JPH0416804Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0416804Y2 JPH0416804Y2 JP1986180844U JP18084486U JPH0416804Y2 JP H0416804 Y2 JPH0416804 Y2 JP H0416804Y2 JP 1986180844 U JP1986180844 U JP 1986180844U JP 18084486 U JP18084486 U JP 18084486U JP H0416804 Y2 JPH0416804 Y2 JP H0416804Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- bolt
- insert
- bolt hole
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000012925 reference material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、部材取付用のコンクリートへの埋込
み金具いわゆるインサートの改良に関する。
み金具いわゆるインサートの改良に関する。
<従来技術>
インサート1の一種として、第3図に示すよう
に下端にフランジ2を有する軸部3の長さ方向に
部材取付用のボルトをねじ込むボルト孔(図示せ
ず)を穿設し、そのボルト孔の内周にねじを切つ
たインサートがある。この場合、ねじは通常タツ
プで切るため、このボルト孔のように先端が閉じ
ていると、孔の先端まではねじが切れない。この
ため、ねじはフランジの部分にまでは達していな
い。
に下端にフランジ2を有する軸部3の長さ方向に
部材取付用のボルトをねじ込むボルト孔(図示せ
ず)を穿設し、そのボルト孔の内周にねじを切つ
たインサートがある。この場合、ねじは通常タツ
プで切るため、このボルト孔のように先端が閉じ
ていると、孔の先端まではねじが切れない。この
ため、ねじはフランジの部分にまでは達していな
い。
ところで、インサート1に関する要望として、
軽量化が望まれるが、このために軸部3の肉厚を
薄くすると、引張り強度が減ずる欠点が生ずる。
軽量化が望まれるが、このために軸部3の肉厚を
薄くすると、引張り強度が減ずる欠点が生ずる。
ところで、インサート1にボルト4をねじ込
み、この状態でボルト4を引張つた場合、ボルト
4に比してインサート1が弱いと、インサート1
はねじ込んだボルト4の先端に対応する部分の軸
部3で切断されることが実験上知られている。
み、この状態でボルト4を引張つた場合、ボルト
4に比してインサート1が弱いと、インサート1
はねじ込んだボルト4の先端に対応する部分の軸
部3で切断されることが実験上知られている。
この実験は、第2図に示すようにボルト4をね
じ込んだインサート1を支持板5により支える。
ボルト4をチヤツク6にて掴んで、チヤツク6を
下方へ引く。するとボルト4に比してインサート
1が弱いと、インサート1はボルト4の先端に対
応する部分7の軸部2で切断される。これに関す
る実験データは、別紙の参考資料に示す通りであ
る。
じ込んだインサート1を支持板5により支える。
ボルト4をチヤツク6にて掴んで、チヤツク6を
下方へ引く。するとボルト4に比してインサート
1が弱いと、インサート1はボルト4の先端に対
応する部分7の軸部2で切断される。これに関す
る実験データは、別紙の参考資料に示す通りであ
る。
この実験から明らかなように、引張つた場合切
断するのは、ねじ込むボルトの先端に対応する部
分である。このため軽量化するとき、この部分を
強くすることがまず問題となる。
断するのは、ねじ込むボルトの先端に対応する部
分である。このため軽量化するとき、この部分を
強くすることがまず問題となる。
<解決しようとする問題点と、その手段>
本考案は、上記の問題を解決しようとするもの
で、この目的のためにつぎのように構成する。す
なわち軸部の長さ方向に部材取付用のボルトをね
じ込むボルト孔を穿設したインサートにおいて、
軸部の下方に上面が広く埋設側がすぼむ逆円錐台
状のフランジを全周にわたつて設けるとともに、
フランジの下面に突出部を設けてボルト孔を突出
部にまで及ぼし、ボルト孔の内面に刻設するねじ
をフランジ部分にまで切つてなるインサートであ
る。
で、この目的のためにつぎのように構成する。す
なわち軸部の長さ方向に部材取付用のボルトをね
じ込むボルト孔を穿設したインサートにおいて、
軸部の下方に上面が広く埋設側がすぼむ逆円錐台
状のフランジを全周にわたつて設けるとともに、
フランジの下面に突出部を設けてボルト孔を突出
部にまで及ぼし、ボルト孔の内面に刻設するねじ
をフランジ部分にまで切つてなるインサートであ
る。
<作用>
フランジの下面に突出部を設けて、ボルト孔を
突出部にまで及ばせることにより、ボルトの内面
に刻設するねじを少くともフランジの部分にまで
切ることが可能となつた。このため、引張つた場
合切断箇所となるボルトの先端部が、軸部よりは
るかに強固な逆円錐台状のフランジの部分となる
ので、ボルトの先端部が軸部のストレートな根本
となつている従来品に比して、はるかに大きい引
張り強度がえられることとなる。
突出部にまで及ばせることにより、ボルトの内面
に刻設するねじを少くともフランジの部分にまで
切ることが可能となつた。このため、引張つた場
合切断箇所となるボルトの先端部が、軸部よりは
るかに強固な逆円錐台状のフランジの部分となる
ので、ボルトの先端部が軸部のストレートな根本
となつている従来品に比して、はるかに大きい引
張り強度がえられることとなる。
<実施例>
以下に本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図に示すようにインサート11の軸部1
