JPH04177297A - 楽音合成装置 - Google Patents

楽音合成装置

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JPH04177297A
JPH04177297A JP2303999A JP30399990A JPH04177297A JP H04177297 A JPH04177297 A JP H04177297A JP 2303999 A JP2303999 A JP 2303999A JP 30399990 A JP30399990 A JP 30399990A JP H04177297 A JPH04177297 A JP H04177297A
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sound
sound generation
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sustain
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JP2303999A
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Daisuke Mori
大輔 森
Masahiro Nakanishi
雅浩 中西
Katsuyoshi Fujii
藤井 克芳
Katsuhiko Hayashi
克彦 林
Masahiko Hatanaka
正彦 畠中
Takahiro Sugaya
菅谷 隆宏
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子楽器の内で、楽器と同様の演奏効果、特
にサスティンと呼ばれる効果を有する楽音合成装置に関
するものである。
(従来の技術) 近年、電子楽器にはデジタル技術の音源合成方式が導入
されて、合成音の品質の向上が著しく、また、入力方法
としても、鍵盤や管楽器形状のもの、あるいはギター形
状のものなど多様化してきている。このような入力によ
って発音を指示される楽音合成装置には、たとえばピア
ノの足ペダル即ちダンパーペダル(以下、サスティンペ
ダルと呼ぶ)が踏み込まれたときに生じる効果(以下サ
スティン効果と呼ぶ)に対応した楽音(効果音)を発生
するものがある。このような音源合成装置はたとえば、
特開昭52−107823号公報、特開昭52−121
313号公報に開示されている。
以下、図面を参照しながら上述の楽音合成装置について
説明する。
第4図は、従来の楽音合成装置の構成を示すブロック図
である。
第4図において、20は音高指示部、21は発音指示部
、22は音色・音量指示部、23はサスティン指示部、
100は発音制御部、101はクロック発生器、110
は音源部、111−198は発音チャンネル、199は
加算器、120はサウンドシステムである。
以上のように構成された楽音合成装置について、以下そ
の動作について説明する。
まず、出力させたい音の音高を音高指示部20へ入力す
る。音高指示部20には、たとえば、鍵盤。
管楽器形状のもの、あるいはギター形状のもの等の入力
形態がとられるものとする。音高指示部20は、音高指
示の入力形態が鍵盤の場合にはその押鍵された鍵の位置
によって、管楽器形状の場合には押さえられたキーの組
合せパターンによって、また、ギター形状の場合には弦
の押さえられた位置(フレット)によって、出力する楽
音の音高(いわゆる音名)を決定し、発音制御部100
に音高データを出力する。ここでは、音高指示部20の
入力形態が、88鍵からなる鍵盤である場合とし、低域
の鍵盤から順次に音高データ1,2.・・・、 87.
88というようにして7Bitからなる音高データを出
力する。各発音チャンネル111から198は、それぞ
れ、音高データ1,2.・・・、 87.88に対応し
ているものとする。
発音指示部21は、発音指示の入力形態が鍵盤の場合は
その押鍵、離鍵に対して、管楽器形状の場合には呼気の
開始、停止に対して、また、ギター形状の場合には弦の
振動の開始、停止に対して、出力すべき楽音のオン、オ
フ情報、すなわち、楽音発生の開始、停止に関する情報
を発音制御部100へ出力する。
音色・音量指示部22は、出力させたい楽音の楽器の種
類を示す音色データを発音制御部100へ出力する。こ
