JPH0418490A - 冷凍機油 - Google Patents

冷凍機油

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JPH0418490A
JPH0418490A JP12004790A JP12004790A JPH0418490A JP H0418490 A JPH0418490 A JP H0418490A JP 12004790 A JP12004790 A JP 12004790A JP 12004790 A JP12004790 A JP 12004790A JP H0418490 A JPH0418490 A JP H0418490A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は冷凍機油に関し、詳しくは特定の構造を有する
炭酸エステルを主成分とする、各種性能に優れた冷凍機
油に関するものである。
[従来の技術および発明が解決しようとする31i]従
来から、冷凍機油としては、40℃における動粘度がl
θ〜200cStのナフテン系鉱油、パラフィン系鉱油
、アルキルベンゼン、ポリグリコール系油およびこれら
の混合物またはこれらの各種基油に添加剤を配合したも
のが一般的に使用されている。
一方、冷凍機に用いられるフロン系冷媒としては、CF
 C−11、CF C−12、CF C−115、HC
FC−22等が使用されている。
これらのフロン系冷媒のうち、CFC−11、CF C
−12、CF C−115等の炭化水素の全ての水素を
塩素を含むハロゲンで置換した形のフロンは、オゾン層
破壊につながるとして規制の対象となっている。従って
、RF C−134aやRF C−152a等の非塩素
系フロンがCFCの代替として使用されつつあるが、特
に、RF C−134aは、従来から家庭用冷蔵庫、エ
アコン、カーエアコン等の多くの冷凍機に使用されてい
るC F C−12と熱力学的物性が類似しており、代
替冷媒として有力である。
冷凍機油には種々の要求性能があるが、冷媒との相溶性
は、冷凍機の潤滑性、およびシステム効率の面から極め
て重要である。しかしながら、ナフテン系鉱油、パラフ
ィン系鉱油、アルキルベンゼン等を基油とした冷凍機油
は、RF C−134a等の非塩素系フロンとの相溶性
か殆どないため、HF C−134aとの組合せて使用
すると、常温において二層分離を起こし、冷凍システム
内で最も重要な油戻り性か悪くなって冷凍効率の低下あ
るいは潤滑性が不良となって圧縮機の焼き付き発生等の
実用上様々な不都合が発生し使用に耐えない。
この問題を解決するため、本発明者らは、HFC−13
4aとの相溶性が従来公知の冷凍機油と比較して大幅に
優れているポリグリコール系冷凍機油を先に開発し、既
に出願している(特開平1−256594号公報、同1
−274191号公報等)。また、米国特許4,755
,316号には、RF C−134aと相溶性のあるポ
リグリコール系冷凍機油か開示されている。
しかしながら、ポリグリコール系油は、水の溶解性が高
く、また電気絶縁性が劣るという問題を有することが判
明した。
一方、家庭用冷蔵庫等の圧縮機に用いられる冷凍機油は
、高い電気絶縁性が要求される。公知の冷凍機油のうち
、最も高い電気絶縁性を有するものはアルキルベンゼン
や鉱油であるが、前述のようにアルキルベンゼンや鉱油
はRF C−134a 等ノ非塩素系フロンとの相溶性
が殆どない。従って、現在使用されているCFC−12
、HCFC−22等の塩素系フロンと高い相溶性があり
、さらにRFC−134a等の非塩素系フロンとの高い
相溶性と、高い絶縁性とを兼ね備えた冷凍機油は未だ出
現していない。
本発明者らは、上記要求に応え得る冷凍機油を開発すべ
く研究を重ねた結果、特定構造を有する炭酸エステルが
、CFC−12、HCFC−22、HCF C−142
b等の塩素系フロンのみならず、RFC−134a 、
 RF C−152a等の非塩素系フロンとの相溶性に
優れ、かつ高い電気絶縁性を有するものであり、さらに
優れた潤滑特性、加水分解安定性を有すること、および
加水分解時の腐食性が少ないことを見い比し、本発明を
完成するに至った。
本発明は、特定構造を有する炭酸エステルを主成分とす
る、フロンとの相溶性に優れ、かつ高い電気絶縁性を有
する冷凍機油を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、 R4は炭素数1〜6のアルキル基を示し、また、aは】
または2、bは0または 1てあり、かつa+b−2と
なる数を示し、さらにmは0〜30(m−0の場合、R
