JPH04189244A - 巻取ウエブの取出し方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ０発明の目的 〈産業上の利用分野〉 この発明は巻取ウェブ、殊にインフレーション成形フィ
ルムの巻取装置よりロール状に巻取った巻取ウェブを取
り出す方法及びその装置に関する。

〈従来の技術〉 この種の巻取ウェブの取り出し方法及びその装置として
実公昭６１−１６２８２号公報がある。

〈発明が解決しようとする課題〉 前記公報記載の装置においては、紙管両端を支持する一
対のコーンを同一の速度で退避させることで紙管を取外
す装置であるが、コーンの一対の駆動装置である油圧シ
リンダの応答は一斉とならず、何れかが遅れることは不
可避的なものであり、コーンの離脱時に満巻ウェブが傾
斜し、傷付いたり有筋れし易くなり、巻取った円筒状の
姿勢を崩さずに取り出すことが要望されている。

この発明はこのような欠点を改善し、メカニックにロー
ル状に巻取った巻取ウェブを固定保持し、巻取軸から取
り外せる方法及びその装置を提供することを目的とする
。

口１発明の構成 前記課題を解決するために、この特定発明はターレット
型巻取機の巻取軸に差し込まれ固定された巻芯に連続ウ
ェブを巻取り、満巻になり次第、二の巻取軸を取出しス
テーションに回動位置決めし、巻取軸から巻芯と共に満
巻ウェブを取り出す方法において、 ａ）前記取出しステーションに満巻ウェブを回動位置決
めした状態で、巻芯と平行な水平軸周りで揺動可能なウ
ェブ受け爪を具備するウェブ取り出し本体を退避位置か
ら取り出しステーション位置に移動させ、前記ウェブ受
け爪を７字状に屈曲した姿勢で満巻ウェブの下面中央に
ほゞ接触乃至極接近した位置に位置決めする工程。

ｂ）次いで、前記本体に設けた満巻ウェブ端面当接板を
、満巻ウェブの一端面に当接し固定する工程。

Ｃ）このようにして前記ウェブ受け爪と当接板により満
巻ウェブを位置決め保持した状態で、巻取軸の巻芯把持
力を開放し、受け爪上に満巻ウェブを載置し、巻取軸の
一端を支持する軸受部材を巻取軸から外す工程。

ｄ）このように巻取軸の一端を取外した後、前記本体を
前記巻取軸の軸線に沿って移動させ、前記ウェブ受け爪
で満巻ウェブを支持し、且つ当接板で取り外すべき満巻
ウェブの後端を押圧して前記巻取軸の一端から満巻ウェ
ブを取り外す工程。

ｅ）この後、前記本体を初期の前記退避位置に戻す工程
。

前記ａ）乃至ｅ）の工程を繰り返し行うことを特徴とす
る巻取ウェブの取り出し方法としである。

また、前記課題を解決する他の方法発明は、巻取機の巻
取軸に差し込まれ固定された巻芯に連続ウェブを巻取り
、満巻になり次第、この巻取軸を取出しステーションに
回動位置決めし、巻取軸から巻芯と共に満巻ウェブを取
り出す方法において、ａ）前記取出しステーションに満
巻ウェブを回動位置決めした状態で、巻芯と平行な水平
軸周りで揺動可能なウェブ受け爪を具備するウェブ取り
出し本体を退避位置から取り出しステーション位置に移
動させ、前記ウェブ受け爪を７字状に屈曲した姿勢で満
巻ウェブの下面中央にほゞ接触至極接近した位置に位置
させる工程。

ｂ）次いで、前記本体に設けた満巻ウェブ端面当接板を
、満巻ウェブの一端面に向け前記巻取軸の軸線と平行な
方向に沿い移動させ、この端面に当接した状態で前噛己
当接板を停止させこれをこの位置において前記ウェブ取
り出し本体に固定する工程。

