JPH0417795A - マグネットポンプのセイフティロック機構 - Google Patents

マグネットポンプのセイフティロック機構

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JPH0417795A
JPH0417795A JP11738390A JP11738390A JPH0417795A JP H0417795 A JPH0417795 A JP H0417795A JP 11738390 A JP11738390 A JP 11738390A JP 11738390 A JP11738390 A JP 11738390A JP H0417795 A JPH0417795 A JP H0417795A
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impeller
casing
rotor
safety lock
magnet
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Yoji Mori
洋二 森
Norishige Hirakawa
平川 徳重
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World Chemical KK
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、マグネットポンプのセイフティロツタ機構に
関する。
〔従来の技術1 従来、化学薬品等の液体(以下単に薬液という)を送液
するポンプは、比較的価格が安くしかも耐薬品性の強い
合成樹脂等が使用されることが多い、しかしながら、薬
液を扱うことから軸とケーシングとのシールは、完全で
あることが要求される。すなわち、薬液自体が高価であ
ることが多く、あるいは人体に対して危険性がある場合
が多いからである。従って、これらの要求を満足するポ
ンプとして、薬液が漏れないようにするため、軸とケー
シングとの間に軸シール部が全くないマグネットポンプ
が知られている。
このマグネットポンプlbは、第4図に示すような構成
になっている。すなわち、ケーシング3内に収納且つ固
定されてた軸6があり、この軸6には回転自在にインペ
ラ8が取り付けられている。このインペラ8にはマグネ
ットカプセル(回転子) 10が取り付けられ、このマ
グネットカプセル10にはモータの回転を伝えてインペ
ラ8を回転させる従動マグネット9aを収容している。
又、このマグネットカプセル10を回転させるために、
ケーシング3に近接して設けられた駆動マグネット9b
は、モータの回転軸29に取り付けられた回転体11内
に設けられている。従って、このようなマグネットポン
プlbでは、軸シール部がないから、通常運転時吸込口
20から入った薬液は吐出口21から排出され、他の部
位から薬液が漏れる心配は全(ないものである。
また、このマグネットポンプ1bは、インペラ8の回転
を保持するための回転中心としての軸6があっても、通
常運転時は薬液により軸6と回転軸受7との摺動による
摩擦熱が冷却され問題なく運転される。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のマグネットポンプ1bは、空運転
、キャビテーション運転、締切り運転、半空運転(呼び
水工十分時)、エアーロック運転、オーバーフィーディ
ング、ブリローテーヨン効果による不安定送液時等のよ
うな不安定な状態(以下単に空運転等と称する)下で運
転された場合に上述の摩擦熱が発生し、ケーシング3、
回転軸受7.マグネットカプセルIOの軸受保持部に経
時的に蓄熱し、これらが高温となり、回転軸受7とマグ
ネットカプセル10との間が短時間で緩み、インペラ8
及びマグネットカプセルIOが回転ブレを起こしケーシ
ング3に接触し、接触痕が付いたり、亀裂が生したり、
変形したりする。また、軸6と回転軸受7との摺動によ
る摩擦によっても、マグネットカプセル10及びインペ
ラ8が回転ブレを起こし、ケーシング3に接触する。
特に従来のマグネットポンプlbはインペラ8若しくは
マグネットカプセルlOが1合成樹脂など熱に弱い素材
で構成されることが多く、しかもマグネットカプセルl
Oの回転力を大にするため、ケーシング3の肉厚をうず
くし、ケーシング3とマグネットカプセル10との間を
