JPH04162039A - フォトマスク - Google Patents
フォトマスクInfo
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- JPH04162039A JPH04162039A JP2287289A JP28728990A JPH04162039A JP H04162039 A JPH04162039 A JP H04162039A JP 2287289 A JP2287289 A JP 2287289A JP 28728990 A JP28728990 A JP 28728990A JP H04162039 A JPH04162039 A JP H04162039A
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Links
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、半導体回路パターン転写用投影型露光装置に
使用するフォトマスクに関するものである。
使用するフォトマスクに関するものである。
[従来の技術]
従来のフォトマスクは、石英等のような露光波長の照明
光に対する透過率が高い材質からなるガラス基板に、ク
ロム等の金属Fii膜(遮光部材)で所定のパターン層
を形成したものであった。この金属薄膜は、該基板の表
面にスパッタリングまたは蒸着等によって、入射光をほ
ぼ完全に遮光するような厚さに被膜形成される。さらに
レジスト層が横1された後、マスターマスクの密着もし
くは近接露光、または直接描画により、所望の回路パタ
ーンが転写され、エツチング等によって不要部分が除去
され、完成品となる。
光に対する透過率が高い材質からなるガラス基板に、ク
ロム等の金属Fii膜(遮光部材)で所定のパターン層
を形成したものであった。この金属薄膜は、該基板の表
面にスパッタリングまたは蒸着等によって、入射光をほ
ぼ完全に遮光するような厚さに被膜形成される。さらに
レジスト層が横1された後、マスターマスクの密着もし
くは近接露光、または直接描画により、所望の回路パタ
ーンが転写され、エツチング等によって不要部分が除去
され、完成品となる。
すなわち、従来のフォトマスクにおける回路パターンは
、透過率が90%以上の透明部(透過パターン)と、透
過率がほぼ0%の不透明$(遮光パターン)とにより構
成されていた。
、透過率が90%以上の透明部(透過パターン)と、透
過率がほぼ0%の不透明$(遮光パターン)とにより構
成されていた。
[発明が解決しようとする課題]
上述したような従来のフォトマスクにおいては、微細パ
ターンをレンズ系により投影する場合には、光の干渉、
回折現象のために投影像のコントラストが低下してしま
うという問題があった。
ターンをレンズ系により投影する場合には、光の干渉、
回折現象のために投影像のコントラストが低下してしま
うという問題があった。
この問題がほぼ解決されたフォトマスクとして、例えば
特公昭62−50811号公報に開示されているように
、透過パターンの一部に誘電体膜(以後、位相部材と称
するンを付けることにより、隣接する透過パターンを透
過した光にほぼπの位相差を与えるようにした、いわゆ
る位相シフトマスクがある。この位相シフトマスクでは
、透過光の位相を位相部材により制御することによって
、隣接するパターンからの透過光の位相を反転させて、
コントラストを向上させている。
特公昭62−50811号公報に開示されているように
、透過パターンの一部に誘電体膜(以後、位相部材と称
するンを付けることにより、隣接する透過パターンを透
過した光にほぼπの位相差を与えるようにした、いわゆ
る位相シフトマスクがある。この位相シフトマスクでは
、透過光の位相を位相部材により制御することによって
、隣接するパターンからの透過光の位相を反転させて、
コントラストを向上させている。
しかしながら、位相シフトマスクについては上記の問題
点を解決で詮るものの、通苓のフォトマスク作成後に透
過パターンの一部へ位相部材を選択的に形成しなければ
ならないため、製造の工程が複雑になり、従って欠陥が
生しやすくコストも高くなるという問題があった。
点を解決で詮るものの、通苓のフォトマスク作成後に透
過パターンの一部へ位相部材を選択的に形成しなければ
ならないため、製造の工程が複雑になり、従って欠陥が
生しやすくコストも高くなるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、製造が
容易で、かつ微細パターンにおいても充分なコントラス
トが得られるフォトマスクを提供することにある。
容易で、かつ微細パターンにおいても充分なコントラス
トが得られるフォトマスクを提供することにある。
camを解決するための手段]
本発明では、所定波長の光ビームもしくはt 6H波に
対してほぼ透明な基板に形成された幾何学的なパターン
を感応基板へ転写するために使われるフォトマスクにお
いて、光ビームもしくは電磁波に対する透過部から成る
第1の部分と、光ビームもしくは電磁波に対して所定の
透過率を有する半透過部から成る第2の部分とによって
パターンを形成するとともに、隣接する第1の部分と第
2の部分との光ビームもしくは電磁波に対する光路長を
異ならせて2nπもしくは(2n−z)π(但し、nは
整数)の位相差を与えることとした。さらに本発明では
、第1の部分の光ビームもしくは電磁波に対する透過率
