JPH04181070A - 金属製ガスケット及びその製造方法 - Google Patents

金属製ガスケット及びその製造方法

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JPH04181070A
JPH04181070A JP30629590A JP30629590A JPH04181070A JP H04181070 A JPH04181070 A JP H04181070A JP 30629590 A JP30629590 A JP 30629590A JP 30629590 A JP30629590 A JP 30629590A JP H04181070 A JPH04181070 A JP H04181070A
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三浦 正彦
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窪内 憲治
Kunitoshi Inoue
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シリンダヘッドとシリンダブロックとの対
向取付面間をシールするために使用される金属製ガスケ
ット及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間のよう
な内燃機関の構造部材の対向取付面間をシールするため
に金属材料から製作した金属製ガスケットが使用されて
いる。
最近の内燃機関は、高出力化と共に軽量化が求められ、
その−環としてシリンダヘッドやシリンダブロック等を
従来の比重の大きい鋳物に代えて比重の小さいアルミニ
ウム材料で製作する傾向にある。アルミニウム材料は軽
量である反面、剛性が低い材料であるので、内燃機関の
運転時、シリンダブロックに対するシリンダヘッドの相
対的変位が大きくなる傾向にある。
金属製ガスケットは、シリンダボアや水、油の通路に対
応する周囲近傍にビードを有しており、ボルト等により
締付は固定するときに、取付面にはビードが弾性的な線
接触を形成してシールするものである。
かかる金属製ガスケットにおいて、特にシールすべき高
圧部分、即ち、貫通孔の周囲部分のシール性能を向上す
るために、上記ビード部の頂部に軟質金属層を設けたも
の(例えば、実開昭60−145665号公報参照)や
、スペーサ部材を設けたもの(例えば、実開昭61−1
6459号公報参照)が提案されている。
これらの金属製ガスケットは、いずれも貫通孔の周囲部
分に設けられたビード部の頂部に付加されて、ビード部
の高さを増加させたものである。
従って、例えば、シリンダヘッドをシリンダブロックに
対して締め付けて構造部材の取付面を圧接した時には、
金属製ガスケットはビード部の高さが軟質金属層やスペ
ーサによって高くなった分だけ強く圧縮されることにな
り、これにより、シリンダボア孔周囲の構造部材の接合
雨間のシール性能の向上が期待され、また、肉盛りを軟
質材料で構成することで、極圧を分散させて、シール性
の向上、接面シールの向上、或いはビードの保護が考え
られるものである。
また、上記先行技術とは別の先行技術として、シールす
べき圧接部となるシリンダボア孔周囲にビード部を突設
した金属製ガスケットにおいて、シリンダボア孔の周縁
にグロメットを取付けた金属製ガスケットが知られてい
る(例えば、特開昭63−101574号公報、特開昭
63−149479号公報参照)、これらの金属製ガス
ケットは、シリンダボア孔の周縁に取付けたグロメット
が先ず燃焼ガスのような高温高圧の流体に晒されてもこ
れをシールし、万一グロメットに洩れが生した場合であ
ってもビード部が洩れをシールすることができる。また
、後者の公報にあっては、例えば、シリンダへノドとシ
リンダブロックとの締付けによって対向取付面が湾曲歪
みを生しても、構造部材の対向取付面の空隙の不整を補
償しようとする考えが開示されている。
更に、第10図及び第11図に示すように、別の先行技
術として、シールすべき圧接部となる貫通孔9周囲にビ
ード部11を突設した金属製ガスケット8において、ビ
ード部11によって形成さ゛れた谷部10にシール部材
12を設けた金属製ガスケット8が知られている(例え
ば、特開昭63−101573号公報参照)。このよう
な金属製ガスケット8においては、ビード部11の頂部
による高い面圧で良好なシールを行わせると同時に、ビ
ード部11の頂部と反対側についてはシール部材12で