れは、演奏の前に予め指示されることが多いが、演奏途
中に変更されることもある。なお、ここで呼ぶ音色とは
楽器の種類のことを意味しており、同一楽器でも音高や
強さによって異なる音色(楽器構造あるいは演奏により
変化する音色)とは、区別して説明するものとする。
音源部110における各発音チャンネル111〜198
は、たとえば第5図のように構成される。
第5図において、200は合成制御部、201.202
゜203はアドレス発生器、210はノートクロッグ発
生器、211はダンプメモリ、212はエンベロープメ
モリ、213は波形メモリ、220.221.222は
乗算器、230はDA変換器である。
88個の発音チャンネル111−198は、発音制御部
100から指示される音色データと音高データに対応し
た楽音を発音開始、停止のタイミングで合成出力する。
第5図において、各発音チャンネルの合成制御部200
は、指示された音色データを上位のアドレスとし、下位
のアドレスをオールゼロとするメモリ開始アドレスをア
ドレス発生器202.203へ出力する。また、アドレ
ス発生器201へはオールゼロのアドレスを出力する。
次に、合成制御部200は、ノートクロック発生器21
0へ音高データを出力し、発音制御部100から出力さ
れる楽音の発音開始のタイミングにしたがって、アドレ
ス発生器201.202.203ヘアドレス更新開始を
指示するとともに、アドレス発生器201は、発音状態
信号1を出力する。ここで、アドレス発生器201と2
02と203は、それぞれクロックTd、Te、Tnに
従ってアドレス更新される。
アドレス発生器203は、合成制御部200によって初
期設定されたアドレスからノートクロックTnにしたが
ってタイミングで順次にアドレスをカウントアツプし、
出力する。波形メモリ213に記憶させる波形データが
第6図に示すように512個の波形データのとき、この
波形データを順次に読み出すために必要なアドレスの下
位アドレスはO〜511の9ビツトから構成される。上
位アドレスは、同じ個数の波形データから構成される複
数の波形を複数の音色として使い分けるために必要なビ
ット数から構成される。すなわち、選択可能な音色数が
128種類のときには、7ビツトの上位アドレスが必要
であり、上位アドレスと下位アドレスとを組み合わせた
16ビツトのアドレスが形成される。
したがって合成制御部200から初期設定されるアドレ
スの上位アドレスは指示された音色に対応した値が設定
され、下位アドレスはゼロに初期化される。ノートクロ
ック発生器210は、合成制御部200から指示された
音高が500 H2のときに、第6図に示す波形(デー
タ数512)を出力する場合には、20ミリ秒の間に5
12個の波形データを出力させるために、ノートクロッ
クTnとして39.06 (マイクロ秒)ごとにクロッ
クを発生する。アドレス発生器203は、ノートクロッ
クTnのタイミングで順次アドレスをカウントアツプに
より更新出力するので、波形メモリ213から波形デー
タが順次出力されることとなる。なお、アドレス発生器
203は音色データに対応した上位アドレスを固定した
ままで、下位アドレスのみをカウントアツプし続けるこ
とにより、波形メモリ213からは第6図に示す波形が
繰り返し出力されることとなる。
アドレス発生器202は、エンベロープメモリ212に
対して、クロックTe毎にカウントアツプしたアドレス
を供給することによって、たとえば第6図に示すような
エンベロープデータ(下位アドレス0〜511)を出力
させることとなる。この場合、エンベロープデータの個
数は上述の波形データの個数と同じであるため、合成制
御部200からアドレス発生器202に初期設定される
アドレスはアドレス発生器203に初期設定されるアド
レスと同一になる。なお、アドレス発生器202は、下
位アドレスが511となってからは、カウントアツプを
停止するものとする。
合成制御部200は、発音制御部100から発音停止が
指示されると、アドレス発生器201にカウントアツプ
動作を開始させる。アドレス発生器201は、ダンプメ
モリ211に対して、クロックTe毎にカウントアツプ
したアドレスを供給することによって、たとえば第6図
に示すようなダンプデータ(アドレスO〜63)を出力
させることとなる。
ここで、アドレス発生器201は、下位アドレスが63
となってからは、カウントアツプを停止し、発音終了信
