JPH04168172A - 耐食性塗料組成物 - Google Patents

耐食性塗料組成物

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JPH04168172A
JPH04168172A JP29473090A JP29473090A JPH04168172A JP H04168172 A JPH04168172 A JP H04168172A JP 29473090 A JP29473090 A JP 29473090A JP 29473090 A JP29473090 A JP 29473090A JP H04168172 A JPH04168172 A JP H04168172A
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昌憲 永井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐食性及びカチオン電着塗装性に優れた塗膜を
鋼板に形成できる塗料組成物に関する。
〈従来の技術及びその解決すべき課題〉近年、自動車車
体、家電製品等の各種用途に使用される鋼板として、耐
食性のよい表面処理鋼板が多く利用されるようになって
きた。このような表面処理鋼板としては亜鉛メツキ鋼板
を代表的なものとして挙げることができるが、例えば自
動車車体内板や袋構造部及びヘミング部に適用される場
合においては、その要求性能に充分対応出来ず、そこで
メツキ鋼板の上に有機塗膜を施し、更にカチオン電着塗
膜を施すことで耐食性を向上させる方法が採用されるよ
うになってきた。そのため表面処理鋼板は、それ自体の
高耐食性とともに、カチオン電着塗装性のよいものが要
求されるようになってきている。
しかるにこれら両特性を満足する実用性のある表面処理
鋼板は未だ開発されてない。
例えば、特公昭45−24230号、特公昭47−68
82号の公報に記載の亜鉛粉末を多量に含有せしめた皮
膜を施した表面処理鋼板は、プレス加工により皮膜が剥
離しやすく、耐食性に問題点があった。
また、特開昭57−108292号、特開昭60−50
179号、特開昭60−50180号、特公昭54−3
4406号等の公報に記載の亜鉛合金メツキ鋼板に有機
−無機複合皮膜を施した表面処理鋼板は、カチオン電着
塗装性に必要な皮膜の通電性が不均一なため、カチオン
電着塗膜にガスピンホール、クレータ−等の塗膜欠陥が
生じやすくなる問題点があった。
また、特開昭61−60766号、特開昭63−831
72号、特公昭63−2310号等の公報に記載の亜鉛
、カーボンブラック、アルミニウム等の導電性物質を多
量に含有せしめた皮膜を施した表面処理鋼板は通電性が
よいためカチオン電着塗装性に優れているが、薄膜塗装
した時の平滑性が悪いため塗膜外観が悪く、更に加工に
より皮膜が剥離しやすいため、耐食性に問題点があった
また、特開昭63−357798号等の公報に記載の、
カチオン電着塗装性改良のため親水性ポリアミド樹脂を
配合した皮膜を亜鉛合金メツキ鋼板に施した表面処理鋼
板は、電着前処理におけるアルカリ処理で皮膜が剥離し
やすく、耐食性に問題点があった。
更に、特開昭62−11733号等の公報に記載の、薄
膜皮膜を施した表面処理鋼板に、カチオン電着塗装性を
良くするため、ロールスキンパス等で皮膜にクラックを
形成させる方法は、処理工程が増加するだけでなく、ク
ラックを形成しているため耐食性に問題点があった。
〈発明の目的〉 本発明は、このような現状に鑑み、耐食性とともにカチ
オン電着塗装性に優れた表面処理鋼板を得るための塗料
組成物を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した
結果、以下の成分: (i)1分子中に2個以上のエポキシ基を有するビスフ
ェノール型エポキシ樹脂又は該エポキシ樹脂を多官能性
化合物にて高分子化せしめた高分子化エポキシ樹脂を塩
基性窒素化合物又は多塩基酸化合物で変性させた変性エ
ポキシ樹脂、(i)シリカ粒子、及び (ii)分子構造中に窒素原子を有する縮合多環系有機
顔料 を含む耐食性塗料組成物により上記目的が達成されるこ
とを見い出し、本発明に到達したものである。
以下、本発明を詳述する。
本発明の塗料組成物を構成する変性エポキシ樹脂(i)
の塩基性窒素化合物、多塩基酸化合物で変性する前のビ
スフェノール型エポキシ樹脂は、ビスフェノール類とエ
ピクロルヒドリンとを常法に従って縮合反応せしめたビ
スフェノール骨格とエピクロルヒドリン骨格とより構成
