JPH04178446A - 難燃性ポリプロピレン組成物 - Google Patents

難燃性ポリプロピレン組成物

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JPH04178446A
JPH04178446A JP30383890A JP30383890A JPH04178446A JP H04178446 A JPH04178446 A JP H04178446A JP 30383890 A JP30383890 A JP 30383890A JP 30383890 A JP30383890 A JP 30383890A JP H04178446 A JPH04178446 A JP H04178446A
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稲田 仁志
Yoshiji Oki
大木 好次
Nobuhiko Azuma
伸彦 東
Renzo Hattori
服部 錬三
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Tokuyama Corp
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Takasago International Corp
Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不快臭を解消し、あるいは快い臭気を有する
難燃性ポリプロピレン組成物に関する。
〔従来技術〕
ポリプロピレンは着火し易い、燃え易いという欠点を有
するため、種々の難燃化が施されている。
特に電気製品、建材等に使用されるポリプロピレンには
、ますます高度の難燃性が要求される傾向にある。例え
ば、米国のUL規格においては、テレビの外枠など家電
製品の部品に対して、V−1〜■−0という高度の難燃
性が要求されている。
したがって、このような家電製品など米国への輸出品に
ついては、V−1〜■−0の難燃度を付与しなければな
らない。また近年、我国においても、テレビの燃焼事件
が多発したため、家電メーカーによる自主規制として、
テレビのバックカバーに対する高度(V−0)の難燃化
が決っている。さらには、中国、中近東、欧州の一部で
は、IEC(International Elect
rochemical Co+uaition)の規格
による難燃化の規制も行なわれる。
従来、このようなポリプロピレンの難燃化においては、
種々の難燃化剤が検討され提案されているが、前記した
テレビのバックカバーなどを中心とする家電製品の部品
用にはエーテル化四臭化ビスフェノールSが好ましい難
燃剤として挙げられている。しかしながら、このエーテ
ル化四臭化ビスフェノールSを難燃剤として含有したポ
リプロピレンをテレビのバックカバーなどに用いた場合
、テレビの使用時など温度が高い状態において不快な臭
気を発生する問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記した難燃剤としてエーテル四臭化ビ
スフェノールSを用いたポリプロピレンにおける不快臭
の問題を解決するために鋭意開発を進めた結果、本発明
を提供するに至ったものである。即ち、本発明によれば
、ポリプロピレン100重量部に対して、下記の一般式 (但し、式中のR1およびR2は、それぞれ同種または
異種の少なくとも2個の臭素原子を結合するアルキル基
) で示されるエーテル化四臭化ビスフェノールSを1〜2
0重量部、三酸化アンチモンを0.3〜20重量部およ
び沸点が250°C以上である香料を0.001〜0.
5重量部に配合してなるポリプロピレン組成物が提供さ
れる。
本発明に用いられるポリプロピレンとしては、プロピレ
ンの単独重合体、エチレン、ブチレンなどのα−オレフ
ィンとプロピレンとのランダム。
ブロック共重合体またはそれらの混合物があげられる。
また、本発明に用いるエーテル化四臭化ビスフェノール
Sとしては、下記の一般式 で示され、式中のRIおよびR2が同種または異種の少
なくとも2個以上の臭素原子を結合するアルキル基であ
れば特に制限されず、その炭素数は2〜20、好ましく
は2〜5で、それに結合される臭素原子数は多いはど難
燃効果が良好である。
具体的には、一般に例えば四臭化ビスフェノールSビス
(ジブロモエチルエーテル)、四臭化ビスフェノールS
ビス(ジブロモプロピルエーテル)。
四臭化ビスフェノールSビス(ジブロモブチルエーテル
)、四臭化ビスフェノールSビス(トリブロモプロピル
エーテル)、四臭化ヒスフェノールSビス(テトラブロ
ムプロピルエーテル)2四臭化ビスフエノールSビス(
トリブロモブチルエーテル)、四臭化ビスフェノールS
ビス(テトラブロモブチルエーテル)等の四臭化ビスフ
ェノールSビス(ポリブロモアルキルエーテル)が好適
に使用される。
本発明のポリプロピレン組成物におけるエーテル化四臭
化ビスフェノールSの配合量は、一般にポリプロピレン
100重量部に対して1〜20重量部、好ましくは1.
2〜15重量部である。即ち、ポリプロピレン組成物に
おけるエーテル化四臭化ビスフェノールSの配合量が、
上記の下限値(1重量部)よりも少ない場合には、充分
な難燃性が得られず、また上限値(20重量部)よりも
多い場合には、溶融混練時に熱安定性が低下し、分解が
起り易くなるため好ましくない。
また、本発明における三酸化アンチモンは、難燃助剤と
して一般の市販品が特に制限なく用いられる。このよう
な三酸化アンチモンの配合量としては、ポリプロピレン
100重量部に対して0.3〜20重量部、好ましくは
0.5〜15重量部である。即ち、ポリプロピレン樹脂
組成物における三酸化アンチモンの配合量が、上記の下
限値より少ない場合は充分な難燃性が得られず、また上
記の上限値より多い場合は難燃性の向上が見られぬうえ
に、比重の増加や耐衝撃性の低下があり好ましくない。
本発明に用いる沸点が250°C以上である香料は、一
般にポリプロピレンに配合して溶融混練した際に分解せ
ずに、安定に香気を発生するものであれば特に制限され
ない、また、このような本発明の香料は、上記した難燃
剤のエーテル化四臭化ビスフェノールSと併用したポリ
プロピレン組成物の成形品において、不快臭の発生を防
止し、あるいは快臭を発生するような香料が選択される
沸点が250℃以上である香料としては、例えばセドレ
ン(Cedrene) +  β−カリオフィレン(β
−Cartyophyllene)などの炭化水素系、
ヒドロキシシトロネラール(Hydroxycitro
nellal)+ ネロリドール(Nerolidol
) 、サンタロール(Santalol) +セドロー
ル(Cedrol)などのアルコール系、へりオトロピ
