JPH0417339Y2 - - Google Patents

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JPH0417339Y2
JPH0417339Y2 JP15562287U JP15562287U JPH0417339Y2 JP H0417339 Y2 JPH0417339 Y2 JP H0417339Y2 JP 15562287 U JP15562287 U JP 15562287U JP 15562287 U JP15562287 U JP 15562287U JP H0417339 Y2 JPH0417339 Y2 JP H0417339Y2
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tightening
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mounting head
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水門の開閉用のハンドルや、水道設
備、石油精製設備等で使用される各種バルブの開
閉用のハンドル等を一定の締付力をもつて締付け
るために用いるハンドル締付具に関する。
[従来の技術] 従来、水門の開閉、各種バルブの開閉等を行う
ハンドルには、例えば第8図または第9図に示す
ものがある。
第8図に示すハンドル10は、工業用水の止水
弁の開閉を行うためのハンドルであり、該ハンド
ル10は矢印A方向を開方向、矢印B方向を閉方
向とする右締めハンドルに係る。
ハンドル10は、回転中心O側にボス11を、
回転中心Oを基準とする一定の半径位置に回転操
作部としてのリム12を備える。さらに、リム1
2とボス11との間は4本のスポーク13で連結
され、各スポーク13は回転中心Oを基準に角度
90度ずつ離隔される。
一方、第9図に示すハンドル14も、工業用水
の止水弁の開閉を行うためのハンドルであり、該
ハンドル14は第8図に示すハンドル10とは逆
に矢印C方向を開方向、矢印D方向を閉方向とす
る左締めハンドルに係る。このハンドル14も前
記ハンドル10と同様に、ボス11、リム12お
よび4本のスポーク13をそれぞれ備える。
第8図および第9図に示す各ハンドル10,1
4により止水弁を閉める場合、先ず各ハンドル1
0,14のリム12を把持し、該リム12を閉方
向(第8図にあつては矢印B方向、第9図にあつ
ては矢印D方向)に回転させて行う。すなわち、
リム12に対して閉方向の手動トルクを与え、止
水弁の閉操作を行うこととする。各ハンドル1
0,14は、手操作により閉方向端まで回転され
ると、さらにウイルキーと呼ばれるハンドル締付
具でハンドルの締付が行われる。
ウイルキー15は、第8図および第9図に示す
ように長尺状の基体16の先端部に取付ヘツド1
7を備えてなる。基体16は、丸棒の鋼材で形成
され、基端部には把持部18が備えられる。基体
16の先端部に備えられる取付ヘツド17は、ハ
ンドル10,14のリム12(回転操作部)に取
付可能な溝部により構成される。
ウイルキー15を用いて第8図に示すハンドル
10の締付を行う場合、先ずハンドル10の外周
部側に配設されるウイルキー15の取付ヘツド1
7をリム12に装着し、ウイルキー15の基体1
6がハンドル10の回転中心Oに対し放射方向
(矢印E方向)に延設されるようにする。また、
取付ヘツド17は、リム12のうち締付方向(矢
印B方向)側にスポーク13が隣り合うように装
着する。こうして、取付ヘツド17がリム12に
取付られると、次に把持部18に矢印B方向の手
動トルクを加える。把持部18に加えられた手動
トルクは、取付ヘツド17からリム12に伝達さ
れ、リム12が閉方向(矢印B方向)に回転する
こととなる。この結果、ハンドル10のリム12
を手で把持して閉方向端まで回転操作した場合に
比べて、より強固にハンドル10の締付が行われ
ることとなる。したがつて、例えばハンドル10
の締付が緩く、止水弁がしつかりと閉じていなか
