JPH04175322A - 自硬化性フェノール樹脂を硬化剤としたフェノール樹脂組成物 - Google Patents

自硬化性フェノール樹脂を硬化剤としたフェノール樹脂組成物

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JPH04175322A
JPH04175322A JP30332390A JP30332390A JPH04175322A JP H04175322 A JPH04175322 A JP H04175322A JP 30332390 A JP30332390 A JP 30332390A JP 30332390 A JP30332390 A JP 30332390A JP H04175322 A JPH04175322 A JP H04175322A
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JP
Japan
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phenolic resin
curing
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mol
self
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Application number
JP30332390A
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English (en)
Inventor
Haruaki To
晴昭 陶
Ken Nanaumi
憲 七海
Takuji Ito
伊藤 拓二
Takeshi Madarame
健 斑目
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形材料や摩擦材などの結合材等に用いるこ
とができるフェノール樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
フェノール樹脂は、ノボラック型フェノール樹脂とレゾ
ール型フェノール樹脂に大別され、その何れもが有機ま
たは無機基材結合材として優れた性能を有している。ノ
ボラック型フェノール樹脂は、レゾール型フェノール樹
脂とは異なり単独で加熱しても硬化しないので、通常へ
キサメチレンテトラミン(以下へキサミンと略称する)
を用い硬化させている。しかし、ヘキサミンを用いてい
るため、硬化中にアンモニアガスを発生し、種々の問題
を生ずる。例えば、成形品にインサートされた金属類の
腐食が問題となっている。この腐食が問題となる用途、
には、自硬化性を有するレゾール樹脂が使用されている
。レゾール樹脂は、メチロール基を硬化性官能基とする
樹脂で、液状のものと固形のものに大別されるが、近年
の傾向としてジメチレンエーテル基で結合された固形レ
ゾール樹脂の需要が増大し、各種固形レゾール樹脂が提
案されている。(例えば特開昭57−5’1713号公
報、特開昭63−57624号公報など)これらの公報
に開示されているジメチレンエーテル型(以下DME型
と略記する)フェノール樹脂は、二価金属塩の存在下に
、フェノール類とホルムアルデヒドをモル比で1:1.
O〜3.0好ましくは1:1.2〜2.0の割合で反応
させたものであり、それぞれメチロール基、メチレン基
、ジメチレンエーテル基を持った構造を有している。
ノボラック型フェノール樹脂は、ヘキサミンなど含窒素
化合物を硬化剤に使用しているため、これらの用途には
使用できない。これらの問題点を解決するため、硬化剤
としてフェノール2核体のテトラメチロール体などが提
案されている。(特開昭58−116432号、特開昭
58−116433号)しかし、それらは単離、精製が
大変煩雑であり、実用することは困難である。
〔発明が解決しようとする課題〕
フェノール樹脂の硬化剤としてヘキサミンを代表とする
含窒素化合物を用いた場合、前述のような問題点がある
。そこで含窒素化合物ではない硬化剤としてメチロール
基、ジメチレンエーテル基を持つフェノール樹脂に着目
した。しかしこれらのDME型樹脂を用いた場合には、
従来の二価の金属塩を触媒として合成したDME型フエ
フエノール樹脂チロール基が比較的少なく、ヘキサミン
に比べて非常に硬化速度が遅く実用的でないといった問
題がある。
本発明はこのような欠点を解決することのできる非含窒
素化合物系硬化剤の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは前記従来技術の欠点を解決するために、鋭
意検討した結果、DME型フエフエノール樹脂いる場合
、それの化学構造、分子量分布、低分子物含有量が硬化
性に影響を与えていることを突き止め、化学構造、分子
量分布、低分子物含有量を制御できる触媒を見出し、本
発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、フェノール類1モルとホルムアルデヒ
ド1.0〜3.0モルを遷移金属、A族元素から選ばれ
た少なくとも1種の金属触媒の存在下に付加縮合反応さ
せることにより、DME型フエフエノール樹脂ボラック
型フェノール樹脂の硬化剤として用いることを特徴とす
る 特にジメチレンエーテル基及びメチロール基のように自
硬化性を示す官能基が、所定以上含有することが望まし
く、官能基含有量はフェノール核1モルに対して、ジメ
チレンエーテル基が25モル%以上、メチロール基が3
0モル%以上含有することが必要である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明におけるフェノール類(P)、ホルムアルデヒド
(F)との反応モル比(F/P)は、1.0〜3.0と
する必要があり、好ましくは1゜2〜1.8である。
F/P比を1.0〜3.0の範囲にするのに使用される
