JPH0418010Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0418010Y2 JPH0418010Y2 JP5703488U JP5703488U JPH0418010Y2 JP H0418010 Y2 JPH0418010 Y2 JP H0418010Y2 JP 5703488 U JP5703488 U JP 5703488U JP 5703488 U JP5703488 U JP 5703488U JP H0418010 Y2 JPH0418010 Y2 JP H0418010Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- fluid
- chamber
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 78
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 67
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、流体の圧力に応じて自動的に開閉す
る自動制御弁に関し、特に2系統の流体配管間を
接続する連絡管に設けられ、一方の流体配管内の
圧力が減少した時に自動的に開弁して他方の流体
配管から、前記圧力が減少した流体配管に流体を
供給する自動制御弁に関する。
る自動制御弁に関し、特に2系統の流体配管間を
接続する連絡管に設けられ、一方の流体配管内の
圧力が減少した時に自動的に開弁して他方の流体
配管から、前記圧力が減少した流体配管に流体を
供給する自動制御弁に関する。
第3図に示すように、上水道においては、それ
ぞれの送水地区1a,1bごとに送水ポンプや給
水塔等の送水設備2a,2bを設けて、各送水設
備2a,2bから各送水地区1a,1bごとに定
められた圧力の上水を、それぞれの配管3a,3
bにより供給している。このような複数系統の配
水設備では、それぞれの送水設備2a,2bから
各送水地区1a,1bに向かう配管3a,3bを
連絡管4により接続し、該連絡管4に設けた制御
弁5を開閉して送水設備2a,2bの故障等の異
常に対処できるようにしている。例えば、一方の
送水設備2aに異常が発生した場合には、上記連
絡管4に設けられた制御弁5を開いて他方の配管
3bから、この送水設備2aに接続している配管
3aに送水するようにしている。この制御弁5の
開閉操作は、通常人為的に行われているが、近年
は、送水設備2a,2bの異常や配管3a,3b
内の圧力の異常を検出して、該異常信号によりモ
ータ等を作動させて自動的に制御弁5の開閉を行
うものも使用されてきている。
ぞれの送水地区1a,1bごとに送水ポンプや給
水塔等の送水設備2a,2bを設けて、各送水設
備2a,2bから各送水地区1a,1bごとに定
められた圧力の上水を、それぞれの配管3a,3
bにより供給している。このような複数系統の配
水設備では、それぞれの送水設備2a,2bから
各送水地区1a,1bに向かう配管3a,3bを
連絡管4により接続し、該連絡管4に設けた制御
弁5を開閉して送水設備2a,2bの故障等の異
常に対処できるようにしている。例えば、一方の
送水設備2aに異常が発生した場合には、上記連
絡管4に設けられた制御弁5を開いて他方の配管
3bから、この送水設備2aに接続している配管
3aに送水するようにしている。この制御弁5の
開閉操作は、通常人為的に行われているが、近年
は、送水設備2a,2bの異常や配管3a,3b
内の圧力の異常を検出して、該異常信号によりモ
ータ等を作動させて自動的に制御弁5の開閉を行
うものも使用されてきている。
しかしながら、人為的に制御弁を開閉するもの
では、操作員の負担が大きく、また異常信号によ
り開閉作動させるものでは、電気回路等の設備が
複雑になるため、設備費がかさむとともに、保守
点検等も面倒であつた。
では、操作員の負担が大きく、また異常信号によ
り開閉作動させるものでは、電気回路等の設備が
複雑になるため、設備費がかさむとともに、保守
点検等も面倒であつた。
そこで本考案は、電気回路等の付帯設備を必要
とせず、配管内の流体の圧力変化により自動的に
開弁して一方の配管から他方の配管へ送水するこ
とのできる自動制御弁を提供することを目的とし
ている。
とせず、配管内の流体の圧力変化により自動的に
開弁して一方の配管から他方の配管へ送水するこ
とのできる自動制御弁を提供することを目的とし
