JPH04160982A - 複写機の像域別画像処理装置 - Google Patents

複写機の像域別画像処理装置

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JPH04160982A
JPH04160982A JP2288171A JP28817190A JPH04160982A JP H04160982 A JPH04160982 A JP H04160982A JP 2288171 A JP2288171 A JP 2288171A JP 28817190 A JP28817190 A JP 28817190A JP H04160982 A JPH04160982 A JP H04160982A
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image processing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像読取り手段と画像形成手段と領域指定処
理手段とを備えた複写機において、指定された領域中の
文字域と濃淡画像域とを自動的に判別し、領域内の文字
又は濃淡画像に選択的に画像加工を施し、コピー画像を
形成する複写機の像域別画像処理装置に関する。
従来の技術 近年、複写機の高級・多機能化は目覚ましいものがあり
、画像加工処理等について種々の提案等がなされている
例えば、特開昭61−118071号公報によれば、エ
ツジ検出手段を備え、そのエツジ検出出力から平滑化処
理を選択的に行うようにしている。
また、特開昭61−13877号公報によれば、文字領
域判別手段を備え、文字領域に対して中間調処理を施さ
ず、それ以外の画像領域に対して中間調処理を施してコ
ピー像を再生するようにしている。この場合、文字領域
判別手段は、原画データに基づいて行ういわゆる自動判
別方式、領域指示方式、原画上のマーク読取り方式の3
通りが開示されている。また、特開昭61−15707
2号公報によれば、領域選択手段を備え、上記公報の場
合と同様に画像処理するようにしている。原画データに
基づく領域自動選択以外にキーボードからの領域入力も
可能とされている。
さらに、特開昭61−161870号公報によれば網点
画像部の認識方法において、認識された網点画像にフィ
ルタリングするようにしている。
また、特開昭62−163号公報によれば、色画像検出
手段を備え、黒文字は2値化で、色文字はデイザ処理で
出力して原画の色情報をある程度保存するようにしてい
る。また、特開昭63−184886号公報によれば、
濃淡画像を2つの閾値で濃度変換し、文字を残し、文字
以外を消去するようにしている。
特に、原画の特定領域に対して加工を施したいという要
望に対して、例えば特開昭63−125057号公報に
よれば、領域指定手段と色変換手段とを備え、指定領域
内にのみ色変換を施すようにしている。即ち、タブレッ
トで領域を指定し、特定領域のみ色変換処理を付勢し、
指定領域内の色変換を行うというものである。また、特
開平1−192263号公報によれば、マーカでマーク
した範囲の画像部分(文字)に対して網掛は輪郭化など
の処理を施すようにしている。即ち、輪郭文字化や網点
文字化したい文字をマーキングし、マーキングした範囲
を自動的に検出して、その領域内だけに加工処理を施す
というものである。
発明が解決しようとする課題 ところが、これらの特開昭63−125057号公報や
特開平1−192263号公報方式による場合、指定領
域内であれば文字であっても濃淡画像であっても画一的
に画像加工が施されてしまう。例えば、原稿の上半分に
商品のデザインがあり、下半分に機能説明の文章が記し
てあり、デザイン図の色を変える場合を考えると、前者
の場合、上半分にあるデザイン図の色を変換することは
可能であるが、一般に、商品デザイン図には決められた
色の社名ロゴや型名の文字が入っており、これらの色も
色変換されてしまう可能性が大きい。
また、後者の場合、マーキングを付するので原稿を損な
うことになり、かつ、一般の濃淡原稿やカラー原稿には
適用できず汎用性に欠ける。
このようなことから、第1の課題として、指定領域内に
所定の画像加工処理を施すに際して、文字部と濃淡画像
部とに自動分離し、例えば領域内の色変換が指定された
場合には分離された濃淡画像部分には色変換を施し文字
部には色変換を施さないとか、又は、領域内の輪郭画像
化が指定された場合は分離された文字部にのみ輪郭化処
理を施し濃淡画像部には施さないというように、領域内
加工の種類が文字だけに適用したいものは領域内の文字
部にのみ自動的に加工を施し、濃淡画像部だけに適用し
たいものは領域内の濃淡画像部にのみ自動的に加工を施
し、両者に適用したいものには領域内の両者に加工を施
し得るようにすることが要望される。
第2の課題として、指定領域内に画像加工処理を施すに
際して、画像処理を複数のカテゴリに分類して、画像加
工の種類毎に、分類された画像処理ステップの一つ一つ
の処理内容を任意に設定し得ることが要望される。例え
ば、ハイキー加工とハイキー粗粒子化加工という2種類
の領域内加工を考える。どちらも、指定領域内であって
、濃淡画像部に対しては最低画像濃度や全体の濃度を低
下させる加工を施し、文字が薄くなっては具合が悪いの
で、指定領域内にあるにも拘らず文字部にはこれらの加
工を施さないようにする。ハイキー加工は、この階調操
作の加工で完了する。一方、ハイキー粗粒子化加工のほ
うは、さらに、濃淡画像部に対して網点サイズを通常処
理より大きくする処理(中間調処理の範−)を加える必
要がある。
このような画像処理のカテゴリ別の組合せの自由度の向
上が要望される。
第3の課題として、指定領域内に画像加工処理を施すに
際して、原画の像域を文字部と濃淡画像部とに自動分離
し、領域内の画像加工を、文字だけに適用したいものは
領域内の文字画像にのみ加工を施し、濃淡画像部だけに
適用したいものは領域内の濃淡画像にのみ加工を施し、
両者に適用したいものは領域内の両者に加工を施し得る
ように、これら指定領域内の画像加工の適用像域をオペ
レータが任意に指定し得ることが要望される。
第4の課題として、指定領域内に画像加工処理を施すに
際して、原画の像域を文字部と濃淡画像部とに自動分離
し、領域内の文字画像と濃淡画像との少なくとも一方に
対して施す画像加工パラメータを任意設定可能とし、画
像加工内容の自由度を高めることが要望される。
第5の課題として、指定領域内の文字画像と濃淡画像と
で複写倍率又は像位置が異なるコピーを形成し得ること
が要望される。
第6の課題として、指定領域内の文字部又は濃淡画像部
を選択的にモザイク画像化、ミラー画像化、斜形化(傾
斜化)、影付は画像化、輪郭画像化し得ることが要望さ
れる。
第7の課題として、指定領域内の文字部又は濃淡画像部
を選択的に平滑化画像又は所望レベルに鮮鋭化し得るこ
とが要望される。
第8の課題として、指定領域内の文字部又は濃淡画像部
を選択的に空白化(トリミング)、ペイント(もし、文
字部のみに施せば文字のみの色変換を実現する)、コン
トラスト変換、階調変換(ネガ反転)、階調部分反転(
ソラリゼーション)又は階調省略(ボスタリゼーション
や単純2値画像化)をなし得ることが要望される。
第9の課題として、指定領域内の文字部又は濃淡画像部
を選択的に特定の色補正や下色除去(UCR)処理を施
した画像、色変換画像、モノカラー画像、アンダカラー
画像を施した画像が得られることが要望される。
第10の課題として、指定領域内の文字部又は濃淡画像
部を選択的に特定の網点形状(デイザパターン)、大き
さ、方向性で形成した画像が得られることが要望される
さらに、第11の課題として、指定領域内の原画の像域
を黒く無彩色)文字領域、色(有彩色)文字領域、連続
階調(コンテニュアストーン)画像領域、網点(ハーフ
トーン)画像領域の4領域に自動分割し、分離された像
域に対して、各々固有の画像処理パラメータに基づく画
像処理を施すに際して、各々の処理パラメータをマニュ
アル調整可能とし、より多種類の原画に対しても忠実コ
ピーを再現し得ることが要望される。
課題を解決するための手段 原画像を画素に分解して読取る画像読取り手段と、画像
