JPH0418009A - 化粧料組成物 - Google Patents

化粧料組成物

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JPH0418009A
JPH0418009A JP12072090A JP12072090A JPH0418009A JP H0418009 A JPH0418009 A JP H0418009A JP 12072090 A JP12072090 A JP 12072090A JP 12072090 A JP12072090 A JP 12072090A JP H0418009 A JPH0418009 A JP H0418009A
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Shuichi Iida
飯田 秀一
Masashige Nakaura
中浦 正重
Hiroshi Saga
嵯峨 博
Kiyoji Suemoto
末本 喜代二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、オルガノポリシロキサンとアクリル系及び/
又はメタクリル系単量体からなるグラフト共重合体を基
材とする新規な化粧料組成物とくに毛髪用、皮膚用及び
メーキャップ用化粧料組成物に関するものである。 この共重合体はその皮膜形成性及び皮膜物性により化粧
料に特に求められている諸性質を付与することができる
。 毛髪用組成物においては、しなやかで、なめらかな感触
を付与しながら、かつ良好なセット保持力を有する。 又皮膚及びメーキャップ用組成物においては、耐水性・
耐汗性及び耐油性良好で、化粧もちに優れたものにする
。 [従来の技術] 毛髪用化粧料には、毛髪固定用の高分子化合物が配合さ
れている。たとえばポリビニルピロリドン系高分子化合
物、ポリビニルエーテル系高分子化合物、ポリ酢酸ビニ
ル系高分子化合物、アクリル系高分子化合物などである
。 一方、毛髪に光沢やなめらかさを与える目的で油剤など
が配合されているが、高いセット保持力を有しながら、
しなやかでなめらかな感触を与えられる毛髪用化粧料は
これまで得られていなかった。 さらに皮膚及びメーキャップ用化粧料に於いては汗、涙
、雨、雪等の水分により又皮脂や汗あるいはほかの化粧
料の油剤などによって、化粧くずれを生じる。特に夏季
の高温多湿条件下の化粧くずれは、女性共通の悩みとし
て改良が望まれていた。 [発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、このような事情にかんがみ、優れたセッ
ト保持力を有しながら、かつしなやかでなめらかな感触
の点でも満足できる毛髪化粧料、耐水性・耐油性良好で
化粧もちの良い皮膚及びメーキャップ化粧料を得るべく
鋭意研究の結果、特定のオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンとアクリル系及び/又はメタクリル系を主体と
する混合単量体との混合物をラジカル重合開始剤の存在
下で重合して得られたグラフト共重合体を用いたならば
、上記目的を達成できることを見出し、この知見にもと
づいて本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段] すなわち、本発明は (A)一般弐(I) [式中、RI、 R2,R3はそれぞれ炭素数1〜20
の1価の炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水素基か
ら選択される1種又は2種以上の基であり、Yはラジカ
ル反応性基及びSH基を含む有機基から選択される1種
又は2種以上の基であり、Xは水素原子、1価の低級ア
ルキル基及び式R’R2R’Siで示される基(l(I
、 R2は前記と同じであり、R4はR1又はYと同一
の基である)から選択される同種又は異種の基であり、
mは10、000以下の正の整数、nは1以上の整数で
あるコで表わされるオルガノポリシロキサン5〜95重
量部 の水中油型エマルジョンと (B)  イ)一般弐(II) R′ C11,=C−C00R6 (式中、R5は水素原子又はメチル基、R6は炭素数1
〜18のアルキル基又はアルコキシ置換アルキル基であ
る)で表わされるアクリル及びメタクリル系単量体から
選択される1種又は2種以上の単量体        
 70〜100重量%口)エチレン性不飽和アミド、エ
チレン性不飽和アミドのアルキロール又はアルコキシア
ルキル置換化合物、オキシラン基含有エチレン性不飽和
単量体、ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和単量体、
カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体、多価アル
コールとアクリル酸又はメタクリル酸との完全エステル
、二塩基酸のジアリルエステル、アリルアクリレート、
アリルメタクリレート及びジビニルベンゼンの群から選
択される1種又は2種以上の多官能性単量体0〜IO重
量% ハ)上記イ)及び口)以外の1種又は2種以上のエチレ
ン性不飽和単量体     0〜20重量%からなる混
合単量体[句〜ハ)の合計100重量%]95〜5重量