ている。
上記した目的を達成するために、本考案は、弁
口を有する隔壁により区画された2つの流体室
と、前記弁口を開閉する弁体を移動可能に保持す
る隔壁により一方の流体室と区画された圧力室と
を備え、該圧力室内の流体の圧力と前記両流体室
内の流体の圧力との差により前記弁体を作動させ
て弁口を開閉する自動制御弁であつて、前記圧力
室と両流体室とを、それぞれ、圧力室から流体室
への流体の流れのみを許容する逆止弁と、流体室
の圧力に応じて開弁するパイロツト弁とを備えた
パイロツト配管、及び流体室から圧力室への流体
の流れのみを許容する逆止弁と、流体室から圧力
室への流体の流量を調節する流量調整弁とを備え
た導入配管とで接続したことを特徴としている。
口を有する隔壁により区画された2つの流体室
と、前記弁口を開閉する弁体を移動可能に保持す
る隔壁により一方の流体室と区画された圧力室と
を備え、該圧力室内の流体の圧力と前記両流体室
内の流体の圧力との差により前記弁体を作動させ
て弁口を開閉する自動制御弁であつて、前記圧力
室と両流体室とを、それぞれ、圧力室から流体室
への流体の流れのみを許容する逆止弁と、流体室
の圧力に応じて開弁するパイロツト弁とを備えた
パイロツト配管、及び流体室から圧力室への流体
の流れのみを許容する逆止弁と、流体室から圧力
室への流体の流量を調節する流量調整弁とを備え
た導入配管とで接続したことを特徴としている。
上記のごとく構成された自動制御弁は、両配管
に接続された流体室内の圧力が正常の場合には、
それぞれの導入配管から圧力室に導入される流体
の圧力により弁体を閉じ方向に押圧して弁口を閉
じる。そして送水設備の異常等により一方の配
管、即ち流体室内の圧力が低下した場合には、該
流体室側に連通するパイロツト配管のパイロツト
弁が開いて圧力室内の流体が流出し、前記弁体を
閉じ方向に押圧する圧力室内の圧力が低下するの
で弁体が開方向に移動して弁口が開き、正常な圧
力側の流体が、圧力が低下した側の配管に流れ
る。
に接続された流体室内の圧力が正常の場合には、
それぞれの導入配管から圧力室に導入される流体
の圧力により弁体を閉じ方向に押圧して弁口を閉
じる。そして送水設備の異常等により一方の配
管、即ち流体室内の圧力が低下した場合には、該
流体室側に連通するパイロツト配管のパイロツト
弁が開いて圧力室内の流体が流出し、前記弁体を
閉じ方向に押圧する圧力室内の圧力が低下するの
で弁体が開方向に移動して弁口が開き、正常な圧
力側の流体が、圧力が低下した側の配管に流れ
る。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
自動制御弁10は、弁箱11内が弁口12を有
する隔壁13により第一流体室14と第二流体室
15とに区画されており、さらに弁箱11の上部
には、ダイヤフラム16により第一流体室14と
区画された圧力室17が形成されている。前記弁
口12には、前記ダイヤフラム16に保持され、
ダイヤフラム16の変形に伴い上下動して弁口1
2を開閉する弁体18が嵌挿されている。
する隔壁13により第一流体室14と第二流体室
15とに区画されており、さらに弁箱11の上部
には、ダイヤフラム16により第一流体室14と
区画された圧力室17が形成されている。前記弁
口12には、前記ダイヤフラム16に保持され、
ダイヤフラム16の変形に伴い上下動して弁口1
2を開閉する弁体18が嵌挿されている。
上記第一及び第二流体室14,15と圧力室1
7とは、それぞれパイロツト配管19a,19b
及び導入配管20a,20bにより接続されてい
る。
7とは、それぞれパイロツト配管19a,19b
及び導入配管20a,20bにより接続されてい
る。
上記パイロツト配管19a,19bは、圧力室
17から両流体室14,15への流体の流れのみ
を許容する逆止弁21a,21bと、両流体室1
4,15の圧力により開弁するパイロツト弁22
a,22bとを備えている。また導入配管20
a,20bは、両流体室14,15から圧力室1
7への流体の流れのみを許容する逆止弁23a,
23bと、両流体室14,15から圧力室17へ
の流体の流量を調節する流量調整弁24a,24
bとを備えている。これらの各配管19a〜20
bは、それぞれ弁25を設けた接続管26により
各室14,15,17に接続されている。
17から両流体室14,15への流体の流れのみ
を許容する逆止弁21a,21bと、両流体室1
4,15の圧力により開弁するパイロツト弁22
a,22bとを備えている。また導入配管20
