JPH0417351Y2 - - Google Patents

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JPH0417351Y2
JPH0417351Y2 JP1983060331U JP6033183U JPH0417351Y2 JP H0417351 Y2 JPH0417351 Y2 JP H0417351Y2 JP 1983060331 U JP1983060331 U JP 1983060331U JP 6033183 U JP6033183 U JP 6033183U JP H0417351 Y2 JPH0417351 Y2 JP H0417351Y2
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JP
Japan
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teaching
work
robot
coordinate
positioning
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JP1983060331U
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JPS59167685U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば工作機械へのワークの着
脱、または機械器具等の溶接あるいは組立てライ
ン中に配設され、設定された所定の作業を完全に
自己制御できるロボツト装置の改良に関するもの
である。
一般に、この種ロボツト装置は、要求される多
種多様な動作に対応できるように、自在に動き得
るようにいわゆる「多関節ロボツト」に構成して
いる関係上、必然的に剛性が低いため、作業姿勢
の変化に伴つて撓みが発生し易いばかりでなく、
与えられた座標指令により位置決めをしたとき、
所定の作業を行なうロボツト装置のハンド先端に
おいては位置誤差が生じることが多い。
かかる問題に対処するため、従来は、自動作業
の前に、手動によつて実際の作業位置まで所定の
順序で動かして位置合わせを行ない、その位置情
報を検出してロボツト装置の記憶装置に記憶させ
る「テイーチング作業」が必要であるが、この
「テイーチング作業」は1点1点作業位置へロボ
ツト位置のハンド先端(手先)を位置決めする必
要があるため、特に高精度を必要とする位置合わ
せにおいては、その作業がきわめて面倒で相当の
時間がかかる欠点がある。
この考案はかかる点に着目してなされたもの
で、相異なる数点の作業位置を「テイーチング作
業」により教示するのみで、他の作業位置は座標
値から補正演算によりこれを求めて決定するよう
にしたロボツト装置を提供しようとするものであ
る。
すなわち、第1図および第2図は何れもこの考
案の一実施例を示すもので、第1図はロボツト装
置の構成図、第2図は動作説明図である。
まず、第1図において、1はアーム1Aの自由
端部にワーク3を着脱自在につかむためのハンド
2を有するロボツト装置で、このロボツト装置1
によつて複数のワーク3を作業対象物4上の所定
位置に配列する場合について説明する。
まず、作業対象物4上のワーク3の配列位置
P1〜Poは、ロボツト装置1に固定したX,Y,
Z座標系5においてそれぞれα1,β1,γ1〜αo
βo,γoとして与えられるものと仮定すると、い
ま、ロボツト1のハンド2を任意のワーク配列位
置P点6にその座標値α,β,γを用いて位置決
めした場合には、ロボツト装置1のアーム1A
や、ハンド2、および取扱からワーク3にかかる
重力などの影響によつて、ワーク3の位置は、座
標値より少しずれたP′点7、すなわちa,b,c
に位置決めされるため、ワーク3の位置を正確に
P点6に位置決めするためには、座標値に補正を
加えた指令値を与える必要がある。
この補正指令値を求める手段としては、ワーク
3をつかんだロボツト装置1のアーム1Aの先端
を、正確に部品配列位置に手動で位置合わせを行
ない、このときのロボツト装置1のハンド2の位
置を、ロボツト装置1に内蔵した位置検出器8で
読みとり、この位置情報を記憶装置9に記憶させ
るいわゆる「テイーチング作業」と呼ばれる方法
がある。
一般にこの種ロボツト装置においてこれの全可
動領域に対し、上述したようなワーク配列の作業
領域は狭い範囲であり、この作業領域内において
は、座標値と、その点に正確に位置決めするため
の指令値との間の誤差は、ほぼ線形に分布するも
のと見られている。
たとえば、第2図の動作説明図に示すように、
点Pi10,Pj11,Pk12,Pl13で囲まれた
領域内の位置決め作業を考えると、2点=Pi1
0,Pk12の座標値αi,βi,γi,αk,βk,γkとし