2の下部にフランジ13を設ける。フランジ13
の形状は、第3図の従来品とは反対に上面が広
く、埋設側となる下方がすぼむ逆円錐状とし、外
周3箇所にノツク14を設けて、下からフランジ
13を支える。軸部12のフランジ13に連らな
る根本に肉厚部15を設ける。肉厚部15は、一
例として軸部12の内径が12mmのインサート11
では、肉厚部15の肉厚は軸部12より1mm厚く
する。
る。第1図に示すようにインサート11の軸部1
2の下部にフランジ13を設ける。フランジ13
の形状は、第3図の従来品とは反対に上面が広
く、埋設側となる下方がすぼむ逆円錐状とし、外
周3箇所にノツク14を設けて、下からフランジ
13を支える。軸部12のフランジ13に連らな
る根本に肉厚部15を設ける。肉厚部15は、一
例として軸部12の内径が12mmのインサート11
では、肉厚部15の肉厚は軸部12より1mm厚く
する。
フランジ13の下面に軸状の突出部16を設け
て、部材取付用のボルト17をねじ込むため軸部
12の長さ方向にあけるボルト孔18の下端を、
この突出部16に及ぼす。さすれば、ボルト孔1
8の内面に刻設するねじ19は少くともフランジ
13の部分にまで切れる。
て、部材取付用のボルト17をねじ込むため軸部
12の長さ方向にあけるボルト孔18の下端を、
この突出部16に及ぼす。さすれば、ボルト孔1
8の内面に刻設するねじ19は少くともフランジ
13の部分にまで切れる。
使用方法は、従来品と同じであるが、上記のよ
うにボルト孔18のねじ19がフランジ13の部
分にまで切られているため、ボルト17はその先
端をフランジ13の部分にまでねじ込める。
うにボルト孔18のねじ19がフランジ13の部
分にまで切られているため、ボルト17はその先
端をフランジ13の部分にまでねじ込める。
<考案の効果>
本考案は以上説明したように、フランジの下面
に突出部を設けてボルト孔を突出部にまで及ばせ
ることにより、ボルト孔の内面に刻設するねじを
少くともフランジの部分にまで切れるようになつ
た。このため、引張つた場合切断箇所となるボル
トの先端が、軸部より強い逆円錐台状のフランジ
の部分となるので、ボルトの先端が軸部のストレ
ートな根本にあつた従来品に比して、はるかに大
きい抗張力を有するインサートとなる。
に突出部を設けてボルト孔を突出部にまで及ばせ
ることにより、ボルト孔の内面に刻設するねじを
少くともフランジの部分にまで切れるようになつ
た。このため、引張つた場合切断箇所となるボル
トの先端が、軸部より強い逆円錐台状のフランジ
の部分となるので、ボルトの先端が軸部のストレ
ートな根本にあつた従来品に比して、はるかに大
きい抗張力を有するインサートとなる。
第1図は本考案のインサートを示す一部縦断正
面図、第2図は引張り強度実験を示す説明図、第
3図は従来のインサートを示す正面図である。 11……インサート、12……軸部、13……
フランジ、15……肉厚部、17……ボルト、1
8……ボルト孔。
面図、第2図は引張り強度実験を示す説明図、第
3図は従来のインサートを示す正面図である。 11……インサート、12……軸部、13……
フランジ、15……肉厚部、17……ボルト、1
8……ボルト孔。
Claims (1)
- 軸部の長さ方向に部材取付用のボルトをねじ込
むボルト孔を穿設したインサートにおいて、軸部
の下方に上面が広く埋設側がすぼむ逆円錐台状の
フランジを全周にわたつて設けるとともに、フラ
ンジの下面に突出部を設けてボルト孔を突出部に
まで及ぼし、ボルト孔の内面に刻設するねじをフ
ランジ部分にまで切つてなるインサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986180844U JPH0416804Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986180844U JPH0416804Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385705U JPS6385705U (ja) | 1988-06-04 |
JPH0416804Y2 true JPH0416804Y2 (ja) | 1992-04-15 |
Family
ID=31125174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986180844U Expired JPH0416804Y2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416804Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073965A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-26 | 入来院 正巳 | コンクリ−ト製品の吊り下げ用係止具 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP1986180844U patent/JPH0416804Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073965A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-26 | 入来院 正巳 | コンクリ−ト製品の吊り下げ用係止具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385705U (ja) | 1988-06-04 |
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