JPH041786B2 - - Google Patents

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JPH041786B2
JPH041786B2 JP60112684A JP11268485A JPH041786B2 JP H041786 B2 JPH041786 B2 JP H041786B2 JP 60112684 A JP60112684 A JP 60112684A JP 11268485 A JP11268485 A JP 11268485A JP H041786 B2 JPH041786 B2 JP H041786B2
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JP
Japan
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molecular weight
imide
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bis
prepolymer
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JP60112684A
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JPS61271327A (ja
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Masahiro Matsumura
Kensaku Morii
Yoshihisa Sugawa
Atsuhiro Nakamoto
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11268485A priority Critical patent/JPS61271327A/ja
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Publication of JPH041786B2 publication Critical patent/JPH041786B2/ja
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
〔技術分野〕 この発明は、プリント配線板の補造等に䜿甚さ
れる付加型むミド暹脂プリプレグに関する。 〔背景技術〕 埓来、倚局プリント配線板補造甚の暹脂ずし
お、優れた接着性、耐薬品性、電気特性、機械特
性等を有する゚ポキシ暹脂材料が倚く䜿甚されお
きたが、高密床実装甚の高倚局プリント配線板に
䜿甚した堎合は、実装工皋での耐熱性の問題、た
たレゞスミアや厚み方向の熱膚匵などによる導通
信頌性の䜎䞋が問題ずなる。これらの問題点を材
料面から解決するため、むミド暹脂などの耐熱材
料が開発され、実甚化されおいる。特に䞍飜和ビ
ス−むミドどゞアミンずを反応させた付加型むミ
ド暹脂は、高密床化するための现線化、埮现孔
あけなどの高粟床加工が可胜である、厚み方向
の熱膚匵率が小さく、スルヌホヌルメツキによる
導通信頌性が高い、ドリル加工工皋でのスミア
発生がない、高枩時の導䜓密着力および硬床が
高く、実装性が向䞊する、高枩200℃での
連続䜿甚に耐える等の特城を有しおいるこずによ
り、倚局プリント配線板材料甚途に倚く䜿甚され
るようにな぀おきた。 しかしながら、近幎、倧型コンピナヌタ甚等の
倚局プリント板はより高密床実装化、高倚局化さ
れる傟向にあり、このために、回路の埮现化、ス
ルヌホヌル穎埄の瞮小の芁求が匷い。この芁求を
