JPH04162375A - 亜鉛―臭素電池のsoc測定装置 - Google Patents

亜鉛―臭素電池のsoc測定装置

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JPH04162375A
JPH04162375A JP2286827A JP28682790A JPH04162375A JP H04162375 A JPH04162375 A JP H04162375A JP 2286827 A JP2286827 A JP 2286827A JP 28682790 A JP28682790 A JP 28682790A JP H04162375 A JPH04162375 A JP H04162375A
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soc
negative electrode
electrode
bromine battery
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Kyoichi Tange
恭一 丹下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は亜鉛−臭素電池のSOC測定装置に関する。
[従来の技術] 電解液貯蔵槽と反応層との間で電解液を循環させて、こ
れらの電解液を介して所定の充放電反応を行う形式の電
解液循環式金属−ハロゲン電池は、コストが安く、反応
物が入手しやすい上、セル電圧が高く、また電極反応の
可逆性が非常に高いので、特に関心がもたれている。
その中でも亜鉛−臭素電池は新型電池の1つとして知ら
れている。そして、亜鉛−臭素電池は鉛電池に比較して
その開発の歴史が浅く、亜鉛−臭素電池の充電状態、す
なわち残存容ff1(SOC)を把握するための十分な
検討が行われていなかった。
以下に、従来における充放電状態の管理のいくつかの方
法を挙げる。
■ 充電量及び放電量それぞれの積算値からおおよその
SOCを推定する。
■ 亜鉛−臭素電池の充放電状態の変化に応じてその値
を変える電解液組成、臭素錯体瓜あるいは電気抵抗等の
測定値からSOCを推定する(例えば実開昭62−14
669号)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、亜鉛−臭素電池は鉛電池に比較してその充放電
時及び休止時においてもかなり充放電の多い電池であり
、また電池の構成、充放電条件等により自己放電量が異
なり、特に休止時の管理(処理)によって自己放電量の
差が大きく、正確な自己放電量の推測は極めて困難であ
る。
また、電解液組成、臭素錯体量あるいは電気抵抗等のl
pj定値はいずれ、同一のSOCであってもその測定値
は充電状態と放電状態で異なるというヒステリシスを示
す。
従って、電気自動車のように充電・放電・放置の各状態
がランダムに繰り返される使用形態においては、電解液
組成、臭素錯体量あるいは電気抵抗等の測定値が、実際
はヒステリシスの幅のどこに位置するかを決定できない
ので、結局ヒステリシスの幅だけ誤差を認めざるを得な
いことになり、電池容量あるいはSOCを精度よく把握
することは実際的には困難であるという問題があった。
よって、例えば亜鉛−臭素電池によって電気自動車を駆
動させた場合には、そのSOCからの走行可能距離の推
測が信頼性の低いものにならざるを得ないという問題を
生じ、同様の問題が亜鉛−臭素電池を据置用として使用
した場合にも生じることになる。
また、SOCを正確に把握できないということから電池
の過充電の可能性が高くなり、負極の亜鉛の異常析出及
び電圧の急激な上昇によるガス発生が促進され電池性能
が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的は、亜鉛−臭素電池の充放電そ
れぞれの進行と共に変化する負極の亜鉛析出層の析出層
厚に基づいて、電池の残存容量あるいはSOCを高い精
度で測定することにより、電池のもつ潜在能力を充分に
引き出すと共にその利用性を向上させ、更に、その利用
面から電池性能を大幅に向上させることにある。
[課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明の亜鉛−臭素電池の
SOC測定装置は、亜鉛−臭素電池本体もしくはこの電
池本体と並列に設置される擬似電池の、亜鉛が析出する
負極に対向して負極面から異なる間隙で設けられた複数
の検出電極を設け、充放電状態によって負極上の亜鉛析
出層厚が変った時に、前記設置された複数の検出電極の