ン(Heliotropine) *バニリン(Van
illin)。
ヘキシルシンナミンクアルデヒド(α−Hexylci
nnamic aldehyde)、 K o v a
 n o 1  (商品名)などのアルデヒド系、クマ
リン(Coumarin) +T−ウンデカラクトン(
7−Undecalactone) +酢酸シンナミル
(Cinnamyl acetate)+ メチルジヒ
ドロジャスモネート(Methyl dihydroj
as*onate)などのラクトン−エステル系、Am
broxan(商品名)、Ga1axolide (商
品名)などのエーテル系、オノゲノール(Eugeno
l)などのフェノール誘導体などが挙げられる。これら
本発明において用いられる香料は、臭気に対する感応の
好悪(嫌)の個人差があるため、厳密に選択できないが
、特にバニリン系、クマリン系などが推奨される。なお
、香料の配合量は、ポリプロピレン組成物において少な
くともエーテル化四臭化ビスフェノールSに起因する臭
気を除去するために、ポリプロピレン100重量部に対
してO,OO1重量部、好ましくはO,OO3重量部が
必要であり、また配合量が多い場合には香気が強すぎて
逆に不快感を与えるため一般に0.5重量部、好ましく
は0.1重量部が上限値である。
本発明のポリプロピレン組成物には、必要に応じて従来
公知の安定剤2着色荊、帯電防止剤、滑剤、核剤及び難
燃性、ブルーミング防止性に悪影響を与えない範囲で各
種の充填剤等を添加しても良い。
本発明のポリプロピレン組成物を調製する各成分の配合
順序、混合方法などは特に限定されず、一般にタンブラ
−式ブレンダー、■型ブレンダー。
ヘンシェルミキサー、リボンミキサー等を用いて常法に
より行なわれる。
〔効 果〕
本発明のポリプロピレン組成物は、IEC規格において
自己消火性及びUL94規格(プラスチック材料の燃焼
試験法規格)においてV−2,V−1,乃至■−0とい
う高い難燃性を有するとともに、その難燃剤であるエー
テル化四臭化ビスフェノールSに起因する不快臭を発生
しない、したがって、本発明のポリプロピレン組成物は
、難燃性を要求されるとともに高い温度にさらされる、
例えばテレビのバックカバーなど特に電気製品の枠部品
などに好適に提供される。
〔実施例〕
本発明を具体的に説明するため、以下に実施例及び比較
例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
なお、実施例及び比較例で示した燃焼試験の結果は、U
L規格及びIEC規格にもとづいて測定したものである
。また、臭気の測定は射出成形により、3mmX 12
.5mmX 60mmの試験片20本を250*fの広
口瓶に入れ密栓後80℃のオーブンに2時間投入し、そ
の後に複数人の嗅覚による臭気の官能試験を行なったも
のである。
実施例1 第1表に示す様にポリプロピレンとして、いずれも徳山
曹達■製のMlが23である、エチレンとのプロッコボ
リマー(PN670)とMIが9であるホモポリマー(
PN240)をそれぞれ丸菱油化■製の四臭化ビスフェ
ノールSビス(ジブロモプロピルエーテル)であるノン
ネンPR−2(商品名)、市販の三酸化アンチモンおよ
び各種香料の所定量と熱安定剤を加え、スーパーミキサ
ーで混合した。なお、熱安定剤は、チバガイギー社製の
Irgaphos 168 (商品名) 、Irgan
ox 1010(商品名)とステアリン酸カルシウムを
それぞれ全組成物中に0.1%となるように添加した。
次いで、50m/m−軸押出機を用いて溶融混練し、ペ
レット化した。さらに、このペレットを2oz射出成形
機を用いて成形し、燃焼試験片(1/16インチ厚み)
と臭気官能試験片を得て、それぞれUL規格(以下、U
Lと略)および/またはIEC規格(以下、IECと略
)の燃焼性と臭気性の測定に供した。それらの結果を第
1表に併記した。なお、第1表に示す香料A−1〜A−
8,B−1〜B−5の記号は、それぞれ下記の香料塩(
分子式)の種類を示す。
B−512−7エールXチル7 ルCsH+ oo  
 220コール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリプロピレン100重量部に対して、下記の一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中のR_1およびR_2は、それぞれ同種ま
    たは異種の少なくとも2個の臭素原子を結合するアルキ
    ル基) で示されるエーテル化四臭化ビスフェノールSを1〜2
    0重量部、三酸化アンチモンを0.3〜20重量部およ
    び沸点が250℃以上である香料を0.001〜0.5
    重量部に配合してなるポリプロピレン組成物
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0816422A1 (en) * 1996-06-26 1998-01-07 Showa Denko Kabushiki Kaisha Flame retardant resin composition and molded article thereof
WO2002040587A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 New Japan Chemical Co., Ltd. Composition de dibenzylidenesorbitol et resine polyolefinique contenant cette composition
CN113292786A (zh) * 2021-04-23 2021-08-24 金发科技股份有限公司 一种抗菌、低气味母粒及其制备方法和应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0816422A1 (en) * 1996-06-26 1998-01-07 Showa Denko Kabushiki Kaisha Flame retardant resin composition and molded article thereof
WO2002040587A1 (fr) * 2000-11-15 2002-05-23 New Japan Chemical Co., Ltd. Composition de dibenzylidenesorbitol et resine polyolefinique contenant cette composition
CN113292786A (zh) * 2021-04-23 2021-08-24 金发科技股份有限公司 一种抗菌、低气味母粒及其制备方法和应用

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