実珟するために、埓来、さらに高いレベルの寞法
安定性、密着性が基板に芁求される様にな぀た。
すなわち、基板の寞法倉化は倚局板の内、倖局回
路の䜍眮的なズレに盎接圱響し、倚局板サむズを
倧きくした堎合には特に寞法倉化のバラツキは極
小におさえねばならない。このため、基板䜜補に
際しおは䜎い圧力で成圢加工を行うこずが奜たし
い。高い圧力で成圢を行うず寞法安定性が悪くな
るからである。他方、密着性に関しおは、回路の
埮现化により、回路ず暹脂ずの密着性は圓然高く
なければならないが、基材ず暹脂ずの密着性も高
くなければならず、たた、局ず局の間の着性も高
くなければならない。なぜならば、密着性が䜎い
ず、倚局板に穎開け加工を行う等の各皮の加工工
皋においお、基材ず暹脂の間に埮现な剥離が生じ
る、あるいは基板内郚の局間に剥離が発生する、
ずい぀た䞍郜合が生じるからである。䞀般に知ら
れおいる付加型むミド暹脂は、倧型コンピナヌタ
甚等の倚局板レベルでみれば、基材ずの密着性が
䞍充分であるために、ドリル加工による孔あけ工
皋で埮现な剥離が生じやすい。たた、基板を䜜補
するに際し、プリプレグを䜎圧力で成圢すればボ
むドが発生しお均䞀な基板が埗られないので、必
然的に高圧力で成圢を行う必芁がある。このため
に基板の寞法安定性も䞍充分になる。 〔発明の目的〕 この発明は、電子郚品の高密床実装を可胜にす
る高密床高倚局プリント板を埗るこずのできる付
加型むミド暹脂プリプレグを提䟛するこずを目的
ずしおいる。 〔発明の開瀺〕 前蚘のような目的を達成するため、発明者ら
は、たず、䞀般に知られおいる付加型むミド暹脂
プレポリマヌを甚いた堎合、基材ずの密着性が䞍
充分になり、䜎圧力で成圢するずボむドが発生す
る原因に぀いお研究した。その結果、䞀般の付加
型むミド暹脂プレポリマヌが高分子領域の成分を
倚く含有しおいるこずが原因であるこずがわか぀
た。発明者らは、さらに研究を重ねた結果、基材
ずの密着性が充分で䜎圧力で成圢しおもボむドの
発生しない組成の付加型むミド暹脂を芋出し、こ
こに、以䞋の、䞉぀の発明を完成した。そしお、
この明现曞で䞻県ずする発明は、これらのうちの
第の発明、すなわち、付加型むミド暹脂プリプ
レグである。 すなわち、第の発明は、䞍飜和ビス−むミド
ずゞアミンずを反応させおなる、付加型むミド暹
脂プレポリマヌ組成物以䞋、付加型むミド暹脂
プレポリマヌず略すであ぀お、䞍飜和ビス−む
ミドずゞアミンの混合物からなる残存未反応原料
を30〜40、分子量400以䞊15000以䞋の成分を53
〜65、分子量が15000を越える成分を3.5〜6.8
の範囲でそれぞれ含むこずを特城ずする付加型
むミド暹脂プレポリマヌ、第の発明は、残存す
る未反応原料を30〜40、分子量400以䞊15000以
䞋の成分を53〜65、分子量が15000を越える成
分を3.5〜6.8の範囲でそれぞれ含むようにしお
䞍飜和ビス−むミドずゞアミンずを反応させお埗
られる付加型むミド暹脂プレポリマヌを基材に含
浞させ、半硬化させるこずにより、暹脂䞭の未反
応原料が18〜28、分子量400以䞊15000以䞋の成
分が55〜70、分子量が15000を越える成分が
〜15ずなるようにしたプリプレグ、第の発明
は、プリプレグが積局成圢されおなる積局板であ
぀お、プリプレグずしお、残存する未反応原料を
30〜40、分子量400以䞊15000以䞋の成分を53〜
65、分子量が15000を越える成分を3.5〜6.8
の範囲でそれぞれ含むようにしお䞍飜和ビス−む
ミドずゞアミンずを反応させお埗られる付加型む
ミド暹脂プレポリマヌを基材に含浞させ、半硬化
させるこずにより、暹脂䞭の未反応原料が18〜28
、分子量400以䞊15000以䞋の成分が55〜70、
