JPH0417284Y2 - - Google Patents

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JPH0417284Y2
JPH0417284Y2 JP6390786U JP6390786U JPH0417284Y2 JP H0417284 Y2 JPH0417284 Y2 JP H0417284Y2 JP 6390786 U JP6390786 U JP 6390786U JP 6390786 U JP6390786 U JP 6390786U JP H0417284 Y2 JPH0417284 Y2 JP H0417284Y2
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JP
Japan
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chuck
diaphragm
base
slider
cam
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JP6390786U
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JPS62174808U (ja
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、径の異なるワークに対するチヤツク
爪の初期位置を容易に、かつ、正確に調節できる
ようにしたダイヤフラム式ワークチヤツク装置に
関するものである。
〔従来技術〕
通常、ダイヤフラム式ワークチヤツク装置は基
台と、この基台に固定されたダイヤフラムと、こ
のダイヤフラムにボルトによつて固定された複数
個のチヤツク爪を備える一方、上記ダイヤフラム
片の内周部に軸心方向に進退駆動されるチヤツク
操作部材を有している。外径チヤツクの場合に
は、このチヤツク操作部材を基台側に引きよせる
ことにより、上記チヤツク爪の間にワークが挾持
され、内径チヤツクの場合には、上記チヤツク操
作部材を基台から押し出してワークの内周面に各
チヤツク爪を押圧することにより、ワークが支持
される。チヤツク爪は、支持力を平均化するため
に周方向に等間隔を置いて配置され、一つのチヤ
ツク爪からワークに作用するチヤツク力を小さく
するために、通常、6個ないし10個設けられる。
この種の装置は、例えば実開昭55−55306号広報
にて知られている。従来、このように構成された
ダイヤフラム式ワークチヤツク装置では、チヤツ
ク爪の取り付け位置が固定されているので、径の
異なるワークを挾持する場合には、ワークの径に
対応する別のチヤツク爪に取り替える必要があつ
た。従つて、チヤツク爪の交換時には多数のボル
トを緩解したり、締結したりする必要があり、手
間と時間が掛かると言つた問題がある。また、ボ
ルトを締め直すときにチヤツク爪の位置が微妙に
狂つて、チヤツク爪を正確に初期位置に固定する
ことが困難になると言つた問題もある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記の事情を考慮してなされたもの
であつて、径の異なるワークに対するチヤツク爪
の初期位置を容易に、かつ、正確に調節できるよ
うにしたダイヤフラム式ワークチヤツク装置の提
供を目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案に係るダイヤフラム式ワークチヤツク装
置は、上記の目的を達成するために、基台と、こ
の基台に固定されたダイヤフラムを備え、チヤツ
ク爪がそれぞれ固定される複数のスライダを上記
ダイヤフラムに周方向に等間隔を置いて、半径方
向に摺動自在に支持させる一方、上記基台に回転
可能に支持され、各スライダに対応する複数のカ
ムが周方向に等間隔を置いて形成されたカムリン
グと、上記カムリングを回動操作する操作部材設
けられる。
カムリングを操作部材を介して回動操作するこ
とにより、各カムで各スライダを同時に径方向の
同じ位置に移動させることができる。
〔実施例 1〕 本考案の一実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。
基台1は水平円盤形に形成され、その外周壁部
2の上面にダイヤフラム3の外周部がボルト22
によつて固定される。ダイヤフラム3の上壁には
周方向に適当な間隔を置いて、内周縁から径方向
に延びる複数本(ここでは8本)の摺動案内溝4
が形成されており、各摺動案内溝4にそれぞれス
ライダ5が摺動自在に挿通される。各スライダ5
の上面にはそれぞれチヤツク爪6が二本のボルト
7によつて固定される。一方、上記基台1の外周
壁部2にはカムリング8が回転自在に内嵌され
る。このカムリング8は、各スライダ5に対応す
る内周面カムよりなるカム9を有し、上記摺動案
内溝4の下方で各カム9に上記スライダ5が摺接
される。上記スライダ5の下面にはホルダ10を
介してピストン11が径方向に進退可能に支持さ
れる。このピストン11はホルダ10に支持され
たばね12によつて中心方向に付勢され、基台1
の中心ボス部13の周面に受け止められる。そし
て、このばね12の付勢力の反力で上記スライダ
5がカム9に押圧される。上記カムリング8の下
部外周面にはウオームローラ状の歯列14が形成
されている。この歯列14に噛み合うように水平
方向に寝かせたウオーム歯車15が基台1の外周
壁部2に回転自在に挿入される。このウオーム歯
車15はこれと同心一体に形成された回転軸より
なる操作部材16を介して基台1の外部から回転
操作できるようになつている。
なお、上記ダイヤフラム3の内周端部は、基台
1の中心ボス部13を進退自在に貫通するチヤツ
ク操作部材17に係合される。また、ダイヤフラ
ム3の上方には支柱18を介して基台1に支持さ
れたワーク受け枠19が配置され、このワーク受
け枠19に載置されたワーク20a,20bが上
記チヤツク爪6の間に挾持される。更に、上記チ
ヤツク爪6には、ワーク20a,20bを挾持す
