JPH04170340A - 工芸ガラス原石の製造方法 - Google Patents

工芸ガラス原石の製造方法

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JPH04170340A
JPH04170340A JP29456290A JP29456290A JPH04170340A JP H04170340 A JPH04170340 A JP H04170340A JP 29456290 A JP29456290 A JP 29456290A JP 29456290 A JP29456290 A JP 29456290A JP H04170340 A JPH04170340 A JP H04170340A
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JP
Japan
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zno
raw
added
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feo
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Pending
Application number
JP29456290A
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English (en)
Inventor
Kozo Noguchi
野口 幸三
Kyoichi Nagano
永野 恭一
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、工芸ガラス原石の製造方法、特に内外装用壁
あるいは床用等に使用するコンクリート製置きパネルで
ある、いわゆるテラゾー等に使用する人造種石の原石の
製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、テラゾーの表面に散りばめる、いわゆる種石とし
ては、天然の着色原石、例えば大理石、御影石を砕石し
て使用しており、その景観材料としてのブザイニングに
限界があった。例えば、天然原石の場合は、色が鮮やか
でない、ガラスのような光沢がない、表面が水分、はこ
り、ゴミ等の吸収により外観が変化する等の問題がある
そこで、最近はガラス製造方法を応用して着色工芸ガラ
スを作ることが試みられている。しかし、この方法は、
いわゆる一般のガラス製造方法と同じように、5i02
. CaO,NazO,/V、O,、等を主成分にして
おり、溶解時の粘性が相当高く、1400°Cで10’
ポイズ以上あり、そのため、溶解物中に内在する気泡を
除去することが難しく、長時間加熱保持して浮上除去し
なければならない。また、該目的の着色工芸ガラスを得
るためには、原料に含まれているFe、 Mn等の微量
不純物による暗灰色を脱色して、無色透明または乳白色
にした状態で着色剤を働かせる必要がある。その脱色剤
として亜鉛(金属または酸化物で)を用いるが、これら
は1400℃程度の温度領域で溶解物の粘度を上昇させ
、かつ金属亜鉛を使用する場合はガス発生が活発となる
から、前述の気泡の浮上除去と併せて、より長時間(3
〜4時間)の高温保持が必要となることが避けられない
。高温保持することは、熱エネルギーの消費と時間を要
することであり、それだけ製造費用を上昇させることに
なる。また、長時間高温保持させると、亜鉛による脱色
効果が消失することがある(溶解方法によっては、限度
時間は2時間程度)ので、この点からも製造時の時間管
理等の問題がある。
(発明が解決しようとする課題) 従来の製造方法では、上記のように溶解時の粘性が高い
から、溶解物中に内在する気泡を除去するために長時間
にわたり高温加熱保持する必要がある。この傾向は着色
のために亜鉛を添加した場合により顕著にあられれる。
溶解物を長時間にわたり高温加熱保持することは製造コ
ストの上昇をもたらすとともに製造される工芸ガラス原
石の品質を不安定なものにする。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消したもので
あり、簡単な手段で溶解物の粘度を下げて気泡の除去を
容易にした工芸ガラス原石の製造方法を提供しようとす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の工芸ガラス原石の製造方法は原料中に5iOz
 735〜60%、 Na2CO3: 5〜20%、 
CaFz:3〜20%を含有させ、かつFeO+MnO
: 0.2%以下に制限した原料:100部に対して着
色剤として少なくともZnO:3〜10部を添加して溶
解し、凝固させることを特徴とする。
本発明に使用する着色剤としては亜鉛の他、クロム、銅
、コバルト、ニッケル、マンガン、錫等の金属の酸化物
または硫化物を使用する。すなわち亜鉛をZnOとして
単独で添加すると無色透明または乳白色となり、例えば
酸化コバルトをZnOとともに添加するとブルーに、酸
化クロムをZnOとともに添加するとグリーンに、酸化
銅をZnOとともに添加するとレッドになる。なおZn
Oを他の着色剤とともに添加するとき、ZnOはFed
、 MnO等の不純物による暗灰色の脱色剤として作用
することになる。そのため、一般のガラス製造用の原料
のようにFeO等の不純物の少ない原料を使用する場合
は、ZnOの添加量を少なくすることができる。
(作 用) 成分について説明する。
5iOzは大気中での放冷による凝固物を破砕したとき
の破面の光沢が増し、ガラス化の傾向が安定するという
効果がある。しかし、その含有率が増加すると、溶解性
が悪くなり、また溶解物の粘度が上昇し、気泡の上昇放
散が遅くなる。有効な原料中Si0g含有率は35〜6
0%である。
Na2CO=は、溶解物の粘度調整と気泡浮上に効果が
ある。ただし、含有量がある値を越えると凝固物の固さ