a,20bは、両流体室14,15から圧力室1
7への流体の流れのみを許容する逆止弁23a,
23bと、両流体室14,15から圧力室17へ
の流体の流量を調節する流量調整弁24a,24
bとを備えている。これらの各配管19a〜20
bは、それぞれ弁25を設けた接続管26により
各室14,15,17に接続されている。
このように形成された自動制御弁10は、上記
パイロツト弁22a,22b及び流量調整弁24
a,24bを所定の圧力値、流量に設定されて、
例えば前記第3図に示した上水の配水設備の連絡
管4に設けられ、第一流体室14に一方の配管3
aが接続され、第二流体室15に他方の配管3b
が接続される。
パイロツト弁22a,22b及び流量調整弁24
a,24bを所定の圧力値、流量に設定されて、
例えば前記第3図に示した上水の配水設備の連絡
管4に設けられ、第一流体室14に一方の配管3
aが接続され、第二流体室15に他方の配管3b
が接続される。
そして一方の配管3aに、例えば5Kg/cm2の圧
力で送水し、他方の配管3bに6Kg/cm2の圧力で
送水すると、両配管3a,3bから両流体室1
4,15内に水が流入し、第一流体室14内は5
Kg/cm2、第2流体室15内は6Kg/cm2の圧力とな
る。
力で送水し、他方の配管3bに6Kg/cm2の圧力で
送水すると、両配管3a,3bから両流体室1
4,15内に水が流入し、第一流体室14内は5
Kg/cm2、第2流体室15内は6Kg/cm2の圧力とな
る。
両流体室14,15内の水は、それぞれ前記導
入配管20a,20bの逆止弁23a,23bと
流量調整弁24a,24bを通過して圧力室17
内に流入する。この時、パイロツト配管19a,
19bのパイロツト弁22a,22bの設定開弁
圧力を第一流体室14側のパイロツト弁22aを
4.5Kg/cm2、第二流体室15側のパイロツト弁2
2bを5Kg/cm2としておけば、両流体室14,1
5内の圧力がそれ以上となつているため両パイロ
ツト弁22a,22bが開かず、圧力室17内の
水が流出しないので、圧力室17内を高圧側の圧
力、即ち6Kg/cm2とする。
入配管20a,20bの逆止弁23a,23bと
流量調整弁24a,24bを通過して圧力室17
内に流入する。この時、パイロツト配管19a,
19bのパイロツト弁22a,22bの設定開弁
圧力を第一流体室14側のパイロツト弁22aを
4.5Kg/cm2、第二流体室15側のパイロツト弁2
2bを5Kg/cm2としておけば、両流体室14,1
5内の圧力がそれ以上となつているため両パイロ
ツト弁22a,22bが開かず、圧力室17内の
水が流出しないので、圧力室17内を高圧側の圧
力、即ち6Kg/cm2とする。
この圧力室17の圧力によりダイヤフラム16
が下方に押圧され、弁体18を弁口12に向けて
押圧して弁口12を閉じる。これにより、両配管
3a,3bの圧力が違う場合でも高圧側から低圧
側に向けて水が流出することを防止する。
が下方に押圧され、弁体18を弁口12に向けて
押圧して弁口12を閉じる。これにより、両配管
3a,3bの圧力が違う場合でも高圧側から低圧
側に向けて水が流出することを防止する。
第一流体室14側に接続されている送水設備2
aに異常が発生して該側の配管3aの圧力が低下
すると第一流体室14内の圧力も低下する。そし
て第一流体室14内の圧力が4.5Kg/cm2以下にな
るとパイロツト弁22aが開き、圧力室17内の
水がパイロツト配管19aの逆止弁21aとパイ
ロツト弁22aを通過して第一流体室14に流出
する。この流出量が、第二流体室15から導入配
管20bの流量調整弁24bを通過して圧力室1
7に流入する水量を上回ると、圧力室17内の圧
力、即ち弁体18を弁口12に向けて押付けてい
る圧力が次第に低下し、第2図に示すように、第
二流体室15内の水の圧力により弁体18が上方
に押し上げられる。これにより、第二流体室15
内の水が弁口12を通過して第一流体室14内に
流入し、他方の配管3bの水が、圧力の低下した
配管3a内に供給される。
aに異常が発生して該側の配管3aの圧力が低下
すると第一流体室14内の圧力も低下する。そし
て第一流体室14内の圧力が4.5Kg/cm2以下にな
るとパイロツト弁22aが開き、圧力室17内の
水がパイロツト配管19aの逆止弁21aとパイ
ロツト弁22aを通過して第一流体室14に流出
する。この流出量が、第二流体室15から導入配
管20bの流量調整弁24bを通過して圧力室1
7に流入する水量を上回ると、圧力室17内の圧
