JPH04178361A - α−ホルミルアミノニトリルの製造方法 - Google Patents

α−ホルミルアミノニトリルの製造方法

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JPH04178361A
JPH04178361A JP2404248A JP40424890A JPH04178361A JP H04178361 A JPH04178361 A JP H04178361A JP 2404248 A JP2404248 A JP 2404248A JP 40424890 A JP40424890 A JP 40424890A JP H04178361 A JPH04178361 A JP H04178361A
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    • C07C255/01Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C255/24Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms containing cyano groups and singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms, bound to the same saturated acyclic carbon skeleton
    • C07C255/29Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms containing cyano groups and singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms, bound to the same saturated acyclic carbon skeleton containing cyano groups and acylated amino groups bound to the carbon skeleton

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、一般式■: [0002]
【化4】 [0003] 「式中、基R1及びR2は水素原子、又は水素原子と置
換されていないもしくは反応条件下で不活性置換基で置
換された1〜10個の炭素原子を有する脂肪族又はへテ
ロ脂肪族基、3〜6個の炭素原子を有する脂環式又はへ
テロ脂環式基、7〜12個の炭素原子を有する芳香脂肪
族基、4〜12個の炭素原子を有するヘテロ芳香脂肪族
基、6〜10個の炭素原子を有する芳香族基又は3〜1
0個の炭素原子を有するヘテロ芳香族基を表す]で示さ
れるα−ホルミルアミノニトリルを、一般式■■: [0004]
【化5】 [0005] で示されるシアノヒドリンと式III :[0006]
【化6】 [0007] [0008]
【従来の技術】
西ドイツ国特許出願公開第1950280号明細書の記
述により、式IIIのホルムアミドと式IIの相当する
シアノヒドリンとを、60〜180’Cの温度で酸性触
媒反応により、R及び/又はR2が水素原子でない式1
で示されるα−ホルムアミノニトリルが入手可能である
。この場合には、シアノヒドリンI11モルに対して2
〜3モルの過剰のホルムアミドを用いて実施するのが有
利である。 [0009] 西ドイツ国特許出願公開第1950280号明細書の方
法は、α−ホルムアミノニトリルを製造する場合に良好
な成果を生じる、例えばこの方法でアセトアルデヒドシ
アノヒドリンから出発して、式■v:[0010] [0011] で示されるα−ホルミルアラニンニトリルが収率82%
で得られるが、この方法は若干の点で改良の余地ありと
思われる。従って、例えばこれら刊行物の方法によりα
−ホルミルアラニンニトリルを製造する場合に、いくつ
かの詳細に知られていない副反応により、反応液1リツ
トルに対して主に一酸化炭素/二酸化炭素ガス混合物か
らなる排ガス約4〜61を生じ、該排ガスはなおシアン
化水素5容量%を含有し、それゆえ費用のかからない安
全な処理下で注意深く処理されなければならない。この
ガス発生及びそれに結びついた沸騰の遅れのために安全
な反応実施が困難になり、従って反応器は運転安全性に