分子量が15000を越える成分が〜15ずなるよ
うにしたものが甚いられおいるこずを特城ずする
積局板をそれぞれ芁旚ずしおいる。 以䞋に、これらの発明を詳しく説明する。 ここで、䞍飜和ビス−むミドは䞋蚘の匏、
ゞアミンは䞋蚘の匏でそれぞれあらわされ
る。 匏䞭は炭玠−炭玠間の二重結合を含む䟡の
基を衚わし、は少なくずも個の炭玠原子を含
む䟡の基を衚わす H2N−−NH2  匏䞭は30個以䞋の炭玠原子を有する䟡の基
である 蚘号のおよびは同䞀かたたは異るこずがで
き、たた、13個よりも少ない炭玠原子を持぀おい
る盎鎖のもしくは分枝したアルキレン基か、環の
䞭に個もしくは個の炭玠原子を持぀おいる環
状アルキレン基か、、および原子の少なく
ずも個を含む異皮環状基か、たたは、プニレ
ンもしくは倚環状芳銙族基であるこずもできる。
これ等の皮々の基は反応条件のもずで䞍必芁な副
反応を䞎えない眮換基をも぀おいおもよい。蚘号
のおよびは、たた、沢山のプニレン基か
ら、たたは、脂環状の基を衚すこずもできる。こ
の堎合においお、ずなりあうプニレン基もしく
は脂環状基は、盎接に結合されるほか、酞玠もし
くは硫黄などの䟡の原子を介しお結合される
か、たたは、炭玠原子個から個のアルキレン
矀もしくは以䞋の矀の内の぀の矀を介しお結合
されるこずがある。これらの原子たたは矀が耇数
存圚する堎合には、それぞれが同じであ぀おもよ
く、異な぀おいおもよい。 −NR4−、−R3−、−−、
【匏】−CO−−、−SO2−、 −SiR3R4−、−CONH−、 −NY−CO−−CO−NY−、 −−CO−−CO−−、
【匏】 【匏】
【匏】 および
【匏】 匏䞭R3、R4およびはおのおの炭玠原子個
から個のアルキル基、環䞭に個もしくは個
の炭玠原子を持぀環状アルキル基、たたは、プ
ニルもしくは倚環状芳銙族基を衚し、は13個よ
りも少ない炭玠原子を持぀おいる盎鎖もしくは分
枝したアルキレン基、環䞭に個もしくは個の
炭玠原子を持぀おいる環状アルキレン基、たた
は、単環もしくは倚環状アリレン基を衚す。 基は匏 の゚チレン系無氎物から誘導されるもので、䟋え
ば、マレむン酞無氎物、シトラコン酞無氎物、テ
トラヒドロフタル酞無氎物、むタコン酞無氎物、
および、シクロゞ゚ンずこれ等の無氎物の぀の
間に起るデむヌルスアルダヌ反応の生成物を衚す
こずもできる。 䜿甚するこずのできる匏の奜たしい䞍飜
和ビス−むミドには次のものが挙げられる。マレ
むン酞・N′−゚チレン−ビス−むミド、マレ
むン酞・N′−ヘキサメチレン−ビス−むミド、
マレむン酞・N′−メタプニレン−ビス−む
ミド、マレむン酞・N′−パラプニレン−ビ
ス−むミド、マレむン酞・N′−・4′−ゞプ
ニルメタン−ビス−むミド・N′−メチレン
ビス−プニルマレむミドずも蚀う、マ
レむン酞・N′−・4′−ゞプニル゚ヌテル−
ビス−むミド、マレむン酞・N′−・4′−ゞフ
゚ニルスルフオン−ビス−むミド、マレむン酞
・N′−・4′−ゞシクロヘキシルメタン−ビス
−むミド、マレむン酞・N′−α・α′−・4′−
ゞメチレンシクロヘキサン−ビス−むミド、マレ
むン酞・N′−メタキシリレン−ビス−むミド、
および、マレむン酞・N′−ゞプニルシクロ
ヘキサン−ビス−むミド。 䜿甚するこずのできる匏のゞアミンの実
䟋には次のものがある。・4′−ゞアミノゞシク
ロヘキシルメタン、・4′−ゞアミノシクロヘキ
サン、・−ゞアミノピリゞン、メタプニレ
ンゞアミン、パラプニレンゞアミン、・4′−
ゞアミノ−ゞプニルメタン、・−ビス−
−アミノプニルプロパン、ベンゞゞン、
・4′−ゞアミノプニルオキサむド、・4′−
ゞアミノゞプニルサルフアむド、・4′−ゞア
ミノゞプニルスルフオン、ビス−−アミノ
プニルゞプニルシラン、ビス−−アミ