Ｃ）このようにして前記ウェブ受け爪と当接板によ、り
満巻ウェブを位置決め保持した状態で、巻取軸の巻芯把
持力を開放し、受け爪上に満巻ウェブを載置し、巻取軸
の一端を支持する支持部を巻取軸から外した後この当接
板を後方として前記本体を製品受台に向け移動させ巻取
軸から満巻ウェブを取り外す工程。

ｄ）この本体が前記製品受け台に対して位置決めした状
態で、前記当接板を満巻ウェブから離反させ原位置へ復
帰させると共に、ウェブ受け爪をの自由端その根元より
若干低く傾斜させ、このウェブ受け爪に沿い製品受け台
上へ満巻ウェブを送り出し移載する工程。

ｅ）この後、前記本体を初期の前記退避位置に戻す工程
。

前記ａ）乃至ｅ）の工程を繰り返し行うことを特徴とす
る巻取ウェブの取り出し方法としである。

更に、この発明は、前記の課題を達成するために巻取機
は巻取、取り出しステーションが上、下に２段有するも
ので、前記ａ）乃至ｄ）工程の一連の作業を、各段にわ
たり、連続的に行うことが好ましい。

またその関連発明である装置発明は前記課題を達成する
ために、ターレット型巻取機であって、芯管を支持する
巻取軸の一端を支持する軸受部材が、前記巻取軸に対し
て着脱自在となっていて、満巻ウェブと前記巻取軸を相
対的に軸方向に移動して、満巻ウェブを巻取軸から取り
出す装置において、 ウェブの巻取作業時における退避位置と、満巻ウェブ取
り出しステーション位置との間で移動可能に機枠にウェ
ブ取り出し本体が設けてあり、このウェブ取り出し本体
の一部には前記取り出しステーション側に張り出し前記
巻取軸と平行な水平軸に支持位置と放出位置との間で傾
動可能に枢支されたウェブ受け爪が設けてあり、更に、
前記軸受部材が着脱する巻取軸の一端と反対側の満巻ウ
ェブ端面に当接し取り出し時に後方から押圧する巻取ウ
ェブ端面当接板が、前記ウェブ取り出し本体に設けてあ
り、 前記ウェブ取り出し本体には、ウェブ受け爪傾動用の駆
動装置が設けてあることを特徴とする巻取ウェブの取り
出し装置としである。

前記の課題を解決するために、他の装置発明はターレッ
ト型巻取機であって、芯管を支持する巻取軸の一端を支
持する軸受部材が、前記巻取軸に対して着脱となってい
て、満巻ウェブと前記巻取軸相対的に軸方向に移動して
、満巻ウェブを巻取軸から取り出す装置において、 ウェブの巻取作業時には退避位置にあり、満巻ウェブ取
り出し時には、前記巻取しステーションに位置し、かつ
受取った満巻ウェブを製品受台に受渡すべく、巻取軸方
向及び上下方向に移動可能に機枠にウェブ取り出し本体
が設けてあり、このウェブ取り出し本体の一部には前記
取り出しステーション側、に張り出し前記巻取軸と平行
な水平軸で枢支され、支持装置と放出位置との間で傾動
可能なウェブ受け爪が設けてあり、更に、前記ラブ取り
出し本体には、前記ウェブ受け爪で支持される満巻ウェ
ブの前記巻取軸とその軸受部材とが着脱できる側とは反
対側の端面にその軸方向より接離及び任意位置でロック
できる巻取ウェブ端面当接板が設けてあり、 更に前記ウェブ取り出し本体には、ウェブ受け爪と、当
接板移動及びロックする駆動装置が設けてあることを特
徴とする巻き取りウェブの取り出し装置としである。

〈実施例〉 前記関連発明の装置の代表的な実施例を次に説明する。

く第１実施例〉（請求項第２項、第３項又は第５項記載
の発明の代表的な実施例） 第１図において、Ａはターレット式巻取機Ｂで巻取られ
た満巻ウェブＷを芯管Ｐと共に巻取軸Ｍから取り出すこ
の考案の装置全体を示す。