を90%以上とし、特に第2の部分の光ビームもしくは
電磁波に対する透過率を1〜15%に定めた。また、本
発明では少なくとも2種類の薄膜(fNえは金属薄膜と
パ電体薄服)を積層して第2の部分を形成し、上記薄膜
の膜厚の各々を調整する、もしくは吸光性の該電体薄膜
で第2の部分を形成し、上記薄膜の種類と膜厚とを調整
することによって、光ビームもしくは電磁波に対する透
過率と、第1の部分と第2の部分との位相差とを制御す
ることとした。
対してほぼ透明な基板に形成された幾何学的なパターン
を感応基板へ転写するために使われるフォトマスクにお
いて、光ビームもしくは電磁波に対する透過部から成る
第1の部分と、光ビームもしくは電磁波に対して所定の
透過率を有する半透過部から成る第2の部分とによって
パターンを形成するとともに、隣接する第1の部分と第
2の部分との光ビームもしくは電磁波に対する光路長を
異ならせて2nπもしくは(2n−z)π(但し、nは
整数)の位相差を与えることとした。さらに本発明では
、第1の部分の光ビームもしくは電磁波に対する透過率
を90%以上とし、特に第2の部分の光ビームもしくは
電磁波に対する透過率を1〜15%に定めた。また、本
発明では少なくとも2種類の薄膜(fNえは金属薄膜と
パ電体薄服)を積層して第2の部分を形成し、上記薄膜
の膜厚の各々を調整する、もしくは吸光性の該電体薄膜
で第2の部分を形成し、上記薄膜の種類と膜厚とを調整
することによって、光ビームもしくは電磁波に対する透
過率と、第1の部分と第2の部分との位相差とを制御す
ることとした。
[作用コ
本発明においては、微細パターンを投影した像のコント
ラストを同上させるに当って、マスクパターンを構成す
る遮光部を露光エネルギーに対して所定の透過率を有す
る半透明部とし、透明部からの透過光と半透明部からの
透過光との間の干渉作用を利用している。
ラストを同上させるに当って、マスクパターンを構成す
る遮光部を露光エネルギーに対して所定の透過率を有す
る半透明部とし、透明部からの透過光と半透明部からの
透過光との間の干渉作用を利用している。
すなわち透明部と半透明部のそれぞれを透過する光を互
いに逆位相となるようにしたため、透明部と半透明部と
の境界部における光強度か非常に小さくなるか、または
ほぼゼロにすることができるので、微細パターンでの投
影像のコントラストを向上させることがてきる。
いに逆位相となるようにしたため、透明部と半透明部と
の境界部における光強度か非常に小さくなるか、または
ほぼゼロにすることができるので、微細パターンでの投
影像のコントラストを向上させることがてきる。
この際、特に半透明部の透過率を1〜15%程度に定め
れば、半透明部からの透過光がレジスト層に照射されて
も、ポジ型レジストにあっては現像処理にてレジストパ
ターン(凸部)が膜ベリすることを防止でき、ネガ型レ
ジストにありでは現像処理にて半透明部に対応した部分
のレジスト層が残ることなく除去されるといった利点が
ある。
れば、半透明部からの透過光がレジスト層に照射されて
も、ポジ型レジストにあっては現像処理にてレジストパ
ターン(凸部)が膜ベリすることを防止でき、ネガ型レ
ジストにありでは現像処理にて半透明部に対応した部分
のレジスト層が残ることなく除去されるといった利点が
ある。
尚、上記透過率はマスク上での露光光強度、投影光学系
の光学特性(諸収差)、レジストの種類等に基づき、常
にポジ型レジストでは膜べりが生じないように、ネガ型
しジス(−ではレジスト層が残らないように定められる
ものである。従って、半透明部の透過率は1〜15%に
限られるものではなく、膜へり等が生しなければ、特定
の露光条件のもとて透過率が15%を越えることもある
。
の光学特性(諸収差)、レジストの種類等に基づき、常
にポジ型レジストでは膜べりが生じないように、ネガ型
しジス(−ではレジスト層が残らないように定められる
ものである。従って、半透明部の透過率は1〜15%に
限られるものではなく、膜へり等が生しなければ、特定
の露光条件のもとて透過率が15%を越えることもある
。
また、半透明部を少なくとも2種類の薄膜、例えば金属
薄膜と誘電体膜とを積層して多層膜とすれば、金属薄膜
及び誘電体膜の各々の条件(膜厚)を最適化することで
、任意のエネルギー透過率を得ることがで、きる。また
、同様にして半透明部からの透過光と、透明部からの透
過光に対して任意の位相差(2nπもしくは(2n+1
)π)を与えることが可能である。ここでは半透明部を
多層膜としているため、各膜厚を最適化するたけて簡単
に透過率と位相差とを刺部することが可能となっている
。
薄膜と誘電体膜とを積層して多層膜とすれば、金属薄膜
及び誘電体膜の各々の条件(膜厚)を最適化することで
、任意のエネルギー透過率を得ることがで、きる。また
、同様にして半透明部からの透過光と、透明部からの透
過光に対して任意の位相差(2nπもしくは(2n+1
)π)を与えることが可能である。ここでは半透明部を
多層膜としているため、各膜厚を最適化するたけて簡単
に透過率と位相差とを刺部することが可能となっている
。
上記の金属薄膜及び誘電体膜は、マスクブランク上に積
層して形成し、同時にバターニングすればよいのでバタ
ーニングは一度て良く、製造工程は従来のような透明部
と遮光部のみからなるフォトマスクとほぼ同しものであ
り、位相シフトマスクのように複雑化することはない。
層して形成し、同時にバターニングすればよいのでバタ
ーニングは一度て良く、製造工程は従来のような透明部
