JPH04171768A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04171768A
JPH04171768A JP2298668A JP29866890A JPH04171768A JP H04171768 A JPH04171768 A JP H04171768A JP 2298668 A JP2298668 A JP 2298668A JP 29866890 A JP29866890 A JP 29866890A JP H04171768 A JPH04171768 A JP H04171768A
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JP
Japan
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semiconductor region
semiconductor
forming
type
conductivity type
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JP2298668A
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Hiroshi Yamaguchi
博史 山口
Akio Uenishi
明夫 上西
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Priority to DE4143377A priority patent/DE4143377C2/de
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、インバータ装置等のように高電圧・高速度
スイッチングが要求される装置に用いるためのスイッチ
ング用の半導体装置の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、数百KVAまてのインバータ装置はバイポーラト
ランジスタを用いて製造されていたが、装置の小型化、
高性能化のため、スイッチング周波数が高くてきる、ス
イッチング速度の速いパワーデバイスが求められている
。このような用途に対しては、絶縁ゲート型バイポーラ
トランジスタ(IGBT)が提案されており、I GB
Tはその低ゲート駆動損失特性のため、数十KHz程度
までの高電圧・高速度スイッチング制御を容易に実現で
きる。
第6図は従来のIGBTを示す断面構造図であり、第7
図はその等価回路を示す回路図である。
第6図を参照して、p++半導体基板101上にはn+
型半導体層]02が形成され、その上にn−型ドリフト
層103が形成される。n−型ドリフト層]、 03の
表面にはp型ウェル領域104か選択拡散により形成さ
れ、p型つェル領域]04の表面にはn++エミッタ領
域105が選択拡散により形成される。n−型ドリフト
層103と01型エミツタ領域]05とてはさまれたp
型ウェル領域104の表面部分がチャネル領域106と
なる。チャネル長は数ミクロン程度に設定される。
チャネル領域106上にはゲート酸化膜]07を介して
ゲート電極108が形成され、p型つェル領域]04お
よびn++エミッタ領域105上にはエミッタ電極10
9が形成される。電極108゜109間は絶縁膜110
により絶縁される。p++半導体基板10]の裏面には
コレクタ電極]]1が形成される。
第7図の等価回路において、nチャネルMO8FET2
0]は第6図のn−型トリフト層103から上の部分の
縦型MO3構造より成るMOSFETを代表しており、
pnp トランジスタ202は第6図のp++半導体基
板1.0]、、n+型型半体体層102.n−型ドリフ
ト層103およびp型ウェル領域104より成る +n
+n−p構造のバイポーラトランジスタを代表している
。また抵抗203は、第6図のn−型ドリフト層103
の抵抗成分を代表している。
ゲート、エミッタ端子G、E間の電圧が充分低く、MO
3FET201がオフしている時は、コレクタ、エミッ
タ端子C,E間に正バイアス電圧を印加すると、n−型
ドリフト層103と、n型ウェル領域104とのn−p
ダイオードが逆バイアスされ、空乏層は主にn−型ドリ
フト層103側に広がって空間電荷を形成し、高いコレ
クタ電圧に耐えることができる。またn−型ドリフI・
層103の表面部もMO8構造によるフィールドプレー
ト効果で高耐圧にできる。従って、高耐圧なデバイスを
得るためには、n−型ドリフト層103は、低ドナー密
度(高比抵抗)で、しかも厚く設計する必要がある。し
かしながらこれによって、抵抗203の抵抗値が高くな
りやすく、通電能力低下の一因となる。
ゲート、エミッタ端子G、E間に充分な電圧を印加して
MO3FET201をオンさせた状態で、コレクタ、エ
ミッタ端子C,E間の電圧を増加すると、MO8FET
201のチャネルを通して電子がエミッタ電極109か
らコレクタ電極111に流れる。これによって、pnp
