JPH04169858A - 力学量センサ - Google Patents

力学量センサ

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JPH04169858A
JPH04169858A JP29826990A JP29826990A JPH04169858A JP H04169858 A JPH04169858 A JP H04169858A JP 29826990 A JP29826990 A JP 29826990A JP 29826990 A JP29826990 A JP 29826990A JP H04169858 A JPH04169858 A JP H04169858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
damping oil
temperature change
filled
partition wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP29826990A
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English (en)
Inventor
Nobuo Kurata
倉田 信夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、容器内に力学量検出素子を設けると共にダ
ンピングオイルを充填してなる力学量センサに関するも
のである。
[従来の技術] 従来、この種の技術として、例えば特開昭63−907
74号公報に開示された半導体式加速度センサが知られ
ている。
即ち、第5図に示すように、このセンサでは容器21の
内部に力学量検出素子(振動子)22が設けられている
。又、容器21の内部には、その8割程度だけダンピン
グオイル23が充填されている。この容器21の内部は
、通路24aを有する隔壁24によって上下二つの領域
に仕切られている。そして、隔壁24よりも下側の振動
子22が存在する領域はダンピングオイル23で満たさ
れており、隔壁24よりも上側の領域はダンピングオイ
ル23の部分と空気25の部分とに別れている。
従って、このセンサでは、振動に起因して隔壁24より
も上側でダンピングオイル23が波立っても、その波立
ちが隔壁24の通路24aを通じて減衰され、振動子2
2に対する影響が低減されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来例の加速度センサでは、厳密には、
温度変化により空気25が膨張・収縮するため、その体
積変化によって容器21の内部圧力が変化するという問
題があった。このため、加速度センサの測定値に誤差か
生じて検出精度が低下するという虞があった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、温度変化に起因する内部圧力の変化を防
止して高い測定精度を確保することが可能な力学量セン
サを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明においては、容
器内に設けられた力学量検出素子と、容器内にて、少な
くとも力学量検出素子が浸る程度に充填されたダンピン
グオイルと、を備え、ダンピングオイルが充填されてい
ない容器内の上部空間は、大気圧よりも低い所定圧とさ
れている。
[作用] 上記の構成によれば、容器内のダンピングオイルが充填
されていない部分は大気圧よりも低い所定圧とされてい
るため、温度変化に起因して体積変化が発生することは
ない。又、温度変化に起因してダンピングオイルに多少
の体積変化が生じても、その体積変化が大気圧よりも低
い所定圧の空間で吸収される。よって、力学量検出素子
には温度変化に起因する圧力変化の影響が及ぶことはな
い。
[実施例] 以下、この発明を加速度センサに具体化した一実施例を
第1図〜第3図に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの実施例における横置きタイプの加速度セン
サを示す断面図である。容器1はベース2とキャップ3
とにより構成されている。ベース2はガラスの熱膨張係
数に近いコバール等よりなり、その外縁には段部2aが
形成されている。又、ベース2には透孔2bが形成され
、その透孔2bには端子4か組付けられ、ハーメチック
シール5により封止されている。一方、キャップ3の底
には段部3aが形成され、開口側にはフランジ3bが形
成されている。そして、キャップ3がそのフランジ3b
にてベース2の段部2aに嵌着固定されいてる。
キャップ3の段部3aには隔壁6が固定され、容器lの
内部が上下二つの領域に仕切られている。
この隔壁6はセラミック等によりハニカム状多孔質に形
成されたものである。隔壁6は厚さが「1〜4mm」、
気孔率が「30〜70%」に形成されており、空隙率を
示すメツシュ粗さとしてはr# 100J以上のものが
望ましい。
容器1の内部において、ベース2には台座7が設けられ
ている。この台座7はベース2との熱膨張係数を平滑に
するためにパイレックスガラス等により形成されている
。又、台座7には、力学量検出素子(以下単に「素子」
という)8が固着されている。素子8は片持ちばり式に
エツチングしてなるシリコンウェハと、その基端部に配
置された歪みゲージとにより構成されたものである。又
、素子8及び端子4はリード線9により互いに接続され
ている。
そして、容器1の内部には、素子8及び隔壁6が浸る程
度に、即ちこの実施例では、容器1の容積の80%程度
を満たす程度に、シリコンオイルよりなるダンピングオ
イル10が充填されている。
このダンピングオイル10は加速度に対するダンパ効果
(減衰)を素子8に持たせるために封止されたものであ
る。又、容器1の内部において、隔壁6よりも上側の領
域では、ダンピングオイル10か充填されていない部分
を大気圧よりも低い所定圧の空間である真空空間11と
している。
上記の加速度センサを製造するには、予めベース2に端
子4、台座7及び素子8等を設けておき、ダンピングオ
イル中にて素子8に加速度を与えながら、センサが所定
範囲の加速度の検出に適するようにファンクショントリ
ミングを行う。続いて、キャップ3を下側にし、ダンピ
ングオイル10を容積の80%程度になるように充填す
る。その後、0.01〜0.3気圧の真空下で、ベース
2とキャップ3とをプロジェクション溶接することによ
り、ダンピングオイル10を容器1の内部に封止しなが
ら、容器1の内部に真空空間11を設ける。
次に、上記のように構成された加速度センサの作用につ
いて説明する。
この加速度センサは、例えば自動車に搭載され、車体前
後方向の加速度を検出するのに使用されるものである。
そして、加速度センサでは、容器1の内部でダンピング
