JPH0416340Y2 - - Google Patents

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JPH0416340Y2
JPH0416340Y2 JP20185886U JP20185886U JPH0416340Y2 JP H0416340 Y2 JPH0416340 Y2 JP H0416340Y2 JP 20185886 U JP20185886 U JP 20185886U JP 20185886 U JP20185886 U JP 20185886U JP H0416340 Y2 JPH0416340 Y2 JP H0416340Y2
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movable contact
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はリレーに関するものである。
(従来の技術) 従来、前記リレーの一態様として第3図に示す
ものが提案されている。
このリレーは、電磁石40の励磁、消磁に基づ
いて可動鉄心51を鉄心41に吸引、離反すると
ともに、その動作に関連して可動接触片53に取
り付けた可動接点55を、固定接点62とこれに
対向するストツパ62aとの間で動作させ、可動
接点55と固定接点62とを接触、離反させるこ
とにより、可動接触片53及びリード線9を介し
て端子61と63を導通、遮断するようにしたも
のである。
そして、前記リード線9としては、一般に、多
数の細い銅線を束ねた芯線構成のものを絶縁材で
被覆して柔軟性を付与したものが使用され、可動
接触片53の動作ロスをできるだけ少なくする配
慮なされている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記リード線9は、切断して前
記絶縁被覆を取り除くと細い芯線がばらける。
このため、可動接触片53や端子63に形成さ
れた接続孔に、前記被覆を取り除いた裸の芯線を
差し込むとき、ばらけた芯線が前記接続孔に通ら
ずヒゲ状に突出した状態になる。
この結果、前記突出した芯線と他の導電部材と
の絶縁距離が短くなり、十分な耐電圧特性が得ら
れないという問題点がある。
また、このままでハンダ付け等を行うと、ばら
けた芯線が接続不良となり、リード線9の通電容
量が低下したり、可動接触片53の繰り返し動作
によつて接続部が外れたり、飛散するハンダ付け
時のフラツクスがばらけた芯線とこれが接触する
端子63又は可動接触片53との接触面に付着し
て接触不良を生じるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決するためになされた
もので、ベースに固定した電磁石の励磁、消磁に
基づいて可動部を動作させることにより、可動接
触片の先端部に設けた可動接点を固定接点と接
触、離反させることにより、前記固定接点と前記
可動接触片にリード部を介して接続された端子と
を結ぶ回路を導通、遮断するリレーにおいて、前
記可動接触片の後部を延設してこれをリード部と
して用い、該リード部と前記端子とを前記ベース
と電磁石で挟持して電気的に接続したものであ
る。
(実施例) 以下、本考案をその一実施例を示す図面を参照
して説明する。
第1,2図において、Aは本発明にかかるリレ
ーで、このリレーAは、概略、ハウジング1、電
磁石部4、可動部5、端子部6、および動作表示
機構7、で構成されている。
ハウジング1 ハウジング1は非導電性部材からなるベース2
と、ケース3とからなり、ケース3は透明部材で
形成されている。
そして、ベース2の側面には複数の係止部21
が形成され、ケース3の下部にはこれに対応する
複数の係合孔31が形成され、前記係止部21を
係合孔31に係合することにより、両者は一体化
されるようにしてある。
また、ベース2には支持部22が設けてあり、
ここにはねじ孔23が形成されている。
電磁石部4 電磁石部4は、電磁石40とヨーク47とで構
成されている。
前記電磁石40は、鉄心41にフランジ42
a,42bを有するスプール42を介してコイル
44を巻回して構成されており、前記フランジ4
2bには、その外側にこれを延出して溝部43a
を有する枠43が形成されている。
ヨーク47はL字状に屈曲してあり、前記溝部
43aとコイル44の側部にあてがい、鉄心41