つたり、弁の水漏れ状態が生じる等の不具合が解
消される。
一方、ウイルキー15を用いて第9図に示すハ
ンドル14の締付を行う場合、第8図の場合と同
様に取付ヘツド17をリム12に取付けて行われ
る。取付ヘツド17は、、リム12のうち締付方
向(矢印D方向)側にスポーク13が隣り合うよ
うに装着する。こうして、取付ヘツド17がリム
12に取付られると、次に把持部18に矢印D方
向の手動トルクを加える。把持部18に加えられ
た手動トルクは、取付ヘツド17からリム12に
伝達され、リム12が閉方向(矢印D方向)に回
転することとなる。この結果、ハンドル14のリ
ム12を手で把持して閉方向端まで回転操作した
場合に比べて、より強固にハンドル14の締付が
行われることとなる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のハンドル締付具、す
なわちウイルキー15にあつては、どの程度のハ
ンドル締付力で各ハンドル10,14を締付てい
るのかが判らず、過重な締付力でハンドル10,
14を締付ることによつて、例えば止水弁の弁座
や弁体等の構造部分を壊したり、各ネジ部のネジ
山が壊れる等の不具合があつた。
上記のような不具合を解消するため、第10図
に示すトルクレンチ19を用いることが考えられ
る。トルクレンチ19は、一般に長尺の基軸20
の先端部に取付部21が備えられ、該取付部21
は六角ナツト、六角ボルト等に装着可能とされ
る。また、基軸20の基端部には把持部22が備
えられ、また基軸20上には締付トルクを表示す
るデジタル表示部23が備えられる。
トルクレンチ19を用いて第8図に示すハンド
ル10の締付を行うには、先ずハンドル10の回
転中心Oに備えられるハンドル固定用のナツト2
4にレンチ19の取付部21を装着し、次いで把
持部22に矢印B方向の手動トルクを加える(第
10図参照)。そしてデジタル表示部23に各構
造部分が壊れない範囲の限界許容トルクが表示さ
れるまで把持部22を矢印B方向に回転する。こ
れにより、ハンドル10をより強固に締付けるこ
とが可能となり、かつ止水弁の各構造部分を壊し
たりすることがない。
しかしながら、ハンドル10の回転中心Oに備
えられるナツト24は、あくまでもハンドル固定
用のものであり、締付操作を行う際にナツト24
のネジ山が締付力により壊れる不具合が生じるも
のとされた。また、一般にトルクレンチは、右締
め方向用のものがほとんどであり、左締めハンド
ル(例えば第10図に示すハンドル)には対応で
きないのが通常とされた。したがつて、従来第8
図および第9図に示す各ハンドル10,14は、
ウイルキー15を用いて締付が行われ、締付の度
合はもつぱら作業者の経験、カンに頼つていた。
本考案は、簡易な構造で右締め、左締めのそれ
ぞれのハンドルに容易に対応可能とされ、ハンド
ルを簡単かつ確実に一定の締付トルクで締付可能
とするハンドル締付具を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係るハン
ドル締付具は、ハンドルの外周部側に配置される
基体を、長手方向を基軸とする正転状態で右締め
ハンドルの回転操作部に装着可能な第1装着部
と、長手方向を基軸とする反転状態で左締めハン
ドルの回転操作部に装着可能な第2装着部とを有
する取付ヘツドを先端部に備え、基体長手方向に
おける両側にそれぞれ側面部を備える第1基体
と、基端に把持部を備え、基体長手方向における
両側にそれぞれ側面部を備える第2基体と、によ
り構成し、第2基体の先端部側における一側面部
と、第1基体の基端部側における一側面部とを相
互に対向させる状態で重合し、かつ第2基体の把
持部にハンドルの締付方向の手動トルクを加えた
際に、上記重合された側面部同士が相互に近接す
るように第2基体の先端部と第1基体の基端部を
連結するとともに、さらに相互に近接する第1基
体と第2基体の重合部位のいずれか一方の対向側
面部に圧力センサを配設し、該圧力センサと対向
する基体の側面部との当接圧力により、取付ヘツ
ドのいずれかの装着部からハンドルに伝達する締
