JPH04181144A - 化学成分分析用試料加工装置 - Google Patents

化学成分分析用試料加工装置

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JPH04181144A
JPH04181144A JP2309036A JP30903690A JPH04181144A JP H04181144 A JPH04181144 A JP H04181144A JP 2309036 A JP2309036 A JP 2309036A JP 30903690 A JP30903690 A JP 30903690A JP H04181144 A JPH04181144 A JP H04181144A
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JP
Japan
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sample
steel material
cutting
workpiece
polishing
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JP2309036A
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English (en)
Inventor
Masaaki Naoi
直井 政明
Jun Murai
村井 洵
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鋳込前の溶鋼の化学成分分析のために、試
料鋼材から分析用の切粉を削り出したり、X線成分分析
用に試料鋼材の端面を研磨する作業を完全自動化した化
学成分分析用試料加工装置に関する。
(従来の技術) ステンレス鋼等の特殊鋼、鋳鋼を溶製する場合、含有成
分の調整が重要であり、通常、鋳込み前に、小さな試料
鋼材を作製し、この試料鋼材から切粉を削り出して炭素
(C)分析を行うと共に、蛍光X線分析を行って、各成
分値を検出するようにしている。
このような化学成分分析には、通常、長さ75mm、径
35mm程度の角形ないしは丸棒の試料鋼材を鋳込み、
この試料鋼材の両端部を高速砥石盤で切り落とし、端部
を切り落とした鋼材を2分割して、一方の試料から、ボ
ール盤等により炭素成分の分析用の切粉を削り出すと共
に、他方の試料の端面を、X線分析のために研磨する作
業か必要である。
(発明が解決しようとする課題) 従来、上述の各作業は全て作業者の手作業によりなされ
ており、熟練者がいくら手早く行っても120秒から1
50秒程度の時間を要している。
化学成分の分析は、溶湯が冷えないように極力短時間で
終了させる必要があるか、上述のように試料の準備を全
て人手に頼っているので、時間短縮にも限度があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、試料
鋼材からの炭素成分分析用の切粉の削り出しやX線分析
用に試料端面の研磨を全て自動的に行えるようにして、
試料準備に必要な時間の短縮を図った化学成分分析用試
料加工装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために本発明に依れば、試料鋼材
の端部を切断する回転砥石装置と、端部を切り落した試
料鋼材の端面から切粉を削り出す切削装置と、切粉を削
り出した試料鋼材の端面を研磨する研磨装置と、試料鋼
材を把持して前記切断、削り出し、および研磨工程の加
工位置に移送する試料移送装置と、前記切削装置により
削り出した切粉および研磨装置により研磨された試料鋼
材をそれぞれ受け止めて搬出する搬出装置と、前記試料
鋼材を把持した試料移送装置を前記各加工位置に順次移
動させると共に、前記回転砥石装置、切削装置、研磨装
置、および搬出装置に所定の動作を順次させる制御装置
とを備えてなることを特徴とする化学成分分析用試料加
工装置が提供される。
(作用) 試料移送装置に試料鋼材を把持させ、制御装置を作動さ
せると、制御装置は、試料鋼材を把持した試料移送装置
を回転砥石装置、切削装置、研磨装置の順に各加工位置
に順次移動させると共に、回転砥石装置、切削装置、研
磨装置、および搬出装置に所定の動作を順次させる。す
なわち、回転砥石装置の加工位置では、試料鋼材と回転
砥石装置を相対的に移動させて試料鋼材の端部を切り落
とし、切削装置の加工位置では、端部を切り落した試料