ホルムアルデヒドの濃度としては特に限定はしないが、
好ましくは濃度が70重量%以下のものが適している。
これは、例えば37%ホルルソンと80%パラホルムを
併用して達成してもよい。
本発明において用いられるフェノール類は特に限定され
るものではなく、フェノール、クレゾール、ノニルフェ
ノール、tert−ブチルフェノール、キシレノールな
ど通常のフェノール樹脂合成に用いられるものであれば
使用できる。
次に、本発明のDME型フエフエノール樹脂造方法にお
いて、触媒として使用される金属としては、マンガン、
亜鉛、鉄、銅などの遷移金属、カルシウムなどのA族元
素などが挙げられる。これらの触媒は、反応系において
単独または任意の2種票以上の混合物として使用できる
。上記触媒の使用量については特に限定しないが、一般
にはフェノール類1モルに対して、0.0001−0゜
05モル、好ましくは0.0005〜0.002モルの
量で使用される。
本発明におけるDME型フエフエノール樹脂応条件につ
いては特に限定しないが、一般には100〜110℃の
還流温度下に実施するのが好ましい。還流下の反応時間
は使用した触媒の種類や量により異なるが、通常は2〜
15時間である。還流反応終了後、反応生成物を120
℃以下の温度で減圧脱水し、生成樹脂が測定温度160
℃で目的とする熱板ゲルタイムになった時に、生成樹脂
を反応釜から取り出して冷却することによって、所望の
DME型フエフエノール樹脂ることができる。
以上のようにして、自硬化性DME型フエフエノール樹
脂られる。この自硬化性DME型フエフエノール樹脂ジ
メチレンエーテル基やメチロール基が多数結合しており
、ノボラック型フェノール樹脂の硬化剤として有用であ
る。また、ノボラック型フェノール樹脂に添加して得た
樹脂組成物は、フェノール樹脂成形材料や摩擦材料、砥
石、耐火レンガなどの結合材として使用できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが本発
明はこれに限定されるものではない。
(実施例1) 撹拌機、冷却器、温度計を備えた21!−のフラスコに
フェノール940g、86%パラホルムアルデヒド41
9g、37%ホルムアルデヒド162g、マンガン粉末
1.1gを投入し加熱する。パラホルムアルデヒドは徐
々に溶解し100℃付近で完全に溶解する。その後1時
間でマンガン粉末が溶解し均一となる。6時間反応させ
た後、1005℃、700mmHgで減圧脱水し、固形
の樹脂を得た。この樹脂の160℃の熱板上でゲルタイ
ムが60秒であり軟化点は60℃であった。その特性及
びノボラック型フェノール樹脂の硬化剤としての性能を
表1に示す。
(実施例2〜4、比較例1〜2) 実施例1と同様のフラスコで表1に示す触媒を用いてD
ME型フエフエノール樹脂成し、その特性を評価した。
またノボラック型フェノール樹脂に添加して、その硬化
性を160℃の熱板上のゲル化時間で評価した。その結
果を表1に示す。
〔発明の効果〕
表1に示す結果から明らかなように本発明によれば、特
定の各種金属触媒を用いることにより化学構造、分子量
分布を制御したDME型フエフエノール樹脂ノボラック
型フェノール樹脂に添加して硬化させると、従来のDM
E型フエフエノール樹脂べて、硬化速度が速く硬化剤と
して有用なことがわかる。
代理人 弁理士 廣 瀬  ml \ − 手続補正帯(師) 平成 3F−1月11日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェノール類1モルに対しホルムアルデヒド類1〜
    3モルを、遷移金属またはA族元素の中から選ばれた金
    属元素の存在下で反応させて得られる、メチロール基及
    びジメチレンエーテル基を有する自硬化性フェノール樹
    脂をノボラック型フェノール樹脂の硬化剤として用いる
    ことを特徴とするフェノール樹脂組成物。 2、自硬化性フェノール樹脂の官能基の結合割合がフェ
    ノール核1モルに対して、メチロール基が30モル%以
    上、ジメチレンエーテル基が25モル%以上、メチレン
    基が45モル%以下である請求項1記載のフェノール樹
    脂組成物。
JP30332390A 1990-11-08 1990-11-08 自硬化性フェノール樹脂を硬化剤としたフェノール樹脂組成物 Pending JPH04175322A (ja)

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JP30332390A JPH04175322A (ja) 1990-11-08 1990-11-08 自硬化性フェノール樹脂を硬化剤としたフェノール樹脂組成物

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ID=17919590

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JP30332390A Pending JPH04175322A (ja) 1990-11-08 1990-11-08 自硬化性フェノール樹脂を硬化剤としたフェノール樹脂組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107987237A (zh) * 2017-12-12 2018-05-04 济南鲁东耐火材料有限公司 一种耐火材料用酚醛树脂的制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107987237A (zh) * 2017-12-12 2018-05-04 济南鲁东耐火材料有限公司 一种耐火材料用酚醛树脂的制备方法
CN107987237B (zh) * 2017-12-12 2021-03-02 济南鲁东耐火材料有限公司 一种耐火材料用酚醛树脂的制备方法

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