オイル10が充填されていない部分が真空空間11とな
っており、空気の空間にはなっていない。このため、真
空空間11では、温度変化に起因して膨張・収縮等の体
積変化が発生することはない。又、温度変化に起因して
ダンピングオイル10に多少の体積変化が生じても、そ
の体積変化が真空空間11で吸収される。従って、素子
8には温度変化に起因する圧力変化の影響が及ぶことは
ない。この結果、加速度センサとして、温度変化に起因
する測定精度の低下を抑えることができ、温度変化に対
して高い測定精度を確保することができる。
ここで、温度変化と測定精度との関係について第2図に
グラフで示す。このグラフは本実施例の加速度センサと
従来例の加速度センサとについて、温度変化の大きさに
対する出力電圧の特性の違いを示している。このグラフ
からも明らかなように、本実施例の加速度センサでは、
従来例のそれに比べ、「−30〜80℃」の範囲で出力
電圧の変化の傾きか小さい。つまり、温度変化に対する
出力電圧の変化が小さく、温度変化に対して高い測定精
度を確保していることが分かる。
加えて、この実施例の加速度センサでは、ダンピングオ
イル10の中に設けられた隔壁6がハニカム状多孔質と
なっているので、隔壁6を通じてダンピングオイル10
の流通が妨けられることはない。しかも、振動によって
ダンピングオイル10のオイル面が波立っても、その波
立ちが隔壁6によって減衰される。特に、隔壁6がハニ
カム状多孔質であることから、車両の傾きや大きな加速
度変化により、ダンピングオイル10のオイル面か急激
に傾いても、その時のオイル面の変化が多孔質の隔壁6
によって緩やかに抑えられる。このため、素子8に対す
る波立ちの影響を効果的に低減することができ、その結
果、加速度センサとしての測定精度を向上させることが
できる。
ここで、ダンピングオイル10の波立ちと測定精度との
関係について第3図にグラフで示す。このグラフは本実
施例の加速度センサと従来例の加速度センサとについて
、加速度の大きさに対する出力電圧の特性の違いを示し
ている。このグラフからも明らかなように、本実施例の
加速度センサでは、従来例のそれに比べて出力電圧の変
化のバラツキが小さいことが分かる。その精度としては
従来例の加速度セ:/すよりも2%程度良くなっている
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、横置きタイプの加速度センサに
具体化したが、第4図に示すように、縦置きタイプの加
速度センサを設けてもよい。この縦置きタイプの加速度
センサでは、キャップ13の一側(図面上部)に段部1
3aが形成され、その段部13aにハニカム状多孔質の
隔壁14が固定されている。
(2)前記実施例では、片持ちぼり式にエツチングして
なるシリコンウェハと、その基端部に配置された歪みゲ
ージとからなる力学量検出素子8を設けたが、それ以外
の構成を有する力学量検出素子を設けてもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、容器内の上部
にて、ダンピングオイルが充填されていない部分を大気
圧よりも低い所定圧としたので、温度変化に起因する圧
力変化を抑え、温度変化に対して高い測定精度を確保す
ることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明を具体化した一実施例に係る
図面であって、第1図は横置きタイプの加速度センサを
示す断面図、第2図はその加速度センサの温度変化に対
する出力電圧の特性を示すグラフ、第3図は同じく加速
度センサの加速度に対する出力電圧の特性を示すグラフ
である。第4図はこの発明を具体化した別の実施例にお
ける縦置きタイプの加速度センサを示す断面図である。 第5図は従来例における加速度センサを示す断面図であ
る。 図中、■は容器、8は力学量検出素子、10はダンピン
グオイル、11は真空空間である。 特許出願人     トヨタ自動車 株式会社代理人 
弁理士  恩 1)博 宣(ほか1名)第3図 一1G       OiG 加速度(G)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 容器内に設けられた力学量検出素子と、前記容器内
    にて、少なくとも前記力学量検出素子が浸る程度に充填
    されたダンピングオイルと、を備え、 前記ダンピングオイルが充填されていない前記容器内の
    上部空間は、大気圧よりも低い所定圧とされていること
    を特徴とする力学量センサ。
JP29826990A 1990-11-02 1990-11-02 力学量センサ Pending JPH04169858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29826990A JPH04169858A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 力学量センサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29826990A JPH04169858A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 力学量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04169858A true JPH04169858A (ja) 1992-06-17

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ID=17857451

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JP29826990A Pending JPH04169858A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 力学量センサ

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JP (1) JPH04169858A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210144942A (ko) 2013-03-15 2021-11-30 캔써 리써치 테크놀로지, 엘엘씨 감마―글루타밀 주기 조절 방법 및 조성물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210144942A (ko) 2013-03-15 2021-11-30 캔써 리써치 테크놀로지, 엘엘씨 감마―글루타밀 주기 조절 방법 및 조성물

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