部 とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下で重合
してなるグラフト共重合体を皮膜形成成分として含有す
ることを特徴とする化粧料組成物である。 本発明の化粧料組成物に用いるオルガノポリシロキサン
は、ベタツキのない、しなやかでなめらかな皮膚に快い
感触を付与し、耐水性等の塗膜物性を向上させる。これ
は一般弐(I) で示され、R1,R2,R3はメチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、トリ
ル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基で例示さ
れる炭素数1〜20の1価炭化水素基及びこれらの基の
炭素原子に結合した水素原子の1部又は全部をハロゲン
原子で置換した基から選ばれるものであり、Xは水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基等の炭素数1〜5の低級アルキル基及びR’R2
R’Siで示されるトリオルガノシリル基(R’。 R2は前記と同じ、R4はRI又はYと同じ)から選ば
れるものであり、Yはビニル基、アリル基、γ−アクリ
ロキシプロビル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ
−メルカプトプロピル基で例示されるラジカル反応性基
及びSH基含有有機基から選ばれるものである。 また、mは10.000以下の正の整数であり、nは1
以上の整数であるが、さらに好ましくは200 < m
 < 8.000.1<n<500の範囲にあるのがよ
い。 一般式(I)で示されるオルガノポリシロキサンのエマ
ルジョンの製造については公知の方法に従えばよく、そ
の一つの方法は原料として例えばオクタメチルシクロテ
トラシロキサンの如き環状低分子シロキサンとラジカル
反応性基又はSH基を含有するジアルコキシシラン及び
/又はその加水分解物とを用い、強アルカリ性触媒ある
いは強酸性触媒の存在下に重合して高分子量のオルガノ
ポリシロキサンを得、しかる後に適当な乳化剤の存在下
に水中に乳化分散することによるものである。 又、他の一つの方法は原料として例えば上記した低分子
オルガノシロキサンとラジカル反応性基又はSH基を含
有するジアルコキシシラン及び/又はその加水分解物と
を用い、スルホン酸系界面活性剤及び/又は硫酸エステ
ル系界面活性剤の存在下に水中で乳化重合させることに
よるものである。 又、この乳化重合の場合、同様な原料を用い、アルキル
トリメチルアンモニウムクロライドあるいはアルキルベ
ンジルアンモニウムクロライドの如きカチオン系界面活
性剤により水中に乳化分散させた後、適量の水酸化カリ
ウム、水酸化ナトリウム等の強アルカリ性物質を添加し
て重合させることもできる。 上記したスルホン酸系界面活性剤及び硫酸エステル系界
面活性剤は乳化剤と重合触媒を兼ねるものであり、これ
には C3H13−C→5O3H,C8H+ t +5O8H
。 cloH21+so、o、 ClJ2s+SOJ。 C3山0台5O3H,CaH+7(OCzH4)zO5
O3H。 Cl0H21(OC2)14)20SO3H,ラウリル
硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンドデシルフェニル硫酸
ソーダ等が例示される。 これらのうち、硫酸エステル塩類は乳化終了後に陽イオ
ン交換樹脂と接触させることにより相当する酸に変り、
重合触媒として機能するようになる。乳化重合終了後は
酸型となっている界面活性剤を中和して触媒活性を消失
させればよい。 また、カチオン系乳化剤としては上記の如き第4級アン
モニウム塩系な主として用い、乳化重合後は塩基型とな
っている界面活性剤を中和して触媒活性を消失させれば
よい。 さらには、乳化重合後に行なう熟成の際の温度によって
オルガノポリシロキサンの分子量の大きさを調整するこ
とができる。従って所期の物性に応じて熟成温度を設定
すればよい。 次に、(B)成分について説明すると、これは上記の(
A)成分のオルガノポリシロキサンにグラフト共重合さ
せるための重合性単量体の混合物であり、下記のイ)〜
ハ)の3成分からなるものである。 イ)成分は一般式(II) C112J−COOR6 (式中、R5は水素又はメチル基、R6は炭素数1〜1
8のアルキル基もしくはアルコキシ置換アルキル基)で
表わされる(メタ)アクリル単量体(ここで(メタ)ア
クリルなる表現はアクリル及びメタクリルの両者をまと
めて表わすもので以下同様である。)であり、メチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プ
ロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)ア
クリレート及びメトキシエチル(メタ)アクリレート、
ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシア
ルキル(メタ)アクリレートが例示され、これらの1種
又は2種以上を組合せて使用される。 このイ)成分の配合量が(B)成分中70重量%未満で
はアクリルの特性、特に皮膜形成性、皮膜強度、耐汗性
、耐油性及び皮膚との密着性等の性能の付与が不充分で
