JPH0416679B2 - - Google Patents

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JPH0416679B2
JPH0416679B2 JP23857688A JP23857688A JPH0416679B2 JP H0416679 B2 JPH0416679 B2 JP H0416679B2 JP 23857688 A JP23857688 A JP 23857688A JP 23857688 A JP23857688 A JP 23857688A JP H0416679 B2 JPH0416679 B2 JP H0416679B2
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oil
atf
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path
automatic transmission
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Kazuo Maruyama
Yukito Oohigata
Kazuhiro Oomya
Satoshi Shiroyama
Kazuyoshi Kurasaki
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MK Seiko Co Ltd
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MK Seiko Co Ltd
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Publication of JPH0416679B2 publication Critical patent/JPH0416679B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0408Exchange, draining or filling of transmission lubricant

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車の自動変速機に使用されて
いるATF(自動変速機油)の交換を行なう装置に
関する。
[従来技術] 従来この種の装置として、例えば特開昭63−
16115号公報に開示されるように、ノズルを自動
変速機のフイラーチユーブへ挿入し、このノズル
においてATFの抜取および注入をそれぞれ交互
に行なう方式(以後、方式と呼ぶ)の装置が知
られている。この方式の装置では、フイラーチ
ユーブへノズルを挿し込むだけの極めて簡単な準
備作業を行なうだけでATF交換ができる反面、
自動変速機のオイルパン内に有るATFを交換す
るだけで使用ATFの全量を入れ替えることがで
きず、使用ATF全量を清浄化するには、エンジ
ンをかけてATFを循環させた後に繰り返し交換
作業を行なう希釈法によらなければならず、長時
間の作業を要し且つ多量のATFを費やす欠点が
あつた。
これに対し、実公昭62−22178号公報に開示さ
れるように、オイルクーラへ至るATF流路へ接
続し、エンジン作動に伴つてATF流路より排出
されるATFを抜き取り、これと並行して新しい
ATFを注入する方式(以後、方式と呼ぶ)の
装置が知られている。この方式の装置では、オ
イルクーラを介してATFを循環させる流路中で
ATFの抜取と注入を並行して行なうので、短時
間で効率良くほぼ全量のATFを交換することが
できる。しかし、交換装置を前記ATF流路へ接
続するには自動車をリフト等で持ち上げて管路を
取り外さなければならず、作業が大掛かりとなる
ばかりか、ATFの排油量と給油量とがほぼ同量
づつ行なわれるよう流量調節弁等で調整しなけれ
ばならず、作業者にある程度の熟練を必要とする
欠点がある。