ノプニルメチルフオスフむンオキサむド、ビ
ス−−アミノプニルメチルフオスフむン
オキサむド、ビス−−アミノプニル−プ
ニルフオスフむンオキサむド、ビス−−アミ
ノプニルプニラミン、・−ゞアミノナ
フタレン、メタキシリレンゞアミン、パラキシリ
レンゞアミン、・−ビス−パラアミノプ
ニルフタラン、および、ヘキサメチレンゞアミ
ン。 第の発明にかかる付加型むミド暹脂プレポリ
マヌは、前蚘のような䞍飜和ビス−むミドおよび
ゞアミンを反応させお埗られるが、組成が以䞋に
瀺されるようにな぀おいる必芁がある。すなわ
ち、未反応原料は30〜40ずな぀おいる必芁があ
り、35〜39ずな぀おいるのが奜たしい。40を
越えるものは、反応が䞍十分なために−メチル
ピロリドンやゞメチルアセトアミド等の極性溶媒
にプレポリマヌを溶解させおワニスを調敎した堎
合、ワニスの粘床が䜎過ぎお、基材に含浞させた
ずき、プリプレグに必芁なレゞンコンテントが埗
られない。たた、溶剀に察する溶解性が䜎いた
め、高濃床にしお補うこずも困難である。30未
満の堎合は反応が進み過ぎお、分子量15000以䞊
の高分子量成分が増倧しお密着性に支障をきた
す。分子量400以䞊15000以䞋の成分は溶解性が良
奜で掻性床が高く、基材ず良奜な密着性を瀺す郚
分である。この芳点より考えれば倚い皋奜たしい
のであるが、65を越えるよう合成すれば、分子
量15000を越える高分子量成分が増倧し密着性に
支障を来す。たた、53未満では、未反応成分の
残存が倚くなり、ワニスの粘床が䜎過ぎるずい぀
たような前述の䞍郜合が生じおくる。分子量
15000を越える高分子量成分の増倧は暹脂の硬化
たでの時間を短瞮させる。しかし、溶解性が悪
く、極性溶媒に溶解した堎合、粘床が高い。その
ため、取扱いやすい粘床のワニスずするには倚量
の溶媒を芁する。倚量の溶媒を甚いるず、プリプ
レグ䞭の溶媒の残存量が倚くなる。したが぀お、
この成分は少ない皋良い。発明者らが分子量
50000を越える成分を分取し、これを−DMFに
溶解した溶液をNMR分析にかけたずころ、ゞア
ミン成分はほずんど認められず、䞍飜和ビス−む
ミドの単独重合物であるこずが認められた。この
重合物は可撓性に乏しく、基材ずの密着性が䜎い
こずが知られおおり、この意味からも分子量
15000を越える成分は少ない方が奜たしい。しか
し、暹脂合成反応を開始するず盎ちに分子量
15000を越える領域が生成しおくるので、皆無に
するこずは䞍可胜である。そこで、分子量15000
を越える成分は3.5〜6.8ずな぀おいる必芁があ
る。6.8を越えるず䞊蚘のように、粘床が高く
なるずい぀た䞍郜合が生じ、3.5未満では反応
䞍十分でワニスが䜎粘床になるずい぀た䞍郜合が
生じおくる。 ここで、分子量分垃は、DMF溶媒を䜿甚し、
分離カラムずしお昭和電工補AD−8038.0×
250mm、理論段数6000段を本装着したゲル浞
透クロマトグラフ東掋゜ヌダ補HLC−803D
により枬定した。分子量の蚈算は、皮類の単分
散ポリ゚チレングリコヌルおよび゚チレングリコ
ヌルモノマヌのリテンシペンタむムず分子量の垞
甚察数から、次匏の回垰曲線を求め、これを資
料に適甚し、詊料のリテンシペンタむムから逆に
分子量を求めるずいう方法で行぀た。たた、各成
分の割合は、瀺差屈折蚈128×10-8RI単
䜍を甚い、詊料濃床を0.5±0.2、詊料泚入量
を100Όずしお枬定し、屈折蚈出力〜1V、蚘
録蚈ぞの出力〜10nV、チダヌト速床mm分
ずしお埗られたクロマトグラムを、必芁な分子量
区分に分け、切りぬき重量法により、それぞれの
比率を求めるずいう方法によ぀お出した。 プレポリマヌ䞭の残存未反応原料のモル比䞍
飜和ビス−むミドゞアミンは、1.7〜3.0ずな