と遮光部のみからなるフォトマスクとほぼ同しものであ
り、位相シフトマスクのように複雑化することはない。
さらに、半透明部を吸光性の誘電体膜とすれば誘電体の
吸光度(すなわち種類)と膜厚とを最適化することで、
多層膜を用いずども任意のエネルギー透過率と位相差と
を同時に与えることができ、しかも製造工程におけるバ
ターニングは一度て良く、上記多層膜と同様に従来のフ
ォトマスクとほぼ同工程で済むといフた利点がある。尚
、吸光性の誘電体膜は上記の如く一層で用いても、また
上記透過率と位相差とによっては多層て用いても良く、
さらには先に述へた金属薄膜の代わりに用いても構わな
い。
吸光度(すなわち種類)と膜厚とを最適化することで、
多層膜を用いずども任意のエネルギー透過率と位相差と
を同時に与えることができ、しかも製造工程におけるバ
ターニングは一度て良く、上記多層膜と同様に従来のフ
ォトマスクとほぼ同工程で済むといフた利点がある。尚
、吸光性の誘電体膜は上記の如く一層で用いても、また
上記透過率と位相差とによっては多層て用いても良く、
さらには先に述へた金属薄膜の代わりに用いても構わな
い。
[実施例]
(第1実施例)
第1図は、本発明の第1の実施例によるフォトマスクの
構成を示す模式図である。
構成を示す模式図である。
図において、フォトマスク基板1は所定波長の光ビーム
(i線、KrFエキシマレーレー)もしくは電磁波(X
線等)に対してほぼ透明な基板、例えば透iM率が90
%以上のカラス基板である。ここで、基板1は気泡や脈
理が少なく、かつ熱膨張係数が小さい材質のものか良く
、例えば石英等が好ましく用いられる。
(i線、KrFエキシマレーレー)もしくは電磁波(X
線等)に対してほぼ透明な基板、例えば透iM率が90
%以上のカラス基板である。ここで、基板1は気泡や脈
理が少なく、かつ熱膨張係数が小さい材質のものか良く
、例えば石英等が好ましく用いられる。
この基板1の下面には、金属ffM2及び5i02等の
畝電体薄膜3の2層からなる半透明部(半AAパターン
)4と、フォトマスク基板1の露出した透明部(透過パ
ターン)5とにより所定のパターンRPが形成されてい
る。金属薄@2は、−Mにエツチングによって回路形成
されるのてエツチング性に優れ、薄い膜厚でも強度の高
いものが良く、例えばクロム等が好ましい。
畝電体薄膜3の2層からなる半透明部(半AAパターン
)4と、フォトマスク基板1の露出した透明部(透過パ
ターン)5とにより所定のパターンRPが形成されてい
る。金属薄@2は、−Mにエツチングによって回路形成
されるのてエツチング性に優れ、薄い膜厚でも強度の高
いものが良く、例えばクロム等が好ましい。
第1図中に示したパターンRPのうち、領域Aはいわゆ
るラインアンドスペースパターンを表しており、領域B
は孤立ラインパターン、領*Cは孤立スペースパターン
をそれぞれ表している。
るラインアンドスペースパターンを表しており、領域B
は孤立ラインパターン、領*Cは孤立スペースパターン
をそれぞれ表している。
このうち、特にラインアントスペースパターンを例とし
て、本実施例において微細パターンのコントラストが向
上する原理について説明する。
て、本実施例において微細パターンのコントラストが向
上する原理について説明する。
さて、金属薄膜2においては、エネルギー透過率が1〜
15%程度となる膜厚としである。このとき、金属薄膜
2を透過した露光光は、光量の減衰のみでなく、金属薄
膜2と空気との屈折率の差により透過パターン5を透過
した露光光に対して位相変化も受けることとなる。この
位相変化量は金属薄膜2の膜厚に比例する量であり、膜
厚を調節することで所定の位相変化量を得ることができ
る。
15%程度となる膜厚としである。このとき、金属薄膜
2を透過した露光光は、光量の減衰のみでなく、金属薄
膜2と空気との屈折率の差により透過パターン5を透過
した露光光に対して位相変化も受けることとなる。この
位相変化量は金属薄膜2の膜厚に比例する量であり、膜
厚を調節することで所定の位相変化量を得ることができ
る。
しかしながら、本実施例では、膜厚を制御することによ
って、ある一定のエネルギー透過率を得るようにしてい
るので、実際には金属薄膜2の膜厚を調整するだけでは
、所望のエネルキー透過率と位相差とを同時に満足させ
ることは難しい。
って、ある一定のエネルギー透過率を得るようにしてい
るので、実際には金属薄膜2の膜厚を調整するだけでは
、所望のエネルキー透過率と位相差とを同時に満足させ
ることは難しい。
そこで本発明では、金属薄@2とyJ、電体薄膜3とを
積層して半透過パターン4を形成し、金属薄WA2の膜
厚を調節して半透過パターン4の透過率を制御するとと
もに、誘電体薄膜3の膜厚を制御することで、透過パタ
ーン5からの透過光に対して半透過パターン4からの透
過光に所望の位相差を与えることを可能としている。こ
の際、金属薄膜2及び誘電体薄膜3の各膜厚は互いの膜
厚を考慮して所望の透過率と位相差とか得られるように
調節される。
積層して半透過パターン4を形成し、金属薄WA2の膜
厚を調節して半透過パターン4の透過率を制御するとと
もに、誘電体薄膜3の膜厚を制御することで、透過パタ
ーン5からの透過光に対して半透過パターン4からの透
過光に所望の位相差を与えることを可能としている。こ
の際、金属薄膜2及び誘電体薄膜3の各膜厚は互いの膜
厚を考慮して所望の透過率と位相差とか得られるように
調節される。
第2図は第1図中のIJi域Aの投影光学系による投影