シールすることができる。このシール部材12について
は、ゴムや合成樹脂、或いは軟質金属材料から製造でき
、その断面形状は、円形、方形、台形等の適宜の形状に
形成でき、接着材や加熱によって金属製ガスケット8に
接着するか、印刷、加硫によって金属製ガスケット8と
一体成形することもできるとされている。また、シール
部材12の周囲におけるビード部11の谷部10には空
隙が形成され、対向取付面の締付は時にシール部材12
が自由に弾性変形することができ、それによってシール
性能を長期にわたって向上させることを図っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような金属製ガスケットについて
は、次のような技術的な問題点がある。
即ち、最近の内燃機関の軽量化として、シリンダヘッド
とシリンダブロックをアルミニウム材料とする傾向があ
るが、このためにこれら構造部材の剛性が低くならざる
を得す、これら構造部材間の対向取付面を単板の金属製
ガスケットを介して締付は用ボルトによって締付ける時
には、締付はボルト位置が金属製ガスケットの外周部又
は比較的に外周部に分散しているためにシリンダボア孔
に対してはその周囲に必ずしも均等に分布していないこ
とになるので、対向取付面が不整となり易い。
実際には、シリンダブロックが比較的剛性が高いために
、相手側であるシリンダヘッドが特にシリンダボア孔が
隣り合う領域において対向取付面間の歪みが大きくなる
その結果、歪みの大きい個所の対向取付面に高温高圧の
燃焼ガスが侵入して対向取付面間に介装されている単板
の金属製ガスケットのビード部を腐食、汚損してシール
効果が低下する。
更に、シリンダへフドガスケ7)の場合には、内燃機関
の燃焼サイクルの間にシリンダヘッドとシリンダブロッ
クとの間隔が増減を繰り返し、金属製ガスケットにも繰
り返し応力即ちメカニカルストレス及びサーマルストレ
スが作用する。この負荷変動応力は、シリンダブロック
やシリンダヘッドの剛性の最も低い部位に大きな値とし
て発生し、その結果、ビード部にへたりが生じたり、亀
裂が発生してシール性能を劣化させるという不具合が生
じる。
シールすべき高圧部分、即ち、シリンダボア孔部のシー
ル性能を向上するために、上記ビード部の頂部に軟質金
属層を設けたもの(例えば、実開昭60−145665
号公報参照)や、スペーサ部材を設けたもの(例えば、
実開昭61−16459号公報参照)においては、軟質
金属層やスペーサ部材が設けられる金属製ガスケットの
部位がビード部に限られるために、対向取付面への高圧
部分即ちシール線の数が基本的に増えるわけではなく、
また、ビード部に位置を合わせて軟質金属層やスペーサ
部材を取付けることは、製造上困難であり、コストを上
昇させることになる。
また、シールすべき高圧部分、即ち、シリンダポアに対
応して形成される金属ガスケットの貫通孔即ちシリンダ
ボア孔の周囲にビード部を突設し、シリンダボア孔の周
縁にグロメットを取付けた金属製ガスケットにおいては
、ビード部の働きとは別に対向取付面の不整を正す働き
はあるが、シリンダボア孔の周縁にグロメットを取付け
るのはグロメットの製作、シリンダボア孔の周縁への嵌
合、及び変形操作等の手間のかかる作業を伴い、且つコ
スト高になる(例えば、特開昭63−101574号、
特開昭63−149479号各公報参照)。
更に、第10図及び第11図に示すように、シールすべ
き対向取付面に位置するシリンダボア孔9の周囲にビー
ド部11を突設し、ビード部11によって形成された谷
部lOにシール部材12を設けた金属製ガスケットにつ
いては、金属製ガスケットを挟む当接面に対してはシリ
ンダボア孔9からみて半径方向の異なる距離のところに
シールのための線接触即ちシール線の数が増加するもの
ではない、シール線を増やすには増加するシール線の数
だけ大きさの異なるシール部材12を用意する必要があ
る。
また、シール部材12は金属製ガスケット8に一体化す
ることもできるが、そのためには締付は前の自由状態で
はビード部11の谷部1oが相当広い空隙を有するため
金属製ガスケット8に対するシール部材12の接着や加
熱による一体化作業に手間取ることが懸念される(例え
ば、特開昭63−101573号公報参照)。
この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、
エンジンにおけるシリンダブロックとシリンダヘッドと
を、単板の金属製ガスケットを介して締付は同友する時
