JPH04187766A - マグネトロン・スパッタリング装置用磁気回路装置 - Google Patents

マグネトロン・スパッタリング装置用磁気回路装置

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JPH04187766A
JPH04187766A JP31607590A JP31607590A JPH04187766A JP H04187766 A JPH04187766 A JP H04187766A JP 31607590 A JP31607590 A JP 31607590A JP 31607590 A JP31607590 A JP 31607590A JP H04187766 A JPH04187766 A JP H04187766A
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magnetic
target
magnetic flux
circuit device
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JP31607590A
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Masami Oguriyama
小栗山 正美
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁界の作用てターケ/(−がら放出される電
子を閉じ込め電子密度を高めることにより2高密度のプ
ラスマを発生させ、高い成膜密度を得るようにしたマク
ネトロン スパッタ1.に・)装置用磁気回路装置に係
り、と<6.:ターを+l肉に+−行な磁界を広範囲に
形成するためのマグネトロン・スバ・ツタリング装置用
磁気回路装置に関する。
(発明の概要) 本発明は、磁界の作用でターゲットから放出される電子
を閉じ込め電子密度を高めることにより、高密度のプラ
ズマを発生させ、高い成膜密度を得るようにしたマグネ
トロン・スパッタリング装置用磁気回路装置において、
永久磁石配置を工夫してターゲツト面に平行な磁界をタ
ーゲットのほぼ全域に広げ、侵食領域の拡大(エロージ
ョンの拡大)を図り、ひいては成膜の均一性の向上やタ
ーゲツト材の有効利用を図るようにしたものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)第21
図は一般的なマグネトロン・スパッタリング装置用磁気
回路装置を示す第1従来例であって、特公昭58−55
228号の第1図等に開示されたものでバる。この第2
1図の第1従来例は非磁性ターゲット用であり、1は環
状等の外側永久磁石、2はその中心部に配置された内側
永久磁石、斜線部である3は鉄等の磁気ヨーク、及び4
は非磁性ターゲットである。マグネトロン スパッタリ
ング装置の陰極は非磁性ターゲツト4自体が導電性であ
ればこれを利用可能であるが、ターゲット4が非導電性
であればターゲット4を支持する導体板(図示省略)を
陰極とする。
この第21図の構成において、ターゲット表面近傍に発
生する水平方向の磁界とこれに直交する電界とにより荷
電粒子は閉し込められ高密度プラズマ領域が形成される
ことになる。
ところで、第21図の第1従来例では、基板(ウェハー
)の成膜を広範囲にわたり均一化するために磁気回路装
置の外径を大きくすると、これに伴い磁気回路装置の高
さも大きくする必要がある。
すなわち、外径のみを拡大したのでは、個々の永久磁石
の両端の磁極間を結ぶ向きの磁束が多くなり、外側永久
磁石1の先端面の磁極とこれと逆極性の内側永久磁石2
の先端面の磁極間の磁束が減少してしまうからである。
このような状況を第22図乃至第24図で示す。
第22図は、第21図の第1従来例において、外側永久
磁石1として外径2QQmm、厚み10mm、高さ30
ffII11の円環状フェライト永久磁石を用い、内側
永久磁石2として外径3Qmmて高さ30mmの円柱状
フェライト永久磁石を用いた場合における、永久磁石1
.2の先端面より上方に20mmM間した高さでの水平
方向の磁束密度Bxと垂直方向の磁束密度Byを示す。
但し、ここで水平方向とはターゲット表面に平行な方向
であり、垂直方向とはターゲット表面に垂直な方向であ
る。横軸は内側永久磁石中心軸からのX方向距離(半径
方向距離)である。第23図は第1従来例の場合の磁力
