JPH04171068A - 塗料供給装置 - Google Patents
塗料供給装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
調整するための塗料供給装置及びそれを用いた塗装方法
に関し、特に塗装ガンに供給する直前において塗料の色
と粘度と性状を調整可能とする塗料供給装置及び塗装方
法に関するものである。
釈用溶媒(シンナー)とを混合し、塗装ガンに粘度調整
した塗料を供給する塗料供給装置は、すでに広く使われ
ている。
ガンに個別に粘度調整装置を設けて、各塗装ガンに合わ
せて異なる粘度の塗料を供給する手法が開示されている
。
ブース内に温度センサーを設けて、溶媒の供給量を制御
する手法が開示されている。
、塗装ブース内温度を、例えば夏は35℃程度、冬は2
0℃程度に設定し、その温度に応じた粘度になるように
溶媒の配合量を人手によって調整しなければならなかっ
た。
に温度センサーを設けて溶媒の供給量を11JIIした
場合には、溶媒が混合された塗料の粘度は所定の値に調
整できるが、粘度が変化するため、塗装ガンから吐出さ
れる塗料の量が一定とならず、自動車ボデーに付着する
塗料にムラができるという欠点があった。
塗装方法」には、明度が大きく異なる2種類の耐チツピ
ング塗料を適量ずつ混合した上で塗装する方法が開示さ
れている。この方法では、明度を調整するだけであって
色の調整は行なわない。
したものを塗料タンク内に収容しておき、使用する時に
ポンプで塗装ガンへと供給するのが一般的である。しか
しながら、塗装対象物の色に合わせて調色する場合には
、塗装置前に調色する必要が生じることがあり、従来の
方法ではこうした状況に対応することができなかった。
塗料の生産は、少量多品種化によってその生産効率が低
下している。さらに、塗装設備においても、各品種ごと
にタンクや配管が必要であり、設備が複雑化してきてい
る。
の調整と粘度の調整及び性状の調整を行なうことができ
る塗料供給装置と塗装方法を提供することにある。
性状の調整を行なうことを可能にする塗料供給装置と塗
装方法を提供することにある。
述した目的は、その第1の態様において、塗料タンクか
らの塗料と溶媒タンクからの溶媒とを混合する混合手段
と、塗装ブース内に設置された塗装ガンとを備えて成る
塗料供給装置において、複数の塗料タンクと複数の溶媒
タンクと、前記塗装ブース内の温度を検出する温度セン
サと、前記各塗料タンクから前記混合手段にいたる配管
の途中に設置され塗料の吐出量に対して0.5〜3倍容
量のキャパシティを有しかつ大気に開放された塗料用ク
ッションタンクと、前記各溶媒タンクから前記混合手段
にいたる配管の途中に設置され溶媒の吐出量に対して0
.5〜3倍容量のキャパシティを育しかつ大気に開放さ
れた溶媒用クッションタンクと、各クッションタンクか
ら前記混合手段に向けて塗料又は溶媒を供給するための
自吸式のギヤーポンプ又はスクリューポンプと、前記各
ポンプの吐出量を、所定の塗料混合比率及び溶媒混合比
率と、前記温度センサからの信号に応じて制御する混合
比総合調整手段とが配置されている塗料供給装置によっ
て達成される。
複数の原色タンク、例えば3原色の塗料を収容したタン
クからの塗料と複数の溶媒タンクからの溶媒とを塗装置
前において混合することができ、色の調整と粘度の調整
とを同時に達成することができる。従って、タンク内の
塗料をあらかじめ所望の色に混合しておく必要はなく、
例えばライン上を送られてくる自動車車体等のような被
塗物にpI!装されるべき指定の色をその場で調整して
直ちに塗装ガンで吹き付けることができる。
気に開放したクッションタンク内に入り大気圧に減圧さ
れるので、従来のようにバルブを開いた瞬間に塗料が吹
き出すことがなくなる。クッションタンクから先は、自
吸式ポンプによって吸い上げられるので、任意の吐出量
が安定して得られることになる。
閉型のサージタンクは必要としない、自吸式のギヤーポ
ンプやスクリューポンプは脈動が小さいことが知られて
いる。
えばアルミ、マイカ、グラファイト等の光輝剤、などを
損傷させないように、シリコンやフッソ樹脂等のプラス
チック系の材質を用いることが望ましい。