に、その対向取付面の不整を補償し、実際には、シリン
ダヘッド側の湾曲により隣合うシリンダボア同士の間に
おける大きな歪みが生じても、かかる歪みに対応して変
位吸収し、締付は後の使用時においてもシール効果の低
下を阻止して高温高圧の燃焼ガスの侵入による金属製ガ
スケットのビード部の腐食、汚損を防止すると共に、シ
リンダヘッドの剛性の最も低い部位に発生する大きな変
動負荷応力によってもビード部にへたりや亀裂が発生せ
ず、またビード部とは別の位置においてシール線を確保
し、且つ保持を簡単な構造で得ることができる金属製ガ
スケット及びその製造方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の目的を達成するために、次のように
構成されている。即ち、この発明は、弾性金属板に形成
したシリンダボア孔、該シリンダボア孔の周縁から半径
方向外側に隔置して前記シリンダボア孔に沿って形成し
たビード、及び前記シリンダボア孔の周囲において半径
方向外側に折り返して形成した折り返し部を有し、前記
金属板の前記折り返し部は予め設定した厚さに成形され
且つ熱処理されていることを特徴とする金属製ガスケッ
トに関する。
また、この金属製ガスケットにおいて、前記ビードの半
径方向外側で且つ該ビードの凸面側に厚さ調整のための
金属板を積層したものである。
また、この金属製ガスケットにおいて、前記金属板の両
面に耐熱性及び耐油性のゴム、樹脂等の非金属材料を塗
布したものである。
また、この金属製ガスケットにおいて、前記折り返し部
に金属板を挟んでいるものである。
更に、この金属製ガスケットにおいて、前記折り返し部
が前記シリンダボア孔間で厚く且つ前記シリンダボア孔
間以外で薄く形成されている。
或いは、この発明は、弾性金属板にシリンダボア孔を形
成する工程、該シリンダボア孔の周縁から半径方向外側
に隔置して前記シリンダボア孔に沿ってビードを成形加
工する工程、前記シリンダボア孔の周囲において半径方
向外側に折り曲げ加工を施して折り返し部を形成する工
程、該折り返し部に圧縮力を付与して予め設定された厚
さに成形する工程、及び前記折り返し部を形成した前記
金属板を熱処理して該金属板の硬さを調整する工程から
成る金属製ガスケットの製造方法に関する。
又は、この発明は、弾性金属板にシリンダボア孔を形成
する工程、該シリンダボア孔の周縁から半径方向外側に
隔置して前記シリンダボア孔に沿ってと一ドを成形加工
する工程、前記シリンダボア孔の周囲において半径方向
外側に折り曲げ加工を施して折り返し部を形成すると共
に該折り返し部に軟質金属板を挟み込む工程、該折り返
し部に圧縮力を付与して予め設定された厚さに成形する
工程、及び前記折り返し部を形成した前記金属板及び前
記軟質金属板を熱処理して硬さを調整する工程から成る
金属製ガスケットの製造方法に関する。
〔作用〕
この発明による金属製ガスケット及びその製造方法は、
以上のように構成されており、次のように作用する。
即ち、この金属製ガスケットは、金属板に形成したシリ
ンダボア孔、該シリンダボア孔の周縁から半径方向外側
に隔置して前記シリンダボア孔に沿って設けたビード、
及び前記シリンダボア孔の周囲において半径方向外側に
折り返して形成された折り返し部から成り、折り返し部
の厚さを調節し且つ硬さを調節するため熱処理している
ので、対向取付面を有する二つの構造部分、即ち、シリ
ンダヘッドとシリンダブロックとの間でガスケットを締
付けて押圧状態にすると、前記ビードはその押圧力によ
って変形するが、シリンダボア孔周縁から半径方向外側
に隔置した位置において対向取付面に対してシール線を
形成する。それと同時に、前記折り返し部は、板厚が約
二倍であるから、シリンダボア孔の周囲において別のシ
ール線を形成する。この締付は時に二つの構造部分の対
向取付面に不整が生しても前記ビードや折り返し部が歪
みに対応して変形し、接合両面の不揃いな間隙を吸収す
る。
そして、シール線の増加と上記対向取付面の不整の吸収
により内燃機関の燃焼サイクルの繰り返しで発生するシ
リンダヘッドの歪み量を抑制する。
ビード部に対しては、全圧縮を防止し、内燃機関の始動
、運転、停止に伴って発生する変動負荷応力を軽減する
。また、折り返し部は、ガスケット本体に対して一体で
あるので、締付けて使用する時には、ずれ等の不具合は
生じない。
前記折り返し部と前記ビードよりも半径方向外側の領域
とにおいて、両者に必要な段差以上の段差となる場合に
は、前記シリンダボア孔間を除く前記ビードの半径方向
外側でかつ前記ビードが凸面側に、前記金属板より薄い