1およびR2の少なくともいずれか一方はネオペンチル
型ポリオ〜ル残基を示す)、nは1〜3の整数をそれぞ
れ示す] て表される炭酸エステルを主成分とすることを特徴とす
る冷凍機油を提供するものである。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
本発明の冷凍機油は、 C−0R3 で表される基を示し、R,−R3は同一でも異なってい
てもよく、それぞれ炭素数1−12のアルキル基、炭素
数5〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜30
かつ水酸基数3〜8のネオペンチル型ポリオール残基を
示し、て表される炭酸エステルを主成分とすることを特
徴とする。上記式中、Xlは水素原子または一般で表さ
れる基を示し、R1−R3は同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ炭素数1〜12、好ましくは3〜7のアル
キル基、炭素数5〜12、好ましくは5〜8のシクロア
ルキル基、または炭素数5〜30、好ましくは5〜21
かつ水酸基数3〜8のネオペンチル型ポリオール残基を
示し、R4は炭素数1〜6、好ましくは1〜4のアルキ
ル基を示す。
また、aは1または2、bは0または1であり、かつa
+b−2となる数を示し、さらにmは0〜H(m−0の
場合、R1およびR2の少なくともいずれか一方はネオ
ペンチル型ポリオール残基を示す)′、好ましくは1〜
30、nは1〜3の整数をそれぞれ示す。上記条件を満
たさない炭酸エステルを主成分として使用すると、非塩
素系フロン冷媒との相溶性など各種性能が劣るため好−
ましくない。
R1−R3で表される炭素数1〜12のアルキル基とし
ては、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピル基
、 1so−プロピル基、n−ブチル基、1so−ブチ
ル基、5ee−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、1so−ペンチル基、ne。
ペンチル基、n−ヘキシル基、1so−ヘキシル基、n
−ヘプチル基、1so−ヘプチル基、n−オクチル基、
 1so−オクチル基、n−ノニル基、js。
ノニル基、n−デシル基、1so−デシル基、nウンデ
シル基、1so−ウンデシル基、n−ドデシル基、js
o−ドデシル基等が例示され、また、炭素数5〜12の
シクロアルキル基とは、アルキルシクロアルキル基を包
含する概念であり、具体的には、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、ンクロヘプチル基、シクロオクチル基
、ンクロノニル基、シクロデシル基、シクロウンデシル
基、シクロドデシル基、メチルシクロヘキシル基、エチ
ルシクロヘキシル基、プロピルシクロヘキシル基、ブチ
ルシクロヘキシル基、ペンチルシクロヘキシル基等が例
示される。また、炭素数5〜30かつ水酸基数3〜8の
ネオペンチル型ポリオールの残基としては、具体的には
、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ト
リメチロールブタン、ペンタエリスリトール、またはこ
れらの2〜3量体等の残基が例示される。また、R4て
表される炭素数1〜6のアルキル基としては、具体的に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、n−プロピル基
、1so−プロピル基、n−ブチル基、1so−ブチル
基、5ec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペン
チル基、1so−ペンチル基、neo−ペンチル基、n
−ヘキシル基、1so−ヘキシル基等が例示される。
本発明に用いられる炭酸エステルの製造法は任意である
か、例えば、炭素数1〜12のクロロフォーメートと、
ペンタエリスリトール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、トリメチロールブタン、またはこれ
らの2〜3量体、あるいはこれらの混合物とを水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の
一存在下で反応せしめることにより得られる。
上記のような原料より得られた生成物を精製して副生成
物や未反応物を除去してもよいが、少量の副生成物や未
反応物は、本発明の冷凍機油の優れた性能を損なわない
かぎり、存在していても支障はない。本発明において、
炭酸エステルは、混合物の形で用いても、単品で用いて
