JPH04187293A - 水没式汚水浄化方法とその装置 - Google Patents
水没式汚水浄化方法とその装置Info
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- JPH04187293A JPH04187293A JP2313229A JP31322990A JPH04187293A JP H04187293 A JPH04187293 A JP H04187293A JP 2313229 A JP2313229 A JP 2313229A JP 31322990 A JP31322990 A JP 31322990A JP H04187293 A JPH04187293 A JP H04187293A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は池水等の汚水の浄化方法とその装置に関する。
(従来技術)
ゴルフ場の池水には芝育成のための肥料、農薬等が雨水
により流れ込んだり、クラブハウスの汚水が排水された
りして汚染されている。この水をそのまま排出すると河
川を汚染する。そのため汚水処理装置を設けることが必
要である。その装置は通常地上に設けられ、汚水槽から
吸水管にて油性の装置へ送り、そこで処理された水を排
水管にて送り返す方法が採られている。
により流れ込んだり、クラブハウスの汚水が排水された
りして汚染されている。この水をそのまま排出すると河
川を汚染する。そのため汚水処理装置を設けることが必
要である。その装置は通常地上に設けられ、汚水槽から
吸水管にて油性の装置へ送り、そこで処理された水を排
水管にて送り返す方法が採られている。
この従来の装置は排水前に沈殿槽にて汚物の沈殿を行な
う必要があり、この沈殿汚物は汚水処理量に応じて増加
し、定期的に除去することが維持管理上不可欠なことで
あった。
う必要があり、この沈殿汚物は汚水処理量に応じて増加
し、定期的に除去することが維持管理上不可欠なことで
あった。
また、池水は実際には汚水の溜池となってしまうため常
に汚染された状態で濁って異臭が発生していた。
に汚染された状態で濁って異臭が発生していた。
さらに、地上に設けである汚水槽等の装置は景観を損ね
てしまうことが多く、周囲に木を植えて隠蔽するなとの
配慮がなされることもある。
てしまうことが多く、周囲に木を植えて隠蔽するなとの
配慮がなされることもある。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、かかる従来の実情に鑑みてなされたもので、
装置全体を水中に没することで池水を常に処理されてい
る状態とし、また定期的な沈殿汚物の除去作業を必要と
せず、さらに地上の景観を損なわない汚水浄化方法とそ
の装置を提供するものである。
装置全体を水中に没することで池水を常に処理されてい
る状態とし、また定期的な沈殿汚物の除去作業を必要と
せず、さらに地上の景観を損なわない汚水浄化方法とそ
の装置を提供するものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は上記課題を解決するために、水中において、水
流発生手段にて、一方から汚水を吸入し、この汚水を微
生物で処理して水質浄化し、その浄化水を他方へ排出さ
せることによって水処理全体を水中で行なうとともに、
池水全体に水流を作って撹拌し常時池水全体を浄化させ
る方法である。
流発生手段にて、一方から汚水を吸入し、この汚水を微
生物で処理して水質浄化し、その浄化水を他方へ排出さ
せることによって水処理全体を水中で行なうとともに、
池水全体に水流を作って撹拌し常時池水全体を浄化させ
る方法である。
また、水中に没設するケース内の一方に吸水口を、他方
に排水口を備え、前記吸水口にはフィルターを取付け、
このケース内に水流発生装置と微生物付着材による汚水
浄化装置とを備えた上記方法を実施するための装置であ
る。
に排水口を備え、前記吸水口にはフィルターを取付け、
このケース内に水流発生装置と微生物付着材による汚水
浄化装置とを備えた上記方法を実施するための装置であ
る。
(実施例)
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
く方法〉
図1の(イ〉に汚水の溜った池を表す。同図で1が水流
