JPH04181798A - プリント配線板の積層成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリント配線板を積層してプレス成形するプリ
ント配線板の積層成形装置に関し、特にクッション材の
取扱いを工夫したプリント配線板の積層成形装置に関す
る。

〔従来の技術〕

最近の電子機器等は、小型化、多機能化の傾向にある。

これにあわせて、これらの部品が実装されるプリント配
線板にも小型化および高密度化が望まれており、その実
現手段として多層化した配線パターンを有する多層プリ
ント配線板が用いられている。

多層プリント配線板の製造には、プリント配線板を積層
してプレス成形するプリント配線板の積層成形装置が用
いられている。第４図にこのプリント配線板の積層成形
装置の主要部の構成を示す。

図中４１は内層材やプリプレグ等が複数に積層された積
層基材、４２および４３はそれぞれ上下金型、４４およ
び４５はそれぞれ上下クッション材、４６はキャリアプ
レートである。上側のクッション材４４およびキャリア
プレート４６の外側からは、それぞれ上側プレス熱盤４
７および下側プレス熱盤４８が圧着され、それにより積
層基材４１がプレス成形される。

〔発肋が解決しようとする課題〕

プレス熱盤４７．４８によってプレスされる各基材４１
〜４６のレイアップは、従来は作業員の手作業により行
われていたが、最近ではこれをロボットにより自動で行
うようにすることが試みられている。その−環として、
クッション材のレイアップの自動化も行われているが、
繰り返し使用できるクッション材をプレスごとにレイア
ップするのは、作業量が増えるのみであり作業の効率が
悪かった。

また、クッション材４４．４５は一般に軽量でかつ柔軟
なため、プレス終了後に上側プレス熱盤４７やキャリア
プレート４６に張りついてしまうことがある。これを作
業員が見逃してしまうと、次の積層基材をプレスする際
にクッション材が２枚重なることになり、その分積層基
材への熱伝導が悪くなったり、クッション材のずれによ
り段差ができたりして、成形不良を起こしてしまうこと
があった。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、作
業効率の向上を図ったプリント配線板の積層成形装置を
提供することを目的とする。

また、本発明の他の目的はクッション材の張りつきによ
るプリント配線板の成形不良の防止を図ったプリント配
線板の積層成形装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記課題を解決するため、プリント配線板を積
層してプレス成形するプリント配線板の積層成形装置に
おいて、積層基材を上下から挟む金型と、前記金型の上
下から前記積層基材を加熱プレスするプレス熱盤と、前
記プレス熱盤と前記金型との間に挿入される上下２つの
クッション材と、前記プレス熱盤のうち少なくとも上側
のプレス熱盤に前記上側のクッション材を固定する固定
具と、を備えたことを特徴とするプリント配線板の積層
成形装置が提供される。

〔作用〕

少なくとも上側のクッション材は、固定具により上側の
プレス熱盤に固定されているので、積層基材のプレスに
繰り返し使用でき、その度にレイアップする必要がない
。

また、クッション材が２枚重なることがないので、熱伝
導の不良やクッション材のずれ等による積層基材の成形
不良が起こらない。

〔実施例〕

以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。第
１図は本発明のプリント配線板の積層成形装置の主要部
を示す側面図である。図中１および２は、それぞれ上下
のプレス熱盤である。上側のプレス熱盤１の下面には、
鋼板３および上側クッション材４からなるクッションユ
ニット５が複数の金具６により取り付けられている。一
方、下側のプレス熱盤２の上面には、キャリアプレート
７、下側クッション材８および金型９からなる台座ユニ
ッ）１０が載置されている。この台座ユニット１０の上
面にはプレス成形される積層基材１１が載置され、さら
にその積層基材１１の上面には金型１２が載置されてい
る。

第２図（ａ）、（ｂ）はクッションユニット５の構成を
示す図であり、第２図（ａ）は側面図、第２図（ｂ）は
平面図である。綱板３および上側クッション材４は、平
面の大きさが上側のプレス熱盤１よりも少し大きくでき
ている。上側クッション材４は、例えばシリコン等の弾
力性のある材質からなり、下方に垂れ下がることの無い
ように複数のネジ１３により鋼板３の下面に保持されて
いる。クッションユニット５は、上側のプレス熱盤１か
ら突き出たその縁部を金具６により引っ掛け、金具６を
ポル）６ａで上側のプレス熱盤１に止めることにより固
定される。このような構成により、保守作業時の取り外
しが容易になる。