ので、複数のスクリューポンプを並列に設置することに
より、さらに定量送りを安定化させることができる。
保たれるように、接触式又は非接触式のレベル計を取り
付けて、ギヤーポンプと連動させるような構造が望まし
い。
する攪拌手段として、例えばモータ付きの羽根車などを
取り付けることが望ましい。
研磨しておくことが望ましい。
ることにより塗料の吐出量と溶媒の吐出量の比率を制御
するようなモータ駆動機構を利用し、さらに希釈率計夏
プログラムを備えたコンピュータやコントローラ等を連
結することが望ましい。
タンクを併設することが望ましい。
、被塗物表面に塗装されるべき塗料の塗色や光沢、被塗
物の粗度等に関する信号を混合比総合制御手段へと伝達
するようにすれば、さらに緻密な制御を行なうことが可
能になる。
ース内温度情報を自吸式のギヤーポンプ又はスクリュー
ポンプに伝達し、次いで、塗料、添加剤及び溶媒を混合
手段に供給し、混合された液体を塗装ガンを用いて被塗
物に向けて噴射し、これにより前記塗料、添加剤及び溶
媒を均質に噴射することを特徴とするV!装方法を提供
する。
塗料の塗色や光沢、被塗物の粗度等を塗装置前に知るこ
とができるので、被塗物に最も適した塗装条件になるよ
うに、塗料、添加剤、溶媒を混合して塗装ガンに供給す
ることが可能になる。
する場合と異なり、被塗物の表面塗色の微妙な変化に応
じて最適の塗装を実施することができて、塗装品質が向
上する。
した以下の記載により明らかとなろう。
わしており、3個の塗料タンク11゜12.13からの
塗料原液が、2個のシンナータンク14.15からの溶
媒と、リターダタンク16からの遅緩剤と混合されて、
塗装ガン7oへと供給される。P!!料タンクには添加
剤タンク17が併設され、必要に応じて混合手段である
カラーチェンジパルプ(CCV)60で塗料原液に添加
剤として、クリヤー、硬化剤、触媒、つや消し剤等が混
入されるようになっている。実施例の第1図は、添加剤
タンクが1個の場合を例示しているが、目的に応じて複
数個を併置しても良い。
なるが、各タンクをドラム缶のままとし、ポンプ、ドラ
ムカバー、攪拌器、背圧レギュレータ等を一体に組み込
んだドラムポンプユニットで構成すれば、そのまま使用
することができて便利である。各タンク11〜エフから
の液体はそれぞれ圧送管路31〜37を経て、対応する
クラジョンタンク41〜47へと送られる。
例えば圧送管路31から導入された第1の塗料原液はク
ッションタンク41内に収容され、モータ37で回転駆
動される攪拌羽根38によって攪拌され、粘度が一定に
保たれている。クッションタンク上方にはエア抜き管3
9が取り付けられて大気と連通している。従って、圧送
されてきた塗料はここで大気圧にまで減圧される。クッ
ションタンク内にはレベル計40が挿入されて液面を一
定に保っている。f!!料は底面に取付けられたギヤー
ポンプ51によって送り出され、カラーチェンジバルブ
(CCV)60へと送られる。同様に、第2、第3の塗
料原液、シンナー、リターダ及び添加剤の入ったクッシ
ョンタンク42〜47からギヤーポンプ52〜57で送
り出された液体は、カラーチェンジバルブ60へと送ら
れる。添加剤用のギヤーポンプ57は、ロータリーポン
プ、チューブポンプ、ダイヤフラム式定量ポンプ等の定
量精度の高いポンプが好ましい。
比率等は、混合比総合調整装置62からの信号によって
、各ギヤーポンプ51〜57の吐出量が制御されること
によって、所定の値に調整される。
出するセンサ63からの信号と、被塗物情報センサ64
からの信号とが送られてきており、これらの信号による
ブース内温度情報と、被塗物情報と、予め入力されてい
る塗料原液混合情報、塗料の温度/粘度情報等から、各
原液の混合比率、シンナーの希釈率、添加剤の混入率等
を決定するプログラムを用いて、各液体の所要量が決定
され決定された量の原液、溶媒、添加剤の所定の値が得
られるように、各ポンプの回転数が決定され、電気的あ
るいは電子的な制御方法によって各ポンプの回転数が制
御される。かくして、最適な混合比と吐出量が得られる
ような制御がなされる。
ックミキサー(静止型管内混合器)68へと送られて混