される、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する樹脂
であり、好ましくは分子量約500〜100,000の
樹脂である。ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂が代表的なものとして
挙げられる。
しかしながら本発明においては、特にビスフェノールA
骨格とビスフェノールF骨格との重量比率(95: 5
〜60:40)からなるビスフェノール骨格とエピクロ
ルヒドリン骨格とより構成されるビスフェノール型エポ
キシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂よりも得
られる塗膜が柔軟性を持ち、また通電抵抗が下がるため
耐食性とともにカチオン電着塗装性も向上するため好ま
しい。
該エポキシ樹脂を合成するためのビスフェノール類とエ
ピクロルヒドリンとの縮合反応は、ビスフェノールAと
ビスフェノールFとを混合し、同時にエピクロルヒドリ
ンと反応させるのが適当であるが、ビスフェノールAと
エピクロルヒドリンとを反応させ、更にビスフェノール
Fを加え反応させて得られるエポキシ樹脂あるいはビス
フェノールFとエピクロルヒドリンとを反応させ、更に
ビスフェノールAを加え反応させて得られるエポキシ樹
脂でもよい。
また本発明においては、前記ビスフェノール型エポキシ
樹脂を、分子量約100,000を超えない範囲で、該
樹脂中のエポキシ基又は水酸基との反応性を有する多官
能性化合物と約50〜200℃で反応せしめ、該樹脂間
を多官能性化合物を介して高分子化したものも使用可能
である。
なお、前記多官能性化合物としては、トリレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4.4−
ジフェニルメタンジイソシアネート、キシレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、トリメチルへ
キサメチレンジイソシアネート等のポリイソシアネート
化合物、キシリレンジアミン、ジアミノジフェニルメタ
ン、ジアミノジフェニルスルホン、トルイジンアミン等
のアミン化合物等が代表的なものとして挙げられる。
本発明の塗料組成物を構成する変性エポキシ樹脂(i)
は、上述のビスフェノール型エポキシ樹脂のエポキシ基
を塩基性窒素化合物又は多塩基酸化合物で変性させたも
のであり、該変性エポキシ樹脂を使用することにより、
未変性のエポキシ樹脂を使用した場合よりも、得られる
塗膜の耐アルカリ性、耐水二次密着性等が向上する特徴
を有している。
変性エポキシ樹脂(i)はビスフェノール型エポキシ樹
脂のエポキシ基の30〜100%を塩基性窒素化合物又
は多塩基酸化合物で変性したものが適当であり、変性率
が前記範囲より少ないと耐アルカリ性等の改良効果が低
下する傾向にある。
塩基性窒素化合物としては、例えばn−プロピルアミン
、1so−プロピルアミン、n−ブチルアミン、5eC
−ブチルアミン、tert−ブチルアミン、ジエチルア
ミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンジアミン、テトラエチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、N−メチルピペラジン、エタノールアミン
、ジェタノールアミン、−メチルエタノールアミン、1
so−プロパツールアミン、ジイソプロパツールアミン
、n−プロパツールアミン、エチルエタノールアミン、
3−メタノールピペリジン等が代表的なものとして挙げ
られる。
また多塩基酸化合物としてはイソフタル酸、テレフタル
酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水コハ
ク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸、ロジン無水マレイン酸
、ベンゼントリカルボン酸無水物等が代表的なものとし
て挙げられる。
これら変性エポキシ樹脂(i)は中和せしめ、水希釈可
能としたものも使用出来る。
水希釈可能な変性エポキシ樹脂(i)は、特に後述する
シリカ粒子(ii)として水分散型コロイダルシリカを
使用した場合、塗料組成物の安定化の観点から望ましい
なお、変性エポキシ樹脂(i)の中和剤としては、塩基
性窒素化合物で変性させたエポキシ樹脂の場合、酢酸、
ギ酸等の通常の酸性化合物、また多塩基酸化合物で変性
させたエポキシ樹脂の場合、ジェタノールアミン、トリ
