JPH04172994A - 交流電動式車載空調装置用電源装置 - Google Patents

交流電動式車載空調装置用電源装置

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JPH04172994A
JPH04172994A JP2297118A JP29711890A JPH04172994A JP H04172994 A JPH04172994 A JP H04172994A JP 2297118 A JP2297118 A JP 2297118A JP 29711890 A JP29711890 A JP 29711890A JP H04172994 A JPH04172994 A JP H04172994A
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voltage
frequency
air conditioner
generator
control
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JP2297118A
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Naotatsu Shiga
志賀 尚達
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Toyo Densan Co Ltd
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Toyo Densan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車のエンジンを駆動源とする発電機によっ
て生ぜしめた電力を所要特性の交流に変換し、車載用空
調装置に電源供給する交流電動式車載空調装置用電源装
置に関する。
〈従来の技術〉 従来の自動車に搭載されている空調装置は、ベルト等に
よって伝達されるエンジンの駆動力により駆動されるよ
うな構成になっているため、該空調装置の圧縮機の駆動
サイクルはエンジンの回転速度に依存することになる。
すなわち、エンジンの始動直後は回転が低速であるから
、空調装置の圧縮機が十分に作動しないため空調能力が
低く、車内を空調制御された温度にすることができない
。また、エンジンの始動直後にはラジェーターの水が十
分に加温していないので、ヒーターを操作しても車内を
加温することができない。
一方、自動車の走行中においては、エンジンの回転速度
が高速であるために、圧縮機の圧縮サイクルは短くなり
、空調装置は高出力を余儀なくされる6したがって車内
は過剰に昇温させられたり過冷却されたりすることにな
り、エンジンによって直接駆動される空調装置で車内温
度を快適な状態に維持するのは困難である。
以上のような理由から、自動車の高速運転時には自動車
の燃費効率を悪化させ、アイドリンク付近では空調装置
の空調能力が低下してしまう。
さらに、エンジンに固定された圧縮機はエンジンと共に
振動するために、自動車の車体に固定された熱交換部か
ら圧縮機への冷媒供給管および圧縮機から車体に固定さ
れた凝縮器への冷媒送出管には可撓性を有するゴムバイ
ブ等を用いなければならず、バイブの破損や材質劣化等
によって冷媒が大気中に放出される危険性が高い。
特に、冷媒としてフロンを使用している場合、圧縮機の
回転軸のシールとしてオイルシールを使用しているので
、このオイルシール部分からフロンが次第にリークする
し、ゴムバイブ部分からもフロンが微小に浸透して次第
にリークするので長期間経過すると大気中に多量のフロ
ンが放出し、大気汚染が発生して社会問題となっている
しかも、廃車する場合には圧縮機と凝縮器や放熱機構と
の間のバイブを切断して分解するので、冷媒としてフロ
ンを使用していると大気中に大量に放出することになる
かかる観点から、自動車のエンジンの回転数に依存する
ことなく、所望の空調能力を得ると共に、自動車の燃費
効率を向上させ、且つガス漏洩を極力防止する方法とし
て、電動式空調装置を自動車に装備するものがあげられ
る。
すなわち、エンジンの回転数に依存することな(、電動
式圧縮機によって車内空調を行えると共に、運転時にお
ける燃費効率の向上が図れ、さらに、密閉構造の空調装