合される。混合され所定の比率で希釈された塗料は、塗
装ガン70に送られて被塗物に向けて噴射される。各液
体の混合比率及び吐出量は最適になるように制御されて
いるので、被塗物上にムラを生じることがなく、塗装品
賞が保たれることになる。
68を通して塗装ガン70にいたる管路を洗浄するため
に、洗浄用シンナー配管72とエアー配管73を付設し
ておけば、色替えの際に残留する色の影響を除去するこ
とができる。
施した数例を以下に示す。
1.12に仕込み、混合比を調整した時に得られた塗料
の明度は下表のようになった。ただし、各原色の配合は
次のようにした。
顔料 3.7 体質細料 7.9樹脂
34.7 樹脂 46.1溶荊他
29.9 溶剤他 42.1合計 100部
合計 100部上記の結果、本発明の装置
を用いれば様々な明度に対応した塗装が実行できること
が判明した。
て実験した。結果は下表の通り、ただし、明度N−6と
した。 シンナー組成は、A(タンク14)がセロアセ
10%、ブチセロ 20%、 BDG 10
%、 MS3 40 %、S−15020%、B(タ
ンク15)が酢酸エチル 50%、MS3 50%、リ
ターダの組成は EDGAC100%であった。
グリコールアセテート) 上表より、ブース温度が変化しても、シンナー比率を制
御することで、不具合なく塗装することが可能であるこ
とがわかった。
、原色の混合比を変化させた結果は次表の通り、温度セ
ンサによる感知温度は20℃であった。
ュータ 5M−4で測定した。
0樹l1i39.6 樹脂 44.7溶
剤他 47.9 溶剤能 49.3合計
100.0 合計 100.0黄 バリオトールエロー L−0962HD 11.2 樹1lf40.1 溶剤能 48.7 合計 100.0こ
の結果、赤、青、黄の混合比を任意に変化させて所望の
色が得られることが判明した。
イカ等)を使用することも可能である。
した場合について実験した。タンク11に中塗塗料、タ
ンク17に添加用クリヤを仕込んだ。
比を変化させた時の塗膜の外観を評価した。
。数値はRa(中心線平均粗さ)で、クリヤー量は中塗
塗料100部に対しての添加量、それぞれのP/V比(
顔料と樹脂の比率)は0% P/V=1/1 20% P/V=1/1.25 とした。
0%、溶剤他を30%とした。
が仕上がりが良いが、下地の表面粗度が良い時は樹脂リ
ッチの方が仕上がりが良好である。
V比を調節することが可能なため、常に良好な仕上がり
外観を維持できることが判明した。
した。タンク11に塗料、タンク17につや消し剤ペー
ストを仕込んだ、つや消し剤ペーストの配合は、樹脂3
0%、つや消し剤(ミズカシルNP−8)10%、溶剤
60%とした。塗料100に対してつや消し割の比率を
変化させた場合の60°グロス値(入射角と反射角が6
0°のときの光沢)は次表のようになった。
が、触媒の影響で塗料の貯蔵安定性が悪くなり実用上問
題になることがあるので、触媒をタンク17に入れ、タ
ンク11から送られる塗料に添加し室温で放置した場合
の経時変化を実験した。ストーマ粘度計を用いて粘度K
U(タレブスユニット)の数値を測定したところ、次表
のようになった。触媒はPTSA (パラトルエンスル
ホン酸)を樹脂固形分に対し1%添加した。
経時で反応が進むため、初期の品質を維持することがで
きない、しかし、本発明を用いれば、塗装置前に触媒を
添加することができるので、経時変化がなく、品質の劣
化が生じることがない。
、通常のギヤーポンプでは腐食等の問題が起きる可能性
がある。また、添加剤の添加量は極めて微量となる場合
が少なくない1以上のことから、添加剤ラインに使用す
るポンプには、耐酸性、耐薬品性、及び定量性に優れた
ロータリーポンプ、チューブポンプ、ダイヤフラム式定
量ポンプ等の利用が好ましい。
た。主剤を塗料タンクに仕込み、硬化剤を添加剤タンク
に仕込んで混合を行った結果は次表のようであった。
る。
膜の品質が維持できなくなるため、主剤/硬化剤の比率
を常に標準状態に維持しなければならないことがわかる
。
性が従来のギヤポンプよりも優れているので、主剤/硬
化剤の混合比率の精度を向上させることができることが
判明した。
ガンへ供給する直前において、色の調整と粘度の調整及