わずかにしている。その結果、マグネットポンプlbは
、マグネットカプセルlO若しくはインペラ8とケーシ
ング3とが熱変形、摩耗等により接触し、ケーシング3
に亀裂が生じ、内部の薬液が多量に漏れて初めて故障と
判断されるのが常識となっていた。従って、従来のマグ
ネットポンプlbは、多量に液漏れして故障が発見され
るまで外部から全くわからず、−度液漏れするとポンプ
を交換するばか設備ラインの復元は出来なかった。この
ような事情から従来のマグネットポンプIbは、連続運
転中において多量の摩耗による急な薬液の漏れがあるの
が宿命であり、常識であった。このため、このマグネッ
トポンプ1bは、現実として連続運転中にいつ多量の液
漏れをするのか分からず、不安定なポンプてあった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
耐酸性、耐アルカリ性等の耐薬品性が高いものでありな
がら、空運転等による摩擦熱を原因とする熱変形、ある
いは回転摺動による摩耗によって回転子及びインペラの
回転ブレが生じても、これらがケーシングに接触する前
に、回転を止め、マグネットポンプ自体を保護すると共
に薬液が外部に流出しないようにしたマグネットポンプ
のセイフティロック機構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 上記課題を解決するため、本発明のマグネットポンプの
セイフティロック機構は、ケーシング内に収納かつ固定
した軸に回転子を回転自在に取り付けインペラを回転さ
せるように構成してなるマグネットポンプであって、前
記回転子及び/または前記インペラと前記ケーシングと
に前記回転子の回転を停止させるセイフティロック部と
を設け、前記回転子及び前記インペラの回転ブレが前記
ケーシグの内壁面と前記回転子及び前記インペラとのギ
ャップ量以下の所定量に達した時、前記回転子の回転を
前記セイフティロック部により停止させるものである。
また、ケーシング内に収納かつ回転自在に取り付けた軸
に回転子及びインペラを固定し該インペラを回転させる
ように構成してなるマグネットポンプであって、前記回
転子及び/または前記インペラと前記ケーシングとに前
記回転子の回転を停止させるセイフティロック部を設け
、前記回転子及び前記インペラの回転ブレが前記ケーシ
ングの内壁面と前記回転子及び前記インペラとのギャッ
プ量以下の所定量に達した時、前記回転子の回転を前記
セイフティロック部により停止させるものである。
[作  用] 上記構成になるマグネットポンプのセイフティロック機
構によれば、ケーシング内に収納且つ固定した軸に回転
子を回転自在に取り付けインペラを回転させるように構
成してなるマグネ・ントポンブにおいて、熱変形、摩耗
等の原因により、回転子及びインペラの回転ブレが生じ
、この回転ブレがケーシングの内壁面と回転子及びイン
ペラとのギャップ量以下の所定量に達した時、セイフテ
ィロック部がロックして回転子の回転を停止させ、ケー
シングに回転子及びインペラを接触させない。
また、ケーシング内に収納且つ回転自在に取り付けた軸
に回転子及びインペラを固定し該インペラを回転させる
ように構成してなるマグネットポンプにおいて、熱変形
、摩耗等の原因により1回転子及びインペラの回転ブレ
が生じ、この回転ブレがケーシングの内壁面と回転子及
びインペラとのギャップ量以下の所定量に達したとき、
セイフティロック部がロックして回転子の回転を停止さ
せ、ケーシングに回転子及びインペラを接触させない。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図乃至第3図に基づいて詳
述する。
第1図は本発明のセイフティロ・ンク機構を有するマグ
ネットポンプの縦断面図である。同図において、1はマ
グネットポンプを示し、該マグネットポンプ1は、ハウ
ジング2と、該ハウジング2内に収納されているケーシ
ング3と、該ケーンラング3内に収納且つリア及びフロ
ント固定ガイド4及び5を介して固定された軸6と、該
軸6に回転軸受7及び該回転軸受7の外周に嵌められた
回転ガイド40及びマグネットカプセル(回転子) 1
0を介して回転自在に取り付けられたインペラ8ど、該
インペラ8とケーシング3との間に設巳づられたセイフ
ティロック部30と、従動マグネット9aを収容してイ
