JPH04184341A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH04184341A
JPH04184341A JP31317090A JP31317090A JPH04184341A JP H04184341 A JPH04184341 A JP H04184341A JP 31317090 A JP31317090 A JP 31317090A JP 31317090 A JP31317090 A JP 31317090A JP H04184341 A JPH04184341 A JP H04184341A
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JP
Japan
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processing
film
tank
photosensitive material
tanks
Prior art date
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Application number
JP31317090A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えばネガフィルムのような撮影用感光材料
を処理する感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 例えば新聞報道では、取材したニュースをできるだけ早
く届ける必要があるため、撮影した写真等は、電送写真
装置を使用して直接取材現場から本社等に送る態勢を整
えている。 この場合、撮影したフィルムは、取材現場
で現像処理することになる。
従って、取材現場に持参する現像器具または装置は、次
のような条件を具備することが要求される。
■ 明室で現像処理できること ■ 迅速な処理ができること ■ 小型、軽量で、携帯に適すること ■ 得られた写真品質が良好でかつ安定していること。
しかしながら、従来取材現場等で行なわれる現像処理は
、セパレーター内蔵のタンクを用いたバッチ式のタンク
現像であったため、自動車内等に応急的に設けられる暗
室や暗箱、暗袋等を必要とし、処理操作に手間と時間が
かかり、しかも、処理効率が低いこと、処理液温度や処
理時間が一定していないこと等から、写真品質にバラツ
キがあり、結局、上記■、■および■の条件が欠如して
いた。
また、取材現場において、大量の写真を撮影することが
あり、この場合には、大量のフィルムを現像処理しなけ
ればならないが、上記従来のタンク現像では、迅速な処
理ができないため、このような大量処理に対応できない
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、撮影用感光材料を明室で、簡易、迅速
に現像処理することができ、優れた写真性を安定して得
ることかでき、また、装置が小型、軽量である感光材料
処理装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(3)の本発明により
達成される。
(1)撮影用感光材料を処理する複数の処理槽を内部に
並設した装置本体を有し、この装置本体に対し、前記各
処理槽にそれぞれ対応する処理液を補充する補充装置と
、湿潤状態の撮影用感光材料を乾燥する乾燥装置とがそ
れぞれ着脱自在に設置された感光材料処理装置であって
、 前記処理槽の少なくとも1つは、幅狭の通路で複数の処
理室を連結した構造の処理空間を有するものであること
を特徴とする感光材料処理装置。
(2)前記幅狭の通路で複数の処理室を連結した構造の
処理空間を有する処理槽において、異る処理液を異る箇
所から供給することにより、複数種の処理を1つの処理
槽で行なう上記(1)に記載の感光材料処理装置。
(3)前記幅狭の通路に、該通路を遮蔽するブレードを
設置した上記(1)または(2)に記載の感光材料処理
装置。
〈作用〉 このような構成の本発明によれば、処理槽の少なくとも
1つは、幅狭の通路で複数の処理室を連結した構成であ
るため、処理槽の数を減少すること、すなわち、1〜3
個程度とすることができ、装置の小型、軽量化に寄与す
るとともに、処理時間が短く、写真性も向上する。
また、補充装置および乾燥袋!がそれぞれ、装置本体に
対し着脱自在に設置されているため、通常処理や大量処
理等の場合には、これらを装着した状態で使用し、その
他の場合、例えば小量処理であるために処理液の補充が
不要な場合や、必要画面の迅速判断等のために撮影用感
光材料の乾燥を行なわない場合には、これらを適宜取り
外して使用することかできる。
これにより、大量処理、小量処理、迅速対応等、種々の
ケースに適した装置フォーメーションを選択することが
でき、より効率の良い現像処理を行なうことが可能とな
る。