力、即ち弁体18を弁口12に向けて押付けてい
る圧力が次第に低下し、第2図に示すように、第
二流体室15内の水の圧力により弁体18が上方
に押し上げられる。これにより、第二流体室15
内の水が弁口12を通過して第一流体室14内に
流入し、他方の配管3bの水が、圧力の低下した
配管3a内に供給される。
上記送水設備2aの異常が回復して一方の配管
3a内に所定の圧力の水が送出されると、第一流
体室14内の圧力が上昇する。この圧力が4.5
Kg/cm2以上になるとパイロツト弁22aが閉じて
圧力室17からの水の流出が止まり、圧力室17
内の圧力が復帰し、弁体18を押圧して弁口12
を閉じる。
3a内に所定の圧力の水が送出されると、第一流
体室14内の圧力が上昇する。この圧力が4.5
Kg/cm2以上になるとパイロツト弁22aが閉じて
圧力室17からの水の流出が止まり、圧力室17
内の圧力が復帰し、弁体18を押圧して弁口12
を閉じる。
他方の送水設備2bに異常が発生して第二流体
室15内の圧力が5Kg/cm2以下になると、上記同
様に該側のパイロツト弁22bが開いて圧力室1
7内の圧力を下げ、第一流体室14内の水の圧力
によりダイヤフラム16が押し上げられ、弁体1
8が上方に移動する。これにより、弁口12が開
き、第一流体室14から第二流体室15に向けて
水を供給する。
室15内の圧力が5Kg/cm2以下になると、上記同
様に該側のパイロツト弁22bが開いて圧力室1
7内の圧力を下げ、第一流体室14内の水の圧力
によりダイヤフラム16が押し上げられ、弁体1
8が上方に移動する。これにより、弁口12が開
き、第一流体室14から第二流体室15に向けて
水を供給する。
さらに、本考案の自動制御弁10は、上記送水
設備2a,2bの異常以外の場合にも次のような
作用を有する。
設備2a,2bの異常以外の場合にも次のような
作用を有する。
即ち、一方の送水地区1aが住宅地等の主に昼
間の水道使用量が多い送水地区で、他方の送水地
区1bが飲食店の多い盛り場等の主に夜間の水道
使用量が多い送水地区の場合は、昼間に住宅地側
の送水地区1aの水道使用量が急激に増加して該
側の配管3a内の圧力が低下することがある。こ
のような場合でも、第一流体室14内の圧力が上
記パイロツト弁22aの設定圧力以下になると自
動制御弁10が上記と同様に作動して、送水量に
余裕のある他方の配管3bから、使用量の多い配
管3aに水を補給することができる。
間の水道使用量が多い送水地区で、他方の送水地
区1bが飲食店の多い盛り場等の主に夜間の水道
使用量が多い送水地区の場合は、昼間に住宅地側
の送水地区1aの水道使用量が急激に増加して該
側の配管3a内の圧力が低下することがある。こ
のような場合でも、第一流体室14内の圧力が上
記パイロツト弁22aの設定圧力以下になると自
動制御弁10が上記と同様に作動して、送水量に
余裕のある他方の配管3bから、使用量の多い配
管3aに水を補給することができる。
このように、送水設備2a,2bや送水配管3
a,3b等の配水設備の異常や、送水地区1a,
1bの特性による圧力変動により、いずれかの配
管3a,3b内の圧力が低下した場合に、他の作
動手段を用いずに自動的に開弁して、他方の配管
から相互に給水を行うことができるので、各送水
地区1a,1bに安定した給水を行うことができ
る。特に複雑な電気回路や機械的作動部を必要と
しないので、安価に提供することができ、しかも
保守作業も容易となり、長期に亘つて安定した作
動を得ることができる。
a,3b等の配水設備の異常や、送水地区1a,
1bの特性による圧力変動により、いずれかの配
管3a,3b内の圧力が低下した場合に、他の作
動手段を用いずに自動的に開弁して、他方の配管
から相互に給水を行うことができるので、各送水
地区1a,1bに安定した給水を行うことができ
る。特に複雑な電気回路や機械的作動部を必要と
しないので、安価に提供することができ、しかも
保守作業も容易となり、長期に亘つて安定した作
動を得ることができる。
尚、各接続管26に設けられた弁25は、上記
パイロツト弁22a,22bや流量調整弁24
a,24b等の保守、交換等の際にこれらの弁2
5を閉じるもので、これらの弁25を全て設ける
必要はないが、この接続管26に設けられた弁2
5を閉じて圧力室17からの水の流出を止めれ
ば、圧力室17内を、弁体18が弁口12を閉じ
た状態の圧力に維持できるので、自動制御弁10
の作動を停止させることができる。従つて一方の