付力を検出する締付トルク検出部を備えるように
したものである。
[作用] 本考案によれば、取付ヘツドに第1装着部と第
2装着部のそれぞれが備えられ、右締めハンドル
に対してはハンドルの回転操作部に第1装着部
を、左締めハンドルに対してはハンドルの回転操
作部に第2装着部を装着することで、それぞれ締
付方向の異なるハンドルに容易に対応可能とされ
る。
さらに、第1、第2のいずれかの装着部が、対
応するハンドルの回転操作部に装着された状態で
第2基体の把持部をハンドルの回転締付方向に回
転させ、把持部に手動トルクを加える。これによ
り、相互に近接する第1基体と第2基体の重合部
位に配設されるトルク検出部の圧力センサが、対
向する一方側の基体の重合側面と当接されること
となり、圧力センサが検出する当接圧力により、
ハンドル締付具の取付ヘツドからハンドルの回転
操作部に伝達される締付力が容易に検出されるこ
ととなる。
したがつて、該検出される締付力をもとに、ハ
ンドルを許容のハンドル締付力以下のトルクで締
付ることが可能となり、従来のように許容の締付
力以上のトルクでハンドルを締付て、例えばハン
ドルが取付けられる止水弁の各構造部分(弁座
弁体等)を壊したり、またハンドルを回転支持す
るネジのネジ山部分が壊れることを解消できる。
これにより、簡易な構造で右締め、左締めのそ
れぞれのハンドルに容易に対応可能とされ、ハン
ドルを簡単かつ確実に一定の締付トルクで締付可
能とするハンドル締付具を提供することができ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係るハンドル締付
具を示す斜視図、第2図はハンドル締付具の分解
斜視図、第3図は締付トルク検出部の制御系を示
すブロツク図、第4図はハンドル締付具により右
締めハンドルを締付る状態を示す斜視図、第5図
はハンドル締付具により左締めハンドルを締付る
状態を示す斜視図、第6図はハンドル締付具によ
り右締めハンドルを締付る状態を示す平面図であ
る。
ハンドル締付具30は、第4図および第5図に
示すハンドルの締付に用いられ、各ハンドルを一
定の締付トルクで締付るためのものである。第4
図に示すハンドル10は、工業用水の止水弁の開
閉を行うためのハンドルであり、該ハンドル10
は矢印A方向を開方向、矢印B方向を閉方向とす
る右締めハンドルに係る。ハンドル10は、回転
中心O側にボス11を、回転中心Oを基準とする
一定の半径位置に回転操作部としてのリム12を
備える。さらに、リム12とボス11との間は4
本のスポーク13で連結され、各スポーク13は
回転中心Oを基準に角度90度ずつ離隔される。
一方、第5図に示すハンドル14も、工業用水
の止水弁の開閉を行うためのハンドルであり、該
ハンドル14は第4図に示すハンドル10とは逆
に矢印C方向を開方向、矢印D方向を閉方向とす
る左締めハンドルに係る。このハンドル14も前
記ハンドル10と同様に、ボス11、リム12お
よび4本のスポーク13をそれぞれ備える。
ハンドル締付具30は、各ハンドル10,14
の外周部側に配設可能とされ、矢印E方向に長尺
な基体31を備える。基体31は、第1基体32
と第2基体33のそれぞれから構成され、先端側
に備えられる第1基体32は全体略長方体形状で
長手方向(矢印E方向)における両側にそれぞれ
側面部34Aおよび34Bを備える(第1図およ
び第2図参照)。第1基体32の先端部には取付
ヘツド35が備えられ、取付ヘツド35は下方装
着部36(第1装着部)と上方装着部37(第2
装着部)から構成される。下方装着部36は、第
4図に示す右締めハンドル10のリム12に上方
から装着可能な溝部にて構成される。また上方装
着部37は、第4図に示す状態からハンドル締付
具30の天地を逆にした状態(基体長手方向を基
軸とする反転状態)で左締めハンドル14のリム
12に上方から装着可能な溝部にて構成される
(第5図参照)。すなわち、下方装着部36および
上方装着部37のそれぞれは、各ハンドル10,
14のリム12の周方向(矢印F方向)に沿う溝