〈実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を添付図面に示す好適
実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明の感光材料処理装置の外観構成例を示
す斜視図、第2図は、同感光材料処理装置の内部構造を
模式的に示す断面側面図である。
これらの図に示すように、感光材料処理装置1は、遮光
性を有する箱状の装置本体2を有する。 この装置本体
2の内部には、後述する複数の処理槽3.4および5が
設置されている。
装置本体2の図中上部には、例えば、カラーネガフィル
ムのような撮影用感光材料(以下、フィルムFとする)
を供給する撮影用感光材料供給部23が設置されている
また、装置本体2の側部には、処理液の補充装置10お
よびフィルムFの乾燥装置18が、それぞれ、装置本体
2に対し着脱自在に設置されている。
補充装置lOの装置本体2への装着は、第1図に示すよ
うに、装置本体2側に立設されたフック2aと、補充装
置10のケーシング外面より突出するビン10aとの係
合によりなされる。
また、乾燥装置18の装置本体2への装着も、同様に、
装置本体2側に立設されたフック2bと、乾燥装置18
のケーシング19外面より突出するビン18aとの係合
によりなされる。
なお、補充装置10および乾燥装置18の装置本体2へ
の装着構造は、上記フック2aおよび2bとビン10a
および18bとの係合によるものに限定されず、任意の
構成のものが可能であることは言うまでもない。
第2図に示すように、装置本体2の内部には、処理槽3
.4および5が、図中左側からこの順に並設されている
これらの処理槽3.4および5は、図示のごとく、一体
的に形成されているのが好ましいが、これに限らず、そ
れぞれ別個独立の処理槽を並設または連結したものでも
よい。
処理槽3内には、ブロック状の部材であるブロック体3
0が挿入、設置され、これにより、処理槽3内を3つの
処理室31.32および33と、処理室31および32
を連結する幅狭の通路34と、処理室32および33を
連結する幅狭の通路35とが形成される。
通路34および35には、それぞれ1対のブレード6が
設置されている。 この1対のブレード6は、フィルム
Fの非通過時にその先端部同士が密着するようにして、
処理槽3およびブロック体30に取り付けられている。
 これにより、通路34および35が遮蔽され、各処理
室31〜33における処理液の液組成勾配が良好に保た
れ、処理液の補充量の低減および写真性の向上が図れる
。 また、ブレード6はフィルムFの通過時には、フィ
ルムFの進入によってその先端部が押し広げられ、フィ
ルムFの通過が可能となる。
第3図には、第2図における通路34部分の拡大図が示
されている。
第3図に示すように、ブレード6は、処理槽3およびブ
ロック体30に例えば埋設により取り付けられる基部と
、先端に向って厚さが漸減する先端部(薄肉部)とで構
成され、2枚の組み合わせで用いられる。
また、このブレード6は、基部から先端部へ向けてその
厚さがほぼ同一のものであってもよい。
なお、このようなブレード6は、1つの通路34および
35に対し、2対以上設けてもよ(、この場合には、通
路34.35の遮蔽効果が高まる。
また、ブレードは図示のごとく対をなすものに限らず1
枚のものでもよい。
ブレード6の材質は、処理液に悪影響を及ぼさないもの
であればよく、例えば天然ゴム、クロロブレンゴム、ニ
トリルゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、インブレンゴム
、ブタジェンゴム、スチレンブタジェンゴム、エチレン
プロピレンゴム、シリコンゴム等の各種ゴム、軟質ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノ
マー樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等の軟質樹脂等
の弾性材料が挙げられ、また、ラバロン、サーモラン、
エラストラン、ハイトレル、サンブレーン等のエラスト
マーを用いることもできる。
なお、通路34および35の幅Wは、2〜10111[
11程度、特に3〜6mm程度とするのが好ましいO 各処理室31〜33内には、フィルムFを搬送するため
のローラ7が設置されている。 このローラ7は、駆動
回転するものでも自由回転するものでもよく、フィルム
Fの搬送形態により適宜決定される。
処理槽4内には、前記と同様のブロック体40が挿入、
設置され、これにより前記と同様の処理室41.42.
43および通路44.45が形成される。 また、通路
44および45には、前記と同様のブレード6が設置さ
れている。
さらに、各処理室41〜43内には、前記と同様のロー
ラ7が設置されている。
処理槽5内には、前記と同様のブロック体50が挿入、
設置され、これにより前記と同様の処理室51.52.