もよい。本発明に関わるエステルの分子量は特に限定さ
れるものではないか、圧縮機の密封性をより向上させる
点から、数平均分子量か200〜3000のものか好ま
しく使用され、数平均分子量か300〜2000のもの
がより好ましく使用される。更に、本発明に関わる炭酸
エステルの好ましい動粘度は100℃において2〜15
0 cs t 、好ましくは4〜100cstである。
本発明の冷凍機油は、上記炭酸エステルを単独で用いて
もよいが、必要に応じて他の冷凍機油基油を混合して使
用することもできる。二〇基油として好ましいものとし
ては、以下のものが例示できる。
[式中、R5およびR6は水素または炭素数1〜18の
アルキル基を示し、R7は炭素数2〜4のアルキレン基
を示し、Cは5〜70の整数を示すコ で表されるポリオキンアルキレングリコールまたはその
エーテル。
82C−0−(−RI30撃Rh。
[式中、R8〜R1oは水素または炭素数1〜18のア
ルキル基を示し、R11〜R13は炭素数2〜4のアル
キレン基を示し、d−fは5〜7の整数を示すコ て表されるポリオキシアルキレングリコールグリセロー
ルエーテル。
基をそれぞれ示し、またRI4およびR2oは炭素数1
〜8のアルキレン基、R1,およびRは炭素数2〜16
のアルキレン基、R1゜およびR21は炭素数1−15
のアルキル基、R18およびR19は炭素数1−14の
アルキル基をそれぞれ示し、さらにgおよびhは0また
はlの数を、lはO〜30の整数をそれぞれ示す]で表
されるエステル。
[式中、X4はメチル基、エチル基、プロピル[式中、
X2 ハ0RIs * t: バー0−Rl7−0−C
−R1@からなる群より選ばれるいずれかの基を示し、
R22〜R25は炭素数3〜11の直鎖のアルキル基、
炭素数3〜15の分枝アルキル基および炭素数6〜12
のシクロアルキル基より選ばれる基を示し、直鎖アルキ
ル基の割合が全アルキル基に対し60%以下、またjは
1〜3の整数を示す] で表されるポリオールエステル。
一般式 [式中、X5およびX8は同一でも異なっていてもよく
、それぞれメチル基、エチル基、プロピル基および一般
式−CH2−0−CRso  で表される基からなる群
より選ばれるいずれかの基を示し、R26〜R3゜は炭
素数3〜15のアルキル基、Roは炭素数1〜8の2価
の炭化水素基を示し、またkは1〜5の整数を示す]で
表されるポリオールジカルボン酸エステル。
[式中、R12およびR3,は同一でも異なっていても
よく、それぞれ炭素数1〜15のアルキル基または炭素
数2〜12の2価アルコール残基を示し、R34は炭素
数2〜12のアルキレン基を示し、JはΩ〜30の整数
を示す] て表される炭酸エステル。
これらの油は単独でも数種類組み合わせて用いてもよい
。なお、パラフィン系およびナフテン系の鉱油、ポリα
−オレフィン、アルキルベンゼン等の油も混合してよい
が、この場合は非塩素系フロン溶媒との相溶性が落ちる
これらの基油の配合量は、本発明の冷凍機油の優れた性
能を損なわない範囲であれば特に限定されるものではな
いが、冷凍機油全量に対し、通常50重量%未満、好ま
しくは30重量%以下になるように配合される。
本発明の冷凍機油組成物において、その耐摩耗性、耐荷
重性をさらに改良するために、リン酸エステル、酸性リ
ン酸エステル、酸性リン酸エステルのアミン塩、塩素化
リン酸エステルおよび亜リン酸エステルからなる群より
選ばれる少なくとも1種のリン化合物を配合することが
できる。これらのリン化合物は、リン酸または亜リン酸
とアルカノール、ポリエーテル型アルコールとのエステ
ルあるいはこの誘導体である。具体的には、リン酸エス
テルとしては、トリブチルホスフェート、トリフェニル
ホスフェート、トリクレジルホスフェート等が挙げられ
る。酸性リン酸エステルとしては、ジテトラデシルアシ
ッドホスフエート、ジペンタデシルアシッドホスフェー
ト、ジヘキサデシルアシッドホスフェート、ジヘブタデ
シルアシッドホスフエート、ジオクタデシルアシッドホ
スフェート等が挙げられる。酸性リン酸エステルのアミ
ン塩としては、前記酸性リン酸エステルのメチルアミン
、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペン
チルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチ
ルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピ
ルアミン、ジブチルアミン、ジベンチルアミン、ジエチ
