JPH04187908A - 燃焼器の燃焼制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、例えば石油ファンヒータ等、気化器を備え
た燃焼器の燃焼制御装置に関する。

（従来の技術） 気化器を備えた燃焼器は、運転が開始されると気化器ヒ
ータにより気化器を加熱するとともに気化器温度をサー
ミスタで検出し、気化器温度が燃料、例えば灯油を十分
に気化できる所定温度に達したことを検出するとタンク
から灯油を気化器に供給して気化させ、その気化ガスに
空気を混合させてバーナ部で燃焼動作を開始させるよう
になっている。

このような燃焼器において燃焼動作中にサーミスタがオ
ーブン状態あるいはショート状態になるとそれを検知し
て燃焼動作を停止させるものが知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかし従来の燃焼器は、運転開始後の気化器の予熱中に
おいてサーミスタかオープン状態あるいはショート状態
になってときの対策が取られていなかった。従って、予
熱中にサーミスタがオープン状態あるいはショート状態
になると、気化器か十分に加熱されていない状態でサー
ミスタか気化器が所定温度に達したことを検出してしま
い、このため気化器温度が低い状態で灯油が供給されて
しまい不完全燃焼を起こす問題があった。

そこでこの発明は、気化器温度を検出する温度検出手段
が予熱中に異常を起こしたときそれを検出して燃焼動作
の開始を禁止できる燃焼器の燃焼制御装置を提供しよう
とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は、気化器ヒータにより加熱される気化器及び
この気化器温度を検出する温度検出手段を備え、温度検
出手段が気化器か燃料の気化に必要な所定温度に達した
ことを検出したとき気化器に燃料を供給して気化させ燃
焼動作を行う燃燈器において、燃焼動作の停止時から次
回の運転開始時までの消火時間を計測する消火時間計測
手段と、消火時間計測手段によ□り計測された消火時間
に基づいて気化器温度が所定温度に達するまでの予測予
熱時間を算出する予測予熱時間算出手段と、運転開始後
において気化器温度か温度検出手段による検出動作によ
り実際に所定温度に達するまでの予熱時間を計測する実
子熱時間計測手段と、予測予熱時間算出手段により予測
された予熱時間と実子熱時間計測手段により計測された
実際の予熱時間を比較する比較手段と、この比較手段に
より実際の予熱時間が予測された予熱時間よりも短いと
判断されると、燃焼動作の開始を禁止させる燃焼禁止手
段とからなるものである。

（作用） 燃焼動作の停止時から次回の運転開始時までの消火時間
か消火時間計測手段により計測される。

そしてこの計測された消火時間に基づいて気化器温度が
所定温度に達するまでの予測予熱時間が算出される。

運転が開始されると、気化器ヒータにより気化器が加熱
され、そのときの気化器温度が所定温度に達するまでの
実際の予熱時間が計測される。

そして温度検出手段が気化器温度が所定温度に達したこ
とを検出したときの実際の予熱時間と予測予熱時間が比
較され、実際の予熱時間が予測予熱時間よりも短い場合
、燃焼動作の開始を禁止させる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

なお、この実施例はこの発明を石油ファンヒータに適用
したものについて述べる。

第１図において、１は商用交流電源で、この商用交流電
源１に直流安定化電源回路２を接続している。この直流
安定化電源回路２は後述する制御回路へ６に直流電圧＋
ＥＶを出力するようになっている。

前記商用交流電源１にはまた、気化器３を加熱する気化
器ヒータ４と後述する第１のリレーの常開接点５との直
列回路か接続されると共に後述する第２のリレーの常開
接点６を介して電磁ポンプ７、ファンモータ８並びに点
火トランス９かそれぞれ接続されている。

前記電磁ポンプ７はタンク内の灯油を前記気化器３に供
給する動作を行い、前記ファンモータ８は前記気化器３
により気化された灯油に空気を混合してバーナ一部（図
示せず）に供給するとともに温風を外部へ排出させるフ
ァン（図示せず）の駆動を行い、前記点火トランス９は
前記バーナー部において気化ガスを点火させる動作を行
うようになっている。

第２図は制御回路を示すもので、１０は制御部本体を構
成するマイクロコンピュータである。

このマイクロコンピュータ１０は内部にＣＰＵ。

ＲＯＭ、ＲＡＭ、時計回路等が収納され、入力端子には
Ａ／Ｄ変換回路を備えている。そしてＲＡＭ内には時間
をカウントするカウンタが設けられている。

そしてこのマイクロコンピュータ１０には前記直流安定
化電源回路２から＋ＥＶが供給されている。

前記マイクロコンピュータ１０のＩ。入力端子１０ａと
＋ＥＶ端子との間には運転スイッチ１１が接続されてい
る。

温度検出手段としてのサーミスタ１２と抵抗１３との直
列回路が前記＋ＥＶ端子と接地間に接続され、そのサー
ミスタ１２と抵抗１３の接続点を前記マイクロコンピュ
ータ１０の１．入力端子１０ｂに接続している。

前記マイクロコンピュータ１０の０１出力端子１０ｃは
第１のインバータ回路１４を介して第１のリレー１５の
一端に接続され、また０２出力端子１０ｄは第２のイン
バータ回路１６を介して第２のリレー１７の一端に接続
されている。前記第１のリレー１５の他端および前記第
２のリレー１７の他端は共に＋ＥＶに接続されている。

第３図は前記マイクロコンピュータ１０か行う要部処理
の流れ図である。

この処理は先ず前記運転スイッチ１１かＯＮＬでいるか
否かを判断し、ＯＮでなければカウンタにより消火時間
の計測を行う。（消火時間計測手段） そしてこの消火時間の計測結果に応して気化器温度を最
低限必要とされる所定温度に上げるまでの予測予熱時間
を算出し設定を行う。（予測予熱時間算出手段） そしてその他各種制御を行って処理の最初に戻るように
なっている。