エチルアミン等の通常の塩基性化合物が挙げられる。
本発明の塗料組成物を構成するシリカ粒子(ii)は、
高耐食性に更に付与させるために配合するものであって
、具体的には粒径1mμ〜500mμの有機溶剤分散型
コロイダルシリカ、水分散型コロイダルシリカ、粉末状
ヒユームドシリカが代表的なものとして挙げられる。有
機溶剤分散型コロイダルシリカはメチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、エチルセロソルブ、エチレングリコール、ジメチル
アセトアミド、ジメチルホルムアミド等の有機溶剤に分
散させたコロイダルシリカであり、市販品として例えば
03CAL 1132.1232.1332.1432
.1532.1622.1722.1724 (以上、
触媒化成工業社製商品名)  ; MA−3T、 IP
A−3T、 NBA−3T、 IBA−3T、 EG−
3T、 ETC−3T、 DMAC−3T、 DMF−
3T (以上、8産化学工業社製商品名)等が挙げられ
る。
水分散型コロイダルシリカの市販品としては例エバスノ
ーテックスO、スノーテックスN1スノーテックス20
、スノーテックスN1スノーテックスNC、スノーテッ
クスS、スノーテックスSS、スノーテックスXS (
以上、8産化学工業社製商品名)  ; Catalo
id SN、 Cataloid 5i−350゜Ca
taloid 5i−500(以上、触媒化成工業社製
商品名)等が挙げられる。
粉末状ヒユームドシリカの市販品としては例えばR97
4、R811、R812、R972、R805、TaO
2、R202、RX200、RY200、RY300、
RY380、RY 180.0X50(以上、日本エア
ロジル社製商品名)等が挙げられる。
シリカ粒子を配合することにより塗膜を形成させた際シ
リカ粒子表面のシラノール基と鋼板表面及び上塗塗膜と
の間で水素結合を生じ、また塗膜を焼付けるとシラノー
ル基の脱水縮合反応が起こり、上塗塗膜−シリカ−鋼板
の一体化がなされ、著しく耐食性が向上する。
なお、シリカ粒子(ii)は前記変性エポキシ樹脂(i
)100重量部に対し5〜450重量部(シリカ固形分
換算)配合するのが適当であり、前記範囲より少ないと
耐食性が低下する傾向にあり、一方過剰に配合すると、
加工性、耐アルカリ性、上塗塗膜との密着性が低下する
傾向にある。
本発明の塗料組成物を構成する、分子構造中に窒素原子
を有する縮合多環系有機顔料(ii)は、塗料組成物を
着色化させるとともに、塗料組成物の貯蔵安定性向上、
耐食性向上させるために配合するものである。
前記有機顔料(ii)を配合することにより、前記特性
が発揮される機構は定かではないが、恐らく分子構造中
の窒素原子がシリカ粒子(ii)のシラノール基と結合
し、シリカ粒子の凝集を防止し、塗料中のシリカ粒子が
一次粒子の状態で均一分散し、その結果塗料が増粘する
ことなく、塗料の貯蔵安定性がよくなるものと考えられ
る。
また得られる塗膜中のシリカ粒子は均一に分布し、しか
も鋼板−シリカ−有機顔料(および上塗塗膜)の一体化
がなされ、さらに有機顔料は多くのベンゼン環を有して
おり、該ベンゼン環が鋼板に向って配向し、水分や酸素
等の透過を抑え、その結果耐食性がよくなるものと考え
られる。
本発明で使用される有機顔料(ii)としては、フタロ
シアニングリーン、ポリクロルブロム銅フタロシアニン
、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー
などのフタロシアニン系顔料;キナクリドンレッド、キ
ナクリドンマゼンタ、キナクリドンスカーレットなどの
キナクリドン系顔;フラバントロン二ロー、アントラピ
リミジンエローなどのスレン系顔料:キノフタロンエロ
ー、フタロイミドキノフタロンエローなどのキノフタロ
ン系顔料;ペリレンレッド、ペリレンスカーレット、ペ
リレンマルーンなどのペリレン系顔料;イソインドリノ
ン系顔料;イソインドリン系顔料;ピロコリン系顔料な
どが挙げられる。
なお、分子構造中に窒素原子を有する有機顔料としてア
ゾ顔料が知られているが、本発明で使用する縮合多環系
有機顔料に比較し、耐水性、耐溶剤性、耐アルカリ性、
さらには耐熱性等が劣るため好ましくない。
前記有機顔料(ii)は、変性エポキシ樹脂(i)10
0重量部に対し1〜20重量部配合配合のが適当であり
、前記範囲より少ないと前述の諸効果が発揮出来ず、一
方過剰に配合すると塗膜の成膜性、プレス加工性等が低
下するため好ましくない。
本発明の塗料組成物は以上説明した変性エポキシ樹脂(
