JPH04187325A - 超塑性加工成形品及びその超塑性加工方法 - Google Patents

超塑性加工成形品及びその超塑性加工方法

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JPH04187325A
JPH04187325A JP2312720A JP31272090A JPH04187325A JP H04187325 A JPH04187325 A JP H04187325A JP 2312720 A JP2312720 A JP 2312720A JP 31272090 A JP31272090 A JP 31272090A JP H04187325 A JPH04187325 A JP H04187325A
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JP
Japan
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superplastic
workpiece
mold
coarse
outer periphery
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Pending
Application number
JP2312720A
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English (en)
Inventor
Akio Takahashi
明男 高橋
Masaharu Shimizu
正治 清水
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、航空宇宙機器用軽量部材等の超塑性加工成形
品及びその超塑性成形方法に関する。
[従来の技術〕 従来の超塑性加工においては、第5図(a)に示すよう
に、上型02と下型03との間に被加工材01を配置し
、被加工材01の外周部を一方の金型(図示の場合は上
型02)に!frさせシールした上、Ar等の成形ガス
を一方の金型と被加工材01との間に供給して、被加工
材01を塑性変形させるようにしている。
前記の被加工材01と金型との密着(シール)に当って
は、 (1)第5図(b)に示すように、金型に加圧力を加え
田 て金型(上型)周面に設けた突起04を被加工板に喰い
込ませる。
(2)第5図(C)に示すように、金型(上型)と被加
工板との間に鋼線などの軟質ワイヤ05をはさみ、金型
に加えられた加圧力によって密着させる。
(3)前記口)のワイヤの代りに、第5図(6)に示す
ように、薄肉金属チェープ06をはさみ、同チューブ0
6内に内圧を負荷して金型と被加工材とを密着させる(
本出願人の出訓に係る特願平02−022164号)。
方法などが多用されている。
〔発明が解決しようとする諜凹〕
前記従来方法の(1)及び(2)は、被加工材中への金
型突起又はシール用のワイヤが喰い込むことによって、
被加工材と上型との間に作用する成形ガス圧をシールす
ることになる。この際、金型突起又はシール用のワイヤ
を被加工材に喰い込ませるために上下の金型に押付力が
常時作用しているが、高温では被加工材は超塑性状態と
なるため喰い込み量が時間とともに増大する。実際の生
産でも、このような現象が見られ、被加工材が薄くなる
に従って成形の途中で被加工材の当該喰い込み部が破断
してガス洩れを起す不具合が生じている。
前記従来法の(3)は、これを改善するための一方法で
、シール部面圧をガス圧とすることによって減少せしめ
、当該喰い込みを減らすようにしたものであるが、その
ためのガス圧負荷装置を要する点に問題がある。
本発明は以上の問題点を解決するために、被加工材のシ
ール該当部を部分的に強化し、同一のシール面圧が負荷
されても喰い込み量の経時変化を防止することによって
不良率を減少させることができる超塑性加工品及びその
超塑性加工方法を提供しようとするものである。
〔課雌を解決するための手段〕
(1)本発明の超塑性加工成形品は、外周部が粗大結晶
粒組織で、同外周部の内方の部分が微細結晶粒組織であ
ることを特徴とする。
(2)本発明の超塑性成形方法は、微細結晶粒超塑性材
料を超塑性状態でガス成形するに先立って、前記超塑性
材料の外周部を局部的に加熱して粗大結晶粒組織に変化
させて超塑性特性を劣化させ、その上で同外周部と金型
をシールして成形ガスによる被加工材の超望性成形を行
なうことを特徴とする。
〔作 用〕
超蟹性変形は、結晶粒界でのすべりが支配的であり、超
望性変形応力は結晶粒径に比例して増加するので、被加
工材の結晶粒が微細である程一般に超塑性特性が優れ、
被加工材の結晶粒が粗大であれば超塑性変形は起り難い
前記(11の本発明においては、粗大結晶粒組織の外周
部を超塑性加工における金型と密着するシール部とする
ことによって、超塑性加工に当っての変形抵抗が高めら
れる。従って、時間と共に進行する金型への喰い込みが
極端に減少して、被加工材の破断現象が防止され、同時
に成形の進行に伴って被加工材の面内方向に作用する金
型内への引込み力に対する抵抗が強く、同外周部の金型
内への流入が防止される。一方、外周部の内方の部分は
、微細結晶粒組織であるために超管性変形は円滑に行な
われる。
このようにして、本発明(1)では、超塑性加工に当っ
ての不良率が低下し、かつ、所定形状をもつ超塑性加工
成形品が得られる。
前記(2)の本発明においては、超塑性材料の外周部を
局部的に加熱して粗大結晶粒組織とし、この外周部と金
型をシールして成形ガスによる超塑性加工が行なわれる
。粗大結晶粒組織の外周部は、前記のように超塑性特性
が劣化しているために、金型への喰い込みによる破断が
防止され、また、超塑性加工の進行に伴う金型内への引
込み力に対する抵抗が強く、金型とのシール性能が維持
されると共に、外周部の全型内流入が防止される。−方
、外周部以外の部分は微細結晶粒組織であるために、成
形ガスによる超塑性変形が円滑に行なわれる。
以上の通り、本発明(2)においては、加工に当っての
不良率が低下し、かつ所定形状への超塑性加工を行なう
ことができる。
〔実施例〕−− 本発明の第1の実施例を、第1図ないし第3図によって