ルアミン、ジエチルアミン、ジオクチルアミン、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、
トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシル
アミン、トリへブチルアミン、トリオクチルアミン等の
アミンとの塩が挙げられる。塩素化リン酸エステルとし
ては、トリス・ジクロロプロピルホスフェート、トリス
争クロロエチルホスフェート、ポリオキシアルキレン争
ビス[ン(クロロアルキル)クホスフェート、トリス・
クロロフェニルホスフェート等が挙げられる。亜リン酸
エステルとしては、ジブチルホスファイト、トリブチル
ホスファイト、ジオクチルホスファイト、トリペンチル
ホスファイト、ジデシルホスファイト、トリへキシルホ
スファイト、ジオクチルホスファイト、トリへブチルホ
スファイト、ジオクチルホスファイト、トリオクチルホ
スファイト、ジノニルホスファイト、ジデシルホスファ
イト、ジオクチルホスファイト、トリウンデシルホスフ
ァイト、ジドデシルホスファイト、トリドデシルホスフ
ァイト、ジフェニルホスファイト、トリフェニルホスフ
ァイト、ジクレジルホスファイト、トリクレジルホスフ
ァイト等が挙げられる。
また、これらの混合物も使用できる。これらのリン化合
物を配合する場合、冷凍機油全量に対し、0.1〜5,
0重量%、好ましくは0.2〜2.0重量%の割合で含
有せしめることが望ましい。
また、本発明の冷凍機油において、その安定性をさらに
改良するために、フェニルグリシジルエーテル型エポキ
シ化合物、グリシジルエステル型エポキシ化合物、エポ
キシ化脂肪酸モノエステルおよびエポキシ化植物油から
なる群より選ばれる少なくとも1種のエポキシ化合物を
配合することができる。ここでいうフェニルグリシジル
エーテル型エポキシ化合物としては、フェニルグリシジ
ルエーテルまたはアルキルフェニルグリシジルエーテル
が例示できる。ここでいうアルキールフェニルグリシジ
ルエーテルとは、炭素数1−18のアルキル基を1〜3
個有するものであり、中でも炭素数4〜10のアルキル
基を1個有するもの、例えばブチルフェニルグリシジル
エーテル、ペンチルフェニルグリシジルエーテル、ヘキ
シルフェニルグリシジルエーテル、ヘプチルフェニルグ
リシジルエーテル、オクチルフェニルグリシジルエーテ
ル、ノニルフェニルグリシジルエーテル、デシルフェニ
ルグリシジルエーテルが好ましい。グリシジルエステル
型エポキシ化合物としては、フェニルグリシジルエステ
ル、アルキルグリシジルエステル、アルケニルグリシジ
ルエステル等が挙げられ、好ましいものとしては、グリ
シジルベンゾエート、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート等が例示できる。
またエポキシ化脂肪酸モノエステルとしては、エポキシ
化された炭素数12〜20の脂肪酸と炭素数1〜8のア
ルコールまたはフェノール、アルキルフェノールとのエ
ステルが例示できる。特にエポキシステアリン酸のブチ
ル、ヘキシル、ベンジル、シクロヘキシル、メトキシエ
チル、オクチル、フェニルおよびブチルフェニルエステ
ルが好ましく用いられる。
またエポキシ化植物油としては、大豆油、アマニ油、綿
実油等の植物油のエポキシ化合物が例示できる。
これらのエポキシ化合物の中でも好ましいものは、フェ
ニルグリシジルエーテル型エポキシ化合物およびエポキ
シ化脂肪酸モノエステルである。
中でもフェニルグリシジルエーテル型エポキシ化合物が
より好ましく、フェニルグリシジルエーテル、ブチルフ
ェニルグリシジルエーテルおよびこれらの混合物が特に
好ましい。
これらのエポキシ化合物を配合する場合、冷凍機油全量
に対し 0.1〜5.0重量%、好ましくは0.2〜2
.0重量%の割合で含有せしめることが望ましい。
さらに、本発明の冷凍機油において、その耐摩耗性、耐
荷重性をさらに改良するために、一般式 %式% c式中、R3,およびR56は同一でも異なっていても
よく、それぞれ炭素数8〜18のアルキル基を示す] で表されるカルボン酸を配合することができる。
このカルボン酸としては、具体的には例えば、オクチル
マロン酸、ノニルマロン酸、デシルマロン酸、ウンデシ
ルマロン酸、ドデシルマロン酸、トリデシルマロン酸、
テトラデシルマロン酸、ペンタデシルマロン酸、ヘキサ
デシルマロン酸、ヘプタデシルマロン酸、オクタデシル
マロン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリ
デカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン
酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、エ
イコサン酸およびこれらの2種以上の混合物等が挙げら
れる。これらのカルボン酸を配合する場合、冷凍機油全
量に対し、0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜
2重量%の割合で含有せしめることが望ましい。
また、上記リン化合物、エポキシ化合物およびカルボン
酸を2種以上併用してもよいことは勿論である。
さらに本発明における冷凍機油に対して、その性能をさ
らに向上させるため、必要に応じて従来より公知の冷凍
機油添加剤、例えばジーtert−ブチル−p−クレゾ
ール、ビスフェノールA等のフェノール系、フェニル−
α−ナフチルアミン、N。
N−ジ(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン等の
アミン系の酸化防止剤、ジチオリン酸亜鉛等の摩耗防止
剤、塩素化パラフィン、硫黄化合物等の極圧剤、脂肪酸
等の油性剤、シリコーン系等の消泡剤、ベンゾトリアゾ
ール等の金属不活性化剤等の添加剤を単独で、または数
種組み合わせて配合することも可能である。これらの添
加剤の合計配合量は、通常、冷凍機油全量に対し、10
重量%以下、好ましくは5重量%以下である。
本発明において、他の冷凍機油や添加剤が配合される場
合は、本発明に係る炭酸エステルは、冷凍機油全量に対
し、50重量%超、好まし−くは70重量%以上含有さ
れていることが望ましい。
本発明のエステルを主成分とする冷凍機油は、通常、冷
凍機油として使用されている程度の動粘度および流動点
を有していればよいが、低温時の冷凍機油の固化を防ぐ
ためには流動点が−IO℃以下、好ましくは一20℃〜
−80℃であることが望ましい。また、圧縮機との密封
性を保つためには100℃における動粘度か2cSt以
上、好ましくは3eSt以上が望ましく、低温における
流動性および気化器における熱交換の効率を考慮すると
、100℃における動粘度が150 cs を以下、好
ましくはl00cSt以下であることが望ましい。
本発明の冷凍機油に用いられる冷媒としては、具体的に
は1.1.2.2−テトラフルオロエタン(HF C−
134)、1.1,1.2−テトラフルオロエタン(R
F C−134a )、1,1−ジフルオロエタン(R
F C−152a ) 、)リフルオロメタン(RF 
C−23)等の非塩素系フロン、トリクロロモノフルオ
ロメタン(CFC−11)、ジクロロジフルオロメタン
(CF C−12) 、モノクロロトリフルオロメタン
(CF C−13) 、モノクロロペンタフルオロメタ
ンCCF C−115) 、モノクロロジフルオロメタ
ン(HCF C−22)、■−クロロー 1.1−ジフ
ルオロエタン(HCF C−142b )等の塩素系フ
ロン、またはこれら2種以上の混合物等が挙げられるか
、環境問題の面から非塩素系フロンを用いるのが好まし
く、特にRF C−134aが好ましい。本発明の冷凍
機油は、従来公知の冷凍機油に比べて非塩素系フロンと
の相溶性が大幅に優れている。
また、本発明の冷凍機油は、非塩素系フロンとの高い相
溶性、高い電気絶縁性を有するだけでなく、潤滑性が高
く、吸湿性が低い優れた冷凍機油である。
本発明の冷凍機油は、往復動式や回転式の圧縮機を有す
るエアコン、除湿機、冷蔵庫、冷凍庫、冷凍冷蔵倉庫、
自動販売機、ショーケース、化学プラント等の冷却装置
等に特に好ましく用いられるが、遠心式の圧縮機を有す
るものも好ましく使用できる。
[実施例コ 以下、実施例と比較例により、本発明の内容を更に具体
的に説明する。
実施例1〜3および比較例1〜5 本実施例および比較例に用いた冷凍機油を以下に示す。
実施例1:式1に示す分枝構造のカーボネト て、Rは +5O−C6H13または、+5O−C7H15実施例
2:式2に示す分枝構造のカーボネートで、Rは 1s
o−C6H13マタハ、1so−CyH+5OCH30 実施例3:式3に示す分枝構造のカーボネト 比較例、l:ナフテン系鉱油。
比較例21分岐鎖型アルキルベンゼン(平均分子量的3
00)。
比較例3:ペンタユリスリトールと 2−メチルヘキサ
ン酸および2.4−ジメチルへブタン酸のテトラエステ
ル。
比較例4:3−メチル−1,5−ぺつタン−ジオール、
アジピン酸および3,5.5−トリメチルヘキサン酸の
コンプレックスエステルで平均分子量が約500゜ 比較例5:ポリオキシプロピレングリコール(平均分子
量的900)。
本発明に係る実施例1〜3の冷凍機油の基油の性能評価
のためにRF C−134aとの溶解性、加水分解性、