[解決しようとする課題] 上記の通り、従来のATF装置にはその方式に
応じてそれぞれ一長一短があり、ガソリンスタン
ド等で手軽にATFの交換をしたい、または自動
変速機内のATFレベルを調整したい等の場合に
は方式の装置が好適であり、ATFの劣化が認
められ全量にわたるATFの交換が必要となる場
合は方式の装置が向いている。
従つてこの発明の解決すべき課題は、一台の装
置で前記した両方式のATF交換が実行可能で、
その用途に応じて容易かつ自由に使い分けができ
る新規な装置が得られないか、という点にある。
[課題を解決するための手段] この発明は自動車の自動変速機より抜き取つた
古いATFを貯える廃油タンクと;自動変速機の
フイラーチユーブへ挿入するノズルと連通し、ポ
ンプ等の吸込手段を介して廃油タンクへ至る第1
の排油路と;自動車のオイルクーラもしくはオイ
ルクーラと接続するATF流路へ接続され、弁手
段を介して廃油タンクへ至る第2の排油路と;第
1の排油路および第2の排油路より廃油タンクへ
抜き取られるATFの排油量を検出する手段と;
自動変速機へ注入する新しいATFを貯える新油
タンクと;該新油タンクと連通しポンプ等の圧送
手段を介して前記ノズルもしくはオイルクーラも
しくは前記ATF流路のいずれかへ至る給油路
と;該給油路より自動変速機へ注入されるATF
の給油量を検出する手段と;前記第1の排油路か
らのATFの抜取と前記給油路からのATFの注入
を交互に行なう第1の交換作業(方式の交換作
業)と、前記第2の排油路からのATFの抜取と
前記第2の給油路からの注入を並行して行なう第
2の交換作業(方式の交換作業)とを、それぞ
れ選択可能な操作部と;該操作部で第1の交換作
業が選択されると、前記両検出手段で与える排油
量と給油量とに基づいて前記吸込手段および圧送
手段を制御すると共に、第2の交換作業が選択さ
れると、前記両検出手段で与える排油量と給油量
とに基づいて前記弁手段および圧送手段を制御す
る制御手段とを設けて、前記両方式のATF交換
が容易に実行できるものとし、上記課題の解決を
はかつたものである。
またこの発明は、吸排両用のポンプ装置を備え
ると共に、第2の排油路と給油路とは部分的に管
路を共有するものとして、前記ポンプ装置により
吸込手段と圧送手段とを兼ねることにより、より
安価な装置を得ることができる。
[実施例] 以下、その実施例について図面を基に説明す
る。
第1図は本発明一実施例の構成および接続状態
を示す説明図で、ここでは前記方式に係る接続
状態を例示している。図中1はATF交換装置、
AはATFの交換を受ける自動変速機、Bはエン
ジン、Cはオイルクーラを内蔵したラジエータで
ある。
ATF交換装置1は、その外方にカプラ(プラ
グ)2,3を備え、カプラ2には排油ホース4
を、またカプラ3には給油ホース5もしくは給排
ホース6を接続する。
排油ホース4と給油ホース5とは、それぞれ一
端にカプラ(ソケツト)41,51を備え、他端に
はオイルクーラを介するATF流路Dへ接続する
ためのアダプター42,52を備えており、前記方
式のATF交換を行なう際に使用され、図示の
ように接続される。ATF流路Dは、自動変速機
AのATF流路出口D1からホースD2を介してオイ
ルクーラへの流入口C1へ至り、オイルクーラ流
出口C2からホースD3を介して自動変速機Aの
ATF流入口D4へ至つており、このうちいずれか
の位置で流路の接続を断ち、上流側を排油ホース
4に下流側を給油ホース5に接続すれば良い。
給排ホース6は、一端にカプラ(ソケツト)6
を備え、他端には自動変速機Aのフイラーチユ
ーブEへ挿入するためのノズル7を設けており、
前記方式のATF交換を行なう際に使用され、
前記カプラ3においてATF装置1と接続する。
ノズル7は、フイラーチユーブEへ挿入可能な太
さの可撓性の管材から成り、フイラーチユーブE
より自動変速機AのオイルパンF内に挿入され、
ATFの吸込および注入を行なう。
ATF交換装置1内には、抜き取つた古いATF
