JPH04187750A - 溶融メッキ浴中のロール支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は長尺な鋼板の表面に連続的に溶融メッキ処理を
施すためのメ９キ処理装置に組み込み。

鋼板を案内したり、又は溶融金属を鋼板に押し付けるた
めのロールを１回転自在に支持することに利用する溶融
メッキ浴中のロール支持装置に関するものである。

（従来の技術〕 金属表面に他の金属のメッキ層？形成する場合。

電気化学的処理によるメッキの他、芯材となる金属を上
記能の金属を溶融させたメッキ浴中に浸漬するいわゆる
溶融メッキ浴によるメッキ処理が、広く行われている。

このような溶融メッキ浴により、例えば、長尺な鋼板の
表面に亜鉛メッキを施す場合５例えば。

実開昭６１−９０８５２号公報に開示されているように
、第５図及び第６図に示すような装置によシ行っている
。図示しないアンコイラから送り出された鋼板６２を、
適当な搬送ローラにより案内しつつ、溶融亜鉛６４を貯
溜したメッキ槽３５に導き入れる。このメッキ槽６５内
に設けたジンクロール６６により折り返して１表面に溶
融亜鉛６４を付着させた鋼板６２を、メッキ槽６５の外
に取り出す。取り出されたメッキ処理済の鋼板３２、は
１表面に付着した亜鉛を冷却固化させてから１図示しな
いリコイラに巻き取る。又、鋼板６２が溶融廂鉛６４か
ら抜は出る直前部分には。

１対のサポートロール３７．３７を設け１両サポートロ
ール３７．３７により鋼板６２の通板振れ防止（通板の
安定化）やジンクロール部で生じた反りの矯正を行う。

上述のように、高温の溶融亜鉛３４中に浸漬された状態
で、鋼板３２ｉ案内したり、又は鋼板６２を押圧しつつ
回転するジンクロール及びサポートロール６７は、それ
ぞれ支持腕３８（又は支持腕３９゜以下同じ。）の先端
部に一列えば、第６図に示すように、転がυ軸受４０を
かいして、回転自在に支持されている。

支持腕６８の先端部に形成した円孔４１の内周面と、ジ
ンクロール３６（又はサポートロール６７゜以下同じ。

）を支承した軸４２の両端部外周面との間に転がり軸受
４０．４０を設けることにより、上記ジンクロール３６
が軽い力で回転するようにしている。

転がυ軸受４０．４０としては、高度の耐熱性を要求さ
れることから、セラミックス製のものが使用される。こ
とが好ましい。

（発明が解決しようとする課題〕 ロール支持装置の保守、点検作業を行う場合。

転がシ軸受４０を設置した部分を、メッキ槽６５の溶融
亜鉛６４から取り出すが、この際浴融亜鉛が、転がり軸
受４０やその支持部に付着し、メ・ツキ槽６５からの取
シ出し後に、そのまま固化することが避けられない。

このため、転がり軸受４０を支持腕６８から取り外すこ
とが面倒になり、又、取り外しても再使用できなくなる
。従って、ロール支持装置の保守。

点検作業を行う際には一転がり軸受４０には特に不具合
がなくても、その都度交換しているのが現状である。

ころがり軸部が溶融金属と常時接触していることによシ
、溶融金属による軸受部の腐食や浴中の浮遊ドロスのか
み込み等により、転が９軸受の寿命が短い。

本発明の溶融メッキ浴中のロール支持装置は。

ロールを溶融メッキ浴中から引き上げた場合、溶融金属
が軸受部分に浸入しないように７一ル部を構成する。

（課題を解決するための手段） 本発明の溶融メッキ浴中のロール支持装置は。

溶融メッキ浴中に設けられるロールを回転自在に支承す
る軸と、この軸の両端部を支持する支持腕と、上記の周
囲に上記ロールを回転自在に支承する転がり軸受とから
成る溶融メッキ浴中のロール支持装置において、上記ロ
ールに固定された部分と上記軸との間に、上記転がり軸
受設置部分への溶融金属の浸入を防止する耐熱・耐腐食
材製のシール材を設けた手段によって、上記課題を解決
している。

さらに２本発明の溶融メッキ浴中のロール支持装置は、
シール材が摩耗しても、常にシール部に一定圧力を加え
てシール性能が低下しないようにスプリングを設けて上
記課題を解決している。