像で、ここでは解像限界程度に微細なラインアンドスペ
ースパターンの投影像の振幅分布を表している。
像で、ここでは解像限界程度に微細なラインアンドスペ
ースパターンの投影像の振幅分布を表している。
第2図(a)は、ラインアンドスペース中のスペース部
すなわち、透過パターン5のみの投影像(振幅分布)S
+である。
すなわち、透過パターン5のみの投影像(振幅分布)S
+である。
第2図(bl はラインアントスペース中のライン部、
すなわち半透過パターン4のみの投影像(振幅分’F5
)S2であるか、ここでは半透過パターン4を透過する
光か透過パターン5を透過する光に対してほぼ(2n+
1)πの位相差(nは整数)を受けるように、金属薄膜
2及び誘電体薄膜3の膜厚が決定されているものとする
。したかって、透過パターン50投彪像(第2図(a)
)か透過ハターン中心(破線で表示)を極大とするプラ
スの振幅分布S1をもつ場合、半透過パターン4の投影
像(第2図(b))は、半透過パターンの中心(破線と
破線の中間)を負の極大とするマイナスの振幅分布S2
を持つことになる。
すなわち半透過パターン4のみの投影像(振幅分’F5
)S2であるか、ここでは半透過パターン4を透過する
光か透過パターン5を透過する光に対してほぼ(2n+
1)πの位相差(nは整数)を受けるように、金属薄膜
2及び誘電体薄膜3の膜厚が決定されているものとする
。したかって、透過パターン50投彪像(第2図(a)
)か透過ハターン中心(破線で表示)を極大とするプラ
スの振幅分布S1をもつ場合、半透過パターン4の投影
像(第2図(b))は、半透過パターンの中心(破線と
破線の中間)を負の極大とするマイナスの振幅分布S2
を持つことになる。
実際には、この2つの振幅分布S1.S2は振幅加算さ
れて観測されるのて、投影像の振幅分布PS、は第2図
(C)のようになる6つまり、透過パターン5の振幅分
布S1中の極小部はちょうど半透過パターン4の振幅分
布S2中の負の極大と一致するため、加算されると極小
値はさらに減少する。一方、透過パターン5の振幅分布
S、中の極大部は半透過パターン4の振幅分布S2中の
負の極小と一致するため、加算されても極大値はあまり
減少しない。
れて観測されるのて、投影像の振幅分布PS、は第2図
(C)のようになる6つまり、透過パターン5の振幅分
布S1中の極小部はちょうど半透過パターン4の振幅分
布S2中の負の極大と一致するため、加算されると極小
値はさらに減少する。一方、透過パターン5の振幅分布
S、中の極大部は半透過パターン4の振幅分布S2中の
負の極小と一致するため、加算されても極大値はあまり
減少しない。
したがって、従来のフォトマスクの投影像に相当する振
幅分布、すなわち第2図(a)中の51に比べ、本発明
によるフォトマスクの投影像第2図(C)中のP S
Iでは、極大値はさほど減少することなく、極小値を大
幅に減少させることが可能であり、投影光学系の解像限
界程度の微細パターンであってもその投影像のコントラ
ストを向上させることができる。
幅分布、すなわち第2図(a)中の51に比べ、本発明
によるフォトマスクの投影像第2図(C)中のP S
Iでは、極大値はさほど減少することなく、極小値を大
幅に減少させることが可能であり、投影光学系の解像限
界程度の微細パターンであってもその投影像のコントラ
ストを向上させることができる。
なお、本発明を適用した場合、微細パターンにおいての
みではなく、粗いパターンであった場合にもコントラス
トを向上させるという効果を得ることが出来るので、そ
の点について説明する。第3図は、第2図と同根にライ
ンアンドスペースパターンの投影像の振幅分布を示す、
ただしパターンの微細度は、投影光学系による解像限界
に比べ、充分に粗いパターンであるとする。
みではなく、粗いパターンであった場合にもコントラス
トを向上させるという効果を得ることが出来るので、そ
の点について説明する。第3図は、第2図と同根にライ
ンアンドスペースパターンの投影像の振幅分布を示す、
ただしパターンの微細度は、投影光学系による解像限界
に比べ、充分に粗いパターンであるとする。
第3図(a)は透過パターン部のみからの投影像の振幅
分布S、であり、一般に知られているように透過パター
ン部が極大となり、その中間では極小となり、極小値は
負となっている。従来の透過パターンと遮光パターンと
からなるフォトマスクでは、エネルギー分布はこの第3
図(a)の振幅値の2乗をとったものになる。このとぎ
、極小値が負の価であるため、エネルギー分布において
、主極大(振幅の極大に対応)の中間に副極大(振幅の
極小に対応)か生じてしまうことになる。
分布S、であり、一般に知られているように透過パター
ン部が極大となり、その中間では極小となり、極小値は
負となっている。従来の透過パターンと遮光パターンと
からなるフォトマスクでは、エネルギー分布はこの第3
図(a)の振幅値の2乗をとったものになる。このとぎ
、極小値が負の価であるため、エネルギー分布において
、主極大(振幅の極大に対応)の中間に副極大(振幅の
極小に対応)か生じてしまうことになる。
シカシながら、本実施例の透過パターンと半透過パター
ンとからなるフォトマスクでは、以下に説明するように
このような副極大をなくすることが可能である。
ンとからなるフォトマスクでは、以下に説明するように
このような副極大をなくすることが可能である。
第3図(b)は半透過パターン部のみからの投影像の振