53および通路54.55が形成される。 また、通路
54および55には、前記と同様のブレード6が設置さ
れている。
さらに、各処理室51〜53内には、前記と同様のロー
ラ7が設置されている。
また、処理槽3および4の境界部上方および処理槽4お
よび5の境界部上方には、それぞれ、フィルムFを後段
の処理槽へ移行するための湾曲した板状のガイド8が設
置されている。
また、処理槽5の上部のフィルム出側には、処理後のフ
ィルムを装置本体2外へ搬出する一対のローラ71が設
置されている。 このローラ71は、駆動回転するロー
ラであるのが好ましい。
このような、各処理槽3〜5の内部または外部に設置さ
れるローラ7.71およびガイド8により、フィルムF
の搬送手段が構成される。
また、各処理槽3〜4の内部または槽壁外面等には、図
示しないヒーターが設置され、処理槽3〜5内の処理液
を例えば30〜50℃に加温する。
このヒーターとしては、通常のシーズヒーターやセラミ
ックヒータ−1または特願平02−223768号に記
載された面状発熱体等を用いることができる。 なお、
ヒーターとして、前記面状発熱体を用いた場合には、ヒ
ーターの設置スペースが小さ(、よって、装置1の小型
化に寄与する。
処理槽3.4.5、ブロック体30.40.50、ロー
ラ7、ガイド8の構成材料としては、後述する処理液に
対する耐薬品性を有するものであるのが好ましく、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリフ
ェニレンオキサイド(PPO)、ポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレートのようなポリエステル、ポリアセタ
ール(POMI。
フェノール樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)
、ポリエーテルスルホン(PES)。
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テフロン、
ポリウレタン等の各種樹脂、アルミナ等のセラミックス
、ステンレス、チタン、ハステロイ等の耐食性を有する
金属類、またはこれらを組み合わせたものを挙げること
ができる。
以上のように、処理槽3〜5は、幅狭の通路で複数の処
理室を連結した構造の処理空間を有するもの(以下、多
室構造という)であるため、処理液組成(a度)勾配の
形成による処理効率の向上、これに伴なう処理液補充量
の低減および写真性の向上、ならびに装置1の小型化を
図ることができる。
なお、図示の構成例では、処理槽3〜5の全てが、多室
構造であるが、本発明では、このような多室構造の処理
槽を少なくとも1つ有していればよい。
ただし、多室構造の処理槽の占める割合が多いほど装置
1をより小型化することができるので、全処理槽数の1
/3以上、特に1/2以上を多室構造の処理槽とするの
が好ましい。
また、多室構造の処理槽以外の処理槽としては、通常の
箱型の処理槽や、フィルムの搬送経路のほぼ全長にわた
り幅狭の処理路が形成された処理槽(いわゆる、スリッ
ト型処理槽)等、いかなるものでもよい。
また、各処理槽3〜5の容量は、特に限定されないが、
その好適な範囲として、下記表1に示す値とすることが
できる。
表       1 示す 上記表1に示すように、各処理槽3〜5の容量は、比較
的小量であるため、処理槽3〜5のサイズが小さくなり
、装置1の小型化に寄与する。
このような処理槽3〜5の各処理室内には、所定の処理
液が入れられている。
すなわち、処理槽3において、処理室31には低ハロゲ
ンのカラー現像液(以下、低ハロゲン現像液という)が
入れられ、処理室32および33には通常ハロゲンのカ
ラー現像液(以下、現像液という)が入れられている。
処理槽4において、処理室41.42および43には、
それぞれ、漂白液、漂白・定@液および定着液が入れら
れている。
処理槽5において、処理室51.52および53には、
それぞれ水洗水が入れられており、カスケード方式が採
用されている。
なお、処理室31〜33には、特願平01−90064
号、同01−90982号に記載されているような、カ
ラー現像液を分割した液をそれぞれ入れてもよい。
さらに、処理室31〜33に対しては、例えば8ミリフ
イルムの現像のようなアルカリプレバスカラー現像処理
を適用してもよい。