役立つ装置を装備しなければならない。 特開平4−] ’78361 (5) [0012] この副反応のために、この方法の場合のホルミルアミノ
ニトリル収率は、使用したホルムアミドIIIに対して
理論値の約75%にすぎない。更に、適用した反応条件
下で■及びIIのニトリル基は反応水により部分的に加
水分解してカルボン酸アミドに転化し、それにより同様
の収率損失を生ずる。 [0013]
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、前記の方法の不利な随伴現象
を取り除き、経済性及び収率を向上する手段を見出すこ
とであった。 [0014]
【課題を解決するための手段】
従って、一般式■: [0015]
【化8】 [0016] [式中、基R1及びR2は水素原子、又は水素原子と置
換されていないもしくは反応条件下で不活性置換基で置
換された1〜10個の炭素原子を有する脂肪族又はヘテ
ロ脂肪族基、3〜6個の炭素原子を有する脂環式又はへ
テロ脂環式基、7〜12個の炭素原子を有する芳香脂肪
族基、4〜12個の炭素原子を有するヘテロ芳香脂肪族
基、6〜10個の炭素原子を有する芳香族基又は3〜1
0個の炭素原子を有するヘテロ芳香族基を表す]で示さ
れるα−ホルミルアミノニトリルを、一般式■工: [0017]
【化9】 [0018] で示されるシアノヒドリンと式III :[0019]
【化10】 [00201 で示されるホルムアミドとを酸素の存在下で反応させる
ことにより製造する方法が見出され、該方法は反応混合
物に少なくとも1種のアンモニウム塩を添加することを
特徴とする。 [0021] 従って、本発明による方法では、シアノヒドリンIIと
ホルムアミドIIIとを、反応式(1): %式%] ] により酸性触媒下でカリ共触媒として作用する1種以上
のアンモニウム塩の添加下で反応させ、相当するα−ホ
ルミルアミノニトリル■に転化する。 [0024] この目的のために、本発明により、原則的に任意の酸性
イオンとのアンモニウム塩、例えば蟻酸塩、酢酸塩、プ
ロピオン酸塩、ハロゲン化物、硫酸水素塩、二燐酸水素
、メタンスルホン酸塩、ドルオールスルホン酸塩、乳酸
塩、蓚酸塩、アジピン酸塩、クエン酸塩等を使用するこ
とができる。本発明による方法では、本発明による反応
の酸性触媒のために利用される酸のアンモニウム塩を使
用するのが有利である。その際、低級カルボン酸、特に
C1−〇6−モノカルボン酸のアンモニウム塩が有利で
ある。特に有利には蟻酸アンモニウムを使用する。アン
モニウム塩、特に蟻酸アンモニウムを反応混合物に、シ
アノヒドリンI11モルに対し有利には0.05〜0.
5モル、更に有利には0.1〜0.3モルの量で添加す
る。高率のアンモニウム塩添加が可能である。もちろん
、異なるアンモニウム塩の混合物を反応混合物に加える
こともできるが、一般に1種類のアンモニウム塩の添加
が有利である。 [0025] 本発明による反応の触媒作用のためには、無機酸又は有
機カルボン酸及び/又はスルホン酸を使用することがき
る。有利には低級脂肪モノ−ジー、又はトリカルボン酸
、特に01−〇6−モノカルボン酸及び特に有利には蟻
酸を使用することができる。置換されたカルボン酸、例
えばヒドロキシカルボン酸又はハロゲン化したカルボン
酸、例えばクロル酢酸及びトリフルオル酢酸も同様に可
能である。一般に酸をシアノヒドリン1モルに対し0.
001〜1モル、有利には0. 1〜0.3モルの量で
使用する。もちろん、異なる酸の混合物も使用できるカ
ド実用的理由から、例えば反応混合物の簡単な再処理の
ために、触媒として1種類だけの酸根を使用するのが有
利である。 [0026] 本発明による方法は、シアノヒドリンIIに対して等モ
ル量のホルムアミドIIIを用いて実施することができ
るが、その際、有利には過剰のホルムアミドを使用する
。一般に、シアノヒドリンI11モルに対して1.1〜
2.0モル、有利には1.2〜1.8モルのホルムアミ
ドを用いて実施するカドより高い過剰も可能である。 [002,7] 本発明による反応は、一般に20〜150°Cの温度で
、有利には60〜120°C1及び特に有利には80〜
100’Cの温度で実施する。120’Cより高い温度
では、反応は数分以内で終了する、それゆえ有利には該
温度で連続的に運転する管状反応器を用いて実施し、該
反応器で反応混合物のそのように短い滞留時間を調整で
きる。60〜120°C1特に80〜100°Cの反応
温度を連続的及び不連続的に運転する装置内で有利に実