 トランジスタ202のベース、エミッタ間が順バイア
スされ、このトランジスタ202が活性になってI G
BTのコレクタ、エミッタ端子C,E間が導通する。こ
の時pnp)ランジスタ202はMO8FET201の
ドレイン電流を増幅して流す形になる。従って、IGB
Tの通電能力は、pnp トランジスタ202の増幅率
が高い程、またMO8FET201のドレイン電流が大
きい程高くなり、オン電圧も低下する。しかしなから、
pnp トランジスタ202の増幅率を高くすると、タ
ーンオフ特性が悪くなる。高周波インバータへの応用に
おいては1μs以下のターンオフ時間が要求されるが、
1000V程度の高耐圧のI GBTでこれを実現する
には、pnp トランジスタ202の電流増幅率をかな
り低くする必要がある。このため、電子線やプロトンの
照射あるいは重金属拡散によるライフタイムキラーの導
入を行ったり、トランジスタ202にショートエミッタ
抵抗を付加する等の工夫がなされている。この結果、タ
ーンオフ特性が高速化されたI GBTでは、pnl)
)ランジスタ202の電流増幅率が小さくなり、オン電
圧の規格上限を満たすためには、電流密度が充分に高く
てきないという問題がある。
このターンオフ特性とオン電圧のトレードオフを改善す
る1つの方法として、従来より、第8図に112で示す
ように、n−ドリフト層103の表面近くのドナー密度
を高めて、MO8FET201の直列抵抗203を下げ
る工夫がなされてきた。またこの低抵抗層112の働き
によりオン状態の時にn型ウェル領域104との接合部
から伸びてくる空乏層の広がりも抑制されるので、高耐
圧のデバイスでもファインパターン化が可能となる。す
なわち、第8図の構造によれば、MO8FET201の
通電能力を上げ、ドレイン電流を増すことができるので
、pnp)ランジスタ202の増幅率が低くても高い電
流密度が得られるというのが、これまでの高性能化であ
った。
ターンオフ特性とオン電圧のトレードオフを改善する別
の方法として、MO3GTOというデバイスが提案され
ている。第9図はMO3GTOの構造を示す断面図であ
り、第10図はその等価回路を示す回路図である。第9
図を参照して、p++半導体基板301上にはn+型型
半体体層302n−型半導体層303. p型半導体層
304が順に積層される。p型半導体層304の表面に
はn型ウェル領域305が選択拡散により形成され、n
型ウェル領域305の表面にはp 型ソース領域306
が選択拡散により形成される。p型半導体層304とp
++ソース領域306とではさまれたn型ウェル領域3
05の表面部分がチャネル領域307となる。p型半導
体層304上には第1ゲート電極308が形成され、チ
ャネル領域307上にはゲート絶縁膜309を介して第
2ゲート電極310が形成される。またn型ウェル領域
305およびp++ソース領域306上にはカソード電
極311が形成される。これらの電極3゜8.3]、0
,31.1間は絶縁膜312により絶縁される。p++
半導体基板301の裏面にはアノード電極312が形成
される。
第10図の等節回路において、pチャネルMO3FET
40]は第9図のp型半導体層304から」二の部分の
縦型MOS構造より成るMOSFETを代表しており、
pnpトランジスタ402はp++半導体基板301.
、n+型型半体体層302n−型半導体層303および
p型半導体層304より成る +n+n−p構造の!・
イボーラトランジスタを代表している。またnpn ト
ランジスタ403は、n−型半導体層303.p型半導
体層304およびn型ウェル領域305より成るn−p
n構造のバイポーラトランジスタを代表している。
このMO3GTOをターンオンするには、アノード、カ
ソード端子A、に間を正バイアスしておき、第1ゲート
端子G1にトリガ電流を流し込めば、トランジスタ40
2.403から成るサイリスクがラッチして、アノード
8 カソード端子A。
−]コ− に間が導通する。第2ゲート端子G2に負の電圧を印加
してMOSFET401を導通させ、サイリスクのラッ
チを外せばMO3GTOはターンオフする。
このデバイスはサイリスク構造であるので、高耐圧にな
ってもオン電圧は低くてきる特徴かある。
しかしターンオフは、ゲート逆バイアスなしのGTOの
遮断と等価であり、遮断可能なアノード電流が充分に高
くてきない難点がある。またゲート電極を2個有し、点
弧・遮断に複雑なゲート制御が必要で使い勝手は良くな
い。このMO3GTOの点弧ゲート制御をMOSケート
て行う構造としたものか、いわゆるMOSコンドロール
ドサイリスタ(MCT)であるか、これもターンオフの
メカニズムはMO8GTOと同して、上述のMO3GT
Oと同様な問題がある。
以上のデバイスの欠点を改良し、高耐圧、低オン抵抗、
高速ターンオフおよび高い遮断可能主電流密度を実現す
るデバイスとして、エミッタスイッチドサイリスタ(E
 S T)か提案されている。
第11図はr IEEPJElectron Devi
ce 1etters、 V。
1、jl、、  No、2. 1990年 2月 ”T