i)とシリカ粒子(ii)と有機顔料(ii)を必須成
分とする、好ましくは固形分10〜60重量%の塗料で
ある。
その他の成分としては必要に応じ適宜配合される従来か
ら公知の成分が配合される。具体的には水、各種炭化水
素系、エステル系、ケトン系、アルコール系、アミド系
等の有機溶剤;メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
ポリブロック化イソシアネート化合物等の架橋剤;前記
有機顔料(ii)以外の有機又は無機系顔料;分散剤;
沈降防止剤、レベリング剤等の添加剤あるいは各種改質
樹脂等を配合することが可能である。
本発明の塗料組成物は自動車、家電製品、建材等に使用
されている溶融亜鉛メツキ鋼板、溶融亜鉛−アルミ合金
メツキ鋼板、電気亜鉛メツキ鋼板、電気亜鉛−ニッケル
合金メッキ鋼板、電気亜鉛−鉄合金メツキ鋼板、電気亜
鉛−鉄二層メツキ鋼板、冷延鋼板等の各種鋼板あるいは
クロメート化成処理、リン酸塩化成処理等の前処理した
鋼板の下塗り用塗料として好適に適用出来るが、これら
被塗物に限定されるものではない。
本発明の塗料組成物は、これら鋼板に、スプレー、ロー
ルコート、シャワーコート等の手段により塗装し、15
〜300℃、好ましくは100〜240℃の温度下で硬
化させることが出来る。なお、膜厚は数μm前後の薄膜
でも十分性能を発揮するが、更に厚くすることが妨げる
ものではない。
〈発明の効果〉 本発明の塗料組成物を塗布した表面処理鋼板は、得られ
る塗膜が高耐食性、耐アルカリ性を付与し、更にカチオ
ン電着塗装性がよく、実用的価値の高い塗料といえる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお
、実施例中「部」、「%」は重量基準で示す。
〔変性エポキシ樹脂溶液(I)の調製〕還流冷却器、温
度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ中に、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂〔「エピコート1001」(シ
ェル化学社製商品名)、エポキシ当量450〜500)
400部とエチレングリコールモノエチルエーテル24
3部を入れ、60℃に加熱した後、ジェタノールアミン
93部を2時間かけて滴下し、さらに65°Cに昇温し
、3時間反応させ、固形分67%の変性エポキシ樹脂溶
液(I)を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(II)の調製〕前述の三つロ
フラスコ中に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂〔「エ
ピコート1004J  (シェル化学社製商品名)、エ
ポキシ当量900〜1000)900部とエチレングリ
コールモノブチルエーテル1048部を入れ、90℃に
加熱した後、無水フタル酸148部を添加し、3時間反
応させ、固形分50%の変性エポキシ樹脂溶液(n)を
調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(I)の調製〕還流冷却器、温
度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ中にエチレング
リコールモノエチルエーテル680部を加え、100°
Cに加熱した後、ビスフェノールAとエピクロルヒドリ
ンとを反応させて得られたエポキシ当量2800〜33
00のエポキシ樹脂1000部を少しづつ添加し、溶解
させた。次いでビスフェノールF25部と塩化リチウム
1部を加え200℃、60分間反応させ、分子量的70
00、固形分60%のエポキシ樹脂溶液(■′)を調製
した。該エポキシ樹脂溶液(I[’)1167部にN−
メチルエタノールアミン7.5部を加え、前記溶液(I
)と同様にして反応させ、固形分60,2%の変性エポ
キシ樹脂溶液(In)を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(IV)の調製〕撹拌機、温度
計、滴下ロートを取付けたフラスコ中にビスフェノール
A 729.6部、ビスフェノールF160部及び10
%苛性ソーダ水溶液2572部を加え、撹拌しながら5
0℃、10分間加熱した。次いでエピクロルヒドリン4
63部を加え、撹拌しながら100℃に加温し、30分
間保った。
次いで傾斜法にて上澄み水層を除き、更に沸騰水で洗浄
を繰返し、アルカリ性を示さなくなった後、150℃に