ある。 四成分は多官能性単量体であり、エチレン性不飽和アミ
ド、エチレン性不飽和アミドのアルキロール又はアルコ
キシアルキル化合物として(メタ)アクリルアミド、ダ
イア七トン(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(
メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド等、オキシラン基含有不飽和単量体としてグリシジ
ル(メタ)アクリレート、グリシジルアリルエーテル等
、ヒドロキシル基含有不飽和単量体として2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート等、カルボキシル基含有エチレ
ン性不飽和単量体として(メタ)アクリル酸、無水マレ
イン酸、クロトン酸、イタコン酸等、多価アルコールと
(メタ)アクリル酸との完全エステルとしてエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート等、及びアリル(メタ)アクリ
レート、ジビニルベンゼンが例示される。 これらの多官能性単量体は皮膚への密着性、良好なセッ
ト保持力、化粧もち等を付与する目的に使用されるもの
であり、使用量を増すと皮膚への密着性、セット保持力
等は向上するが、反対に化粧塗膜の風合いは損なわれる
。従って多官能性単量体の使用量は (B)成分中0〜
10重量%であり、10重量%を超えると風合いが目立
って損なわれるようになる。 八)成分はその他のエチレン性不飽和単量体であり、上
記イ)、口)成分だけでは発現できない風合い、耐久性
等を付与するために (B)成分中0〜20重量%の範
囲で使用されるが、20重量%を超えるとアクリルの特
性が損なわれるようになる。 このような単量体としてはスチレン、α−メチルスチレ
ン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニ
ルなどが例示される。 化粧料組成物により形成される皮膜に柔軟性を付与させ
るにはこの(B)成分のポリマー化物を柔らかくすれば
よく、これにはこのポリマー化物のガラス転移点を考慮
することが望ましい。 (A)成分と(B)成分の比率については、(A)成分
が5重量部未満ではアクリル系ポリマーの欠点である粘
着感が生じ、柔軟性が乏しくなり、又、95重量部を超
えると皮膜の強靭さ、化粧もち等が損われて実用的でな
い。 (A)成分と(B)成分の乳化共重合は通常のラジカル
開始剤を用いて、公知の乳化重合法により行なえばよい
。 ここで使用されるラジカル重合開始剤としては、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水
素水、t−ブチルハイドロパーオキシド、アゾビスアミ
シラプロパンのHCで塩等の水溶性タイプ、ベンゾイル
バーオキシト、キュメンハイドロパーオキサイド、ジブ
チルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカー
ボネート、クミルパーオキシネオデカノエート、アゾビ
スイソブチロニトリル等の油溶性タイプがあげられる。 必要に応じ、酸性亜硫酸ナトリウム、ロンガリット、L
−アスコルビン酸、糖類、アミン類などの還元剤を併用
したレドックス系も使用することができる。 乳化剤としては(A)成分の乳化物中に乳化剤が含有さ
れているので必ずしも新たに使用しなくてもよいが、重
合中の凝塊発生防止やエマルジョンの安定性向上のため
、必要量の乳化剤を添加しても良い。ここで使用される
乳化剤としては、例えばアルキル又はアルキルアリル硫
酸塩もしくはスルホン酸塩、アルキルアリルコハク酸塩
などのアニオン性乳化剤、アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロラ
イド等のカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル等のノニ
オン性乳化剤等が好適である。 又、必要に応じ、これらの乳化共重合品に無機塩水溶液
、水溶性有機溶剤などを加えて粒子を凝集させたのち、
濾過、水洗し、乾燥すれば共重合樹脂が得られる。 本発明に於る化粧料組成物としては、化粧水・美容液・
整髪料等の液状化粧料、乳液・クリーム・ヘアクリーム
・リキッドファンデーション等の乳化化粧料、口紅・フ
ァンデーション・アイライナー・マスカラ・固型おしろ
い・はぼ紅等の線状又は固形化粧料、リンス等の洗浄剤
が挙げられ、上記に規定した共重合体は主要有効成分と
しであるいは添加物として用いられる。 本発明による化粧料組成物中の共重合体の濃度は0.5
〜30重量%の範囲が適当である。即ち0.5%以下で
は本発明の効果が得られず、30%以上では化粧料組成
物としての構成が不可能になる。 毛髪用化粧料組成物中においては、共重合体が良好な調
髪の取得を容易にし乾燥した髪にしなやかでなめらかな
感触を付与する。 さらに皮膚及びメーキャップ化粧料におけるこれらの組
成物は皮膚に快い肌ざわりを付与し耐水性・耐油性が良
く化粧もちに優れた効果を発揮する。 本発明の化粧料組成物には、オルガノポリシロキサンと
アクリル系及び/又はメタクリル系単量体等からなる共
重合体の他に、従来から使用されている各種揮発性又は