幅分布S4である。この場合には、微細パターンでの場
合と異なり、半透過パターンからの透過光と透過パター
ンからの透過光との間の位相差を2nπとしである(n
は整数)、、このため、振幅分布S4は半透過パターン
の中心位置を極大とし、透過パターンの中心位置を極小
(極/h値は負ンとする分布となる。
幅分布S4である。この場合には、微細パターンでの場
合と異なり、半透過パターンからの透過光と透過パター
ンからの透過光との間の位相差を2nπとしである(n
は整数)、、このため、振幅分布S4は半透過パターン
の中心位置を極大とし、透過パターンの中心位置を極小
(極/h値は負ンとする分布となる。
このフォトマスクを実際に観察した場合の振幅分布PS
2は、第3図(C)で示したように振幅分布S3と振幅
分布S4との和となる。振幅分布S3で負の極小値をと
る点は、振幅分布S4では正の極大値となる点である。
2は、第3図(C)で示したように振幅分布S3と振幅
分布S4との和となる。振幅分布S3で負の極小値をと
る点は、振幅分布S4では正の極大値となる点である。
したがってこれらの和である振幅分布PS2中では両者
が相殺されるため、振幅値をほぼ0とすることができる
。このように、透過パターンと遮光パターンのみからな
る従来のフォトマスクで発生していたような副極大をな
くすことがてきる。
が相殺されるため、振幅値をほぼ0とすることができる
。このように、透過パターンと遮光パターンのみからな
る従来のフォトマスクで発生していたような副極大をな
くすことがてきる。
ところで、本実施例においては、金属W!膜の膜厚のみ
によってエネルギー透過率を決定していた。しかしなが
ら、uN電体薄膜して、入射光に対する反射率の高い誘
電体多層膜を使用して、金属薄膜と併せて半透過パター
ンでのエネルギー透過率を所望の値に調整する構成にし
てもよい。このようにした場合では、金属薄膜に吸収さ
れる光が減少するので、非常に高いピークパワーの光を
用いても金属薄膜が損傷することがない。なお、ここて
言う誘電体多層膜とは、高屈折率と低屈折率の誘電体F
iI膜を交互に層状に数層から十数層重ねたものであり
、層構成を適宜選択することにより入射光の反射率を自
由に設定することができるものである。
によってエネルギー透過率を決定していた。しかしなが
ら、uN電体薄膜して、入射光に対する反射率の高い誘
電体多層膜を使用して、金属薄膜と併せて半透過パター
ンでのエネルギー透過率を所望の値に調整する構成にし
てもよい。このようにした場合では、金属薄膜に吸収さ
れる光が減少するので、非常に高いピークパワーの光を
用いても金属薄膜が損傷することがない。なお、ここて
言う誘電体多層膜とは、高屈折率と低屈折率の誘電体F
iI膜を交互に層状に数層から十数層重ねたものであり
、層構成を適宜選択することにより入射光の反射率を自
由に設定することができるものである。
また、上記実施例では第1図に示した如く半透過パター
ン4を金属薄膜2と誘電体薄@3との多層膜として形成
していたが、特に金属薄膜2を用いずとも、誘電体薄膜
3を吸光性の誘電体薄膜とし、誘電体の吸光度(すなわ
ち種類)と膜厚とを最適化することによって、単層膜で
あっても任意のエネルギー透過率と位相差とを同時に与
えることが可能となる。ここて、吸光性のお電体薄膜と
しては、例えは色素を混入した5i02、PMMA等の
有機材料を用いれば良い。
ン4を金属薄膜2と誘電体薄@3との多層膜として形成
していたが、特に金属薄膜2を用いずとも、誘電体薄膜
3を吸光性の誘電体薄膜とし、誘電体の吸光度(すなわ
ち種類)と膜厚とを最適化することによって、単層膜で
あっても任意のエネルギー透過率と位相差とを同時に与
えることが可能となる。ここて、吸光性のお電体薄膜と
しては、例えは色素を混入した5i02、PMMA等の
有機材料を用いれば良い。
尚、上記実施例ではフォトマスク基板1に金属薄膜2を
形成した後、さらに誘電体薄膜3を積層して形成してい
たか、逆に基板1に説電体N膜3を形成し、その上に金
属薄膜2を積層するようにしても構わない。
形成した後、さらに誘電体薄膜3を積層して形成してい
たか、逆に基板1に説電体N膜3を形成し、その上に金
属薄膜2を積層するようにしても構わない。
(第2実施例)
第4図は本発明の第2の実施例によるフォトマスクの構
成を示す模式図である。この実施例のフォトマスクでは
、フォトマスク基板1の片面に先ず訪電体薄@3 aが
形成され、次に金属薄膜2が形成されて、さらに該電体
@1i3bか形成されており、半透過パターンが3層膜
から構成されている。ここで誘電体薄膜3bは反射防止
膜であり、基板1の下方、すなわち被露光体や投影光学
系等からの反射光がフォトマスクの金属wll膜面面乱
反射され、本来露光されるべきてない部分(半透過パタ
ーンに対応)のレジスト層まで露光されることによって
、ゴースト等が発生するのを防ぐものである。誘電体薄
膜3bの膜厚は露光光波長と金属ff膜2の屈折率と誘
電体薄膜3b自身の屈折率により一義的に決定される。
成を示す模式図である。この実施例のフォトマスクでは
、フォトマスク基板1の片面に先ず訪電体薄@3 aが
形成され、次に金属薄膜2が形成されて、さらに該電体
@1i3bか形成されており、半透過パターンが3層膜
から構成されている。ここで誘電体薄膜3bは反射防止
膜であり、基板1の下方、すなわち被露光体や投影光学
系等からの反射光がフォトマスクの金属wll膜面面乱
反射され、本来露光されるべきてない部分(半透過パタ