を貯える廃油タンク8、注入する新しいATFを
貯える新油タンク9、ATF圧送用のポンプ10、
および各流路を開閉する電磁弁11〜13が備え
られている。ポンプ10は、正逆回転可能なモー
タによつて駆動され、カプラ3を介してATFの
吸込と排出とを適宜切り換えて行なう吸排両用式
のポンプから成つている。こうした構成により
ATF交換装置1内には、カプラ3からポンプ1
0および電磁弁11を介して廃油タンク8へ至る
第1の排油路aと、カプラ2から電磁弁12を介
して廃油タンク8へ至る第2の排油路bと、新油
タンク9より電磁弁13およびポンプ10を介し
てカプラ3へ至る給油路cとが形成される。
dはカプラ2〜電磁弁12間とカプラ3〜ポン
プ10間とを継ぐ短絡流路で、図示の方式によ
るATF交換時に電磁弁12が閉弁し排油ホース
4からのATF流入圧が上昇すると開弁して給油
側へATFを流通させるリリーフ弁14を備えて
いる。
廃油タンク8と新油タンク9とは、それぞれ支
持台15,16に載置されており、この支持台1
5,16の支持部にはそれぞれロードセルを備え
た重量検出器17,18が設けられ、両タンク
8,9の重量を検出できるよう構成されている。
19は前記第2の排油路bに、また20は前記
第1の排油路aと給油路cとの共通管路にそれぞ
れ備えられるATFチエツカーで、各流路と接続
した透明な管から成り、ATF装置1の前面に臨
ませて(第3図参照)給排されるATFの汚損度
等をモニターするものである。
第2図は上記実施例の制御系を示すブロツク図
で、21は制御ボード、22はリレーボード、2
3は操作パネルである。
制御ボード21は、入出力回路24、CPU2
5およびメモリ26を備え、メモリ26に書き込
まれたプログラムに従い操作パネル23および重
量検知器17,18からの入力信号に応じてリレ
ーボード22へ制御出力し、前記ポンプ10およ
び電磁弁11〜13を作動させる。27はアラー
ム出力部で、制御ボード21で異常状態を検出す
るに伴い警報音を出力する。
操作パネル23は、表示部28と操作入力部2
9とから成り、以下その詳細を第3図を用いて説
明する。
表示部28には、設定量表示部30、給油量表
示部31、交換回数表示部32、異常モニター部
33および運転モニター部34が備えられ、それ
ぞれ以下の表示に使用される。
設定量表示部30:後述のプリセツトキー361
で設定されたATFの交換量を表示する。
給油量表示部31:ATF交換時に自動変速機A
へ注入されたATFの量を表示する。尚、後述
する抜取キー371、注入キー372、補充キー
381または排出キー382が押された時は、そ
れぞれの作業に伴うATFの移動量を表示する。
交換回数表示部32:主に方式の交換作業に係
り、オイルパンF内のATF交換を複数回繰り
返して行なう場合に、実行する交換回数を表示
するもので、実行する残り回数を減算表示す
る。
異常モニター部33:廃油タンク8の満タンまた
は新油タンク9の貯油不足が認められた場合、
それぞれ該当のランプを点灯して表示する。
運転モニター部34:主に方式の交換作業に係
り、実行中の行程、すなわち第1排油路aによ
るATF抜取中か、給油路cによるATF注油中
か、またはアイドリング(各回のATF交換後、
エンジン駆動状態で待機する工程)中であるか
を、それぞれ該当のランプを点灯して表示す
る。
また、操作入力部29には、交換方式選択部
35、自動運転入力部36、手動運転入力部3
7および補助入力部38が設けられており、そ
れぞれ以下の操作に使用される。
交換方式選択部35:実行する交換方式が、方式
であるのか方式であるのかをキー入力して
選択する。各キーにはLEDランプが付設され、
選択された方式を点灯表示する。
自動運転入力部36:プリセツトキー361とス
タートキー362とを備え、プリセツトキー3
1を押して前記設定量表示部30の表示を見
ながら交換するATF量を設定し、続いてスタ
ートキー362を押すと、交換方式選択部35
で選択された方式でATFの給油量が設定した
