JPH04170493A - 帯電防止組成物 - Google Patents

帯電防止組成物

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JPH04170493A
JPH04170493A JP29843390A JP29843390A JPH04170493A JP H04170493 A JPH04170493 A JP H04170493A JP 29843390 A JP29843390 A JP 29843390A JP 29843390 A JP29843390 A JP 29843390A JP H04170493 A JPH04170493 A JP H04170493A
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JP
Japan
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compound
polymer compound
antistatic
group
parts
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JP29843390A
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Kenji Hyodo
建二 兵頭
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は帯電防止性を有する組成物に関するものである
。この様な組成物は、例えば、フィルムの帯電防止用塗
膜として利用することができる。
【従来の技術及びその問題点】
従来、帯電防止法としては、目的の基材等に金属・導電
性金属酸化物を蒸着・スパッターさせる方法、イオン電
導性の高分子を塗布する方法などがある。蒸着・スパッ
ターを用いる方法では真空系を利用するため製造コスト
が高くなってしまう。 他方、イオン電導性の高分子を用いる方法では、帯電防
止能が湿度によって変化するなどの欠点があることが知
られている。また、最近ではピロールのような芳香族化
合物を重合体エマルジョン中で化学酸化により重合させ
て、ポリピロールのような導電性重合体を含有する高分
子化合物を用いている例もある。しかし、この場合、高
分子化合物は重合体エマルジョンであり、粒状である。 電子の移動を速やかに行わせるためには、被膜を形成さ
せたとき、重合体粒子が隣接していることが重要な条件
である。このため、良好な帯電防止能を有する層を形成
させるために他の被膜形成能を有するポリマーをバイン
ダーとして併用した場合、パーコレーションが起こる為
の一定量以上の電子電導性重合体濃度が必要である。例
えばゼラチンのようなバインダー中に分散しようとした
場合、バインダー量によって帯電防止能が低下するため
にバインダー量を多くできない等の欠点があった。 これらの問題は、イオン電導性の帯電防止剤と電子電導
性を持つ高分子化合物の併用により解決できることが最
近示された(特願平1−141i81号)。 その方法によると帯電防止性に優れ、かつ湿度変化を受
けにくい帯電防止性を有する組成物を得ることができる
が、塗布する対象物によってはその組成物と被被覆物と
の接着性が弱く、例えば写真感光材料に適用した場合、
その現像プロセス等の処理条件(例えば高温熱水処理)
によっては被覆組成物が脱落するという欠点があること
が判明した。
【発明の目的】
本発明の目的は、湿度変化の影響を受は難く、かつ、接
着性に優れた帯電防止性を有する組成物を提供するもの
である。
【発明の構成】
本発明は、架橋性官能基をもつモノマー成分を分子内に
有するイオン電導性高分子化合物と電子電導性を持つ高
分子化合物を併用することにより達成される。 本発明の架橋性官能基をもつモノマー成分を分子内に有
するイオン電導性高分子化合物は、例えばスチレンスル
ホン酸、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸、ビニ
ルスルホン酸といったスルホン酸基を有するモノマー、
アミノ基を有するモノマー、カルボン酸基を有するモノ
マーまたはこれらモノマーを組合せたものと架橋性官能
基を持つモノマーとを共重合することによって得られる
。 高分子の架橋反応性については高分子関係の正置に詳細
に記述されているが(例えば「高分子ラテックスの化学
」室井宗−1高分子刊行会)、例えば、エポキシド基と