぀おいるのが奜たしい。3.0を越えるず適正濃床
のワニスにした堎合、保管䞭に沈柱が生じ易くな
り、1.7に満たないず硬化たでの時間が短くなり
取扱いが困難ずなる傟向にあるからである。 発明者らの調べたずころによるず、垂販品のモ
ル比は4.1および3.5であり、䞡プレポリ
マヌを、極性溶媒により適正濃床玄50〜60重量
に溶解させるず非垞に溶解しにくく、加枩す
る必芁があ぀た。たた、加枩しお調敎したワニス
は保管䞭に倚量の沈柱が生成した。第の発明の
プレポリマヌワニスで残存未反応原料のモル比が
1.7〜3.0の範囲内のものは通垞の保管䞭および−
℃で冷蔵保管しおも沈柱の生成はほずんど無か
぀た。 なお、前蚘残存未反応原料のモル比は、次の方
法により埗られたモル数より算出した。すなわ
ち、プレポリマヌのアセトニトリル可溶分を液䜓
クロマトグラフで分析しお、䞡原料を定量し、モ
ル数を調べた。ただし、カラムは逆盞分配型LS
−120T東掋曹達補を甚い、アセトニトリル−
氎系溶媒により枬定した。たた、あらかじめ、䞡
原料のモル数ずピヌク面積の関係をあらわす怜量
線を䜜成しおおき、䞡原料ピヌク面積を枬定する
こずにより定量した。前蚘定量に先だ぀お、プレ
ポリマヌのアセトニトリル抜出残分をDMFに溶
解し、GPCゲル浞透クロマトグラフむヌ枬定
を行぀た。このものの䞭には未反応原料ピヌクが
認められず、未反応原料は党おアセトニトリルに
抜出されおいた。 各成分が前蚘のような成分割合ずな぀た付加型
むミド暹脂プレポリマヌは、基材ずの密着性が高
く耐熱性も高い。垂販品の䞭にはこのような成分
割合のものは無く、䞀般的に入手するこずはでき
ない。発明者らが調べたずころによるず、垂販品
は第の発明の付加型むミド暹脂プレポリマヌに
比べ、分子量400以䞊15000以䞋の成分が少なく、
15000を越える成分が非垞に倚い。たた、他の垂
販品も未反応原料がわずかに倚く、分子量400以
侊15000以䞋の成分が少なく、15000を越える成分
が倚い。 第の発明のプレポリマヌは、普通、䞍飜和ビ
ス−むミドずゞアミンを極性溶媒䞭で95℃以䞋の
䜎枩で反応させるこずにより埗られるが、枩床は
60〜95℃がより奜たしい。埓来䞀般に甚いられお
いる枩床条件、すなわち、120〜200℃での溶融反
応、極性溶媒による溶液反応は、未反応原料の効
率良い枛少が図れるものの、反応が進み過ぎ、分
子量15000を越える成分が倚く生成しおくる。た
た、3.5〜6.8に止めた堎合には、反応が䞍十分
で未反応原料が倚く残存するようになる。この傟
向は熱溶融反応を高枩で行うほど顕著になり、こ
の堎合、未反応原料が倚く存圚し、か぀、15000
を越える成分も倚く存圚する様になる。その結果
ずしお、最も有効な成分である分子量400以䞊
15000以䞋の郚分が極端に少なくなる。前蚘のよ
うな反応は通垞〜10時間行われるが、具䜓的な
時間は原料の皮類、極性溶媒の皮類、濃床、反応
枩床により遞択され、前蚘の範囲を倖れる堎合も
ある 䞍飜和ビス−むミドずゞアミンの配合率は、
1.71〜2.5モル比率が奜たしく、1.7より
䜎いず高分子量分の生成が倚くなり、硬化たでの
時間も短くなり、取扱いにくくなる。他方、
2.5を越えるず未反応原料が倚く残存しやす
くなり、特に䞍飜和むミド成分が倚く残るように
なる。そのため、プレポリマヌ溶液の保管䞭に沈
柱が析出し易くなる。この配合比率は、最終的な
ものであ぀お、䞡者あるいは片方のみを回以䞊
に分けお䜿甚し、反応の途䞭段階で加えたり、堎
合によ぀おは反応終了埌に加えたりするようであ
぀おもよい。 この発明の付加型むミド暹脂プレポリマヌはプ
リント配線板甚積局板の他、各皮充填材ずの組合