号として、発音状態信号Oを出力するものとする。
以上のようにして波形メモリ213から繰り返し出力さ
れる波形データは、乗算器222によってエンベロープ
データと乗算されて楽音が合成されることとなる。乗算
器222の出力は、乗算器221によってダンプデータ
と乗算されるが、通常はダンプのデータは1であり、発
音途中において、発音を終了させる場合に、乗算器22
2の出力を急速に減衰させるために使用される。発音制
御部100から出力レベルデータが指示されるときには
、乗算器220によってレベルが変更されたのちに、ア
ナログ・デジタル変換器(DA変換器)230によって
アナログ波形に変換されて、その発音チャンネルにおけ
る合成楽音が出力され、各発音チャンネル111〜19
8のアナログ出力は加算器199で加算されたのちにサ
ウンドシステム120から放音されることとなる。サウ
ンドシステム120は、通常、アンプおよびスピーカ等
から構成される公知の音響装置である。
なお、乗算器220により乗じるレベルとは、発音制御
部100に入力されるレベルデータであり、これは、各
音色間の音量バランス、いわゆるタッチレスポンスのた
めの音量調整のための値のことをいう。
以上において、クロックTdとTeとは、音高とは関係
なくクロック発生器101から発生されるクロックであ
り、それぞれ予め定められた時間長を有しており、上述
のノートクロックTnよりもかなり遅いものとする。た
だし、サスティン指示部23からの指示がオフの時は、
上述の予め定められた時間長を有するグロックTdおよ
びTeを出力し、サスティン指示部23からの指示がオ
ンのときには、上述の予め定められた時間長よりも大き
な時間長(2倍程度)のクロックTdおよびTeを出力
するものとする。
したがって、サスティン指示部23の出力がオンのとき
は、オフのときに比べてエンベロープデータおよびダン
プテープを読み出し出力するためのクロックTd、Te
の時間長が長く、すなわち、減衰が遅くなるので、いわ
ゆるサスティン効果が実現されることとなる。
以上において、サスティン指示部23は、通常の電子鍵
盤楽器においては、脚ペダルにより操作されるが、ギタ
ー形状のときには、胴鳴りを押さえることと等価な動作
をセンサにより検出制御することも可能である。
なお、以上において説明した音色、音高1発音オンオフ
、レベル、サスティンオンオフのことを以下において演
奏情報と呼ぶこととする。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記のような構成では、実際のピアノのペ
ダルを踏んでダンパーをはずして音を響かせる、あるい
は、実際のギターで弦を弾いたときにそのほかの弦も振
動を始めて豊かな音の広がりが得られるという状況とは
異なり、単に、発音途中にある音あるいはこれから発音
される音だけが響くため、豊かな音が得られない。
本発明は上記問題点に鑑みて、実際の複音楽器と同様な
音の響きを実現できる楽音合成装置を提供することを第
1の目的とする。
また本発明は、特にピアノのように比較的その柳理的サ
イズの大きな複音楽器の音の響き方を所望のサイズに変
更して、実現することが可能な楽音合成装置を提供する
ことを第2の目的とする。
(課題を解決するための手段) 第1の目的を達成するために本発明の楽音合成装置は、
サスティン指示部と、楽音を出力する複数の発音チャン
ネルと、複数の発音チャンネルの出力楽音を計測する計
測部と、演奏情報と計測部出力にしたがって発音を指示
する発音制御部とから構成されている。
第2の目的を達成するために本発明の楽音合成装置は、
サスティン指示部と、楽音を出力する複数の発音チャン
ネルと、振動の伝搬速度に対応するクロックを発生する
クロック発生器と、演奏情報とクロック発生器出力にし
たがって発音を指示する発音制御部とから構成されてい
る。
(作 用) 第1の構成によって、計測部は複数の発音チャンネルか
ら出力されている楽音の音量を計測し、サスティン指示
部にサスティンオンが指示されると、発音制御部は、現
在発音中でない発音チャンネルに対して、計測された音
量に基づいた音量の楽音の発音を指示するので、自然楽
器と同様に、直接入力していない音高の楽音も発音され
るという音の響きの状態が発生することとなる。
また、第2の構成によって、サスティン指示部にサステ
ィンオンが指示されると、発音制御部は、発音を指示さ