線を示し、第24図は磁束の向きと大きさを示すベクト
ル図であり、測定条件は第22図と同じである。但し、
第24図で磁束の向きは矢印の向きで示され、磁束の大
きさは矢印の長さで示される。
これらの図から、外側永久磁石1の先端面の磁極と内側
永久磁石2の先端面の磁極間の磁束が少なく、ターゲッ
ト4の表面近傍における磁束密度が270カウス(すな
わち27X10−’テスラ)以下で磁界の強度か不足し
ていることがわかる。
また、第21図の第1従来例は、仮に磁気回路装置の高
さを増大させ、ターゲット4の表面近傍における磁界を
強力にしたとしても、ターゲットの侵食領域が狭く、タ
ーゲツト材の有効利用の面においても問題があった。
第21図の第1従来例を改良したものが第25図に示す
第2従来例である。この第2従来例では、は環状等の外
側永久磁石1、その中心部に配置された内側永久磁石2
、鉄等の磁気ヨーク3に加えて外側永久磁石内面及び内
側永久磁石側面の先端部間に横向きに環状等の付加永久
磁石5を設けている。ターゲット4は非磁性でも強磁性
でも良い。
この第2従来例の場合、付加永久磁石5の磁極を近接す
る永久磁石1.2の磁極と同極性とし、付加永久磁石5
のNiからターゲット側を通過して当該永久磁石5のS
様に至る磁束の流れによって非磁性又は強磁性のターゲ
ット4の表面近接の磁界の強さを幾分増すことが可能で
ある。しがし、付加永久磁石5に平行に磁気ヨーク3が
存在しているため、付加永久磁石5のN極がらヨーク側
を通過してS極に至る磁束の流れも多くなり、付加永久
磁石5を設けたことによる効果が減殺される嫌いがある
。また、外側永久磁石1からヨーク3を通って内側永久
磁石2に向かう磁束によりヨーク3が磁化された状態に
なるべきであったのが付加永久磁石5の磁束か逆向きに
加わりヨーク3の磁化をキャンセルしてしまい、外側永
久磁石1のN極から内側永久磁石2のS極に向かう磁束
を減少させてしまう問題もあった。
第26図は上述の第2従来例に類似しまた第3従来例で
あり、付加永久磁石を第1付加永久磁石5Aと第2付加
永久磁石5Bの2個に分割したものである。性能は第2
従来例と実質的に同じものて・ある。
第27図は、第26図の第3従来例において、外側永久
磁石1として外径200mm、Nみ10mm、高さ30
mmの円環状フェライト永久磁石を用い、内側永久磁石
2として外径30+nmで高さ3Qmmの円柱状フェラ
イト永久磁石を用い、付加永久磁石5Aとして外径17
5n+m、内径120mmの円環状フェライト永久磁石
き用い、け加永久磁石5Bとして外径90Ilffl、
内径35mmの円環状フェライト永久磁石を用いた場合
における、永久磁石1,2の先端面より上方に20mm
14間した高さでの水平方向の磁束密度Bxと垂直方向
の磁束密度BS+を示す。但し、横軸は内側永久磁石中
心軸からのX方向距離(半径方向距離)であって、ター
ゲ・/トか非磁性の場合を想定している。第28図は第
3従来例の場合の磁力線を示し、第29図は磁束の向き
と大きさを示すベクトル図であり、測定条件は第27図
と同しである。
これらの図から、付加永久磁石5A、5Bのヨーク側を
回る磁束が多く、前述のような第2従来例の所で述べた
不都合が生じることがわかる。
第30図乃至第32図は、第26図の第3従来例におい
て、ターゲット4が強磁性の場合のテークであって、第
30[]は外側永久磁石1として外径150mm、厚み
11mm、高さ25m+nの円環状希土類永久磁石を用
い、内側永久磁石2として外径25mmで高さ25mm
の円柱状希土類永久磁石を用い、付加永久磁石5Aとし
て外径120mm、内径8ヲ+n +nの円環状希土類
永久磁石を用い、付加永久磁石5Bとして外径65mm
、内径30mmの円環状希土類永久磁石を用いた場合に
おける、強磁性ターゲット(Tb:3FesyCo:o
)4の上面より上方に1mm離間した高さでの水平方向
の磁束密度B×と垂直方向の磁束密度Byを示す。但し
、横軸は内側永久磁石中心軸からのX方向距離(半径方
向距離1)である、第31図は第3従来例て強磁性ター
ゲットの場合の磁力線を示し、第32図は磁束の向きと
大きさを示すベクトル図であり、測定条件は第30図と
同じである。
これらの図から、強磁性ターゲットの場合でも付加永久
磁石5A、5Bのヨーク側を回る磁束が多く、やはり前
述のような第2従来例の所で述へた不都合が生じる。
本発明は、上記の点に鑑み、高さの低い薄形形状であっ