ーンに対応)のレジスト層まで露光されることによって
、ゴースト等が発生するのを防ぐものである。誘電体薄
膜3bの膜厚は露光光波長と金属ff膜2の屈折率と誘
電体薄膜3b自身の屈折率により一義的に決定される。
また、金属薄膜2の膜厚は8π体薄膜3a。
3bの膜厚までも考慮して、所望のエネルギー透過率か
ら決定される。
ら決定される。
誕電体原3aの膜厚は誘電体薄膜3a、3b、金属fi
z2による位相差の合計が所望値、例えばπ、2πとな
るように決定される。
z2による位相差の合計が所望値、例えばπ、2πとな
るように決定される。
なお、第4図中の誘電体薄膜3bは反射防止のみを目的
としているので、反射防止の必要がなければ、これを省
略してもよい。
としているので、反射防止の必要がなければ、これを省
略してもよい。
次に、第5図に従って本発明の第2実施例におけるフォ
トマスクの製造法について説明する。
トマスクの製造法について説明する。
第5図(a)は、スパッタリング、蒸着等によフてフォ
トマスク基板1の片面に誘電体薄膜3a、金属i膜2、
誘電体薄膜3bかこの順序で積層され、所望の透過率及
び位相差に応した膜厚のもとて一様に成膜された様子を
示すものである。そしてその上にさらにフォトレジスト
6が一様にコートされている。この状態てフォトレジス
ト6に対してマスターマスクの密着または近接露光を行
う、もしくは電子ビームまたは光等で回路パターンを直
接描画し、現像を行った様子を第5図(b)に示す。さ
らに、残存したフォトレジスト6をマスクとして誘電体
薄膜3a、3b、金属薄lN!2をエツチングし、エツ
チング終了後にフ才トレジストロを除去すれは、第5図
(c) に示すように本実施例のフォトマスクが完成す
る。
トマスク基板1の片面に誘電体薄膜3a、金属i膜2、
誘電体薄膜3bかこの順序で積層され、所望の透過率及
び位相差に応した膜厚のもとて一様に成膜された様子を
示すものである。そしてその上にさらにフォトレジスト
6が一様にコートされている。この状態てフォトレジス
ト6に対してマスターマスクの密着または近接露光を行
う、もしくは電子ビームまたは光等で回路パターンを直
接描画し、現像を行った様子を第5図(b)に示す。さ
らに、残存したフォトレジスト6をマスクとして誘電体
薄膜3a、3b、金属薄lN!2をエツチングし、エツ
チング終了後にフ才トレジストロを除去すれは、第5図
(c) に示すように本実施例のフォトマスクが完成す
る。
したかって本実施例のフォトマスクを製造するにあたっ
てはフォトマスクへの回路パターンの描画は一度でよく
、従来の位相シフトマスクのように複数回の描画と、各
描画間の位置合せを必要としない。
てはフォトマスクへの回路パターンの描画は一度でよく
、従来の位相シフトマスクのように複数回の描画と、各
描画間の位置合せを必要としない。
第5図の製造法においては誘電体薄膜として3a、3b
からなるフォトマスクについて説明したが、第1実施例
のように反射防止膜としての誘電体薄膜3bをもたない
ものでも、同種の方法で製造可能であることは言うまで
もない。
からなるフォトマスクについて説明したが、第1実施例
のように反射防止膜としての誘電体薄膜3bをもたない
ものでも、同種の方法で製造可能であることは言うまで
もない。
また、誘電体薄膜3aとフォト・マスク基板1の材質が
同じ場合、例えば両者共5i02である場合には、エツ
チング工程てフォトマスク基板1は完全に残して、誘電
体薄膜3aのみをきれいに除くことは非常に難しくなる
。このような場合には、誘電体薄膜3aとフォトマスク
基板1の間にもう一層の8電体膜、例えばS i Nx
を設け、これをエツチングストッパーとして、お電体薄
膜3aの5iOz をエツチングした後に、SiNxか
らなるi!誘電体薄膜みをエツチングすれば、フォトマ
スク基板工のSiO□を損傷することなく5結電体Wi
膜3aを完全に除去することかできる。このとき5iN
x)INの厚さの分、つまりSIN、膜の光路差の分、
誘電体薄膜3aを薄くし、透過パターンの透過光に対す
る半透過パターンの透過光の位相差を2nπまたは(2
n+t)π(nは整数)としておくことは言うまでもな
い。
同じ場合、例えば両者共5i02である場合には、エツ
チング工程てフォトマスク基板1は完全に残して、誘電
体薄膜3aのみをきれいに除くことは非常に難しくなる
。このような場合には、誘電体薄膜3aとフォトマスク
基板1の間にもう一層の8電体膜、例えばS i Nx
を設け、これをエツチングストッパーとして、お電体薄
膜3aの5iOz をエツチングした後に、SiNxか
らなるi!誘電体薄膜みをエツチングすれば、フォトマ
スク基板工のSiO□を損傷することなく5結電体Wi
膜3aを完全に除去することかできる。このとき5iN
x)INの厚さの分、つまりSIN、膜の光路差の分、
誘電体薄膜3aを薄くし、透過パターンの透過光に対す
る半透過パターンの透過光の位相差を2nπまたは(2
n+t)π(nは整数)としておくことは言うまでもな
い。
また、SiNxの膜厚まても前退して金属fit膜2の
膜厚を調節し、#ニー透過パターンの透過率を制御して
おく。
膜厚を調節し、#ニー透過パターンの透過率を制御して
おく。
また、第2実施例において、金属薄@2の外側に設けら
れた反射防止11i3bの他に、基板1の露光光か入射
する側(上面側)に、透ANの高い反射防止膜を形成し
てもよい。この場合には、露光光の射出側で反射された
光が基板1の人躬面でさらに反射され、不都合な迷光と