置を搭載することで、冷媒たるフロンの漏洩を可及的小
ならしめ得る。
また、商用周波数の電源で駆動する電動式の家庭用空調
装置として、電動機の可変速制御を行うもの(所謂イン
バータエアコン)が今般普及し、省エネルギー化を期せ
るものが種々市販されている。
このような空調装置においては、早急に環境温度を上昇
或いは下降させる場合に高速運転とし、予め設定された
温度の近傍では温度維持のための低速運転をさせること
により、空調装置の起動・停止が頻繁に繰り返されるこ
とを防止し、電動機の起動時に要する大電流を小ならし
めると共に。
低速運転時の消費電力を大幅に軽減させ、もって省エネ
ルギー運転を可能にするのである。
そして、空調装置の運転能力を適宜に調節する際に、交
流誘導電動式の圧縮機へ供給する周波数を変化させるこ
とで、該圧縮機の可変速運転を可能にするのである。し
かし、入力される電源の周波数が変化するのに伴って、
電動機の内部インピーダンスも変化するため、弱励磁に
よるトルク不足や、過励磁による磁気飽和等が生じ、電
動機の力率が低下することで、効率のよい空調装置の運
転を期せない。
そこで、周波数を変化させると同時に、出力電圧も変化
させることで、適切な回転トルクが得られるような制御
方式として、出力!圧(V)と周波数CF)の比を一定
にするV V V F (VariableVolta
ge、 Variable Fr1quency)制御
が用いられる。
以下にパルス幅変調(Pulse Wiclth Mo
dulation)方式t7)VVVF制御(所謂V/
F制御!’D)を第4図により詳述する。
まず、入力された所定電圧(例えば100ポルト)の直
流をインバータ内で第4図(a)に示すような周期Tの
パルスに変換する際、周期Tを適宜に変化させることで
、所望の周波数出力を得ることが可能となる。
また、上記のようにして得られたパルスのデユーティ−
比(て/T)を異らしめることによって、該パルスを正
弦波に変換した際の実効値を変化させ、所望の電圧を得
るのである。例えば第4図(a)のパルス(パルス幅t
)におけるデユーティ−比はt/Tであるが、第4図(
b)に示すようにパルスのオフ時間t。をt中に設ける
ことで、デユーティ−比は(t  to)/Tとなり、
電圧の実効値を小ならしめることが可能となる。
すなわち、パルス@を中に適宜なオフ時間を介在させる
ことにより、半周期を多数のパルス列となしく第4図(
cl ) 、該パルスのオンロード時間を変えることで
、所望の交流電圧を得るよう:こ制御するのである。な
お、このように多数のノ〈ルス列に変換することは、出
力波形の改善番こも寄与する。
上記のよう制御を行うことで、高周波出力時には第5図
(a>に示すような交流高電圧が得られ。
低周波出力時には第5図(b)に示すような交流低電圧
が得られる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記のようなPWM方式によってV/F
制御を行う際には、インバータ内で高速スイッチング動
作が行われろために、電動機特有の磁気音を生じさせる
と共に、有害な空電性ノイズが放射され、周囲に著しい
電波受信障害を与えることとなる。したがって、このよ
うなPWM方式によるV/F制御の空調装置を車に搭載
することは望ましくない。
この発明の目的は、フロンが外部に放出しない密閉式の
空調装置をエンジンの回転数に左右されることな(動作
させ得ると共に、電動機特有の磁気音や空電性ノイズが
発されることのない交流電動式車載空調装置用電源装置
を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記した従来の欠点を解決すべ(提案されたも
ので、自動車のエンジン(1)を駆動源とする発電機(
2)と、該発電機の発電能力を制御すると共に、発電機
より給電される交流を所要電圧・周波数の交流に変換し
て交流電動式圧縮機(3)を備える車載空調装置に電源
出力するシステム制御部(4)と、車載空調装置によっ
て空気調節される空間部の温度を検出する温度検出手段
(6)と、該温度検出手段が検出した温度情報に基づく
システム制御部の制御動作を設定する制御動作設定手段
(5)とを備える交流電動式車載空調装置用電源装置に
おいて、 発電機より供給された交流を直流に変換する整流手段(