データを可視像として記録媒体上に形成する画像形成手
段と、領域入力手段とを備えた複写機において、請求項
1記載′の発明では、前記画像読取り手段が読取った画
像データから原画の文字領域と濃淡画像領域との少なく
とも2領域を分離判定する自動画像領域認識手段と、複
数種類の画像処理能力を有する画像処理手段と、前記領
域入力手段から指定入力された領域に基づいて指定領域
信号を発生する画像領域指定手段と、前記自動画像領域
認識手段が発生する信号と前記画像領域指定手段が発生
する信号との組合せ入力から前記画像処理手段による複
数種類の画像処理中から一つを選択する画像処理選択手
段とを設けた。
この際、請求項2記載の発明では、画像処理手段が、複
数の相異なるカテゴリの画像処理ステップからなり、こ
れらの相異なるカテゴリの画像処理ステップの一つ一つ
の処理内容を自動画像領域認識手段が発生する信号と画
像領域指定手段が発生する信号との組合せ入力で決定付
けるようにした。
また、請求項3記載の発明では、文字領域と濃淡画像領
域との一方又は両方の像域を指定する像域指定手段を設
け、自動画像領域認識手段が発生する信号と画像領域指
定手段が発生する信号と前記像域指定手段から入力され
る情報との組合せ入力から、画像処理選択手段が画像処
理手段による複数種類の画像処理中から一つを選択する
ようにした。
さらに、請求項4記載の発明では、領域入力手段から入
力される特定領域に含まれる文字画像部分に対する第1
の画像処理内容、又は、特定領域に含まれる濃淡画像部
分に対する第2の画像処理内容を特徴付けるパラメータ
を入力するための処理パラメータ入力手段と、前記領域
入力手段及びこの処理パラメータ入力手段から入力され
たパラ  、メータに応答して画像処理手段の第1の画
像処理内容又は第2の画像処理内容を選択的に変更付勢
する制御手段とを設けた。
この請求項4記載の発明において、請求項5記載の発明
では、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された
像域毎に所望変倍率の画像変倍、所望移動量の像シフト
の少なくとも一つの画像処理を行う変倍・シフト手段を
設け、像域毎の変倍率、像移動量の少なくとも一つのパ
ラメータを処理パラメータ入力手段から入力設定するよ
うにした。
また、請求項6記載の発明では、画像処理手段中に、指
定領域内の自動分離された像域毎に所望ピッチのモザイ
ク化、ミラー画像/非ミラー画像化、所望角度の画像斜
形化、所望長さ・色・濃度・形態の影付は処理、所望線
幅・色の輪郭画像化の少なくとも一つの画像処理を行う
画像編集手段を設け、像域毎のモザイクピッチ、ミラー
選択、斜形化角度、影付はパラメータ、輪郭化パラメー
タの少なくとも一つのパラメータを処理パラメータ入力
手段から入力設定するようにした。
請求項7記載の発明では、画像処理手段中に、指定領域
内の自動分離された像域毎に所望平滑度の平滑化処理、
所望鮮鋭度の鮮鋭化処理な、どの画像処理を行うための
任意フィルタリング係数による空間フィルタリング処理
を各色別又は全色共通に施す空間フィルタリング手段を
設け、像域毎のフィルタリングパラメータを処理パラメ
ータ入力手段から入力設定するようにした。
請求項8記載の発明では、画像処理手段中に、指定領域
内の自動分離された像域毎に空白化、任意色のペイント
、コントラスト変換、濃度変換、階調反転、階調部分反
転、階調省略の少なくとも一つの画像処理を各色別又は
全色共通に施す階調処理手段を設け、像域毎の空白化選
択、ペイント色とその濃度、コントラスト、濃度、階調
反転選択、階調部分反転選択、階調省略選択とその階調
数の少なくとも一つのパラメータを処理パラメータ入力
手段から入力設定するようにした。
請求項9記載の発明では、画像処理手段中に、指定領域
内の自動分離された像域毎に所望補正係数の色補正処理
、任意量の下色除去、K版加刷処理、濃度変換、空白化
、任意色のペイント、任意色の色変換、任意色の単色画
像化、任意色のアンダカラー付与の少なくとも一つの処
理を行う色処理手段を設け、像域毎の色補正の種類、下
色除去の種類と程度、濃度、空白化選択、ペイント、色
あいと濃度、色変換の元の色と変換後の色、単色化の色
あいと濃度、アンダカラーの色あいと濃度の少なくとも
一つのパラメータを処理パラメータ入力手段から入力設
定するようにした。
請求項10記載の発明では、画像処理手段中に、指定領
域内の自動分離された像域毎に所望疑似中間調表現のた
めの網点形状処理、網点の大きさ、網点の方向などの中
間調処理を各色別又は全色共通に施す中間調処理手段を
設け、像域毎の中間調処理パラメータを処理パラメータ
入力手段から入力設定するようにした。
さらに、請求項11記載の発明では、自動画像領域認識
手段が、原画の文字領域では黒文字と色文字とで異なる
信号を出力し、原画の濃淡画像部分では連続階調画像と
中間調画像とで異なる信号を出力し、画像処理手段によ
り黒文字と色文字と連続階調画像と中間調画像とで各々
異なる画像処理を施し、各々の処理パラメータ中の少な
くとも一つのパラメータを処理パラメータ入力手段から
入力設定するようにした。
作用 請求項1記載の発明によれば、領域内加工の指定ととも
に加工の種類が入力されると、文字部だけに適用したい
ものは領域内の文字画像にのみ自動的に画像加工が施さ
れ、濃淡画像だけに適用したいものは領域内の濃淡画像
にのみ画像加工が施され、両者に適用したいものは領域
内の両者に画像加工が施される。
この時、請求項2記載の発明によれば、画像処理手段の
処理内容が処理カテゴリ別に複数の処理ステップに分類
された構造とされているので、画像処理ステップの各ス
テップ内の画像処理内容の一つを画像処理選択手段の出
力により独立して選択できる。即ち、画像処理のカテゴ
リ別の組合せの自由度が向上する。
請求項3記載の発明によれば、像域指定手段により文字
部か濃淡画像部か又は両方かの指定が可能となり、自動
画像領域認識手段が発生する信号と画像領域指定手段が
発生する信号と像域指定手段から入力される情報の組合
せ入力から画像処理手段による処理内容が一つだけ選択
されるように、画像処理選択手段の機能が拡張されるこ
とになり、指定領域内のオペレータが像域指定した画像
部分に対して所望の画像加工を行わせることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、処理パラメータ入
力手段により画像処理パラメータ入力が可能で、これら
のパラメータが入力されたときに画像処理手段の処理パ
ラメータが制御手段により変更設定されることになり、
処理パラメータの任意設定が可能で、画像加工内容の自
由度が向上する。
このような請求項4記載の発明において、請求項5記載
の発明によれば、画像処理手段が変倍・シフト手段を有
するので、指定領域内の文字画像と濃淡画像とで複写倍
率又は像位置が異なるコピーを形成し得るものとなる。
また、請求項6記載の発明によれば、画像処理手段が画
像編集手段を有するので、画像処理選択される像域毎に
、指定領域内の文字部又は濃淡画像部を選択的にモザイ
ク画像化、ミラー画像化、斜形化、影付は画像化、輪郭
画像化したコピーを形成し得るものとなる。
請求項7記載の発明によれば、画像処理手段がRGB又
はCMYK色別又は全色共通な空間フィルタリング手段
を有するので、指定領域内の文字部又は濃淡画像部を選
択的に平滑化画像又は所望レベルに鮮鋭化したコピーを
形成し得るものとなる。
請求項8記載の発明によれば、画像処理手段が階調処理
手段を有するので、指定領域内の文字部又は濃淡画像部
を選択的に空白化(トリミング)、ペイント、コントラ
スト変換、階調変換、階調部分反転又は階調省略したコ
ピーを形成し得るものとなる。
請求項9記載の発明によれば、画像処理手段が色処理手
段を有するので、指定領域内の文字部又は濃淡画像部を
選択的に特定の色補正や下色除去処理を施した画像、色
変換画像、モノカラー画像、アンダカラー画像を施した
コピー画像を形成し得るものとなる。
請求項1o記載の発明によれば、画像処理手段が中間調
処理手段を有するので、指定領域内の文字部又は濃淡画
像部に選択的に特定の網点形状、網点の大きさ、網点の