he MOS−Gated  RmiLter 5w1
tched Thyristor”、 B、 Jaya
nt Baliga Jに開示されたESTの構造を示
す断面図であり、第12図はその等節回路を示す回路図
である。第11図を参照して、p++半導体基板501
上にはn型バッファ層502.n−型ドリフト層503
゜p型ベース層504が順に積層される。p型ベース層
504の表面には、n+型ラフローティング領域505
よびn++エミッタ領域506か選択的に形成される。
n+型ラフローティング領域505n++エミッタ領域
506とてはさまれたp型ベース領域504の表面部分
がチャネル領域507となる。チャネル領域507を除
き、n++エミッタ領域506の周囲にはベース抵抗低
減のためのp+型領領域508設けられる。チャネル領
域507」二にはゲート絶縁膜509を介してゲート電
極510が形成され、n++エミッタ領域506および
p+型領領域508上はカソード電極511か形成され
る。p++半導体基板50]の裏面にはアノード電極5
12か形成される。
第12図の等節回路において、nチャネルMOSFET
6Q1は第11図のp型ベース領域504から上のMO
S構造より成るMOSFETに対応しており、pnp 
hランジスタロ02はp++半導体基板501.n型バ
ッファ層502.n−型ドリフト層50Bおよびp型ベ
ース領域504より成るp”nn  p構造のバイポー
ラトランジスタに対応している。またnpn トランジ
スタ603は、n−型ドリフト層50B、  p型ベー
ス層504、n+型ラフローティング領域505り成る
n−pn+構造のバイポーラトランジスタに対応してい
る。抵抗604はp型ベース層504の抵抗成分を表′
わしでいる。
このESTをターンオンするには、アノード1カソード
端子A、に間を正バイアスしておき、かつゲート端子G
に正電圧を印加してMOSFET601を導通させた状
態で、トランジスタ602゜603より成るサイリスタ
をトリガしラッチさせるためにp型ベース層504にト
リガ電流を供給する必要がある。このため、上記文献に
記述されているように、第9図、第10図の第1ゲート
端子G1と類似の、トリガ電流供給用のゲーI・端子G
Tを、p型ベース層504に対して適当に設けなければ
ならない。第12図の等節回路では、このゲート端子G
、を点線で示す。一方、ゲート端子Gの印加電圧をゼロ
にしてMO9FET60]を非導通にすることにより、
サイリスクのラッチが外れESTはターンオフする。
ESTは前述のMO3GTOと同様、サイリスタ構造で
あるので、高耐圧になってもオン電圧は低くてきる。ま
た、サイリスタ部とカスコード接続されたMO8FET
601のチャネルでターンオフを制御するので、遮断可
能なアノード電流はMO3GTOよりも高い。さらに、
トランジスタ602の増幅率を低くてきるので、高速タ
ーンオフが可能になる。しかしながら、MO8GTOと
同様にゲート電極を2個必要とするため、ゲート制御が
煩雑であるという問題がある。また余分なゲート電極の
ためデバイスの実装密度が低下し、実現できる電流密度
が小さくなるという問題もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明したように、従来より提案されあるいは用いら
れている半導体装置は、それぞれに問題点を有している
。すなわち、IGBTは、耐圧。
オン電圧、ターンオフ速度の間にトレードオフの関係が
あり、全部を満足させることが難しい。MO3GTO’
PMCTは、高耐圧、低オン抵抗は実現できるが、遮断
可能主電流密度が低(、またゲート電極が2個必要であ
るため、ゲート制御が複雑であるという問題がある。ま
たESTは、高耐圧、低オン抵抗、高速ターンオフ、高
い遮断可能主電流密度は実現できるが、ゲート電極が2
個必要であるためのゲート制御が複雑であるという問題
がある。加えて余分なゲート電極のためデバイスの実装
密度が上がらないという問題もある。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、高耐圧、低オン抵抗、高速ターンオフ、高い
遮断可能主電流密度を実現できるとともに、ゲート電極
が単一で済み、その結果としてデバイスの実装密度が高
くなり高電流密度を実現できる半導体装置の製造方法を
得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明に係る半導体装置の製造方法は、第1.第2
主面を有する第1導電型の第1半導体層を準備する工程
と、この第1半導体層の第1主面上に第2導電型の第2
半導体層を形成する工程と、この第2半導体層上に比較
的低い第1不純物濃度を有する第1導電型の第1半導体
領域を形成する工程と、この第1半導体領域上にゲート
絶縁膜を形成する工程と、このゲート絶縁膜上にゲート
電極を選択的に形成する工程と、このゲート電極の一方
端部側をマスク材で覆い、該マスク材とゲート電極とを
マスクとして第1導電型の不純物を第1半導体領域に導