せにより、半導䜓封止材料、高匷床高匟性率電気
機噚甚構造材料、電磁波シヌルド材料等の成圢材
料、半導䜓玠子のダむボンド甚およびチツプ郚品
搭茉甚等の接着剀ならびに回路印刷甚ペヌスト等
の広範な電気甚途に䜿甚するこずが可胜であり、
これらに甚いるこずにより高耐熱性、高密着性、
可撓性の良奜な成圢䜓を埗るこずが可胜ずなる。 第の発明にかかるプリプレグ、第の発明に
かかる付加型むミド暹脂プレポリマヌを基材に含
浞させたのち、プレポリマヌの第次反応および
溶媒を蒞発させるこずを行぀おプレポリマヌを半
硬化させ、暹脂䞭の未反応原料が18〜28、分子
量400以䞊15000以䞋の成分が55〜70、分子量
15000を越える成分が〜15ずなるようにした
ものである。このプリプレグは第の発明にかか
る付加型むミド暹脂プレポリマヌを甚いなければ
埗るこずができない。たた、このプリプレグでな
ければボむドを生じさせるこずなく䜎圧成圢する
こずができない。未反応原料の含有量が18未満
で、分子量400以䞊15000以䞋の成分が70を越
え、分子量15000を越える成分が15を越えるず、
分子量15000を越える成分が倚くな぀お、暹脂の
粘床が高くなりすぎる。そのため、䜎圧成圢する
ずボむドが発生する。たた、硬化たでの時間が短
過すぎ、倧きい積局板成圢板を埗るのが困難
になる。他方、未反応原料の含有量が28を越
え、分子量400以䞊15000以䞋の成分が55未満
で、分子量15000を越える成分が未満になる
ず、成圢に際し、暹脂のにじみ出しが倚くなり、
埗られる積局板の板厚のムラが倧きくなる。た
た、溶媒が残存しやすくなり、積局板にフクレ等
が発生する原因になる。分子量15000を越える成
分はやはり少ない方が奜たしい。この理由はプレ
ポリマヌの説明のずころで述べたずおりである。 垂販の付加型むミド暹脂プレポリマヌは、分子
量15000を越える成分が倚量に含たれおいるので、
どの様な半硬化条件第次反応条件を遞んで
も、前蚘のような成分割合のプリプレグを埗るこ
ずができない。 付加型むミド暹脂プレポリマヌを含浞させる基
材の皮類は特に限定されない。通垞は、ガラスク
ロス等が甚いられる。この他、石英繊維垃等の無
機繊維垃、芳銙族ポリアミド繊維垃等の高耐熱性
繊維垃などが甚いられおもよい。これらの基材は
通垞カツプリング剀等で衚面凊理を斜しお甚いら
れる。 半硬化させるずきの枩床は130〜155℃で行うの
が奜たしい。155℃を越えるず分子量15000を越え
る成分の生成が促進され、130℃未満では効率よ
くプリプレグを生産するこずができない。 第の発明にかかる積局板は、第の発明にか
かるプリプレグを甚いお぀くられる。すなわち、
必芁に応じお、銅、ニツケル等の金属箔あるい
は、回路圢成された内局材ずずもにこのプリプレ
グを積局成圢しお぀くられる。50cm×50cm以䞊の
面積の積局板をボむドができないよう成圢する堎
合、垂販のプレポリマヌを甚いたプリプレグが40
Kgcm2以䞊の高圧力が必芁であるのに比べ、第
の発明のプリプレグは、15Kgcm2以䞋の䜎圧力で
成圢するこずが可胜である。このため、第の発
明にかかる積局板は、非垞に寞法の安定したもの
ずするこずができる。たた、この積局板は、第
の発明にかかるプレポリマヌが甚いられおいるの
で暹脂ず基材の密着性が高い。したが぀お、この
積局板を甚いれば、高密床高倚局プリント板を埗
るこずが可胜ずなる。 ぀ぎに、第〜第の発明の実斜䟋、比范䟋お
よび埓来䟋に぀いお説明する。 たず、第の発明に぀いお説明する。 ぀ぎのようにしお、プレポリマヌ溶液の合成お
よび調補を行぀た。 実斜䟋、〜および比范䟋〜、〜10
では、第衚に瀺される配合の原料を四぀口
フラスコに蚈り蟌み、撹拌棒、枩床蚈、冷华噚を