アミノ基との反応、エポキシドと酸無水物、エポキシド
基とカルボキシル基、エポキシドと水酸基、エポキシド
基とN−メチロール基またはN−メチロールエーテル基
、カルボキシル基と酢酸アルミニウム、N−メチロール
基またはN−メチロールエーテル基とアミノ基、N−メ
チロール基またはN−メチロールエーテル基と水酸基、
カルボキシル基とイソシアネート基、水酸基とイソシア
ネート基などの反応が利用できる。実際にこれらの官能
基を有するモノマーとしては、例えばN−メチロール基
を有するモノマーとしてはN−メチロールアクリルアミ
ドがあり、さらにエポキシド基を有するモノマーとして
はメタクリル酸グリシジル、アミノ基を有するモノマー
としてはアリルアミン、カルボキシル基を有するモノマ
ーとしてはアクリル酸などが挙げられる。 従って、本発明の架橋性官能基を有するモノマー成分を
分子内に有するイオン電導性高分子化合物として種々の
ものがあるが、好ましい例、とじては、例えばN−メチ
ロールアクリルアミドとスチレンスルホン酸ナトリウム
との共重合体、メタクリル酸グリシジルとアクリル酸と
の共重合体、メタクリル酸グリシジルとN−メチロール
アクリルアミドとの共重合体、アリルアミンとメタクリ
ル酸グリシジルとの共重合体等が挙げられる。 本発明に使用される電子電導性を持つ高分子化合物は、
重合体エマルジョンと芳香族化合物の酸化剤を用いた化
学酸化重合により得られるものが好ましい。その他の方
法(例えば、気相重合法、電気化学的重合法)で得られ
た物であっても構わない。 この重合体エマルジョンについては特に制限はなく、適
宜公知の物を用いることが出来るが、例えば、エステル
(例えば、ビニルアルコールと酢酸、ステアリン酸のよ
うな飽和酸とのエステル、アクリル酸、メタクリル酸の
ような不飽和酸とのエステル、飽和アルコールとアクリ
ル酸のような不飽和酸とのエステル等)、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、不飽和N−置換アミド(例えば
、N−メチルアクリルアミド)、エチレン型不飽和化合
物(例えば、エチレン)、不飽和酸(例えば、メタクリ
ル酸)、不飽和エーテル(例えば、メチルビニルエーテ
ル)、不飽和ニトリル(例えば、アクリロニトリル)、
ビニリデン化合物(例えば、塩化ビニリデン)、ビニル
化合物(例えば、塩化ビニル)等のモノマーを重合して
得られる共重合体、及び単独重合体が挙げられるが特に
、これら共重合体、単独重合体でスルホン酸基、カルボ
キシル基などを有しているものが好ましい。この重合体
エマルジョンの製造方法についても、特に制限はない。 この重合体エマルジョン中の重合体粒子の含量は5〜4
0重量%が好ましい。 次に芳香族化合物は酸化重合して導電性を得られるもの
であれば特に制限はなか、例えば、芳香族へテロ化合物
(例えば、ピロール、チオフェンとその誘導体)、芳香
族アミノ化合物(例えば、アニリンとその誘導体、ジフ
ェニルアミン)、芳香族炭化水素化合物(例えば、ベン
ゼン)が挙げられる。 酸化剤としては酸化性重合触媒が用いられるが、例えば
過酸化物(過酸化水素、過酸化カリウム等)、塩素酸塩
(次亜塩素酸塩)、及び金属塩(塩化第二鉄)を使用す
る。これらの酸化剤は、重合体エマルジョンに芳香族化
合物を滴下する前でも後でも用いて良いが、好ましくは
、芳香族化合物滴下前が良い。 これらの反応系は常温で行って構わないが、好ましくは
、−10〜0℃に冷却しながら行う。 これらのイオン電導性高分子化合物、電子電導性を持つ
高分子化合物はpHが著しく違うため、混合した際に凝
集を起こす場合がある。そこで予めpH調整を行うこと
が望ましい。一般的には電子電導性化合物はpH8以下
では安定なのでpH8以下、特にpH3〜8の範囲で行
うのが好ましい。 イオン電導性高分子化合物は電子電導性高分子化合物に
対して固形分比で0.1〜3.0、特に0.1から0.
6になるように配合するすることが好ましい。 本発明の帯電防止組成物は、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネイト等のプラスチックフィルム、ある
いはポリエチレン、ポリプロピレン等を紙の両面に被膜
したレジンコーテツド紙等を支持体とする一般あるいは
印刷版−J+J−工ロゲン化銀写真感光材料の帯電防止
層用組成物として有効に用いられる。 本帯電防止組成物をフィルム等の帯電防止に使用する際
の塗布量は、厚ければ厚い程効果があるが、例えば0.