入することにより、第1半導体領域の表面に選択的に、
比較的高い第2不純物濃度を有する第1導電型の第2半
導体領域を形成する工程と、マスク材を除去し、ゲート
電極をマスクとして第2導電型の不純物を第1.第2半
導体領域に導入することにより、該第1.第2半導体領
域の表面に選択的に第2導電型の第3.第4半導体領域
をそれぞれ形成する工程と、第2゜第4半導体領域上に
またがって第1主電極を形成する工程と、第1半導体層
の第2主面上に第2主電極を形成する工程とを備えて構
成されている。
第3.第4半導体領域間の表面部分はチャネルとして規
定される。また、第1不純物濃度はオフ時に第1.第2
主電極間に実使用電圧が印加された状態で第1半導体領
域が完全に空乏化する値に設定され、第2不純物濃度は
チャネルの閾値電圧がエンハンスメントモードの所定値
になる値に設定されている。
上記第1の発明において、第1半導体領域は、第2半導
体層の表面に重金属を拡散することにより形成されても
よい。
また、第2の発明に係る半導体装置の製造方法は、第1
.第2主面を有する第1導電型の第1半導体層を準備す
る工程と、この第1半導体層の第一   18 − 1主面上に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と
、この第2半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と
、このゲート絶縁膜上にゲート電極を選択的に形成する
工程と、このゲート電極越しに第2半導体層に第1導電
型の不純物を導入することにより、第2半導体層の表面
全面に比較的低い第1不純物濃度を有する第1導電型の
第1半導体領域を形成する工程と、ゲート電極の一方端
部側をマスク材で覆い、該マスク材とゲート電極とをマ
スクとして第1−導電型の不純物を第1半導体領域に導
入することにより、該第1半導体領域の表面に選択的に
、比較的高い第2不純物濃度を有する第1導電型の第2
半導体領域を形成する工程と、マスク材を除去し、ゲー
ト電極をマスクとして第2導電型の不純物を第1.第2
半導体領域に導入することにより、該第1.第2半導体
領域の表面に選択的に第2導電型の第3.第4半導体領
域をそれぞれ形成する工程と、第2.第4半導体領域上
にまたがって第1主電極を形成する工程と、第1半導体
層の第2主面上に第2主電極を形成する工程とを備えて
構成されている。第3.第4半導体領域間の表面部分は
チャネルとして規定される。また、第1不純物濃度はオ
フ時に第1.第2主電極間に実使用電圧が印加された状
態で第1半導体領域が完全に空乏化する値に設定され、
第2不純物濃度はチャネルの閾値電圧がエンハンスメン
トモードの所定値になる値に設定されている。
〔作用〕 第1.第2の発明においては、ゲート電極をマスクとし
た自己整合により第2.第3.第4半導体領域を形成し
ているので、これらの領域相互間の位置関係が厳密に制
御できる。
また第1半導体領域を重金属拡散で形成すれば、重金属
の拡散係数が比較的大きいことにより、その形成が早く
なる。
また第1.第2の発明で得られる半導体装置では、第1
半導体領域の第1不純物濃度はオフ時に第1.第2主電
極間に実使用電圧が印加された状態で第1半導体領域が
完全に空乏化する値に設定され、第2半導体領域の第2
不純物濃度はチャネルの閾値電圧がエンハンスメントモ
ードの所定値になる値に設定されているので、第1.第
2主電極間に実使用電圧が印加されている状態でゲート
電極にバイアス電圧を印加すると、第1主電極−第4半
導体領域−チャネル−第3半導体領域−空乏化した第1
半導体領域→第2半導体層の経路で第2半導体層に電流
が供給され、これがサイリスタ構造のトリが電流となり
、サイリスタにラッチがかかり、半導体装置は直ちにタ
ーンオンする。
ゲート電極のバイアス電圧を除去すると、サイリスクの
ラッチが外れ、半導体装置はオフする。
〔実施例〕
第1図はこの発明による半導体装置の製造方法の一実施
例を適用して製造された半導体装置を示す断面構造図で
あり、第2図はその等価回路を示す回路図である。第1
図を参照して、第1半導体層としてのp++半導体基板
701上には、第2半導体層としてのn+型上半導体層
702n−型ドリフト層703が順に積層される。n−
型ドリフト層703は例えば、100 Q Vクラスの
半導体装置において、不純物濃度が10+4c1n−3
程度、深さが60μm程度であってもよい。n−型ドリ
フト層703の表面には、第1半導体領域としてのp−
型半導体領域704が形成される。p−型半導体領域7
04は例えば、不純物濃度がかなり低い1×10 cm
 〜1. X 1015cm−”程度、深さが数μm程
度であってもよい。p−型半導体領域704の表面には
、第2半導体領域としてのp型半導体領域705がウェ
ル状に選択的に形成される。p型半導体領域705は例
えば、不純物濃度がチャネル領域708のn++半導体
領域707側の端部において1016cm−3程度、深
さが数μm程度であってもよい。
p−型半導体領域704の表面には、第3半導体領域と