方向性などを指定、された通りの中間調処理を施したコ
ピー画像を得ることができる。
さらに、請求項11記載の発明によれば、指定領域内の
原画の像域が自動画像領域認識手段により黒文字領域、
色文字領域、連続階調画像領域、網点画像領域の4領域
に分割され、分離された像域に対して、各々固有の画像
処理パラメータに基づく画像処理を施すに際して、各々
の処理パラメータをマニュアル調整が可能であり、より
多種類の原画に対しても忠実なコピーが再現される。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
本発明の適用される一例としてのデジタルカラー複写機
のシステムブロック図を第2図に示し、その配置構造を
第3図に示す。概略的には、スキャナユニット(画像読
取り手段)1と、イメージプロセッサ(画像処理手段)
2と、メモリユニット3と、プリンタ(画像形成手段)
4と、システムコントローラ(制御手段)5と、コンソ
ールユニット(像域指定手段&処理パラメータ入力手段
)6とデジタイザユニット(領域入力手段)7とソータ
ユニット8とADFユニット9と外部機器インタフェー
ス端子10と磁気ディスクユニット11とよりなる。
これらの各ユニットの概略機能を以下に述べる。
〈システムコントローラ5〉 ストアドブログラム方式の32ビツトマイクロコンピユ
ータシステムであり、複写機システム全体を制御する。
CPじゃプログラムメモリ、ワークメモリ以外にスキャ
ナ1、イメージプロセッサ2、プリンタ4、コンソール
ユニット6などの外部ユニットと通信するためのインタ
フェース手段やハードウェア割込み処理を行うための割
込みコントローラなどを有している。このシステムコン
トローラ5は他のユニットの状態を監視するとともに、
コンソールユニット6から入力される各種コピーモード
に応じて機能すべき各ユニットの動作仕様を決定し、コ
ピー処理が開始される前に動作パラメータを各ユニット
に送信したり、また、処理開始信号や処理の最中に必要
な各種リアルタイム信号を他のユニットに供給する役目
を持つ。
また、ワークメモリは課金管理情報などの重要な情報を
蓄えているので、常に電源はバックアップされている。
くスキャナ1〉 プラテン12上の原稿13をCCD14R,14o、1
4BでRGBに色分解し、400dpiの標本化密度で
標本化し、量子化レベルを8ビツトとする量子化を行い
、デジタル画像信号S1  をイメージプロセッサ2又
は外部機器接続インタフェース端子10に供給する。
くイメージプロセッサ2〉 スキャナ1又は外部機器接続インタフェース端子10か
ら供給されたRGB原画像信号S1 に色補正やデイザ
処理などの種々の画像処理を施し、最終的に、プリント
信号であるCMYK画像信号S3 に変換する画像加工
機能を持つ。また、原稿サイズや特定部分の色を検知し
システムコントローラ5にこの情報を提供する画像検知
機能を持つ。
さらに、各種模様や数字パターンを発生する画像発生機
能を持つ。これらの3つの機能を同時に作用させること
が可能で、例えばスキャナ1の画像中に数字パターンを
合成した画像を次段のメモリユニット3に送り、最終的
にプリンタ4で合成画像を形成させ得ることになる。
くメモリユニット3〉 CMYK4色の画像信号S、をK(黒)データに対して
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)データ
を各々所定時間遅延させてプリンタ4に供給する第1の
動作モード、CMY画像画像データ音記憶する第2の動
作モード、第2の動作モードで記憶された画像データを
にデータに対してC,M、Yデータを各々所定時間遅延
させて読出し信号S3としてプリンタ4に供給する第3
の動作モードとの3つのモードが用意され、何れか一つ
の動作モードを選択的に付勢し得る画像メモリ手段であ
る。第2の動作モードを複数回動作させることで画像合
成や部分的に書換えることでコピー画像中にイメージプ
ロセッサ2で発生した文字などを挿入し得る。
く磁気ディスクユニット11〉 システムコントローラ5のアプリケーションプログラム
や複数ページ分の画像データの格納が可能な大容量磁気
ディスクドライブであり、ドライブはフロッピーディス
クドライブ(a)とハードディスクドライブ(b)との
2セツトよりなる。
くプリンタユニット4〉 CMYKd色の記録ステーションを有するレーザプリン
タであり、イメージプロセッサ2がら供給されるにデー
タ及びメモリユニット3がら供給されるCMY画像画像
データ音基づき、感光体159に、  I Elo、 
 15M、  15Y上にレーザ走査手段168に、 
 16o、  16M、  16Yの作用で静電潜像を
形成し、これらの潜像を現像器1711K、  17G
17M、17yで顕像して可視像化し、転写チヤージャ
188M、  18C,] 8111.  ] 8Yの
作用により、給紙台19から給送されて転写ベルト20
で搬送される転写紙21上にフルカラープリント像を転
写し、定着器22で定着して排紙させる。
くコンソールユニット6〉 512X512ドツトマトリクスの液晶表示手段と、こ
の表示手段上に積載された128X128個のマトリク
ス状透明タッチスイッチ手段と、10キーやスタートボ
タンな′どのボタン類からなる。表示手段には任意図形
、文字の表示が可能でオペレータは本複写機からの出力
情報を得ることができるとともに、所定のアイコン表示
上のスイッチをタッチすることで所望の動作仕様を複写
機に与えることができる。
〈デジタイザユニット7〉 0.2ITIm間隔でペン入力座標位置情報を得るため
の手段で、オペレータが原稿の特定部分を指定したり、
文字列をコピー画像中に挿入する時の挿入位置を入力す
るためのものとなる。
くソータユニット8〉 コピーされた転写紙21をソーティングするためのもの
である。
(ADFユニット9〉 原稿13をプラテン12上に自動供給させるためのもの
である。
く外部機器インタフェース端子10) 例えば、汎用コンピュータなどの外部機器に画像データ
を供給したり、外部機器から画像データを受取ったりす
る他、各種情報を交換するための多ビン接続端子である
なお、スキャナl、メモリユニット3、プリンタ4及び
コンソールユニット6の構成、作用、動作は、例えば特
開昭64−25673号公報等に開示されたようなもの
でよく、ここでは詳細を省略する。また、ADFユニッ
ト9やソータユニット8、デジタイザユニット7、磁気
ディスクユニット11、システムコントローラ5に関し
ても従来からよく知られた技術で構成されたユニットで
あり、これらの詳細も省略する。
以下には、イメージプロセッサ2の各種実施例及び関連
ユニットの説明を中心に説明する。
〔第1例〕・・・第4図参照 本例は、文字部と濃淡画像部とで画像処理を切換え、そ
れらの画像処理パラメータを別々にコンソールユニット
6から入力可能とし、文字部と濃淡画像部とで独立な画
像処理効果を持マコビーが得られるようにしたものであ
る。
第4図中で、イメージプロセッサ2に含まれる回路は、
画像処理回路30と自動画像領域認識回路(手段)31
である。
自動画像領域認識回路31にはスキャナIからのRGB
画像信号S、が入力されており、原画の°文字部分では
rQJを、原画の濃淡画像部分ては「1」を認識信号S
 a +とじて出力する。認識は画素単位で行われ、認
識信号8.1の出力も1画素単位で切換えられる。画像
処理回路30はスキャナ1から送られてくるRGB画像
信号S1 に種々の画像処理操作を加え、最終的にはC
MYK画像信号S、に変換してメモリユニット3に送り
出す。
画像処理回路30は第1の画像処理を実行する第1処理
部30aと第2の画像処理を実行する第2処理部30b
とで構成され、スキャナ1からのRGB画像信号S1 
は画処理部30a、30bに共通に入力される。どちら
の画像処理を施すかは、前記自動画像領域認識回路3】
の認識信号S、、によって決まり、認識信号S a +
の値がrQJの時には第1処理部30aによる画像処理
が選択され、「1」の時には第2処理部30bによる画
像処理が選択される。これらの処理部30a又は30b
による処理結果がCMYK画像信号S8 として出力さ