部にて構成され、その幅W1はリム12の幅W2
よりもやや大きなものとされる(第4図および第
5図参照)。
一方、第2基体33は、先端部側を第1基体3
2の基端部との連結部分としている。第2基体3
3の基端部側は丸棒材38で形成され、該丸棒材
38の基端部には把持部39が備えられる。第2
基体33の先端部のうち、丸棒材38の先端部分
には鉛直方向に穿設される軸孔部40を備える連
結片41が備えられる(第2図参照)。さらに第
2基体33のうち、連結片41の先端側には、当
接片42が一体に結合される。当接片42は、第
2基体33の長手方向(矢印E方向)の両側にそ
れぞれ側面部43Aおよび43Bを備える。この
うち、側面部43Bには凸部44が備えられる。
第2基体33と連結される第1基体32の基端
部は、側面部34A側に第2基体33の連結片4
1を嵌入する嵌入凹部45を形成してなる。嵌入
凹部45には、2つの軸孔46Aおよび46Bが
鉛直方向に穿設され(第2図参照)、このうち軸
孔46Bには雌ネジ部が螺設される。また、第1
基体32の側面部34Aには、第2基体33の当
接片42を配置可能とする当接凹部47が備えら
れ、該当接凹部47には圧力センサ48が配設さ
れる。この圧力センサ48はロードセルで構成さ
れ、中心部に感圧部を備える(第2図参照)。
第1基体32と第2基体33の連結は、第1基
体32の基端部の側面34A側と第2基体33の
先端部の側面43B側とを重合させる状態で行わ
れ、先ず嵌入凹部45内に連結片41を嵌入し、
3つの軸孔40および46A,46Bを鉛直方向
に相応させた状態とする。次に各軸孔40,46
A,46Bに連結ピン49を矢印G方向に挿入す
る。連結ピン49の先端部には、雄ネジ部が形成
され、雄ネジ部は軸孔46Bの雌ネジ部と螺合さ
れる。こうして第1基体32と第2基体33が連
結され、第1基体32側に備えられる圧力センサ
48の感圧部と第2基体側に備えられる凸部44
が相互に当接される状態となる。
こうして形成されるハンドル締付具30は、圧
力センサ48と信号線50により結ばれる計測器
51を備える(第1図参照)。計測器51は、第
3図に示すように演算部52を内蔵するととも
に、締付トルクTを表示する表示部53を備え
る。すなわち、演算部52は、圧力センサ48か
ら信号線50を介して入力される圧力荷重に基づ
く信号P0を基に締付トルクTを演算し、該演算
された締付トルクTは表示部53にデジタル表示
される。計測器51は、首掛けバンド54に支持
され、作業員の首等に掛着可能とされる。また、
計測器51は、不使用時に作業員の胸ポケツト等
に収納可能とされる。
ハンドル締付具30により第4図に示す右締め
のハンドル10を締付る場合には、先ず取付ヘツ
ド35の下方装着部36をリム12に装着し、第
1基体32および第2基体33から構成される基
体31の長手方向(E方向)をハンドル10の回
転中心Oに対し放射方向に延設するよう配設す
る。また、取付ヘツド35の下方装着部36は、
リム12のうち締付方向(矢印B方向)側にスポ
ーク13が隣り合うように装着する。こうして、
下方装着部36がリム12に装着されると、次に
把持部39に矢印B方向の手動トルクP1を加え
る。把持部39に加えられた手動トルクP1は、
取付ヘツド35からリム12に伝達され、これに
よりリム12が閉方向(矢印B方向)に回転する
こととなる。この際、圧力センサ48の感圧部が
対向する凸部44と当接され、圧力センサ48は
締付トルクTに対応して変化する圧力荷重P0
感知する(第6図参照)。すなわち、ハンドル1
0に加えられる締付トルクTは下記の(1)式で表さ
れる。
T=P1×(d+l1+l2+l3) ……(1) P0×l2=P1×l3 ……(2) ここでP0:圧力センサの感知する圧力荷重 P1:手動トルクに対応する圧力荷重 d:ハンドルの半径 l1:上下の各装着部と圧力センサとの間の距離 l2:圧力センサと連結ピンとの間の距離 l3:連結ピンと把持部との間の距離 したがつて締付トルクTは結局下記の(7)式で表
される。
