JPH04164022A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な液体皮膚洗浄剤組成物、さらに詳しく
は、泡立ち性や泡のクリーミイ性に優れ、かつすすぎ性
が良好である上、使用後の肌のさっばり感に優れた液状
皮膚洗浄剤組成物に関するものである。

従来の技術 従来、液状皮膚洗浄剤に用いられる洗浄活性成分として
は１、高級脂肪酸セッケンやａ−オレフィンスルホン酸
ナトリウム、アルキルエーテルサルフェートなどの合成
アニオン性界面活性剤が知られている。しかしながら、
これらの洗浄活性成分は必ずしも十分に満足しうるもの
ではなく、例えば高級脂肪酸セッケンは、すすぎ性や使
用後のさっばり感は良好であるものの、泡立ち性に劣る
という欠点を有するし、σ−オレフィンスルホン酸ナト
リウムやアルキルエーテルサルフェートなどのるものの
、泡のクリーミイ性、すすぎ性、使用後のさっばり感が
劣るという欠点を有している。

したがって、液状皮膚洗浄剤には、前記の高級脂肪酸セ
ッケンや合成アニオン性界面活性剤をそれぞれ単独で用
いることはほとんどなく、通常高級脂肪酸セッケンと合
成アニオン性界面活性剤やノニオン性界面活性剤などと
を組み合わせて用いられている。

しかしながら、このような組合せにおいては、いずれも
使用時の泡立ち性や泡のクリーミイ性及びすすぎ性に優
れ、かつ使用後のさっばり感が良好であるなど、液状皮
膚洗浄剤組成物に要求される特性を十分に満足しうるも
のは得られないのが実状である。

発明が解決しようとする課題 本発明は、このような従来の液状皮膚洗浄剤が有する欠
点を克服し、使用時の泡立ち性及び泡のクリーミイ性に
優れ、かつのすすぎ性が良好である上、使用後の肌のさ
っばり感に優れた液状皮膚洗浄剤組成物を提供すること
を目的としてなされたものである。

発明が解決しようとする課題 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する液状皮膚洗
浄剤組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、高級脂
肪酸のアルカリ金属塩や有機アミン塩、高級脂肪酸の多
価金属塩及びアクリル樹脂を、それぞれ特定の割合で含
有する組成物により、その目的を達成；７うることを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
。

すなわち、本発明は、（Ａ）炭素数８〜２２の高級脂肪
酸のアルカリ金属塩及び有機アミン塩の中から選ばれた
少なくとも１種５〜３０重量％、（Ｂ）炭素数８〜２２
の高級脂肪酸の多価金属塩０．１〜５重量％及び（Ｃ）
一般式 （式中のＲは水素原子又はメチル基、Ｙは水素原子、ア
ルカリ金Ｊ［子、アンモニウム、アルカノール置換アン
モニウム基又は炭素数１〜４のア゛ルキル基である） で表わされる循環単位の少なくとも１種から成り、重合
度１００〜２００００をもつアクリル樹脂の少なくとも
１ｆｌｉＯ，０５〜４重量％を含有することを特徴とす
る皮膚洗浄剤組成物を提供するものである。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明組成物においては、（Ａ）成分として炭素数８〜
２２の高級脂肪酸のアルカリ金属塩及び有機アミン塩の
中から選ばれたアルカリセッケンが用いられる。該高級
脂肪酸としては、飽和のものでも不飽和のものでもよく
、また、直鎖状のものであってもよいし、分校を有する
ものであってもよいが、直鎖状の飽和脂肪酸で、炭素数
１０−１８のものが好適である。

該高級脂肪酸と有機アミン塩を形成する有機アミンとし
ては、炭素数２〜４のアルキル基を有するアルカノール
アミンが好ましく挙げられる。

この（Ａ）成分のアルカリセッケンの具体例としては、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂
肪酸、牛脂脂肪酸及びこれらの混合脂肪酸などのトリエ
タノールアミン塩、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウ
ム塩などが挙げられる。

これらのアルカリセッケンは１種用いてもよいし、２種
以上を組み合わせて用いてもよく、またその含有量は、
組成物全重量に基づき５〜３０重量％、好ましくは１０
〜２５重量％の範囲で選ばれる。

本発明組成物においては、ＣＢ）成分として炭素数８〜
２２の高級脂肪酸の多価金属塩から成る多価金属セッケ
ンが用いられる。この多価金属セッケンに用いられる高
級脂肪酸としては、前記アルカリセッケンの説明におい
て例示したものを挙げることができる。また、多価金属
塩としては、例えばマグネシウム塩、カルシウム塩、亜
鉛塩、アルミニウム塩、鉄塩などが挙げられるが、これ
らの中でマグネシウム塩及びカルシウム塩が好適である
。

これらの多価金属セッケンは１種用いてもよいし、２種
以上を組み合わせて用いてもよく、また、その含有量は
、組成物全重量に基づき、０．１〜５重量％、好ましく
は１〜３重量％の範囲で選ばれる。

本発明組成物においては、（Ｃ）成分として一般式 （式中のＲとＹは前記と同じ意味をもつ）で示される循
環単位の少なくとも１種から成るアクリル樹脂が用いら
れる。

このようなアクリル樹脂の例としては、ポリアクリル酸
、ポリメタクリル酸及びそれらのアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、アルカノール置換アンモニウム塩、ポリア
クリル酸アルキル、ポリメタクリル酸アルキル、アクリ
ル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとアクリル酸ア
ルカリ金属塩とのランダム共重合体、アクリル酸アルキ
ル又はメタクリル酸アルキルとメタクリル酸アルカリ金
属塩とのランダム共重合体などが挙げられるが、最も好
適なのは、アクリル酸エチルとメタクリル酸ナトリウム
とのランダム共重合体、アクリル酸エチルとメタクリル
酸トリエタノールアミンとのランダム共重合体のような
アクリル酸アルキルとメタクリル酸塩とのランダム共重
合体である。