発生装置5と汚水浄化装置6とを組込んだケースで、同
図(ロ)に示すように水中に没設されている。没設状態
は水中であれば中間でも地底への完全水没でもよい。
発生装置5と汚水浄化装置6とを組込んだケースで、同
図(ロ)に示すように水中に没設されている。没設状態
は水中であれば中間でも地底への完全水没でもよい。
今、この水中において、水流発生装置5にて、一方から
汚水Fをケース1内へ吸入し、その汚水Fを微生物付着
材7を充填した汚水浄化装置6によって微生物処理して
水質浄化し、この浄化水Gを他方からケース1外へ排出
させる。
汚水Fをケース1内へ吸入し、その汚水Fを微生物付着
材7を充填した汚水浄化装置6によって微生物処理して
水質浄化し、この浄化水Gを他方からケース1外へ排出
させる。
このように水処理全体を水中で行なうとともに、池水全
体に水流Eを作って撹拌し常時池水全体を浄化させる方
法である。
体に水流Eを作って撹拌し常時池水全体を浄化させる方
法である。
く装置〉
図2ないし図4に示すように、装置の総体がカプセル状
ケースを成す。その大きさは、設置する池の深さ広さに
応じて作ることができるが、図に示す大きさは長さ約5
m、幅約2 m 、高さ0.7mとする。
ケースを成す。その大きさは、設置する池の深さ広さに
応じて作ることができるが、図に示す大きさは長さ約5
m、幅約2 m 、高さ0.7mとする。
ケース1には、一方に吸水口2を、他方に排水口3を備
え、前記吸水口2にはフィルター4を取付け、前記排出
口3にはスクリュウ−の水流発生装置5を設ける。
え、前記吸水口2にはフィルター4を取付け、前記排出
口3にはスクリュウ−の水流発生装置5を設ける。
このスクリュウ−の位置は図では排水口3としであるが
、後述の汚水浄化装置6内に一定の流れを作るものであ
るから、吸水口2側または中間位置でも可能である。
、後述の汚水浄化装置6内に一定の流れを作るものであ
るから、吸水口2側または中間位置でも可能である。
そしてその水の流れを調整するため:こ、ケースの側面
に外部をゴミ侵入防止用の網フイルタ−13で覆って水
流調整のダンパー14を設け、さらに吸水口2に近接す
る内部と、排出口3に近接する内部とに整流装置15を
設ける。
に外部をゴミ侵入防止用の網フイルタ−13で覆って水
流調整のダンパー14を設け、さらに吸水口2に近接す
る内部と、排出口3に近接する内部とに整流装置15を
設ける。
また前記フィルター4は、大きいごみの吸入や引掛かり
により閉塞されないように形状を外部に向かって流線形
としである。これによって後述のバイオモジュール7や
スクリュウ−5の破壊が防止される。
により閉塞されないように形状を外部に向かって流線形
としである。これによって後述のバイオモジュール7や
スクリュウ−5の破壊が防止される。
またケース1内には、微生物による汚水浄化装置6を備
える。
える。
この汚水浄化装置6は、微生物付着材7として、バイオ
モジュール(財団法人土木研究センターの商品名)を均
一な密度で集合状態にて充填する。
モジュール(財団法人土木研究センターの商品名)を均
一な密度で集合状態にて充填する。
このバイオモジュールは微生物を増殖させる特殊な構造
体で、紐−に所定長さの繊維を立植した形状をなし、こ
れに付着生育する微生物は種類が多く汚水環境に適合し
た微生物が繁殖する。そしてこの微生物の自己消化によ
り処理されて余剰汚泥は極めて少ない。多少余剰汚泥が
出ても流れによって排出してしまうため装置内にその汚
泥が沈殿滞留することは殆どない。このため従来のよう
な定期的な沈殿汚物の除去作業を必要としない。
体で、紐−に所定長さの繊維を立植した形状をなし、こ
れに付着生育する微生物は種類が多く汚水環境に適合し
た微生物が繁殖する。そしてこの微生物の自己消化によ
り処理されて余剰汚泥は極めて少ない。多少余剰汚泥が
出ても流れによって排出してしまうため装置内にその汚
泥が沈殿滞留することは殆どない。このため従来のよう
な定期的な沈殿汚物の除去作業を必要としない。
そしてさらにそのバイオモジュールの中流に気泡発生装
置8を備える。この気泡発生装置8は水上に吸気口9を
浮上させ、柔軟なエアー管1oでエアーポンプ11に繋
ぎ、底部に配した気泡口12ヘエアーを送り、常時気泡
を発生させるものとする。その発生した気泡はダンパー