処理槽3には、処理室31に連通ずる低ハロゲン現像液
の給液管36および排液管37と、処理室32に連通ず
る現像液の給液管38と、処理室33に連通ずる現像液
の排液管39とが設置されている。
そして、処理槽4には、処理室42に連通ずる漂白・定
着液の排液管46が設置され、処理槽5には、処理室5
1に連通ずる水洗水の排液管56が設置されている。
給液管36、排液管37、給液管38、排液管39、排
液管46および排液管56には、それぞれ、管路9a、
9b、9C19d、9eおよび9fの一端が接続されて
いる そして、管路9aおよび9cの他端は、それぞれ、後述
するカプラー14および13に接続され、管路9b、9
d、9eおよび9fの他端は、装置本体2の外部まで延
長されている。
なお、管路9eは、−旦、処理槽4内の処理液の液面付
近まで上昇している。
また、管路9g、9hおよび91の一端は、それぞれ処
理室41.43および55内に設置され、その他端は、
それぞれ後述するカプラー15.16および17に接続
されている。
第2図に示すように、補充装置lOは、各種処理液を貯
溜する例えば定形性を有するボトルや可撓性を有する袋
体、チューブのような容器101.102.103.1
04および105と、これらの容器内にその一端がそれ
ぞれ連通する管路111.112.113.114およ
び115と、これらの管路の途中にそれぞれ設置される
送液用のポンプ121.122.123.124および
125とで構成されている。
容器101.102.103.104および105には
、それぞれ、現像液、低ハロゲン現像液、漂白液、定着
液および水洗水が貯溜されている。
この場合、各容器101〜105内に貯溜されている処
理液の量は、それぞれの処理液の補充量に比例した量と
するのが好ましい。 これにより、各容器101〜10
5は、同時に空になり、後述する容器交換のサイクルが
一致するので、交換の手間が軽減(交換頻度の減少)が
図れ、処理液のムダもな(なる。
また、管路111.112.113.114および11
5の他端は、それぞれ、カプラー13.14.15.1
6および17を介して、管路9c、9a、9g、9hお
よび91の端部と液密に接続されている。
なお、補充装置10を装置本体2より取り外す際には、
カプラー13〜17の結合が解除され、それらの両端の
管路が分離される。
第2図に示すように、乾燥装置18は、フィルムFの搬
入口191および搬出口192を有するケーシング19
を有し、このケーシング19内には、フィルムFを挟持
、搬送する3対のローラ20が設!されている。
また、第2図中上側のローラ20の上方には、該ローラ
20を覆うように導風板21が設置されている。
また、ケーシング19内の上部には、例えば30〜70
℃程度の温風を噴出するフロア−22が設置されている
このブロアー22より噴出した温風は、隣接する導風板
21の間隙を通って、フィルムFの表面(特に、乳剤層
のある面)に吹き付けられ、フィルムFが乾丈桑される
撮影用感光材料供給部23は、遮光性を有するケーシン
グ24を有し、その内部には、フィルムFを収納するパ
トローネPを固定的に支持しつるパトローネ支持部25
が設置されている。
このパトローネ支持部25にパトローネPをセットする
ときには、回動可能に支持された蓋体26を開いて、パ
トローネPを装填する。
パトローネ支持部25の第2図中右方には、パトローネ
Pかも引き出されたフィルムFの後端部を切断するカッ
ター27が設置されている。
また、カッター27の第2図中右方には、フィルムFを
フィルムFの下方の処理槽3へ送るように方向転換する
ローラ28が設置されている。
なお、図示されていないが、例えば、ローラ28と処理
槽3との間には、フィルムFの搬送速度やタイミングを
調整するために、フィルムFを貯溜してお(リザーバー
を設置することもできる。
装置本体2内には、例えばバッテリーのような電源29
が設置され、この電源29からの給電により、所定のロ
ーラ7.71.28の駆動、処理液温調用ヒーターの作
動、各種制御系の作動等がなされる。
また、第1図に示すように、補充装置10および乾燥装
置18は、それぞれ、装置本体2側に設けられたコンセ
ントに接続可能なプラグを有するコード291および2
92を有し、これらのコード291および292を介し
て、電源29からの電力が、それぞれ補充装置lOおよ
び乾燥装置18に供給される。これにより、補充装置1