ンペラ8を固定しているマグネットカプセル10及び前
記ケーシング3の外にあって該マグネットカプセルIO
の従動マグネット9aと相俟ってインペラ8を回転させ
る駆動マグネット9bを収容している回転体11からな
る駆動部12とを主な構成要素としてなる。
前記ハウジング2は、ケーシング3を収納かつ保持出来
るようにモータブラケット13、吸弓フランジ14及び
吐出フランジ15に分割され、夫々ボルト等により固定
出来るようになっている。材質は、直接薬液に接しない
から、耐薬品性よりも強度面が重要視され、通常鋳物が
採用される。
前記ケーシング3は、耐薬品性を充分に考慮した材質が
選定され、通常合成樹脂、例えば、ポリプロピレン、フ
ッ素樹脂等が採用されて、リヤケーシング16及びフロ
ントケーシング17に2分割されている。これらリア及
びフロントケーシング16及び17は、シール材19を
介して強固に密着されてケーシング3を構成するから、
完全に液漏れがない状態になっている。そして、フロン
トケーシング17には、吸込口20及び吐出口21が夫
々設けられている。一方、リヤ及びフロントケーシング
15及び17には、固定溝16a及び17aが夫々形成
され、これら固定溝16a及び17aには、リヤ固定ガ
イド4及びフロント固定ガイド5が夫々固定されている
。これらリヤ及びフロント固定ガイド4及び5には、熱
伝導遮断溝4a及び5aが夫々刻設されている。これら
熱伝導遮断溝4a及び5aは、前記軸6と前記回転軸受
7との摩擦及び回転軸受7と後述のフロントスラストパ
ッド22との摩擦によって夫々発生した摩擦熱の伝導を
遮断して、リヤケーシング16及びフロントケーシング
17に摩擦熱が伝導しないように設けられたものである
6尚、フロント固定ガイド5には導液通路5b及び放熱
孔5cがそれぞれ設けられている。
前記軸6は、その両端部がリヤ及びフロント固定ガイド
4及び5に固定され、インペラ8及び従動マグネット9
aとを収容しているマグネットカプセル10に対して1
回転中心を付与するもので、硬質で耐薬品性の材質、例
えば、アルミナセラミックスによって作られている。そ
して、この軸6にはインペラ8及びマグネットカプセル
10が前記回転軸受7及び回転ガイド40を介して回転
自在に取り付けられている。更に、回転軸受7の軸方向
両側には、これらインペラ8及びマグネットカプセル1
0のスラスト荷重を支持するために、前記フロントスラ
ストバッド22及びリヤスラストパッド41がそれぞれ
固定されている。このフロント及びリアスラストパッド
22及び41はセラミックスにて作られており、フロン
ト及びリアスラストパッド22及び41のスラスト方向
の荷重は、緩衝部材42及び43を介して前記フロント
及びリア固定ガイド5及び4によって受けるようになっ
ている。面、この緩衝部材42.43はゴムなどのショ
ックを和らげる素材が使用されている。
前記回転軸受7は、つば付きの円筒形状に形成され、軸
6に対して回転自在に摺動するように取り付けられ、イ
ンペラ8及びマグネットカプセル【0と共に回転する。
この回転軸受7の円筒部内には軸方向に略同心状の熱伝
導遮断溝25が刻設されている。この回転軸受7の外周
面に嵌められた回転ガイド40は回転軸受7と同様に軸
方向に略同心状態の熱伝導遮断溝40aが刻設されてい
る。これら回転軸受7及び回転ガイド40は、マホービ
ンの原理、すなわち、これら熱伝導遮断溝25及び40
aによりマホービンのような二重構造となり、これら熱
伝導遮断溝25及び40a内の熱伝導率の低い空気層に
より前述の摩擦熱の伝導を遮断し、ケーシング3、イン
ペラ8及びマグネットカプセルlOに摩擦熱が伝導しな
いようにしている。又、これら熱伝導遮断溝25、40
aが回転することによって、空気がかき回され、これら
熱伝導遮断溝25.4(laの表面に到達した摩擦熱は
発散させられるようになっている。尚、回転ガイド40
は1回転軸受7と別体であるから、軸受として要求され
る材質に制限されず、耐熱性及び熱遮断性能の高い素材
を自由に選択することが可能である。
前記インペラ8はノンクロックタイプであり、その材質
は耐薬品性及び強度面を充分配慮されたものが使用され
、通常合成樹脂、例えばボップロピレン、フッ素樹脂等
が採用される。
前記セイフティロック部30は、主ロツク部31と補助
ロック部32とからなる。この主ロツク部3Iはフロン
トケーシングI7に設けられたリング状の凹溝17bに