れる。よって、認識信号S s +がrOJの時には第
1処理部30aによる処理結果がCMYK画像信号S、
となり、「1」の時には第2処理部3obによる処理結
果がCMYK画像信号S、となる。処理部30a、30
bが施す画像処理は可変であり、処理パラメータはこれ
らの処理部30 a、 。
30b内部のパラメータレジスタ群に設定可能である。
処理パラメータはシステムコントローラ5が設定し、こ
の設定データS m & 9 3 s bの移動方向を
破線矢印で示す。処理パラメータはこのように任意設定
可能であるが、デフォルトも決められており、システム
電源スィッチ23を投入した時はシステムコントローラ
5はプログラム中の定数データテーブルを参照して所定
の初期設定パラメータを設定する。この初期設定パラメ
ータは第1処理部30aの内部レジスタ群には文字に適
する処理パラメータが、第2処理部30bの内部レジス
タ群には濃淡画像に適する処理パラメータが、各々選択
される。
特殊な原稿をコピーする場合や、積極的に画像加工を施
したコピーを得たいときには、このような処理パラメー
タを変更する。オペレータがコンソールユニット6で処
理パラメータ変更画面を開き、画面内のアイコンや各種
ボタンをタッチすることで、所望の文字用処理パラメー
タと濃淡画像用処理パラメータとを独立して入力可能と
されている。オペレータの入力操作でコンソールユニッ
ト6は操作入力信号S6  を発し、システムコントロ
ーラ5がこれを解読し、所定の処理パラメータを処理部
30a、30bに各々設定する。
[第2例]・・・第1図参照 本例は、タブレットで入力される領域内の文字部と濃淡
画像部とで画像処理内容を異ならせ得るようにしたもの
である。
第1図でイメージプロセッサ2に含まれる回路は、画像
処理回路30と自動画像領域識別回路31との他、画像
領域指定回路(手段)32と画像処理選択回路(手段)
33とである。
自動画像領域認識回路30は前述したものと同様に、ス
キャナlからのRGB画像信号S1 の入力を受け、原
画の文字部分では「O」、濃淡画像部分では「IJとな
る認識信号S、1を出力するもので、画素単位で行われ
る。
オペレータは領域入力手段であるデジタイザユニット7
から特定の領域形状を入力することができる。システム
コントローラ5はデジタイザユニット7からの座標デー
タS、より領域巻状データを生成するとともに、領域が
複数存在するケースに備えて、どの領域であるかを識別
するために領域番号を各領域毎に自動的に付与する。こ
の後、システムコントローラ5は領域形状データと領域
番号とを画像領域指定回路32にロードする。この設定
処理はシステムコントローラ5が信号S a cを通じ
て行う。原稿走査が開始されると、画像領域指定回路3
2には走査線毎に同期信号LSYNCと画素単位のビデ
オ同期信号VCLKとが入力され、画像領域指定回路3
2はこれをカウントすることで、現在の原画走査位置を
特定し、その座標に対応する、先にセットされた領域識
別番号を信号S1.として出力する。
画像処理選択回路33は信号S、、、 S□を入力とし
、1ビツトの信号S s sを出力する組合せ論理回路
である。よって、画像処理選択回路33は単純なルック
アップテーブルで実現可能で信号S、1゜S s tの
組合せで単一の出力が決定される。テーブルはいわゆる
RAMであり、テーブルの内容はシステムコントローラ
5により書換え可能である。
コピー動作時には信号S s 1t S s tをテー
ブルRAMのアドレス入力につなぎ、RAMの動作はデ
ータ読出しモードでアクセスする。また、テーブルデー
タを書換える必要がある時には、コピー待ちの状態とし
、アドレス、データ線ともスイッチ手段(図示せず)に
よりシステムコントローラ5側に切換えて書込みモード
でアクセスすればよい。
画像処理回路30の構成、作用は第4図の場合と同じで
ある。もっとも、第1,2処理部30a。
30bの何れの画像処理を施すかの選択は、画像処理選
択回路33の出力信号S 1mにより行われ、この信号
S、jがrOJの時は第1処理部30aによる第1処理
、「l」の時は第2処理部30bによる第2処理が施さ
れ、各々選択された処理結果がCMYK画像信画像信号
上8て出力される。よって、例えば画像処理選択回路3
3の総入力ビット数が「2」で、上位ビットには信号S
 I lが入力され、下位ビットには信号S 51が入
力されているとし、オペレータが入力した特定領域の識
別番号がNJ 、残りの領域をrQJとした場合におい
て、領域内の文字部分にのみ第1処理部30aによる画
像処理を施し、領域外と領域内の濃淡画像部とには第2
処理部30bによる画像処理を施したいとすると、画像
処理選択回路33のテーブルデータはroll入力に対
しては「O」、他の組合せ入力に対しては「IJが出力
されるように設定しておけばよい。
[第3例]・・・第5図参照 本例は、前例と同様にタブレットで入力される領域内の
文字部と濃淡画像部とで画像処理内容を異ならせるが、
その際に変化させる画像処理内容の範−を細やかに調整
し得るようにしたものである。
基本的な構成は、第2例のもと類似であるが、本例では
画像処理を処理内容別にnなる複数個の処理ステップに
分割することにより、第5図に示すように画像処理回路
30.、 30.、〜,30.。
としたものである。これらの画像処理回路3o1゜3o
2.〜,30nは、特に図示しないが、各処理ステップ
毎に第1図や第4図の場合と同様に第1゜2処理部(3
0a、30b)を有する。よって、出力信号もS l 
l l 31 m l〜ts*nの如く出力される。ま
た、画像処理選択回路33の出力も画像処理回路30の
ステップ数nに合わせて増大されており、画像処理選択
回路33に対する入力信号S m + t  S * 
*に応じて出力信号S m m I +  S * *
 t t〜。
S s s n として任意のものが得られるようにさ
れている。
[第4例]・・・第6図参照 本例は、第4図及び第5図の内容を組合せたものである
。即ち、タブレットで入力される領域内の文字部と濃淡
画像部とで画像処理内容を変えるとともに、変化させる
画像処理内容の範晴を細やかに調整し得るようにしたも
のである。かつ、各範鴫の処理内容をコンソールユニッ
ト6から指定し得るものでもある。システムコントロー
ラ5は画像処理回路30.、30.、〜.30.、とn
個の処理ステップ各々の2組の画像処理パラメータを信
号S、。で設定可能とされている。
〔第5例〕・・・第7図参照 本例は、前述した第1例〜第4例で説明した機能を全て
含み、かつ、イメージプロセッサ2をより具体的に構成
したものである。
まず、信号S、、 S、の入出力間にはカテゴリの異な
る複数の画像処理回路34〜41が直列に設けられ、画
像データはパイプライン処理され得るように構成されて
いる。この間の各々の処理回路34〜41は複数種類の
処理を並列して実行し得る能力を持つ。また、本例では
領域指定処理が可能であるので、例えばある形状の領域
のみを他と異なる処理を施すことで部分的に特殊画像処
理効果を得ることができ、領域形状が仮に文字様であれ
ば、原稿にそのような文字が存在しなくてもあたかも文
字のような視覚的効果を持つ画像をコビ−上に形成する
ことも可能となる。また、自動画像領域認識回路31も
設けられているので、文字部分と濃淡画像部分とで異な
る画像処理を実行することや、指定領域と自動認識像域
との組合せで画像処理の選択を可能とすることもできる
。さらに、これらの各種編集処理を並列でなく、直列的
とした構造とすることも可能である。
まず、処理回路34は複数種類の移動量の画像移動と複
数の変倍率の変倍とを同時に行う変倍・シフト手段であ
る。文字と濃淡画像とで、指定領域の内外、又はそれら
の組合せで画像の移動量の像シフトと画像変倍率の異な
る拡大縮小処理を行い得る。
処理回路35は画像編集手段となるもので、画像のミラ
ーリング、複数角度の傾斜化、複数ピッチのモザイク、
複数形態の影付け、複数形態の輪郭画像化などの編集処
理を並行して行い得るものである。これは、前の処理回
路34と同様に原画の画素位置に応じてこれらの処理を
選択的に施し得る。
処理回路36は複数の空間フィルタが並列に配されて空