いずれかと接触することを電気的に検出して析出層厚を
求めることを特徴とする。
[作用] 従って、本発明の亜鉛−臭素電池のSOC測定装置によ
れば、電池の残存容量やSOCを高い精度で測定するこ
とができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明に係るSOC測定装置の好
適な実施例を説明する。
第1図は本発明に係る5oul定装置のブロック図であ
り、第3図は第1図の本発明のSOC測定装置が亜鉛−
臭素電池本体の外に設けられ、亜鉛−臭素電池本体と組
み合わされてSOC測定装置システムを構成しているこ
とを示すシステムブロック図である。
第1図において、本発明のSOC測定装置100はそれ
自体亜鉛−臭素電池と同様の構成からなり、負極10、
正極11そして、画電極10゜11間に配置されたセパ
レータ膜12とを含む。
−4= そして、セパレータ812と正極11との間には正極側
反応槽14が形成され、正極側電解液配管18によって
この反応層14に正極側電解液が供給される。
一方、セパレータ膜12と負極10との間には負極側反
応槽13が形成され、負極側電解液配管17によって負
極側電解液が導かれている。
従って、このSOC測定装置100は通常の亜鉛−臭素
電池とまったく同様の構成であることが理解される。
このようにして設けられた二次電池の負極コ0には複数
の長さの異なる亜鉛析出層厚測定用電極21が埋め込み
固定され、更に負極10の内部には負極集電体15が配
置されている。そして、これらの電極21は短絡・開放
状態検知器19の各端子a、  b、  c、  d、
  e、  f、  gに接続され、また負極10、集
電体15もこの検知器19に接続されている。
従って負極10の表面上に亜鉛が析出すると、その厚さ
が各電極21によって検知器19により検知されること
となる。
検知器19の出力は、SOC表示メータ20にて表示さ
れる。
また、測定装置100の正極11には後述するように、
測定装置100が、電池の1セルと等価になるように、
正極集電体16が埋め込まれ、画集電体15,16間に
1セル分の電圧が印加される。
また、第3図において第1図に示すSOC測定装置10
0は亜鉛−臭素電池本体の外に擬似電池として設けられ
、亜鉛−臭素電池本体とは負極側電解液配管17と、正
極側電解液配管18とにより接続され、亜鉛−臭素電池
本体は複数のセル49を持った反応槽40.正極側電解
液貯蔵槽44、負極側電解液貯蔵槽45、配管46、ポ
ンプ47、そして錯体貯蔵槽48とから構成されている
前記セル49は負極41とセパレータ膜42と正極43
とからなる。
また、反応槽40内のセル49では負極41と正極43
とがセパレータ膜42により仕切られ、この反応槽40
と正極側電解液貯蔵槽44及び負極側電解液貯蔵槽45
との間で、配管46を介し電解液循環経路が形成されて
、電気化学反応が行われる。そして、配管46を流れる
電解液は各ポンプ47により反応槽40へ圧送されてい
る。
また、反応槽40から出力された電解液は負極側電解液
配管17(100a)と、正極側電解液配管18(1,
00b)とによりSOC測定装置100に取り込まれ、
負極側電解液配管17(1,00c)と、正極側電解液
配管1.8(100d)により、配管46を介して貯蔵
槽44と45に循環される。
なお、第1図に示す負極10〜正極集電体16の各構成
要素は、亜鉛−臭素電池本体における1セル分のセル構
成(第3図において反応槽40内のセル49として示さ
れている)と同様である。
また、第1図に示す負極集電体15と正極集電体16の
間には、亜鉛−臭素電池本体における1セル分と同じ電
流密度に相当する電流が、第3図に示すセル49の負極
41と正極43とから正極側集電体16と負極側集電体
15に接続されるリード線により印加されている。
なお、本発明のSOC測定装置100の負極10と正極
11の電極面積を、亜鉛−臭素電池本体の正極43と負
極41の電極面積に比べ、100分の1以下に成るよう
に設定すれば、亜鉛−臭素電池本体の1セル分の電圧を
本発明のSOC測定装置01に印加することによりほぼ
誤差なく(誤差1%以内)、亜鉛−臭素電池本体と同電
流密度に相当する電流を流すことが出来る。
また、負極側反応槽13と正極側反応槽14には、先に
説明したように、亜鉛−臭素電池本体に循環される負極
側電解液と正極側電解液がそれぞれ送られている。なお
、負極10の亜鉛の析出状態を良好に保つために電解液
の流速は、亜鉛−臭素電池本体の電解液の流速より速く
なるよう設定してもよい。
上述したように負極10、正極11の電極面積を、亜鉛
