JPH0416529Y2 - - Google Patents

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JPH0416529Y2
JPH0416529Y2 JP10847985U JP10847985U JPH0416529Y2 JP H0416529 Y2 JPH0416529 Y2 JP H0416529Y2 JP 10847985 U JP10847985 U JP 10847985U JP 10847985 U JP10847985 U JP 10847985U JP H0416529 Y2 JPH0416529 Y2 JP H0416529Y2
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horizontal
coil
switching transistors
drive transformer
parallel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水平走査数を標準の本数より多く
するようにしたテレビジヨンデイスプレイに使用
して好適な水平偏向回路に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、水平出力用のスイツチングトラン
ジスタの負担を軽減するために、スイツチングト
ランジスタを並列接続した水平偏向回路におい
て、1次コイルの内側と外側の間に、複数のスイ
ツチングトランジスタのベースに各々接続される
コイルを有し、各コイルが束ねられてなる2次コ
イルが巻装されることにより、ドライブパルスの
互いの位相を一致させることができるようにした
ものである。
〔従来の技術〕
テレビジヨン受像機は、通常、水平周波数が
15.75KHz、垂直周波数が60Hz、走査線数が525本
の方式が標準であつた。しかし、CAD用のデイ
スプレイ等として使用する場合は、解像度がきわ
めて不充分であつた。水平方向の解像度は、ビデ
オ信号の周波数特性を広くすることにより或る程
度高くできる。垂直方向の解像度を高くするに
は、走査線数を増加させる必要がある。走査線数
Nは、帰線区間を省略すると、 N=fh/fv (fh:水平周波数数、fv:垂直周波数数)で定ま
る。フリツカを考えると、垂直周波数fvを低くで
きないので、高解像度化のためには、水平周波数
fhを高くする必要がある。
従来の水平偏向回路における出力用のスイツチ
ングトランジスタのコレクタ電流ICは、水平偏向
コイルのインダクタンスをLとし、電源電圧をB
とすると、 IC≒1/L∫Edt=(E/L)T となり、そのピーク値Icpは、トランジスタの
オン期間をTpoとすると、 ICP=(E/L)・Tpo となる。上式から分かるように、水平周波数を
高くし、オン期間Tpoが短くなると、コレクタ電
流ICが不充分な大きさとなる。そこで、電源電圧
Eをより大きくするか、水平偏向コイルのインダ
クタンスLを小さくする必要がある。電源電圧E
をより大きくするのは、実際には、困難であるた
め、水平偏向コイルのインダクタンスLが小さく
される。
一方、水平偏向コイルを流れる電流をIDYとす
ると、水平偏向エネルギー(電磁エネルギー)
は、LIDY 2となる。この水平偏向エネルギーは、
必要な偏向角と対応した値であるので、Lを上述
のように小さくした場合には、コレクタ電流IC
大きくする必要がある。
トランジスタのコレクタ電流ICを大きくする
と、コレクタ損失が増大し、1個のトランジスタ
の許容範囲を越えるおそれが生じる。従つて、出
力用のスイツチングトランジスタの負担を軽減す
るために、このスイツチングトランジスタを並列
接続することがなされている。並列接続された複
数のスイツチングトランジスタの各ベースには、
水平ドライブトランスを介してドライブ電流が供
給される。
第4図は、従来の水平ドライブトランスを示
す。20で示すボビンに水平ドライブトランスの
1次コイルN1と2次コイルN21と2次コイル
N22とが巻装されている。1次側と2次側との
コイルの巻数比は、所定のレベルのドライブ電流
を発生させるように選定されている。2次コイル
N21とN22との巻数は、等しい。この2次コ
イルN21とN22との夫々は、並列接続された
2個のスイツチングトランジスタの各ベースに接
続されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
並列接続されたスイツチングトランジスタをド
ライブするパルス信号は、位相及び振幅が互いに
等しいことが必要である。特に、位相がずれる
と、オン状態にある一方のスイツチングトランジ
スタのコネクタに、他方のスイツチングトランジ
スタがオフすることにより発生した大レベルのフ
ライバツクパルスが加わる。このため、オン状態
にある一方のスイツチングトランジスタの損失が
急激に大きくなり、このスイツチングトランジス
タの発熱量が増えたり、極端な場合には、水平偏
向電流の乱れが画面上に現れる。
従来の水平ドライブトランスは、2次コイルN
21とN22との夫々に発生するドライブパルス
の位相を合わせることが困難で、従つて、上述の
ようなスイツチングトランジスタのロスの急激な
増加が発生する欠点があつた。
従つて、この考案の目的は、並列接続されたス
イツチングトランジスタに供給されるドライブパ
ルスの位相を精度良く一致させることができる水
平偏向回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、並列に接続された複数個のスイツ
チングトランジスタと、ボビンに内側と外側に分
割して巻装される水平ドライブトランスの1次コ
イルと、複数のスイツチングトランジスタのベー
スに各々接続されるコイルを有し、各コイルを束
ねて内側と外側の1次コイルの間に巻装された水
平ドライブトランスの2次コイルとを備えたこと
を特徴とする水平偏向回路である。
〔作用〕
水平ドライブトランスの複数の2次コイルが束