主ブツシュ33が取り外し自在に嵌められ、インペラ8
に突起34を主ブツシュ33のリング満35内を回転可
能に設けてなり、主ブツシュ33のリング満35と突起
34とが主に接触してポンプロックするものである。一
方、補助ロック部32は、フロントケーシング17に設
けられたし溝17cに補助ブツシュ36が取り外し自在
に嵌められ、この補助ブツシュ36とインペラ8の先端
突部8aとが補助的に接触してポンブロックするもので
ある。
これら主ロツク部31及び補助ロック部32は、軸6と
回転軸受7との摺動による異常摩耗、空回転等による軸
6を保持するリヤ及びフロントガイド4及び5の熱変形
、回転軸受7を保持する回転ガイド40の熱変形によっ
て、マグネットカプセル10及びインペラ8の回転ブレ
αが発生し、この回転ブレαが所定量(後述のγ、δ)
に達したとき、ケーシング3にマグネットカプセルエ0
及びインペラ8が接触する前にボンブロックするもので
ある。すなわち、主ロツク部31は、マグネットカプセ
ル10及びインペラ8の回転ブレα1が前記ケーシング
3の内壁面とマグネットカプセル10及びインペラ8と
の最小のギャップ量βよりも小さい所定量γに達したと
きに、ボンブロックするようになっている( a +・
γ〈β)。
補助ロック部32は、マグネットカプセルlO及びイン
ペラ8の回転ブレα2が、前記ケーシング3の内壁面と
マグネットカプセルlO及びインペラ8との最小のギャ
ップ量βよりも小さい所定量γに達したが、主ロツク部
31が作用せず所定量δに達した時に補助的にボンブロ
ックするようになっている(α−γ〈α2=δ〈β)。
なお、主ロツク部31の主ブツシュ33及び補助ロク部
32の補助ブツシュ36は、耐摩耗性の材質が用いられ
、−窓以上摩耗したら交換出来るようになっている。ま
た、このセイフティロック部30は、本実施例の設置場
所に限定されず、他の位置であっても良い。
前記マグネットカプセルlO及び前記回転体11からな
る駆動部I2は、インペラ8を回転させるためのもので
あり、駆動部12の回転体11は、モータブラケット1
3によって支持されているモタ28の軸29に、接続さ
れている。従って、モタ28の回転軸29が回転すると
、駆動部12の回転体11に収容されている駆動マグネ
ット9bが回転する。該駆動マグネット9bに連れて従
動マグネット9aが回転するから、マグネットカプセル
lOが回転しインペラ8も回転するようになる。このた
め、マグネットカプセル10の回転力を強くするには、
これら駆動マグネット9b及び従動マグネット9aの間
の磁力を高める必要があるから、これらの間は出来つる
限り狭く形成されている。すなわち、リヤケーシング1
6の内壁面とマグネットカプセルlOの外周面とのギャ
ップ量βは数wr/rn程度になっている。
次に、上記構成になるマグネットポンプ1のセイフティ
ロック機構の使用状態について説明する。
マグネットポンプ1は通常ケーシング3内が常に薬液等
で満たされている。従って、薬液等は、吸込口20から
ケーシング3内に入り、インペラ8によって所定の圧力
を与えられ吐出口21から吐き出される。この際、軸6
の両端部は、リア及びフロント固定ガイド4及び5を介
してケーシング3に固定されており、また、フロント及
びリアスラスドパ・ノド22及び41は、緩衝部材42
及び43を介してフロント及びリア固定ガイド5及び4
により支持されている。そして、インペラ8及びマグネ
ットカプセルl口は、回転ガイド4a及び固定軸受7を
介して軸6上を回転しているから、インペラ8はフロン
ト側に推力を得て、回転軸受7は、軸6及びフロントス
ラストパッド22上を摺動状態で回転し、これらの間に
摩耗及び摩擦熱が発生する。しかしながら、上述のよう
な通常運転では、ケーシング3内に薬液等が満ださil
でいるから、薬液等によりこの摩擦熱が冷やされ、この
摩擦熱による弊害は特にないが、回転軸受7、軸6及び
フロントスラストバッド22は薬液等の有無に関係なく
摩耗するから、経時によりインペラ8及びマグネットカ
プセルIOは回転ブレを起こす。更に、事故や停電など
によってケーシング3内に薬液等が満たされていない場
合等、すなわち、空運転等の場合は冷却水としての薬液
等がなく、前述のフロント側への推力もないから、軸6
と回転軸受7との摺動部Aにのみ摩擦熱が発生し高温に
なる。この状態になると、リア及びフロント固定ガイド
