JPH04179529A - 容器成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はプラスチック製積層体からフランジ部を有する
包装容器を熱成形する容器成形装置に関する。

（従来の技術） 従来より、プラスチック製の包装容器内に果実、ゼリー
液等を充填し、この包装容器を蓋材で密閉したものが知
られている。

このうち、プラスチック製包装容器は容器胴部と、この
容器胴部の上端開口に設けられたフランジ部とを有して
おり、プラスチック製積層体を熱成形して作成される。

一方、蓋材は包装容器のフランジ部にヒートシールされ
るようになっている。

また、包装容器のフランジ部には、上方へ突出する環状
シール部が環状に形成され、蓋材とのヒートシール性お
よびイージーピール性を向上させている。

（発明が解決しようとする課題） 一般に積層体を熱成形して包装容器を作成する容器成形
装置は、プラグを有するプラグ保持体と、プラグを受け
るキャビティとを備えている。このうち包装容器の容器
胴部はキャビティ開口内面に沿って形成され、フランジ
部はキャビティの開口周縁とプラグ保持体の下端との間
で押圧されて成形される。またフランジ部の環状シール
部は、積層体の熱成形時に同時に成形されるが、この環
状シール部については未た精度の良い成形法が確立され
ていない。

ところで、プラスチック製積層体を熱成形する場合、包
装容器の透明性および光沢性を向上させるため、積層体
を固相圧空成形する場合がある。

固相圧空成形とは、積層体を融点以下の温度に加熱して
熱成形するものである。

しかしながら、積層体を融点以下の低温で加熱して成形
すると、環状シール部を精度良く成形することが更に困
難となる。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
とりわけ包装容器フランジ部の環状シール部を精度良く
成形することができる容器成形装置を提供することを目
的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、プラスチック製積層体を押圧するプラグか設
けられたプラグ保持体と、前記プラグを受ける開口と前
記プラグ保持体の端部との間で前記積層体を押圧する開
口周縁とか形成されたキャビティとを備え、前記積層体
からフランジ部を有する包装容器を熱成形する容器成形
装置において、前記キャビティの開口周縁に環状凸部を
設けるとともに、前記プラグ保持体に前記環状凸部か入
り込む環状凹部を形成したことを特徴とする容器成形装
置である。

（作　用） プラグ保持体に対してキャビティを接近させると、プラ
グ保持体の端部とキャビティの開口周縁との間で積層体
が押圧されてフランジ部が成形され、同時に環状凸部と
環状凹部との間で環状シール部が成形される。その後プ
ラグが積層体をキャビティ開口内に押圧し、積層体がキ
ャビティ開口に沿って密接して容器胴部が成形される。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図乃至第４図は本発明による容器成形装置の一実施
例を示す図である。

はじめに第３図および第４図により、内部に果実、ゼリ
ー液等を充填した包装容器およびこの包装容器を密封す
る蓋材について説明する。

第３図および第４図に示すように包装容器２内に果実４
とゼリー液５が充填され、この包装容器２は蓋材３によ
って密閉される。

包装容器２は容器胴部２ａと、容器胴部２ａの上端開口
周縁に設けられたフランジ部２ｂとがらなっている。一
方、蓋材３は包装容器２のフランジ部２ｂにヒートシー
ルされるフランジ部３ａと、落し蓋部３ｂとからなって
いる。また包装容器２のフランジ部２ｂには、蓋材３の
フランジ部３ａとのヒートシール性を向上させるため上
方に突出する環状シール部が環状に形成されている。

包装容器２は、ポリプロピレン（ＰＰ）／接着層（ＡＤ
）／エチレン・ビニル゛アルコール共重合体（ＥＶＯ）
ｌ）／接着層（ＡＤ）／ポリプロピレン（Ｐ　Ｐ）の積
層体を熱成形して形成され、曇り度を３０％以下に保っ
たものである。そのために、包装容器２は固相圧空成形
により、積層体のポリプロピレンの融点以下の温度、例
えば１４０〜１５０℃に加熱して圧空成形される。

一方、蓋材３１；を例え１ｆＰＰ／ＡＤ／ＥＶＯＨ／Ａ
Ｄ／シ一ラント層のガスバリヤ性の積層体がらなってお
り、包装容器２に比較して可撓性を有している。この蓋
材３はシーラント層を包装容器２のフランジ部２ｂ側に
向けてヒートシールされるようになっている。