れる楽音の音高に対応する発音チャンネルを起点として
、音高の高い方向と低い方向とに存在する、現在発音中
でない発音チャンネルに対して、振動の伝搬速度に対応
してグロック発生器から出力されるクロックにしたがっ
たタイミングで、順次に発音開始を指示するようにした
ので、発音源から振動が楽器の胴を伝搬し、他の発音源
が振動を開始するのと同様の音の広がりの状態が発生す
ることとなる。
(実施例) 本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本発明の第1の実施例における楽音合成装置
のブロック図を示すものである。
第1図において、第4図に示した従来例と同じ部分には
同一符号を付す。50は発音制御部、51は計測部、5
2はアサインメモリ、55は音源部である。
なお、20は音高指示部、21は発音指示部、22は音
色・音量指示部、23はサスティン指示部、101はク
ロック発往器、111〜198は発音チャンネル、19
9は加算器、120はサウンドシステムで、これらは従
来例の構成と同じものである。
本実施例においては、入力形態が88鍵の鍵盤で、出力
する楽器の種類がピアノの場合について以下の説明を行
なう。
まず、演奏に使用したい楽音の楽器(ピアノ)を指示す
ると音色・音量指示部22は音色データを出力する。音
高指示部20に音高を、また、発音指示部21に楽音の
オン、オフに関して発音タイミングを指示入力すると、
それぞれ音高データと発音タイミング信号とを出力する
。音高指示部20と発音指示部21への入力は、88鍵
の鍵盤により実施することができる。
発音チャンネル111〜198は、それぞれ、88鍵の
鍵盤の低い音高から順に1対1に対応しているものとす
る。
発音制御部50は、入力される音高データ、音色データ
、発音のオンオフ等の演奏情報にしたがって、従来例と
同様の動作によって、発音チャンネルl1l−198を
制御するとともに、各発音チャンネルの状態をモニタす
る。すなわち、出力指示された楽音の音高データに対応
する発音チャンネル1に発音のオンを指示するときにi
に対応するアサインメモリ52のアドレス1に値1を記
憶させる。
ここで、アサインメモリ52は、書き込み読み出し可能
なメモリであり、アドレス1からアドレス88までの記
憶領域を有するものとし、初期値として、値Oが記憶さ
れているものとする。
また、発音制御部50は、発音チャンネル1に対して発
音オフを指示するときに、アサインメモリ52のアドレ
スiに値2を記憶させる。
さらに、発音制御部50は各発音チャンネル111〜1
98から出力される発音状態信号がIQ発発音チャンネ
ル発音中の発音チャンネルとして、また、発音状態信号
がOの発音チャンネルを発音中でない発音チャンネルと
して判定し、発音状態信号の値が0のチャンネルiを検
知するとアサインメモリ52のアドレスiに値Oを記憶
させる。
従来例と同様の動作により各発音チャンネルから出力さ
れた楽音は、加算器199において加算出力される。計
測部51は、加算器199の出力から音量に対応するデ
ータLmを後述のようにして測定する。
サスティン指示部23にサスティンオンが指示されると
、発音制御部50は、アサインメモリ52のアドレス1
〜88に記憶された値がOまなは2を示すアドレス番号
に対応する発音チャンネル番号の発音チャンネル全てに
対して、計測部51から出力される音量に対応するデー
タLmに予め定めた乗数α(0くαく1)を乗じた音量
の楽音の発音を指示するとともに、アサインメモリ52
の対応するアドレス全てに値2を記憶させる。また、サ
スティンオフが指示されるまでは新たに出力楽音の指示
がされて発音オンが入力される毎にこの動作を繰り返す
ものとする。
第2図は、計測部51の構成ブロックを示している。
第2図において、80はフィルタ、81はAD変換器、
82は絶対値発生器、83は単位遅延器、84は乗算器
、85は加算器である。
以上のように構成された計測部51について、以下にそ
の動作について述べる。
加算器199から出力された合成楽音は、フィルタ80
において折返し除去のフィルタ操作を受ける。
フィルタ80の出力はアナログ・デジタル変換器(AD
変換器)81において、デジタル波形データに変換され
る。AD変換器出力は、絶対値発生器82において、デ
ジタル波形データの絶対値に変換されたのちに、加算器
85と単位遅延器83と乗算器84とから形成されるル