前記巻取機Ｂは上下に２個設けてあって、それぞれ巻取
、及び取り出しステーションＢ１、Ｂ、を有するタイプ
としである。

また巻取機Ｂの芯管Ｐを支持する巻取軸Ｍの一端の軸受
部材りは巻取軸Ｍと着脱自在に装備してあり、満巻ウェ
ブＷ取出時においては前記軸受部材りは満巻ウェブＷの
移動軌跡外に退避できるように構成しである（第４図参
照）。

前記巻取機已による巻取作業時には退避位置に、あり、
前記満巻ウェブＷの取出し時には前記巻取機Ｂの取出し
ステーションＢ１に位置し、かつ受取った満巻ウェブＷ
を製品受け台Ｃに受け渡すべく、前記巻取軸Ｍと平行な
水平方向及び上下方向に移動可能にこの取出し装置Ａの
機枠１０にウェブ取り出し本体１１が設けである。

詳述すれば、前記巻取軸Ｍの軸線に平行で水平なレール
２ｏをこの取り出し装置Ａの機枠１０に固定配置し、こ
のレール２０に沿い電動モータ（図示せず）の駆動によ
り水平往復可能なキャリッジ２２上にウェブ取り出し本
体１１の一部をなす垂直な支持枠２３が昇降自在に設け
てあり、この支持枠２３に設けた昇降用伝動モータ２４
の駆動で回転する垂直な送りねじ軸２５の一部は前記キ
ャリッジ２２に螺合し、前記本体１１はキャリッジ２２
に対して昇降可能に装備されている（第１図及び第３図
参照）。

前述のウェブ取り出し本体１１の下端はウェブ取り出し
ステーションＢ１側に張り出して支持部２６を形成し、
支持枠２３は側面からみてＬ字形状をし、ウェブ取り出
し本体１１の一部をなす前記支持部２６の先端縁には巻
取軸Ｍと平行な水平軸２７によりウェブ受け爪２８が枢
支してあり、このウェブ受け爪２８の駆動装置としては
前記支持枠２３に搭載しである第１エアシリンダ装置２
９の可動部材３０が前記ウェブ受け爪２８と一体のレバ
ー３１と連結してあり、第１エアシリンダ装置２９の作
動により、前記ウェブ受け爪２８の先端が水平軸２７よ
りも上位の支持位置と水平軸２７より先端が下位となる
放出位置とに傾動可能に設けである（第３図参照）。こ
の支持部２６の傾斜上面には、満巻ウェブＷ下面との接
触を検出するための接触センサ３２が取付けである（第
７図参照）。

前記巻取軸Ｍによる満巻ウェブＷの把持力開放の前に、
前記巻取軸Ｍの軸線方向に沿い不使用位置から満巻ウェ
ブＷの一端面Ｗ１に接触する係合保持位置へ移動可能で
、この保合保持位置に解除自在にロックされる巻取ウェ
ブ端面当接板３３がウェブ取り出し本体１１の前記支持
部２６と同一面側に設けられている（第２図及び第５図
参照）。

詳述すればこのウェブ端面当接板３３は、垂直な板材で
あり、その前端縁の上端３３ａはウェブ最大巻径より若
干巻取軸Ｍ外方へ離反し、下端３３ｂは芯管Ｐ位置近傍
に達する最大巻径外形に相似する形状をしており、（第
５図参照）そのウェブ取り出し本体１１寄りの基部３４
は、ウェブ取り出し本体１１に固定しである巻取軸Ｍと
平行なガイド３５に滑合させてあり、このウェブ端面当
接板３３の駆動装置としては、前記支持枠２３に、ガイ
ド３５と平行に装備しである第２エアシリンダ装置３６
が用いられ、そのピストンロッド３７が前記当接板３３
と結合しである（第２図参照）。