14の透き間等から水面に放出されるか、ケース1上部
に放出口を設けて放出することもできる。
置8を備える。この気泡発生装置8は水上に吸気口9を
浮上させ、柔軟なエアー管1oでエアーポンプ11に繋
ぎ、底部に配した気泡口12ヘエアーを送り、常時気泡
を発生させるものとする。その発生した気泡はダンパー
14の透き間等から水面に放出されるか、ケース1上部
に放出口を設けて放出することもできる。
またケース1の底部には長さを調節できる脚16を配設
して、池底より設定の高さで没設できるようにしである
。
して、池底より設定の高さで没設できるようにしである
。
ケース1内部にフロート室を設ζノたり、外部に浮き袋
を取付けるなどして水中に浮かせることもできる。この
場合には河川、海上環で船に繋いで牽引運搬することも
できる。
を取付けるなどして水中に浮かせることもできる。この
場合には河川、海上環で船に繋いで牽引運搬することも
できる。
なお、水面の異常低下によって装置の上部が水上に現わ
れる可能性があるので、カモフラーシュのためにケース
1の上部外面に岩等の装飾造形物等を取付けた態様が可
能である。
れる可能性があるので、カモフラーシュのためにケース
1の上部外面に岩等の装飾造形物等を取付けた態様が可
能である。
(試験例)
模擬的に下記に示す比較実験を行ない効果を調べた。
試験は図5のフロー図に示すように下記A、B、Cの3
種類に分け、同一条件下で浄化度合いを調べた。
種類に分け、同一条件下で浄化度合いを調べた。
A:原水を未処理でオーバーフローさせる。
Bニブロワーで空気を送り気泡を発生させて撹拌する。
Cニブロワーで空気を送るとともに微生物付着材に原水
を透過させる。これは本発明の模擬装置である。
を透過させる。これは本発明の模擬装置である。
原水は実際のゴルフ場調整池でアオコなどの藻類が発生
したものを採取し、1μmフィルターで濾過した後A、
B、Cに送る。
したものを採取し、1μmフィルターで濾過した後A、
B、Cに送る。
試験期間
9月 1日 開始 水温 20°C10月 2日
水温変更 水温 30°C10月30日 終了 分析項目及び計量方法 分析項目: 計量方法 PH:JIS−に−0102−12−ISS :JI
S−に−0102−14−ICOD : J I S−
に−0102−17BOD : J I S−に−01
02−21T−N : J I S−に−0102−4
5T−P : J I S−に−0102−46Fe
:JIS−に−0102−57−2Do :JIS
−に−0102−32−1色度 :厚生省令第56別表
6−1 透視度: J Is−に−0102−9微生物付着材に
は、微生物の増殖に期間がかかるため予め種汚泥を付着
させてから試験開始した。
水温変更 水温 30°C10月30日 終了 分析項目及び計量方法 分析項目: 計量方法 PH:JIS−に−0102−12−ISS :JI
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6−1 透視度: J Is−に−0102−9微生物付着材に
は、微生物の増殖に期間がかかるため予め種汚泥を付着
させてから試験開始した。
この試験結果を次の表1と表2に示す。
表1
表2
表1は春、秋の季節を想定して水温を20°Cにした場
合で、BOD (生物学的酸素要求量)の値に際立った
差が認められる。
合で、BOD (生物学的酸素要求量)の値に際立った
差が認められる。
BOD値が9月25日において、Aの場合は13.8m
g/Iに対してBは9.3mg/Iて、Cは2.5mg
/Iてあり、Cの浄化が顕著である。これは微生物付着
材による生物処理効果か現われたものである。SS(懸
濁物質)の発生も殆とみられなかった。
g/Iに対してBは9.3mg/Iて、Cは2.5mg
/Iてあり、Cの浄化が顕著である。これは微生物付着
材による生物処理効果か現われたものである。SS(懸
濁物質)の発生も殆とみられなかった。
また、表2は夏場を想定して水温を30°Cにした場合
で、表1の試験に継続して行なった。そして10月8日
において、BODが、への場合は12.3mg/lに対
してBは11 、0mg/ 1で、Cは2.7mg/l
であり、上記9月25日の結果と同様Cの浄化が顕著で
あり、これも微生物付着材による生物処理効果が現われ
たものである。
で、表1の試験に継続して行なった。そして10月8日