てもターゲット表面の広範囲にわたって充分強力な水平
方向の磁界(ターゲツト面に平行な磁界)を発生可能で
あり、びいてはターゲット侵食領域を拡大し、高価なタ
ーゲットの有効利用を図り得るマグネトロン・スパッタ
リング装置用磁気回路装置を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、環状の外側永久
磁石と、該環状の外側永久磁石の内側に配置された内側
永久磁石と、それらの外側永久磁石及び内側永久磁石の
底部側間を橋絡する向きに配置される底部永久磁石とを
備え、前記外側永久磁石先端面の磁極と内側永久磁石先
端面の磁極とを略同一高さで逆極性とし、前記外側永久
磁石、内側永久磁石及び底部永久磁石による各起磁力の
総和が増大する向きに各永久磁石の磁化方向を定めた構
成としている。
(作用) 本発明のマダイ・トロン スパッタリング装置用磁気回
路装置においては、環状の外側永久磁石と内側永久磁石
とを底部で橋絡する磁気回路部分か従来鉄等の磁気ヨー
つてあったものを永久磁石(底部永久磁石)て構成し、
各永久磁石による起磁力の総和が増大する向きに各永久
磁石の磁化方向を定めたので、ターゲットに対向する環
状の外側永久磁石先端面及び内側永久磁石先端面の磁極
を充分強力なものとし、かつ環状の外側永久磁石両端の
磁極間及び内側永久磁石両端の磁極間を短絡する磁束を
削減することができる。この結果5外側永久磁石及び内
側永久磁石の高さ寸法を小さくすることが可能になり、
また広範囲にわたりターゲットに水平磁界を印加できる
ことにより、ターゲットの侵食領域を拡大かつ平均化し
て高価なターゲ・、 l−の有効利用を図り得る。
また、付加永久磁石を前記外側永久磁石内側面及び内側
永久磁石側面の先端部間に配設した場合は、付加永久磁
石の両端面の磁極による磁束の多くがターゲット側を通
過するようになり、付加永久磁石を有効に利用してター
ゲット表面近傍の磁界を広範囲にわたり充分強力にする
ことか可能になる。従って、非磁性ターゲットのみなら
す強磁性ターゲットの場合にも使用可能となる。
(実施例) 以下、本発明に係るマグネトロン・スパッタリング装置
用磁気回路装置の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す。この第1実施例は
非磁性ターゲット用であり、10は円環状(円筒状)の
外側永久磁石、1コはその中心部に同心配置された円柱
状の内側永久磁石、12は円環状(穴あき円板状)の底
部永久磁石、斜線部である1:3.14は鉄等の磁気ヨ
ーク、及び4は非磁性ターゲットである。前記底部永久
磁石12は外側永久磁石10及び内側永久磁石11の底
部側間を橋絡する向きに配置され、各永久磁石の直・ 
交する磁極面を連絡するように円板状磁気ヨーク13及
び円環状磁気ヨーク14が設けられている。
前記外側永久磁石先端面の磁極と内側永久磁石先端面の
磁極とは略同一高さで逆極性であり、前記外側永久磁石
10、内側永久磁石11及び底部永久磁石12による各
起磁力の総和が増大する向きに各永久磁石の磁化方向が
定められている。また、各永久磁石の一体化は有底円筒
ケースを用いたり、接着手段を用いたりすることにより
容易に実行できる。
なお、マクオ・トロン スパッタリンク装置の陰極は非
磁性ターゲツト4自体が導電性であればこれを利用可能
であるが、ターゲット4か非導電性であればターゲット
4を支持する導体板(図示省略)を陰極とする。
第2図は、第1図の第1実施例において、外側永久磁石
10として外径200mm、厚み10mm、高さ30m
mの円環状フェライト永久磁石を用い、内側永久磁石1
1として外径30mmて高さ3Qmmの円柱状フェライ
ト永久磁石を用い、底部永久磁石12として厚み10m
mの穴あき円板状フェライト永久磁石を用いた場合にお
ける、永久磁石10゜]1の先端面より上方に20mm
離間した高さでの水平方向の磁束密度B×と垂直方向の
磁束密度Byを示す9.横軸は内側永久磁石中心軸から
のX方向距離〈平径方向距離)である。第3図は第1実
施例の場合の磁力線を示し、第4図は磁束の向きと大き
さを示すヘタ1−ル図てあり、測定条件は第22図と同
じである。
これらの図から、外側永久磁石及び内側永久磁石の高さ
寸法が磁気回路装置外径に比へて小さいにもかかわらす
、外側永久磁石10の先端面の磁極と内側永久磁石11
の先端面の磁極間の磁束が多い。従って、ターゲット4