なるのを防ぐことかできる。
れた反射防止11i3bの他に、基板1の露光光か入射
する側(上面側)に、透ANの高い反射防止膜を形成し
てもよい。この場合には、露光光の射出側で反射された
光が基板1の人躬面でさらに反射され、不都合な迷光と
なるのを防ぐことかできる。
実施例中で述へた半透過パターンのエネルギー透過率は
1〜15%程度である。この透過光はパターン及びパタ
ーン近傍においては前述の如く像のコントラストを向上
させる効果かある。しかしながら、大面積の半透過パタ
ーンにおいては、単なる迷光として非露光物へ到達して
しまう。たたしこの量は本来の透過パターンからの光量
の1〜15%程度であるので、最近の高解像度レジスト
においては特に問題となる光量ではない。
1〜15%程度である。この透過光はパターン及びパタ
ーン近傍においては前述の如く像のコントラストを向上
させる効果かある。しかしながら、大面積の半透過パタ
ーンにおいては、単なる迷光として非露光物へ到達して
しまう。たたしこの量は本来の透過パターンからの光量
の1〜15%程度であるので、最近の高解像度レジスト
においては特に問題となる光量ではない。
尚、半透過パターンのi!通過率フオトレジス)・の種
類、投影光学系の光学性能(諸収差)等に基づき、現像
処理においてポジ型レジストにあってはレジスト層の膜
ヘリが生しないように、ネガ型レジストにあっては半透
過パターンに対応した部分のレジスト層(凹部)が残存
しないように定めれば良い。従って、上記透過率は1〜
15%に限られるものではなく、膜べり等が生じなけれ
ば、例えば投影像のコントラストを向上させるための特
定の露光条件のもとて透過率が15%を越えても特に問
題はない。
類、投影光学系の光学性能(諸収差)等に基づき、現像
処理においてポジ型レジストにあってはレジスト層の膜
ヘリが生しないように、ネガ型レジストにあっては半透
過パターンに対応した部分のレジスト層(凹部)が残存
しないように定めれば良い。従って、上記透過率は1〜
15%に限られるものではなく、膜べり等が生じなけれ
ば、例えば投影像のコントラストを向上させるための特
定の露光条件のもとて透過率が15%を越えても特に問
題はない。
また、上記第1、第2の実施例では半透過パターンを金
属薄膜と誘電体薄膜とから成る多層睡としていたか、半
透過パターンの透過乎及びその透過光の位相を制御でき
るものであれば、金属薄膜やお電体N服以外の材料を用
いても良く、さらに半透過パターンか単層であっても構
わない。またX線を光源とする露光装置て使用されるフ
ォトマスクに本発明を適用することもできる。この場合
にはフォトマスク基板Iを5102薄膜とし、例えは金
属薄膜2としてはA u、T a、W、WN等を用い、
誘電体薄膜3としては5i02等を用いれは良い。
属薄膜と誘電体薄膜とから成る多層睡としていたか、半
透過パターンの透過乎及びその透過光の位相を制御でき
るものであれば、金属薄膜やお電体N服以外の材料を用
いても良く、さらに半透過パターンか単層であっても構
わない。またX線を光源とする露光装置て使用されるフ
ォトマスクに本発明を適用することもできる。この場合
にはフォトマスク基板Iを5102薄膜とし、例えは金
属薄膜2としてはA u、T a、W、WN等を用い、
誘電体薄膜3としては5i02等を用いれは良い。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、従来の透明部及び遮光部
のみからなるフォトマスクを使用した場合の投影像より
もコン)・ラストの高い投影像を形成可能なフォトマス
クを得ることができる。また、このフォトマスクは、従
来の位相シフトマスクに比へ容易に製造することができ
る。
のみからなるフォトマスクを使用した場合の投影像より
もコン)・ラストの高い投影像を形成可能なフォトマス
クを得ることができる。また、このフォトマスクは、従
来の位相シフトマスクに比へ容易に製造することができ
る。
また、半透明部を構成する金属薄膜の外側に反射防止膜
を設けた場合には、フォトマスク上の金属薄膜パターン
の反射率を低下させ、ウェハ、フォトマスク間ての多重
反射を防止し、より高い像コントラストを実現すること
かてぎる。
を設けた場合には、フォトマスク上の金属薄膜パターン
の反射率を低下させ、ウェハ、フォトマスク間ての多重
反射を防止し、より高い像コントラストを実現すること
かてぎる。
第1図は本発明の第1実施例によるフォトマスクの構成
を示す図、第2図fa)〜(C)、第3図(a)〜(C
)は本発明の一実施例の原理を示す図、第4図は本発明
の第2実施例によるフォトマスクの構成を示す図、第5
図(a)〜(c)は本発明に係るフォトマスクの製造方
法の一例を表す区である。 [主要部分の符号の説明] 1・・・フォトマスク基板 2・・・金属薄膜 3・・・誘電体薄膜 6・・・フォトレジスト 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 5b 第4図 第5図
を示す図、第2図fa)〜(C)、第3図(a)〜(C
)は本発明の一実施例の原理を示す図、第4図は本発明
の第2実施例によるフォトマスクの構成を示す図、第5
図(a)〜(c)は本発明に係るフォトマスクの製造方
法の一例を表す区である。 [主要部分の符号の説明] 1・・・フォトマスク基板 2・・・金属薄膜 3・・・誘電体薄膜 6・・・フォトレジスト 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 5b 第4図 第5図