また、この可動部材３７には、前記ガイド３５との滑合
をロックするロック装置３８が設けである。このロック
装置３８はエアチャック型のものが好ましい。

このウェブ端面当接板３３の当接面には、満巻ウェブＷ
の一端面Ｗ１との接触を検出する接触センサ３９が取付
けてあり、この接触センサ３９の検出信号に基ずいて前
記ロック装置３８は作動しこの接触位置に、前記ウェブ
端面当接板３３をロックする構成としである。

このウェブ端面当接板３３は、前記巻取軸Ｍと着脱自在
の軸受部材りとは反対側になるウェブ端面Ｗ１に当接で
きる位置に設けである（第６図参照）。

次にこの実施例の作用を、請求項第１項、第２項記載の
方法発明の代表的な実施例として次に説明する。

前記巻取機Ｂの巻取軸Ｍに差し込まれ固定された芯管Ｐ
に広幅な連続ウェブを巻取り、満巻になり次第、この巻
取軸Ｍを上段の取出しステーションＢ１に回動し公知の
装置同様に位置決めする。

次にこの巻取軸Ｍから芯管Ｐと共に満巻ウェブＷを取り
出す方法は、次の手順で行う。

まず、上段の巻取機Ｂの満巻ウェブＷを上段の前記取出
しステーションＢ１に回動位置決めした状態で、第１エ
アシリンダ装置２９により、芯管Ｐと平行な水平軸２５
周りでウェブ受け爪２８を上向きに揺動し、ウェブ受け
爪２８と前記支持部２６とによって７字状のウェブ受け
座を形成する（第５図参照）。

次に退避位置にあるウェブ取り出し本体１１に装備しで
あるこのウェブ端面当接板３３を第２エアシリンダ装置
３６により、最も外側に移動させ（第２図参照）、前記
ウェブ端面当接板３３及びウェブ受け爪２８がウェブＷ
に当たらない位置までモータ２４により送りねじ２５を
回動してウェブ取り出し本体１１を下降させる（第５図
参照）。

この下降位置からウェブ取り出し本体１１を取り出しス
テーションＢ１位置に水平方向へ前進移動させ（第１図
参照）、前記ウェブ受け爪２８を満巻ウェブＷの下面中
央に位置させる。この後、ウェブ取り出し本体１１を若
干上昇させ、支持部２６の接触センサ３２が満巻ウェブ
Ｗ下面と接触した時点で、この上昇を停止して、７字状
のウェブ受け座により満巻ウェブＷを下面から支持する
（第６図参照）。この際満巻ウェブ端面当接板３３は、
満巻ウェブＷの端面Ｗｌから離反した状態である（第２
図参照）。

次いで前記第２エアシリンダ装置３６の作動により、満
巻ウェブ端面当接板３３を、満巻ウェブＷの一端面Ｗｌ
に向け前記巻取軸Ｍの軸線と平行な方向に沿い移動させ
、この端面Ｗ１に接触センサ３９が接触したときに、こ
の接触センサ３９の検出信号により前記ロック装置３８
を作動させ、この位置にこの満巻ウェブ端面当接板３３
を停止させ固定する。

次に巻取軸Ｍの一端を支持している軸受部材りを巻取軸
Ｍから外し退避させる（第７図参照）。

この際、巻取軸Ｍは片持ち支持された状態にある。

このようにして前記支持部２６と、ウェブ受け爪２８、
及び前記ウェブ端面当接板３３により満巻ウェブＷを位
置決め保持した状態で、巻取軸Ｍの芯管Ｐ把持力を解放
し、この端面当接板３３を後端として前記本体１１を巻
取軸Ｍの軸線に沿って後退移動させ巻取軸Ｍから満巻ウ
ェブＷを取り外す。

次に、退避位置まで移動した前記本体１１を製品受け台
Ｃに向け下降させ、この製品受け台Ｃに対して位置決め
した状態で、前記ウェブ端面当接板３３を満巻ウェブＷ
から離反させ原位置へ復帰させる（第１図参照）共に、
ウェブ受け爪２８を第１エアシリンダ装置２９によりウ
ェブ受け爪２８の先端がその水平軸２７より若干下位と
なる放出位置への揺動させる。これによりこのウェブ受
け爪２８に沿い製品受け台Ｃ上へ満巻ウェブＷを自重に
より転動させて送り出し移載する（第８図参照）。