絶縁特性、ファレックス摩耗試験および吸湿性を評価し
た。また、比較のために、従来から冷凍機油に使用され
ている鉱油、アルキルベンゼン、エステル油および米国
特許4,755,318号に開示されているポリアルキ
レングリコール(比較例1〜5)の試験結果を第1表に
併記する。
(RF C−134aとの溶解性) 内径6#、長さ 220#のガラス管に、実施例および
比較例の試料油を0.2g採取し、さらに冷媒(HF 
C−134a)  2.0gを採取してガラス管を封入
する。このガラス管を所定の温度の低温槽または高温槽
に入れ、冷媒と試料油が相互に溶解しあっているか、分
離または白濁しているかを観察する。
(加水分解試験) 試料油60g1水0,6gを200−のガラス製試験管
に採り、劣化促進触媒として銅板、鉄板およびアルミニ
ウム板(それぞれ、6d)を入れて、ステンレス製のオ
ートクレーブ中で175℃、168時間加熱劣化した。
試験後は、試料油の酸価と水酸基価を測定した。
(絶縁特性) JISC2101に準拠して25℃の試料油の体積抵抗
率を測定した。
(FALEX摩耗試験) ASTM  D 2870に準拠して、試料油の温度1
00℃、150J b荷重で、慣らし運転を1分行なっ
た後に、250J bの荷重の下に 2時間運転し、テ
ストジャーナルの摩耗量を測定した。
(吸湿性) 試料油30gを300dビーカーに採り、30℃、60
%湿度に保たれた恒温恒湿槽に7日間静置した後、カー
ルフィッシャー法により水分を測定した。
第1表の実施例1〜3が示す通り、本発明による冷凍機
油は、比較例1〜2に比べRF C−134aに対する
冷媒溶解性が非常に優れている。
比較例3〜4に示すようにエステル油は冷媒溶解性、電
気絶縁性に優れているものの加水分解性が悪く、水の混
入、侵入が予想される冷凍機システムでは生成した酸の
腐食等で使用上問題がある。
一方、実施例1〜3は、若干ながら加水分解し水酸基は
生成するものの、酸は生成しないので同等問題ない。
実施例1〜3は、絶縁特性の点でも鉱油、アルキルベン
ゼンと比べて遜色なく、エステル油とほぼ同等であり、
さらに比較例5のアルキレングリコール油よりも優れて
いる。
また、ファレックスによる摩耗試験においても実施例1
〜3は、比較例1〜5に比べて同等ないしはそれ以上で
あることがわかる。
水分の吸湿性についても、実施例1〜3の冷凍機油は、
比較例1〜2と比べて遜色なく、比較例3〜4のエステ
ル油とほぼ同等であり、さらに比較例5のアルキレング
リコールよりも吸湿性か著しく低く優れている。
[発明の効果] 以上の説明と実施例によって明らかである通り本発明の
冷凍機油は、冷凍機における使用に適するものであり、
電気絶縁性か優れていると共に耐摩耗性、非吸湿性に優
れた冷凍機油である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_1は水素原子または一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される基を示し、R_1〜R_3は同一でも異なっ
    ていてもよく、それぞれ炭素数1〜12のアルキル基、
    炭素数5〜12のシクロアルキル基、または炭素数5〜
    30かつ水酸基数3〜8のネオペンチル型ポリオール残
    基を示し、R_4は炭素数1〜6のアルキル基を示し、
    また、aは1または2、bは0または1であり、かつa
    +b=2となる数を示し、さらにmは0〜30(m=0
    の場合、R_1およびR_2の少なくともいずれか一方
    はネオペンチル型ポリオール残基を示す)、nは1〜3
    の整数をそれぞれ示す] で表される炭酸エステルを主成分とすることを特徴とす
    る冷凍機油。 2、使用する冷媒が非塩素系フロンである請求項1に記
    載の冷凍機油。 3、前記炭酸エステルを基油とするものである請求項1
    または2に記載の冷凍機油。 4、( I )前記炭酸エステル、並びに (II)一般式 R_5■OR_7■_COR_6 [式中、R_5およびR_6は水素または炭素数1〜1
    8のアルキル基を示し、R_7は炭素数2〜4のアルキ
    レン基を示し、cは5〜70の整数を示す] で表されるポリオキシアルキレングリコールまたはその
    エーテル、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_8〜R_1_0は水素または炭素数1〜1
    8のアルキル基を示し、R_1_1〜R_1_3は炭素
    数2〜4のアルキレン基を示し、d−fは5〜7の整数