施することができる。60°C未満の温度では延長され
た反応時間によりバッチ式運転形式で実施するのが有利
である。従って、例えば容器で混合した反応体を室温で
数日以内筒単に放置することにより、所望のα−ホルム
アミノニトリルが使用したシアノヒドリンに対して実際
に定量的収率で得られる。そのような方法は、例えば比
較的小さい稼働又は小さいバッチのために特に経済的で
ある。 [0028] 本発明による方法は、一般に反応器に反応物を装入し、
混合し及び所定の反応温度に加熱する形式で実施する。 その際、反応を有利には反応系の固有圧下で実施する。 それゆえ、バッチ式操作法では撹拌オートクレーブを、
連続的操作法では有利には耐圧性の背型反応器を又は特
に有利には段階式撹拌容器を使用する。 液状反応混合物に所望の場合にはなお溶剤を加えること
ができるが、これは一般に必要ではない。 [0029] 反応終了後、反応混合物を一般に蒸留して後処理するが
、所望の生成物を抽出又は結晶化により単離することも
できる。蒸留後処理の場合には、過剰のホルムアミド及
び使用した酸性角出媒に応じて、特にカルボン酸を使用
する場合には酸並びにその蒸留可能性に応じて、α−ホ
ルミルアミノニトリルを、残留生成物として生じたアン
モニウム塩から蒸留して分離する。生成物1は更に処理
するために単離するが、これに対して酸性触媒、ホルム
アルデヒド及びアンモニウム塩は必要に応じて反応に戻
し、又は他の使用目的に供給することができる。 [0030] 本発明は、相当するシアノヒドリンからα−ホルミルア
ミノニトリルを製造するため実際に普遍的に適している
。従って、式中基R及びR2が水素原子、又は置換され
ていないもしくは反応条件下で不活性置換基で置換され
た1〜10個の炭素原子を有する脂肪族又はヘテロ脂肪
族基、3〜6個の炭素原子を有する脂環式又はヘテロ脂
環式基、7〜12個の炭素原子を有する芳香脂肪族基、
4〜12個の炭素原子を有するヘテロ芳香脂肪族基、6
〜10個の炭素原子を有する芳香族基又は3〜10個の
炭素原子を有するヘテロ芳香族基を表すシアノヒドリン
IIを製造するために使用することができる。 [0031] ヘテロ脂肪族基R1又はR2は、その大きさに応じて5
個までの酸素原子をニーチル又はポリエーテル基に含有
することができる。更に、脂肪族基R又はR2は直鎖状
、枝分かれ鎖状、又は互いに5〜6員環に結合していて
もよい。ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアルアルキル
基及びヘテロアリール基R又はR2は、般に1又は2個
の窒素、酸素及び/又は硫黄のへテロ原子を含有するこ
とができる。 [0032] 本発明による方法の適用可能性の範囲を示すために、以
下に一連のアルデヒド又はケトンを模範的に列挙するが
、これらのシアノヒドリンIIから本発明による方法に
より有利にα−ホルミルアミノニトリルを製造すること
ができる:ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチル
アルデヒド、n−バレルアルデヒド、イソバレルアルデ
ヒド、2−メチル−ブチルアルデヒド、ヘキサナール、
ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェニ
ルプロピオンアルデヒド、フェニルイソブチルアルデヒ
ド、4−メチルフェニル−アセトアルデヒド、4−(I
)キシフェニルーアセトアルデヒ、ド、4−クロルフェ
ニル−アセトアルデヒド、2,6−シクロルベンズアル
デヒド、4−ヒドロキシフェニル−アセトアルデヒド、
4−クロルベンズアルデヒド1.シクロプロパンカルバ
ルデヒド、シクロヘキサンカルバルデヒド、1−メチル
−シクロプロパンカルバルデヒド、2−ピロリドン−3
−プロピオンアルデヒド、テトラヒドロフラン−3−ア
デヒド、2−(1,4−ジオキサン)−カルバルデヒド
、テトラヒドロチオピラン−3−カルバルデヒド、ピリ
ジン−2−カルバルデヒド、ピリジン−3−カルバルデ
ヒド、フラン−3−カルバルデヒド、フルフロール、ピ
ロル−2−カルバルデヒド、イミダゾリル−4−アセト
アルデヒド、チオフェン−3−アルデヒド、(IH)−
インドリル−3−アセトアルデヒド。 [0033] ができるが、該アミノニトリルのへテロ脂肪族基R1又
はR2はへテロ原子として有利には酸素原子を、しかも
エーテル基に含有する。その際、ヘテロ脂肪族基に対す