の表面近傍における磁束密度が200ガウス(すなわち
2〉く10−2テスラ)以上の領域が大部分となり、広
範囲にわたって強力な磁界が得られていることか判る。
この理由としては、底部永久磁石12の存在によって個
々の永久磁石自体の両端の磁極間を結ぶ向きの磁束が減
少したこと及び磁気回路全体の起磁力の総和が増大した
ことが挙げられる。
第5図は本発明の第2実施例を示す。この場合、第1図
の構成に加えて2分割された付加永久磁石15A、15
Bが外側永久磁石内周面及び内側永久磁石外周面の先端
部間に設けられている。すなわち、付加永久磁石15A
は円環状外側永久磁石10の内径よりも小さな外径の円
環状永久磁石であり、付加永久磁石15Bは付加永久磁
石15Aの内径よりも小さな外径の円環状付加永久磁石
である。そして、付加永久磁石15A、15Bはいずれ
も半径方向に着磁されていて、外周面と内周面にそれぞ
れ磁極を有し、円環状外測永久磁石10と同心に配置さ
れている。この場合のターゲット4は非磁性でも強磁性
でも良い。
第6[2Iは、第5図の第2実施例において、外側永久
磁石]0として外径200mm、厚み10mm、高さ3
0mmの円環状フェライト永久磁石を用い、内側永久磁
石11として外径30mmで高さ30m+nの円柱状フ
ェライト永久磁石を用い、底部永久磁石12として厚み
10mmの穴あき円板状フェライ)・永久磁石を用い、
付加永久磁石15Aとして外径175mm、内径120
mmの円環状フェライト永久磁石を用い、付加永久磁石
15Bとして外径9Qmm、内径35mmの円環状フェ
ライ)へ永久磁石を用いた場合における、永久磁石10
.11の先端面より上方に20mm離間した高さての水
平方向の磁束密度Bxと垂直方向の磁束密度Byを示す
。但し、横軸は内側永久磁石中心軸からのX方向距離(
半径方向距離)てあって、データ・7 +〜が非磁性の
場合を想定している。第7図は第2実施例の場合の磁力
線を示し、第S図は磁束の向きと大きさを示すベタ1ヘ
ル図てあり、測定条件は第6図と同じである。
これらの図から、底部永久磁石12の存在により付加永
久磁石15A、1.5Bのヨーク側を回る磁束が従来よ
りも少なくなり、ターゲット側を回る磁束が多くなるの
で、データラ)〜4の表面近傍における磁束密度か20
0カウス(すなわち2×10−2テスラ)以上の領域は
データ・・川−のほぼ全域となり、400力ウス以上の
領域も広く、広範囲にわたって一層強力な磁界が得られ
ていることがわかる。
第9図乃至第11図は、第5図の第2実施例において、
ターゲット・4が強磁性の場合のデータてあ−って、第
9図は外側永久磁石10として外径150mm、厚み]
、]、mm、高さ25mmの円環状希土類永久磁石を用
い、内側永久磁石11として外径25mmて高さ25m
mの円柱状希土類永久磁石を用い、付加永久磁石5Aと
して外径12Qmm、内径85mInの円環状希土類永
久磁石を用い、付加永久磁石5Bとして外径65mm、
内径3Qmmの円環状希土類永久磁石を用いた場合にお
ける、強磁性クーゲラ1〜(Tb、Fe67Co1o)
4の上面より上方に1mm離間した高さての水平方向の
磁束密度Bxど垂直方向の磁束密度Byを示す。但し、
横軸は内側永久磁石中心軸からのX方向距離(半径方向
距離)である。第10図は第2実施例で強磁性ターゲツ
トの場合の磁力線を示し、第11図は磁束の向きと大き
さを示すベクトル図であり、測定条件は第9図と同しで
ある。
これらの図から、強磁性ターゲラ1−の場合も付加永久
磁石15A、15Bのヨーク側を回る磁束を減じてター
ゲット側を回る磁束を増大せしめ、ひいては広範囲にわ
たって強力な磁界が得られていることがわかる。
第12図は本発明の第3実施例を示す。この場合、第2
実施例に示した付加永久磁石15A、15B間に鉄等の
磁気ヨーク16を設けるとと≠1に、底部永久磁石も2
分割してその間に磁気ヨーク17を設けている。すなわ
ち、円環状底部永久磁石12A、12Bが外側永久磁石
10及び内側永久磁石11の底部側間を橋絡する向きに
配置され、底部永久磁石12A、12B間に円環状磁気
ヨーク17か配置され、さらに各永久磁石の直交する磁
極面を連終するように円板状磁気ヨーク13及び円環状
磁気ヨーク14が設(つられている。
第13図は、第12図の第3実施例において、外側永久
磁石10として外径200mm、厚み10mm、高さ3
0mmの円環状フェライト永久磁石を用い、内側永久磁