び塗料性状の調整を行なうことができ、さらに微妙な色
の調整や粘度の調整及び塗料性状の調整も可能となる。
いてその混合比率の精度向上にも応用することができ、
さらには塗装設備の簡素化や塗料生産効率の向上環、そ
の技術的効果には極めて顕著なものがある。
回路図、第2図はクッションタンクを表わす概略縦断面
図である。 11〜13・・・塗料タンク 14.15・・・溶媒タンク 16・・・リターダタンク 17・・・添加剤タンク 21〜27・・・送りポンプ 31〜37・・・圧送管路 41〜47・・・クッションタンク −51〜
57・・・ギヤーポンプ 60・・・カラーチェンジバルブ 62・・・混合比総合調整装置 63・・・温度センサ 64・・・被塗物情報センサ 68・・・ミキサー 70・・・塗装ガン 特許出願人 日本ペイント株式会社代理人 弁理
士 二 宮 正 孝
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、塗料タンクからの塗料と溶媒タンクからの溶媒とを
混合する混合手段と、 塗装ブース内に設置された塗装ガンとを備えて成る塗料
供給装置において、 複数の塗料タンクと複数の溶媒タンクと、 前記塗装ブース内の温度を検出する温度センサと、 前記各塗料タンクから前記混合手段にいたる配管の途中
に設置され塗料の吐出量に対して0.5〜3倍容量のキ
ャパシティを有しかつ大気に開放された塗料用クッショ
ンタンクと、 前記各溶媒タンクから前記混合手段にいたる配管の途中
に設置され溶媒の吐出量に対して0.5〜3倍容量のキ
ャパシティを有しかつ大気に開放された溶媒用クッショ
ンタンクと、 各クッションタンクから前記混合手段に向けて塗料又は
溶媒を供給するための自吸式のギヤーポンプ又はスクリ
ューポンプと、 前記各ポンプの吐出量を、所定の塗料混合比率及び溶媒
混合比率と、前記温度センサからの信号に応じて制御す
る混合比総合調整手段とが配置されていることを特徴と
する塗料供給装置。 2、前記塗装ブース内に被塗物情報センサが設けられ、
この被塗物情報センサからの信号が前記混合比総合調整
手段へと伝達されるようになっている請求項1記載の装
置。 3、被塗物の情報及びブース内温度情報を自吸式のギヤ
ーポンプ又はスクリューポンプに伝達し、次いで、塗料
、添加剤及び溶媒を混合手段に供給し、 混合された液体を塗装ガンを用いて被塗物に向けて噴射
し、 これにより前記塗料、添加剤及び溶媒を均質に噴射する
ことを特徴とする塗装方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2297068A JP2558178B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 塗料供給装置 |
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JP2297068A JP2558178B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 塗料供給装置 |
Publications (2)
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JP2558178B2 JP2558178B2 (ja) | 1996-11-27 |
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ID=17841799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2297068A Expired - Fee Related JP2558178B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 塗料供給装置 |
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JP (1) | JP2558178B2 (ja) |
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