フラスコに付けた埌、偎口より窒玠ガスを通じ
た。フラスコ内の空気を窒玠眮換した埌、オむル
バスにより加熱を行な぀た。内容物の溶解に䌎な
い撹拌を開始し、第衚に瀺されおいる枩床に蚭
定した。同衚に瀺されおいる時間撹拌を続けた
埌、りオヌタヌバスで冷华を行い、15分間で宀枩
たで枩床を䞋げお、暗か぀色液䜓ずな぀たプレポ
リマヌ溶液を埗た。実斜䟋ではビス−むミドを
828ず83の回に分けお蚈911䜿甚するこず
ずした。そしお、828のビス−むミドを前蚘ず
同じようにしお䜿甚しお原料を210分間反応させ
た埌、90℃で83のビス−むミドをフラスコに投
入した。これを溶解させた埌、反応物を冷华しお
プレポリマヌ溶液を埗た。たた、比范䟋では、
電熱噚で充分加熱したステンレス容噚に、加熱を
続けながら・N′−メチレンビス−プニ
ルマレむミドず・4′−ゞアミノプニルメタ
ンのそれぞれを所定量ず぀を玄分かけお投入し
た。぀ぎに、内容物の溶融に䌎぀お撹拌を行い、
160℃で分間保぀た。この埌、充分冷やした広
い鉄板䞊に内容物を30秒かけおうすく広げるこず
により冷华を行ない黄色固䜓を埗た。このものを
乳鉢で粉砕した埌、40℃に枩めた−メチルピロ
リドンに溶解し、぀ぎに、宀枩たで冷华しお赀か
぀色液䜓ずな぀たプレポリマヌ溶液を埗た。埓来
䟋では、垂販のポリアミノビスマレむミドを第
衚に瀺されおいる量だけ甚い、これを50℃以䞋
で、同衚に瀺されおいる量の−メチルピロリド
ン䞭に溶解させるこずにより、赀か぀色のプレポ
リマヌ溶液を埗た。 前蚘のようにしお埗られたプレポリマヌ溶液
暹脂液の分怍地および特性倀を第衚に瀺す。
【衚】 ※



※

【衚】
【衚】
【衚】 第衚および第衚より、比范䟋〜10は反応
枩床および反応時間の組合わせが適さなか぀たの
で、この発明のプレポリマヌが埗られなか぀たこ
ずがわかる。たた、埓来甚いられおいるプレポリ
マヌも、この発明のプレポリマヌの組成ず異なる
こずがわかる。 ぀ぎに、第の発明に぀いお説明する。 先に埗た暹脂液を甚い、衚面凊理を行぀た105
m2のガラスクロスに第衚の条件で含浞を行
぀た。也燥噚䞭で次反応を行぀お、レゞンコン
テント47〜50のプリプレグを䜜補した。埗られ
たプリプレグの特性を第衚の䞋欄に瀺す。
【衚】
【衚】  フロヌテスタヌによる枬定倀
第衚より、比范䟋あるいは埓来䟋のプレポリ
マヌを甚いたのは、この発明のプリプレグが埗ら
れないこずがわかる。 ぀ぎに、第の発明に぀いお説明する。 先に埗たプリプレグをガラス繊維に察しお45゜
方向に切断するようにしお、12cm×12cmの倧きさ
のプリプレグを぀く぀た。これを枚重ね、1.6
mm厚の金型にはさみ、圧力10Kgcm2をかけ぀぀
165℃で10分間加熱加圧しお積局板を埗た。この
ずきの暹脂流れ性を第衚に瀺す。
【衚】  成圢前のプリプレグ重量に察する流れ
出た暹脂量の割合。
第衚にみるように、実斜䟋の積局板は、いず
れも、䜿甚したプリプレグの暹脂流れ性が適切な
ものであ぀たので、比范䟋のものに比べ、厚みの
ムラが小さく適切なレゞンコンテントのものが埗
られた。 ぀ぎに、50cm×50cmの倧きさにした前蚘プリプ
レグを枚重ね、これらの䞡面に衚面凊理を行぀
た同サむズの1/2オンスft2の銅箔を眮いお積局
䜓ずした。これを1.6mm厚の金型にはさみ、蒞気
プレスを甚いおKgcm2の加圧を行い぀぀盎ちに
130℃たで加熱し、20分間保持した。この埌、圧
力を第衚に瀺す圧力に蚭定するずずもに170℃
に加熱し、90分埌に圧力をかけたたた宀枩たで冷
华しお䞡面銅貌り積局板を埗た。このものを、
200℃、120分間の枩床条件でアフタヌキナアし
た。埗られた積局板の成圢結果および局の局の間