金属板を積層して前記段差の調節を行う。
また、両者に必要な段差以下の段差となる場合には、前
記折り返し部に軟質金属板を挟んで折り返して前記段差
の調節を行う。
また、この金属製シリンダへソドガスケソトにおいて、
ガスケットの両面には耐熱性及び耐油性のゴム又は樹脂
等の非金属材料を塗布すると、ガスケットとシリンダヘ
ッド及びシリンダブロックとの金属と金属との直接的な
接触が回避され、金属表面の腐食や汚損を防止すると共
に、シリンダヘッドとシリンダブロックの表面の凹凸(
機械加工面)に対して充分なシール機能を確保する。
この金属製ガスケットの製造方法において、折り返し部
は単純な折り曲げ加工によって形成することができるが
、折り返し後に折り返し部の厚さを圧縮成形すれば、該
圧縮成形の際に、折り返し部の厚みの調整が所望に応じ
て自在に行うことができる。即ち、折り返し部の厚さを
一様とするときの厚さの設定は勿論のこと、同じシリン
ダボア孔の周囲に形成した折り返し部であっても場所に
応じて厚さを調整することができる0例えば、シリンダ
ボア孔が互いに接近しているところではシリンダヘッド
等の歪みを考慮して折り返し部の厚さを厚くし、上記接
近したところから遠ざけるに従って厚さを次第に薄くす
るか一定の薄い厚さにすることができる。
また、この厚さの変更は折り返し部に軟質金属板を挟む
際にも折り返し圧縮力を変更して軟質金属板の変形程度
を変えることにより行うことができる。
更に、この金属製ガスケットの製造方法において、金属
製ガスケットの硬さは、圧縮成形後の熱処理を行って調
節するので、所望の硬さに自在に調節することができる
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による金属製ガスケッ
トの実施例について説明する。
第1図はこの発明による金属製ガスケットの一実施例を
示す平面図である。
第1図において、金属製ガスケット1は、四気筒エンジ
ンにおけるシリンダヘッドとシリンダブロック(いずれ
も図示せず)との対向取付面をシールするために使用さ
れるものである。この金属製ガスケット1は、単板の金
属板、例えば、析出硬化処理としてSUS 630やS
O3631、窒化処理としてSOS 304、sus 
aot或いはSK材(SKI〜5K7) 、焼入れ・焼
戻し処理としてSUS 420JzやSUS 440^
、或いは固溶化熱処理としてチタン合金、71Lミニ’
JA合金等の金属材料から、例えば、約0.2鶴の厚さ
に形成されており、ビード加工前の素材の硬さは、例え
ば、Hv200以下の素材である。
上記金属材料を各熱処理した場合の硬さの具体的な一例
は、次のとおりである。
5tlS 304、SUS 301或いはSK材(SK
I〜5K7)を窒化処理した場合には、SUS 304
及び5IIs 301については熱処理前がHv200
以下(但し、表面のみ)であるが、熱処理後がHv50
0以上であり、また、SK材(SKI〜SK?)につい
ては熱処理前はHv200以下であるが、熱処理後はH
v500以上であった。
SUS 630やSO5631を析出硬化処理した場合
には、熱処理前がHv200以下であるが、熱処理後は
Hv350以上であった。
5115420Jt及び5115440Aを焼入れ・焼
戻し処理した場合には、熱処理前がHv200以下であ
るが、熱処理後はHv350以上であった。
更に、チタン合金及びアルミニウム合金(6Al−Al
−2Sn−4Zr−6を固溶化熱処理した場合には、熱
処理前がHv200以下のものであったが、熱処理後は
Hv350以上であった。
金属製ガスケット1には、四つの気筒即ちシリンダブロ
ックに形成されたシリンダボアに対応する四つの孔であ
るシリンダボア孔2A、2B、2C及び2Dが形成され
ている(これらのシリンダボア孔を総称する時には符号
2を用いる)、更に、この金属製ガスケット1には、符
号3で示すように、冷却水を通す水火やオイルを通すオ
イル穴やオイル戻り穴、ノック孔、リベット穴等が複数
個穿設されているが、これらについては、金属製ガスケ
ットの技術分野においてそれぞれ周知の技術であるので
、ここでは詳細な説明を省略する。
金属製ガスケット1の表裏両面に対しては、耐熱性及び
耐油性のゴム、樹脂等の非金属材料で、例えば、10μ
〜50μ程度の厚さのコーティングが施されている。金
属製ガスケyト1に対してゴム、樹脂等の非金属材料で
コーティングを施すことによって、シリンダヘッド及び
シリンダプロ7りに対して金属対金属の接触状態を回避