量に達するまで自動的に交換動作する。プリセ
ツトキー361では下限値(4)から上限値
(12)まで1刻みで設定でき、プリセツト
されないままスタートキー362が押されると、
方式の交換では、オイルパンF内のATFを
可能な限り抜き取りこの抜取量と同量を給油を
行なつて作業を終了し、方式の交換では、標
準量(6)の交換が自動的に行なわれる。ス
トートキー362が押されると、付設のLEDラ
ンプが点灯され運転中を表示する。
手動運転入力部37:抜取キー371と注入キー
372とを備え、抜取キー371が押されると、
方式の交換では第1排油路a、方式の交換
では第2排油路bにより、自動変速機Aから
ATFの抜き取りが行なわれ、注入キー372
押されると給油路cによりATFの注入が行な
われる。
補助入力部38:補充キー381が押されると、
ポンプ10を吸入運転すると共に電磁弁13を
開弁させ、カプラ3より給油ホース5もしくは
給排ホース6を介して外部タンクより新油タン
ク9内へ新しいATFの補充を行なう。排出キ
ー382が押されると、ポンプ10を排出運転
すると共に電磁弁10を開弁させて、カプラ3
より給油ホース5もしくは給排ホース6を介し
て廃油タンク8内のATFを外部へ排出する。
リセツトキー383が押されると、通常は前記
表示部30〜32の表示をクリアーし、異常モ
ニターが点灯した異常発生時には異常停止状態
をリセツトして常態に復帰させるよう機能す
る。停止キー384は前記抜取キー371、注入
キー372、補充キー381、および排出キー3
2により開始された各動作を手動停止させる。
第4図〜第6図は上記実施例によるATF交換
動作を説明するフローチヤートで、いずれも自動
運転入力部36による自動運転時の動作を示し、
第4図は方式および方式の初期共通動作部の
フロー、第5図は方式の交換動作を示すフロ
ー、第6図は方式の交換動作を示すフローであ
る。以下、この図を用いて実施例の動作を説明す
る。
方式の交換動作: 給排ホース6をカプラ3へ接続し、ホース先端
のノズル7を自動変速機のフイラーチユーブへ挿
入した後、操作パネル23の交換方式選択部35
において方式を選択入力し、自動運転入力部に
おいて交換するATF量を設定してスタート入力
すると、方式の交換動作が実行される。
まず、プリセツトキー361で設定された量を
メモリQpへロードし(1)、この設定量Qpと重量検
知器17,18で与える廃油タンク8および新油
タンク9の重量とに基づき、交換終了時の廃油タ
ンク8および新油タンク9の重量を算出し、その
終了時の重量が所定の範囲を逸脱しており、廃油
満タンまたは新油不足が予想されると(2)(3)、異常
モニター部33へその予想される異常状態を点灯
表示し(4)(5)、アラーム出力部27より警報音を出
力して(6)フローを終了する。この場合作業者は、
前記補充キー38、または排出キー382を用い
て、新油の補充もしくは廃油の排出を行なつて再
度スタートすれば良い。
ステツプ(2)(3)で、異常発生の恐れがないと判断
されれば、選択された交換方式を確認し(7)(8)、方
式が選択されていれば引き続き第5図のフロー
を実行する。
ポンプ10を吸込運転すると共に電磁弁11を
開いて第1の排油路aを形成し(10)、ATFの抜取
を開始する。続いて、設定量Qpがプリセツトさ
れているか否かを確認し(11)、プリセツトされ
ていれば、ステツプ(12)より設定量Qpに基づ
いた交換動作を行なう。この場合、設定量Qpは
前述の通り4〜12の範囲で設定され、これに
対し自動変速機のオイルパンより抜取可能な
ATFの量は1.5〜2.5程度であるので、抜取・注
入を複数回繰り返して行なうことになる。この交
換作業はエンジンを駆動した状態で実行し、複数
回の交換を連続して与える。
まず重量検知器17で与える廃油タンク8の重
量データを読み取りその重量変化に基づいて排油
量Q1を求め(12)、この排油量Q1がメモリCに初
期値として与えられた一定の基準交換量(1.5〜
