JPH04161860A

JPH04161860A - 電流信号検出装置

Info

Publication number: JPH04161860A
Application number: JP2289663A
Authority: JP
Inventors: Makoto Hashimoto; 誠橋本; Takeshi Kawamura; 武司川村; Isao Harada; 勲原田; Akira Kusumi; 楠見　晃
Original assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1990-10-26
Filing date: 1990-10-26
Publication date: 1992-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は架空送配電線の保守監視に必要な電流検出装置
に関し、特に架空送配電線に直接取付けを可能とした電
流信号検出装置に関するものである。

（従来の技術）第４図は従来の架空送電線路における電流信号検出方式
の一例の説明図である。

従来、架空送電線路における電流信号検出方式としては
、図面に示すように、鉄塔（３１）の頂部に架設された
架空地線（３３）に、各鉄塔（３１）近くにＣＴ（電流
トランス）（３［ｉ）を装着し、送電電流により誘起さ
れる架空地線（３３）の誘導電流を上記ＣＴで検出し、
これを電気／光変換器（３７）で光信号に変換し、光フ
ァイバ（３８）を伝送路として中央の監視装置に送る方
法がとられている。

落雷等で送電線路の一部に短絡事故が起ると、事故点の
鉄塔を中心として架空地線には短絡による分流電流が加
わり、電流方向及び位相が変化するので、各鉄塔間の電
流方向及び位相差を監視装置で測定し、事故点を求めて
いる。

なお、図面において、（３２）は鉄塔アーム、（３４）
は支持碍子、（３５）は架空送電線である。

（解決しようとする課題）従来のこの種技術は、電流信号検出装置が支持碍子に相
当するような絶縁性能を有していないことから、架空地
線の誘導電流及び分流電流を検出する方式がとられてい
る。このため、■架空地線のない送電線路や配電線路に
は利用出来ない。■鉄塔単位での事故点は判るが、架空
電力線の相単位での事故点は判らない、という問題点が
あった。

（課題を解決するための手段）本発明は上述の問題点を解消し、直接架空電力線への取
付けを可能にした電流信号検出装置を提供するもので、
その特徴は、有機絶縁材又は無機絶縁材で形成された絶
縁体内に螺旋状に巻回された光ファイバが収納されてお
り、上記光ファイバの一端には磁性体コアに挾持された
架空電力線からの電流信号を取出すための磁界センサが
接続され、前記光ファイバの他端は伝送システムに接続
されていることにある。

（実施例）第１図は本発明の電流信号検出装置の具体例の縦断面図
である。

上部支持金具（７）及び下部支持金具（８）で支持され
た有機絶縁材料の支柱（２）の外周上には螺旋状の溝が
形成されており、この溝の中に光ファイバ（３）が埋設
されており、その外側には碍子形状の有機絶縁物被覆又
は碍子による絶縁体（１）が設けられている。上記光フ
ァイバ（３）の一端は光磁界センサ（４）に接続されて
おり、この光磁界センサ（４）は磁性体コア（５）の一
部に設けた開口部（８）に位置し、磁性体コア（５）に
よって挾持されており、この挾持部は前記上部支持金具
（７）によって固定しである。又前記光ファイバ（５）
の他端は光フアイバケーブル（ｌＯ）に接続されており
、光磁界センサ（４）によって検出された電流信号は上
記光フアイバケーブル（１０）を伝送路として監視装置
に伝送される。

又、絶縁体（１）と有機絶縁支柱（２）間の間部には、
絶縁性を高めるため有機絶縁物（９）を充填しである。

なお、本具体例においては、架空電力線（Ａ）を磁性体
コア（５）で取囲むための架空電力線（Ａ）の磁性体コ
ア（５）内への挿入は、光磁界センサ（４）が位置する
開口部（６）を共用して行なう。

第２図（イ）〜（チ）は本発明における磁性体コア（５
）の各種構造例を示す。

同図（イ）及び（Ｅｌ）は、架空電力！　（Ａ）の挿入
を容易にするために、磁界センサ（４）を挾持するため
の開口部（６）とは別に、磁性体コア（５）に架空電力
線（Ａ）を挿入するための開口部（１１）（１２）を設
けたもので、同図（イ）は磁性体コア（５）をＵ字形と
したものであり、同図（ロ）は円形の一部を切欠いたも
のである。なお、同図（ロ）においては、内部へ挿入し
た架空電力線（Ａ）の逸脱を防ぐため、上記開口部（１
２）に磁性体スペーサ（１３）を装着しである。