鋼材の端面から切粉が削り出される。二の切粉は搬出装
置により受け止められて搬出され化学成分分析に供され
る。切粉を削り出した試料鋼材は、研磨装置の加工位置
に移送され、この位置で端面が研磨される。研磨された
試料鋼材は試料移送装置から開放され、搬出装置により
受け止められて搬出され、成分分析に供される。
なお、端面研磨された鋼材は、必要に応し、再び回転砥
石装置の加工位置に移送され、適宜の長さに切断させる
こともできる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る化学成分分析用試料加工装置の
平面図であり、試料鋼材を切断する回転砥石装置2、試
料鋼材の端面から切粉を削り出す切削装置3、試料鋼材
の端面を研磨する研磨装置4、試料鋼材を把持して切断
、切削、研磨等の各加工位置に移動させる試料移送装置
5、切粉を搬出するコンベア装置6、および切断した試
料鋼材を搬出するコンベア装置7、図示しない制御装置
としての操作盤等が1つの基台1に載置され、取付られ
ている。
まず、試料移送装置5から説明すると、試料移送装置5
は、基台1の上面、図面において右側半部に配置されて
おり、試料鋼材として鋳込まれたワークWを基台l上に
おいてX方向、およびこれに直交するY方向(第1図参
照)に移送(トラバース)して、後述する各加工位置に
ワークWを移動させるものである。基台1上にレールガ
イド10゜がX方向に平行して敷設されており、このレ
ールガイド10上を移動台11が、空圧式のロッドレス
シリンダ(以下、エアシリンダという)12により駆動
されてX方向に移動可能である。一方、移動台ll上に
はレールガイド13.13がY方向に平行して敷設され
ており、このレールガイド13に案内されてテーブル1
4かY方向に移動可能である。テーブル14の駆動は、
移動台11と同様に空圧式のロッドレスシリンダ(以下
、エアシリンダという)15により行なわれる。従って
、移動台11およびテーブル14をそれぞれX方向およ
びY方向に移動させることにより、ワークWをX−Y方
向の任意の位置に移動させることができる。
テーブル14には試料WをY方向に平行して把持するエ
アバイス装置16と、試料Wを押し出すブツシュシリン
ダ装置17とが取付られている。
エアバイス装置16の固定側バイス本体(固定バイス)
16bがテーブル14上面に立設され、これに対向する
ようにブラケット16aが立設されている。このブラケ
ット16aは、可動側のエアシリンダ16clおよび可
動バイス16cを支持するもので、エアシリンダ16d
の作動により図示しないロッドが伸長して可動バイス1
6cがワークWに向かって押し出され、可動バイス16
cと固定ハイス16bとで試料鋼材のワークWを把持す
る。なお、可動バイス16cおよび固定バイス16bに
は、ワークWを挟む面にゴムパラt”+6c。
16fかそれぞれ貼着されている。
エアバイス装置16の固定バイス16bおよびブラケッ
ト16aの各後側壁には、これらに架は渡すように上面
視ハント形状(第1図参照)のブラケット19が取付ら
れ、このブラケット19にブツシュシリンダ装置17か
、その軸線かワークWの軸線に略合致するように取lり
付けられている。
ブツシュシリンダ装置17は、エアシリンダ17aと、
その作動により伸縮するブツシュロット17bとから構
成され、ブツシュロッド17bを突出すことにより、試
料Wを前方に押し出すことかできる。なお、図中符号1
8はストッパを示し、このストッパ18にワークWの後
端面を押し当ててエアバイス装置16にワークWを把持
させることにより、ワークWの位置決めがなされる。
回転砥石装置2は基台1の上面、図面において左側半部
の一端側に固定されており、電動モータ20が無端ベル
ト21を介してスピンドル装置22を回転駆動する。ス
ピンドル装置22には砥石(例えば、高速レジノイド砥
石)23が取り付けられている。無端ベルト21および
砥石23には保護カバー24.25かそれぞれ取り付け
られている。
切削装置3は、基台1の上面、図面において左側半部の
他端側に配置され、基台1にY方向に移動可能に取り付
けられたテーブル36に載置されている。そして、切削
装置3は、スピンドル装置30、これを駆動する電動モ
ータ32、送り装置34等から構成される。電動モータ
32の駆動力は無端ベルト33を介してスピンドル装置
30に伝達され、スピンドル装置30のスピンドルには
チャック装置31を介して切削刃物(エンドミル)38
が取り付けられている。切削刃物38としては、ドリル