−臭素電池本体の正極43、負極41の=  8 − 電極面積に比べ100分の1以下に設定し、亜鉛−臭素
電池本体の1セル分の電圧を両極41゜43から印加す
るようにし、亜鉛−臭素電池本体と同電流密度に相当す
る電流を流すことが出来るSOC測定装置では、充放電
反応はもちろん放電中の自己放電挙動についても、全く
亜鉛−臭素電池本体と同様な動作となる。従って、この
ようなSOC測定装置10′0における負極10には亜
鉛−臭素電池と同量の亜鉛が析出することになる。
次に、SOC測定装置100の負極10には、第1図に
示す通り、複数個の亜鉛析出層厚測定用電極21が埋め
込まれている。そしてこれらの電極21は、第2図に示
されるように、検出線22と、その先端に接続された検
出電極23とから成り、検出線22は負極10と導通し
ないように絶縁体24で被覆されている。また、検出電
極23は電解液により腐食されないようにチタニウム、
カーボンなどが用いられる。
第1図に示されるように亜鉛析出層厚測定用電極21は
それぞれ長さの異なるものが複数個負極側反応槽13中
に電極10から直立して設置されている。そして、SO
C測定装置100が充電を開始すると負極10上に亜鉛
が析出され始める。
充電が進むにしたがい負極10の亜鉛析出層は増大し、
まず最初に第1図に示すaの亜鉛析出層厚測定用電極2
1と接触することになる。これにより負極集電体15と
電極21(a)が亜鉛析出層を介して導通状態となる。
そして、更に充電を進めると、時間と共に亜鉛析出層は
第1図に示すす。
c、d、、、、の順に各電極21と接触することになる
また、集電体15を抵抗体とすることにより、短絡・開
放状態検知器19は負極集電体15の電気抵抗測定で亜
鉛析出層の厚さを検知する機能を有する。そして、この
亜鉛析出層の厚さからSOCを換算し、算出したSOC
値をSOC信号としてSOC表示メータ20に送る。
SOC表示メータ20は該信号を受信し、算出されたS
OC値を表示する。
上記のように本発明のSOC測定装置100によれば、
従来のSOC測定装置のように充電時と放電時のSOC
測定におけるバラツキがまったくなく、従ってヒステリ
シスを除去することができる。また、放置に伴い析出層
の亜鉛が自己放電してもその分だけ析出層の厚さが減少
するので、自己放電量が多くなってもSOCを正確に表
示することが出来る。
、  また、SOCをより正確に検知したい場合におい
ては、亜鉛析出層厚測定用電極21の設置数を増やすこ
とにより可能で、それによりSOCのよりきめ細かい管
理が可能となる。
さらに、低SOCだけといった特定の範囲におけるSO
Cを正確に検知したい場合は、亜鉛析出層厚測定用電極
21の長さの比較的短いものを選んで複数個設置するこ
とにより対応することが出来る。
次に、本発明のSOC測定装置の別の具体例として、S
OC測定装置を電池本体に組み込んだ実施例を本発明の
亜鉛析出層厚測定用電極をセパレータ膜に埋め込んだ第
4図を用いて説明する。
第4図は第3図に示す亜鉛−臭素電池本体の反応槽40
のセル49をセパレータ膜42の一部を切断して示した
正面図であって、かつ、本発明の亜鉛−臭素電池のSO
C測定装置を亜鉛−臭素電池本体に組み込んで設けた図
を示す。
第4図においてセル49は、セパレータ膜42と、セパ
レータ枠32と、負極側電解液導入管33と、負極側電
解液導出管34と、亜鉛析出層厚測定用電極121とを
含む。
第4図においてはSOC測定用の亜鉛析出層厚測定用電
極121はセパレータ枠32中に複数個埋め込まれ、測
定用電極121の検出電極]23が負極41に向かって
セパレータ膜42の負極側表面上に複数個設置されるよ
うに構成されている(EO,El ・・・Exで示す)
そして、亜鉛析出層厚測定用電極121の検出線122
はセパレータ枠32を突き抜けて、短絡・開放状態検知
器19に接続されている。また、検知器19の出力はS
OC表示メータ20で表示されている。
第4図におけるV−V線に沿った断面図を第5図に示す
。第5図においてセパレータ膜42の負・極側表面上に
設置された亜鉛析出層厚測定用電極121の電極123
は負極41及び亜鉛析出層200に対して図示したよう
な直立関係となっており、第1図に示されたと同様に、
測定用電極121はそれぞれ長さが異なる。
そして、亜鉛析出層厚測定用電極121の電極123は
電極反応に与える影響をできるだけ少なくするために、
なるべく小さいことが望ましい(1〜2關角以下)。
また、第4図及び第5図で示した亜鉛−臭素電池本体に
組み込んで設けた5OCa11I定装置は、上記の構成
である他は、その動作内容に付いては第1図で説明した