5μm〜5.0μmの厚みでも十分な帯電防止能を得る
ことができる。
【実施例】
次に本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明する。 なお、例中特にことわらない限り、部は重量部、%は重
量%をそれぞれ示す。 実施例1 [電子電導性を持つ高分子化合物(成分A)の製造] 水430部に2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸20部を溶かした。この水溶液は強酸を示す
ので、水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和した。次に
メチルメタクリレート7部、n−ブチルアクリレート6
0部、メタクリル酸1部を混合させたモノマー混合液を
作っておき、この内の3部を上記の中和したモノマー溶
液に加え、窒素ガスを通しながら撹拌した。その後、過
硫酸カリの10%水溶液43部を加えて80℃で重合を
開始させた。30分後に残りのモノマー混合液を滴下ロ
ートにより3時間かけて反応を行ったところ乳白色の分
散安定なポリマーエマルジョンが得られた。。このポリ
マーエマルジョンを透析用セロファンチューブにいれ透
析した。透析後のポリマー固形分濃度は8%であった。 この様にして得られた重合体エマルジョンの内150部
に過硫酸アンモニウム7.5部を水75部に溶解したも
のを加えよく撹拌し、さらにピロール7.5部を加え、
十分反応をおこなわさせる為半日以上撹拌させた。重合
体エマルジョン、水、ピロールは予めよく冷やしておき
、また冷却しながら反応させた。生成した電子電導性を
持つ高分子化合物のpHはおよそ2で、強酸を示した。 そこで、水酸化ナトリウム水溶液をpHが6になるまで
加え中和した。このようにして固形分濃度4゜7%の電
子電導性高分子化合物溶液を得た。 [架橋反応性を有するイオン電導性高分子化合物(成分
B)の製造] スチレンスルホン酸モノマー103部及びN−メチロー
ルアクリルアミドモノマー50部を水1000部に加え
窒素雰囲気下80℃に加熱した。 15分後に過硫酸アンモニウム0.5部を加え重合を開
始させ、さらに2時間80℃で保持し撹拌を続け、架橋
性官能基をもつモノマー成分を分子内に有するイオン電
導性高分子化合物を得た。 [本発明帯電防止組成物の製造] 成分A60部に対して、固形分濃度15%の成分Bを各
々2.5.10部を混合し十分に撹拌を行い、電子電導
性を持つ高分子化合物と架橋性反応基を有するイオン電
導性高分子化合物とを有する帯電防止組成物を3種作成
した。 [試料の作成及び測定] これらの帯電防止組成物を水溶性下引きを行ったPET
フィルム上に厚さ約2μmになるように塗布後70℃で
2時間乾燥した。さらにこれらの試料を40℃の温水下
10分間水洗したのち室温下乾燥して表面抵抗測定用試
料(試料1.2.3)とした。 この塗布膜について20℃で湿度を変化させたときの表
面抵抗を表1に示す。表面抵抗は三菱油化(株)製の高
抵抗抵抗率針(ハイレスタIP。 MCP−HT250型)を用いて測定した。また、何れ
の温湿度条件でも調湿は1時間以上行った。 比較例1 イオン電導性高分子化合物(成分B)のみを厚さ約2μ
mになるように塗布した他は実施例と同様にして試料(
試料4)を作成した。 比較例2 電子電導性高分子化合物溶液(成分A)のみを厚さ約2
μmになるように塗布した他は実施例と同様にして試料
(試料5)を作成した。 比較例3 電子電導性高分子化合物溶液(成分A)60部に対して
、固形分濃度33%の市販のイオン性帯電防止剤ケミス
タット(三洋化成工業(株)製ポリスチレンスルホン酸
系、以下成分Cとする)を30部、さらにバイダーとし
て固形分濃度6%のゼラチン溶液(以下成分りとする。 )を20部の割合で混合した組成物を厚さ約2μmにな
るように塗布した他は実施例と同様にして試料(試料6
)を作成した。 上記試料1〜6についての結果を表1に示す。 (以下余白) 表1において本発明の試料1〜3はイオン電導高分子化
合物のみからなる比較例1と比べ低い表面抵抗を有し、
かつ湿度変化の影響を殆ど受けない優れた帯電防止能を
有していることがわかる。 また、電子電導性を有する高分子化合物のみからなる比
較例2及び電子電導性を有する高分子化合物、イオン電
導性高分子化合物、バインダーからなる比較例3では水
洗処理により帯電防止層の欠落が見られ、湿度60%以
下では表面抵抗が高すぎて測定をすることができなかっ
た。 以上、表1から明らかなように、本発明の試料は比較試
料に比べ帯電防止性に優れ、かつ湿度変化の影響を受け
にくいとともに基材への接着性も良好であることがわか
る。
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は帯電防止性に優れるととも
に湿度の変化を受けにくく、かつ基材への接着性の改善
された組成物を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、架橋性官能基をもつモノマー成分を分子内に有する
    イオン電導性高分子化合物及び電子電導性を持つ高分子
    化合物を含有することを特徴とする帯電防止組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0564911A2 (de) * 1992-04-06 1993-10-13 Agfa-Gevaert AG Antistatische Kunststoffteile
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