ねられて巻装されているので、1次コイルに対す
る複数の2次コイルの電磁的な結合状態が互いに
等しくなる。従つて、並列接続されたスイツチン
グトランジスタに供給されるドライブパルスの位
相及び振幅が精度良く一致する。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。第1図は、この一実施例における
水平ドライブトランスを示す。
ボビン20には、水平ドライブトランスの1次
コイルN1が分割して巻装される。下側に巻装さ
れた1次コイルN1の一部と重ねて水平ドライブ
トランスの2個の2次コイルN21及びN22が
巻装される。この場合、2次コイルN21及びN
22の線が束ねられた状態で巻装所謂バイフアイ
ラ巻きされる。
第2図は、この考案の一実施例による水平偏向
回路を示し、第3図は、その各部波形である。水
平ドライブトランス3の1次コイルN1の一端が
水平ドライブトランジスタ2のコレクタに接続さ
れる。水平ドライブトランジスタ2のエミツタが
接地され、そのベースが導出された入力端子1に
第3図Fに示す水平周期のパルス信号が供給さ
れ、1次コイルN1に第3図Gに示すのこぎり波
電流が流れる。1次コイルN1の他端が抵抗4を
介して電源端子5に接続されると共にコンデンサ
6を介して接地される。
水平ドライブトランス3の2次コイルN21及
びN22の一端が共通に接地される。2次コイル
N21の他端が抵抗7及びスピードアツプ用のダ
イオード8の並列回路を介して一方のスイツチン
グトランジスタ9のベースに接続される。2次コ
イルN22の他端が抵抗17及びスピードアツプ
用のダイオード18の並列回路を介して他方のス
イツチングトランジスタ19のベースに接続され
る。スイツチングトランジスタ9及び10には、
第3図Eに示すベース電流IBが供給される。
スイツチングトランジスタ9及び19の夫々の
エミツタが接地され、両トランジスタのコレクタ
が共通接続される。このコレクタ共通接続点がフ
ライバツクトランス10を介して電源端子11に
接続され、コレクタ共通接続点及び接地間に水平
出力回路が接続される。水平出力回路は、水平偏
向コイル12及びS字補正コンデンサ13の直列
回路と水平共振コンデンサ14とダンパーダイオ
ード15とが並列接続されたものである。
第3図Aに示すフライバツクパルスがスイツチ
ングトランジスタ9及び19のオフ時に、そのコ
レクタ共通接続点に発生する。第3図Cに示すコ
レクタ電流ICがスイツチングトランジスタ9,1
9を流れ、第3図Dに示すダンパー電流IDがダン
パーダイオード15を流れる。このコレクタ電流
ICとダンパー電流IDと共振電流とが合成された第
3図Bに示す水平偏向電流IDYが水平偏向コイル
12を流れる。
なお、上述の一実施例は、2個のスイツチング
トランジスタを並列接続した構成であるが、3個
以上のスイツチングトランジスタを並列接続する
構成の水平偏向回路に対しても、この考案を適用
することができる。
〔考案の効果〕
この考案に依れば、水平ドライブトランスを介
して並列接続された複数個のスイツチングトラン
ジスタに対して、振幅及び位相が精度良く合わさ
れたドライブパルスを供給することができる。従
つて、ドライブパルスの位相のズレによつて、ス
イツチングトランジスタの損失による発熱が多く
なつたり、水平偏向電流波形の乱れによる画像の
乱れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に用いた水平ドラ
イブトランスの断面図、第2図はこの考案の一実
施例の接続図、第3図は、この考案の一実施例の
各部波形図、第4図は従来の水平ドライブトラン
スの断面図である。 図面における主要な符号の説明、2……水平ド
ライブトランジスタ、3……水平ドライブトラン
ス、9,19……スイツチングトランジスタ、1
2……水平偏向コイル、N1……水平ドライブト
ランスの1次コイル、N21,N22……水平ド
ライブトランスの2次コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並列に接続された複数個のスイツチングトラン
    ジスタと、ボビンに内側と外側に分割して巻装さ
    れる水平ドライブトランスの1次コイルと、上記
    複数のスイツチングトランジスタのベースに各々
    接続されるコイルを有し、各コイルを束ねて上記
    内側と外側の1次コイルの間に巻装された水平ド
    ライブトランスの2次コイルとを備えたことを特
    徴とする水平偏向回路。
JP10847985U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH0416529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847985U JPH0416529Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847985U JPH0416529Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6217272U JPS6217272U (ja) 1987-02-02
JPH0416529Y2 true JPH0416529Y2 (ja) 1992-04-14

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ID=30985713

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JP10847985U Expired JPH0416529Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JPH01154886U (ja) * 1988-04-12 1989-10-25

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