を使用してもよいが、ドリルよりはエンドミルの方が切
粉が長く連続しないので好ましい。テーブル36は、送
り装置34によりY方向に移動可能である。送り装置3
4は、そのモータ34aの回転を減速ギア34bを介し
てY方向の往復動に変換し、スライダ34cに沿ってテ
ーブル36を移動させる(第4図参照)。符号39はベ
ルト33を被うカバーである。
研磨装置4は、回転砥石装置2と切削装置3間に配置さ
れ、駆動ローラ41および従動ローラ42゜43に掛は
回された無端研磨ベルト40によりワークWの端面を研
磨する。この研磨ベルト40も図示しない空圧シリンダ
によりY方向に移動してワーク端面を加圧する構成にな
っている。また、ベルト40はその内側から加圧装置4
5により常時ワークW側に押圧されている。また、これ
も図示しないが、従動ローラ43の回転軸には、その両
端をワークW側に交互にオシレートさせる装置が備えら
れており、この装置により研磨ベルト40はローラ軸上
を軸方向(X方向)に移動(往復動)し、研磨ベルト4
0の研磨面が有効に利用されることになり、ベルト40
の寿命を伸ばすことができる。
コンベア装置6は、切削装置3により削り出される切粉
を搬出するためのもので、X方向コンベア60、Y方向
コンベア61、ホッパ62、回収袋供給装置64等から
構成される。第6図および第7図は、その内のY方向コ
ンベア61を中心にした要部を示すものである。
X方向コンベア60は、切削装置3によりワーりWの端
面から削り出された切粉を受け止め、これをX方向に基
台1の前記他端側に運ぶ。一方、Y方向コンベア61は
、基台1の前記他端縁に沿ってY方向に配置されている
。X方向コンベア60により運ばれた切粉は、そのコン
ベア端でY方向コンヘア61に載せ替えられ、Y方向コ
ンベア61によりY方向に運ばれてホッパ62に落とし
込まれる。なお、Y方向コンベア61上を運ばれる切粉
は、コンベア61から脱落しないように、ガイドプレー
ト61dにガイドされてホッパ62に導かれる。ホッパ
62は落とし込まれた切粉を回収袋65に導くもので、
回収袋65は回収袋供給装置64から人手によりホッパ
62に装着される。
より具体的には、回収袋65は連続ロール状に巻回され
てロール64に装着されており、これを−枚宛引き出し
てカッタ64bにより引き千切って使用される。なお、
回収袋65は紙袋でもビニール袋でもよい。また、第6
図および第7図中、符号61a、61bはローラ、61
cはローラ61bを駆動するモータである。
回転砥石装置2により切り落とされた試料鋼材を搬出す
るコンベア装置7も、試料鋼材をX方向に基台lの前記
一端側に搬送するX方向コンベア70と、基台1の前記
一端縁に沿って配置されたY方向コンベア71とから構
成され、各コンベア70.71は、駆動モータ70a、
71aによりそれぞれ駆動される。そして、砥石23に
より切り落とされた試料鋼材はX方向コンベア70およ
びY方向コンベア71に順次運ばれて搬出される。
Y方向コンベア71に運ばれた試料鋼材は、そのコンベ
ア端で図示しない水槽に落下し、水冷されて引き上げら
れるようになっている。
次に、第8図の工程図を参照して本発明装置の作用を説
明する。なお、第8図中、()内数字は装置の操作、な
いしは作動順序を示す。
図示しない前述の操作盤は、前述した試料移送装置5、
回転砥石装置2、切削装置3、研磨装置4等の作動を全
て自動的に制御するものであり、操作盤のスタートスイ
ッチのオン操作により作動が開始される。そして、操作
盤は、その入力側に各種のセンサ(図示せず)が接続さ
れ、試料移送装置5によるワークWの把持状態、適正加
工位置への移送状態、加工完了状態等を検出し、回転砥
石装置2等の各工程動作を実行していく。
まず、全ての装置を初期状態にして待機させておく。そ
して、被測定対象の溶鋼から一部の溶湯を取り出して試
料鋼材Wを鋳込み、素早く冷却してこれを試料移送装置
5に装着する。試料鋼材のワークWは、通常、鋳型から
離型し易いように、長さ約75mm、径35mmのへ角
形の柱状に鋳込まれている。このワークWを、エアバイ
ス装置16の固定バイス16bと可動バイス16c間に
、ワークWの後端面がストッパ18に当接するように挿
入し、この状態で上述した操作盤のスタートスイッチを
オン操作する。この操作によりエアシリンダ16dが作
動して可動バイス16cがワークWに向かって押し出さ
れ、可動バイス16cと固定バイス16bとで試料鋼材
のワークWを所定位置に把持する(第8図の作動(1)
)。
次に、エアシリンダ15を作動させてテーブル15を前
