JPH0418717Y2 - - Google Patents

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JPH0418717Y2
JPH0418717Y2 JP1985175963U JP17596385U JPH0418717Y2 JP H0418717 Y2 JPH0418717 Y2 JP H0418717Y2 JP 1985175963 U JP1985175963 U JP 1985175963U JP 17596385 U JP17596385 U JP 17596385U JP H0418717 Y2 JPH0418717 Y2 JP H0418717Y2
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JP
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vibrator
vibration valve
underwater vibration
cleaning device
ultrasonic cleaning
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JP1985175963U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボルト締め振動子が発する超音波を
洗槽等の被取付体の槽内に配置する水中振動弁か
ら放射することにより、被洗浄物を洗浄する超音
波洗浄装置の改良に関するものである。
従来の技術 従来、この種の超音波洗浄装置としては、第5
図で示すように被取付体となる洗槽の槽壁1を介
して金属材料で形成した水中振動弁2を内面側に
当て、また、ボルト締め振動子3を外面側に当て
がい配置させて各相対面を接着剤で緊密に固着す
ると共に相互をボルト3aで連結し、或いは上述
したと同様にボルト締め振動子3を接着剤で固着
すると共に、水中振動弁2と洗槽の槽壁1との間
に防水パツキンを介して相互を緊密にボルト締め
固定する(特開昭54−22963号)ことにより、ボ
ルト締め振動子3から発する超音波を水中振動弁
2より水中に放射させて被洗浄物の洗浄を行うも
のが既に知られている。
然し、これらの超音波洗浄装置では、前者にあ
つては水中振動弁2とボルト締め振動子3とがい
ずれも洗槽の槽壁に接着剤で直接固着され、後者
にあつては少なくともボルト締め振動子3が洗槽
の槽壁に接着剤で固着されているから、その接着
剤を介するのみではボルト締め振動子3から発す
る超音波が洗槽に伝わることを避け得ない。
このため、超音波のロスが生じ、また、ボルト
締め振動子から発する超音波と槽壁1の振動が混
在することにより、水中振動弁2から集中的に放
射される超音波による効果的なキヤビテイーシヨ
ンを洗槽中に形成できず、十分な洗浄作用を発揮
できない等の欠点がある。
考案が解決しようとする課題 本考案は、ボルト締め振動子から発する超音波
が被取付体に伝搬されるのを防いで、その超音波
を水中振動弁から水中に集中的に発振できるよう
改良した超音波洗浄装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本考案に係る超音波洗浄装置においては、水中
振動弁並びにボルト締め振動子と被取付体の壁部
との各対向面間に、その各対向面を非接触状態に
保つ間隔を隔てて各間隔内を水密に保持する緩衝
材のOリングを夫々介装配置することにより構成
されている。
作 用 この超音波洗浄装置では、被取付体の壁部と水
中振動弁並びにボルト締め振動子との各対向面間
に間隔を隔てて非接触状態に保つ緩衝材のOリン
グを介装配置することにより、その緩衝材のOリ
ングが各間隔内を水密に保つと共にダンパ作用を
発揮するため、ボルト締め振動子から発する超音
波が被取付体に伝搬されるのを遮断でき、ボルト
締め振動子から発する超音波を水中振動弁から洗
浄槽内に集中的に放射できて十分な洗浄作用を発
揮できるようになる。
実施例 以下、第1〜4図を参照して説明すれば、次の
通りである。
第1図で示す超音波洗浄装置は、被取付体10
の壁部11を介して内、外に配置する水中振動弁
12とボルト締め振動子13とを相互に連結する
ことにより、例えば小型洗濯機の洗槽を被取付体
として備付けられている。
水中振動弁12は比較的扁平な傘形の本体形状
を有するものであり、その背面側にはボルト締め
振動子13に対する連結用のボルト軸12aが一
体に突出成形されている。この水中振動弁12
は、金属材料を用いて形成することができる。ま
た、炭素繊維や金属粉末等の補強材を合成樹脂に
混合したもので形成すれば水の音響インピーダン
スと近似させ得ることにより、水中振動弁12か
ら超音波を水中に発振する際のマツチング効果を
良好に保つことができる。
ボルト締め振動子13はホーン部13aとバツ
クマス部13bとの間にセラミツク等の圧電素子
13c,13dを挾持させてボルト13eで締付
け固定したものであり、そのボルト13eと圧電
素子13c,13dとの間にグラスフアイバー等
の絶縁リング13fを配置することにより圧電素
子13c,13dの取付部位を+極として通電回
路を形成するよう組立てられている。
このボルト締め振動子13に対しては、被取付
体10の壁部11に形成した挿入孔より外側に突
出するボルト軸12aをボルト締め振動子13の
ホーン部13aに形成したねじ孔と螺合すること
により水中振動弁12が連結されている。その取
付けにあたつては、水中振動弁12並びにボルト
締め振動子13と被取付体10の壁部11との各
対向面間にシリコン等の軟質な緩衝材で形成した
Oリング14,15が介装配置されている。
これらOリング14,15は、水中振動弁12
の背面並びにボルト締め振動子13のホーン部1
3aに夫々形成した凹溝で位置決め保持されてい
る。また、その水中振動弁12とボルト締め振動
子13とをボルト軸12aで互いにねじ止め連結
するのに伴つてはOリング14,15を若干圧縮
変形することにより、各対向面を非接続状態にす
る間隔G1,G2を保持ししかも各間隔内を水密に