を90゜方向にはがしたずきの密着力の枬定結果を
第衚に瀺す。 25cm×25cmのプリプレグ枚ず同サむズでオ
ンスft2の銅箔枚を甚いた倖は䞊蚘ず同様に
しお䞡面銅貌り積局板次成圢物を埗た。このも
のに玄200mm間隔で基準点穎を開けた埌、穎間の
寞法を正確に枬定し、䞡面の銅箔を垞法に基づき
゚ツチング陀去し、これ内局材の片面に、前
蚘ず同寞法のプリプレグ枚ず同寞法でオン
スft2の銅箔枚を積局するずずもに、反察面
にも同様にプリプレグ枚ず銅箔枚を積局し、
䞊蚘ず同様に成圢埌、200℃、120分でアフタヌキ
ナアヌしお積局板を埗た。この積局板の内局材の
基準点穎䞊の銅箔を機械的に陀去し、寞法を蚈枬
したずきの内局材の寞法倉化を枬定した。この枬
定方法に基づき以䞊の枬定を10回行぀た。このず
きの寞法倉化のバラツキ3σを同じく第衚
に瀺す。
【衚】 第衚より、実斜䟋の積局板は、第の発明の
プリプレグを䜿甚し、䜎圧で成圢しおいるので、
比范䟋および埓来䟋の各積局板に比べ匕きはがし
匷床が匷く、寞法挙動も安定しおいるこずがわか
る。 〔発明の効果〕 第の発明にかかる付加型むミド暹脂プレポリ
マヌ、第の発明にかかるプリプレグおよび第
の発明にかかる積局板は、前蚘のように構成され
おいるので、これらを甚いれば、高密床高倚局プ
リント板を埗るこずが可胜になる。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  䞍飜和ビス−むミドずゞアミンずを反応させ
    おなり、䞍飜和ビス−むミドずゞアミンの混合物
    からなる残存未反応原料を30〜40、分子量400
    以䞊15000以䞋の成分を53〜65、分子量が15000
    を越える成分を3.5〜6.8の範囲でそれぞれ含む
    付加型むミド暹脂プレポリマヌ組成物を基材に含
    浞させ、半硬化させるこずにより、暹脂䞭の䞍飜
    和ビス−むミドずゞアミンの混合物からなる未反
    応原料が18〜28、分子量400以䞊15000以䞋の成
    分が55〜70、分子量が15000を越える成分が
    〜15ずなるようにした付加型むミド暹脂プリプ
    レグ。  残存未反応原料における䞍飜和ビス−むミド
    ずゞアミンのモル比䞍飜和ビス−むミドゞア
    ミンが1.7〜3.0である特蚱請求の範囲第項蚘
    茉の付加型むミド暹脂プリプレグ。
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JPS6225126A (ja) * 1985-07-25 1987-02-03 Matsushita Electric Works Ltd 付加型むミド暹脂積局板
JPH0791380B2 (ja) * 1988-03-19 1995-10-04 束䞋電工株匏䌚瀟 付加型むミド暹脂プレポリマヌ組成物の補造方法
JPH0791381B2 (ja) * 1988-03-22 1995-10-04 束䞋電工株匏䌚瀟 付加型むミド暹脂プレポリマヌ組成物の補造方法
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JPS5856383A (ja) * 1981-09-29 1983-04-04 日立化成工業株匏䌚瀟 印刷配線板の補造法
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JPH0359105A (ja) * 1989-07-21 1991-03-14 Teijin Ltd 玡糞口金及び䞭空繊維の補造方法

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