進させ、ワークWを、ストッパ18を基準位置として所
定位置に移動させる(第8図の作動(2))。次いで、
エアシリンダ12を作動させて移動台11を回転砥石装
置2の加工位置の直前所定位置まで急速に移動させる(
第8図の作動(3))。
このエアシリンダ12の作動を開始すると同時に回転砥
石装置2の作動を開始させ砥石23を予め回転させてお
く(第8図の作動(4))。そして、移動台】1、すな
わち、ワークWが前述の所定位置に到達してからは所定
の切込み速度でワークWを砥石23側に移動させワーク
Wの端部を切り落とす。このワークWの端部は鋳バリが
多数発生しており、この端部を分析用試料とするために
は余分な研磨加工等を必要とするので切り落として廃棄
する。切り落とされた端部はコンベア装置7により受け
止められ、外部に搬出される。
端部の切り落としが終わると、エアシリンダ12を逆に
作動させて移動台11、従ってワークWを高速で次の加
工位置である切削装置3の所定位置まで移動させる(第
8図の作動(4))。このとき、ワークWが回転砥石装
置2の加工位置から移動を開始する時点で、切削装置3
の電動モータ32を起動し、エンドミル38を予め回転
させておく (第8図の作動(5))。ワークWがエン
ドミル38と対向する加工位置に移動し終えたとき、エ
ンドミル38の刃物端面とワークWの端面とは、ギャッ
プLgの間隔で離間しており、ワークWの移動完了と同
時に送り装置34のモータ34aが起動してエンドミル
38を切込み方向に移動させ切粉の削り出しを開始させ
る(第8図の作動(6))。
切削装置3により削り出された切粉は、コンベア装置6
によりホッパ62に送り出され、回収袋65に集められ
る。所要量の切込みが終了すると、モータ34aが逆に
作動してエンドミル38は後方待機位置に戻される(第
8図の作動(7))。削り取られた切粉はカーボン量分
析用の試料として使用される。
次に、移動台11か左側に移動し、ワークWが研磨加工
位置で止まる(第8図の作動(8))。このとき、ワー
クWの移動開始と同時に研磨ベルト40の回転が予め開
始されている(第8図の作動(9))。ワークWの移動
か完了すると、空圧シリンダ(図示せず)が作動して研
磨ヘルド40がワークW側に移動してその端面を押圧し
、端面研磨が開始される。なお、研磨される端面は、蛍
光X線成分分析用に使用され、この端面は切粉を削り出
した端面と同じ端面である。端面研磨が終了すると、前
述の空圧シリンダが逆に作動して研磨ベルト40が元の
位置に戻される(第8図の作動(11,))。
研磨加工か終了すると、エアシリンダ12が作動して移
動台11を回転砥石装置2側の所定位置に移動して(第
8図の作動(12)) 、その位置でワークWの把み直
しが行われる。より詳細には、先ず、エアシリンダ16
dがら空気を抜いて(第8図の作動(13)) 、バイ
スを開放すると同時にエアシリンダ17aを作動させて
プッンユロット]7bをワークWの後端面位置より所定
量Ll)だけ突出させ(第8図の作動(14)) 、こ
の突き出しと同時に再びエアシリンダ16dに空圧を作
用させてワークWを把持させる(第8図の作動(15)
)。これにより、ワークWはX線分析に必要な長さLp
だけ突き出されて把み直されたことになる。ワークWの
把み直しが完了すると、ブツシュロッド17bを縮退さ
せ元の待機位置に戻す(第8図の作動(16))。
この状態で再びエアシリンダ12を作動させ、移動台1
1、すなわち、ワークWを回転している砥石23側に移
動して、ワークWの、研磨した端面側を所定の長さLp
で切断する(第8図の作動(17))。この切り出した
X線成分分析用の試料鋼材は前述のコンベア装置7によ
り搬出される。
なお、搬出した試料鋼材は、砥石23による切出しによ
り高温状態にあり、このままでは直ちにX線分析装置に
搬入することは難しい。そこで、コンベア71の終端下
方に配置される前述の冷却水槽に、コンベア71により
搬送されてきた高温状態にある試料鋼材を落して冷却さ
れる。そして、冷却水槽の中に鋼材引上げ用の金網籠を
沈めておけば、この金網籠を引き上げることにより、試
料鋼材を直ちに冷却水槽から取り出すことがで畝試料鋼
材の準備時間の短縮化を一層図ることができる。
試料鋼材の切り落としが終了すると、移動台11は元の
待機位置に戻され(第8図の作動(18))、テーブル
14も元の待機位置に戻される(第8図の作動(19)
)。そして、バイス装置16のエアシリンダ16dから
空圧が抜かれ、固定および可動バイス16b、16cが