してのn++半導体領域706が、領域704.705
間の界面から離れて選択的に形成される。n++半導体
領域706は例えば、不純物濃度が表面において101
9 can −3程度、深さが0゜3μm程度であって
もよい。p型半導体領域705の表面には、第4半導体
領域としてのn+型半−22= 導体領域707が、領域704,705間の界面から離
れて選択的に形成される。n++半導体領域707は例
えば、不純物濃度が表面において1o 19 cm −
3程度、深さが0.3μm程度であってもよい。n“型
半導体領域706と707とではさまれたp−型半導体
領域704およびp型半導体領域705の表面部分がチ
ャネル領域708となる。
チャネル領域708上には、ゲート酸化膜709を介し
てゲート電極710が形成される。またp型半導体領域
705およびn1型半導体領域707上には第1主電極
としてのアノード電極711が形成される。これらの電
極71.0.711は絶縁膜7]2により絶縁される。
p++半導体基板701の裏面には第2主電極としての
カソード電極713が形成される。
第2図の等価回路図において、nチャネルMO8FET
801は第1図のp−型半導体領域704から上の部分
のMO8構造より成るMOSFETに対応している。マ
ルチコレクタのpnp トランジスタ802は、第1図
のp++半導体基板701、n+型型半体体層702n
−型ドリフト層703およびp−型半導体領域704よ
り成るp”n”n−pilt造のバイポーラトランジス
タおよび、このバイポーラトランジスタのコレクタをp
−型半導体領域704からp型半導体領域705にかえ
た +n+n−p構造のバイポーラトランジスタに対応
している。またn p n I・ランリスク803は、
第1図のn−型ドリフト層703゜p−型半導体領域7
04およびn++半導体領域706より成るn−p’−
n+槽構造バイポーラトランジスタに対応している。抵
抗804はp−型半導体領域704における抵抗成分を
表している。
トランジスタ802の一部とトランジスタ803とがサ
イリスタ接続され、サイリスク部を構成している。そし
て、このサイリスタ部に対し、MO8FET801がカ
スコード接続されている。
このように、この半導体装置では、MOSFETによる
GTOサイリスタのカスコード駆動の形になっている。
次に動作を説明する。ゲート端子Gに印加されるゲート
電圧が低く、MO3FET801がオフしている状態て
、アノード端子Aの印加電圧をカソード端子Kに対し上
昇すると、n−型ドリフト層703とp−およびp型半
導体領域704,705との間のpn接合が逆バイアス
となり、このpn接合の両側に空乏層が伸び始める。空
乏層はアクセプタ密度の低いp−型半導体領域704に
おいてよく伸び、数Vのアノード電圧によってp−型半
導体領域704内は完全に空乏化される。
さらにアノード電圧を若干上げると、アクセプタ密度の
高いp型半導体領域705を若干空乏化した状態で、空
乏層の伸びは止まる。
n−型ドリフト層703側に伸びた空乏層は、数百■の
アノード電圧の印加てn−型ドリフト層703内を完全
に空乏化し、さらに定格電圧(例えば100OV)近く
までアノード電圧を上げると、ドナー密度の高いn+型
型半体体層702若干空乏化した状態て空乏層の伸びは
止まる。定格電圧を越えてアノード電圧を上げていくと
、やがて半導体装置内部の電界が、臨界電界に達し、降
伏が始まる。
第3図は、第1図の構造の半導体装置の電圧阻止状態に
おける空乏層の伸びを示す図である。−点鎖線は低電圧
阻止時の空乏層の伸びを示し、点線は高電圧阻止時の空
乏層の伸びを示す。第1図の構造の場合、n−型ドリフ
ト層703とp−型半導体領域704との間のpn接合
が曲率の無い平坦な接合となるので、電界集中が起こり
にくく、高耐圧化が容易である。
ゲート端子Gに正電圧を印加すると、チャネル領域70
8に反転層が形成されMO8FET801がオンする。
チャネル領域708が導通する閾値電圧はチャネル領域
708のn++半導体領域707側の端部におけるp型
半導体領域705の不純物濃度によって決まるが、この
、不純物濃度は、上記閾値電圧かエンハンスメントモー
ドの適当な値になるように設定される。
MO8FET801がオンすると、n++半導体領域7
06はカソード電極711とほぼ同電位になる。この状
態で、アノード端子Aの印加電圧をカソード端子Kに対
して上昇すると、n−型ドリフト層703とp=および
p型半導体領域704.705との間のpn接合が逆バ
イアスされ、前述と同様にしてこのpn接合の両側に空
乏層が広がり、数Vのアノード電圧によってp−型半導
体領域704内は完全に空乏化される。これにより、n
−型ドリフト層703.I)−型半導体領域704およ
びn++半導体領域706より成るnpnトランジスタ
803のベース領域内はパンチスルー状態となって、こ
のトランジスタ80Bは低インピーダンスてコレクタ・
エミッタ間かつながる(すなわち導通する)。これによ
り、n++半導体領域707からチャネル領域708.