ープを巡回する。乗算器84における乗数βは、発振を
防ぐために1未満の正小数であり、ループにより形成さ
れる積分回路の時定数を決定するものである。以上のよ
うにして形成される積分値Lmは、音量に対応するデー
タとして発音制御部50に出力される。
以上において、計測部51を構成する各部の動作は、合
成楽音の再生周波数帯域が1OkHzのときには、20
kHz即ち50マイクロ秒のクロック出力動作するもの
とする。なお、フィルタ80における遮断周波数は1O
kHzとすればよい。
以上において、発音制御部50は出力指示された楽音の
対応する発音チャンネルに対して従来例と同様にしてサ
スティン処理をすることは言うまでもない。
なお、以上において、サスティンオン時にサスティン効
果として発音させる楽音は、通常の発生楽音のレベルを
小さくした、すなわち、音色は同じ楽音を小さくしただ
けであるが、各発音チャンネル内で異なる音色を使い分
けるようにすることも可能である。
なお、本実施例においては、計測部51は、デジタル回
路による積分構成としたが、シフトレジスタを用いて計
測時以前に出力された合成楽音のN点の最大波高値をL
mとしてもよい。
また、本実施例では、ピアノの例について述べたが、ギ
ターなど他の複音楽器についても同様のサスティンを実
現することが可能である。
以上のように、本実施例によれば、アサインメモリに記
憶させる各発音チャンネルの発音状態について、発音中
のチャンネルの状態を2種類に分けて記憶させるように
したために発音オフが指示されていない発音チャンネル
以外の発音チャンネル全てをサスティン効実用に使用す
ることが可能となる。
以下、本発明の第2の実施例について、図面を参照しな
がら説明する。
第3図において、60は発音制御部、61は振動伝搬ク
ロック発生器である。
なお、20は音高指示部、21は発音指示部、22は音
色・音量指示部、23はサスティン指示部、101はク
ロック発生器、111〜198は発音チャンネル、19
9は加算器、120はサウンドシステムで、これらは従
来例の構成と同じものである。
また、52はアサインメモリでこれは第1の実施例と同
じものである。
本実施例においても、入力形態が88鍵の鍵盤で、出力
する楽器の種類がピアノの場合について以下の説明を行
なう。
まず、演奏に使用したい楽音を楽器(ピアノ)を指示す
ると音色・音量指示部22は音色データを出力する。音
高指示部20に音高を、また、発音指示部21に゛楽音
のオン、オフに関して発音タイミングを指示入力すると
、それぞれ音高データと発音タイミング信号とを出力す
る。音高指示部20と発音指示部21への入力は、88
鍵の鍵盤により実施することができる。
発音チャンネル111〜198は、それぞれ、88#!
の鍵盤の低い音高から順に1対1に対応しているものと
する。
発音制御部60は、入力される音高データ、音色データ
、発音のオンオフ等の演奏情報にしたがって、従来例と
同様の動作によって、発音チャンネル111〜198を
制御するとともに、各発音チャンネルの状態をモニタす
る。すなわち、出力指示された楽音の音高データに対応
する発音チャンネル1に発音のオンを指示するときにi
に対応するアサインメモリ52のアドレスlに値1を記
憶させる。
ここで、アサインメモリ52は、書き込み読み出し可能
なメモリであり、アドレス1からアドレス88までの記
憶領域を有するものとし、初期値として、値Oが記憶さ
れているものとする。
また、発音制御部60は、発音チャンネルiに対して発
音オフを指示するときに、アサインメモリ52のアドレ
スiに値2を記憶させる。
さらに、発音制御部60は各発音チャンネル111〜1
98から出力される発音状態信号が1の発音チャンネル
を発音中の発音チャンネルとして、また、発音状態信号
が0の発音チャンネルを発音中でない発音チャンネルと
して判定し、発音状態信号の値がOのチャンネルiを検
知するとアサインメモリ52のアドレスiに値0を記憶
させる。
サスティン指示部23にサスティンオンが指示されると
、発音制御部60は、出力楽音の指示がされて発音オン
が指示されるとアサインメモリ52のアドレス1〜88
に記憶された値がOまたは2を示すアドレス番号に対応
する発音チャンネル番号の発音チャンネル全てに対して
以下に述べるようにして発音を指示するとともに、アサ
インメモリ52の対応するアドレス全てに値2を記憶さ