石11として外径3Qmmで高さ3Qmmの円柱状フェ
ライト永久磁石を用い、底部永久磁石12Aとして外径
190mm、内径12C1■、厚み10mmの円環状フ
ェライト永久磁石を用い、底部永久磁石12Bとして外
径90mm、内径30mm、厚み10mmの円環状フェ
ライト永り、磁石を用い、付加永久磁石15Aとして外
径175mm、内径]、20mmの円環状フェライI・
永久磁石5用い、付加永久磁石15Bとして外径9Qm
m、内径3べmmの円環状フェライト永久磁石を用いた
場合における、永久磁石10.11の先端面より上方に
2011IITl離間した高さでの水平方向の磁束密度
B\と垂直方向の磁束密度BYを示す。f旦し、横軸は
内側永久磁石中心軸からのX方向比i1i! (半径方
向距離)であって、ターゲットか非磁性の場合を想定し
ている。第14図は第3実施例の場合の磁力線を示し、
第15図は磁束の向きと大きさを示すベクトル図であり
、測定条件は第13図と同じて゛ある。
これらの図から、底部永久磁石及び付加永久磁石を分割
して間に磁気ヨークを設けた第3実施例の構造の場合も
第2実施例と同様にターゲット表面の広範囲にわたり強
力な磁界が得られていることが判る。また、分割された
底部永久磁石の間の磁気ヨークは鉄等であり、例えば第
12図−点鎖線Ql、Q2の位置に取り付は穴等を穴あ
け加工で形成することが可能となる。
第16図は本発明の第4実施例を示す。この場合、第1
実施例の磁気ヨーク部分を永久磁石て置換している。す
なわち、円環状永久磁石20及び半円板状永久磁石21
.A、21Bは、斜め方向に着磁して直交する2面に磁
極を形成している。そして、各永久磁石20.21A、
2’lBは他の永久磁石のN極にはS極か、他の永久磁
石のS極にはN極が対接する如く配置する。なお、4は
非磁性ターゲットであり、その他は第1図の第1実施例
と同じである。
この第4実施例によれは、前述の第1実雄例と同等以上
の特性を得ることができる。
第17図は本発明の第5実施例を示す。この場合、半円
板状底部永久磁石12C,12Dは外側永久磁石10及
び内側永久磁石11の底部端面間を橋緒する如く配置さ
れている。各半円板状底部永久磁石12C,12Dはい
ずれも半径方向に着磁されており、外周面と円板中心部
とに磁極か形成されている。なお、4は非磁性ターゲッ
トである。
この第5実施例によっても、前述の第1実施例と実質的
に同様の特性を得ることができる。
第18図は本発明の第6実施例であり、第16図の第4
実施例J)構成に加えて円環状付加永久磁石15を配置
したものである。
この第6実施例によれば、非磁性又は強磁性ターゲット
4に対して第5図の第2実施例と同等以上の効果を上け
ることかてきる。
第19図は本発明の第7実施例であり、付加永久磁石を
2分割し、それらの間に磁気ヨークを配置したものであ
る。すなわち、付加永久磁石15A、15B間に磁気ヨ
ーク16を設けている。その他の構成は第18図の第6
実施例と同様である。
第20図は本発明の第8実施例であり、第5図の第2実
施例における分割された付加永久磁石15A、15B間
に磁気ヨーク16を設けたしのである。
なお、円環状の外側永久磁石、イづ加永久磁石及び底部
永久磁石は、着磁の都合により半円環状等のセグメント
に分割したものを一体化したものであっても差し支えな
い。また、外側永久磁石は方形環状構造であっても良い
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のマクネトロン・スパッタ
リンク装置用磁気回路装置によれば、永久磁石配置を工
夫して高さ寸法を削減するとともに、ターゲツト面に平
行な磁界をターゲットのほぼ全域に広く分布せしめ、タ
ーゲットの侵食領域の拡大(エロージョンの拡大)を図
り、ひいては成膜の均一性の向上や高価なターゲツト材
の有効利用を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るマクネトロン・スパッタリング装
置用磁気回路装置の第1実施例を示す断面図、第2図は
第1実施例の場合の非磁性ターゲット配置側における水
平及び垂直方向の磁束密度と内側永久磁石の中心からの
X方向距離との関係を示すグラフ、第3図は第1実施例
の場合の磁力線分布を示す説明図、第4図は第1実施例
の場合の磁束の向き及び強さを示すベクトル図、第5図
は本発明の第2実施例を示す断面図、第6図は第2実施