例えば整流回路7)と、 上記整流手段によって整流された直流電力の電圧を挟出
し、該検出結果に基づいて上記発電機の発電電圧を制御
する発電機制御手段(8)と、上記整流手段から給電さ
れた直流所要周波数の交流に変換するインバータ部(例
えばインバータ回路9)と。
上記制御動作設定手段によって設定された設定情報と温
度検出手段が検出した温度情報とに基づいて、交流出力
の電圧と周波数との比を一定に保った状態で、所要周波
数の交流を車載空調装置の交流電動式圧縮機に給電する
ように、発電機制御手段およびインバータ部に制御指令
を発する出力電圧・周波数制御指令手段(例えば出力電
圧・周波数制御指令回路12)と、 からなるシステム制御部を備えることを特徴とした。
また、自動車のエンジン(1)を駆動源とし、低圧出力
と高圧出力を夫々得ることが可能な1軸2系統式交流発
電機(14)と、該1軸2系統式交流発電機の低圧交流
出力を直流に変換する第1整流手段(例えば第1整流回
路18)と、該第1整流手段より供給された電力を蓄電
するバッテリー(16)と、上記1軸2系統式交流発電
機の高圧交流出力を所要電圧・周波数の交流に変換して
交流電動式圧縮機(3)を備える車載空調装置に電源出
力するシステム制御部(17)と、車載空調装置によっ
て空気調節される空間部の温度を検出する温度検出手段
(例えば温度センサ6)と、該温度検出手段が検出した
温度情報に基づくシステム制御部の制御動作を設定する
制御動作設定手段(例えば制御動作設定部5)とを備え
る交流電動式車載空調装置用電源装置において、上記1
軸2系統式交流発電機の高圧交流出力を直流に変換する
第2整流手段(例えば第2整流回路21)と、 上記第2整流手段より供給された直流を所要電圧に変換
する直流電圧変換手段(例えばDC−DCコンバータ2
2)と、 該直流電圧変換手段より供給された直流を所要周波数の
交流に変換して出力するイン/1−夕部(インバータ回
路23)と、 上記制御動作設定手段によって設定された設定情報と温
度検出手段が検出した温度情報とに基づいて、交流出力
の電圧と周波数との比を一定番こ保った状態で、所要周
波数の交流を車載空調装置の交流電動式圧縮機に給電す
るように、直流電圧変換手段およびインバータ部に制御
指令を発する出力電圧・周波数制御指令手段(出力電圧
・周波数制御指令回路24)と、 からなるシステム制御部を備えることを特徴とした。
(イ乍用〉 制御動作設定手段を介してシステム制御部の制御動作を
設定することによって、該設定情報と温度検出手段が検
出した温度情報とに基づいて、出力電圧・周波数制御指
令手段が発電機制御手段およびインバータ部に制御指令
を発することにより、交流8カの電圧と周波数との比を
一定に保った状態で、エンジンを駆動源とする発電機の
交流出力を所要周波数の交流に変換して、車載空調装置
の交流電動式圧縮機に給電する。
また、制御動作設定手段を介してシステム制飢部の制御
動作を設定することによって、該設定情報と温度検出手
段が検出した温度情報とに基づいて、出力電圧・周波数
制御指令手段が発電機制御手段およびインバータ部に制
御指令を発することにより、交流出力の電圧と周波数と
の比を一定に保った状態で、エンジンを駆動源とする1
軸2系統式発電機の高圧交流出力を所要周波数の交流に
変換して、車載空調装置の交流電動式圧縮機に給電する
〈実施例〉 第1図に示すのは、本発明に係る交流電動式車載空調装
置用電源装置の第1実施例であって、この交流電動式車
載空調装置用電源装置は例えば自動車のボンネット内等
に設けるものである。
交流電動式車載空調装置用電源装置は第1図のブロック
図に示すように、自動車のエンジン1の駆動力によって
駆動させられる発電機2と、該発電tj12によって発
電した交流を調圧・周波数変換して車載空調装置の交流
電動式圧縮機3へ出力するシステム制御部4と、該シス
テム制御部4が行う制御動作を設定する制御動作設定手
段たる制泡動作設定部5と、車載空調装置によって空気
調節される空間部たる車内の実際の温度情報を上記シス
テム制御部4へ供給する温度検出手段たる温度センサ6
とから構成しである。
なお、上記の発電機2はベルト等を介して機械的に連結
されたエンジン1の駆動により発電用駆動力を得るもの
で、交流電動式空調装置専用の100ボルト(又は20
0ボルト)の電源をエンジン1の回転数の変化領域内で