0においては各ポンプ121〜125が作動し、乾燥装
置18においてはローラ2゜およびブロアー22が作動
する。
、 なお、本発明では、電a29に代わり、例えば家庭
用電源や自動車のバッテリー等の外部電源を用いてもよ
い。
次に、本発明の感光材料処理装置1の作動について、第
2図を参照しつつ説明する。
装置本体2に、補充装置10および乾燥装置18を装着
した状態では、補充装置10により処理液を処理槽3〜
5の所定部位に補充しつつ、搬送手段により、フィルム
Fを搬送して処理槽3〜5内の処理液に順次浸漬し、そ
の後、湿潤状態のフィルムFを乾燥装置18にて乾燥す
る。
補充装置10において、各ポンプ121〜125を作動
すると、各容器101〜105内の処理液は、それぞれ
、管路111〜115、対応するカプラー13〜17お
よび対応する管路9c、9a、9g、9h、9iを通っ
て、所定の処理室に供給される。
すなわち、容器101内の現像液は、管路111、カプ
ラー13、管路9Cを順次経て、給液管38より処理室
32内に供給される。
容器102内の低ハロゲン現像液は、管路112、カプ
ラー14、管路9aを順次経て、給液管36より処理室
31内の供給される。
容器103内の漂白液は、管路113、カプラー15、
管路9gを順次経て、処理室41内に供給される。
容器104内の定着液は、管路114、カプラー16、
管路9hを順次経て、処理室43内に供給される。
容器105内の水洗水は、管路115、カプラー17、
管路91を順次経て、処理室53内に供給される。
以上のように、処理槽3および4においては、異なる処
理液を異なる処理室へ供給する構成となってあり、従っ
て、複数種の処理を1つの処理槽で行なうことができる
。 そのため、装置本体2内における処理槽の設置数を
少なくすること、特に1〜3槽程度とすることかでき、
装置の小型に寄与する。
処理槽3において、低ハロゲン現像液が処理室31に補
充されると、その補充量とほぼ同量の低ハロゲン現像液
が排液管37からオーバーフローし、管路9bを経て外
部へ排出される。
また、現像液が処理室32に補充されると、その補充量
とほぼ同量の現像液が、通路35に設置されたブレード
6のすき間(フィルムFがブレード6を通過する際にブ
レードの両側部に形成される)を通って処理室33内に
流入し、さらに排液管39からオーバーフローし、管路
9dを経て外部へ排出される。
処理槽4において、漂白液が処理室41に補充されると
、その補充量とほぼ同量の漂白液が通路44に設置され
たブレード6のすき間を通って処理室42内に流入する
。 一方、定着液が処理室43に補充されると、その補
充量とほぼ同量の定着液が通路45に設置されたブレー
ド6のすき間を通って処理室42内に流入する。 そし
て、処理室42内では、流入した漂白液と定着液とが混
合されて漂白・定着液となり、処理室42内への合計流
入量とほぼ同量の漂白・定着液が排液管46から好まし
くはオーバーフローし、管路9eを経て外部へ排出され
る。
処理槽5において、水洗水が処理室53に補充されると
、その補充量とほぼ同量の水洗水が通路55に設置され
たブレード6のすき間を通って処理室52内に流入し、
次いで通路54に設置されたブレード6のすき間を通っ
て処理室51内に流入し、さらに排液管56からオーバ
ーフローし、管路9fを経て外部へ排出される。
なお、装置本体2の内部または外部に廃液タンク(図示
せず)を設け、このタンクに前記管路9b、9d、9e
、9fより排出される処理液を貯溜してもよい。
各処理液の補充タイミングは特に限定されないが、図示
の構成例においては、フィルムFの搬送と同期的に補充
するのが好ましい。
また、各処理液の補充量も特に限定されないが、その好
適な範囲として、下記表2に示す値とすることができる
表       2 なお、本発明では、完成した処理液として補充する場合
に限らず、処理液の濃縮液と、これを希釈する希釈水と
を別個に供給し、これらを例えばスタティクミキサーの
ような混合器により混合して各処理室に供給することも
できる。
この場合、例えば容器101〜104には、それらの処
理液の濃縮液を入れ、一方、管路91に、管路9a、9
c、9gおよび9hにそれぞれ接続される分岐管を設け
、容器105内の水洗水を前記濃縮液の希釈水として兼
用するような構成とすることができる。
さらに、本発明では、完成した処理液やその濃縮液とし