間フィルタリング手段となるもので、RGB原画信号S
1 に対して各種フィルタリング操作を加える。各フィ
ルタ係数は任意の値がシステムコントローラ5よりロー
ドされるので、画像の平滑化、平均化、鮮鋭化、1次部
分画像化、2次微分画像化等の処理を行い得る。さらに
、係数操作で画像濃度変換を行うことも可能である。
処理回路37は並列に配された複数の階調変換処理を同
時に行う階調処理手段を構成するもので、変換方式とし
てはRAMを用いたテーブルルックアップ方式である。
従って、システムコントローラ5がこのテーブルを書換
えることで原画像信号に応じた階調補正やネガポジ反転
、濃度変換、コントラスト変換、ボスタリゼーションな
どの階調省略、ソラリゼーションと呼ばれる階調の部分
反転、テーブル値を全てrQJにすることによって空白
化、テーブル値を全てrOJ以外の一定値とすることに
よって得られるペイントなどの操作を行い得る。
処理回路38は複数種の色補正処理を同時に実行する色
処理手段を構成するもので、RGB画像信号S1  を
CMYK画像信号S3 に変換する。変換演算のパラメ
ータがシステムコントローラ5により任意設定可能な構
造であるので、色補正やUCR処理、色変換や単色化処
理や空白化や明度変換やカラーペイントやアンダカラー
などの各種画像加工処理を施すことができる。
処理回路39はCMYKガンマ補正回路で、階調処理手
段の一部を構成し、プリンタ4の濃度階調特性に適した
γに修正する。内部回路や機能は処理回路37と同様で
ある。
処理回路40はCMYK空間フィルタ回路で、空間フィ
ルタリング手段の一部を構成し、C,M。
Y、に色別のフィルタリング処理を施す。機能的には、
処理回路36と同様である。
処理回路41は複数のデイザ処理を同時に行うデイザ処
理回路で中間調処理手段を構成する。デイザパターンは
任意設定可能で、種々の網点密度、網点形状、網点サイ
ズ、スクリーン角度の中間調処理を施すことができる。
これらのカテゴリの異なる各画像処理ステップを行う処
理回路34〜41の各々は、複数の異なる処理を並列し
て行い得る能力があり、複数処理の一つの結果の信号だ
けが次段の処理回路に送られる。また、複数処理の処理
内容は各々可変であり、処理パラメータはシステムコン
トローラ5と接続されたパスライン42を通じてシステ
ムコントローラ5から各処理回路34〜41にダウンロ
ードされる。例えば、画像編集用の処理回路35は2種
類の異なる色の影付は処理、2種のモザイク処理、2種
の輪郭化処理、1種のミラーリング処理、無加工処理を
並行して行い得るが、モザイクのピッチ寸法、影の幅や
色は動作パラメータとしてシステムコントローラ5から
この処理回路35に原稿走査に先立ってダウンロードさ
れ、原稿走査時には8種の処理結果の一つだけが次段の
空間フィルタリング用の処理回路36に送られることに
なる。
この仕組みを第8図を参照して説明する。第8図は処理
回路34〜41中の全てに共通する構成を概念モデルと
して表したもので、1ndataは当該処理回路に対し
て前段の処理回路等から送られてくる画像データであり
、当該処理回路が処理回路34〜38の何れかであれば
RGB画像データ、処理回路39〜41の何れかであれ
ばCMYK画像データということになる。まず、p O
% p mは(m+1)個の並列処理回路であり、同一
の画像データ1ndataが入力される。これらの並列
処理回路p O−p mの出力は、pout○〜pou
tmで表される。並列処理の個々について、処理パラメ
ータが予め決められている場合と、可変である場合との
2通りがある。可変処理の場合、画像処理動作を開始す
る前に動作パラメータがシステムコントローラ5に直結
される内部バスbu’sを通じて内部のレジスタにロー
ドされる。内部レジスタは一般に複数あるので、これら
の選択にはbus信号中のアドレス信号の一部をアドレ
スデコーダdecデコードし、デコードされた信号線の
各々を内部レジスタの一つ一つに接続させることで達成
できる。
このような並列処理結果はマルチプレクサmupxの入
力ボートINO〜INmに各々入力される。マルチプレ
クサmupxはこれらの複数組の入力データ中から1組
だけを出カポ−h OUTがら選択的に出力する。どの
入力データを選択するかは、SEL端子に対する入力コ
ードに依存し、rOJならlN01「1」ならINI、
〜、 「m」ならINm対応の入力を出力ポートOUT
がら出力する。
aclecは画像処理選択手段であり、第5図に示した
画像処理選択回路33に相当する。もっとも、第5図図
示例の画像処理選択回路33はイメージプロセッサ2内
で1個であったが、本例においては、この機能がカテゴ
リの異なる各画像処理ステップ毎、即ち、各処理回路3
4〜41毎に持つ形式とされている。仕組みは、ルック
アップテーブル回路である。物理的には、RAMを用い
、入力信号はこのRAMのアドレス線につながれ、RA
Mのリード出力データはDoutとして使用される。
即ち、ao(lsb)からc (msb)までの8ビツ
トの入力値に対して所定の値をDout端子からマルチ
プレクサmupxのSEL端子に出力する。出力する値
はrOJから「m」の範囲である。ルックアップテーブ
ル内容は、バス42と直結された内部バスbusを通じ
てシステムコントローラ5により任意に書換えられる。
ここに、aC)−a3の4ビツトは画像領域指定回路3
2からの信号S11中のものである。また、C,CG、
H,Pは自動画像領域認識回路31からの認識信号S 
m lであり、Cは黒色文字部分と認識された時に「1
」でそれ以外は「O」なる値となる。同様に、CCは黒
以外の色文字が認識された時、Pは銀塩写真のように連
続階調画像が認識された時、Hは印刷や複写機のように
網点画像が認識された時に各々「1」なる値となり、そ
れ以外はrQJなる値となる。従って、ルックアップテ
ーブルadecの内容を適当な値に設定しておけば原画
の種類や指定の領域に応じて並列処理回路pO% p 
mでの処理結果を選択的に次段の画像処理回路に送り込
むことができる。
この組合せは入力が8ビツトであるので、256通りと
なる。また、並列処理回路p O% I) mの数(m
+1)が256個より少ない時にはテーブルデータはm
より小さい数値を設定する。このようなケースでは当然
具なる入力に対して同一の出力となる場合が生じ、(m
+1)=256であっても同じデータを設定する場合も
ある。
例えば、画像処理選択手段adecの入力バイナリ値で
rl 0OOXXXX (Xは1又はO)Jでのテーブ
ルデータをrQJ としておけば、黒文字部分の処理は
指定領域の如何に拘らず、poutOが選択されること
になる。rXXXX、 OOOI Jでのデータを5と
して設定してあれば原画の種類に拘らず処理選択信号が
rlJの時には並列処理回路p5の処理結果が選択され
る。
並列処理結果の選択は]画素単位で可能である。
即ち、1枚の原稿13中で任意の部分に任意の処理を施
すことが可能である。
ここに、自動画像領域認識回路31は、第9図に示すよ
うに原画RGB信号S1 の1画素1画素について、原
画が黒文字、色文字、写真、網点画像の4種の何れに属
するかを認識し、信号S、1としてC,CC,H,Pに
各々「1」 「O」を適宜出力する。認識のアルゴリズ
ムについては公知であるので省略するが、画像濃度の微
分値、均一濃度部分の連続度、濃度分布の周期性、最低
濃度部分の連続性、空間周波数特性、同一濃度画素の連
接状態などをRGB各色毎に分析し、総合判定する。
また、画像領域指定回路32は32ビット処理選択信号
S stを処理回路34〜41に対して出力するもので
ある。ただし、この中の1ビツト(最下位ビットbo)
はメモリオーバライド信号としてメモリユニット3に対
しても供給される。画像領域指定回路32は原画の所望
部分に対して選択的に画像処理を切換えるために出力信
号を発する機能を持つ。オーバライドするかしないかの
切換えは、画素単位で可能である。ここに、画像領域指
定回路32は2つの目的で使用される。一つは、オペレ
ータがデジタイザユニット7を用いて所望領域に特別な
画像処理を加える場合であり、従来から複写機のエリア