2.0)に達したか(13)、また排油量Q1の増加が止
まり抜取終了と認められるか(14)、更に排油ト
ータル量TQ1+Q1(TQ1は排油量積算用のメモ
リ:ステツプ(17)参照)が設定量Qpに達した
か(15)を、それぞれ監視する。
抜取が進行し、排油量Q1が基準量Cに達する
か、抜取終了が検出されるか、また排油トータル
量が設定量Qpに達するかすると、ポンプ10の
運転を停止し電磁弁11を閉じて抜取を停止し
(16)、排油積算メモリTQ1に排油量Q1を加算す
る(17)。続いて、今行なつた抜取が第1回目の
ものであるか否かを確認し(18)、第1回目であ
ればその排油量Q1に基づき各回の交換量を設定
しメモリCへ代入すると共に(C=Q1)、設定し
た交換量Cに基づいて設定量Qpの交換を行なう
に必要となる交換回数Nを算出し、その回数Nを
交換回数表示部32へ表示する(19)。
この後、ポンプ10を排出運転すると共に電磁
弁13を開いて給油路Cを形成し(20)、ATFの
注入を開始する。注入開始に伴い、重量検知器1
8で与える新油タンクの重量データにより給油量
Q2を求め(21)、この給油量Q2に基づき給油トー
タル量TQ2+Q2(TQ2は給油量積算用のメモリ:
ステツプ(26)参照)を求めて給油量表示部31
へ表示する(22)。更に、このトータル量TQ2
Q2が設定量Qpに達したか(23)、また給油量Q2
が先に設定した交換量Cに達したか(24)を監視
する。
注入が進行し給油量Q2が交換量Cに達すると
ポンプ10を停止し、電磁弁13を閉じて注入を
求め(25)、給油積算メモリTQ2に給油量Q2を加
算する(26)。この後、一定時間(1〜2分間)
待機して(27)、注入したATFが自動変速機内に
循環されるのを持ち、交換回数表示部32へ表示
した交換回数を減算表示した後(28)、ステツプ
(10)より同様な交換動作を繰り返す。
交換が繰り返され注入動作中のステツプ(23)
で、給油トータルTQ2+Q2が設定量Qpに達した
のが検出されると、ポンプ10を停止し電磁弁1
3を閉じて注入を止め(29)、アラーム出力部2
7より終了を報知した後(30)、一連の交換動作
を終了する。
一方、前記ステツプ(11)でプリセツトされて
おらずQp=0と判断されると、ステツプ(32)
より交換可能な範囲の交換動作が自動的に行なわ
れる。ここでは抜取終了と認められるまでATF
の抜取を行ない、その後同量のATFを注入する
よう動作し、この場合オイルパン内が空となり自
動変速機内へ空気が流入することになるので、通
常エンジンを止めた状態で作業を行なう。
ステツプ(10)での抜取開始を伴い、まず重量検知
器17からのデータに基づき排油量Q1を求め
(32)この排油量Q1の変化速度に基づき抜取が終
了したか否かを検知する(33)。抜取終了と判断
されれば、ポンプ10を停止し電磁弁11を閉じ
て抜取を停止し(34)、続いてポンプ10を排出
運転すると共に電磁弁13を開いて注入を開始す
る(35)。注入開始に伴い、重量検知器18から
のデータに基づき給油量Q2が、先の排油量Q1
達したのを検知すると(37)、ステツプ(29)へ
移行し一連の動作を終了する。
交換動作終了後、作業者は自動変速機のATF
レベルをチエツクし、必要に応じて手動運転入力
部37の抜取キー371もしくは注入キー372
用いてレベル調整し、作業完了とすれば良い。
以上のように方式の交換動作においては、プ
リセツトの有無に応じて設定量に応じた複数回の
交換をエンジンを駆動したまま繰り返し行なう連
続運転と、エンジンを止めて1回で可能な量の交
換を行なう個別運転とを選択的に行なうことがで
きる。尚、前記連続運転の場合には、エンジンを
回しながら抜取を行ないATF内への空気混入が
見込まれるので、内部にスラツジの堆積等が予想
される年式の古い自動変速機に対しては、空気混
入によるスラツジの巻き上げを防止するため、前
記個別運転を繰り返し行なうか、後述する方式
の交換を行なうのが好ましい。