配管の保守や交換等の際に、他方の配管からの送
水を停止することができる。
パイロツト弁22a,22bや流量調整弁24
a,24b等の保守、交換等の際にこれらの弁2
5を閉じるもので、これらの弁25を全て設ける
必要はないが、この接続管26に設けられた弁2
5を閉じて圧力室17からの水の流出を止めれ
ば、圧力室17内を、弁体18が弁口12を閉じ
た状態の圧力に維持できるので、自動制御弁10
の作動を停止させることができる。従つて一方の
配管の保守や交換等の際に、他方の配管からの送
水を停止することができる。
さらに本考案の自動制御弁10は、上記上水道
の配水設備に限らず、工場等の水や他の流体を複
数の供給系統で供給する設備にも適用することが
できる。また弁体18の保持は、上記ダイヤフラ
ム16に限らず、圧力室17を画成して該圧力室
17の圧力により弁体を移動可能に保持できるも
のならば、各種の構造のものを使用することがで
きる。例えば、圧力室をシリンダとして弁体をピ
ストン状としても同様に作動させることができ
る。
の配水設備に限らず、工場等の水や他の流体を複
数の供給系統で供給する設備にも適用することが
できる。また弁体18の保持は、上記ダイヤフラ
ム16に限らず、圧力室17を画成して該圧力室
17の圧力により弁体を移動可能に保持できるも
のならば、各種の構造のものを使用することがで
きる。例えば、圧力室をシリンダとして弁体をピ
ストン状としても同様に作動させることができ
る。
本考案の自動制御弁は、以上説明したように、
弁体を作動させる圧力室と2つの流体室とを、そ
れぞれ、逆止弁とパイロツト弁を備えたパイロツ
ト配管、及び逆止弁と流量調整弁を備えた導入配
管で接続したから、一方の流体室の圧力が低下し
た時に、該圧力の変化に応じて自動的に弁体を作
動させて開弁し、両流体室相互に流体を補給する
ことができる。従つて、この自動制御弁を2系統
の配管を接続する連絡管に設けることで、一方の
配管内の圧力が低下した場合に自動的に他方の配
管から流体を補給できるので、安定して流体の供
給を行うことができる。例えば、上水道の配水設
備に使用することで、送水設備に異常が起きた場
合でも断水させることなく上水の供給が行え、さ
らに集中的な使用による圧力低下の際も他の配管
からの水を補給することができる。
弁体を作動させる圧力室と2つの流体室とを、そ
れぞれ、逆止弁とパイロツト弁を備えたパイロツ
ト配管、及び逆止弁と流量調整弁を備えた導入配
管で接続したから、一方の流体室の圧力が低下し
た時に、該圧力の変化に応じて自動的に弁体を作
動させて開弁し、両流体室相互に流体を補給する
ことができる。従つて、この自動制御弁を2系統
の配管を接続する連絡管に設けることで、一方の
配管内の圧力が低下した場合に自動的に他方の配
管から流体を補給できるので、安定して流体の供
給を行うことができる。例えば、上水道の配水設
備に使用することで、送水設備に異常が起きた場
合でも断水させることなく上水の供給が行え、さ
らに集中的な使用による圧力低下の際も他の配管
からの水を補給することができる。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は自動制御弁の閉弁状態を示す断面
図、第2図は同じく開弁状態の断面図、第3図は
上水の配水設備の概略を示す説明図である。 1a,1b……送水地区、2a,2b……送水
設備、3a,3b……配管、4……連絡管、10
……自動制御弁、11……弁箱、12……弁口、
14……第一流体室、15……第二流体室、16
……ダイヤフラム、17……圧力室、18……弁
体、19a,19b……パイロツト配管、20
a,20b……導入配管、21a,21b……逆
止弁、22a,22b……パイロツト弁、23
a,23b……逆止弁、24a,24b……流量
調整弁。
ので、第1図は自動制御弁の閉弁状態を示す断面
図、第2図は同じく開弁状態の断面図、第3図は
上水の配水設備の概略を示す説明図である。 1a,1b……送水地区、2a,2b……送水
設備、3a,3b……配管、4……連絡管、10
……自動制御弁、11……弁箱、12……弁口、
14……第一流体室、15……第二流体室、16
……ダイヤフラム、17……圧力室、18……弁
体、19a,19b……パイロツト配管、20
a,20b……導入配管、21a,21b……逆
止弁、22a,22b……パイロツト弁、23
a,23b……逆止弁、24a,24b……流量
調整弁。
Claims (1)
- 弁口を有する隔壁により区画された2つの流体