し、ガスケットとしての耐腐食性、耐久性及び強度を確
保し、金属製ガスケット1は機械加工面に凹凸が存在し
ていても充分なシール機能を果たすことができる。
第2図は第1図の線■−Hにおける断面図、及び第3図
は第1図の線■−■における断面図である。
第2閏には、それぞれ隣接するシリンダボア孔2A、2
Bの境界部分をそのシリンダボア孔2A、2Bの中心を
結ぶ線で切断した金属製ガスケット1の断面、即ちシリ
ンダポア孔間での断面が示されているが、他の隣接する
シリンダボア孔の境界部分においても同様の断面構造を
しているのは勿論である。
また、第3図において、シリンダボア孔2Aと端部即ち
縁部分とを結ぶ線で切断した金属製ガスケットlの断面
が示されているが、反対位置にあるシリンダボア孔2D
についても縁部分との間で同様の断面構造を有し、また
、これらに限らずシリンダボア孔間以外のシリンダボア
孔回りでも同様の断面構造を有しているのは勿論である
これらの図面から理解されるように、金属製ガスケット
1のシリンダボア孔2の近傍周囲を該シリンダボア孔2
と同心に且つ環状に取り巻く断面山形のビード4が形成
されている(符号4は、シリンダボア孔2と同様ビード
に対する総称を示す)0図示の例では、と−ド4は、シ
リンダボア孔2の内周縁から所定の距離Lx、例えば、
約2゜9簡のところから始まり半径方向で見て所定の幅
L3は約2mを有し、高さHは、0.2〜0.25mで
ある。隣接するシリンダボア孔2間の間隔り、は、例え
ば、約7.8鶴であり、シリンダボア孔2Aの周囲のビ
ーF4Aと、シリンダボア孔2Bの周囲のビード4Bと
は、シリンダポア孔2A、2Bの接近部分において重な
っている。しかしながら、隣接するビード4同士を重ね
ることなく、わずかの間隙をおいて互いに配置してもよ
い。
また、金属製ガスケット1のシリンダボア孔2の周縁に
は折り返し部5Aが形成されている。
(以下、折り返し部を称するときは符号5を用いる)。
折り返し部の幅L4は、例えば、約2.5 waである
この発明による金属製ガスケットは上記のような構成を
存しているが、該金属製ガスケットの製造方法は次の工
程を経ることによって金属製ガスケットlを製作するこ
とができる。
まず、所定の厚さtの金属板にシリンダボア孔2等の必
要な種々の孔を穿孔して形成する9次いで、該シリンダ
ボア孔2の周縁から半径方向外側に隔置してシリンダボ
ア孔2に沿ってビード4を成形加工する。更に、シリン
ダボア孔2の周囲において半径方向外側に折り曲げ加工
を施して折り返し部5を形成する。この時1.折り返し
部5の厚さは2tである。そこで、金属板に形成された
折り返し部5の厚さを調節するため、折り返し部5に所
定の圧縮力を付与して予め設定された厚さ2t+  (
=2t−α)に成形する。最後に、折り返し部5を形成
した金属板を熱処理して該金属板の硬さを調整する。こ
の時、折り曲げ加工を施した金属ガスケット1を、例え
ば、硬さでHv350以上になるように熱処理する。
また、シリンダヘッドはシリンダブロックに比べて剛性
が低く、多気筒エンジンにおいては、隣接するシリンダ
ボア孔2間の部分が内燃機関の爆発行程及び膨張行程の
燃焼サイクルにおける負荷変動により最も大きな歪みを
生じ易いところである。従って、この部分が金属製ガス
ケット1によるシール機能が最も低下し易いところであ
るので、折り返し部5の構造を、第2図に示すようなシ
リンダボア孔2間に位置する部分の厚さ2t+  (=
2t−α)を、第3図に示すようなシリンダボア孔2間
以外の部分の厚さ2tz  C=2t−β、但し、αく
β)に対して厚い形状の構造としている。
第3図に示すように、折り返し部5を折り曲げ加工する
時に、シリンダボア孔2間を除く部分においては、予圧
縮(シリンダヘッドとシリンダブロックとの対向取付面
間に使用されるときの圧縮に先立つ意味)が与えられ、
金属板の厚さをtとした時に、シリンダボア孔2間での
厚さ2t、は金属板の折り返した厚さ2tに比べてαだ
け薄くなるように圧縮成形され、また、シリンダボア孔
2間以外の部分の厚さ2tzは金属板の折り返した厚さ
2tに比べてβだけ薄くなるように圧縮成形されている
具体的には、第8図及び第9図に示されているように、
シリンダボア孔2間の領域aにおいてはシリンダボア孔
2間での厚さ2t、が、例えば、0.15 mとされ、
領域aの両側に延びる領域すにおいては厚さが次第に減
少していき、更にその両側に延びる円弧部分の領域Cに
ついてはシリンダボア孔2間以外の部分の厚さ2tzが
、例えば、0.12鶴とされている。