Claims (5)
- (1)所定波長の光ビームもしくは電磁波に対してほぼ
透明な基板に形成された幾何学的なパターンを感応基板
へ転写するために使われるフォトマスクにおいて、 前記光ビームもしくは電磁波に対する透明部から成る第
1の部分と、前記光ビームもしくは電磁波に対して所定
の透過率を有する半透明部から成る第2の部分とによっ
て前記パターンを形成するとともに、隣接する前記第1
の部分と第2の部分との前記光ビームもしくは電磁波に
対する光路長を異ならせて2nπもしくは(2n+1)
π(但しnは整数)の位相差を与えたことを特徴とする
フォトマスク。 - (2)前記第1の部分は前記光ビームもしくは電磁波に
対する透過率が90%以上であり、前記第2の部分は前
記光ビームもしくは電磁波に対する透過率が1〜15%
であることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスク
。 - (3)前記第2の部分は、少なくとも2種類の薄膜を積
層して形成され、該薄膜の膜厚の各々を調整することに
より、前記光ビームもしくは電磁波に対する透過率と、
前記第1の部分と第2の部分との位相差とを制御するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のフォトマスク
。 - (4)前記第2の部分は、前記薄膜として金属薄膜と誘
電体薄膜とを積層して形成されたことを特徴とする請求
項3に記載のフォトマスク。 - (5)前記第2の部分は、吸光性の誘電体薄膜で形成さ
れ、該薄膜の種類と膜厚とを調整することにより、前記
光ビームもしくは電磁波に対する透過率と、前記第1の
部分と第2の部分との位相差とを制御することを特徴と
する請求項1に記載のフォトマスク。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287289A JPH04162039A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | フォトマスク |
US08/978,014 US6132908A (en) | 1990-10-26 | 1997-11-25 | Photo mask and exposure method using the same |
US09/631,961 US6284416B1 (en) | 1990-10-26 | 2000-08-03 | Photo mask and exposure method using same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2287289A JPH04162039A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | フォトマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04162039A true JPH04162039A (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=17715463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2287289A Pending JPH04162039A (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | フォトマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04162039A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH052259A (ja) * | 1991-06-25 | 1993-01-08 | Nec Corp | フオトマスク |
JPH052261A (ja) * | 1991-06-24 | 1993-01-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | マスクとそれを用いた投影露光方法 |
JPH0743888A (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-14 | Ulvac Seimaku Kk | フォトマスクブランクスおよびフォトマスク |
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-
1990
- 1990-10-26 JP JP2287289A patent/JPH04162039A/ja active Pending
Cited By (14)
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JP2018165817A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | Hoya株式会社 | 位相シフトマスクブランク及びそれを用いた位相シフトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 |
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