これらの（Ｃ）成分として用いられる重合体及び共重合
体は、重合度ｌＯＯ〜２００００、好ましくは１０００
〜１００００をもつことが必要である。

これよりも低いものでは、使用感についての所要の効果
が得られないし、また、これよりも高いものはむしろ使
用感が悪くなる傾向を生じる。

この（Ｃ）成分のアクリル樹脂は１種用いてもよいし、
２種以上を組み合わせて用いてもよく、また、その含有
量は、組成物全重量に基づき０．０５〜４重量％、好ま
しくは０．１〜２重量％の範囲で選ばれる。この量が０
．０５重量％未満では泡のクリーミイ性や洗い上り後の
肌のなめらかさが不十分であるし、４重量％を超えると
泡のすすぎ性が悪くなり、使用後にも皮膚のべたつきが
生じる傾向がみられる。

本発明組成物の調製方法については特に制限はないが、
例えば水性媒体中において、前記アルカリセッケンに水
溶性無機多金属塩又は水溶性有機酸の多価金属塩を反応
させて、該アルカリセッケンの一部を多価金属セッケン
に変えたのち、アクリル樹脂を添加してかきまぜ、均一
に混合することにより、調製することができる。

この際用いられる水溶性無機多価金属塩や水溶性有機酸
の多価金属塩としては、例えばマグネシウム塩、カルシ
ウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、鉄塩などが挙げられ
るが、これらの中で硫酸マグ洋シウム、リン酸マグネシ
ウム、塩化マグネシウム、クエン酸マグネシウムなどの
マグネシウム塩、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リ
ン酸カルシウム、クエン酸カルシウムなどのカルシウム
塩が好適である。これらの多価金属塩は１種用いてもよ
いし、２種以上を組み合わせて用いてもよい。

本発明組成物には、所望に応じ、通常液状皮膚洗浄剤に
用いられている各種添加成分、例えば炭素数８〜２２の
高級脂肪酸や高級アルコール及びこれらのエステル類、
炭化水素類、ラノリン誘導体、レシチン及びその誘導体
、シリコーン類、グリセリン、ソルビトール、マルチト
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール
、１．３−７’チレングリコール、ピロリドンカルボン
酸ナトリウムなどの保湿剤、種々の界面活性剤、グリチ
ルリチン、アラントイン、アロエ末、ビタミン類の薬剤
、動物又は植物の抽出エキス、精製水などを組成物全重
量の適当な段階で添加してもよい。

発明の効果 本発明の液状皮膚洗浄剤組成物は、アルカリセッケンを
主成分とし、かつ金属セッケン及びアクリル樹脂を含有
するものであって、優れた泡性能を有するとともに、肌
のぬめり感もなく、かつ使用後の肌のさっばり感を付与
するなどの特徴を有し、極めて商品価値の高いものであ
る。

実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。

なお、組成物の特性は次のようにして評価した。

（１）泡立ち性 ＣａＣＱ２を用い、ドイツ硬度３°ＤＨに調整した人工
硬水を使用して、試料温度３重量％溶液２０ｍＱを作成
し、ｌｏｏ＋ｎ１２栓付き試験管を用い、温度２５°Ｃ
の条件で１０秒間に２０回振とうさせその１分後の泡量
を測定して、次の判定基準に従って泡立ち性を評価した
。

◎：泡立ち非常に良好、泡量７０ｒａＱ以上○：泡立ち
良好、　　　泡量５０ｍＱ以上７０ｍＱ未満 △：泡立ち普通、　　　泡量３ＱｍＱ以上５０ｍ（２未
満 ×：泡立ち不良、　　　泡量３０ｍ１２未満（２）使用
性 各試料につき、７名のパネラ−によって官能で使用性、
すなわち泡のクリーミイ性、すすぎ時のぬるつき感のな
さ、使用後の肌のさっばり感を次の判定基準に従って評
価した。

◎：非常に良好、７名中６名以上が良いと答えた場合 ○：良　　好、　７名中４〜５名が良いと答えた場合 △：普　　通、　７名中２〜３名が良いと答えた場合 ×：不　　良、　７名中０〜１名が良いと答えた場合 実施例１〜４、比較例１〜３ 第１表に示す組成の液状皮膚洗浄剤組成物を、常法に従
い調製して性能を評価した。その結果を第１表に示す。

第１表から明らかなように、本発明の液状皮膚洗浄剤組
成物は、泡立ち性、泡のクリーミイ性、すすぎ時のぬる
つき感のなさ、使用後の肌のさっばり感のすべてにおい
て優れている。

実施例５〜１１ 第２表に示す組成の液状皮膚洗浄剤組成物を調製し、性
能を評価した。その結果を第２表に示す。

第２表から明らかなように、本発明の液状皮膚洗浄剤組
成物は、いずれも優れた性能を有している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（Ａ）炭素数８〜２２の高級脂肪酸のアルカリ金属
   塩及び有機アミン塩の中から選ばれた少なくとも１種５
   〜３０重量％、（Ｂ）炭素数８〜２２の高級脂肪酸の多
   価金属塩０．１〜５重量％及び（Ｃ）一般式▲数式、化
   学式、表等があります▼ （式中のＲは水素原子又はメチル基、Ｙは水素原子、ア
   ルカリ金属原子、アンモニウム、アルカノール置換アン
   モニウム基又は炭素数１〜４のアルキル基である） で表わされる循環単位の少なくとも１種から成り、重合
   度１００〜２００００をもつアクリル樹脂の少なくとも
   １種０．０５〜４重量％を含有することを特徴とする皮
   膚洗浄剤組成物。