n++半導体領域706.パンチスルーしたp−型半導
体領域704を介してn−型トリット層703(pnp
トランジスタ802のベース)に電子が注入され、これ
に応答してp++半導体基板701(pnpl・ランリ
スタ802のエミッタ)からn+型型厚導体層702介
してn−型ドリフト層703に正孔が注入される。注入
された正孔の一部は、p−型半導体領域704からp型
半導体領域705を介してカソード電極7]1に流れる
際に抵抗804て電圧降下を発生し、npn l・ラン
リスタ803のベース電流として供給されることにより
トランジスタ802,803がサイリスク動作をしてラ
ッチされる。
このようにしてこの半導体装置はターンオンし、アノー
ド端子Aからカソード端子Kに向けてアノード電流が流
れる。オン状態ではトランジスタ802.803より成
るサイリスタが働くことにより、MO3FE’T80]
による直列抵抗での電圧降下が大幅に低減される。また
、p+型型半導体析板701、n+型型厚導体層702
n−型ドリフト層703およびp型半導体領域705よ
り成るpnpトランジスタ(トランジスタ802の一部
)も活性になり、アノード電流を流す。
以上のように、この実施例に係る半導体装置のオン状態
では、MO8FET80]の通電能力が大幅に改善され
るので、ライフタイムキラーの導人等によりpnp)ラ
ンリスタ802の増幅率が低下しても、それを補ってな
お電流密度の向上(オン電圧の低減)が可能となる。
アノード、カソード端子A、に間にアノード電流が流れ
ているオン状態において、ゲート端子Gの正電圧を除去
してチャネル領域708を遮断(MO3FET801を
オフ)すると、n p n l・ランリスタ803のエ
ミッタが開放される。これによってトランジスタ802
,803より成るサイリスクのラッチは解除される。そ
して、p−型半導体領域704内の少数キャリアである
電子と、n−型ドリフト層703内の少数キャリアであ
る正孔とが再結合により消滅することによって、この半
導体装置のターンオフが完了する。少数キャリアの消滅
は後者の正孔の方が時間がかかるので、この半導体装置
は基本的にはIGBTと同様な遮断特性を示す。
MOS GTOやMCTのターンオフでは、GTOザイ
リスタのゲート・カソード間をMOSチャネルでバイパ
スしてサイリスタのラッチを外していたため、遮断可能
主電流密度を十分に高くとることは困難であった。一方
、上記実施例の半導体装置では、GTOサイリスクのカ
ソードをMOSチャネルで投入・開放する構成となって
いるので、MOSチャネルの通電能力の限界まで主電流
を通電・遮断できるという利点がある。また、オン・オ
フ制御のためのゲート端子Gが単一で済むため、デバイ
スの実装密度が上がり、雇い電流密度か実現可能となる
。さらに、p−型半導体領域704の存在により、p型
半導体領域705の曲率に起因する電界集中が緩和され
る。このため、p型半導体領域705の拡散深さが浅く
てき、またチャネル領域708のチャネル長も短くでき
るので、MO8構造の微細化が可能となり、その結果、
オン抵抗の一層の低減や電流密度の一層の向上が図れる
なお、上記実施例に係る半導体装置も、IGBTと同様
に、p++半導体基板701.n+型型厚導体層702
n−型ドリフト層703.  p型半導体領域705お
よびn++半導体領域707から成る寄生サイリスタを
内蔵している。このため、p型半導体領域705内の電
流密度が高くなるとこの寄生サイリスタがラッチアップ
して、制御不能になる可能性かある。従って、p型半導
体領域705内の電位上昇を防ぐため、例えば第7図に
示すようにp型半導体領域705内に高濃度の拡散領域
714を設け、p型半導体領域705の抵抗率を低く保
つようにするのが望ましい。
次に、第4A図ないし第4E図を参照しつつ、第1図の
半導体装置の製造方法の一実施例について説明する。ま
ず、第4A図に示すように、p++半導体基板701の
表面にn型不純物をイオン注入して該基板701上にn
+型型半体体層702形成した後、その上にn−型ドリ
フト層703をエピタキシャル成長させる。次に、第4
B図に示すように、n−型ドリフト層703の表面を熱
酸化して酸化膜730を形成した後、ボロン等のp型不
純物のイオン注入を行う。そして、熱処理を施してp型
不純物を拡散することにより、第4C図に示すようにp
−型半導体領域704を形成する。
次に、第4D図に示すように、表面の酸化膜730の除
去後、代りにゲート絶縁膜用のシリコン酸化膜721を
形成し、さらにその上にポリシリコン膜を形成する。そ
して、写真製版によりポリシリコン膜を選択的に除去す
ることにより、ポリシリコンゲート電極710を形成す
る。次に、第4E図に示すように、レジスト材全面に形
成し、これを写真製版により選択的に除去することより
レジスト731を残す。そして、レジスト731をマス
クとしてボロン等のp型不純物のイオン注入を行った後
、第4F図に示すようにレジスト731を除去し、さら
に熱処理を施してp型不純物を拡散させることによりウ
ェル状のp型半導体領域705を形成する。
次に、第4G図に示すように、レジスト材を全面に形成
し、これを写真製版により選択的に除去することにより
レジスト732を残す。そして、レジスト732および
ポリシリコンゲート電極710をマスクとして酸化膜7
21を選択的にエラ=  32 − チング除去する。このときゲート電極710下に残った
酸化膜721がゲート酸化膜709となる。
しかる後、ゲート電極710およびレジスト732をマ
スクとしてヒ素等のn型不純物をイオン注入する。
次に、第4H図に示すように、熱処理を施してn型不純
物を拡散させることにより、n++半導体領域706,
707を形成する。このときp−型半導体領域704.
p型半導体領域705の露出表面が熱酸化させることに
より、ゲート酸化膜709と酸化膜721とが再びつな
がり酸化膜721aとなる。しかる後、第41図に示す
ように、層間絶縁膜712てゲート電極710を覆うと
ともにこれをパターニングする。そして、メタライズ処
理により、その上から例えばAllのアノード電極71
1を形成するとともに、裏面に例えばTi −N 1−
Auの三層構造より成るカソード電極713を形成する
ことにより、第41図に示すように、第1図と同等の構
造の半導体装置を得る。
上記実施例によれば、ポリシリコンゲート電極710を
先に作って、それを共通のマスクとしてp型半導体領域
705.n++半導体領域706゜707を自己整合的
に作成する。このため、これらの領域705,706.