運転スイッチ１１かＯＮのときは燃焼中か否かを判断し
、燃焼中のときは燃焼制御、さらに各種制御を行って処
理の最初に戻るようになっている。

また燃焼中でなければ、前記マイクロコンピュータ１０
の０１出力端子１０ｃをハイレベルにする。これにより
前記第１のリレー１５か動作しその常開接点らがＯＮ状
態になって前記気化器ヒータ４に通電が行われる。

また同時にカウンタにより実際の予熱時間を計測する。

（実子熱時間計測手段） 続いて実際に計測された予熱時間と消火期間中において
予測設定された予熱時間が比較される。

（比較手段） そして実際に計測された予熱時間よりも予測設定された
予熱時間が短ければ、続いてサーミスタ１２が所定温度
を検出して予熱完了になったか否かがチエツクされる。

その結果予熱完了でなければ、各種制御を行って処理の
最初に戻る。また予熱完了になっていれば、前記マイク
ロコンピュータ１０の前記０２端子をハイレベルにする
。これにより前記第２のリレー１７が動作してその常開
接点６がＯＮ状態になって、前記電磁ポンプ７、前記フ
ァンモータ８および前記点火トランス９がそれぞれ動作
し燃焼動作が開始される。そして燃焼制御が行われ、さ
らに各種制御を行って、処理の最初に戻るようになって
いる。

また実際に計測された予熱時間よりも予測設定された予
熱時間が長ければ、続いてサーミスタ１２が所定温度を
検出して予熱完了になったか否かがチエツクされる。そ
の結果予熱完了でなければ、各種制御を行って処理の最
初に戻る。また予熱完了になっていれば、気化器３の温
度か実際は所定温度に達していないにもかかわらずサー
ミスタ１２か所定温度に達したことを検出したと判断し
、燃焼禁止制御を行う。これは前記マイクロコンピュー
タ１０の０１出力端子１０ｃおよびｏ２出力端子１０ｄ
をローレベルにする。

このような構成の実施例においては、運転スイッチ１１
をＯＦＦしている消火期間中においては、運転を停止し
てからの、つまり消火動作を行ってからの消火時間をカ
ウンタで計測し、がっその計測消火時間から気化器温度
を最低限必要とされる所定温度に上げるまでの予熱時間
を算出して設定する。

その後運転スイッチ１１かＯＮされると気化器ヒータ４
への通電が開始される。このときカウンタにより予熱時
間が計測される。

なお、運転スイッチ１１がＯＮされると消火期間が終了
するので、最終的な予測予熱時間が決定される。

気化器ヒータ４への通電が行われている期間ではカウン
タか計測する実際の予熱時間と前回の消火期間により設
定された予測予熱時間を比較し、実際の予熱時間か予測
予熱時間に達する前にサーミスタ１２か気化器が所定温
度に達したことを検出すると、これはサーミスタ１２に
異常が発生したと判断して第１のリレー１５の常開接点
５および第２のリレー１７の常開接点６を開放保持させ
る。これにより気化器ヒータ４への通電が停止される。

また電磁ポンプ７、ファンモータ８、点火トランス９か
動作を開始されることはなく燃焼動作の開始が県北され
る。

また実際の予熱時間が予測予熱時間に達した後にサーミ
スタ１２か気化器が所定温度に達したことを検出すると
、これはサーミスタ１２が正常に動作していると判断し
て第２のリレー１７の常開接点６を閉成し、電磁ポンプ
７、ファンモータ８、点火トランス９を動作させて燃焼
動作を開始させる。

このように気化器３の予熱期間中においてサーミスタ１
２に異常か発生したときには、それを検出して燃焼動作
の開始を禁止できるので、気化器温度の低い状態での灯
油供給によって発生する不完全燃焼という問題か起きる
虞はない。

なお、前記実施例はこの発明を石油ファンヒータに適用
したものについて述べたか必すしもこれに限定されるも
のでないのは勿論である。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、気化器温度を検
出する温度検出手段が予熱中に異常を起こしたときそれ
を検出して燃焼動作の開始を禁止できる燃焼器の燃焼制
御装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図及び第２
図は回路構成図、第３図はマイクロコンピュータが行う
処理の流れ図である。 ３・・・気化器、 ４・・・気化器ヒータ、 １０・・・マイクロコンピュータ、 １１・・運転スイッチ、 １２・・・サーミスタ、 １５・・・第１のリレー、 １７・・・第２のリレー。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 気化器ヒータにより加熱される気化器及びこの気化器温
   度を検出する温度検出手段を備え、前記温度検出手段が
   気化器が燃料の気化に必要な所定温度に達したことを検
   出したとき前記気化器に燃料を供給して気化させ燃焼動
   作を行う燃焼器において、燃焼動作の停止時から次回の
   運転開始時までの消火時間を計測する消火時間計測手段
   と、前記消火時間計測手段により計測された消火時間に
   基づいて前記気化器温度が所定温度に達するまでの予測
   予熱時間を算出する予測予熱時間算出手段と、運転開始
   後において前記気化器温度が前記温度検出手段による検
   出動作により実際に所定温度に達するまでの予熱時間を
   計測する実子熱時間計測手段と、前記予測予熱時間算出
   手段により予測された予熱時間と前記実子熱時間計測手
   段により計測された実際の予熱時間を比較する比較手段
   と、この比較手段により実際の予熱時間が予測された予
   熱時間よりも短いと判断されると、燃焼動作の開始を禁
   止させる燃焼禁止手段とからなることを特徴とする燃焼
   器の燃焼制御装置。