得ることが可能な高周波発電機である。また、制御動作
設定部5は車内の運転席近傍に設けられ、人的操作によ
って、車載空調装置の運転・停止および空調装置の空調
能力(所望の設定温度)を設定し、上記システム制御部
4へ制御動作の設定情報を送出するものである。
次に、システム制御部4を詳述する。
上記発電機2より供給された交流は、システム制御部4
の整流手段たる整流回路7によって一旦直流に変換され
、発電機制御手段8及びインバータ回路9へ供給される
。上記発電機制御手段8は、例えば整流回路7より供給
された直流の電圧を検出する電圧検出回路10と、該電
圧検出回路10の検出結果に基づいて上記発電機2へ供
給する界磁電流を調整制御する界磁制御回路11とから
構成しである。なお、上記界磁制御回路11が発電機2
へ界磁電流を供給するための電源は、図示を省略したバ
ッテリーより供給される。一方、インバータ回路9へ供
給された直流は再び所要周波数の交流に変換されて、交
流電動式圧縮機3に給電され、車載空調装!による空調
運転が行われる。
しかして、システム制御部4内には出力電圧・周波数制
御指令手段たる出力電圧・周波数制御指令回路12を設
けてあり、上記制御動作設定部5によって設定された設
定情報および温度センサ6が検出した温度情報とに基づ
いて、交流電動式圧縮機3へ供給するのに適切な電源の
電圧および周波数を上記出力電圧・周波数制御指令回路
12が算出し、例えば周波数制御指令信号をインバータ
回路9へ、電圧制御指令信号を界磁制御回路11へ発す
るのである。ここで、出力電圧・周波数制御指令回路1
2が交流電動式圧縮機3への供給電源特性を算出する際
には、電圧■と周波数Fとの比が一定(V/F=一定)
となるように、周波数を変化させることを条件とするV
 / F III illが為される。すなわち、制御
動作設定部5による設定温度と、温度センサ6が検出し
た実際の温度との差が大なる場合には、車載空調装置の
運転能力を高めるために交流電動式圧縮機3の圧縮サイ
クルを高めるべく、高周波・高電圧の交流を交流電動式
圧縮機3へ供給するものとし、設定温度と検出温度との
差が小なる場合には、車載空調装置の運転能力を室温維
持程度に低めるべく、低周波・低電圧の交流を交流電動
式圧縮機3へ供給するように、周波数制御指令および電
圧制御指令を発するのである。
上記のようにして出力電圧・周波数制御指令回路12よ
り発された電圧制御指令は発電機制御手段8の界磁制御
回路11へ入力され、該界磁制御回路11は電圧検出回
路10の検出した電圧値と指令電圧値とを比較演算し、
検出電圧値が指令電圧値となるように、発電機2へ供給
する界磁電流を界磁制御回路11が調整制御する。また
、出力電圧・周波数制御指令回路12より発された周波
数制御指令はインバータ回路9へ入力され、該インバー
タ回路9は整流回路7より供給された直流を指令周波数
の交流に変換する。かくして、所要特性の交流を交流電
動式圧縮機3へ供給することが可能となり、車載空調装
置のVVVF制御を実現できるのである。
すなわち、上記したシステム制御部4によれば、発電機
2の出力電圧を直接制御することで所望の電圧出力を得
ることが可能となるので、パルス波形のデユーティ−比
を変えて所要電圧を得るPWM方式を用いることな(、
VVVF制御を行うことができる。よって、電動機特有
の磁気音や空電性ノイズが発されることのない交流電動
式車載空調装置用電源装置とすることが可能となり、し
かも、密閉式の交流電動式空調装置を用いることで、フ
ロンが外部に放出されることを可及的小ならしめると共
に、エンジンの回転数に左右されることな(空調装置を
随意に動作させることができ、自動車の燃費向上にも寄
与する。また、発電停止時には界磁電流を遮断すること
で、エンジン1への負担を最小にする。
このように、波高値E、(或いはI、)を変化(第2図
(a)、(b) I照)させることで、出力電圧を変え
る方法をP A M (Pu1se Amplitud
e Modulation)方式といい、通常このPA
M方式を使用する場合には、DC−DCコンバータ等に
よってパルス振幅を変えるように構成されている。しか
るに、上記した実施例においては、発電機2へ供給する
界磁電流を界磁制御回路11によって直接制御するため
、DC−DCコンバータを別途必要とせず、極めて有用
なシステム構成となし得る。