第３図（ａ）、（ｂ）は台座ユニッ）１０の構成を示す
図であり、同図（ａ＞は側面図、同図（ｂ）は平面図で
ある。台座ユニット１０は、従来から使用されているキ
ャリアプレート７の上面に下側クッション材８、金型９
が順に重ねられ、下側クッション材８および金型９の位
置が位置固定具１４．１４により固定されたものである
。位置固定具１４は、その鍔部１４ａが金型９の図示さ
れていない切り欠き部に嵌合されており、一方の鍔部１
４ｂがポル）１４ｃ、Ｉ、　４　ｃにより固定されてい
る。したがって、金型９および下側クッション材８を所
定の位置に固定できるので、プレス作業を行う度に位置
決めする必要がなし）。また、下側クッション材８をそ
のまま使用できるので、取り替えの手間がかからない。

上記構成からなる本発明のプリント配線板の積層成形装
置においては、プレス作業を行う場合、予め下側のプレ
ス熱盤２の上面に載置された台座ユニット１０の上面に
積層基材１１を載置し、さらにその上面に金型１２を載
置する。この作業はロボットにより自動で行われる。そ
して、上側のプレス熱盤１を所定の高さに固定しておき
、下側のプレス熱盤２を上昇させて積層基材１１をプレ
スする。プレス終了後は、積層基材１１および金型１２
を次の工程へ搬送するとともに、新たな積層基材を台座
ユニット１０の上面に載置する。このとき、上側クッシ
ョン材４は上述した構成により上側のプレス熱盤１に固
定されているので、新たにレイアップする必要がない。

よって、従来のように次の積層基材をプレスするときに
クッション材が重なってしまうことがない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明では、少なくとも上側のクッ
ション材は、固定具により上側のプレス熱盤に固定され
ているので、積層基材のプレスに繰り返し使用でき、そ
の度にレイアップする必要がない。したがって、作業効
率が向上する。

また、クッション材が２枚重なることがないので、熱伝
導の不良やクッション材のずれ等による積層基材の成形
不良が起こらない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリント配線板の積層成形装置の主要
部を示す側面図、 第２図（ａ）はクッションユニット・の構成を示す側面
図、 第２図（ｂ）はその平面図、 第３図（ａ）は台座ユニットの構成を示す側面図、 第３図（ｂ）はその平面図、 第４図は従来のプリント配線板の積層成形装置の主要部
を示す側面図である。 １　　　　上側のプレス熱盤 ２　　　　下側のプレス熱盤 ３　　　　鋼板（保持板） ４　　　　上側クッション材 ６　　　　金具（保持板取り付け具） ８　　　　下側クッション材 ９．１２　　　　金型 １４　　　　位置固定具 特許出願人　　　ファナック株式会社 代理人　　　　　弁理士　　服部毅巖 第１図 第２図（ｂ） 第３図（ｂ） 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）プリント配線板を積層してプレス成形するプリン
   ト配線板の積層成形装置において、 積層基材を上下から挟む金型と、 前記金型の上下から前記積層基材を加熱プレスするプレ
   ス熱盤と、 前記プレス熱盤と前記金型との間に挿入される上下２つ
   のクッション材と、 前記プレス熱盤のうち少なくとも上側のプレス熱盤に前
   記上側のクッション材を固定する固定具と、 を備えたことを特徴とするプリント配線板の積層成形装
   置。
2. （２）前記下側のプレス熱盤と前記下側のクッション材
   との間にはキャリアプレートが挿入されるとともに、前
   記金型と前記クッション材とが前記キャリアプレート上
   の所定の位置に固定されていることを特徴とする請求項
   １記載のプリント配線板の積層成形装置。
3. （３）前記上側のクッション材を固定する固定具は前記
   クッション材が取り付け保持される保持板と前記上側の
   プレス熱盤に前記保持板を取り付ける保持板取り付け具
   とからなることを特徴とする請求項１記載のプリント配
   線板の積層成形装置。