軸受部のシールによって回転抵抗が増加してロールが回
転不能になったときの対策として、傘歯車やチェーンで
ロールを等速回転の駆動を行えるようにしている。

さらに、密閉型軸受箱の中にシール部で溶融金属圧より
も若干高めの圧力で圧縮気体を供給することにより、シ
ール性能ヲ高め、シール部に洩れがあっても発見しやす
くし７一定量供給することにより軸受部が冷却されるよ
うにしている。

さらに、軸受箱内の転がり軸受付近に高温用固体潤滑剤
の粉末を充填し、溶融金属内で使用する軸受の摩擦抵抗
を小さくしている。

（作用） 上述のように構成される本発明の溶融メッキ浴中のロー
ル支持装置の場合、シール材が転がり軸受部分への溶融
金属の進入を阻止する。

このため、ロール支持装置の保守、点検作業を行う際に
、転がり軸受に不具合がないにもか力）わらず、その都
度転がυ軸受を交換する必要がなくなる。

溶融金属が軸受部に浸入しなくなることにより。

軸受部の長寿命化が図れ、安定した操業が行われる。

さらに、ロールを等速回転させることにより。

操業中のロール回転不良による成品への悪影響がなくな
り、コスト低減が図れる。

（実　施　例） 第１図から第４図まで全参照（ｌ（シて１本発明のロー
ル指示装置の実施例について説明する。

第１図は本発明の第１実施例金示す断面図である。浴融
金属２４中に浸漬された支持腕７の先端部に軸受箱２を
適宜固定しており、この軸受箱２の内側にロール軸乙の
端部を軸受１をかいして回転自在に支持している。軸受
１はす・ント４によって軸端部に固定される。軸受１の
外径側はスナップリング６により軸受箱２に固定される
。耐熱・耐腐食材製のシール材８はロール軸６に面で接
触し回転部をシールするように考慮されている。すなわ
ち、シール部が摩耗しても、スプリング？によって常に
一定圧力でシール面に押し付けられる。

シール材８を支える蓋１０は、熱膨張差によって。

シール材８の滑動部に隙間が生じないようにシール材８
と同材質の材料がよい。

軸受箱２には供給管１１が接続されており、供給される
圧縮ガスは減圧弁１２により、適当な圧力に減圧される
。排出管１６にはバルブ１４が取り付けられておシ、パ
ルプ１４を調節することにより供給気体の量を制御する
。蓋１０はボルト１５によって軸受箱２に固定される。

第２図は本発明の第２の実施例を示す。第１図の方法で
はロール５を駆動することはできないので、軸受箱２を
改造し、軸受箱の上面には溶融金属２４から外に突き出
すように軸受箱１６を新たに追加する。ロール５の軸６
を長くして軸受部に傘歯車１７を取り付け、直交する軸
１９にも同様に傘歯車１８を取シ付けて傘歯車１７を使
って動力を伝達し、ロール５を等速回転する。軸１９は
軸受２［ＩＫよって軸受箱１６に固定され、蓋２２が軸
受箱１６の頂部にボルト２６により固定される。

上部の蓋２２とＯリング２１とにより、軸受箱１６内は
密閉型になり、内部に供給管１１を使つて、第１図同様
に圧縮気体が供給される。また。

上部蓋２２やＯリング２１全なくして、開放方式にした
使用も可能である。

第６図は本発明の第６の実施例を示す。前述の第１．第
２の実施例では、／−ル材８と蓋１０との間に滑動部が
生じて溶融金属２４が浸入してくる原因となるため、こ
の滑動部をなくした実施例である。

ロール軸６の軸面に当っているソール材８は。

蓋１０と兼用になっている。スプリング９はスラストベ
アリング２５とシール材８の間に設置され、押付は力は
、スラストベアリング２５からナツト２６に伝わり、ロ
ール軸６′ｆｆ：軸方向に押付け、シール部が摩耗して
も常に一定圧力が加わるように考慮されている。軸受箱
２の内部に供給孔１１ａが加工されており、冷却効果を
上げている。

第４図は本発明の第４の実施例を示している。

第２図、第６図の駆動方式では傘歯車機構になっている
が１本実施例では、チェーン２８を使ったチェーン駆動
方式である。ロール５の軸６の軸端部に傘歯車１７の代
りに、チェーンホイル２７を２箇取υ付けて、チェーン
２８によって駆動軸２９の動力を伝達し、Ｏ−ル５を回
転する。

