JP2844790B2 - 油燃焼機 - Google Patents

油燃焼機

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一郎 奈須
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、油燃焼機の気化筒温度制御に関するもので
ある。
従来の技術 従来、この種の油燃焼機は、第4図に示すように構成
され、1は熱交換器、2は熱交換器1を加熱するバー
ナ、3はバーナ2へ気化灯油を送る気化部、4は気化部
に内蔵された気化用ヒータ、5は気化部の温度を検出す
るための気化部サーミスタ、6は気化部3に灯油を送る
ためのパルスポンプ、7は燃焼用空気をバーナ2に供給
する送風モータ、8はこれらの負荷を制御する制御器で
ある。
次に前記制御器8のブロック図を第5図に示す。
第5図において、9は運転スイッチ、10は運転スイッ
チの入力を行なう入力回路、11は入力回路10の信号を受
けてバーナ2の燃焼を制御する燃焼制御回路で、送風モ
ータ7及びパルスポンプ6、気化用ヒータ4を制御す
る。また、12は気化部サーミスタ5の入力回路、13は気
化部サーミスタ5の断線判定タイマ回路で、どちらも断
線検出回路14に接続され、気化用ヒータ4を異常停止す
る。
この構成により、まず運転スイッチ9がONされると、
その信号が入力回路10に取り込まれ、燃焼制御回路11を
介してヒータ4がONされ、気化部の予熱が開始される。
また、同時に断線判定タイマ13が駆動され、これがタイ
ムアップした時点でサーミスタ5の信号が入力回路12を
介して気化部温度検定回路に取り込まれ、気化部の温度
が所定の温度以上になったかどうかを判断する。そし
て、所定の温度以下であれば、断線あるいは加熱不良と
してモータ4をOFFする。
ここで、断線判定タイマが必要な理由は、一般に気化
部の温度は、250℃程度に制御されるため、そのセンサ
には高温用のサーミスタを用いることが普通で、従って
予熱開始時の常温状態では、サーミスタの抵抗値が高
く、断線状態との区別ができない。そのため、所定時間
ヒータに通電して気化部の温度を上げてから判定するこ
とが必要なためである。
また、所定の温度以上に上昇した後に、燃焼状態とな
った場合も良好な燃焼を行なうに充分な気化灯油を発生
させるだけの温度を気化部が保持しているかを、常に入
力回路12を介して気化部温度検出回路に取り込み、燃焼
能力オーバー等により気化部の温度が、所定の温度以下
になった場合は、断線あるいは加熱不良としてヒータ4
をOFFする。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、運転スイッチ9
が操作されると、ヒータ4がONし、断線判定タイマ13で
決められた所定時間通電された後、断線検出を行なう事
になる。ここで断線あるいは加熱不良と判断する温度
を、良好な燃焼を行なうに充分な気化灯油を発生させる
だけの温度とした場合は、断線判定タイマ13の時間は、
気化部3温度が、常温から良好な燃焼を行なうに充分な
気化灯油を発生させるだけの温度まで上昇する時間に加
え、機器の設置環境による温度上昇のバラツキをも考慮
する必要があるために、断線検出あるいは、加熱不良と
判断するまでにかなりの時間を要することになる。
また、断線検出あるいは、加熱不良と判断するまでの
時間を短縮するために、良好な燃焼を行なうに充分を気
化灯油を発生させるだけの温度よりかなり下回った温度
に設定した場合は、一旦、気化部の温度が所定の温度と
なり、燃焼状態となった場合に、燃焼能力オーバー等に
より気化部3の温度が、良好な燃焼を行なうに充分な気
化灯油を発生させるだけの温度以下になった場合つまり
気化不良時においても、断線検出あるいは加熱不良と判
断し、ヒータ4をOFFするまでにかなりの時間気化不良
状態で燃焼を継続し続けることになり、紫煙、白煙等の
有毒ガスの発生や、気化部3内のタール付着による機器
寿命の低下といった課題があった。
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、短時間
で断線検出を行い、良好な燃焼を行なうに充分な気化灯
油を発生させるだけの温度以下になった場合加熱不良と