次に包装容器を熱成形する容器成形装置について第１図
および第２図により説明する。

第１図に示すように容器成形装置１０は、プラスチック
製積層材２０を押圧するプラグ１２を有するプラグ保持
体１１と、プラグ１２を受けるキャビティ１５とを備え
ている。

プラグ１２はプラグ保持体１１に上下移動自在に取付け
られており、プラグ保持体１１にはプラグ保持体１１を
所定温度まで加熱する金型ヒータｌ３か接続されている
。

一方、キャビティ１５にはプラグ１２を受ける開口１５
ａと、開口上端の開口周縁１５ｂとが形成され、開口周
縁１５ｂとプラグ保持体１１との間で積層体２０が押圧
されるようになっている。

また開口周縁１５ｂには上方に突出する環状凸部１８か
設けられ、プラグ保持体１１の下端には環状凸部１８が
入り込む環状四部１７が形成されている。そしてこれら
環状凸部１８と環状凹部１７とによって、フランジ部２
ｂに環状シール部７が形成されるようになっている。

なお、容器成形装置１０の上流側には、上部ヒータ２１
ａと下部ヒータ２１ｂとからなる加熱器２１が設けられ
ている。

次にこのような構成からなる容器成形装置の作用につい
て説明する。

まず、上述のような層構成のプラスチック製積層体２０
を加熱器２１によって加熱する。固相圧空成形を行なう
ため、加熱温度は積層体２０のポリプロピレンの融点以
下の温度、例えば１４０〜１５０℃とする。

次に加熱された積層体２０が容器成形装置１０まて移送
される。その後プラグ保持体１１に対してキャビティ１
５が上昇して接近し、プラグ保持体１１の下端とキャビ
ティ１５の開口周縁１５ｂとの間で積層体２０を抑圧保
持する。この場合、プラグ保持体１１の下端とキャビテ
ィの開口周縁１５ｂとの間で包装容器２のフランジ部２
ｂが成形され、同時に環状凸部１８と環状凹部１７との
間で環状シール部７が成形される。

次にプラグ保持体１１側からプラグ１２か降下して積層
体２０を押圧するとともに、積層体２０の上面に対して
圧縮空気が供給される。この場合、積層体２０がキャビ
ティ１５の開口１５ａの内面に沿って密接し、包装容器
２の容器胴部２ａが成形される。

本実施例によれば、環状凸部１８と環状凹部１７との間
で積層体２０が押圧されて環状シール部７が成形される
ので、ポリプロピレンの融点以下の低温で加熱し成形す
る固相圧空成形の場合でも、精度良く確実に環状シール
部７を成形することかできる。このため包装容器２のフ
ランジ部２ｂと蓋材３のフランジ部３ａとの間のヒート
シール性を向上させることができる。また、固相圧空成
形により透明性および光沢性に優れた包装容器２を得る
ことができ、またガスバリヤ性および保香性に優れたＥ
ＶＯＨを含む積層材を用いることにより、同様にガスバ
リヤ性および保香性に優れた包装容器２を得ることがで
きる。

〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、環状凸部と環状
凹部との間で積層体が押圧されて環状シール部が成形さ
れるので、環状シール部を精度良く確実に成形すること
ができる。このため包装容器のフランジ部と包装容器を
密閉する蓋材との間のヒートシール性を向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による容器成形装置の一実施例を示す概
略側面図であり、第２図は環状凸部と環状四部を示す第
１図の拡大図であり、第３図は内部に果実とゼリー液が
充填された包装容器および蓋材を示す側断面図であり、
第４図は第３図Ａ部拡大図である。 ２・・・包装容器、２ａ・・・容器胴部、２ｂ・・・フ
ランジ部、３・・・蓋材、４・・・果実、５・・・セリ
−液、１０・・・容器成形装置、１１・・・プラグ保持
体、１２・・・プラグ、１５・・・キャビティ、１５ａ
・・・開口、１５ｂ・・・開口周縁、１７・・・環状凹
部、１８・・・環状凸部。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 う　１　図 令　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラスチック製積層体を押圧するプラグが設けられたプ
   ラグ保持体と、前記プラグを受ける開口と前記プラグ保
   持体の端部との間で前記積層体を押圧する開口周縁とが
   形成されたキャビティとを備え、前記積層体からフラン
   ジ部を有する包装容器を熱成形する容器成形装置におい
   て、前記キャビティの開口周縁に環状凸部を設けるとと
   もに、前記プラグ保持体に前記環状凸部が入り込む環状
   凹部を形成したことを特徴とする容器成形装置。