上述した「テイーチング作業」によつて求められ
たそれぞれの点の位置検出値をai,bi,ci,ak
bk,ckとすると、この領域内の任意の座標点P1
4,α,β,γへの位置決め指令値a,b,c
は、近似的に次式の補正計算式によつて求めるこ
とができる。
a=ak−ai/αk−αi・(α−αi)+ai……〔1
〕 b=bk−bi/βk−βi・(β−βi)+bi……〔2
〕 c=ck−ci/γk−γi・(γ−γi)+ci……〔3
〕 なお、作業領域が小さいときには、上記算式に
よつて求められた値を指令値として用いることに
より、充分な高精度で位置決めが可能である。ま
た、この補正式を用いると、わずかに2点Pi,
Pkの「テイーチング作業」によつて作業領域全
体の補正された位置決め指令値を座標値から求め
ることが可能となり、「テイーチング作業」が大
巾に簡易化されることはいうまでもない。
また、上記補正計算式の精度をあげるときに
は、2点のテイーチング点として、これらを結ぶ
ベクトルのX,Y,Z座標系5の各成分がなるべ
く均等でかつ大きくなる2点を選択することが望
ましい。
さらに、上記補正計算式〔1〕〔2〕および
〔3〕は、それぞれ各座標軸毎に分離されている
ため、2点のテイーチング点を、それらを結ぶベ
クトルの対応座標軸写影成分が最大になるよう
に、座標軸毎に選定する手段を用いれば、一層計
算精度が向上するものである。すなわち、上記2
点Pi10,Pk12は、これらの点を結ぶベクト
ルのx軸成分が最大となるため、x軸のテイーチ
ング点として選択し、また、Pj(αj,βj,γj)1
1,Pl(αl,βl,γl)13は、これらを結ぶベクト
ルのY軸成分が最大となるため、Y軸のテイーチ
ング点として選択し、さらに、Z軸に関しても同
様な考え方で、たとえばPm,αn,βn,γn,Pn,
αo,βo,γoの2点をテイーチング点として選択
し、合計6点の「テイーチング作業」を行なうこ
とによつて求められた各点の位置検出値を用いて
領域内の任意の点P(α,β,γ)の位置指令値
a,b,cを、次式によつて高精度に求めること
ができる。
a=ak−ai/αk−αi・(α−αi)+ai……〔1′
〕 b=bl−bj/βl−βj・(β−βj)+bj……〔2′
〕 c=co−cn/γo−γn・(γ−γn)+cn……〔3′
〕 但し、ai,bi,ci,aj,bj,cj,ak,bk,ck,al
bl,cl,an,bn,cn,ao,bo,coはそれぞれPi,
Pj,Pk,Pl,Pm,Pn点の「テイーチング作業」
による位置検出値である。
以上述べたように、この発明によれば相異なる
数点の作業位置を「テイーチング作業」により教
示するのみで、他の作業位置は、座標値から補正
演算によりこれを求めて決定するようにしたの
で、特に高精度を必要とする位置合わせにおいて
その作業がきわめて簡素化され、短時間に行なう
ことができる優れた実用的効果を有するものであ
る。
なお、上述した一実施例においては、ロボツト
装置に固定された座標系上での計算処理方式につ
いて説明したが、作業対象物4上に固定された座
標系上で与えられる座標値であつても容易にロボ
ツト座標系へ変換し得られ、同様の効果が得られ
ることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は何れもこの考案の一実施
例を示すもので、第1図は構成図、第2図は動作
説明図である。 図面中、1はロボツト装置、1Aはアーム、2
はハンド、3はワーク、4は作業対象物、5は
X,Y,Z座標系、6は位置決め座標点、7は位
置決め点、8は位置検出器、9は記憶装置、1
0,11,12,13はそれぞれ作業領域を構成
する座標点である。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロボツト上または作業領域上に設けられた座標
    系上に少なくとも相異なる2つの座標値により定
    められた作業点を与え、この作業点に一致するテ
    イーチング位置において前記ロボツトを位置合わ
    せし、前記ロボツトに設けられた位置検出手段を
    用いて前記テイーチング位置の座標値をテイーチ
    ング座標値として読みとり記憶するテイーチング
    手段と、 前記作業点の座標値と前記テイーチング座標値
    からの線形補間演算により、上記作業領域上に定
    められた任意の作業点における補正した位置決め
    指令値を求める補正手段を備えたことを特徴とす
    るロボツト装置。
JP6033183U 1983-04-22 1983-04-22 ロボツト装置 Granted JPS59167685U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6033183U JPS59167685U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 ロボツト装置

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JP6033183U JPS59167685U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 ロボツト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59167685U JPS59167685U (ja) 1984-11-09
JPH0417351Y2 true JPH0417351Y2 (ja) 1992-04-17

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ID=30190571

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JP6033183U Granted JPS59167685U (ja) 1983-04-22 1983-04-22 ロボツト装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02250783A (ja) * 1989-03-20 1990-10-08 Fanuc Ltd 溶射ロボットの溶射方式
JP7396829B2 (ja) 2019-07-31 2023-12-12 ファナック株式会社 ロボット座標系を設定する装置、ロボット制御装置、ロボットシステム、及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5698594U (ja) * 1979-12-26 1981-08-04

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JPS59167685U (ja) 1984-11-09

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