P1=P0l2/l3 ……(3) T=P0l2/l3×(d+l1+l2+l3) ……(4) k1=l1+l2+l3 ……(5) l2/l3=k2 ……(6) ∴T=P0×k2+(d+k1) ……(7) この結果、ハンドル10が第4図に示す状態で
ハンドル締付具により締付けられると、先ず圧力
センサ48が圧力荷重P0を感知し、この圧力荷
重P0は信号線50により計測器51の演算部5
2へ送信される。演算部52を構成するマイクロ
コンピユータのチツプにはあらかじめ上記(7)式に
対応する演算式が内蔵される。したがつて、演算
部52は入力された圧力荷重P0を基礎にハンド
ル10の締付トルクTを求めることが可能とな
り、該締付トルクTは計測器51の表示部53に
表示される。この結果、ハンドル10を締付る際
に、該ハンドル10の許容締付トルク(ハンドル
が取付られる止水弁の各構成部分が壊れない程度
のトルク)以下のトルクで締付ることとすれば良
い。
ハンドル締付具30により第5図に示す左締め
のハンドル14を締付る場合には、先ず第4図に
示す状態(基体長手方向を基軸とする正転状態)
に対しハンドル締付具30を天地逆(基体長手方
向を基軸とする反転状態)にし、上方装着部37
が下方に向くようにする。次に、取付ヘツド35
の上方装着部37をリム12に装着し、基体31
の長手方向(矢印E方向)をハンドル14の回転
中心Oに対し放射方向に延設するよう締付具30
を配設する。また、取付ヘツド35の上方装着部
37は、リム12のうち締付方向(矢印D方向)
側にスポーク13が隣り合うように装着する。こ
うして、上方装着部37が装着されると、次に把
持部39に矢印D方向の手動トルクP1を加える。
把持部39に加えられた手動トルクP1は、取付
ヘツド35からリム12に伝達され、リム12が
閉方向(矢印D方向)に回転することとなる。こ
の際、圧力センサ48が感知する圧力荷重P0
基に計測器51の表示部53に締付トルクTが表
示される。したがつて、第4図に示すハンドル1
0と同様に、ハンドル14を許容締付トルク以下
のトルクで締付ることすれば良い。
次に、上記実施例の作用を説明する。
上記実施例に係るハンドル締付具30によれ
ば、取付ヘツド35に下方装着部36(第1装着
部)と上方装着部(第2装着部)のそれぞれが備
えられ、第4図に示す右締めハンドル10に対し
ては、ハンドル10のリム12(回転操作部)に
下方装着部36を、第5図に示す左締めハンドル
14に対しては、ハンドル14のリム12(回転
操作部)に上方装着部37を装着することで、そ
れぞれ締付方向の異なるハンドル10,14に容
易に対応することができる。
さらに、上下の各装着部36,37が対応する
各ハンドル10,14のリム12に装着された状
態で把持部39をハンドル10,14の回転締付
方向(第4図に示すハンドル10にあつては矢印
B方向、第5図に示すハンドル14にあつては矢
印D方向)に回転させ、把持部39に手動トルク
P1を加える。こうして、第1基体32の側面3
4Aと第2基体33の側面43Bの重合部分が連
結ピン49を中心に相互に近接する状態となり、
側面34A側に配設される圧力センサ48と側面
43B側に配設される凸部44とが当接すること
となる。これにより、圧力センサ48が検出する
当接圧力P0を基に締付トルクTが容易に検出さ
れ、表示部53に表示される。
したがつて、予め各ハンドル10,14の許容
締付トルク(すなわちハンドルが取付けられる止
水弁の各構造部分を壊したり、またハンドルを回
転支持するネジのネジ山部分が壊れない程度のト
ルク)を認識した上で、ハンドル10,14を表
示部53を見ながら許容締付トルク以下で締付る
ことが可能となる。これにより、簡易な構造で右
締め、左締めの各ハンドル10,14に容易に対
応可能とされ、ハンドル10,14を簡単かつ確
実に一定の締付トルクTで締付ることが可能とな
る。
第7図は本考案の他の実施例に係るハンドル締
付具を示す斜視図である。このハンドル締付具6
0は、第1図に示すハンドル締付具30の変形例
に係る。ハンドル締付具60は、取付ヘツド35
の下方装着部36および上方装着部37に可動片