において、BODが、への場合は12.3mg/lに対
してBは11 、0mg/ 1で、Cは2.7mg/l
であり、上記9月25日の結果と同様Cの浄化が顕著で
あり、これも微生物付着材による生物処理効果が現われ
たものである。
SS(懸濁物質)について10月8日から10月25日
までAとBは順次増加しているが、これは浮遊性ラン藻
類、珪藻類などの浮遊性藻類が繁殖したためである。し
かしCについては低い値であった。これは微生物付着材
に付着するアオミドロ等の糸状藻類は繁殖するが、水中
に浮遊する藻類は少ないためである。これらの藻類の存
在は顕微鏡にて確認した。
までAとBは順次増加しているが、これは浮遊性ラン藻
類、珪藻類などの浮遊性藻類が繁殖したためである。し
かしCについては低い値であった。これは微生物付着材
に付着するアオミドロ等の糸状藻類は繁殖するが、水中
に浮遊する藻類は少ないためである。これらの藻類の存
在は顕微鏡にて確認した。
また、10月14日において透視度を計ったところへの
場合が60度に対してCが90度であり、歴然とした向
上が見られた。これは上記SS値で示された水中に浮遊
する藻類の存在量の差によるものであり、10月5日に
計った色度においてもAは52度で黄色味を帯びており
浮遊性藻類の繁殖を裏付けている。
場合が60度に対してCが90度であり、歴然とした向
上が見られた。これは上記SS値で示された水中に浮遊
する藻類の存在量の差によるものであり、10月5日に
計った色度においてもAは52度で黄色味を帯びており
浮遊性藻類の繁殖を裏付けている。
さらに、本発明の模擬装置であるCについては前記BO
D、SS、透視度、色度以外の試験項目のいずれの項目
においても他を上回る浄化効果を上げることが確認でき
た。
D、SS、透視度、色度以外の試験項目のいずれの項目
においても他を上回る浄化効果を上げることが確認でき
た。
以上のように本発明の模擬装置であるCは他の方法であ
るAとBの場合に比べ特にBODでは大きな効果が確認
でき、これは汚水を流して微生物付着材に透過させこと
が浄化に有効であることを示し、さらにブロワ−で空気
を送るBの場合でもAより効果があることから空気(酸
素)を送り撹拌することによってより効果を高めたもの
と解釈できる。
るAとBの場合に比べ特にBODでは大きな効果が確認
でき、これは汚水を流して微生物付着材に透過させこと
が浄化に有効であることを示し、さらにブロワ−で空気
を送るBの場合でもAより効果があることから空気(酸
素)を送り撹拌することによってより効果を高めたもの
と解釈できる。
[発明の作用並びに効果コ
本発明は以上のようで、池水の中に装置の殆ど全体を没
して、池水全体に水流を発生させ、装置内において、微
生物で汚染源である有機物を分解させ、常に池水全体を
処理浄化された状態に維持することができ、異臭や浮遊
性藻類の発生を防止できる。
して、池水全体に水流を発生させ、装置内において、微
生物で汚染源である有機物を分解させ、常に池水全体を
処理浄化された状態に維持することができ、異臭や浮遊
性藻類の発生を防止できる。
装置内に微生物付着材を均一な密度で集合状態にして充
填し、この微生物付着材の上流または中流に気泡発生装
置を設けてあり、またダンパー等の水流調整で微生物の
分解能力に応じた一定の量の水を装置内を通過させてお
くことができるので、微生物の分解能力が効率よく高ま
り、沈殿物が殆ど発生しない。そのため沈殿物の除去作
業を必要とせず、設置後の維持管理が楽である。またフ
ィルターによってケース内にはゴミが入らないので内部
装置が破壊されず、装置の保守管理に要する手間が殆ど
不要である。つまり、没設したままで長期間機能を維持
し続けることができる。
填し、この微生物付着材の上流または中流に気泡発生装
置を設けてあり、またダンパー等の水流調整で微生物の
分解能力に応じた一定の量の水を装置内を通過させてお
くことができるので、微生物の分解能力が効率よく高ま
り、沈殿物が殆ど発生しない。そのため沈殿物の除去作
業を必要とせず、設置後の維持管理が楽である。またフ
ィルターによってケース内にはゴミが入らないので内部
装置が破壊されず、装置の保守管理に要する手間が殆ど
不要である。つまり、没設したままで長期間機能を維持
し続けることができる。
また、工場で完成した装置を目的地に運搬し、水中に没