同図（ハ）及び（ニ）は架空電力線（Ａ）の風等の影響
による横振れに対処するため、磁性体コア（５）の形状
を楕円形状（同図ハ）、歪曲楕円形状（同図二）にした
もの、同図（ネ）は磁性体コア（５）を開閉構造とし、
架空電力線（Ａ）挿入時には開いて開口部（１４）より
容易に挿入出来るようにし、挿入後は閉じて架空電力線
（Ａ）の逸脱を防止するようにしたものである。

又同図（へ）は架空電力線（ム）を碍子式支持体（１５
）で固定した磁性体コア（５）、同図（ト）は架空電力
線（Ａ）を２つ割れのを根絶縁体スペーサ（１Ｂ）で固
定した例を示している。

さらに、同図（チ）は本発明の電流信号検出装置をピン
（１７）を介して下向きに取付けた例で、架空電力線（
Ａ）には保護リング（１８）を取付けである。

第３図（イ）及び（０）は本発明の電流信号検出装置の
使用状態の説明図で、架空電力線（Ａ）の各相に設置し
、雷撃等による各相の事故電流信号を得られるようにし
ている。図面において、（２１）は架空電力線（ム）の
支持碍子、（２２）は電流信号検出装置、（２３）は磁
性体コアである。

（作用）上述した本発明の電流信号検出装置を架空電力線に取付
けることにより、架空電力線に流れる電流によって磁性
体コア内部に発生した磁界は、光磁界センサを貫通する
方向に流れるので、光磁界センサ内ではを根絶縁支柱に
螺旋状に巻回された光ファイバを通って入光された光が
、ファラデー効果により磁界強度に比例して偏波し出力
されて、再び有機絶縁支柱に巻回された別の光ファイバ
を通って送り戻され、この信号が光フアイバケーブルに
よって監視装置に伝送される。

このように、電気的に絶縁された構造で直接架空電力線
の電流信号を取出すことが出来、雷撃等による事故点の
検出が可能となる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の電流信号検出装置によれ
ば、架空電力線の各相に直接取付けることが出来るので
、架空電力線の各相から直接電流信号を検出することが
可能となる。従って架空地線のない架空送配電線路の事
故点が容易に判別でき、架空送配電線路の保守に極めて
効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電流信号検出装置の具体例の縦断面図
である。第２図（イ）〜（チ）はいずれも本発明における磁性体
コアの各種構造例の説明図である。第３図（イ）及び（ロ）はいずれも本発明の電流信号検
出装置の使用状態の説明図である。第４図は従来の架空送電線路における電流信号検出方式
の一例の説明図である。Ａ・・・架空電力線、１・・・絶縁体、２・・・有機絶
縁支柱、３・・・光ファイバ、４・・・光磁界センサ、
５・・・磁性体コア、６・・・開口部、７・・・上部支
持金具、８・・・下部支持金具、９・・・充填絶縁物、
１０・・・光フアイバケーブル。第　ＩＦ！！Ｊ悌　２１！１！Ｊ　３　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）有機絶縁材又は無機絶縁材で形成された絶縁体内
に螺旋状に巻回された光ファイバが収納されており、上
記光ファイバの一端には磁性体コアに挾持された架空電
力線からの電流信号を取出すための磁界センサが接続さ
れ、前記光ファイバの他端は伝送システムに接続されて
いることを特徴とする電流信号検出装置。
（２）架空電力線からの電流信号を取出すための磁界セ
ンサが磁性体コアの一部に形成した開口部に位置して磁
性体コアにより挾持されており、上記開口部を、架空電
力線を磁性体コアで取囲んだ状態にするため架空電力線
を挿入する開口部と共用させたことを特徴とする請求項
（１）記載の電流信号検出装置。
（３）磁性体コアが磁界センサを挾持する開口部とは別
の個所に、架空電力線を挿入するための開口部を備えて
いることを特徴とする請求項（１）記載の電流信号検出
装置。
（４）磁性体コアの架空電力線を挿入するための開口部
に磁性体スペーサを装着したことを特徴とする請求項（
３）記載の電流信号検出装置。
（５）磁性体コアと架空電力線との間に、無機絶縁材又
は有機絶縁材の絶縁スペーサを位置せしめたことを特徴
とする請求項（１）記載の電流信号検出装置。
（６）磁性体コアの形状が、架空電力線の横振れ方向に
ふくらんだ楕円又は歪曲楕円の形状をなしていることを
特徴とする請求項（１）記載の電流信号検出装置。