の第2図における右側端部(図示せず)に固定さ
れ、コイル44とヨーク47との間にはスプール
42に取り付けた絶縁部材48が介在させてあ
る。
なお、ヨーク47のフランジ42bに固定され
た部分には、背面側からねじ孔49が形成されて
いる。
可動部5 可動部5は、概略、可動鉄心51、可動接触片
53、及びスプリング54で構成されており、前
記可動鉄片51は、一端側に形成した支持孔52
をヨーク47の先端部に係合し、鉄心41の磁極
面に接離するように矢印a,a′方向に回動可能と
してある。
また、可動鉄片51は、ヨーク47の背面に形
成した突起部47aに一端を係止したスプリング
54にて常時矢印a方向に付勢されている。
可動接触片53は、それ自身バネ材で形成され
ており、先端部に可動接点55を有し、前記可動
鉄片51に固定部54を介して一体化されるとと
もに、後部はヨーク47の外側を迂回して鉄心4
1の固定部側まで延設してリード部53aとして
あり、その端部には固定孔53aが形成されてい
る。
端子部6 端子部6は、接点端子61、共通端子63、コ
イル端子64,65からなり、いずれもベース2
に両端を露出して固定されている。そして、接点
端子61の上部には固定接点62が取り付けてあ
る。共通端子63の上部露出部はベース2の上面
に沿つて屈曲し、その上端部はベース2に形成し
た支持部22の内面まで延設され、端部に形成し
た固定孔63aが支持部22のねじ孔23に一致
させてある。
動作表示機構7 動作表示機構7は、表示板71と動作片77と
からなる。
表示板71は板材からなり、下端部をベース2
に固定して立設させてあり、上端部をケース3の
内面に沿つて屈曲して表示部72を形成し、固定
接点62との対向部を内側にコ字状に屈曲してス
トツパ73が形成してある。また、前記表示部7
2には、ケース3の上面に臨む窓74とその一部
を先端側に拡幅して小窓75が形成してあり、該
小窓75の側部には表示部72の上面に位置する
寿命診断用マーク76が設けてある。
動作片77はバネ性の板材からなり、前記表示
板71の内面に添つて配設され、その下端部をベ
ース2に固定し、先端部は前記表示板71と同一
方向に屈曲して指針部78が形成されている。ま
た、前記表示板71のストツパ73との対向部
は、固定接点62側に屈曲して圧接部79が形成
され、外力が作用していない状態ではそれ自身、
第4図の一点鎖線で示す方向に傾いた状態になる
ようにしてある。
そして、動作片77における、固定部から圧接
部79、指針部78までの距離をそれぞれL1
L2とし、圧接部79での動きが指針部78では
k(=L1/L2)倍に増幅されるようになつてい
る。
以上の構成からなるリレーAは、次のようにし
て組み立てられる。
まず、可動接点55は動作片77と固定接点6
2との間に位置させるとともに、ヨーク47背面
のねじ孔49に可動接触片53の後端部固定孔5
3aを位置させた状態で、ベース2のねじ孔23
及び共通端子63の固定孔63aを介して、ねじ
8をヨーク47のねじ孔49に螺合して、電磁石
40をベース2に固定する。
これにより、共通端子63と可動接触片53が
電気的に接続される。一方、動作片77は、圧接
部79の部分が可動接点55に押されて実線状態
に保持され、可動接点55の動作に従つて指針部
78は表示部72の窓74から隠れて第1図の点
線状態に設定される。
次に、コイル44の両端をコイル端子64,6
5にそれぞれ電気的に接続した後、ベース2にケ
ース3を装着する。
このようにして組み立てられたリレーAは次の
ように動作する。
まず、第2図に示す状態から、コイル端子6
4,65を介してコイル44に電流を印加する
と、鉄心41が励磁される。
これにて、可動鉄片51は鉄心41に吸引さ
れ、スプリング54に抗して支持孔52を中心に
矢印a′方向に回転し、接点55が接点62に接触
する。そして、端子61と端子63とが、接点5
5,62及び可動接触片53を結ぶ回路と、接点
55,62、可動接触片53、及びヨーク47を
結ぶ回路と、を介して導通される。
動作片77は、それ自身のバネ力によつて圧接
部79が可動接点55と接触した状態で、接点移
動距離l、つまり、可動接点55と固定接点62
との接触面間距離だけ移動し、一点鎖線の状態に
なる。表示板78は、接点55の動作に従つてそ
の移動距離lをk倍増幅させた距離ほど移動し、
第1図の一点鎖線状態で窓74に表れる。
