JPH04161500A - 乳濁光沢性液体洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な乳濁光沢性液体洗浄剤、さらに詳しくは
、光沢性及び乳濁安定性に優れ、高級感及び嗜好性を有
する乳濁光沢性液体洗浄剤に関するものである。

従来の技術 近年、台所用、衣類用、頭髪用、皮膚用などの液体洗浄
剤においては、よりファツショナブルで個性的な商品が
求められており、そして、この要求にこたえるために、
液体洗浄剤を乳濁化することか試みられている。

そして、この液体洗浄剤を乳濁化させる方法として（よ
、例えは（１）無機粉末を系中に分散させる方法、（２
）界面活性剤の多価金属塩結晶を分散させる方法（特開
昭６１−１５７５９８号公報）、（３）乳化重合によっ
て得られたポリスチレンなとの微細粒子で乳濁化する方
法、（４）ジステアリン酸エチレングリコールの板状結
晶を分散させる方法（特開平１−２９３１３３号公報）
、（５）油剤を用いて系を乳化系とする方法などか、こ
れまでに提案されている。

しかしなから、無機粉末や界面活性剤の多価金属塩結晶
を分散させる方法においては、分散媒との比重差により
、沈殿を生じたり、あるいは固体粒子が浮上するなど、
層分離を起こしやすいという欠点があるし、乳化重合に
よって得られたポリスチレンなどの微細粒子で乳濁化す
る方法は、良好な乳濁性は得られるものの、光沢性に劣
り、消費者の高い要求を十分に満足させることができな
い。

また、ジステアリン酸エチレングリコールの板状結晶を
分散させる方法においては、光沢性は良好であるもの、
透明感が強く、満足しうる乳濁外観は得られないという
欠点かあり、一方、油剤を用いて系を乳化系にする方法
は、温度なとの外的要因によって容易に凝集、分離を起
こすなと、安定性に大きな問題かある。

発明か解決しようとする課題 本発明は、このような従来技術か有する欠点を克服し、
光沢性及び乳濁安定性に優れ、高級感及び高い嗜好性を
有する乳濁光沢性液体洗浄剤を提供することを目的とし
てなされたものである。

課題を解決するだめの手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する乳濁光沢性
液体洗浄剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、微粒子
状スチレン重合体とバール状光沢付与剤を、それぞれ特
定の割合で配合することにより、その目的を達成しうろ
ことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。

すなわち、本発明は洗浄活性成分とともに、（Ａ）東粒
子状スチレン重合体００５〜１．０重量％及び（Ｂ）パ
ール状光沢付与剤０．１〜２．０重量％を含有すること
を特徴とする乳濁光沢性液体洗浄剤を提供するものであ
る。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明の液体洗浄剤において、（Ａ）成分として用いら
れる微粒子状スチレン重合体としては、乳化重合により
得られ、かつ平均粒子径が０．０１〜１μｍの範囲にあ
るものが好適である。

本発明の液体洗浄剤における前記微粒子状スチレン重合
体の含有量の好ましい範囲は０．０５〜１重量％の範囲
にある。この量が０．０５重量％未満ではより充分な乳
濁性が得られない場合があるし、１重量％を超えると該
スチレン重合体の凝集が起こることがある。

本発明の液体洗浄剤においては、（Ｂ）成分として、パ
ール状光沢付与剤が用いられる。このパール状光沢付与
剤としては、例えばジステアリン酸エチレングリコール
が好ましく、またその含有量は０．１〜２．０重量％の
範囲にあることが必要である。

この量が前記範囲を逸脱すると乳濁性及び光沢性か共に
優れた嗜好性の高い液体洗浄剤が得られず、本発明の目
的か十分に達せられな（７１゜本発明の液体洗浄剤にお
いて用いられる洗浄活性成分については特に制限はなく
、例えばσ−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ポリオ
キンエチレンアルキル硫酸エステルナトリウム塩、アル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム、脂肪酸セッケンな
とのアニオン性界面活性剤、ポリオキシアルキレンエー
テルなどのノニオン性界面活性剤、モノアルキル型やジ
アルキル型第四級アンモニウム塩などのカチオン性界面
活性剤などが挙げられる。