が弱くなり、欠は易くなる傾向が増す。
また、グラファイト電極を用いた抵抗式電気炉による溶
解の場合、溶融塩中の通電性を増す働きをする。有効な
原料中のNa、CO,含有量は5〜20%である。
CaFzは、溶解物の粘性を下げる作用があるが、含有
量がある値を越えると凝固物の破面の光沢を滅じ、また
脆く欠は易(なる。有効な原料中のCaF、含有量は3
〜20%である。
すなわち、主成分のSiO□は凝固物のガラス化のため
に必要な成分であるが、含有率が増加すると溶解物の粘
度が上昇し流動性が悪くなり、従って溶解物中に含まれ
ている気泡が抜けず凝固物中に介在し、その品質を下げ
る。この問題を解消するために従来では溶解物を長時間
にわたり高温保持していたのであり、その結果多量の熱
エネルギーを消費し経済的でない。本発明では溶解原料
中にCaF2およびNa2CO,を所定量添加含有させ
ることにより、溶解物の粘度を調節して粘性を下げ、そ
の中に内在する気泡の浮上除去を促進させ、原料の溶解
が完全にできた段階で、即出湯可能にさせるものである
原料の中には、発色を妨害するFeOやMnOを少量含
んでいるので、これらの妨害を打消す目的でZnOを添
加する。すなわち、妨害成分FeO+ MnOは原料中
に少量(〜0.2%)含まれており、ZnOを使用しな
いと完全脱色ができない。例えば、−般のガラス用原料
を組合わせて溶解したものでもFeO等の微量の不純物
(〜0.1%)を含むので、ZnOを添加しないと完全
脱色ができず、着色剤を添加しても所望するような鮮や
かさには発色しない。そのため、ZnOを溶解原料10
0部に対して最低3部添加することが必要である。一方
ZnOは超微粉であり、粒径が0.2μm以下のため、
溶解中に白色ヒユームとなって大気中に飛散しやすいの
で、その添加量が制限される。そのため、ZnOの添加
量を溶解原料100部に対して最大10部とした。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を示す。溶解方法は、グラファ
イト電極を用いた抵抗式電気炉で行なった。
使用する原料の組合せによる配合比の例を第1表に示す
第2表、第3表、第4表および第5表はそれぞれ原料中
のSin、、 NazCO3,CaF、およびZnOの
成分含有量を変化させて、所望する特性値を得るための
各成分の範囲を調査したものである。調査方法は、炉の
中で溶は落ちた状態、すなわち湯の表面が完全に溶けた
状態を肉眼で[認した後、溶湯を1300〜1400°
Cに10分間保持した状態で、5US304ステンレス
鋼丸棒を湯の中に挿入して引き上げ、大気中で凝固させ
た時の付着物の外観を観察して判定した。すなわち、丸
棒の表面に形成されたガラス状被膜に気泡がなく、Zn
Oによる脱色状態が無色透明または乳白色状態である場
合は、所望する特性を現出しているものとした。
第2表〜第5表に示す調査結果から、本発明が所望する
特性を有する工芸ガラス原石を得るためには、原料中に
5i02を35〜60%、Na2CO,、を5〜20%
(Na20で3〜12%) 、CaF2を3〜20%含
有させ、かつFeO+MnOを0.2%以下に制限する
とともに着色剤として少なくともZnOを原料100部
に対して3〜10部添加して溶解することが必要である
との結論を得た。
なお上記実施例では着色剤としてZnOを単独で使用し
て工芸ガラス原石の色調を無色透明または乳白色とした
が、もちろんZnOに加えて他の着色剤を添加して所望
の色調(ブルー、グリーン、レッド、ブラウン、イエロ
ー等)を得ることもできる。この場合のZnOはFeO
+ MnOによる暗灰色の脱色剤として作用する。すな
わちZnOにより無色透明または乳白色にした状態で着
色剤を作用させる。
(発明の効果) 本発明による工芸ガラス原石の製造方法によれば、溶解
物の粘性を下げるのに従来のように長時間(3〜4時間
)高温(1400℃)保持するのでな(、NazCO:
+およびCaF zを所定量原料中に含有させるという
簡単な手段により短時間(10分間程度)で粘性を下げ
ることができるので、多量の熱エネルギーを消費するこ
とはなく経済的である。これにより短時間に溶解物中に
含まれる気泡が浮上除去できる。また、発色を妨害する
FeO+ MnOを0.2%以下におさえるとともにZ
nOを溶解原料100部に対して3〜10部添加するの
で、充分に無色透明または乳白色となるから着色剤が有
効に作用し所望の色調の工芸ガラス原石を得ることがで
きる。
また、本発明の製造方法により得られる工芸ガラス原石
は、その凝固物の破面が鮮やかな色調と光沢を有するの
で、高級テラゾー用種石等に使用して独特な景観材料を
提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  原料中にSiO_2:35〜60%、Na_2CO_
    3:5〜20%、CaF_2:3〜2%を含有させ、か
    つFeO+MnO:0.2%以下に制限した原料:10
    0部に対して着色剤として少なくともZnO:3〜10
    部を添加して溶解し、凝固させることを特徴とする工芸
    ガラス原石の製造方法。
JP29456290A 1990-10-31 1990-10-31 工芸ガラス原石の製造方法 Pending JPH04170340A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194616A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Canon Inc モデム装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194616A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Canon Inc モデム装置

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