固定するよう取付けられている。これらOリング
14,15は水中振動弁12並びにボルト締め振
動子13の径に対して約70%程度の面積位置に取
付けると、ボルト締め振動子Bから発する振動の
伝搬損失を極めて少なくすることができる。
また、水中振動弁12とボルト締め振動子13
との連結にあたつてはボルト軸12aの軸線上に
スリーブ管16を嵌挿し、このスリーブ管16を
ストツパとして水中振動弁12とボルト締め振動
子13との間に掛渡し配置すれば壁部11との各
間隔G1,G2を設定できると共に正確に規制保持
するようにできる。
このように構成する超音波洗浄装置では、第2
図で示す如く洗槽20の槽壁21を介して水中振
動弁12とボルト締め振動子13とを互いに連結
することにより、例えば小型な洗濯機等を構成す
るよう装備することができる。
その取付状態でボルト締め振動子13に通電さ
せて励振すると、ボルト締め振動子から発する超
音波がボルト軸12a、ホーン部13aを介して
水中振動弁12に伝搬され、水中振動弁12から
水中に疎密波として放射されることにより衣類等
の被洗浄物を洗浄できるようになる。この際に、
ボルト締め振動子13から発する超音波は水中振
動弁12、ボルト締め振動子13との間に配置し
た緩衝材のOリング14,15で槽壁21に伝搬
されないよう遮断できるため、水中振動弁12よ
り洗槽20の内部に集中的に放射できることによ
り、水中に衣類等の洗濯に要する効果的なキヤビ
テイーシヨンを形成できるようになる。
なお、この超音波洗浄装置は第3及び4図で示
す如くボルト締め振動子13を収容するボツクス
体30を被取付体とし、そのボツクス体30の壁
面31から外部に水中振動弁12を露呈すること
により洗槽20の内部に設置するユニツト構造に
も構成することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る超音波洗浄装置に依
れば、ボルト締め振動子から発する超音波を緩衝
材のOリングで被取付体の槽壁に伝搬させないよ
う遮断させて水中振動弁から集中的に放射するこ
とにより、極めて効率よくしかも効果的に洗浄作
用を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る超音波洗浄装置の拡大断
面図、第2図は同洗浄装置を洗浄槽に取付けた場
合の一部切欠側面図、第3及び4図は同洗浄装置
をユニツト体として構成した場合の説明図、第5
図は従来例に係る超音波洗浄装置の側断面図であ
る。 10,20,30……被取付体、11,21,
31……被取付体の壁部、12……水中振動弁、
12a……ボルト軸、13……ボルト締め振動
子、14,15……Oリング、16……スリーブ
管,G1,G2……間隔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被取付体の壁部を介して内外に配置する水中
    振動弁とボルト締め振動子とを被取付体の壁部
    に挿通するボルト軸で連結することにより装備
    する超音波洗浄装置において、上記水中振動弁
    並びにボルト締め振動子と被取付体の壁部との
    各対向面間に、その各対向面を非接触状態に保
    つ間隔を隔てて各間隔内を水密に保持する緩衝
    材のOリングを夫々介装配置したことを特徴と
    する超音波洗浄装置。 (2) 上記各間隔が、水中振動弁とボルト締め振動
    子とを連結するボルト軸の軸線上に嵌装され、
    且つ、該水中振動弁とボルト締め振動子との間
    に掛渡し配置されたスリーブ管で固定保持され
    ているところの実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の超音波洗浄装置。
JP1985175963U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0418717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985175963U JPH0418717Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP1985175963U JPH0418717Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6283591U JPS6283591U (ja) 1987-05-28
JPH0418717Y2 true JPH0418717Y2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=31115767

Family Applications (1)

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JP1985175963U Expired JPH0418717Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP (1) JPH0418717Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422963A (en) * 1977-07-19 1979-02-21 Matsushita Electric Works Ltd Supersonic washing machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422963A (en) * 1977-07-19 1979-02-21 Matsushita Electric Works Ltd Supersonic washing machine

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Publication number Publication date
JPS6283591U (ja) 1987-05-28

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