る酸素原子の数は5までが可能であるが、この数はもち
ろんへテロ脂肪族基中の炭素原子の数に依存する。具体
的に説明するために、以下の基を例として列挙する: メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ヘトキシ基、
メトキシエチレン基、プロポキシエチレン基、メトキシ
プロピレニル基、エトキシプロピレニル基、プロポキシ
プロピレニル基、オキシエチレニルメチルエーテル基、
オキシエチレニルエチルエーテル基、オキシエチレニル
プロピルエーテル基、オキシエチレンヘキシルエーテル
基、ビス−(オキシエチレニルー)メチルエーテル基、
ビス−(オキシエチレニルー)エチルエーテル基、ビス
−(オキシエチレニルー)ヘキシルエーテル基、テトラ
キス−(オキシエチレニルー)メチルエーテル基、テト
ラキス−(オキシエチレニルー)エチルエーテル基。 [0034] シアノヒドリンIIは、別々に製造し、保存し、かつ必
要に応じて本発明による反応に供給することができる。 しかし、直接シアノヒドリンIIを、本発明による反応
の前に相当するアルデヒドから、例えば酉ドイツ国特許
公開第1950280号明細書に記載されているように
、シアン化水素又はシアン化物との反応により製造する
こともできる。ホルムアミドは基礎化学品として市販さ
れ入手可能であり、同様なことが触媒として使用すべき
酸にも当て嵌まる。アンモニウム塩は例えばその都度の
酸の水溶液をアンモニアで中和し、結晶化しかつ乾燥さ
せることにより得ることができる。 [0035] 意想外にも、本発明による方法を用いると、反応の際に
生じる排ガス量を反応法で生じた排ガスは、有利にもシ
アン化水素を全く含有せず、それゆえ問題なく処理する
ことができる。本発明による方法の別の有利な点は、僅
かな量の酸性触媒で間に合い、かつ完全な反応のために
必要な過剰のホルムアミドを、シアノヒドリンI11モ
ルに対しホルムアミドを2モルより少なくすることがで
きることにある。本発明による方法を用いて達成可能な
、相当するα−ホルミルアミノニトリル収率のかなりの
向上は特に注目に値する。例えばα−ホルミルアミノニ
トリル収率が、アセトアルデヒドシアノヒドリンに対し
て理論値の85%から95%に、及びホルムアミドに対
して理論値の75%から94%に上昇する。西ドイツ国
特許公開第1950280号明細書の方法により従来達
成できなかったN−ホルミルグリシンニトリルを、本発
明によりほぼ90%の収率で得る。 [0036] 本発明により得られたα−ホルミルアミノニトリルを、
西ドイツ国特許公開第1950280号明細書に記載さ
れているように、相当するアミノ酸に鹸化することがで
きる。更に、本発明により得られたα−ホルミルアミノ
ニトリルから西ドイツ国特許公開第1668038号明
細書及び欧州特許第184074号明細書の方法による
熱的シアン化水素除去により、モノマーとして使用され
る、相当するN−ホルミル−N−アルケンを得ることが
できる。例えば、この方法により、本発明により得られ
たα−N−ホルミルアラニンニトリルを、熱分解しN−
ビニルホルムアミドを生じることができるが、該ホルム
アミドは欧州特許第゛71050号明細書及び欧州特許
公開第231901号明細書により、例えば製紙仕上げ
加工の際に補助剤として使用する塩基ポリマーに加工さ
れる。 [0037]
【実施例】
例1 アセトアルデヒドシアノヒドリン(以下、乳酸ニトリル
(MSN)として表す)71g(1モル) ホルムアミ
ド67.5g (1,5モル)、蟻酸6.4g (0,
14モル)及び蟻酸アンモニウム16.4g (0,2
6モル)からなる混合物を90°に撹拌下で6時間加熱
した。その際、−酸化炭素及び二酸化炭素を有するガス
混合物220m1が飛散した。得られた生成混合物は、
N−ホルミルアラニンニトリル92.8g、蟻酸6.2
g、ホルムアミド22.1g、蟻酸アンモニウム18.
9g及び反応水16.4gを有していた。該生成混合物
を減圧下で分留した。α−ホルミルアラニンニトリル(
沸点:137°C/2ミリバール)をMSNに対して収
率94.7%及び反応したホルムアミドに対して収率9
3゜8%で得た。 [0038] 例2 例1に記載したように処理したが、例1と異なり、蟻酸
アンモニウム8.2g(0,13モル)を共触媒として
添加した。反応を再び90°Cで実施した。完全に反応
するまでの反応時間は、11時間であった。α−ホルミ
ルアラニンニトリルの収率(MSNに対して):94.