設するだけて簡単に設置完了するので、従来のような長
い工期を要する設備□取付工事は不要となる。
設するだけて簡単に設置完了するので、従来のような長
い工期を要する設備□取付工事は不要となる。
没設する時、本装置底部に備えた脚の長さを調節して池
の深さに応した水面下所定の位置に設置できる。
の深さに応した水面下所定の位置に設置できる。
さらに、ケース内にフロート室を設けることによって浮
力を付加し、湖沼、河川、海等に浮かべて船で牽引運搬
できる。
力を付加し、湖沼、河川、海等に浮かべて船で牽引運搬
できる。
さらにまた、装置の殆ど全体が水面下となるために地上
の景観を損なうことがない。
の景観を損なうことがない。
したがって、本装置は、ゴルフ場にかぎらず、汚染され
ている湖沼、池、ダム、河川、溝にも使用でき、これら
の汚水の水質改善、公害防止に寄与すること多大である
。
ている湖沼、池、ダム、河川、溝にも使用でき、これら
の汚水の水質改善、公害防止に寄与すること多大である
。
図面は本発明の実施例を示し、図1は概念図で、(イ)
が池における模式的平面図、(ロ)が同上部分拡大縦断
側面図、図2は装置総体の透視図、図3は同上横断平面
図、図4は同上縦断側面図、図5は試験例のフロー図。 1−m−ケース、2−m−吸水口、3−m−排水口、ト
ーーフィルター、5−m−水流発生装置、6−−−汚水
浄化装置、7一−−微生物付着材、8−m−気泡発生装
置、9−m−吸気口、10−m−エアー管、11−m−
エアーポンプ、12−一一気泡口、13−一一網フイル
ター、14−m−ダンパー、15−m−整流装置、16
−−−脚、A−−一池水、B−−一水面、C−−一池底
、D−−一岸、E−−一水流、F−−一汚水、G−m−
浄化水。 特許出願人 篠原理水]二業株式会社 G 吋
が池における模式的平面図、(ロ)が同上部分拡大縦断
側面図、図2は装置総体の透視図、図3は同上横断平面
図、図4は同上縦断側面図、図5は試験例のフロー図。 1−m−ケース、2−m−吸水口、3−m−排水口、ト
ーーフィルター、5−m−水流発生装置、6−−−汚水
浄化装置、7一−−微生物付着材、8−m−気泡発生装
置、9−m−吸気口、10−m−エアー管、11−m−
エアーポンプ、12−一一気泡口、13−一一網フイル
ター、14−m−ダンパー、15−m−整流装置、16
−−−脚、A−−一池水、B−−一水面、C−−一池底
、D−−一岸、E−−一水流、F−−一汚水、G−m−
浄化水。 特許出願人 篠原理水]二業株式会社 G 吋
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)水中において、水流発生手段にて、一方から汚水を
ケース内へ吸入し、この汚水を微生物で処理して水質浄
化し、その浄化水を他方からケース外へ排出させること
によって水処理全体を水中で行なうとともに、池水全体
に撹拌水流を作り常時池水全体を浄化させることを特徴
とする水没式汚水浄化方法。 2)水中に没設するケース内の一方に吸水口を、他方に
排水口を備え、前記吸水口にはフィルターを取付け、こ
のケース内に水流発生装置と微生物付着材による汚水浄
化装置とを備えた水没式汚水浄化装置。 3)汚水浄化装置が微生物付着材を均一な密度で集合状
態として充填して構成される特許請求の範囲第2項記載
の水没式汚水浄化装置。 4)汚水浄化装置に気泡発生装置を備え、その気泡発生
装置を微生物付着材の上流または中流に設けた特許請求
の範囲第3項記載の水没式汚水浄化装置。 5)水流発生装置がスクリュウーである特許請求の範囲
第2項ないし第4項のうちいずれか一項記載の水没式汚
水浄化装置。 6)水流発生装置を排出口に近接する内部に設けた特許
請求の範囲第2項ないし第5項のうちいずれか一項記載
の水没式汚水浄化装置。 7)ケースの壁面に水流調整のダンパーを設けた特許請
求の範囲第2項ないし第6項のうちいずれか一項記載の
水没式汚水浄化装置。 8)ケースの底部に高さ調節用の脚を設けた特許請求の
範囲第2項ないし第7項のうちいずれか一項記載の水没
式汚水浄化装置。 9)吸水口の形状を外部に向かって流線形のフィルター
とした特許請求の範囲第2項ないし第8項のうちいずれ
か一項記載の水没式汚水浄化装置。 10)吸水口に近接する内部に整流装置を設けた特許請
求の範囲第2項ないし第9項のうちいずれか一項記載の