しかも、発電機2が200ボルトを出力可能なものであ
れば、界磁制御によって、三相100ボルトと三相20
0ボルトを選択的に出力させるように構成することも可
能となり、実用的価値の高い交流電動式車載空調装置用
電源装置を提供できる。
なお、交流電動式圧縮機3とシステム制御部4とを一体
構成とし、交流電動式圧縮機3のみへ電源供給するよう
にシステム構成してもよいが、例えば出力コンセント1
3を介して着脱自在に構成した場合、システム制御部4
で三相200ボルト商用周波数の交流を出力させれば、
市販の高出力電動機器を使用可能となり、−層応用範囲
を高めることができる。
第2図に示すのは本発明の第2の実施例であり、エンジ
ン1の駆動力によって高圧出力と低圧出力を得ることが
可能な1軸2系統式交流発電機14(デュアルボルテー
ジ高周波発電機)を用いて発電を行い、該1軸2系統式
交流発電[14の低圧コイルより得られる低圧出力は、
発電機制御手段15を介してバッテリー16へ供給され
、1軸2系統式交流発電機14の高圧コイルより得られ
る高圧出力はシステム制御部17で所要電圧・周波数の
交流に変換されて車載空調袋!の交流電動式圧縮機3へ
供給される。
上記発電機制御手段15は第1整流手段たる第1整流回
路18を備え、該第1整流回路18によって整流された
1軸2系統式交流発電棲14の低圧出力がバッテリー1
6へ供給される。また、第1整流回路18によって変換
された直流の電圧を第1電圧検出回路19が検出し、該
第1電圧検畠回路19の検出電圧に基づいて、界磁制御
回路20が発電機2への界磁電流を制御することにより
、バッテリー16へ一定電圧の直流を安定供給できるよ
うにしである。なお、界磁制御回路20の界磁制御用電
力およびシステム制御部17の駆動電力は、上記バッテ
リー16より供給されるものとしである。
かく構成することによって、1軸2系統式交流発電機1
4がバッテリー16蓄電用の発電機を兼ねることとなり
、バッテリー16蓄電用の発電機を別途設ける必要が無
くなり、発電機構の搭載スペースを小ならしめ得るので
ある。
一方、1軸2系統式交流発電機14の高圧出力はシステ
ム制御部17に設けた第2整流手段たる第2整流回路2
1で直流に変換され、直流電圧変換手段たるDC−DC
Cコンパ−回路22で所要電圧に変換され、更にインバ
ータ回路23で所要周波数の交流に変換されて、交流電
動式圧縮機3の電源として出力される。
しかして、本実施例におけるシステム制御部17にも上
記実施例と同様な出力電圧・周波数制御指令回路24を
設けてあり、制御動作設定部5によって設定された設定
情報および温度センサ6が検出した温度情報とに基づい
て、・交流電動式圧縮機3へ供給するのに適切な電源の
電圧および周波数を上記出力電圧・周波数制御指令回路
24が算出し、例えば周波数制御指令信号をインバータ
回路23へ、電圧制御指令信号をDC−DCコンバータ
回路22へ発するのである。そして、DC−DCCコン
パ−回路22がインバータ回路23へ出力する直流の電
圧を第2電圧検出回路25によって検出し、この検出電
圧と制御指令電圧とをDC−DCCコンパ−回路22は
比較演算し、制御指令電圧となるように出力電圧を調整
し、所望の電圧に変換された直流をインバータ回路23
が所望の周波数に変換することで、V/F制御に基づく
適切な電圧・周波数の交流を交流電動式圧縮機3へ供給
することが可能となる。
すなわち、上言己したシステム制御部17によれば、D
C−DCCコンパ−回路22を制御することで所望の電
圧出力を得ることが可能となるので、パルス波形のデユ
ーティ−比を変えて所要電圧を得るPWM方式を用いる
ことなく、VVVF制御を行うことができる。よって、
電動機特有の磁気音や空電性ノイズが発されることのな
い交流電動式車載空調装置用電源装置とすることが可能
となり、しかも、密閉式の交流電動式空調装置を用いる
ことで、フロンが外部に放出されることを可及的小なら
しめると共に、エンジンの回転数に左右されることなく
空調装置を随意に動作させることができ、自動車の燃費
向上にも寄与する。
なお、上記した1軸2系統式交流発電機14を用いる第
2の実施例においては、VVVF制御のためにDC−D
CCコンパ−回路22によって電圧調整を行なうものと
したが、DC−DCCコンパ−回路22はVVVF制御