て補充する場合に限らず、処理液を構成するパーツ剤を
複数の容器に分けて貯溜し、処理液補充の際には、それ
らのパーツ剤や希釈液を前記と同様に混合して完成した
処理液とし、これを供給するような構成とすることもで
きる(特願平01−87438号、同01−87439
号等参照)。
このように、各処理槽3〜5において、各処理液の補充
および排出を行なうとともに、フィルムFの搬送を行な
う。
フィルムFの搬送形態としては、例えば、■フィルムF
の先端をリーダーフィルムまたは先行するフィルムFの
後端に連結して牽引搬送する方法、■フィルムFの先端
を可撓性を有する板状のリーダーに連結して牽引搬送す
る方法、■フィルムF自体を駆動回転するローラにより
挟持して搬送する方法等が挙げられるが、図示の構成例
では■の形態について代表的に説明する。
撮影用感光材料供給部24において、蓋体26を開き、
フィルムFのベロ出しがなされたパトローネPをパトロ
ーネ支持部25にセットする。
次に、フィルムFの先端を、リーダーィルムまたは先行
するフィルム(以下、リーグフィルム等という)の後端
に例えば粘着テープの貼着により連結する。
フィルムFは、先行するリーダーフィルム等に牽引され
てパトローネPから引き出され、ローラ28において第
2図下方へ方向転換し、処理槽3の処理室31、通路3
4、処理室32、通路35および処理室33を順次通過
し、ガイド8を経て次槽4へ移行し、処理室41、通路
44、処理室42、通路45、処理室43を順次通過し
、さらにガイド8を経て次槽5へ移行し、処理室51.
通路54、処理室52、通路55、処理室53を順次通
過する。
このように、フィルムFが各処理槽3〜5内を通過する
間に各処理液に浸漬され、現像、漂白、漂白・定着、定
着および水洗の処理がなされる。
処理槽5を出た湿潤状態のフィルムFは、ローラ71に
より挟持、搬送され、ケーシング本体2内から乾燥装置
18へ移行する。 すなわち、フィルムFは搬入口19
1より乾燥装置18のグーシン19内に搬入され、ロー
ラ20により第2図中右方向へ挟持、搬送される。
一方、ブロアー22より噴出した温風は、隣接する導風
板21の間隙を経て搬送されているフィルムFの表面に
吹き付けられ、これによりフィルムFが乾燥される。 
乾燥がなされたフィルムFは、搬出口192より乾燥装
置18外へ搬出される。
パトローネPからフィルムFのほぼ全長分が引き出され
たら、カッター27が作動してフィルムFの後端部を切
断する。 そして、空になったパトローネPは蓋26を
開いて取り出され、廃棄される。
新たなフィルムFを続いて処理する場合には、そのパト
ローネPを前記と同様にしてパトローネ支持部25にセ
ットし、その新たなフィルムFの先端を、先に切断され
たフィルムFの後端部に連結し、前記と同様の手順によ
り処理、乾燥を連続して行なうことができる。
このように、各処理槽3〜5へ処理液の補充を行ないつ
つフィルムFを処理する場合には、良好な写真性を維持
しつつ、大量のフィルムF、特に、30〜40本以上の
フィルムFを連続的に処理することができる。
なお、容器101〜105内の処理液が空になった場合
には、この空の容器を処理液が充填された新たな容器1
01〜105と交換する。
この場合、容器自体を新たなものと交換してもよいが、
本発明では、補充装置10が装置本体2に対し着脱自在
であるため、補充装置flO毎新たなものに交換するこ
ともできる。
このように、補充量ff1lo毎交換する場合には、そ
の操作が簡単であり、処理液がこぼれて手等に付着した
り周囲を汚したりするような不都合も生じない。
また、フィルムFの処理量が少ない場合、特に、20〜
30本未満のフィルムを処理する場合には、処理液の補
充を行なわな(でもよい。
この場合には、補充装置10を装置本体2から取り外し
た状態とする。 この補充装置10の取り外しは、カプ
ラー13〜17の結合を解除し、コード291の先端の
プラグを抜き、ビン10aをフック2aから外すことに
より容易に行なわれる。
また、感光材料処理装置lでは、処理後のフィルムFを
乾燥装置18にて乾燥しない形態をとることもできる。
 例えば、撮影されたフィルムF上の必要な画面の選別
を早急に行なう場合には、時間短縮のために乾燥を省略
することがある。
このような場合には、乾燥装置18を装置本体2から取
り外した状態とする。 この乾燥装置18の取り外しは
、コード292の先端のプラグを抜き、ビン18bをフ