4及び5、回転ガイド40も高温になり熱膨張し、これ
らガイド類よりも熱膨張の小さい軸6及び回転軸受7に
対して、リア及びフロント固定ガイド4及び5、回転ガ
イド40は緩くなり、インペラ8及びマグネットカプセ
ル10は回転ブレを起こす。上述の摩耗及び摩擦熱によ
るインペラ8、マグネットカプセル100回転ブレαが
alになると所定量γに達するから、セイフティロック
部30の主ロツク部31が作用する。すなわち、フロン
トケーシングI7に設けられた王ブツシュ33のリング
溝35と、インペラ8の突起34とが接触してボンプロ
・シフする。更に、何らかの原因により主ロツク部31
が作用しないで、インペラ8、マグネットカプセル10
の回転ブレαがa2まで進むと所定量δに達するから、
補助ロック32が作動する。すなわち、フロントケーシ
ング17に設けられた補助ブツシュ36とインペラ8の
先端突部8aとが接触してポンプロックする。従って、
ケーシング3にインペラ8、マグネットカプセル10が
接触してケーシング3に亀裂が生じ、薬液が流出する前
にマグネットポンプ1の故障を発見することが可能とな
る6 そして、この摺動部Aに発生した高温の摩擦熱は、主に
回転軸受7及び回転ガイド40を介してインペラ8及び
マグネットカプセルlOに伝導しようとするが、主とし
て回転軸受7の熱伝導遮断溝25、回転ガイド40の熱
伝導遮断溝40aによるマホービンの原理により摩擦熱
の伝導がほぼ遮断される。すなわち、熱伝導遮断溝25
.40aの表面に到達した高温の摩擦熱は伝導から対流
に変換されることになり、しかもこの熱伝導遮断溝25
.40aは回転により空気をかきまぜるから、熱伝導遮
断溝25.40aの表面の高温の摩擦熱は空冷されるこ
とになる。加えて、回転ガイド40は別体になっており
自由に熱遮断効果の高い素材が選択できるから、摩擦熱
は効率よく遮断できる。
更に、摺動部Aに発生した高温の摩擦熱は、主に軸6、
リヤ及びフロント固定ガイド4及び5、リヤ及びフロン
トケーシング16及び17に夫々伝導しようとするが、
主として軸6の熱伝導遮断溝、リヤ及びフロント固定ガ
イド4及び5の熱伝導遮断溝5a、導液通路5b、放熱
孔5C及びM術部材42により伝導がほぼ遮断される。
従って、摺動部Aに発生した高温の摩擦熱はインペラ8
.マグネットカプセル10並びにリヤ及びフロントケー
シング16及びI7にほとんど熱伝導されず、これらが
高温の摩擦熱により変形等をすることがない。
第3図は本発明の他の実施例であるマグネットポンプの
セイフティーロック機構を示すものである。第1図、第
2図の実施例は、ケーシング3に軸6が固定され、この
軸6上をインペラ8及びマグネットカプセルlOが回転
するものであるのに対して、軸6にインペラ8及びマグ
ネットカプセル10が固定され、ケーシング3上をこの
軸6が回転するものである、この相違点は以下のとおり
である6すなわち、マグネットポンプ1aの軸6のリヤ
側がリア固定軸受50を介してリヤケーシング16に、
軸6のフロント側がフロント固定軸受52を介してスプ
リット板54に回転自在にそれぞれ取り付けられ、更に
軸6はインペラ8と回転ガイド55を介してマグネット
カプセルlOとをそれぞれ固定しており、更に、フロン
トケーシングI7にスラスト受リング56を取り付け、
このスラスト受リング56に摺接すると共にマウスリン
グ57をインペラ8に取り付けている。そして、本発明
のセイフティーロツク部60は、主ロツク部61と補助
ロック部62とからなる。この主ロツク部6Iは、フロ
ントケーシング17に設けられたリング状の凹溝17b
に主ブツシュ63が取り外し自在に嵌められ、インペラ
8に突起64を主ブツシュ63のリング溝65内を回転
自在に設けてなり、主ブツシュ63のリング溝65と突
起64とが主に接触してポンプロックするものである6
〜方、補助ロック部62は、スプリット板54に設けら
れたL字溝54aに補助ブツシュ66が取り外し自在に
嵌められ、この補助ブツシュ66とインペラ8の基端突
部8bとが補助的に接触してポンプロックするものであ
る。
更に、これらリヤ固定軸受50、フロント固定軸受52
、スプリット板54、回転ガイド55、スラスト受リン
グ56及びマウスリング57には熱伝導遮断溝50a、
52a、54a、55a、56a及び57aがそれぞれ
刻設されている。
従って、ウーシング3にインペラ8、マグネットカプセ