707相互間の横方向の位置ずれが極めて少なくなり、
設計した通りの所望の特性を正確に実現できるという利
点がある。
第5A図ないし第5に図は、第1図の半導体装置の製造
方法の別の実施例を示す断面図である。
図において、第5A図の工程は第4A図の工程と同じで
ある。次に、第5B図に示すように、n−型ドリフト層
703上にゲート絶縁膜用のシリコン酸化膜721を形
成する。そしてその上に、第5C図に示すように、ポリ
シリコンゲート電極710を形成する。しかる後、第5
D図に示すようにレジストア33を形成し、その上から
ボロン等のp型不純物をイオン注入する。そして、第5
E図に示すように、レジストア33を除去後、熱処理を
施してp型不純物を拡散させることにより、p−一型半
導体領域704を形成する。このようにして得られた第
5E図の構造は先の実施例の第4D図の構造と等価であ
る。
その後の第5F図ないし第5に図の]−程は先の製造方
法の第4E図ないし第4J図の工程と全く同じであるの
で、説明を省略する。なお、第5E図の工程てレジスl
−733を除去せずに残しておき、これを第5F図の工
程てレジスl−731として利用してもよい。また、第
5D図の工程におけるレジスl−733は必ずしも設け
る必要はない。
このように、この実施例の製造方法では、p−型半導体
領域704とp型半導体領域705とを同じマスクを用
いたp型不純物のイオン注入により形成している点か、
先の実施例の製造方法と異なっている。
上記各実施例において、p−型半導体領域704の表面
不純物濃度は1. X ]、 O”5cm−3以下、望
ましくは5 X ]、 013cm−”以下に選ばれる
。また、p型半導体領域705の下面とp−型半導体領
域704との界面近傍におけるp−型半導体領域704
の不純物濃度は望ましくは]、 X 1.014cm 
”以ドに選ばれる。
= 35− なお、上記各実施例では、ボロン等のp型不純物の拡散
によりp−型半導体領域704を形成する場合について
説明したか、これに限らず、例えば重金属拡散によって
もp−型半導体領域704を形成することができる。す
なわち、p−型′−1≧導体領域704の表面不純物濃
度を5x1.013c%以下とするには、n−型ドリフ
ト層703のドナー濃度と相殺させかつ表面アクセプタ
濃度が1×1013cm−3程度になるような所定量の
白金、金等の重金属を拡散することによって、高抵抗の
p−型半導体領域704を得ることができる。白金。
金等の重金属はボロン等のp型不純物と比較して拡散係
数が大きいため、短時間でp−型半導体領域704を作
成することかできるという利点がある。
なお、上記実施例ではnチャネル型の半導体装置につい
て説明したが、各層や領域の導電型を逆にすることによ
り、この発明はpチャネル型の半導体装置についても適
用できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以」二説明したように、請求項]、3記載の発明によれ
ば、ゲート電極をマスクとした自己整合により第2.第
3.第4半導体領域を形成しているので、これらの領域
相互間の位置関係を厳密に制御することができ、所望の
特性を正確に実現できるという効果かある。また、結果
としてtワられる半導体装置では、等節回路上でサイリ
スクの一方電極にMOSFETかカスコード接続された
構造にするとともに、第1半導体領域の第1不純物濃度
を、オフ時に第1.第2主電極間に実使用電圧が印加さ
れた状態で第1半導体領域が完全に空乏化する値に設定
し、かつ第2半導体領域の第2不純物濃度を、上記MO
3FETの閾値電圧がエンハンスメントモードの所定値
になる値に設定しているので、第1.第2主電極間に実
使用電圧か印加された状態てゲート電極にバイアス電圧
を印加することによりサイリスクが直ちにラッチして半
導体装置をターンオンさせ、バイアス電圧を除去するこ
とにより直ちにラッチが外れて半導体装置をターンオフ
させることか可能となる。その結果、次の様な種々の優
れた効果が得られる。
■ サイリスタを内蔵しているため、高耐圧と低オン抵
抗とを両立して満足することができる。
■ カスコード接続されたMOSFETによるオン・オ
フであるため、遮断可能な主電流密度を高くすることが
可能である。
■ 電圧阻止状態での電界集中が緩和されるため、高耐
圧化が容易である。
■ ゲート電極が1つで済み、オン・オフ制御信号はエ
ンハンスメントモードのゲート電圧を1つ与えるだけで
よいので、制御回路が簡!−1になる。
■ サイリスタにおけるトランジスタの増幅率を低下さ
せてもよいので、高速のターンオフを実現することがで
きる。
■ ゲート電極が1っであるので、チップ面積か小さく
て済み、高い電流密度を実現することができる。その結
果、よりコストパフォーマンスの高い製品を提供するこ
とができる。
また、請求項2記載の発明によれば、第1半導体領域を
重金属拡散で形成するようにしているのて、重金属の拡
散係数が比較的大きいことにより、その形成を早くする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による半導体装置の製造方法の一実施
例を適用して製造された半導体装置を示す断面構造図、
第2図はその等価回路を示す回路図、第3図は空乏層の
伸び方を示す図、第4A図ないし第41図は第1図の半
導体装置の製造方法の一実施例を示す断面図、第5A図