これらの洗浄活性成分は、該液体洗浄剤の用途に応じて
適宜選ばれる。

本発明の液体洗浄剤には、前記の必須成分に加えて、そ
の用途に応じて慣用されている種々の添加成分を必要に
応じ配合することができる。

本発明の液体洗浄剤の調製方法については特に制限はな
く、洗浄活性成分、微粒子状スチレン重合体、パール状
光沢付与剤及び必要に応じて用いられる各種添加成分を
、任意の順序で配合することにより調製することができ
、例えは微粒子状スチレン重合体は、洗浄活性成分及び
プロピレングリコールやエタノールなとの可溶化剤を配
合した直後に配合してもよいし、全配合の最後に配合し
てもよい。また、パール状光沢付与剤は、該液体洗浄剤
調製途中の加熱された状態で配合し、除冷することによ
ってバール状の光沢性のある薄片状結晶を析出させても
よいし、該光沢付与剤と、洗浄活性成分及び水とを混合
し、加熱したのち、冷却することにより、あらかじめ濃
度の高いバール状光沢付与剤薄片状結晶の分散液を調製
しておき、これを混合してもよい。

発明の効果 本発明の乳濁光沢性液体洗浄剤は、乳濁性、光沢性、安
定性が共に優れ、従来の乳濁性液体洗浄剤に比べ、高級
感及び高い嗜好性を有しており、例えは皿洗い用の台所
用洗剤、液体衣類用洗浄剤、シャンプーなどの頭髪用洗
浄剤、ボディーシャンプーや洗顔剤などの皮膚洗浄剤、
液体セッケンなどに応用できる。

実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するか、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。

なお、液体洗浄剤の物性は次のよう！こして求めｌこ　
。

（１）パール状光沢付与剤の分離安定性ガラス族基栓付
１００ｍ（２容シリンダーに、試料１００ｍＱを入れ、
５０℃にて１か月間静置保存したのち、沈降又は浮上の
状態を、目視観察し、次の判定基準に従って評価した。

○：沈降又は浮上が全く認められない △：１％未満の沈降又は浮上が認められる×：１％以上
の沈降又は浮上が認められる（２）スチレン重合体の分
散性及び安定性顕微鏡によりスチレン重合体粒子の凝集
状態を観察して分散性を求めるとともに、５０＋ｉ１２
容透明ガラスびんに試料５０ｍ１２を入れ、密栓後５０
°Ｃにて１か月間静置したのち、分離の状態を視覚判定
して安定性を求め、次の判定基準に従って分散性及び安
定性を評価した。

○：スチレン重合体粒子の凝集及び分離が全く認められ
ない △：スチレン重合体粒子の凝集はわずかに認められるか
、分離は認められない ×：スチレン重合体粒子の凝集が明らかに認められ、か
つ分離も認められる （３）外観の嗜好性 １８才より４０才までの女性２４名をパネラ−とし、５
０ｍ１２無色透明ガラスびんに入れた試料及び径１０ｃ
＋１のシャーレに試料３５ＩＩＩＱを入れたサンプルを
用いて、外観の好みを調査し、次の判定基準に従って外
観の嗜好性を求めた。

○：２０名以上が良い外観と答え、かつ１５名以上が好
きと答えたもの △：ｌＯ名以上１９名以下が良い外観と答え、かつ５名
以上１４名以下が好きと答えたもの×：良い外観である
と答えたものが９名以下であり、かつ好きと答えたもの
が４名以下であるもの 実施例１〜８、比較例１〜４ 次表に示す液体洗浄剤を常法により調製し、バール状光
沢付与剤の分離安定性、スチレン重合体の分散性及び安
定性、外観の嗜好性を評価した。

その結果を次表に示す。

次表より明らかなように、本発明の液体洗浄剤は、すべ
ての評価項目において、優れた性能を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　洗浄活性成分とともに、（Ａ）微粒子状スチレン重
   合体及び（Ｂ）パール状光沢付与剤を含有することを特
   徴とする乳濁光沢性液体洗浄剤。 ２　微粒子状スチレン重合体が平均粒子径０．０１〜１
   μｍのものである請求項１記載の乳濁光沢性液体洗浄剤
   。