亜鉛−臭素電池本体外に設けた場合と同様である。
以上説明したように、本発明のSOC測定装置を第1図
に示したように亜鉛−臭素電池本体の外に設ける場合は
、第4図に示す亜鉛−臭素電池本体に組み込んで設けた
場合に比べ、電極のワーぺイジの心配がなく、また亜鉛
の析出状態を常に良好に保つことが可能になるので、信
頼性の高いSOC測定装置が得られることになる。
また逆に、本発明のSOC測定装置を第4図に示すよう
に亜鉛−臭素電池本体に組み込んで設けた場合は、第1
図に示したように亜鉛−臭素電池本体の外に設ける場合
に比べ、電池の充電状態をより正確に測定することが出
来る。なぜなら、第1図に示したように亜鉛−臭素電池
本体の外に設けた場合は、シャントカレントの影響など
によりセルを流れる電流が実際の亜鉛−臭素電池本体に
おける電流値と異なる可能性が高いのである。
また、本発明には直接関連しないが、従来の亜鉛−臭素
電池では何等かの原因で負極の亜鉛析出状態が悪化し、
亜鉛析出層が負極側セパレータ膜に達したとしても、そ
れを検出することが出来ず、そのような状態となったセ
ルにおいては自己放電の増大、すなわち、電池容量の低
下を引き起こしていた。また、このような状態が度重な
ると亜鉛析出層が負極側セパレータ膜に達するに伴ない
、セパレータ膜が徐々に損傷を受け、ついには破損に至
り、電池寿命を低下させる原因となっていた。
上述した従来の亜鉛−臭素電池の問題に付いても、本発
明のSOC測定装置の技術を応用することにより解決が
可能となる。
例えば、本発明のSOC測定装置において、第5図に示
す複数個の亜鉛析出層厚測定用電極21の内の1つを、
負極側セパレータ膜42ときわめて近接した位置に電極
123が来るようにしく第5図の電極121の電極EO
に示すように)、当該電極EOに亜鉛析出層が到達した
ことを短絡・開放状態検知器19が検知した場合に、警
告信号を発生するように構成すれば亜鉛析出層が負極側
セパレータ膜に達することを防止できることが容易に推
察できる。
また、亜鉛析出層が負極側セパレータ膜に達することを
防止するための第6図に示すような亜鉛析出層モニタ機
能を有する亜鉛−臭素電池を構成することも可能である
。すなわち、亜鉛析出層モニタ機能を有する亜鉛−臭素
電池のブロック図を示す第6図において、亜鉛析出層モ
ニタ機能を有する亜鉛−臭素電池300は負極側セパレ
ータ膜42上にセパレータ電極51を有し、セパレータ
電極51の出力は配線52により短絡・開放状態検知器
19に入力されている。また、負極側エンドブロック5
3と、負極41には集電体54が埋め込まれ、集電体5
4はターミナル55を介して短絡・開放状態検知器19
に接続されている。
セパレータ電極51は電解液により腐食されないように
チタニウム、カーボンなどが用いられ、かつ電極反応を
妨げることがないようなるべく微小であって耐久性のあ
るものが好ましい。
また、セパレータ電極51の構造は、セパレータ電極5
1の外観図を示す第7図に示す通りであり、セパレータ
電極51の電極の厚みdは電極23とセパレータ膜42
の1m隔を縮小させることがないように小さい方が望ま
しい(50マイクロメータ以下)。そして、セパレータ
電極51及び配線52はセパレータ膜42やセパレータ
枠32を形成する際、同時に一体形成することにより電
貯液のセパレータ枠32からの漏れを防止することがで
きる。
負極41とセパレータ電極51とは通常電解液を介して
いるのでその電気抵抗は一定の大きさの値を示すが、充
電状態において亜鉛が析出し、負極41の亜鉛析出層が
セパレータ電極51に達すると、負極41とセパレータ
電極51が短絡すると同様になるので、その電気抵抗は
ほぼ0となる。
そして、短絡・開放状態検知器1つがこれを検出し警告
信号を発生、させる。
なお、セパレータ電極51の設置箇所としては、電極に
おいて電流が集中し、かつ電解液の流れが悪いために析
出状態が悪化しやすい、セパレータ膜42の端部に設け
ることが望ましい。この場合のセパレータ電極51の設
置箇所の具体例を、第6図に示す■−■線からの断面図
を示す第8図に示す。
また、必要であればセパレータ電極51を1セルあたり
数カ所に設けてもよい。
更に、セパレータ電極5]をセパレータ膜42の端部に
沿って全域に設けてもよい。この場合のセパレータ電極
51の設置状態の具体例を、第9図に示す。
なお、第9図に示すセパレータ電極51の外観図を第1
0図に示す。
また、第11図に示すように、セパレータ電極51の厚
みd(m7図参照)に相当するくぼみをセパレータ枠3
2及びセパレータ膜42に形成して、セパレータ膜面を
平坦に近くなるようにすれば、より正確に亜鉛析出層厚
をモニタすることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の亜鉛−臭素電池のSOC
測定装置によれば、亜鉛析出層厚+111J定用電極に
より充放電反応によって負極上に析出される亜鉛析出層
の析出層厚を正確に測定できるように構成したので、亜
鉛析出層の析出層厚からSOCを正確に算定することが
出来るという効果がある。
また、従来は亜鉛析出状態の悪化による自己数電の増大
を防止するため、充電量を少な目に設定しており、亜鉛
の析出状態によっては充電できる余裕があるにもかかわ
らず充電できなかったが、そのような事態を解消できる
と言う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の亜鉛−臭素電池のSOC測定装置を亜
鉛−臭素電池本体の外に設けた場合のSOC測定装置の
ブロック図、 第2図は第1図に示す亜鉛析出層厚測定用電極21の外
観図、 第3図は第1図に示すSOC測定装置が亜鉛−臭素電池
本体の外に設けられ、亜鉛−臭素電池本体と組み合わさ
れて、SOC測定装置システムを構成している状態を示
すシステムブロック図、第4図は第3図に示す亜鉛−臭
素電池本体の反応槽40のセル49を示し、かつ、本発
明の亜鉛−臭素電池のSOC測定装置を亜鉛−臭素電池
本体に組み込んで設けた場合のSOC測定装置のセル構
造説明図、 第5図は第4図におけるSOC測定装置を亜鉛一臭素電
池本体に組み込んで設けた場合のSOC測定装置のブロ
ック図におけるV−V線からの断面図、 第6図は亜鉛析出層が負極側セパレータ膜に達すること
を防止するための亜鉛析出層モニタ機能を有する亜鉛−
臭素電池の断面図、 第7図は第6図に示すセパレータ電極51の外観図、 第8図は第6図に示す亜鉛析出層モニタ機能を有する亜
鉛−臭素電池の■−■線に沿った断面図、第9図は第6
図に示す亜鉛析出層モニタ機能を有する亜鉛−臭素電池
の他のセパレータ電極をもつ亜鉛析出層モニタ機能を有
する亜鉛−臭素電池の説明図、 第10図は第9図に示すセパレータ電極51の外観図、 第11図は亜鉛析出層が負極側セパレータ膜に達するこ
とを防止するための第6図とは別の亜鉛析出層モニタ機
能を有する亜鉛−臭素電池の説明図である。 100  ・・・ 亜鉛−臭素電池のsoc測定装置1
0 ・・・ 負極 11 ・・・ 正極 12 ・・・ セパレータ膜 13 ・・・ 負極側反応槽 14 ・・・ 正極側反応槽 15 ・・・ 負極集電体 16 ・・・ 正極集電体 17 ・・・ 負極側電解液配管 18 ・・・ 正極側電解液配管 19 ・・・ 短絡・開放状態検知器 20 ・・・ SOC表示メータ 21.121  ・・・ 亜鉛析出層厚測定用電極22
.122  ・・・ 検出線 23.123  ・・・ 検出電極 40 ・・・ 反応槽 41 ・・・ 負極 42 ・・・ セパレータ膜 43 ・・・ 正極 44 ・・・ 正極側電解液貯蔵槽 49 ・・・ セル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  充放電反応を行う亜鉛−臭素電池もしくは擬似電池の
    、亜鉛が析出する負極に対して異なる間隙を隔てて複数
    の検出電極を配置し、亜鉛析出層がいずれの検出電極に
    到達するかにより、亜鉛析出層の厚さを検知することを
    特徴とする亜鉛−臭素電池のSOC測定装置。
JP2286827A 1990-10-24 1990-10-24 亜鉛―臭素電池のsoc測定装置 Pending JPH04162375A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017527072A (ja) * 2014-07-02 2017-09-14 ペリオン テクノロジーズ インク. マルチ電極電気化学セル及びその製造方法

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JP2017527072A (ja) * 2014-07-02 2017-09-14 ペリオン テクノロジーズ インク. マルチ電極電気化学セル及びその製造方法
US10608235B2 (en) 2014-07-02 2020-03-31 Viking Power Systems Pte. Ltd. Multi-electrode electrochemical cell and method of making the same
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