水没式汚水浄化装置。 11)排出口に近接する内部に整流装置を設けた特許請
求の範囲第2項ないし第10項のうちいずれか一項記載
の水没式汚水浄化装置。 12)ケース内にフロート室を設けた特許請求の範囲第
2項ないし第11項のうちいずれか一項記載の水没式汚
水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31322990A JPH0775708B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 水没式汚水浄化方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31322990A JPH0775708B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 水没式汚水浄化方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04187293A true JPH04187293A (ja) | 1992-07-03 |
JPH0775708B2 JPH0775708B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=18038666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31322990A Expired - Fee Related JPH0775708B2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | 水没式汚水浄化方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775708B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1157699A (ja) * | 1997-08-20 | 1999-03-02 | Marine Giken:Kk | 水域浄化装置 |
WO2002053505A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Shiga Prefecture | Dispositif et procede de purification d'eau |
JP2014140834A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Takeshi Yoshioka | 気液ポンプで送水して接触ろ過する水質浄化装置 |
CN108726662A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-02 | 佛山舒宜添科技有限公司 | 一种工业污水处理装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916245A (ja) * | 1972-06-06 | 1974-02-13 | ||
JPS5997794U (ja) * | 1983-07-20 | 1984-07-02 | 海洋工業株式会社 | 浄水装置 |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP31322990A patent/JPH0775708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4916245A (ja) * | 1972-06-06 | 1974-02-13 | ||
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CN108726662A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-11-02 | 佛山舒宜添科技有限公司 | 一种工业污水处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0775708B2 (ja) | 1995-08-16 |
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