のために特に設けたものではな(,1軸2系統式の発電
機を使用する発電システムにおいて通常用意されている
DC−DCコンバータなどの直流電圧変換手段を用いた
のである。これは、1軸2系統式発電機の界磁制御手段
は低圧側の出力が一定となるように制御するので、低圧
側の負荷条件が変動(ヘッドライトのオン・オフ等)す
ることにより、この負荷条件の変動に応じた低圧側の界
磁制御が為されるため、高圧側の出力も変動することと
なり、この高圧側の電圧変動を是正するためにDC−D
Cコンバータ等が必要となるのである。したがって、1
軸2系統式発電機を用いる本発明の第2の実施例におい
ては、PAM方式によるVVVF制御用のDC−DCコ
ンバータを高圧側出力電圧の調整に用いることで、車載
空調装置のVVVF制御を可能としている。
そして、発電機制御手段15はバッテリー16が常に一
定電圧となるように界磁電流を制愼しているので、高圧
側の電圧を制御することができない。
このため、システム制御部17にDC−DCCコンパ−
回路22を設け、制御動作設定部5の操作内容と温度検
出手段6が検出する温度との差が大きくて交流電動式圧
縮機3による駆動負荷が大きくなると、第2整流回路2
4からの電圧制御指令信号によりDC−DCCコンパ−
回路22の電圧値を大きくして交流電動式圧縮機3に与
える出力を高圧にするのである。
したがって、上記した第2の実施例においては、PAM
方式によるVVVF制御用のDC−DCコンバータ等を
別途を設ける必要はなく、当然必要とされるDC−DC
コンバータ22を電圧制御に用いることで、車載空調装
置のVVVF制御を可能ならしめるのである。
また、上記実施例においては、発電様制御手段15をシ
ステム制御部17と別途に設けるように構成したが、こ
れらを一体的に組んで、1軸2系統式交流発電機14の
低圧出力および高圧出力を共に制御可能なシステム構成
としてもよい、さらに、自動車の停車時においても車載
空調装置に電源供給可能なように、エンジン1の回転制
御を行うアクセルアクチュエータを駆動制御させ得るよ
うに、システム制御部を構成してもよい。
くわえて、上言己した電源装置によって冷却能力の大な
る冷凍装置に電源供給するようにし、冷凍車等の保冷庫
の温度制御を行うように構成してもよい。
以上本発明の2つの実施例を図面に基づいて説明したが
1本発明は上記実施例に限定されるものではな(、特許
請求の範囲に記載された構成の範囲内であればどのよう
にでも変更して実施することができる。
〈発明の効果) 以上要するに本発明によれば、制御動作設定手段によっ
て設定された設定情報と温度検出手段によって検出され
た温度情報に基づいて、システム制御部が発電機制御手
段(もしくは直流電圧変換手段)およびインバータ部に
制御指令を発することにより、PAM方式によるVVV
F制御を行うことが可能となり、発電電圧および周波数
の比を一定に保持した状態で、車載空調装置へ適切な電
源供給を行うことが可能となる。
したがって、PWM方式のVVVF制御のどと(、電動
機特有の磁気音や空電性ノイズが発されることのない交
流電動式車載空調装置用を源装!とすることができる。
また、エンジンの回転数に左右されることなく空調装置
の空調能力を制御することが可能となるので、エンジン
の始動時であっても交流電動式圧縮機を備えた車載空調
装置による急速冷暖房を行うことができると共に、エン
ジンの高速回転時であっても空調装置による過加熱・過
冷却を防止することかできる。
さらに、交流電動式圧縮機、凝縮器、および放熱機構等
からなる空調機構をユニ・ソト化し、冷媒を密封して金
属バイブ等で循環流させるとリークすることがなく、冷
媒のリークや廃車時の冷媒放8による大気汚染や公害を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る交流電動式車載空調装置用電源装
置の第1の実施例の構成概略を示すブロック図、 第2図(a) 、 (b)はPAM方式によるパルス波
形の振幅変化を示す波形図。 第3図は本発明の交流電動式車載空調装置用電源装置の
第2の実施例の構成概略を示すブロック図、 第4図(a)〜(clはPWM方式によって行う電圧変
換の概略を示すパルス波形図、 第5図(a)、(b)PWM方式によって電圧変換した
出力波形図である。 図中、1はエンジン、2は発電機、3は交流電動式圧縮