このようにして上段の取り出しステーションＢ、から満
巻ウェブＷを取り出し、製品受け台Ｃへ移載した後、下
段の取り出しステーションＢ１に満巻Ｗが位置決めされ
ている場合は、引き続いてこの本体１１を前記同様下段
の取り出しステーションＢ１位置へ水平移動させ、前記
上段の場合同様に満巻ウェブＷを巻取軸から取り出し製
品受け台Ｃへ移載する。

この上、下段の取り出しステーションＢ１からの満巻ウ
ェブＷの取り出しを終了した後、前記本体１１を前記退
避位置へ復帰させ、次の満巻ウェブＷの取り出しに備え
る。

前記実施例では連続ウェブを広幅ウェブとして説明した
が、単一のウェブとして説明したが、単一のウェブＷを
数本の細幅ウェブＷ２にスリット加工し、−本の巻取軸
Ｍにこれら細幅ウェブＷ２を間隔をおいて巻取り、これ
ら細幅ウェブＷ２間にも前記当接板３３を同時に差し込
み、前記同様に取り出すこともある。

くその他の実施例〉（請求項第１項、第４項記載の発明
の代表的な実施例） 前記実施例と異なる所は次の通りである。

即ち、前記実施例における前記ウェブ端面当接板３３を
予め巻取るウェブＷの幅寸法に合せて、ウェブ取り出し
本体１１に固装する。その他は第１実施例と同様である
。

従って、この実施例における満巻ウェブの取り出し方法
は前記実施例と大略同じであるが前記ウェブ端面当接板
３３の移動ロック工程が省略される。

ハ０発明の効果 請求項第１項、第２項記載の発明であるウェブの取出し
方法により、取出しステーションに位置決めされた満巻
ウェブをその荷重を崩すことなく巻芯と共に巻取軸から
安定良く、かつ迅速に抜取り、製品受台上へ移送し、移
動することが自動的に行える。

請求項第３項記載の関連発明の方法では前記特定発明の
効果に加えて、上、下段の巻取ステーションに位置する
満巻ウェブを順次連続して巻取軸から取り出すことがで
き、巻取機の稼動率を低下させることなく、能率良く満
巻ウェブを上、下交互に取り出すことができる。

請求項第４項、第５項記載の装置発明は、前記方法発明
の効果を発揮できる上に、前記取り出し本体に設けたウ
ェブ受け爪と満巻ウェブ端面当接板により２方向から満
巻ウェブを保持した状態で本体の動きのみで、この満巻
ウェブを巻取軸から取外し、製品受台上へ安定良く移送
できる。

更に、このウェブ受け爪の屈曲、伸展動作により、満巻
ウェブの保持とその保持力の開放を行うことができる。

即ち、ウェブ受け爪の屈曲時には、このウェブ受け爪は
７字状に起き上がり、満巻ウェブの下面を支えると共に
、製品受台に対して位置決めされた時は、ウェブ受け爪
の伸展により、このウェブ爪を案内片として満巻ウェブ
はこのウェブ爪上で転がり、製品受台上へ自重で移動す
るため、別途、満巻ウェブ製品受台への送り出し機構を
設けずに済み、この装置発明の構造を簡略化できる。

（実施例固有の効果） 第１実施例ではこのウェブ端面当接板３３は、その前端
縁が前記のように最大巻径外形に相似する形状に垂直な
舌片状に形成してあり、前記ウェブ取り出し本体１１に
組み込んだ第２エアシリンダ装置３６のピストンロッド
３７の先端に、エアチャフ型のロック装置３８と共に移
動するこのウェブ端面当接板３３が取付けられているた
め、単一のウェブ端面当接板３３を種々巻径の満巻ウェ
ブＷの取り出しに使用出来、装置全体の構造を簡素化で
きる。