開放される(第8図の作動(20))。
以上の一連の作動で試料鋼材の加工が終了するが、ワー
クWの装着後の作業が全て自動化されているので、極め
て能率よく各工程が実行され、従来の各工程を手作業で
実行する場合に比べ、半分程度の作業時間で全ての作業
を終えることができる。
なお、本発明は、上述の実施例の化学成分分析用試料加
工装置の構成に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、回転砥石装置2は基台1に
固定され、ワークWを切込み方向に移動させることによ
り切断加工を行ったが、これに代えて、ワーク■7を加
工位置に固定し、回転砥石装置側を移動させて切断加工
を行うようにしてもよい。
また、研磨装置4や回転砥石装置2のように細かい塵が
生じる装置には、防塵装置を備えるようにしてもよいこ
とは勿論のことである。
また、切粉を削り出す切削工程では切削刃物にエンドミ
ルを使用したが、ドリルを使用するようにしてもよい。
この場合、切り落としたワークWの端部を廃棄せずに、
切断端部の断面からドリルて切粉を削り出すようにして
もよい。
更に、上述の実施例では、端面研磨を終えたワークWを
回転砥石装置2で切断し、X線分析用の試料鋼材を所要
の長さに調整したが、端面研磨を終えたワークWをその
ままX線成分分析用に使用してもよいことは勿論のこと
である。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の化学成分分析用試料加工
装置によれば、化学成分分析用の試料鋼材の加工を全て
自動化したために、熟練者に頼ることなく、極めて短時
間で必要な試料鋼材を正確、且つ、安価に得ることがで
き、従って、特殊鋼や鋳鋼を鋳造する際の化学成分分析
か極めて能率よ(行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る化学成分分析用試料加工装置の
平面図、第2図は、第1図に示す試料加工装置の試料移
送装置の部分側面図、第3図は、同試料移送装置の部分
正面図、第4図は、第1図に示す試料加工装置の切削装
置の側面図、第5図は、第1図に示す試料加工装置の研
磨装置の概念的構成を示す側面図、第6図および第7図
は、第1図に示す試料加工装置のコンベア装置の部分平
面拡大図および同側面図、第8図は、第1図に示す試料
加工装置の作動を説明するためのフロー図である。 1・・・基台、2・・・回転砥石装置、3・・・切削装
置、4・・・研磨装置、5・・・試料移送装置、6,7
・・・コンベア装置、16・・・エアバイス装置、17
・・・ブツシュシリンダ装置、23・・・砥石、38・
・エンドミル、40・・・研磨ヘルド、62・・・ホッ
パ装置、65・・・回収袋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  試料鋼材の端部を切断する回転砥石装置と、端部を切
    り落した試料鋼材の端面から切粉を削り出す切削装置と
    、切粉を削り出した試料鋼材の端面を研磨する研磨装置
    と、試料鋼材を把持して前記切断、削り出し、および研
    磨工程の加工位置に移送する試料移送装置と、前記切削
    装置により削り出した切粉および研磨装置により研磨さ
    れた試料鋼材をそれぞれ受け止めて搬出する搬出装置と
    、前記試料鋼材を把持した試料移送装置を前記各加工位
    置に順次移動させると共に、前記回転砥石装置、切削装
    置、研磨装置、および搬出装置に所定の動作を順次させ
    る制御装置とを備えてなることを特徴とする化学成分分
    析用試料加工装置。
JP2309036A 1990-11-15 1990-11-15 化学成分分析用試料加工装置 Pending JPH04181144A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736043U (ja) * 1993-12-16 1995-07-04 株式会社西日本試験機 供試体の端面研摩装置
DE19852528C2 (de) * 1998-11-06 2002-10-24 Sms Demag Ag Einrichtung zum Behandeln einer Probe
CN109001002A (zh) * 2018-05-22 2018-12-14 上海宝钢工业技术服务有限公司 全自动荧光分析铁水试样的加工方法

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