ック2bから外すことにより容易に行なわれる。
以上、本発明を各図に示す構成例について説明したが、
本発明は、これに限定されないことは言うまでもない。
なお、本発明において、処理対象される撮影用感光材料
の種類は特に限定されず、例えば、カラーネガフィルム
、カラー反転フィルム、カラーポジフィルム等のカラー
フィルム、黒白ネガフィルム、黒白ポジフィルム等の黒
白フィルム等が挙げられ、また、マイクロフィルム、映
画用フィルム等にも適用することができる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明によれば、撮影用感光材料を
明室で、簡易、迅速に処理することができる。
また、多室構造の処理槽を有しているため、処理液の補
充量および排液量が少なく、さらに、得られた画像の写
真性も良好であり、大量の撮影用感光材料を連続処理し
た場合でも、良好な処理品質を安定的に得ることができ
る。
また、本発明では、装置が小型で軽量であるため、保管
、設置、運搬等に有利であり、特に携帯にも適するため
、報道取材現場等の屋外での使用に有用である。
さらに、本発明では、補充装置および乾燥装置が、それ
ぞれ装置本体に対し着脱自在に設置されているため、こ
れらを任意に着脱することにより、大量処理、小量処理
、迅速対応等、種々のケースに対応した装置の形態を選
択することができ、より効率の良い現像処理を行なうこ
とができる。
また、本発明では、処理液容器の交換や、各部の清掃等
のメインテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の外観構成例を示
す斜視図である。 第2図は、第1図に示す感光材料処理装置の内部構造を
模式的に示す断面側面図である。 第3図は、ブレードの構成例を拡大して示す断面側面図
である。 符号の説明 1・・・感光材料処理装置 2・・・装置本体 2a、2b・・・フック 3.4.5・・・処理槽 30.40.50・・・ブロック体 31.32.33.41.42.43.51゜52.5
3・・・処理室 34.35.44.45.54.55・・・通路36.
38・・・給液管 37.39.46.56・・・排液管 6・・・ブレード 7.71・・・ローラ 8・・・ガイド 9a、9b、9C19d、9e、9 f −=管路lO
・・・補充装置 10a・・・ビン 101.102.103.104.105・・・容器 111.112.113.114.115・・・管路 121.122.123.124.125・・・ポンプ 13、】4.15.16.17・・・カプラー18・・
・乾燥装置 18b・・・ビン 19・・・ケーシング 191・・・搬入口 192・・・搬出口 20・・・ローラ 21・・・導風板 22・・・フロア− 23・・・撮影用感光材料供給部 24・・・ケーシング 25・・・パトローネ支持部 26・・・蓋体 27・・・カッター 28・・・ローラ 29・・・電源 291.292・・・コード 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  陽  −同     弁
理士   増  1) 達  哉FIG、1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影用感光材料を処理する複数の処理槽を内部に
    並設した装置本体を有し、この装置本体に対し、前記各
    処理槽にそれぞれ対応する処理液を補充する補充装置と
    、湿潤状態の撮影用感光材料を乾燥する乾燥装置とがそ
    れぞれ着脱自在に設置された感光材料処理装置であって
    、 前記処理槽の少なくとも1つは、幅狭の通路で複数の処
    理室を連結した構造の処理空間を有するものであること
    を特徴とする感光材料処理装置。
  2. (2)前記幅狭の通路で複数の処理室を連結した構造の
    処理空間を有する処理槽において、異る処理液を異る箇
    所から供給することにより、複数種の処理を1つの処理
    槽で行なう請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. (3)前記幅狭の通路に、該通路を遮蔽するブレードを
    設置した請求項1または2に記載の感光材料処理装置。
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