JPH04165825A - エコーキャンセラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエコーキャンセラ装置に関し、特に拡声電話機
、電話会議装置等と組合せて使用されるエコーキャンセ
ラ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来この種のエコーキャンセラ装置では、近端側即ち拡
声電話機あるいは電話会議装置などのエコー消去にのみ
着目し、違端側即ち網側に設置されるエコーキャンセラ
装置との縦続接続については考慮されていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

このため、従来のエコーキャンセラ装置では、拡声電話
機や電話会議装置が網を介して相互に接続されるとき、
拡声電話機や電話会議装置などに端末側に用いられるエ
コーキャンセラ装置と網側に設けられたエコーキャンセ
ラ装置とが縦続接続され、網側に設けられたエコーキャ
ンセラ装置が、端末側のエコーキャンセラ装置を含む端
末系のエコー予測に誤差を生じ、通話品質を損う場合が
あった。

本発明の目的は、端末側エコーキャンセラ装置と網側エ
コーキャンセラ装置が縦続接続される網構成の時、網側
エコーキャンセラ装置の動作を無効し、縦続接続により
端末系のエコー予測の誤差を防止し、高通話品質を具現
化するエコーキャンセラ装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のエコーキャンセラ装置は、アナログもしくはデ
ィジタル４線式個別線信号線路に使用される近端エコー
を消去するエコーキャンセラ装置において、単一周波数
の発振器を有し、先ず遠端入力端子側の個別線信号が話
中状態となり次いで近端入力端子側の個別線信号が話中
状態となった場合に前記発振器の出力信号を遠端出力端
子に対して一定時間送出することを特徴とし、また遠端
入力端子に接続される前記単一周波数を検出する信号検
出回路と、前記単一周波数を中心周波数とする帯域減衰
ろ波器とを有し、先ず近端入力端子側の個別線信号が話
中状態となった場合に前記帯域減衰ろ波器を前記遠端入
力端子と前記近端出力端子との間に挿入し、次いで前記
遠端入力端子側の前記個別線信号が話中状態となった後
、前記信号検出回路が前記単一周波数の信号を一定時間
検出しないとき前記帯域減衰ろ波器を短絡する。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、請求項１記載のエコーキャンセラ装置（以下
第１のエコーキャンセラ装置という）のブロック図であ
る。

第１図を参照すると本発明による第１のエコーキャンセ
ラ装置は、単一周波数の発振器１と、エコーキャンセラ
回路２と、個別線信号検出回路３および４と、切替回路
５と、個別線信号検出回路３および４の情報を読み出し
、切替回路５において端末装置からの音声信号と発振器
１の出力信号とを切替送出制御するマイクロプロセッサ
６と、拡声電話機あるいは電話会議装置等の端末と接続
される近端入力端子１１および近端出力端子１２と、網
側と接続される遠端出力端子１３および遠端入力端子１
４とから成っている。

発振器１はＣＣＩＴＴの勧告によって定められる応答信
号に相当する２１００Ｈｚの信号を出力する。

いま、遠端入力端子１４に対して着信があり、個別線信
号が話中状態となると、個別線信号の変化は個別線信号
検出回路４によって検出され、マイクロプロセッサ６の
知るところとなる。

次いで近端側に接続された端末装置が着信に対して応答
し、近端入力端子１１に応答信号が入力される。個別線
信号が話中状態となると、この個別線信号の変化は、個
別線信号、検出回路３によって検出され、マイクロ１０
セ・ｙす６の知るところとなる。

マイクロプロセッサ６は、初めに個別線信号検出回路４
が話中状態を検出し、次いで個別線信号検出回路３が話
中状態を検出することにより遠端入力端子１４．近端入
力端子１１に対しての着信と応答とが行なわれたことを
知り一定時間例えば４秒間切替回Ｆ！＠５を動作させ、
発振器１の２１００Ｈｚの応答信号を遠端出力端子１３
に対して送出させる。

次に第２図を参照して本発明による第１のエコーキャン
セラ装置の網上での動作を説明する。

第２図において、拡声電話機２０および２１は、第１の
エコーキャセラ装置３０および３１に接続されている。

また網側では別に一般のエコーキャンセラ装置３２およ
び３３が接続されている。エコーキャンセラ装置３２お
よび３３は、送受側いずれかの通話路上にＣＣＩＴＴの
勧告によって規定されるモデムの応答信号に相当する２
　１００Ｈｚの応答信号が検出されると、その通話が切
断されるまでエコーキャンセラとしての動作を中断する
機能を有しているものとする。エコ−キャンセラ装Ｗ３
２．３３は下位階梯の交換機４０および４１と上位階梯
の交換機４２および４３によって互いに接続されている
。