機、4はシステム制御部、5は制御動作設定部、6は温
度センサ、7は整流回路、8は発電機制御手段、9はイ
ンバータ回路、12は出力電圧・周波数制御指令回路、
14は1軸2系統式交流発電機、16はバッテリー、1
7はシステム制御部、18は第1整流回路、21は第2
整流回路、22はDC−DCコンバータ、23はインバ
ータ回路、24は出力電圧・周波数制御指令回路である
。 特許出願人  東洋電産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動車のエンジンを駆動源とする発電機と、該発
    電機の発電能力を制御すると共に、発電機より給電され
    る交流を所要電圧・周波数の交流に変換して交流電動式
    圧縮機を備える車載空調装置に電源出力するシステム制
    御部と、車載空調装置によって空気調節される空間部の
    温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段が検出
    した温度情報に基づくシステム制御部の制御動作を設定
    する制御動作設定手段とを備える交流電動式車載空調装
    置用電源装置において、 発電機より供給された交流を直流に変換する整流手段と
    、 上記整流手段によって整流された直流電力の電圧を検出
    し、該検出結果に基づいて上記発電機の発電電圧を制御
    する発電機制御手段と、 上記整流手段から給電された直流所要周波数の交流に変
    換するインバータ部と、 上記制御動作設定手段によって設定された設定情報と温
    度検出手段が検出した温度情報とに基づいて、交流出力
    の電圧と周波数との比を一定に保った状態で、所要周波
    数の交流を車載空調装置の交流電動式圧縮機に給電する
    ように、発電機制御手段およびインバータ部に制御指令
    を発する出力電圧・周波数制御指令手段と、 からなるシステム制御部を備えることを特徴とする交流
    電動式車載空調装置用電源装置。(2)自動車のエンジ
    ンを駆動源とし、低圧出力と高圧出力を夫々得ることが
    可能な1軸2系統式交流発電機と、該1軸2系統式交流
    発電機の低圧交流出力を直流に変換する第1整流手段と
    、該第1整流手段より供給された電力を蓄電するバッテ
    リーと、上記1軸2系統式交流発電機の高圧交流出力を
    所要電圧・周波数の交流に変換して交流電動式圧縮機を
    備える車載空調装置に電源出力するシステム制御部と、
    車載空調装置によって空気調節される空間部の温度を検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段が検出した温度
    情報に基づくシステム制御部の制御動作を設定する制御
    動作設定手段とを備える交流電動式車載空調装置用電源
    装置において、 上記1軸2系統式交流発電機の高圧交流出力を直流に変
    換する第2整流手段と、 上記第2整流手段より供給された直流を所要電圧に変換
    する直流電圧変換手段と、 該直流電圧変換手段より供給された直流を所要周波数の
    交流に変換して出力するインバータ部と、 上記制御動作設定手段によって設定された設定情報と温
    度検出手段が検出した温度情報とに基づいて、交流出力
    の電圧と周波数との比を一定に保った状態で、所要周波
    数の交流を車載空調装置の交流電動式圧縮機に給電する
    ように、直流電圧変換手段およびインバータ部に制御指
    令を発する出力電圧・周波数制御指令手段と、 からなるシステム制御部を備えることを特徴とする交流
    電動式車載空調装置用電源装置。
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JP2008148498A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Erumekku:Kk 低電圧大電流モータ用電源
CN102661272A (zh) * 2012-05-24 2012-09-12 山东龙都瑞麟祥机电股份有限公司 电动汽车用调频空调压缩机驱动器

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