コイル端子64,65に印加されている電流を
遮断すると、鉄心41が消磁し、可動鉄片51が
スプリング54の付勢力により矢印a方向に回転
して第2図に示す状態に復帰し、接点55は接点
62から離間して、端子61,62の電気的接続
が断たれる。
動作片77は固定接点55に押されながら実線
状態に復帰し、表示板71のストツパ73にて位
置決めされる。
一方、指針部78は窓74から退避して表示部
72の裏に隠れ、指針部78を窓74から観察す
ることができなくなる。
ところで、前述したように、指針部78の移動
量は、接点55の動きをk倍増幅したものであ
る。
したがつて、接点55,62の接触面がそれぞ
れ点線で示すように、l1,l2ほど消耗しても、そ
れら消耗量(l1+l12)もk倍増幅されるた
め、接点消耗を容易に知ることができる。
特に、前記実施例のように、窓74と小窓75
をそれぞれ形成し、接点が消耗していない状態で
は指針部78が窓74の中に見え隠れし、接点が
消耗すると、その消耗量が小窓75で表示される
ようにしておけば接点消耗量を容易に知ることが
できる。また、寿命診断用マーク75で許容消耗
量を表示しておけば、リレーAの寿命を容易に診
断することもできる。
なお、前記実施例では、窓74の他に小窓75
を設け、ここに接点消耗量を表示させるようにし
たが、前記小窓75は必ずしも必要でなく、窓7
4の横に寿命診断用マーク96を設け、ここで接
点消耗量も観察できるようにしてもよい。
また、前記実施例では、可動接触片53は、固
定部54を介して可動鉄片51に電気的に接続し
た状態で取り付けるものとしたが、これに限られ
るものではない。ただし、前記実施例のように、
可動接触片53と可動鉄片51とを電気的に接続
すると、端子61と63は並列回路、即ち、接点
55,62及び可動接触片53を結ぶ回路と、接
点55,62、可動接触片53、可動鉄片51、
及びヨーク47を結ぶ回路と、を通じて導通され
るため、可動接触片53を細くして可動鉄片51
の動作負荷をできるだけ少なくすることも、ま
た、大電流を開閉することもできる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
リレーは、可動接触片を延設してこれをリード部
として用い、該リード部と前記端子とを前記ベー
スと電磁石で挟持して電気的に接続している。
したがつて、リード部として芯線材を用いたも
のに比べ、リード部と端子とが確実に接続され、
可動接触片の往復動作によつても接続が外れるこ
とがなく、接触信頼性が高いうえ、通電容量が安
定する。また、ハンダ付けを要しないため接続作
業が簡単なうえ、フラツクス等の影響を受けるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案にかかるリレーを示し、第
1図は一部切欠平面図、第2図は一部切欠側面
図、第3図は従来のリレーの一部切欠側面図であ
る。 A……リレー、1……ハウジング、2……ベー
ス、3……ケース、4……電磁石部、5……可動
部、6……端子部、7……動作表示機構、40…
…電磁石、41……鉄心、44……コイル、47
……ヨーク、51……可動鉄片、53……可動接
触片、53a……リード部、55……可動接点、
61……接点端子、62……固定接点、63……
共通端子、64,65……コイル端子、71……
表示板、72……表示部、73……ストツパ、7
4……窓、75……小窓、76……マーク、77
……動作片、78……指針部、79……圧接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースに固定した電磁石の励磁、消磁に基づい
    て可動部を動作させることにより、可動接触片の
    先端部に設けた可動接点を固定接点と接触、離反
    させることにより、前記固定接点と前記可動接触
    片にリード部を介して接続された端子とを結ぶ回
    路を導通、遮断するリレーにおいて、前記可動接
    触片の後部を延設してこれをリード部として用
    い、該リード部と前記端子とを前記ベースと電磁
    石で挟持して電気的に接続したことを特徴とする
    リレー。
JP20185886U 1986-12-27 1986-12-27 Expired JPH0416340Y2 (ja)

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