また、第4図及び第5図は、この発明による金属製ガス
ケットの別の実施例の断面図である。この実施例の金属
製ガスケットlの平面図及び断面位置及び金属製ガスケ
ット1の主要な構造は、先の実施例と同しであるので重
複する説明は省略する。この実施例においては、シリン
ダボア孔2間においても折り返し部5は、金属製ガスケ
ット板自体に対して予圧縮されており、αだけ板厚が減
少しく2t+=2E−α)、そしてシリンダボア孔2間
を除くシリンダボア礼回りにおいてはαより大きな値で
あるβだけ板厚が減少している(2t!=2t−β)。
αの値及びβの値も、第8図及び第9図に示したように
、シリンダポア孔2の周囲位置に応じて変更することが
できる。
シリンダボア孔2間を除くシリンダボア礼回りにおいて
、ビード4より半径方向外側で且つビード4が凸となる
側の面には、金属製ガスケット1の板厚tより薄い板厚
t4を有する金属板6が装着されている。金属板6は、
シリンダボア孔2回りとビード4より半径方向外側の領
域との厚さの差を調整するために設けられるものであり
、例えば、予圧縮によってもシリンダポア孔2回りにお
いて折り返し部5の厚さが余り変化しない場合に、折り
返し部5とビード4より半径方向外側の領域と段差を小
さくするために、ビード4が凸となる側の面に装着され
る。
また、第6図及び第7図は、この発明による金属製ガス
ケットの更に別の実施例の断面図である。
この実施例の金属製ガスケット1の平面図、断面位置及
び金属製ガスケット1の主要な構造は、先の実施例と同
じであるので重複する説明は省略する。この実施例にお
いては、折り返し部5に厚さj3、例えば、100〜2
00μの軟質金属板7が挟まれている。従って、折り返
し部5の厚さは、予圧縮後において、シリンダボア孔2
間では2t+t、−αであり、シリンダボア孔2間以外
のシリンダボア回りで2t+t、−βである。従って、
βはαよりも大きい値を持つので、シリンダボア孔2間
の厚さ(2t+t、−α)は、シリンダボア孔2間以外
のシリンダボア回りの厚さ(2t+t、−β)より厚く
構成されることになる。勿論、αΦ値及びβの値も、第
8図及び第9図に示したように、シリンダボア周囲位置
に応して変更することができる。
この発明による金属製ガスケットは上記のような構成を
有しているが、該金属製ガスケットの製造方法は次の工
程を経ることによって金属製ガスケットIを製作するこ
とができる。この金属製ガスケットの製造方法では、上
記金属製ガスケットの製造方法の実施例に比較して、折
り返し部に軟質金属板を挟み込む工程を有している以外
は、上記実施例と同一であるので、異なっている工程に
ついてのみ説明する。上記のシリンダボア孔2の周囲に
おいて半径方向外側に折り曲げ加工を施して折り返し部
5を形成する工程において、該折り返し部5に軟質金属
板7を挟み込む工程を加える。
次いで、軟質金属板7を挟み込んだ折り返し部5に圧縮
力を付与して予め設定された厚さに成形する。最後に、
折り返し部5を形成した金属板とび挟み込んだ軟質金属
板7を熱処理して硬さを調整する処理を行う。
軟質金属板7は、シリンダボア孔2回りとビード4より
半径方向外側の領域との厚さの差を調整するために設け
られるものである。例えば、予圧縮によってシリンダボ
ア孔2回りにおいて折り返し部5の厚さが大きく減少す
る場合に、折り返し部5とビード部4より半径方向外側
の領域との段差を大きくするために、該軟質金属板7を
ビード4が凸となる側の面に装着する。
金属製ガスケット1は、シリンダヘッドとシリンダブロ
ックとの間に介装されて、例えば、ボルト孔3を通した
ボルトにより締付けて押圧状態にすると、弾性金属板の
シリンダボア孔2の近傍周囲に設けたと一ド4が、シリ
ンダヘッドの接合面に対して線接触のシール線を形成す
る。また、折り返し部5はシリンダブロック側とシリン
ダヘッド側の対向取付面に対してやはりシール線を形成
するが、シリンダヘッド及びシリンダブロックに対する
シール圧力は板厚が増大している分だけ高くなり、これ
らの二段構えのシール線によって、シリンダボア孔2か
らの高温高圧の燃焼ガスが両対向取付面に漏れ出るのを
阻止することができる。
また、シリンダヘッドとシリンダブロックとを締付は時
に、シリンダヘッドとシリンダブロックとの対向取付面
に不整が生じても折り返し部5がこれに対応して変形し
、対向取付面間の不揃いな間隙を吸収する。このように
シール線の増加と上記対向取付面の不整の吸収により、
内燃機関の爆発・膨張の燃焼サイクル時の繰り返しで発