3%。 [0039] 比較例 例1に記載したように処理したが、例1と異なり、蟻酸
アンモニウムを全く添加しなかった。反応を再び90’
Cで実施した。完全に反応するまでの反応時間は、18
時間であった。 [0040] α−ホルミルアラニンニトリルの収率(MSNに対して
):87.2%。 [0041] α−ホルミルアラニンニトリルの収率(ホルムアミドに
対して)ニア5%。 [0042] ;例3 例1に記載したように処理したが、例1と異なり、蟻酸
の代わりに酢酸9.0gを及び蟻酸アンモニウムのかわ
りに酢酸アンモニウム20.0g (0,26モル)を
反応混合物に添加した。90’Cで5時間反応後、反応
率98.3%であった。得られた生成混合物を、例1に
記載されたように後処理した。 [0043] α−ホルミル・アラニンニトリルの収率(MSNに対し
て):91.8%。 [0044] 例4 例1に記載したように処理しため飄例1と異なり、蟻酸
アンモニウム32.8g(0,52モル)を共触媒とし
て添加した。90°Cで反応時間3時間後、完全に反応
した。α−ホルミルアラニンニトリルの収率(MSNに
対シて):957%。 [0045] 例5 ホルムアルデヒドシアノヒドリン22.8g (0,0
4モル)、ホルムアミド36.1g (0,8モル) 
蟻酸2.8g (0,06モル)及び蟻酸アンモニウム
6.4g (0,1モル)からなる混合物を90’Cで
12時間加熱した。引き続き、得られた生成混合物を減
圧下で分留した。 [0046] N−ホルミルグリシンニトリルの収率(沸点:126°
C/1ミリバール):89.7%(ホルムアルデヒドシ
アノヒドリンに対して)。 [0047] 例6 イソバレルアルデヒドシアノヒドリン48g (0,4
25モル)、ホルムアミド38.3g (0,85モル
) 蟻酸2.90g (0,06モル)及び蟻酸アンモ
ニウム6.8g (0,11モル)を90°Cで5時間
加熱した。引き続き、得られた生成混合物を減圧下で分
留した。 [0048] α−ホルミルロイシンニトリルの収率(シアノヒドリン
に対して):89%。 [0049] 例7 α−メトキシアセトアルデヒド−シアノヒドリン50.
5g (0,5モル)、ホルムアミド45g(1モル)
、蟻酸3.5g (0,076モル)及び蟻酸アンモニ
ウム8.0gからなる混合物を90’Cで8時間加熱し
た。引き続き、得られた生成混合物を減圧下で分留した
。 1寺開平4−178361 (14) [0050] α−ホルミル−β−メトキシ−アラニンニトリルの収率
(シアノヒト1ノン(こ文1して): 84%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 I : 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、基R^1及びR^2は水素原子、又は水素原子
    と置換されていないもしくは反応条件下で不活性置換基
    で置換された1〜10個の炭素原子を有する脂肪族又は
    ヘテロ脂肪族基、3〜6個の炭素原子を有する脂環式又
    はヘテロ脂環式基、7〜12個の炭素原子を有する芳香
    脂肪族基、4〜12個の炭素原子を有するヘテロ芳香脂
    肪族基、6〜10個の炭素原子を有する芳香族基又は3
    〜10個の炭素原子を有するヘテロ芳香族基を表す]で
    示されるα−ホルミルアミノニトリルを、一般式II: 【化2】 ▲数式、化学式、表等があります▼II で示されるシアノヒドリンと式III: 【化3】 ▲数式、化学式、表等があります▼III で示されるホルムアミドとを酸素の存在下で反応させる
    ことにより製造する方法において、反応混合物に少なく
    とも1種のアンモニウム塩を添加することを特徴とする
    α−ホルミルアミノニトリルを製造方法。
JP2404248A 1989-12-22 1990-12-20 α−ホルミルアミノニトリルの製造方法 Expired - Lifetime JP2839721B2 (ja)

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