指定処理としてよく知られている。他の一つは、オペレ
ータが領域を指定せずどもシステムコントローラ5がそ
の内部のメモリデータや検知回路の検知出力値やオペレ
ータが入力する文字コード情報に基づいて領域データを
自動的に生成して、この領域データを本画像領域指定回
路32にダウンロードし、転写紙21上にこの領域形状
のペイントや空白化など特殊な画像処理を施し、あたか
も文字や図形やグラフの如きパターン画像形成する場合
である。よって、この領域形状をアルファベット列や数
字列や絵文字にしておけば、オペレータに意味ある情報
が複写機よりオペレータにハードコピーの形で提供され
ることになる。回路構成の詳細は後述する。
また、第7図において、本例のイメージプロセッサ2中
には原稿サイズ検知回路43、原稿色検知回路44が設
けられている。即ち、原稿走査によって得られた検知結
果は各々の回路に属する内部レジスタ(スタテイクレジ
スタ)に蓄えられ、システムコントローラ5はバス42
を通じていつでもこれらのレジスタ内容を参照し得るよ
うに構成されている。さらに、データ圧縮回路45も設
けられている。このデータ圧縮回路45はRGB画像デ
ータS1  を圧縮し、その圧縮結果をデータ34%と
して磁気ディスクユニット11に送る。逆に、磁気ディ
スクユニット11から送られてくる圧縮画像データS 
l 1を元のRGB画像データに復元するためのデータ
伸長回路46が設けられ、復元された画像データ34g
は当初の画像データS1と同様に変倍・シフト回路34
に入力される。
上述した各処理回路には、回路別に、各回路の動作を決
定するレジスタ群(これを、便宜的にコマンドレジスタ
、パラメータレジスタ等と称する)と各回路の動作結果
情報を蓄えるレジスタ群(これを、便宜的にスタティク
レジスタと称する)が備えられている。
なお、システムコントローラ5に接続されるバス42の
構成は、一般の32ピツマイクロプロセツサのバスと同
様である。即ち、データバス幅とアドレスバス幅は各々
32ビツトで、これに制御信号であるリード信号、ライ
ト信号を加えた合計66本の信号線を基本とする。アド
レスバス信号はデコードされ、処理回路と内部レジスタ
の選択に用いられる。アドレスバスの上位23ビツトは
イメージプロセッサ2内のデコーダ(図示せず)でデコ
ードされ処理回路34〜41、回路45゜46の選択に
用いられる。アドレスバスの下位9ビツトは上記各回路
内部の各々のデコーダでデコードされて各々の回路内の
コマンドレジスタ群及びスタティクレジスタ群の中の一
つのレジスタ選択を行うために用いられる。即ち、各回
路は最大512個のレジスタを持つことができる。これ
は、一般的な周辺素子のチップセレクト及びチップ内レ
ジスタセレクトの手法と同じである。また、回路選択デ
コーダをシステムコントローラ5側に設けてもよい。
従って、システムコントローラ5はバス42を通してイ
メージプロセッサ2内の各処理回路内部のレジスタ群の
中の一つを選択的に自由にアクセスできる。つまり、シ
ステムコントローラ5から見て各処理回路や内部レジス
タはCPUバスに接続されたメモリと同じと見做すこと
ができる。よって、システムコントローラ5は各回路コ
マンドレジスタに動作パラメータをダウンロードしたり
、スタテイクレジスタから処理結果の成否(エラー情報
)やサイズや色の検知結果を得る処理を棲めて高速に実
行し得ることになる。
[画像領域指定回路32の詳細説明] 画像領域指定回路32の詳細回路構成を第10図に示す
。本回路には、内部パスライン50が設けられており、
イメージプロセッサ2のパスライン42に直結されてい
る。また、内部レジスタ類が複数あり、アドレスデコー
ダがこれらの選択のために設けられているが、図示を省
略する。
まず、a、b、c、dで示す4レジスタからなる領域レ
ジスタ群51が設けられている。これらの4つのレジス
タは何れも同一構造であり、そのその一つのレジスタ構
成を示すと、第11図に示すようになる。即ち、本レジ
スタのワード長は32ビツトで、1枚のコピー画像を複
数領域に分割し、各領域別に異なる画像処理を施す際の
領域処理選択データを保持する役割を持つ。、正確には
、前述したように、処理回路34〜41における各回路
での並列処理結果の一つを選択的に次段の回路に送る時
の選択データである。本レジスタは機能的には各4ビツ
ト毎に区切られ、その区切り単位で各処理回路34〜4
1の処理を選択するための選択番号が納められる。例え
ば、ビット12からビット15は色処理回路38に接続
されている。
なお、ビット0だけは特殊で、この信号はデイザ処理回
路41につながれると同時にメモリユニット3にも出力
される。メモリユニット3は第2の動作モード(記憶モ
ード)である時、このビットOの信号がrQJであれば
オーバライドせず、「1」であればオーバライドする。
つまり、メモリ内の画像データを部分的に書換える処理
を行う。
4本ある領域レジスタは、その中の一つが画素単  位
で選択され、そのレジスタデータが各処理回路34〜4
1に出力されることで領域別の画像処理が可能となる。
また、32ビツト入力、2ビツト出力のマルチプレクサ
52が設けられている。このマルチプレクサ52から出
力される2ビツトの出力が領域レジスタ群51中の一つ
のレジスタ選択信号として用いられる。
また、1走査線全画素分の領域レジスタ選択データを記
憶する機能を持つトグルメモリ53,54が設けられて
いる。各トグルメモリ53.54は297ワード×32
ビツト構成で、1ワードで16画素分のレジスタ選択情
報を保持する。即ち、全メモリ量は400dpi(約1
6ドツト/mm)の画素密度で画素毎に2ビツトの情報
を持たせた時の1走査線297M分のメモリサイズ(2
97X16X2)に相当する。2つのトグルメモリ53
゜54はトグルで動作し、一方が書込み動作している時
には他方が読出し動作を行う。このトグル切換えはl走
査線単位である。これらのトグルメモリ53,54には
書込み・読出しコントローラ55が接続されている。即
ち、バス5oからの297ワ一ド分の書込みデータをト
グルメモリ53又は54にバスサイクルに同期してAボ
ートから書込み、書込み中ではないほうのメモリ54又
は53からはデータを読出しBボートから出力する機能
を持つ。この書込み・読出しコントローラ55にはフリ
ップフロップ56が接続されている。このフリップフロ
ップ56は走査線毎に1回出力されるライン同期パルス
LSYNCで反転を繰返し、その出力が書込み・読出し
コントローラ55のX。
Y書込み・読出し切換え、即ちトグル信号として利用さ
れる。
また、1/16分周回路57とリセツタブルカウンタ5
8とが設けられており、16画画素毎書込み・読出しコ
ントローラ55のBボートに与えるメモリアドレスB 
addが生成される。つまり、リセッタブルカウンタ5
8は1走査線の走査に先立って発せられるライン同期パ
ルスLSYNCでクリアされ、画素毎に1つ出力される
ビデオ同期信号VCLKが16人力される毎にカウント
アツプされ、rOJからr296Jまで計数する。即ち
、Oから296ワード目までメモリリードアクセスを行
い、メモリデータはpボートのデータ線B dataを
経由して前記マルチプレクサ52に与えられる。
また、16進カウンタ59が設けられている。
この16進カウンタ59は最初はカウントからビデオ同
期信号VCLKの1パルス毎にインクレメントされ、1
5までカウントアツプすると、次のパルスでまたOに戻
る。このカウンタ59の出力値はマルチプレクサ52に
よるメモリ出力Iワード32ビットテータ中の連続する
2ビツトを選択するための選択情報SEL信号と利用さ
れる。単純にいって、32ビツトを2ビツトずつ16区
画に区切り、区切られた2ビツトを順に画素クロックV
CLKに同期して領域レジスタ群51に供給される。こ
こに、前記領域レジスタ群51は、又ルチプレクサ52
から供給される信号が「0」の時はレジスタa、rl」
の時はレジスタb、「2」の時はレジスタc、r3Jの
時はレジスタdを各々選択し、選択したレジスタ内のデ
ータを選択信号S、とじて各処理回路34〜41に送信
する。
第12図はこのような画像領域指定回路32の動作を説
明する説明図である。転写紙21上に示す11,12.