加熱し、脱水し、分子量約1400のエポキシ樹脂を製
造した。
得られたエポキシ樹脂300部を80℃に加温したエチ
レングリコールモノブチルエーテル300部に溶解し、
固形分50%のエポキシ樹脂溶液(■′)を調製した。
該溶液(IV’ )280部にハイドロキノン2.8部
、ジメチルベンジルアミン1.5部及び無水マレイン酸
6.9部を添加し、5時間反応させ、固形分51%の変
性エポキシ樹脂溶液(IV)を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(V)の調製〕前記溶液(I)
300部に、乳酸4部を加え中和した後、脱イオン水を
加え、固形分20%の水系変性エポキシ樹脂溶液(V)
を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(VI)の調製〕還流冷却器、
温度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ中にビスフェ
ノールA 109.4部、ビスフェノールF 64.0
部及び60部の苛性ソーダを600部の水に溶解させた
苛性ソーダ水溶液を加え、撹拌しながら50℃、10分
間加熱した。次いでエピクロルヒドリン116部を加え
徐々に昇温し、20分間で100℃とし、この温度で撹
拌しながら40分間保った。
次いで冷却後傾斜法にて、上澄み水層を除き、更に60
0部の水を加え、90℃に加温し、激しく撹拌した後、
再度の冷却後同様にして上澄み水層を除いた。このよう
な操作をアルカリ性を示さなくなるまで繰返し、最後に
水を充分分離した後、撹拌しながら150℃、30分間
加熱、脱水し、分子量約900のエポキシ樹脂を製造し
た。
得られたエポキシ樹脂200部を80℃に加温したエチ
レングリコールモノエチルエーテル200部中に溶解し
、固形分50%のエポキシ樹脂溶液(■′)を調製した
。該エポキシ樹脂溶液(■′)180部を150°Cに
加熱し、ハイドロキノン2部、ジメチルベンジルアミン
1部及び無水フタル酸26.6部を添加し、5時間反応
させ、固形分56%の変性エポキシ樹脂溶液(Vl’ 
)を調製した。
該変性エポキシ樹脂溶液(VI’)209.6部にトリ
エチルアミン18.9部を加え、中和し、さらに脱イオ
ン水を加え、固形分15%の水系変性エポキシ樹脂溶液
(Vl)を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(■)の調製〕還流冷却器、温
度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ中にビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂[エピコート1004J900部
とメチルエチルケトン600部とエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート200部を入れ、70℃に
加熱した後、トリレンジイソシアネート78部を添加し
、3時間反応させ、固形分55%の高分子化エポキシ樹
脂溶液(■′)を調製した。該溶液(■′)を80℃に
加熱した後、無水フタル酸67部を添加し、3時間反応
させて固形分56.6%の変性エポキシ樹脂溶液(■)
を調製した。
〔変性エポキシ樹脂溶液(■)の調製〕還流冷却器、温
度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ中に、キシレン
680部を入れ、100℃に加熱した後、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量2800〜3300
) 1000部を徐々に添加し、溶解させ、次いでビス
フェノールF25部と塩化リチウム1部を加え、150
℃、1時間反応させ固形分60%のエポキシ樹脂溶液(
■′)を調製した。該溶液(■′)を80℃に加熱した
後、ヘキサメチレンジイソシアネート24部を添加し、
3時間反応させた。次いでジェタノールアミン28部を
添加し、3時間反応させて、固形分61%の変性エポキ
シ樹脂溶液(■)を調製した。
〔エポキシ樹脂溶液(IX)の調製〕
還流冷却器、温度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ
中にビスフェノールA 72.9部、ビスフェノールF
 96.0部及び60部の苛性ソーダを600部の水に
溶解させた苛性ソーダ水溶液を加え、撹拌しながら50
℃、10分間加熱した。次いでエピクロルヒドリン11