駆動軸２９は軸受６０によって軸受箱１６に固定し一蓋
２２，０リング２１．ボルト２６によって密閉化する構
造である。本方式も０１ノング２１をなくした開放式で
の実施も可能である。

第１図から第４図までの支持装置のころがり軸受部には
、軸受箱２を密閉化することにより耐熱用の固型潤滑剤
の粉末６１の充填が可能になった。

この粉末３１は、例えば、カーボン粉、ボロンナイトラ
イド及び＝硫化モリブデン粉等を使用する。

（発明の効果） 本発明の溶融メッキ浴中のロール支持装置は、ロールを
回転自在に支持するための転がり軸受部分に溶融金属が
進入することがなくなり、保守点検時、特に不具合の生
じていない軸受を交換する必要がなくなった。また、ド
ロスによる軸受部の損傷もなくなり、長寿命化が図れ、
コストダウンにつながった。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図までは本発明の第１から第４実施例ま
でをそれぞれ示す断面図。第５図は溶融メッキ浴による
メッキ処理装置の一例を示す概略断面図。第６図は従来
のロール支持装置の−ψ（］を示す第５図のＶｌ−Ｖｌ
断面図。 １：転がり軸受、２：軸受箱、６：ロール軸。 ４：軸受用ナツト、５：ロール、６：スナップリング、
７：支持アーム、８：シール材、９ニスプリング、１０
：蓋＋　　１１．１１−：供給管。 １２：減圧弁、１６：枡出管、１４：流量調節弁、１５
：ボルト、１６：上部軸受箱、１７：傘歯車。 １８：傘歯車、１９：駆動軸、２０：転がり軸受。 ２１：０リング、２２：蓋、２６：ボルト。 ２４：溶融金属、２５ニスラスト軸受、２６：ナツト、
２７：チエーンホイールー２８：チェーン、２９：駆動
軸、６０：転が９軸受、６１：固型潤滑剤の粉末−３２
，３２４：鋼板、６３：搬送ローラ、６４：溶融亜鉛、
６５：メッキ槽、６６：シンクロ−ルー　３７：サポー
トロール、３８：支持腕、６９：支持腕、４０：転がり
軸受、４１：円孔、４２：軸。 特許出願人　住友金属工業株式会社 （外４名） 圧鵜庄鐵 第３図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．溶融メッキ浴中に設けられるロール両端部の軸に、
   回転自在に支承する転がり軸受を設けた軸受箱を支持す
   る支持アームを備えた溶融メッキ浴中のロール支持装置
   において、ロール両端部の軸と軸受箱との間に、耐熱・
   耐腐食材製のシール材を挿入し、該シール材が軸端面に
   当接するように設置することを特徴とした溶融メッキ浴
   中のロール支持装置。
2. ２．前記シール材を軸端面に一定圧力で押し付けるスプ
   リングを、該シール材と前記転がり軸受との間に設けた
   ことを特徴とする請求項１記載の装置。
3. ３．前記シール材を軸端面に一定圧力で押し付けるスプ
   リング及びスラスト軸受を、該シール材と前記転がり軸
   受との間に設けたことを特徴とする請求項１記載の装置
   。
4. ４．前記軸受箱内に傘歯車機構を設け、前記ロール軸端
   を該傘歯車機構に連結して該ロールを回転駆動させるこ
   とを特徴とした請求項１から６までのいずれか一つに記
   載の装置。
5. ５．前記軸受箱内にチェーン機構を設け、前記ロール軸
   端を該チェーン機構に連結して該ロールを回転駆動させ
   ることを特徴とした請求項１から３までのいずれか一つ
   に記載の装置。
6. ６．前記軸受箱内に圧縮空気を供給し、該圧縮空気圧を
   シール部近傍の溶融金属の圧力よりも０．０５〜２Ｋｇ
   ／ｃｍ＾２だけ高く設定することを特徴とした請求項１
   から５までのいずれか一つに記載の装置。
7. ７．前記軸受箱内に高温用固体潤滑剤の粉末を充填する
   ことを特徴とした請求項１から６までのいずれか一つに
   記載の装置。