生するシリンダヘッドの歪み量が抑制される。折り返し
部5も、ビード4に加えて対向取付面に当接するので、
締付は力が分担して支持されるためビード4に対して全
圧縮が防止され、ビード4に発生する負荷応力が軽減さ
れる。
この発明の実施例は、以上のように構成されているが、
この出願の特許請求の範囲に記載された事項によって構
成される技術的思想の範囲内において種々の修正や変更
が可能である。
〔発明の効果〕
この発明による金属製ガスケット及びその製造方法は、
以上のように構成されているので、次のような効果を有
する。即ち、この発明による金属製ガスケットは、金属
板に形成したシリンダボア孔、該シリンダボア孔の周縁
から半径方向外側に隔置して前記シリンダボア孔に沿っ
て設けたビード、及びシリンダボア孔の周囲において半
径方向外側に折り返して形成された折り返し部から成る
ので、シリンダヘッドとシリンダブロックとの間で締付
けて押圧状態にすると、弾性金属板のシリンダボア孔近
傍周囲に設けたビードが前記二つの構造部分の対向取付
面に対してシール線を形成すると共に、前記シリンダボ
ア孔周縁に形成した折り返し部も前記接合面に当接して
別のシール線を形成する。二つの構造部分の対向取付面
に不整が生じても折り返し部が歪みに対応して変形し、
対向取付面間の不揃いな間隙を吸収する。そして、シー
ル線の増加と上記接合面の不整の吸収により内燃機関の
吸入行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程、特に膨張
行程の繰り返しで発生するシリンダヘッドの歪み量が抑
制される。
しかも、構造部材の対向取付面間にシール線が増加する
ため、構造部材の締付は力が分担して支持されるので、
ビード部に対しては全圧縮が防止され、内燃機関の始動
、運転、停止等の作動状態に伴って発生する変動負荷応
力を軽減することができる。従って、ビードのへクリや
亀裂の発生の防止に役立ち、ビードの耐久性が向上する
また、この金属製ガスケットの製造方法において、素材
としての軟質金属板をビード加工し、完成したときのシ
リンダボア孔より小さい孔を形成した金属板をその孔の
周囲において曲げ加工を施してシリンダボア孔を形成し
、次いで、折り曲げ加工によって折り返し部を形成し、
更に折り返し部の厚さを圧縮成形で調節をした後に、熱
処理して製作されるので、軟質状態のときに加工を行い
、切削等の余分な加工を必要としていないので、加工コ
ストが低層であり、熱処理後は所望の硬さを有すると共
に所望の厚さを有する金属製ガスケットを得ることがで
きる。
また、この金属製ガスケットにおいて、前記金属板の両
面に耐熱性及び耐油性のゴム又は樹脂等の非金属材料を
塗布したので、シリンダブロック及びシリンダヘッドに
対して金属対金属の接触状態を避けると共に、腐食性の
燃焼ガスに対抗する対触性と耐久性及び強度が確保され
、十分なシール機能を果たすことができる。
前記折り返し部とビードよりも半径方向外側の領域とに
おいて、両者に必要な段差が得られるように調節をする
手段が備わっている。即ち、前記必要な段差以上の段差
が発生する場合には、前記シリンダボア孔間を除く前記
ビードの半径方向外側でかつ前記ビードが凸面側に、前
記金属板より薄い金属板を積層して前記段差の調節を行
うことができる。また、両者に必要な段差以下の段差と
なる場合には、前記折り返し部に軟質金属板を挟んで折
り返し、折り返し部の厚さが大きくなるように前記段差
の調節を行うことができる。
また、この金属製ガスケットの製造方法において、前記
折り返し部に軟質金属板を挟んで折り返 ′した場合に
は、熱処理が挟まれた軟質金属板にまで及ぶように処理
すれば、折り返し部にばね性が与えられ、シリンダヘッ
ドとシリンダブロックとの間に挟んで圧縮したときには
、シール性能が向上すると共に、両者の動きに対する追
従性が向上する。
更に、前記折り返し部は、隣接するシリンダボア孔の間
の領域に位置する部分の厚さをその他の部分の厚さより
も厚くしたので、シリンダブロックに対して比較的剛性
が低いシリンダヘッドが、複数のシリンダボア孔を持つ
ときには、隣接するシリンダボア孔の構造材料の撓み変
形に対して効果的に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による金属製ガスケットの一実施例を
示す平面図、第2図は第1図の金属製ガスケットの線■
−■における断面図、第3図は第1図の金属製ガスケッ
トの線■−■における断面図、第4図はこの発明による