6部を加え徐々に昇温し、20分間で100℃とし、こ
の温度で撹拌しながら40分間保った。
次いで冷却後傾斜法にて、上澄み水層を除き、更に60
0部の水を加え、90℃に加温し、激しく撹拌した後、
再度の冷却後同様にして上澄み水層を除いた。このよう
な操作をアルカリ性を示さなくなるまで繰返し、最後に
水を充分分離した後、撹拌しながら150℃、30分間
加熱脱水し、分子量的900のエポキシ樹脂を製造した
得られたエポキシ樹脂200部を80℃に加温したエチ
レングリコールモノエチルエーテル200部中に溶解し
、固形分50%のエポキシ樹脂溶液(IX)を調製した
〔エポキシ樹脂溶液(X)の調製〕
還流冷却器、温度計、撹拌機を取付けた三つロフラスコ
中にビスフェノールA型エポキシ樹脂「エピコート10
0IJ 400部とエチレングリコールモノエチルエー
テル400部を入れ、100℃に加熱し、5時間保ち、
固形分50%のエポキシ樹脂(X)を調製した。
実施例1 変性エポキシ樹脂溶液(I)149部、コロイダルシリ
カCrETC−ST (8産化学工業社製商品名)、エ
チレングリコールモノエチルエーテル分散タイプ、固形
分20%〕200部、フタロシアニングリーン〔「ファ
ーストゲングリーンS」(大日本インキ化学工業社製商
品名)〕 115部びエチレングリコールモノエチルエ
ーテル500部を混合溶解し、塗料を調製した。
得られた塗料を第2表に示す各種鋼板に乾燥膜厚が2μ
mとなるようロールコート塗装し、最高到達板温が30
秒で150℃になるよう焼付け、成膜性、耐溶剤性、耐
食性、耐アルカリ性、カチオン電着塗装性、上塗密着性
、耐水性、加工性、塗料安定性の各試験を行ない、その
結果を第2表下欄に示した。
実施例2〜8及び比較例1〜6 (変性)エポキシ樹脂溶液とシリカ粒子と有機顔料を第
1表に示す割合で配合した混合物を固形分が20%とな
る量のエチレングリコールモノエチルエーテルにて溶解
して塗料を調製した。
得られた塗料を実施例1と同様にして各試験を行ない、
その結果を第2表下欄に示した。
第2表からも明らかの通り本発明の塗料組成物を使用し
た実施例1〜8は、いずれも優れた塗膜性能を有してい
た。一方分子構造中に窒素原子を有する縮合多環系有機
顔料を含有しない、もしくは含有量の少ない比較例1.
 2. 3及び5、またエポキシ樹脂を塩基性窒素化合
物又は多塩基酸化合物で変性しなかった比較例4及び6
はいずれも耐食性、耐水性等が不良であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
    ビスフェノール型エポキシ樹脂を塩基性窒素化合物又は
    多塩基酸化合物で変性させた変性エポキシ樹脂100重
    量部に対し、 (ii)シリカ粒子5〜450重量部(シリカ固形分換
    算)及び (iii)分子構造中に窒素原子を有する縮合多環系有
    機顔料1〜20重量部 を配合せしめた耐食性塗料組成物。
  2. (2)(i)1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
    ビスフェノール型エポキシ樹脂を該樹脂中のエポキシ基
    もしくは水酸基との反応性を有する多官能性化合物にて
    高分子化せしめた高分子化エポキシ樹脂を、塩基性窒素
    化合物又は多塩基酸化合物で変性させた変性エポキシ樹
    脂100重量部に対し、 (ii)シリカ粒子5〜450重量部(シリカ固形分換
    算)及び (iii)分子構造中に窒素原子を有する縮合多環系有
    機顔料1〜20重量部 を配合せしめた耐食性塗料組成物。
  3. (3)前記ビスフェノール型エポキシ樹脂が、ビスフェ
    ノールA骨格とビスフェノールF骨格との重量比率(9
    5:5〜60:40)からなるビスフェノール骨格とエ
    ピクロルヒドリン骨格とより構成される、ことを特徴と
    する、請求項(1)又は(2)に記載の耐食性塗料組成
    物。
  4. (4)前記変性エポキシ樹脂を中和せしめ、水希釈可能
    としたことを特徴とする、請求項(1)、(2)又は(
    3)に記載の耐食性塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149867A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Kansai Paint Co Ltd 塗料組成物及び塗装物品

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