JPH04187891A - ベーンポンプの消音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気等の気体を取扱う真空用、圧縮用又は
両用のベーンポンプの消音装置に関する。

［従来の技術］ 第３図は従来例の断面図であってシリンダ１の内部に偏
心したロータ２を設け、このロータに設けた複数の径方
向の溝３に可動のベーン４を装入し、このベーンと前記
シリンダと前記ロータの軸方向端面をカバー５ａ、５ｂ
で覆う、よく知られたベーンポンプである。一方のカバ
ー５８は電動機６のブラケットも兼ねている。シリンダ
１の吐出管７ｄに連通してシリンダ１の外側に消音箱８
が設けられ、接続口９ｄで外部に接続される。前記消音
箱８にはシリンダ１の図示しない吸込管に連通した図示
しない吸込側の消音箱が一体形成される。

〔発明が解決しようとする課題］ 前記の従来の技術において、一般に騒音は主にシリンダ
内の吸込通路及び吐出通路をベーンが通過する時に発生
するとされ、吸込側及び吐出側の気体を伝ばする騒音は
消音器によって、かなり減衰する。しかしシリンダ及び
カバーの壁面を伝って来る騒音もあるはずで、消音器を
大がかりにしても騒音はかなりのレベルにとどまる。

また温度上昇に関して言えば、カバーやシリンダの温度
が高く、電動機の温度上昇にも影響し、高温の吐出気体
が対象物に悪影響を及ぼす。

この発明の目的は、消音効果が大きく、望ましくは冷却
効果も大きいベーンポンプの消音装置を提供することに
ある。

（課題を解決するための手段］ この発明Ｉのベーンポンプの消音装置は、シリンダ１の
内部に偏心したロータ２を設け、このロータに設けた複
数の径方向の溝３に可動のへ一部４を装入し、このベー
ンと前記シリンダと前記ロータの軸方向端面をカバー１
５ｂで覆うへ一部ボンプの消音装置において、 前記カバー１５ｂを覆って、吸込通路１３ｓと吐出通路
１３ｄとを備えた金属製の消音箱１２を設けるものであ
る。

発明２のベーンポンプの消音装置は発明１において、 前記消音箱１２内に多孔質の吸音材１４を内張すするも
のである。

発明３のベーンポンプの消音装置は発明Ｉ又は２におい
て、 前記消音箱１２を前記シリンダ１の外周１ａまで延設す
る延設部１２ａを備えるものである。

発明４のベーンポンプの消音装置は発明１，２又は３に
おいて、 前記消音箱１２の内側又は外側に冷却フィン１６を設け
るものである。

〔作用〕

一般に空気機械の騒音防止にはウレタンゴム等の多孔質
の吸音材に吸音させる方法と質量のある壁でなるべく密
閉するように覆って遮音する方法等がある。

発明１において、シリンダ内において発生する騒音は面
積の比較的大きいカバーに設けた金属製の消音箱で遅閉
されて防音効果が大きい。同時番こベーンポンプの表面
積が消音箱の分だけ大きくなって冷却効果が向上する。

消音箱は断熱作用もあるが、金属製なのでシリンダの軸
方向部分の消音箱の部分による冷却のほか、吐出通路、
吸込通路からの伝熱が前記断熱作用を超える冷却を示す
。

発明２において、更に消音箱の多孔質の吸音材は取扱い
気体を伝わる騒音を低下させる。これは吐出側と同様、
吸込側にも効果がある。

発明３において、消音箱をシリンダ外周まで延設するの
で更に遮音効果が上る。

発明４において、冷却フィンが冷却を促進する。

〔実施例〕

第１図は実施例の断面図であって第２図のＩＩ断面を示
し、第２図は第１図の■−■断面図である。従来例及び
各図において、同一符号を付けるものはおよそ同一機能
を持ち、重複説明を省くこともある。

図においてシリンダ１の内部に偏心したロータ２を設け
、このロータに設けた複数の径方向の溝３に可動のベー
ン４を装入し、このベーンと前記シリンダと前記ロータ
の軸方向端面をカバー５ａ＋１５ｂで覆う点は従来例と
同様なベーンポンプである。

実施例の特徴的な構造として、前記他方のカバー１５ｂ
は消音箱カバー１１を備える消音箱１２の一部で形成さ
れる。そしてこの消音箱１２内に吐出通路１３ｄ、吸込
通路１３ｓを形成し、これらの通路をシリンダ１の吐出
管７ｄ、吸込管７ｓに連通させる一方、それぞれ接続口
９ｄ、９ｓで外部に接続する。なお消音箱は図示とは逆
に、シリンダ側が一枚の板で、外側が吐出通路１３ｄと
吸込通路１３ｓを持つ構造でも何らさしつかえない。

前記吐出通路１３ｄ又は吸込通路１３ｓに多孔質の吸音
材１４を内張すするが、消音箱１２にケ−シンク１の外
周１ａに延設される延設部１２ａを備えるようにしたり
、この延設部１２ａ又は消音箱カバー１１に冷却フィン
１６を設けるとよい。

冷却フィンは吐出通路１３ｄ又は吸込通路１３ｓ内に設
ければ気体からよく熱を奪って消音箱１２からの冷却を
促進する。

〔発明の効果］ この発明群のベーンポンプの消音装置は、シリンダの内
部に偏心したロータを設け、このロータに設けた複数の
径方向の溝に可動のベーンを装入し、このベーンと前記
シリンダと前記ロータの軸方向端面をカバーで覆うベー
ンポンプの消音装置において、 前記カバーを覆って、吸込通路と吐出通路とを備えた金
属製の消音箱を設けるようにしたので、ベーンポンプの
前面の比較的面積の大きいカバーに金属製の消音箱によ
る遮音作用を発揮させることにより騒音が著しく減少す
ると共に、冷却面積が増してよく冷却されるという効果
がある。そしてこの消音箱による遮音作用をシリンダ外
周にまで及ぶようにしたり、消音箱に吸音材を内張すし
て騒音を更に低下させたり、冷却フィンを設けて冷却を
より向上させたりするという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の断面図であって第２図の１−１断面を
示し、第２図は第１図の■−■断面図であり、第３図は
従来例の断面図である。 ■・・・シリンダ、２・・・ロータ、３・・・溝、４・
・・へ−ン、５ａ、５ｂ、１５ｂ＝−カバー、１１　・
・・消音箱カバー、１２・・・消音箱、１３ｄ・・・吐
出通路、１３ｓ・・・吸込通路、１４・・・吸音材、１
６・・・冷却フィン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）シリンダの内部に偏心したロータを設け、このロー
   タに設けた複数の径方向の溝に可動のベーンを装入し、
   このベーンと前記シリンダと前記ロータの軸方向端面を
   カバーで覆うベーンポンプの消音装置において、 前記カバーを覆って、吸込通路と吐出通路とを備えた金
   属製の消音箱を設けることを特徴とするベーンポンプの
   消音装置。 ２）請求項１記載のベーンポンプの消音装置において、 前記消音箱内に多孔質の吸音材を内張りすることを特徴
   とするベーンポンプの消音装置。 ３）請求項１又は２記載のベーンポンプの消音装置にお
   いて、 前記消音箱を前記シリンダの外周まで延設する延設部を
   備えることを特徴とするベーンポンプの消音装置。 ４）請求項１、２又は３記載のベーンポンプの消音装置
   において、 前記消音箱の内側又は外側に冷却フィンを設けることを
   特徴とするベーンポンプの消音装置。