方式の交換動作: 排油ホース4および給油ホース5をそれぞれカ
プラ2,3へ接続し、両ホース先端のアダプタ4
,52において自動変速機のオイルクーラもしく
はATF流路へ接続した後エンジンを駆動し、操
作パネル23の交換方式選択部35において方式
を選択し、自動運転入力部において交換する
ATF量を設定してスタート入力すると、方式
の交換動作が実行される。エンジンが駆動される
と排油ホース4からはATFが流入してくるが、
ここで電磁弁12がまだ閉じた状態にあると、リ
リーフ弁14が押し開かれて短絡流路dより給油
ホース5側へ還流する。このとき、流入する
ATFは前記チエツカー19を介して還流するの
で、チエツカー19においてATFの汚損度を確
認し、プリセツトする交換量を決める際の参考と
すれば良い。
動作がスタートされると、まず前記方式と同
様に第4図のフローを実行し、ステツプ(8)で方式
の実行中であることが確認されると、引き続き
第6図のフローを実行する。
ポンプ10を排出運転すると共に電磁弁12,
13を開弁して交換作業を開始する(40)。これ
に伴い排油ホース4から自動変速機で使われてい
た古いATFが流入して廃油タンク8に貯えられ、
同時に給油ホース5からは新油タンク9内の新し
いATFが圧送される。
交換開始後、重量検知器17,18からの重量
データに基づきそれぞれ排油量Q1および給油量
Q2を算出し(41)、このうち給油量Q2を給油量表
示部31へ表示する(42)。続いて、給油量と排
油量との差Q2−Q1が所定値a(0〜0.5)を越
えているか否かをチエツクし(43)、aを越えて
いればポンプ10を停止する一方で電磁弁12を
開弁保持して排油を先行させる(44)。一方、Q2
−Q1がa以下であれば、排油量と給油量との差
Q1−Q2が所定値b(0〜0.5)を越えているか
否かをチエツクし(45)、bを越えていればポン
プ10を運転維持する一方で電磁弁12を閉じて
給油を先行させる(46)。また、排油量と給油量
との差が所定範囲、すなわち−a<Q1−Q2<b
にあつて双方ともほぼ平衡していれば、ポンプ1
0の運転状態および電磁弁12の開弁状態をそれ
ぞれ維持する(47)。尚、電磁弁12を閉じると
短絡流路dにより古いATFが再び給油側へ循環
してしまうので、本例ではポンプ10の給油能力
が排油速度をを上回るよう設定してあり、通常ス
テツプ(46)を実行することはない。
交換が進行し、給油量Q2が設定量Qpに達する
と(48)、ポンプ10を停止し(49)、また排油量
Q1が設定量Qpに達すると(50)、電磁弁12を閉
じる(51)。こうして給油量Q2と排油量Q1がそれ
ぞれ設定量Qpに達し、交換が終了したと判断さ
れると(52)、電磁弁13を閉じた後(53)、アラ
ーム出力部27より終了を報知して(54)一連の
動作を終了する。
この後、作業者は自動変速機のATFレベルを
チエツクし、必要に応じて手動運転入力部37の
抜取キー371もしくは注入キー372を用いてレ
ベルを調整し、エンジンを止めて排油ホース4お
よび給油ホース5を外せば良い。
この実施例は以上のように構成され、先端にノ
ズル7を備えた給排ホース6を介して、第1の排
油路aによる抜取と給油路cによる注入とを交互
に行なう方式の交換動作と、排油ホース4と給
油ホース5とを介して、第2の排油路bによる抜
取と給油路Cによる注入とを並行して行なう方式
の交換動作とを、自由に選択して実行できる。
しかし、いずれの方式の交換動作においても、廃
油タンク8および給油タンク9の重量をそれぞれ
検知して排油量と給油量を求め、これに基づいて
排油および給油を制御するので、予め定めた設定
量通りの交換を自動的に行なうことができ、作業
者の付き添いを必要とせず、かつ作業に慣れない
者でも容易に交換作業ができる。
[発明の効果] この発明は以上のように構成され、フイラーチ
ユーブへ挿入したノズルにおいてATFの抜取お
よび注入を交互に行なう第1の交換作業と、オイ
ルクーラまたはそのATF流路に接続してATFの