61を備える。この可動片61は、ウオームネジ
62を回転させることにより矢印E方向にスライ
ドされる。この結果、下方装着部36と上方装着
部37の幅W1を、様々なリム径W2を有するハ
ンドルに応じて可変に調整することができる。ま
た、ハンドル締付具60は、前記第1実施例に係
る締付具30の測定器51内の回路を第2基体3
3の内部に備えてなり、表示部53も丸棒材38
の表面に備えてなる。したがつて、前記締付具3
0に比べ締付具がよりコンパクトとなり、表示部
53を見ながら様々なリム径のハンドルの締付を
行うことができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、簡易な構造で
右締め、左締めのそれぞれのハンドルに容易に対
応可能とされ、ハンドルを簡単かつ確実に一定の
締付トルクで締付可能とするハンドル締付具を提
供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るハンドル締付
具を示す斜視図、第2図はハンドル締付具の分解
斜視図、第3図は締付トルク検出部の制御系を示
すブロツク図、第4図はハンドル締付具により右
締めハンドルを締付る状態を示す斜視図、第5図
はハンドル締付具により左締めハンドルを締付る
状態を示す斜視図、第6図はハンドル締付具によ
り右締めハンドルを締付る状態を示す平面図、第
7図は本考案の他の実施例に係るハンドル締付具
を示す斜視図、第8図は従来のハンドル締付具に
より右締めハンドルを締付る状態を示す斜視図、
第9図は従来のハンドル締付具により左締めハン
ドルを締付る状態を示す斜視図、第10図はトル
クレンチにより右締めハンドルを締付る状態を示
す平面図である。 30,60……ハンドル締付具、31……基
体、32……第1基体、33……第2基体、34
A,34B,43A,43B……側面部、35…
…取付ヘツド、36……下方装着部(第1装着
部)、37……上方装着部(第2装着部)、39…
…把持部、48……圧力センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転中心に対する一定の半径位置に備えられる
    ハンドルの回転操作部の外周部側に配置され、ハ
    ンドルの回転中心に対し放射方向に延設される長
    尺状の基体と、 基体のハンドル側の端部に備えられ、ハンドル
    の回転操作部に取付けられる取付ヘツドと、 基体の取付ヘツドに対する他端側に備えられ、
    ハンドルの回転締付方向に加えられる手動トルク
    を受け、取付ヘツドからハンドルの回転操作部に
    締付力を伝達する把持部と、 を備えてなるハンドル締付具において、 上記基体を、 長手方向を基軸とする正転状態で右締めハンド
    ルの回転操作部に装着可能な第1装着部と、長手
    方向を基軸とする反転状態で左締めハンドルの回
    転操作部に装着可能な第2装着部とを有する取付
    ヘツドを先端部に備え、基体長手方向における両
    側にそれぞれ側面部を備える第1基体と、 基端に把持部を備え、基体長手方向における両
    側にそれぞれ側面部を備える第2基体と、により
    構成し、 第2基体の先端部側における一側面部と、第1
    基体の基端部側における一側面部とを相互に対向
    させる状態で重合し、かつ第2基体の把持部にハ
    ンドルの締付方向の手動トルクを加えた際に、上
    記重合された側面部同志が相互に近接するように
    第2基体の先端部と第1基体の基端部を連結する
    とともに、さらに相互に近接する第1基体と第2
    基体の重合部位のいずれか一方の対向側面部に圧
    力センサを配設し、該圧力センサと対向する基体
    の側面部との当接圧力により、取付ヘツドのいず
    れかの装着部からハンドルに伝達する締付力を検
    出する締付トルク検出部、 を備えることを特徴とするハンドル締付具。
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