判断する、安全な機器状態を行える気化筒の温度制御を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の油燃焼機は、液体
燃料を気化する気化部と、前記気化部を加熱する気化部
加熱手段と、前記気化部の温度を検出する気化部温度検
出手段とを有し、前記気化部の加熱時、気化部加熱不良
と判断する第一を温度と、第一の温度より低い第二の温
度を用い、気化部温度が第二の温度以下から前記気化部
加熱手段により加熱開始後、所定時間以内に第二の温度
まで上昇しない場合、前記気化部加熱手段を停止する異
常処理を行い、一旦第一の温度まで上昇した場合は以
後、第一の温度を下回った場合に、前記気化部加熱手段
を停止する異常処理を行う制御部を備えたものである。
作用 本発明は上記の構成によって、常温から気化部を加熱
する場合は、断線検知だけを目的とした第二の温度を気
化部加熱手段を停止させる異常処理を行う温度とするた
め機器の設置時における気化部温度検出手段の結線ミス
や、寿命低下時の素子不良に発見を短時間で行なうこと
ができるうえに、断線時の検出時間が短いために、断線
状態で気化部を加熱した場合も短時間で断線検知後、異
常処理を行なうため使用者に異常状態の解除を連続で行
われた場合も気化部の連続加熱時間は短時間のため、気
化部熱溶解の危険性も低減できる。
また一旦、気化部の温度が第二の温度まで上昇した場
合は、以後第二の温度よりも高い良好な燃焼を行なうに
充分な気化灯油を発生させるだけの温度の第一の温度は
気化部加熱手段を停止させる異常処理を行う温度とする
ため、燃焼状態における気化不良状態を即座に検知し、
常に良好な燃焼状態を提供できるものとなっている。
実施例 以下、本発明の一実施例の油燃焼機を添付図面に基づ
いて説明する。
第1図は、本発明におけるブロック図で、油燃焼機全
体の一部である。3は気化部、15は気化部を加熱する気
化部加熱手段で、ヒータ4に相当する。16は気化部3の
温度を検出する気化部温度検出手段で、気化部サーミス
タ5の相当する。17は制御部で良好な燃焼を行なうに充
分な気化灯油を発生させるだけの温度である第一の温度
と、第一温度よりも低い第二の温度を、気化部温度検出
手段16より得られる気化部3の温度と監視比較すること
により、気化部温度検出手段16の断線あるいは、気化部
加熱手段15の故障を検出するとともに機器の良好な燃焼
状態を確保するために、気化部加熱手段15の起動、停止
を行なう。
第2図は本発明に於ける一実施例の簡略回路図で、油
燃焼機全体回路において、本発明に関係のある部分につ
いて記載したものであり、第3図は同例(第2図の回
路)における気化部温度の正常時と異常時を回路中の電
圧で示したグラフで、気化部故障検出の制御を第2図,
第3図を用いて説明する。
9は運転スイッチで、18はRAM・ROM・A/Dポートを有
するいわゆるワンチップマイクロコンピュータ(以下、
マイコンと称する)、19・25・28はトランジスタ、23・
29は比較器、20a・20bはヒータ4を通電するリレー、4
はヒータ、5はサーミスタ(本実施例では、温度と抵抗
値が反比例の関係にある負特性サーミスタ)、34は交流
電源、21・22・24・25・26・27・30・31・32・33は抵抗
で、15はヒータ4、リレー20a・b、交流電源34からな
る気化部加熱手段、16はサーミスタ5、比較器29、トラ
ンジスタ28、抵抗25・26・27・30からなる気化部温度検
出手段である。
まず、電源SW9がONされると、マイコン18は所定の時
間トランジスタ19を強制ONし、リレーコイル20aを励磁
し、ヒータ4を通電し気化部3を加熱する。所定時間経
過後、マイコン18はトランジスタ19をOFFとするととも
に、比較器29により、サーミスタ5と抵抗30の分圧電圧
で表される気化部3の温度と、抵抗25・26の分圧電圧で
表される第二の温度との比較を行い、気化部3温度が第
二の温度よりも高い場合(比較器29の反転入力電圧が第
二の温度相当電圧よりも低い)は、正常として気化部3
温度と比較する温度を、気化不良検出温度である第一の
温度に切り換えるためにトランジスタ28をONさせて比較
器29の非反転入力電圧をさげる。以後、気化部3の温度
は、第一の温度以上で監視されることになる。比較器23