抜取と注入を並行して行なう第2の交換作業とを
自由に選択することができ、手を掛けずに簡単に
交換したいまたはATFのレベル調節だけしたい
様な場合には第1の交換作業、ATFの劣化が認
められ全量の交換をしたい等の場合は第2の交換
作業を行なうといつたように、適宜使い分けるこ
とができる。また、第1および第2の交換作業を
共通の廃油タンク、新油タンクおよび給油路を用
いて行なうことができ、従来装置に比べて特別に
大形化したり大幅なコストアツプを招く等の不利
がなく、発明装置を構成することができる。ま
た、排油量と給油量を検出し制御手段で定量的な
制御ができるので、従来のように常時作業者が付
き添つて排油と給油とを監視する必要がなく、作
業の合理化が可能である。
また、請求項第2項記載のように、給油路の圧
送手段と第2排油路の吸込手段とを兼ねるよう構
成することも可能で、1台のポンプ装置を備える
だけで必要とするすべての動作が得られ、安価な
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の構成説明図。第2図
は同発明の制御系を示すブロツク図。第3図は同
発明の要部拡大図。第4図〜第6図は同実施例の
動作を示すフローチヤート。 1はATF交換装置、7はノズル、8は廃油タ
ンク、9は新油タンク、10は吸込手段および圧
送手段たるポンプ、12は弁手段たる電磁弁、1
7は排油量検出手段たる重量検知器、18は給油
量検出手段たる重量検知器、20は制御手段たる
制御ボード、23は操作パネル、AはATF交換
装置、Cはオイルクーラを内蔵したラジエータ、
DはATF流路、Eはフイラーチユーブ、aは第
1の排油路、bは第2の排油路、cは給油路であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車の自動変速機より抜き取つた古い
    ATFを貯える廃油タンクと;自動変速機のフイ
    ラーチユーブへ挿入するノズルと連通し、ポンプ
    等の吸込手段を介して廃油タンクへ至る第1の排
    油路と;自動車のオイルクーラもしくはオイルク
    ーラと接続するATF流路へ接続され、弁手段を
    介して廃油タンクへ至る第2の排油路と;第1の
    排油路および第2の排油路より廃油タンクへ抜き
    取られるATFの排油量を検出する手段と;自動
    変速機へ注入する新しいATFを貯える新油タン
    クと;該新油タンクと連通しポンプ等の圧送手段
    を介して前記ノズルもしくはオイルクーラもしく
    は前記ATF流路のいずれかへ至る給油路と;該
    給油路より自動変速機へ注入されるATFの給油
    量を検出する手段と;前記第1の排油路からの
    ATFの抜取と前記給油路からのATFの注入を交
    互に行なう第1の交換作業と、前記第2の排油路
    からのATFの抜取と前記第2の給油路からの注
    入を並行して行なう第2の交換作業とを、それぞ
    れ選択可能な操作部と;該操作部で第1の交換作
    業が選択されると、前記両検出手段で与える排油
    量と給油量とに基づいて前記吸込手段および圧送
    手段を制御すると共に、第2の交換作業が選択さ
    れると、前記両検出手段で与える排油量と給油量
    とに基づいて前記弁手段および圧送手段を制御す
    る制御手段とを設けたことを特徴とするATF交
    換装置。 2 請求項1記載の装置において、吸排両用のポ
    ンプ装置を備えると共に、第2の排油路と給油路
    とは部分的に管路を共有するものとして、前記ポ
    ンプ装置により吸込手段と圧送手段とを兼ねるこ
    とを特徴とするATF交換装置。
JP23857688A 1988-09-22 1988-09-22 Atf交換装置 Granted JPH0289898A (ja)

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