いま拡声電話機２０が拡声電話機２１に対して発呼し、
これを着信した拡声電話機２１が応答すると、本発明に
よるエコーキャンセラ装置３１は前述の動作に従って２
１００Ｈｚの応答信号を遠端出力端子１３に対して送出
する。この応答信号は交換機４１．エコーキャンセラ装
置３３．交換機４３．交換機４２．エコーキャンセラ装
置３２、交換機４０．エコーキャンセラ装置３０゜経て
拡声電話機２０まで到達する。この間エコーキャンセラ
装置３２および３３においては、２１００Ｈｚの応答信
号が検出されたことによりエコーキャンセラとしての動
作を停止し、本発明によるエコーキャンセラ装置３０．
３１のみが動作しエコーキャンセラの縦続接続動作が回
避される。

次に請求項２記載のエコーキャンセラ装置（以下第２の
エコーキャンセラ装置という）を第３図を参照して説明
する０本発明による第２のエコーキャンセラ装置では、
第１図に示された第１のエコーキャンセラ装置に加えて
応答信号検出回路７と、帯域減衰ろ波器８と、帯域減衰
ろ波器８を遠端入力端子１４と近端出力端子１２との間
に挿入するための切替器９および１０とから成っており
、切替器９．１０はマイクロプロセッサ６の制御を受は
作動する。

端末に対して着信があった場合の動作は第１のエコーキ
ャンセラ装置と全く同様である。

端末が発信を行った場合、マイクロプロセッサ６は個別
線信号検出回路３において話中状態が検出されることに
より、切替器９および１０を動作させて、帯域減衰ろ波
器８を挿入する０次いで個別線信号検出回路４が話中状
態となり、相手方から送られてきた２１００Ｈｚの応答
信号は応答信号検出回路７で検出され、マイクロプロセ
ッサ６の知るところとなる。応答信号検出回路７はその
後一定時間この応答信号を監視し、応答信号が無くなる
とマイクロプロセッサ６の制御により切替器９および１
０を復旧させて、帯域減衰ろ波器８を切り離し、通話状
態になる。

なお、本発明の詳細な説明において、個別線信号検出回
路、切替器等について具体的な回路をを示していないが
、これらはいずれも既知の回路あるいは既知の技術によ
って容易に構成可能である。

また、エコーキャンセラ装置の制御回路として、マイク
ロプロセッサを用いているが、これは論理回路によって
構成しても同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明による第１のエコーキャンセ
ラ装置ではモデムの応答信号に相当する発振器を用いて
、端末への着信時に網側に対してこの応答信号を送出す
ることにより、網側に設けられたエコーキャンセラ装置
の動作を無効化し、エコーキャンセラ装置の縦続接続に
よる通話品質の劣化を防止する効果がある。

また、本発明による第２のエコーキャンセラ装置では、
応答信号の検出回路と応答信号の周波数を中心値とする
帯域減衰ろ波器とを第１のエコーキャンセラ装置に追加
して設けることにより、対向するエコーキャンセラ装置
が送出する応答信号が端末装置側に送出されることを防
止し、通話開始冒頭に応答信号によって通話が妨げられ
ることを防止する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１のエコーキャンセラ装置のブロッ
ク図、第２図は第１図のエコーキャンセラ装置を横内で
使用した場合の動作を説明する網の構成ブロック図、第
３図は本発明の第２のエコーキャンセラ装置のブロック
図である。 １・・発振器、２　・エコーキャンセラ回路、３゜４・
・・個別線信号検出回路、５・・・切替回路、６・・マ
イクロプロセッサ、７・・応答信号検出回路、８・・帯
域減衰ろ波器、９，１０・・・切替器、１１・・近端入
力端子、１２・・・近端出力端子、１３・・・遠端出力
端子、１４・・・遠端入力端子、２０．２１・拡声電話
機、３０．３１・・・本発明によるエコーキャンセラ装
置、３２．３３・・・一般のエコーキャンセラ装置、４
０，４１，４２．４３・・・交換機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アナログもしくはディジタル４線式個別線信号線路
   に使用される近端エコーを消去するエコーキャンセラ装
   置において、単一周波数の発振器を有し、先ず遠端入力
   端子側の個別線信号が話中状態となり次いで近端入力端
   子側の個別線信号が話中状態となった場合に前記発振器
   の出力信号を遠端出力端子に対して一定時間送出するこ
   とを特徴とするエコーキャンセラ装置。 ２、前記遠端入力端子に接続される前記単一周波数を検
   出する信号検出回路と、前記単一周波数を中心周波数と
   する帯域減衰ろ波器とを有し、先ず近端入力端子側の個
   別線信号が話中状態となった場合に前記帯域減衰ろ波器
   を前記遠端入力端子と前記近端出力端子との間に挿入し
   、次いで前記遠端入力端子側の前記個別線信号が話中状
   態となった後、前記信号検出回路が前記単一周波数の信
   号を一定時間検出しないとき前記帯域減衰ろ波器を短絡
   することを特徴とする請求項１記載のエコーキャンセラ
   装置。