は気化部3の温度制御用であり、気化部3の温度である
サーミスタ5と抵抗30の分圧電圧は、抵抗21・22の分圧
電圧である気化部3の基準温度と比較し、気化部3温度
が低い場合トランジスタ25をONしてリレー20を駆動しヒ
ータ4に通電を行い気化部3の温度を一定に制御する。
24は比較器23の出力ディファレンシャル用抵抗である。
(以上、第3図(a)正常時) サーミスタ5の接続ミスや断線時においては、運転ス
イッチON後、所定時間ヒータ4を通電してもサーミスタ
5と抵抗30の分圧電圧は変化することがないため(比較
器29の反転入力電圧が第二の温度相当電圧よりも低
い)、所定時間経過後、抵抗25・26の分圧電圧で表され
る第二の温度と比較され、比較器29が断線を検出しトラ
ンジスタ25を強制OFFさせる。(以上、第3図(b)断
線時) 運転スイッチONにより、ヒータ4に所定時間通電のた
め気化部温度が第二の温度以上になっていた場合は、気
化部の比較温度を気化不良検出温度である第一の温度に
切り換えるためにトランジスタ28をONさせて比較器29の
非反転入力電圧をさげる、その後能力オーバー等の理由
により気化部温度であるサーミスタ5と抵抗30の分圧電
圧が、気化不良検出温度である抵抗26・27の合成抵抗と
抵抗25の分圧電圧(第一の温度相当電圧)を越えた場合
は、気化不良発生として、比較器29によりトランジスタ
25をOFFさせることにより、リレー20をOFFされる異常処
理を行なうものである。(以上、第3図(c)気化不良
時) 発明の効果 以上のように本発明の油燃焼機によれば次の効果が得
られる。
気化部の故障検出レベルを2つ用い、断線の検出には
断線検知だけを目的とした良好な燃焼を行なうに充分な
気化灯油を発生されるだけの温度よりも低い第二の温度
を気化部加熱手段を停止させる異常処理を行う温度とし
ているために断線検出時間の短縮を図ることができると
ともに、断線時に使用者が機器の運転を繰り返した場合
においても、短時間で断線の検出ができるため、気化部
を連続加熱で溶解させてしまうといった二次的な機器の
損傷の恐れを低減することができる。また非断線時は異
常処理を行なう第一の温度を良好な燃焼を行なうに充分
な気化灯油を発生させるだけの温度とするために、従来
の油燃焼機において課題となっていた、人体に有害な紫
煙、白煙等が発生する気化不良の状態で燃焼を継続する
といったことがなく、故障検出時間の短縮、安全性の向
上の面において著しい効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す油燃焼機のブロック
図、第2図は同油燃焼機の回路図、第3図は同油燃焼機
の温度特性図、第4図は従来例の油燃焼機のシステムを
示す構成図、第5図は同油燃焼機のブロック図である。 3……気化部、15……気化部加熱手段、16……気化部温
度検出手段、17……制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 伸二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 篠田 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−142119(JP,A) 実開 昭61−84367(JP,U) 実開 昭59−186646(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石油等の液体燃料を気化する気化部と、前
    記気化部を加熱する気化部加熱手段と、前記気化部の温
    度を検出する気化部温度検出手段とを有し、かつ前記気
    化部の加熱時、前記気化部加熱不良と判断する第一の温
    度と、第一の温度より低い第二の温度を用い、前記気化
    部温度が第二の温度以下から前記気化部加熱手段により
    加熱開始後、所定時間以内に第二の温度まで上昇しない
    場合、前記気化部加熱手段を停止する異常処理を行い、
    一旦第一の温度まで上昇した場合は以後、第一の温度を
    下回った場合に、前記気化部加熱手段を停止する異常処
    理を行う制御部から構成される油燃焼。
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