ないし第5に図は第1図の半導体装置の製造方法の他の
実施例を示す断面図、第6図は従来のIGBTを示す断
面構造図、第7図はその等価回路を示す回路図、第8図
は従来の他のIGBTを示す断面構造図、第9図は従来
のMO3GTOを示す断面構造図、第10図はその等価
回路を示す回路図、第11図は従来のESTを示す断面
構造図、第12図はその等価回路を示す回路図である。 図において、701はp+型半導体基板、702はn+
型半導体層、703はn−型ドリフト層、704はp−
型半導体領域、705はp型半導体領域、706,70
7はn+型半導体領域、708はチャネル領域、709
はゲート酸化膜、710はゲート電極、711はカソー
ド電極、7]3はアノード電極である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1、第2主面を有する第1導電型の第1半導体
    層を準備する工程と、 前記第1半導体層の第1主面上に第2導電型の第2半導
    体層を形成する工程と、 前記第2半導体層上に比較的低い第1不純物濃度を有す
    る第1導電型の第1半導体領域を形成する工程と、 前記第1半導体領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と
    、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を選択的に形成する工
    程と、 前記ゲート電極の一方端部側をマスク材で覆い、該マス
    ク材と前記ゲート電極とをマスクとして第1導電型の不
    純物を前記第1半導体領域に導入することにより、前記
    第1半導体領域の表面に選択的に、比較的高い第2不純
    物濃度を有する第1導電型の第2半導体領域を形成する
    工程と、 前記マスク材を除去し、前記ゲート電極をマスクとして
    第2導電型の不純物を前記第1、第2半導体領域に導入
    することにより、前記第1、第2半導体領域の表面に選
    択的に第2導電型の第3、第4半導体領域をそれぞれ形
    成する工程と、前記第2、第4半導体領域上にまたがっ
    て第1主電極を形成する工程と、 前記第1半導体層の第2主面上に第2主電極を形成する
    工程とを備え、 前記第3、第4半導体領域間の表面部分はチャネルとし
    て規定され、 前記第1不純物濃度はオフ時に前記第1、第2主電極間
    に実使用電圧が印加された状態で前記第1半導体領域が
    完全に空乏化する値に設定され、前記第2不純物濃度は
    前記チャネルの閾値電圧がエンハンスメントモードの所
    定値になる値に設定される半導体装置の製造方法。
  2. (2)前記第1半導体領域を形成する工程は、前記第2
    半導体層の表面に重金属を拡散させる工程を含む請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  3. (3)第1、第2主面を有する第1導電型の第1半導体
    層を準備する工程と、 前記第1半導体層の第1主面上に第2導電型の第2半導
    体層を形成する工程と、 前記第2半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を選択的に形成する工
    程と、 前記ゲート電極越しに前記第2半導体層に第1導電型の
    不純物を導入することにより、前記第2半導体層の表面
    全面に比較的低い第1不純物濃度を有する第1導電型の
    第1半導体領域を形成する工程と、 前記ゲート電極の一方端部側をマスク材で覆い、該マス
    ク材と前記ゲート電極とをマスクとして第1導電型の不
    純物を前記第1半導体領域に導入することにより、前記
    第1半導体領域の表面に選択的に、比較的高い第2不純
    物濃度を有する第1導電型の第2半導体領域を形成する
    工程と、 前記マスク材を除去し、前記ゲート電極をマスクとして
    第2導電型の不純物を前記第1、第2半導体領域に導入
    することにより、前記第1、第2半導体領域の表面に選
    択的に第2導電型の第3、第4半導体領域をそれぞれ形
    成する工程と、前記第2、第4半導体領域上にまたがっ
    て第1主電極を形成する工程と、 前記第1半導体層の第2主面上に第2主電極を形成する
    工程とを備え、 前記第3、第4半導体領域間の表面部分はチャネルとし
    て規定され、 前記第1不純物濃度はオフ時に前記第1、第2主電極間
    に実使用電圧が印加された状態で前記第1半導体領域が
    完全に空乏化する値に設定され、前記第2不純物濃度は
    前記チャネルの閾値電圧がエンハンスメントモードの所
    定値になる値に設定される半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002231968A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2005508082A (ja) * 2001-10-26 2005-03-24 フェアチャイルド・セミコンダクター・コーポレーション 誘導ターンオフ時のゲート制御可能なdi/dt及び減少EMIを有するクイックパンチスルーIGBT

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