速度は、一対のプーリーに巻き掛
    けたロープをプランジャーにより駆動し、前記プーリー
    の一方にエンコーダ軸を結合することにより検出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のう
    ち1項記載の間接式油圧エレベーターの速度制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336360B1 (ko) * 1999-09-30 2002-05-13 장병우 유압 엘리베이터의 착상 쇼크 저감장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336360B1 (ko) * 1999-09-30 2002-05-13 장병우 유압 엘리베이터의 착상 쇼크 저감장치 및 방법

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