〜,1m、〜、(11−1)、11は走査線である。走
査線は実際にはA3サイズで6720本と多数あるが、
ここでは少ない本数で図示する。また、転写紙21上、
「4」字状の部分は一つの指定領域であり、この領域以
外(「4」の字形を除いた部分)は他の一つの指定領域
である。前者を領域1、後者を領域Oと名付ける。走査
線11.12では領域Oのみが存在するが、走査線13
ではXoからXlまでの画素は領域0.Xiからx2ま
での画素は領域1、X2からX3までの画素は領域0.
X3からXnまでの画素は領域1、XnからXnまでの
画素は領域Oに属する。この後、しばらくの副走査の間
は主走査方向については同じ領域切換えが継続し、走査
線14に達するとXOからxlまでの画素は領域0、X
Iからx5までの画素は領域1.X5からXnまでの画
素は領域Oに属する、といった具合になる。ここで、領
域0.1などの数字を領域番号と称するものとする。
次に、領域番号別に領域選択信号S、、を発生し、領域
選択番号S II別に画像処理動作が行われる点につい
て説明する。領域指定回路32にはこれらの領域番号列
データが32ビツト×297ワードデータの形式で走査
線毎にシステムコントローラ5から与えられる。与えら
れたデータ列は領域指定回路32について前述したよう
に、次のタイミングの走査線において走査画素位置に応
じてシリアルな領域番号に展開し、領域レジスタ群51
に与えられる。この領域レジスタ群5Yの内部の制御手
段の働きで、領域番号に対応する領域レジスタa −d
の何れか一つが選択され、そのレジスタ内のデータを処
理選択信号S12として出力し続ける。つまり、システ
ムコントローラ5が与えるデータを2ビット単位で区切
り、走査画素位置に対応させた時、区切られた2ビツト
データに対応する領域レジスタ内のデータが走査位置に
応じて出力される。
領域レジスタ群51のデータはコピー動作が開始される
前に予めシステムコントローラ5からロードされており
、領域レジスタ群51の保持データを互いに異ならせて
おけば、領域番号別に異なる処理選択信号S I 1が
得られる。また、仮に4つの領域レジスタのデータを同
一とした場合には、結果として同じ処理選択信号S m
 Iが得られる。
処理回路34〜41は処理選択信号S I Iに応じて
、各々の回路における複数並列画像処理結果の一つを次
段に出力し、指定領域別の画像処理が行われることにな
る。最終的にはコピーされた転写紙21上に領域Oと領
域1とで異なった画像が得られることになる。
詳細について再度説明すると、コピー動作に先立ち、シ
ステムコントローラ5からバス42を通して領域レジス
タ群51の4領域分(a −d )、二の例では2領域
であるので、少なくともa、  b2つの領域レジスタ
に画像処理内容に応じたデータを書込む。コピー動作が
開始されると、システムコントローラ5はl走査線毎に
297ワードの32ビツトデータを領域指定回路32に
送り続ける。送られたデータはバス42を通してトグル
メモリ53又は54に交互に書込まれ、かつ、他方のト
グルメモリ54又は53からは16画素毎に1ワードず
つデータを読出し、読出されたlワード32ビツトデー
タを下位ビットから2ビット単位で区切って、画素クロ
ックVCLKに同期して領域レジスタ群51に供給され
る。この2ビツトは領域レジスタ群51を構成するレジ
スタa % dの一つを選択するので、例えば走査線1
3ではこの2ビツトデータ列の値をXOからXlの間は
全て「O」、xlからX2(7)間は全て「l」、X2
からX3の間は全てrOJ 、X3からX4の間は全て
「l」、x4からXnの間は全てrOJにしておけばよ
い。なお、システムコントローラ5が画像領域指定回路
32に送るデータ単位はこの2ビツトデータを16組並
べた32ビツトデータである。
また、書込まれたトグルメモリ53又は54のデータは
、再書込みされるまで保持されるので、領域番号データ
が同じ走査線が継続する時は走査線毎の297ワードデ
ータの書込みを省ける場合がある。換言すると、矩形の
ような単純な領域はシステムコントローラ5のデータ送
信処理が6720本の走査線の中でほんの数回でよく、
また、円のように滑らかな曲線からなる領域を得るには
殆ど走査線毎に新しい領域データを送る必要がある。た
だ、同一の単純な回路構成で円のような曲線領域処理を
画素単位の滑らかさで実現し得る。
〔色補正回路38の詳細説明〕 色補正回路38の内部構成を第13図に示す。
まず、4組の色補正演算回路60a〜60dが設けられ
ている。これらの色補正演算回路60a〜60dは各々
RGB各8ビット入力に対して色補正演算を施し、CM
YK各8ビット値の出力を出すものである。これらの色
補正演算回路60a〜60dの出力側には出力データを
選択的に次段回路に送るためのマルチプレクサ回路61
が接続されている。SEIはその選択信号入力線である
また、システムコントローラ5のバスと同じ機能を有す
る内部バス62と、内部レジスタ選択機能を持つアドレ
スデコーダ63とが設けられている。
ところで、前記4組の色補正演算回路60a〜60dは
同一構成のものであり、その一つを示すと例えば第14
図のように構成されている。即ち、係数レジスタ部と積
和演算部とからなる。係数レジスタ部はanxyの添字
nは4種の並列複数処理a、b、c、dの何れかを表し
、Xとyは色補正マトリクス計算の行番号と列番号であ
る。
色補正演算回路60は下記の積和演算式を実行する。
この式は、一般にマスキング方程式としてよく知られて
おり、係数の値を適当に設定することで、CYKのトナ
ーに含まれる不正成分を相殺して美しいフルカラー画像
を得ることができる。また、フカラー原画をモノカラー
化したり、色変換することや原画に拘らず特定色で塗り
つぶすぺ、rントも可能なことは、上式からも容易に判
る。例えば、anxlからanx4の係数を同一にすれ
ば、CMYK出力はRGBに均一に依存しモノカラー出
力となり、例えば、anlyをある値にしてan2yか
らan4yまでの全てをOとすればCのみの単色コピー
となる。
また、−例として、anl 4. an24. an3
4゜an44をO以外の値とし、他の全ての係数をOと
すれば、原画RGBデータには全く依存せず、常に一定
のCMYKデータが演算出力される。即ち、ペイントさ
れる。ペイントの色は4つのanxlの割合に依存し、
例えばanl4とan24が1で他がQならCとMとが
等量なので青でペイントされる。
係数レジスタは1組の演算回路につき16個、よって、
4組で合計64個あるが、これらのデータはシステムコ
ントローラ5で任意に書換えされ得る。
いま、−例として第12図に示したr4Jの字状部分を