    を示す] で表されるポリオキシアルキレングリコールグリセロー
    ルエーテル、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_2は−OR_1_6または▲数式、化学式
    、表等があります▼で表される基、X_3は▲数式、化
    学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼で表される 基をそれぞれ示し、またR_1_4およびR_2_0は
    炭素数1〜8のアルキレン基、R_1_5およびR_1
    _7は炭素数2〜16のアルキレン基、R_1_6およ
    びR_2_1は炭素数1〜15のアルキル基、R_1_
    8およびR_1_9は炭素数1〜14のアルキル基をそ
    れぞれ示し、さらにgおよびhは0または1の数を、i
    は0〜30の整数をそれぞれ示す] で表されるエステル、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_4はメチル基、エチル基、プロピル基およ
    び一般式▲数式、化学式、表等があります▼で表される
    基 からなる群より選ばれるいずれかの基を示し、R_2_
    2〜R_2_5は炭素数3〜11の直鎖のアルキル基、
    炭素数3〜15の分枝アルキル基および炭素数6〜12
    のシクロアルキル基より選ばれる基を示し、直鎖アルキ
    ル基の割合が全アルキル基に対し60%以下、またjは
    1〜3の整数を示す] で表されるポリオールエステル、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X_5およびX_6は同一でも異なっていても
    よく、それぞれメチル基、エチル基、プロピル基および
    一般式▲数式、化学式、表等があります▼で表さ れる基からなる群より選ばれるいずれかの基を示し、R
    _2_6〜R_3_0は炭素数3〜15のアルキル基、
    R_3_1は炭素数1〜8の2価の炭化水素基を示し、
    またkは1〜5の整数を示す] で表されるポリオールジカルボン酸エステル、および 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_3_2およびR_3_3は同一でも異なっ
    ていてもよく、それぞれ炭素数1〜15のアルキル基ま
    たは炭素数2〜12の2価アルコール残基を示し、R_
    3_4は炭素数2〜12のアルキレン基を示し、lは0
    〜30の整数を示す] で表される炭酸エステル、 からなる群より選ばれる少なくとも1種の油の混合油を
    基油とする請求項1または2に記載の冷凍機油。 5、前記( I )炭酸エステルが冷凍機油全量に対し、
    50重量%を超える量配合されている請求項3に記載の
    冷凍機油。 6、冷凍機油全量に対し、リン酸エステル、酸性リン酸
    エステル、酸性リン酸エステルのアミン塩、塩素化リン
    酸エステルおよび亜リン酸エステルからなる群より選ば
    れる少なくとも1種のリン化合物0.1〜5.0重量%
    を必須成分として含有する請求項1〜5のいずれかに記
    載の冷凍機油。 7、冷凍機油全量に対し、フェニルグリシジルエーテル
    型エポキシ化合物、グリシジルエステル型エポキシ化合
    物、エポキシ化脂肪酸モノエステルおよびエポキシ化植
    物油からなる群より選ばれる少なくとも1種のエポキシ
    化合物0.1〜5.0重量%を必須成分として含有する
    請求項1〜6のいずれかに記載の冷凍機油。 8、冷凍機油全量に対し、 一般式 R_3_5−CH(COOH)_2および/またはR_
    3_6−CH_2−COOH [式中、R_3_5およびR_3_6は同一でも異なっ
    ていてもよく、それぞれ炭素数8〜18のアルキル基を
    示す] で表されるカルボン酸0.01〜3重量%を必須成分と
    して含有する請求項1〜7のいずれかに記載の冷凍機油
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JPH07118676A (ja) * 1993-10-19 1995-05-09 Nisshin Fine Chem Kk 新規合成潤滑油
JP2010509488A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド フルオロカーボン安定剤

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