る面圧を低くするために周方向に円弧状に延びる
パツド21が設けられている。
上記の構成において、小径のワーク20aを挾
持するときには、カムリング8を図示のように位
置させることにより、スライダ5およびチヤツク
爪6が中心方向に寄せられる。これに対して、大
径のワーク20bを挾持するときには、操作軸1
6を操作して、カムリング8を時計廻り方向に回
転させる。スライダ5がばね12によつてカム面
9に押し付けられているので、スライダ5および
チヤツク爪6が外周方向に広げられる。各チヤツ
ク爪6はばね12とカムリング8によつて同期し
て移動するので、操作部材16を操作するだけで
全てのチヤツク爪6を同時に所望の位置に位置さ
せることができ、短時間で簡単に、かつ、正確に
チヤツク爪6を所望の初期位置に位置させること
ができる。
〔実施例 2〕 本考案の他の実施例では、第3図および第4図
に示されるように、基台31の外周壁部32にダ
イアフラム33の周囲部が固定される。ダイアフ
ラム33の上壁には周方向に適当な間隔を置い
て、内周縁から径方向に延びる6本の摺動案内溝
34が形成されており、各摺動案内溝34にそれ
ぞれスライダ35が摺動自在に挿通される。この
スライダ35は、上記ダイアフラム33の外側
面、すなわち、上面および摺動案内溝34に摺接
する上半部35aと、ダイアフラム33の内側
面、すなわち、下面に摺接する下半部35bとに
分割して形成され、これら上半部35aと下半部
35bとを一対のボルト36,36で連結したも
のである。また、図示しないチヤツク爪をボルト
で固定するために、その上半部35aの上面に一
対のねじ孔37が形成される。カムリング38は
基台31の中心ボス部31aに外嵌される。この
カムリング38の上面に、各スライダ35に対応
して溝カムよりなるカム39が形成されている。
上記スライダ35の下半部35bの下面にはカム
フオロア部35cが突設され、このカムフオロア
部35cが上記カム39に、その両側面に摺接す
るように挿入される。カムリング38の外周面に
歯列40が形成され、この歯列40に、基台31
の外周壁32に水平に寝かせて支持されたウオー
ム歯車41が噛み合わされる。このウオーム歯車
41はこれと同心一体に形成された回転軸よりな
る操作部材42を介して基台31の外部から回転
操作できるようになつている。
上記の構成において、操作部材42を回転させ
ると、ウオーム歯車41および歯列40を介して
カムリング38が回転され、各カム39によつて
各スライダ35が径方向に同期して進退駆動され
る。これによつて、各スライダ35に固定された
チヤツク爪の位置を大きく径方向に移動させてチ
ヤツク爪の初期位置を設定できる。すなわち、操
作部材42の回転操作と言う簡単な操作でチヤツ
ク爪の初期位置を迅速に設定できる。
なお、上記の各実施例では、操作部材16,4
2とカムリング8,38がウオーム歯車15,4
1を介して連動されるので、チヤツキング時にチ
ヤツク爪6を介してスライダ5,35に作用する
反力によつてウオーム歯車15,41が回転する
ことはなく、一旦設定された初期位置が狂うこと
はない。
〔考案の効果〕
本考案のダイヤフラム式ワークチヤツク装置は
以上のように、チヤツク爪をそれぞれ支持する複
数のスライダをダイヤフラムにその径方向に摺動
自在に支持させ、操作部材を介して回転操作され
るカムリングにより全てのスライダを同時に中心
から同じ位置に移動できるように構成してあるの
で、例えば、操作部材の回転操作といつたような
簡単な操作で、径の異なるワークに対するチヤツ
ク爪の初期位置を短時間で、容易に、かつ、正確
に調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
はその一部を切除した平面図、第3図は本考案の
他の実施例の縦断面図、第4図はその一部を切除
した平面図である。 1は基台、3はダイヤフラム、5はスライダ、
6はチヤツク爪、8はカムリング、9はカム、1
6は操作部材、31は基台、33はダイアフラ
ム、35はスライダ、38はカムリング、39は
カム、42は操作部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台と、この基台に固定されたダイヤフラムを
    備え、チヤツク爪がそれぞれ固定される複数のス
    ライダを上記ダイヤフラムに周方向に等間隔を置
    いて、半径方向に摺動自在に支持させる一方、上
    記基台に回転可能に支持され、各スライダに対応
    する複数のカムが周方向に等間隔を置いて形成さ
    れたカムリングと、上記カムリングを回動操作す
    る操作部材を設けたことを特徴とするダイヤフラ
    ム式ワークチヤツク装置。
JP6390786U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0417284Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6390786U JPH0417284Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6390786U JPH0417284Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174808U JPS62174808U (ja) 1987-11-06
JPH0417284Y2 true JPH0417284Y2 (ja) 1992-04-17

Family

ID=30899571

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JP6390786U Expired JPH0417284Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62174808U (ja) 1987-11-06

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