金属製ガスケットの別の実施例を示す第1図の線■−■
における断面図、第5図はこの発明による金属製ガスケ
ットの別の実施例を示す第1図の線■−■における断面
図、第6図はこの発明による金属製ガスケットの更に別
の実施例を示す第1図の線n−nにおける断面図、第7
図はこの発明による金属製ガスケットの更に別の実施例
を示す第1図の線■−■における断面図、第8図及び第
9図はシリンダボア孔の周囲における折り返し部の厚さ
の分布を示す説明図、第1O図は従来の金属製ガスヶ、
7トの一例を示す平面図、及び第11図は第10図の線
■−■における断面図である。 1・−・−・−金属製ガスケット、2.2A、2B、2
C,2I)−−−−−−シリンダボア孔、4. 4A、
  4B。 4C,4D−・・−・・・ビード、5.5A、5B−・
・−一一一折り返し部、6−−−−−・・金属板、7 
、 7 A、  7 B−−−−−一軟質金属板。 出願人  日本ガスケット株式会社 代理人  弁理士 尾 仲 −宗 第  1  図 第  2  図 第  3  図 第4図 第  5  図 第  6  図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弾性金属板に形成したシリンダボア孔、該シリン
    ダボア孔の周縁から半径方向外側に隔置して前記シリン
    ダボア孔に沿って形成したビード、及び前記シリンダボ
    ア孔の周囲において半径方向外側に折り返して形成した
    折り返し部を有し、前記金属板の前記折り返し部は予め
    設定した厚さに成形され且つ熱処理されていることを特
    徴とする金属製ガスケット。
  2. (2)前記ビードの半径方向外側で且つ該ビードの凸面
    側に厚さ調整のための金属板を積層したことを特徴とす
    る請求項1に記載の金属製ガスケット。
  3. (3)前記金属板の両面に耐熱性及び耐油性のゴム、樹
    脂等の非金属材料を塗布したことを特徴とする請求項1
    に記載の金属製ガスケット。
  4. (4)前記折り返し部に金属板を挟んでいることを特徴
    とする請求項1に記載の金属製ガスケット。
  5. (5)前記折り返し部が前記シリンダボア孔開で厚く且
    つ前記シリンダボア孔間以外で薄く形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の金属製ガスケット。
  6. (6)金属板にシリンダボア孔を形成する工程、該シリ
    ンダボア孔の周縁から半径方向外側に隔置して前記シリ
    ンダボア孔に沿ってビードを成形加工する工程、前記シ
    リンダボア孔の周囲において半径方向外側に折り曲げ加
    工を施して折り返し部を形成する工程、該折り返し部に
    圧縮力を付与して予め設定された厚さに成形する工程、
    及び前記折り返し部を形成した前記金属板を熱処理して
    該金属板の硬さを調整する工程から成る金属製ガスケッ
    トの製造方法。
  7. (7)金属板にシリンダボア孔を形成する工程、該シリ
    ンダボア孔の周縁から半径方向外側に隔置して前記シリ
    ンダボア孔に沿ってビードを成形加工する工程、前記シ
    リンダボア孔の周囲において半径方向外側に折り曲げ加
    工を施して折り返し部を形成すると共に該折り返し部に
    軟質金属板を挟み込む工程、該折り返し部に圧縮力を付
    与して予め設定された厚さに成形する工程、及び前記折
    り返し部を形成した前記金属板及び前記軟質金属板を熱
    処理して硬さを調整する工程から成る金属製ガスケット
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5294135A (en) * 1991-09-05 1994-03-15 Nippon Gasket Co., Ltd. Metal gasket and production method thereof
US5310196A (en) * 1991-08-21 1994-05-10 Nippon Gasket Co., Ltd. Metallic gasket and method of manufacturing the same
US5348315A (en) * 1991-07-17 1994-09-20 Nippon Gasket Co., Ltd. Metallic gasket

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