ルlOが接触して、ケーシング3に亀裂が生じ、薬液が
流出する前にマグネットポンプlaの故障を発見するこ
とが可能となる。
また、このマグネットポンプ1aは、空運転時に摩擦熱
がスラスト受リング56とマウスリング57との間、軸
6とフロント固定軸受52との間及び軸6とリア固定軸
受50との間にそれぞれ発生するが、いずれも熱伝導遮
断溝50a、52a、54a、55a、56a及び57
aによるマホービンの原理及びインペラ8の回転による
熱の発散により伝導しづらくなり、リヤ及びフロントケ
ーシングI6及び17、スプリット板54、マグネット
カプセル10、インペラ8を熱変形させない。その他の
構成、作用については第1図、第2図の実施例と略同様
なので図面に符号を付してその詳細な説明を省略する。
[発明の効果1 以上詳述したように、本発明のマグネットポンプのセイ
フティロック機構によれば、ケーシング内に収納且つ固
定した軸に回転子を回転自在に取り付けイ〉ベラを回転
させるように構成してなるマグネットポンプにおいて、
摩擦熱による熱変形、摩耗等の原因により、回転子及び
インペラの回転ブレが生じ、この回転ブレがケーシング
の内壁面と回転子及びインペラとのギャップ量以下の所
定量に達した時、セイフティロック部がロックして回転
子の回転を停止させ、ケーシングに回転子及びインペラ
を接触させない。
従って、本発明は、避けることのできない回転ブレ等が
生じても、インペラ及びマグネットカプセルがケーシン
グに接触して、破損したり、亀裂が生じたりしないから
、薬液が外に流出して損害を与えたり、使用不可能にな
ったりしない効果がある。
また、ケーシング内に収納且つ回転自在に取り付けた軸
に回転子及びインペラを固定し該インペラを回転させる
ように構成してなるマグネットポンプにおいて、摩擦熱
による熱変形、摩耗等の原因により、回転子及びインペ
ラの回転ブレが生し、この回転ブレがケーシングの内壁
面と回転子及びインペラとのギャップ量以下の所定量に
達したとき、セイフティロック部がロックして回転子の
回転を停止させ、ケーシングに回転子及びインペラを接
触させない。
従って、この場合も上述と同様な効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例のセイフティロック機構を
有するマグネットポンプの縦断面図、第2図は第1図の
要部拡大断面図、第3図は本発明に係る他の実施例のセ
イフテイロツク機構を有するマグネットポンプの縦断面
図、第4図は従来例を示す縦断面図である。 3・・・−・・ケーシング 6・・・・・・軸 8・・・−・−インペラ 1Ω・・・−・・マグネットカプセルC回転子)30.
60・・・・・・セイフティロック部a、α1、α2−
・・・−・回転ブレ β・・・−・・ギャップ量 γ、δ−・・・・・所定量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内に収納かつ固定した軸に回転子を回
    転自在に取り付けインペラを回転させるように構成して
    なるマグネットポンプであって、前記回転子及び/また
    は前記インペラと前記ケーシングとに前記回転子の回転
    を停止させるセイフティロック部を設け、前記回転子及
    び前記インペラの回転ブレが前記ケーシグの内壁面と前
    記回転子及び前記インペラとのギャップ量以下の所定量
    に達した時、前記回転子の回転を前記セイフティロック
    部により停止させることを特徴とするマグネットポンプ
    のセイフティロック機構。
  2. (2)ケーシング内に収納かつ回転自在に取り付けた軸
    に回転子及びインペラを固定し該インペラを回転させる
    ように構成してなるマグネットポンプであって、前記回
    転子及び/または前記インペラと前記ケーシングとに前
    記回転子の回転を停止させるセイフティロック部を設け
    、前記回転子及び前記インペラの回転ブレが前記ケーシ
    ングの内壁面と前記回転子及び前記インペラとのギャッ
    プ量以下の所定量に達した時、前記回転子の回転を前記
    セイフティロック部により停止させることを特徴とする
    マグネットポンプのセイフティロック機構。
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