説明する。
本実施例では、第1図に示すように、被加工材1を水中
に浸漬した状態におき、その外周部を水面上に配置され
たトーチ10の火炎11によって加熱して粗大結晶粒組
織に変化させて超塑性特性を劣化させる0図中Aは外周
部の加熱域を示す。
この処理を行なった被加工材1は、第2図に示すように
、外周部に粗粒域1a及び外周部内方に素材のままの細
粒域1bを備える。  ゛被加工材1がTi−6M−4
V合金の場合には、約1000°Cに加熱を行なうこと
によって、外周部を粗大な結晶粒に変化させ、一方非加
熱の他の部分は素材のままの微細結晶粒であるα+β2
相組織(結晶粒径は10μし以下)を維持する。
以上のような処理を行なった被加工材1は、第3図に示
すように上型2と下型2との間に配置され、被加工材1
と上型2との間に成形ガスを供給して超塑性加工が行な
われる。
被加工材lと上型2との間のシールは、第5図に示した
従来法と同様に、上型2に設けた突起4(第3図(a)
)もしくは軟質ワイヤ5(第3図(b))又は内圧をか
けた薄肉チューブ6(第3図(C))によって行なわれ
る。これらの突起4.軟質ワイヤ5又は薄肉チューブ6
は前記被加工材1の外周部の粗粒域1aと接するように
配置され、突起4と軟質ワイヤ5を用いる時には、上型
2と下型3に圧力を加えて上型2と被加工材1をシール
するように、また薄肉チューブ6を用いる時には、同チ
ューブ6に内圧をかけて上型2と被加工材1をシールす
るようにする。
本実施例では、前記のように、−被加工材lの外周部の
超望性特性が低下した粗粒域1aが上型2に対してシー
ルされた状態で、成形ガスによる超塑性加工が行なわれ
るために、上型2が被加工材1に喰い込むことがなく、
同被加工材1の破断を防ぎ加圧ガスの漏れを防止するこ
とができる。また同時に、超塑性加工の進行に伴って被
加工材1の面内方向に作用する金型内への引込み力に対
応する抵抗が強く、被加工材1の金型内への流入を防止
することができる。
一方、被加工材1の外周部の粗粒域1a以外の部分は細
粒域であるために、成形ガスによる超塑性加工は円滑に
行なわれ、正確な形状に加工することができる。
以上のように、本実施例では、超塑性加工の不良率を下
げることができ、また正確な形状の加工品を得ることが
できる。
なお、本実施例においては、超塑性加工温度は、前記被
加工材1の外周部の粗粒域1aを形成する変態点以上の
加熱温度より低く細粒域1bの結晶組織に変化が生起し
ないように(Ti−6M  4V合金の場合は900“
C程度)設定される。
本発明の第2の実施例を、第4図によって説明する。
本実施例では、前記第1の実施例と同様に被加工材1の
外周部に粗粒域1aを設け、この粗粒域1aと上型2と
を第1の実施例と同様に上型2の突起4でシールし、上
型2の中心部に同上型2と被加工材1との間に成形ガス
(Arガス等)を供給して半球状の下型3に被加工材1
を押しつけて超塑性加工を行なって、半球状の加工品を
得るようにしたものであるが、前記被加工材lの外周部
の粗粒域1aに加えて、予め被加工材1の中央部にも粗
粒域1cを形成するようにした。
本実施例では、粗粒域1aにおいて上型2の突起4の喰
い込みを防いで被加工材lの破断を防止することができ
ると共に、外周部の粗粒域1aに加えて被加工材lの中
央部に粗粒域1cを設けたことによって、成形ガスによ
る球面成形に伴う粗粒域1aの流入に対する変形抵抗が
更に増加され、作業安定性を向上させることができる。
また、これによって、製品として元来不要である粗粒域
1aによって形成されるフランジ部の寸法を小さくし、
材料費を節減することができる。
なお、前記実施例においては、被加工材の粗粒域の形成
にトーチによる加熱を用いているが、電子ビーム、レー
ザビーム、赤外線ランプ等の高エネルギー熱源による加
熱を用いることができる。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明では、被加工材の外周部を
粗大結晶粒組織とし、その内方の部分を微細結晶粒組織
としたことによって、前記外周部と金型とをシールして
成形ガスによる超塑性加工を行なうことができ、生産時
の不良率を低下して、結果として製品加工コストを低減
することができ、また超塑性加工品を正確な形状とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の被加工材の外周部の加
熱時の説明図、第2図は同実施例の第1図に示す加熱後
の被加工材の説明図、第3図(a)。 (b)、 (C)はそれぞれ同実施例の成形ガスによる
超塑性加工時の部分断面図、第4図は本発明の第2の実
施例を示し、第4図(→は超塑性加工前の縦断面図、第
4図Φ)は超塑性加工時の縦断面図、第5図(a)〜(
イ)はそれぞれ従来の成形ガスによる超塑性加工法を示
す部分断面図である。 1・・・被加工材、    la、 Ic・・・被加工
材の粗粒域。 1b・・・被加工材の細粒域、2・・・上型。 3・・・下型、       4・・・突起。 5・・・軟質ワイヤ、    6・・・薄肉チューブ。 lO・・・トーチ、11・・・火炎。 12・・・水。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周部が粗大結晶粒組織で、同外周部の内方の部
    分が微細結晶粒組織であることを特徴とする超塑性加工
    成形品。
  2. (2)微細結晶粒超塑性材料を超塑性状態でガス成形す
    るに先立って、前記超塑性材料の外周部を局部的に加熱
    して粗大結晶粒組織に変化させて超塑性特性を劣化させ
    、その上で同外周部と金型とをシールして成形ガスによ
    る被加工材の超塑性加工を行なうことを特徴とする超塑
    性成形方法。
JP2312720A 1990-11-20 1990-11-20 超塑性加工成形品及びその超塑性加工方法 Pending JPH04187325A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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