例の場合の非磁性ターゲラ)へ配置側における水平及び
垂直方向の磁束密度と内側永久磁石の中心からのX方向
距離との関係を示すグラフ、第7図は第6図と同し条件
下における磁力線分布を示す説明図、第S図は第6図と
同じ条件下における磁束の向き及び強さを示すベクトル
図、第9図は第2実施例の場合の強磁性ターゲント表面
近傍における水平及び垂直方向の磁束密度と内側永久磁
石の中心からのX方向距離との関係を示すグラフ、第1
0図は第9図と同し条件下における磁力線分布を示す説
明図、第11図は第9図と同じ条件下における磁束の向
き及び強さを示すベクトル図、第12図は本発明の第3
実施例を示す断面図、第13図は第3実施例の場合の非
磁性ターケラト配置測における水平及び垂直方向の磁束
密度と内側永久磁石の中心からのX方向距離との関係を
示すグラフ、第14図は第13r2Iと同し条件下にお
ける磁力線分布を示す説明図、第15図は第13図と同
じ条件下における磁束の向き及び強さを示すベクトル図
、第16図は本発明の第4実施例を示す断面図、第17
図は本発明の第5実施例を示す断面図、第18図は本発
明の第6実施例を示す断面図、第19図は本発明の第7
実施例を示す断面図、第20図は本発明の第8実施例を
示す断面図、第21図は第1従来例を示す断面図、第2
2図はは第1従来例の場合の非磁性ターゲット配π側に
おける水平及び垂直方向の磁束密度と内側永久磁石の中
心からのX方向距離との関係を示すグラフ、第23図は
第1従来例の場合の磁力線分布を示す説明図、第24図
は第1従来例の場合の磁束の向き及び強さを示すベクト
ル図、第25図は第2従来例を示す断面図、第26図は
第3従来例を示す断面図、第27図は第3従来例の場合
の非磁性ターゲット配置側における水平及び垂直方向の
磁束密度と内側永久磁石の中心からのX方向距離との関
係を示すグラフ、第28図は第27図と同じ条件下にお
ける磁力線分布を示す説明図、第29図は第27図と同
じ条件下における磁束の向き及び強さを示すベクトル図
、第30図は第3従来例の場合の強磁性ターゲット表面
近傍における水平及び垂直方向の磁束密度と内側永久磁
石の中心からのX方向距離との関係を示すグラフ、第3
1図は第3011mと同し条件下における磁力線分布を
示す説明図、第32図は第30図と同し条件下における
磁束の向き及び強さを示すベクトル図である。 4・・・ターゲット、10・・・外側永久磁石、11・
・・内側永久磁石、12.12A、12B、12C。 12D・・・底部永久磁石、13,14.16・・磁気
ヨーク、15,15A、15B・・・付加永久磁石。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状の外側永久磁石と、該環状の外側永久磁石の
    内側に配置された内側永久磁石と、それらの外側永久磁
    石及び内側永久磁石の底部側間を橋絡する向きに配置さ
    れる底部永久磁石とを備え、前記外側永久磁石先端面の
    磁極と内側永久磁石先端面の磁極とを略同一高さで逆極
    性とし、前記外側永久磁石、内側永久磁石及び底部永久
    磁石による各起磁力の総和が増大する向きに各永久磁石
    の磁化方向を定めたことを特徴とするマグネトロン・ス
    パッタリング装置用磁気回路装置。
  2. (2)前記外側永久磁石内側面及び内側永久磁石側面の
    先端部間に付加永久磁石を配置し、前記外側永久磁石内
    側面又は内側永久磁側面に近接対向する当該付加永久磁
    石の端面の磁極を前記外側永久磁石又は内側永久磁石の
    近接磁極と同極性とした請求項1記載のマグネトロン・
    スパッタリング装置用磁気回路装置。
  3. (3)前記底部永久磁石が複数個の永久磁石からなつて
    いて、複数個の永久磁石間にヨークが設けられている請
    求項1記載のマグネトロン・スパッタリング装置用磁気
    回路装置。
  4. (4)前記付加永久磁石が複数個の永久磁石からなって
    いる請求項1記載のマグネトロン・スパッタリング装置
    用磁気回路装置。
  5. (5)前記付加永久磁石が複数個の永久磁石からなって
    いて、複数個の永久磁石間にヨークが設けられている請
    求項1記載のマグネトロン・スパッタリング装置用磁気
    回路装置。
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