不揮発性油剤、界面活性剤、湿潤剤、防腐剤、酸化防止
剤、香料、粉体等の任意成分を適宜配合することができ
る。 揮発性又は不揮発性油剤としては、直鎖あるいは分岐鎖
の炭化水素、直鎖あるいは環状のジメチルポリシロキサ
ン、高級アルコール、高級脂肪酸、アルコールと脂肪酸
の合成エステル油、ショ糖エステル、ワックス類、ロウ
類等が挙げられる。界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル等が挙げられる。潤滑
剤としてはソルビトール、グリセリン、プロピレングリ
コール、1.3−ブチレングリコール、マルチトール、
乳酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等が挙
げられる。防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキ
ルエステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム
、フェノキシエタノール等が挙げられる。酸化防止剤と
しては、トコフェロール、レシチン等が挙げられる。粉
体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、酸化クロム
、酸化鉄、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、雲
母、有機顔料等が挙げられる。 [実施例] 次に、本発明で用いる共重合体を製造するための参考例
及び本発明の実施例を挙げて更に具体的に説明する。な
お、例中の部はすべて重量部を、%はすべで重量%を表
わす。 参考例 (オルガノポリシロキサンエマルジョンの調整)オクタ
メチルシクロテトラシロキサン1500部、環状メタク
リロキシプロピルメチルポリシロキサン3.8部及び純
水1500部を混合し、これにラウリル硫酸ナトリウム
15部、ドデシルベンゼンスルホン酸10部を添加して
からホモミキサーで攪拌して乳化したのち、圧力3.0
00psiのホモジナイザーに2回通して安定なエマル
ジョンを作った。ついでこれを70℃で12時間加熱後
、25℃まで冷却して24時間熟成した後、炭酸ナトリ
ウムを用いてこのエマルジョンのpHを7に調整し、4
時間窒素ガスを吹き込んでから水蒸気蒸留して揮発性の
シロキサンを留去し、つぎに純水を加えて不揮発分を4
5%に調整したところ、メタクリル基を0.1モル%含
有するポリシロキサンのエマルジョンが得られた(以下
これをE−1と略記する)、又、第1表に示すようにシ
ロキサンの種類、量及び熟成条件を変えた他はE−1と
同様の方法でポリシロキサンエマルジョンE−2〜E−
5を得た。 (乳化共重合による共重合体の製造) 攪拌機、コンデンサー、温度計および窒素ガス導入口を
備えた反応器に上記で得たエマルジョンE−1333部
(シロキサン9150部)と純水517部を仕込み、窒
素ガス気流下に器内温を30℃に調整した後、t−ブチ
ルヒドロパーオキサイド1.0部、L−アスコルビン酸
0.5部、硫酸第1鉄7水和物0002部を加え、次い
で器内温を30℃に保ちながらアクリル酸エチル129
.5部、アクリル酸ブチル133.0部、メタクリル酸
メチル77.0部及びメタクリル酸l015部を3時間
かけて滴下し、滴下終了後さらに1時間攪拌を続けて反
応を完結させた。 得られたグラフト共重合エマルジョン(以下これをP−
1と略記)は固形分濃度39.7%、アクリル系単量体
等のポリマー化物のガラス転移点計算値は−12,7℃
であった。同様にして第2表に示されるポリシロキサン
エマルジョン及びアクリル系単量体等の種類、量で共重
合し、固形分濃度39〜40%の共重合エマルジョンP
−2〜P −6ヲf4 タ。 慎2表                    (単
位二部)実施例1 (ヘアセット) 1、共重合エマルジョン(P−1)     2.0%
2、ヒドロキシエチルセルロース     0.23、
エチルアルコール         1O104、香料
               0.25、精製水  
            残余共重合エマルジョン(P
−1)の製造においてポリシロキサンエマルジョンE−
1を除いたアクリル及びメタクリル系単量体のみで重合
した共重合物を使用した従来のヘアセットに比較してさ
っばりとした使用感で、なめらかさ及びセット保持力に
も優れたヘアセットであった。 実施例2(シャンプー) 1、共重合エマルジョン(P−2)     2.0%
2、ポリオキシエチレンラウリルエーテル】4,03、
ラウリン酸ジェタノールアミド    5,04、香料
               0,25、精製水  
            残余従来のシャンプーに比べ
、スタイル保持形成性となめらかな感触を付与すること
ができる安定性のあるシャンプーであった。 実施例3(ファンデーション) 1、共重合エマルジョン(P−3)    30.0%
2、流動パラフィン          12.03、
パラフィンワックス         2.04、パル
ミチン酸           3.Q5、プロピレン
グリコール        8.06、ポリオキシエチ
レンソルビタン モノステアレート         2.07、ジェタ