更に、第１実施例においては、このウェブ端面当接板３
３の当接面には、満巻ウェブＷの一端面Ｗｌとの接触を
検出する接触センサー３９が取付けてあり、この接触セ
ンサー３９の検出信号に基すいて前記ロック装置３８は
作動しこの接触位置に、前記ウェブ端面当接板３３をロ
ックする構成としであるため、満巻ウェブＷの幅寸法（
長さ寸法）の広狭に関係なく、常に前記ウェブ端面当接
板３３の当接面を満巻ウェブＷの一端面Ｗ１の芯管Ｐ部
から外周部近くまでにわたって接触した位置に停止し固
定出来るために、この満巻ウェブＷの取出し時に巻取姿
勢が崩れてしまうのをおそれはしない。

次に前記その他の実施例では第１実施例のような当接板
３３の駆動装置であるエアシリンダ装置３６、及びその
チャック装置３８、接触センサー３９が不要となり、装
置全体の構造を簡略化でき、第１実施例と同様の効果を
発揮できる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明に係るもので、第１図はこの装置発明の第
１実施例の概略正面図、第２図はその要部横断面図、第
３図は第１図の右側面図、第４図巻取機の概略平面図、
第５図乃至第８図はその巻取ウェブの取り出し工程を示
す図、第９図は細幅ウェブに適用した場合の第２図同様
の平面図である。 図中の主な符号の説明 ２８・・・・・・ウェブ受け爪、 ３３・・・・・・満巻ウェブ端面当接板。 第Ａ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ターレツト型巻取機の巻取軸に差し込まれ固定され
   た巻芯に連続ウェブを巻取り、満巻になり次第、この巻
   取軸を取出しステーションに回動位置決めし、巻取軸か
   ら巻芯と共に満巻ウェブを取り出す方法において、 ａ）前記取出しステーションに満巻ウェブを回動位置決
   めした状態で、巻芯と平行な水平軸周りで傾動可能なウ
   ェブ受け爪を具備するウェブ取り出し本体を退避位置か
   ら取り出しステーション位置に移動させ、前記ウェブ受
   け爪をＶ字状に屈曲した姿勢で満巻ウェブの下面中央に
   ほゞ接触乃至極接近した位置に位置決めする工程。 ｂ）次いで、前記本体に設けた満巻ウェブ端面当接板を
   、満巻ウェブの一端面に当接し固定する工程。 ｃ）このようにして前記ウェブ受け爪と当接板により満
   巻ウェブを位置決め保持した状態で、巻取軸の巻芯把持
   力を開放し、受け爪上に満巻ウェブを載置し、巻取軸の
   一端を支持する軸受部材を巻取軸から外す工程。 ｄ）このように巻取軸の一端を取外した後、前記本体を
   前記巻取軸の軸線に沿って移動させ、前記ウェブ受け爪
   で満巻ウェブを支持し、且つ当接板で取り外すべき満巻
   ウェブの後端を押圧して前記巻取軸の一端から満巻ウェ
   ブを取り外す工程。 ｅ）この後、前記本体を初期の前記退避位置に戻す工程
   。 前記ａ）乃至ｅ）の工程を繰り返し行うことを特徴とす
   る巻取ウェブの取り出し方法。 ２）巻取機の巻取軸に差し込まれ固定された巻芯に連続
   ウェブを巻取り、満巻になり次第、この巻取軸を取出し
   ステーションに回動位置決めし、巻取軸から巻芯と共に
   満巻ウェブを取り出す方法において、 ａ）前記取出しステーションに満巻ウェブを回動位置決
   めした状態で、巻芯と平行な水平軸周りで揺動可能なウ
   ェブ受け爪を具備するウェブ取り出し本体を退避位置か
   ら取り出しステーション位置に移動させ、前記ウェブ受
   け爪をＶ字状に屈曲した姿勢で満巻ウェブの下面中央に
   ほゞ接触乃至極接近した位置に位置させる工程。 ｂ）次いで、前記本体に設けた満巻ウェブ端面当接板を