せる。また、サスティンオフが指示されるまでは新たに
出力楽音の指示がされて発音オンが入力される毎にこの
動作を繰り返すものとする。
振動伝搬クロックTvは、ピアノの隣あった弦から弦に
振動が伝搬していくタイミングクロックである。つまり
、サスティンペダルを踏んでピアノの中央付近の鍵盤を
押さえると、その音から音高の高い弦および音高の低い
弦の方へ順次に振動が伝搬して、次々に、弦が時間差を
もって鳴り始めるようなタイミングを表す。このような
振動伝搬クロックTvは振動伝搬クロック発生器61か
ら出力される。Tvは10ミリ秒程度が望ましい。
発音制御部60は、サスティンオンのときに音高データ
Jの楽音の発音オンが指示されると、楽音レベルがLm
の発音チャンネルjに対して、従来例と同様の動作によ
って、サスティン処理を指示するとともに、振動伝搬ク
ロックTvが入力される毎に順次に、発音チャンネル(
j−1)と(j+1)、次に、発音チャンネル(j−2
)と(j+2)・・・というように、jを中心にしてそ
の両側にlずつデクリメントおよびインクリメントしな
がら、各発音チャンネル番号に対応するアサインメモリ
52のアドレスに記憶された内容がOまたは2の発音チ
ャンネルに対して、音量Lmに予め定めた乗数データγ
を乗じた値の発音を指示するとともに対応するアサイン
メモリ52のアドレスに値2を記憶させる。
なお、以上において、サスティンオン時にサスティン効
果として発音させる楽音は、通常の発生楽音のレベルを
小さくした、すなわち、音色は同じ楽音を小さくしただ
けであるが、各発音チャンネル内で異なる音色を使い分
けるようにすることも可能である。
本実施例では、ピアノの例について述べたが、パイプオ
ルガンなど他の複音楽器についても同様のサスティンを
実現することが可能である。
以上のように、本実施例によれば、サスティン効果のた
めに各発音チャンネルを順次に発音させるに当り、振動
伝搬クロックTvを10ミリ秒程度としたためにグラン
ドピアノと同程度の音の広がりを実現することが可能と
なり、Tvの時間長を変えることによって、種々の大き
さを有する複音楽器的床がり感を実現することが可能と
なる。
(発明の効果) 本発明は、サスティン時に実際の楽器と同様にして、直
接発音を指示していない音高の楽音も発生できるように
したので、複音楽器らしいサスティン効果を有する電子
楽器を実現することができ、その実用上の効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における楽音合成装置の
ブロック図、第2図は第1の実施例における計測部の構
成図、第3図は第2の実施例における楽音合成装置のブ
ロック図、第4図は従来例における楽音合成装置のブロ
ック図、第5図は従来例における発音チャンネルの構成
を示すブロック図、第6図は従来例における楽音データ
を例示した図である。 20・・・音高指示部、21・・・発音指示部、22・
・・音色・音量指示部、23・・・サスティン指示部、
50.60・・・発音制御部、51 ・・・計測部、5
2・・・アサインメモリ、55・・・音源部、61・・
・振動伝搬グロック発生器、80・・・フィルタ、81
・・・AD変換器、82・・・絶対値発生器、83・・
・単位遅延器、84・・・乗算器、85.199・・・
加算器、111−198・・・発音チャンネル、120
・・・サウンドシステム。 特許出願人 松下電器産業株式会社 1)η  −

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)楽音を出力する複数の発音チャンネルと、前記複
    数の発音チャンネルの出力楽音を計測する計測部と、演
    奏情報と、前記計測部出力にしたがって発音を指示する
    発音制御部とから構成されることを特徴とする楽音合成
    装置。
  2. (2)楽音を出力する複数の発音チャンネルと、振動の
    伝搬速度に対応するクロックを発生するクロック発生器
    と、演奏情報と、前記クロック発生器出力にしたがって
    発音を指示する発音制御部とから構成されることを特徴
    とする楽音合成装置。
JP2303999A 1990-11-13 1990-11-13 楽音合成装置 Pending JPH04177297A (ja)

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