室と、前記弁口を開閉する弁体を移動可能に保持
する隔壁により一方の流体室と区画された圧力室
とを備え、該圧力室内の流体の圧力と前記両流体
室内の流体の圧力との差により前記弁体を作動さ
せて弁口を開閉する自動制御弁であつて、前記圧
力室と両流体室とを、それぞれ、圧力室から流体
室への流体の流れのみを許容する逆止弁と、流体
室の圧力に応じて開弁するパイロツト弁とを備え
たパイロツト配管、及び流体室から圧力室への流
体の流れのみを許容する逆止弁と、流体室から圧
力室への流体の流量を調節する流量調整弁とを備
えた導入配管とで接続したことを特徴とする自動
制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5703488U JPH0418010Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5703488U JPH0418010Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01166179U JPH01166179U (ja) | 1989-11-21 |
JPH0418010Y2 true JPH0418010Y2 (ja) | 1992-04-22 |
Family
ID=31282889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5703488U Expired JPH0418010Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418010Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP5703488U patent/JPH0418010Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01166179U (ja) | 1989-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0817990B1 (en) | Gas pressure regulator | |
US5217043A (en) | Control valve | |
US8381761B2 (en) | Pressure management control valve assembly | |
JPH08301186A (ja) | 船舶の変化する喫水に適合させる装置 | |
EP0196850B1 (en) | Automatic control system for water heaters | |
CN101173690A (zh) | 用于电操作的液压放大器的闭环手动控制系统和方法 | |
JPH0418010Y2 (ja) | ||
JPH0512706U (ja) | 負荷検知型油圧装置のパイロツト制御回路 | |
US2868226A (en) | Fueling and defueling system | |
JPH05118465A (ja) | 水道設備の弁制御装置 | |
CN103688001A (zh) | 电子控制的暗装式-厕所-冲洗设备 | |
JPH09229014A (ja) | 外力が小さいときは低出力を外力が大きくなれば高出力を自動的に出すシリンダー装置 | |
JPH0142167Y2 (ja) | ||
CN110822142A (zh) | 一种智能管道压力控制阀 | |
US1015464A (en) | Water-supply system. | |
CN104930003B (zh) | 智能集成阀块 | |
JP3665764B2 (ja) | 水道水の供給方法及び供給設備 | |
US4304389A (en) | Remote control apparatus for hydraulically actuated devices | |
JP3040738B2 (ja) | 緊急作動弁装置 | |
CN216339852U (zh) | 基于压差控制的双水路供水装置 | |
JPH1182766A (ja) | 流路切換弁装置 | |
JPH0656600U (ja) | ガス供給システム | |
JPS583128Y2 (ja) | 緊急遮断兼自動調圧弁装置 | |
JP6923154B2 (ja) | 緊急作動弁装置 | |
JPH0615292Y2 (ja) | 緊急遮断弁 |