   、満巻ウェブの一端面に向け前記巻取軸の軸線と平行な
   方向に沿い移動させ、この端面に当接した状態で前記当
   接板を停止させこれをこの位置において前記ウェブ取り
   出し本体に固定する工程。 ｃ）このようにして前記ウェブ受け爪と当接板により満
   巻ウェブを位置決め保持した状態で、巻取軸の巻芯把持
   力を開放し、受け爪上に満巻ウェブを載置し、巻取軸の
   一端を支持する軸受部材を巻取軸から外した後この当接
   板を後方として前記本体を製品受台に向け移動させ巻取
   軸の前記一端から満巻ウェブを取り外す工程。 ｄ）この本体が前記製品受け台に対して位置決めした状
   態で、前記当接板を満巻ウェブから離反させ原位置へ復
   帰させると共に、ウェブ受け爪をの自由端その根元より
   若干低く傾斜させ、このウェブ受け爪に沿い製品受け台
   上へ満巻ウェブを送り出し移載する工程。 ｅ）この後、前記本体を初期の前記退避位置に戻す工程
   。 前記ａ）乃至ｅ）の工程を繰り返し行うことを特徴とす
   る巻取ウェブの取り出し方法。 ３）前記巻取機は巻取、取り出しステーションが上、下
   に２段有するもので、前記ａ）乃至ｄ）工程の一連の作
   業が、各段にわたり、連続的に行われるのを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の巻取ウェブの取り出し方法
   。 ４）ターレツト型巻取機であって、芯管を支持する巻取
   軸の一端を支持する軸受部材が、前記巻取軸に対して着
   脱自在となっていて、満巻ウェブと前記巻取軸を相対的
   に軸方向に移動して、満巻ウェブを巻取軸から取り出す
   装置において、ウェブの巻取作業時における退避位置と
   、満巻ウェブ取り出しステーション位置との間で移動可
   能に機枠にウェブ取り出し本体が設けてあり、このウェ
   ブ取り出し本体の一部には前記取り出しステーション側
   に張り出し前記巻取軸と平行な水平軸に、支持位置と放
   出位置との間で傾動可能に枢支されたウェブ受け爪が設
   けてあり、 更に、前記軸受部材が着脱する巻取軸の一端と反対側の
   満巻ウェブ端面に当接し取り出し時に後方から押圧する
   巻取ウェブ端面当接板が、前記ウェブ取り出し本体に設
   けてあり、前記ウェブ取り出し本体には、ウェブ受け爪
   傾動用の駆動装置が設けてあることを特徴とする巻取ウ
   ェブの取り出し装置。 ５）ターレツト型巻取機であって、芯管を支持する巻取
   軸の一端を支持する軸受部材が、前記巻取軸に対して着
   脱自在となっていて、満巻ウェブと前記巻取軸を相対的
   に軸方向に移動して、満巻ウェブを巻取軸から取り出す
   装置において、ウェブの巻取作業時における退避位置に
   あり、満巻ウェブ取り出し時には、取り出しステーショ
   ンに位置し、かつ受け取った満巻ウェブを製品受台に受
   け渡すべく、巻取軸方向及び上下方向に移動可能に機枠
   にウェブ取り出し本体が設けてあり、このウェブ取り出
   し本体の一部には前記取り出しステーション側に張り出
   し前記巻取軸と平行な水平軸に支持位置と放出位置との
   間で傾動可能に枢支されたウェブ受け爪が設けてあり、 更に、前記ウェブ取り出し本体には、前記ウェブ受け爪
   で支持される満巻ウェブの前記巻取軸とその軸受部材と
   が着脱する側とは反対側の端面にその軸方向より接離及
   び任意位置でロックできる巻取ウェブ端面当接板が設け
   てあり、 更に前記ウェブ取り出し本体には、ウェブ受け爪傾動用
   の駆動装置が設けてあることを特徴とする巻取ウェブの
   取り出し装置。