ノールアミン         1.08、タルク  
             15.09、酸化鉄   
           3,010、香料      
         0.5+1.精製水       
      残余得られたファンデーションは非常に均
一に良く伸び、皮膚との密着性、耐水性、耐油性の高い
、ベタツキのないものであった。 実施例4(マスカラ) 1、共重合エマルジョン(P−4)    50.0%
2、ポリオキシエチレンソルビタン モノオレエート           2.03、ポリ
エチレングリコ−ル       5.04、エチルア
ルコール         2.05、酸化鉄    
          13.06、香料       
        0.37、精製水         
     残余得られたマスカラは使用性、仕上り状態
の良好なさらに耐水性、耐油性の高いものであった。 実施例5(アイライナー) l、共重合エマルジョン(P−5)    20.0%
2、ミツロウ              703、ポ
リオキシエチレンソルビタン モノステアレート         2.04、ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル1.05、1.3ブチレ
ングリコール       6.06、酸化鉄    
          15.07、香料       
        0.28、精製水         
     残余得られたアイライナーの塗膜は摩擦、水
、油に耐性があり、塗布後のペタツキ感も少ないもので
あった。 実施例6(アイシャドウ) ■、共重合エマルジョン(P−6)を 塩析させて得たアクリルグラフト オルガノポリシロキサン      10.0%2、ア
ジピン酸ジイソプロピル     20.03、環状ジ
メチルポリシロキサン    23.04、カルナウバ
ロウ           8.05、セレシン   
           5.06、酸化鉄      
        20.07、マイカ        
      12.08、酸化チタン        
     1.89、香料             
   0・2アクリルグラフトオルガノポリシロキサン
は、共重合エマルジョン(P−6)500部を攪拌機付
きの容器に入れて60℃に加熱し、ここに芒硝62部を
純水380部に溶解した溶液を加えてグラフトポリマー
を析出させ、濾過水洗を繰り返してから60℃で乾燥す
ることにより得られた。 又このアイシャドウは皮膚との密着性、耐水性、耐油性
の高いペタツキ感のないものであった。 [発明の効果] 本発明の化粧料組成物はこれまでになく優れたものであ
って、毛髪にしなやかさとなめらかさを与え、かつ毛髪
に対して優れたセット保持力を有する毛髪化粧料であり
、耐水性、耐汗性及び耐油性良好で化粧もちに優れ化粧
くずれが少なく安定し優れた皮膚及びメーキャップ化粧
料である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ炭素数1〜
    20の1価の炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水素
    基から選択される1種又は2種以上の基であり、Yはラ
    ジカル反応性基及びSH基を含む有機基から選択される
    1種又は2種以上の基であり、Xは水素原子、1価の低
    級アルキル基及び式R^1R^2R^4Siで示される
    基(R^1、R^2は前記と同じであり、R^4はR^
    1又はYと同一の基である)から選択される同種又は異
    種の基であり、mは10,000以下の正の整数、nは
    1以上の整数である]で表わされるオルガノポリシロキ
    サン 5〜95重量部 の水中油型エマルジョンと (B)イ)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^5は水素原子又はメチル基、R^6は炭素
    数1〜18のアルキル基又はアルコキシ置換アルキル基
    である)で表わされるアクリル及びメタクリル系単量体
    から選択される1種又は2種以上の単量体70〜100
    重量% ロ)エチレン性不飽和アミド、エチレン性不飽和アミド
    のアルキロール又はアルコキシアルキル置換化合物、オ
    キシラン基含有エチレン性不飽和単量体、ヒドロキシル
    基含有エチレン性不飽和単量体、カルボキシル基含有エ
    チレン性不飽和単量体、多価アルコールとアクリル酸又
    はメタクリル酸との完全エステル、二塩基酸のジアリル
    エステル、アリルアクリレート、アリルメタクリレート
    及びジビニルベンゼンの群から選択される1種又は2種
    以上の多官能性単量体0〜10重量% ハ)上記イ)及びロ)以外の1種又は2種以上のエチレ
    ン性不飽和単量体0〜20重量% からなる混合単量体[イ)〜ハ)の合計100重量%]
    95〜5重量部 とからなる混合物をラジカル重合開始剤の存在下で重合
    してなるグラフト共重合体を皮膜形成成分として含有す
    ることを特徴とする化粧料組成物。
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