ペイントし、残りの部分は通常のフルカラー処理を施す
場合を考える。この場合、まず、コピー動作に先立ちシ
ステムコントローラ5が色補正演算回路60aの16個
の係数レジスタにはフルカラー処理係数を、色補正演算
処理回路60bの16個の係数レジスタにはペイントの
係数を設定しておく。また、領域指定回路32の領域レ
ジスタ51aの色処理選択に関わるビットb15〜b1
2の4ビツトに「O」、領域レジスタ51bの色処理選
択に関わるビットb15〜b12の4ビツトに「1」を
設定しておく。次に、コピー動作が開始された後は前述
したように走査線毎にr4Jの字状に相当する領域切換
えデータ297ワードを送り続ける。このようにすれば
、領域指定回路32から色補正回路38に対して第12
図のXOで「O」、xlで「1」、X2でrQJ、x3
でNJ、x4で「O」というように信号が送られ、「4
Jの字の内部はペイントされ、残りは通常のフルカラー
処理が施されることになる。
[色検知回路44の詳細説明] 色検知回路44の内部構成を第15図に示す。
まず、バス42に直結された内部バス65が設けられて
いる。また、色検知すべき副走査位置データを保持する
位置レジスタ66a〜66d、検知した色情報を蓄える
色レジスタ67a〜67dが内部バス65を介して接続
されている。
このような構成で、位置レジスタ66で指定された副走
査位置における4本の走査線のRGBデータを色レジス
タ67にストアし、ストアしたデータをシステムコント
ーラ5で任意に読出す。また、位置レジスタ67にはシ
ステムコントローラ5から任意の値をセットし得る。
スキャナ1から送られてくるRGB信号は色レジスタ群
67に入力される。また、各位置レジスタ66a〜66
d内部にはライン同期信号LSYNCをカウントするカ
ウンタとこのカウンタ出力値とレジスタにセットされて
いる位置データとを比較照合するコンパレータが内蔵さ
れており、両者が一致した字に対応するサフィックスの
色レジスタに対してデータ取込み開始のトリガ信号を発
する。
トリガされた色レジスタは1走査線4752画素分のR
GBデータを記憶する。システムコントローラ5は任意
のレジスタを、任意時に読出すことが可能であるので4
本の走査線の原画RGBデータを得ることができる。
[領域指定と自動画像領域認識と複数画像処理の選択に
関する説明] 処理回路34〜41について、各々の回路は複数種類の
処理を並列して実行し、その中の一つの結果のみが次の
処理回路に送り込まれること、及びどれが選択されるか
は画像処理選択手段adecに入力される8ビット信号
に依存することは前述したが、この8ビット信号と選択
との関係について詳述する。
要点は、従来であれば、オペレータが画像処理内容を指
定できるのは指定領域の中の全ての画素に均一であるか
、又は、自動画像領域認識結果に基づいて自動的に画像
処理内容を切換えるかの何れかであったが、本例では、
両者の信号の組合せ形式で画像処理内容を決定し得るよ
うにした点である。
a、オペレータが原画像の全面に特定の加工を施す場合 例えば、従来であれば全面に色変換処理を施すとすると
、領域内の網点階調画像も文字も全て色変換されてしま
う。これに対して、本例では階調処理部分に対しては同
様に色変換処理を施すが、文字に対しては指定領域内で
あっても元の色を保存したコピーを形成させ得るもので
ある。この場合、下記のようにすればよい。まず、コピ
ーを開始する前に、第13図に示した色補正演算回路6
0aの係数レジスタ群には通常のフルカラー処理の値を
、色補正演算回路60bの係数レジスタ群には色変換処
理の値をシステムコントローラ5でセットする。さらに
、ルックアップテーブル64のデータは入力N 0OO
XXXXJに対応して「O」を、ro 100XXXX
J に対応して「0」を、roOXXXXXXJ に対
応して「1」をセットしておく。次に、コピー動作が開
始された後は、色補正処理回路38のC,CG、H,P
信号には自動画像領域認識回路31から認識した原画の
種類に対応してC,CC,H,Pの何れかの1ビツトが
[IJで残り3ビツトが「0」であるデータが送られて
くる。この時、色補正演算回路60a、60bは並列に
通常処理と色変換処理を行っている最中であり、何れか
の処理結果がルックアップテーブル64に入力される8
ビツトの信号に従いダイナミックに切換えられ、次段の
処理回路39に送られる。送られたデータはルックアッ
プテーブル64の値が「1」となるのがrooxXXX
XXJの時、即ち、黒文字でも色文字でもない部分であ
る。このようにして、絵柄部分のみが色変換されたコピ
ーが得られる。
b、オペレータが原画像の指定領域に特定の加工を施す
場合 例えば、従来であれば、領域をタブレットで指定して指
定領域内に色変換処理を施すとすると、領域内の網点階
調画像も文字も全て色変換されてしまう。これに対して
、本例では、階調画像部分に対しては同様に色変換処理
を施すが、文字に対しては指定領域内であっても元の色
を維持したコピーを可能とするものである。この場合、
下記のようにすればよい。
まず、コピーを開始する前に、色補正演算回路60aの
係数レジスタ群には通常のフルカラー処理の値を、色補
正演算回路60bの係数レジスタ群には色変換処理の値
をシステムコントローラ5でセットする。さらに、ルッ
クアップテーブル64のデータは入力rlo00XXX
XJに対応して「O」を、ro l 00XXXXJに
対応して「O」を、ro 0XXO000J 4m対応
してrQJを、roOXXXXXXJ +、一対応して
「1jをセットしておく。また、領域レジスタ51aの
色補正処理回路38に出力される4ビツトb15〜b1
2の値をrQJに、領域レジスタ51bの4ビツトb1
5〜b12の値を「1」にセットしておく。
次に、コピーが開始された後は、システムコントローラ
5が領域指定回路32に対して色変換しない領域には「
O」、色変換する領域には「1」である領域切換えデー
タを走査線毎に送り続ける。
すると、色補正処理回路38の領域指定信号a3゜aO
には当然色変換なしの領域では−「0」、色変換対象領
域ではrlJのデータが送られてくる。
また、これとは独立して自動画像領域識別回路31から
は認識した原画の種類に対応してC,CC。
H,Pの何れかの1ビツトがNJで残り3ビツトが「O
」であるデータが送られてくる。この時、色補正演算回
路60a、60bは並列に通常処理と色変換処理を行っ
ている最中であり、何れかの処理結果が、ルックアップ
テーブル64に入力される8ビツトの信号に従いダイナ
ミックに切換えられ、次段の処理回路39に送られる。
送られるデータはルックアップテーブル64の値が「1
」なのはro 0XXOOOOJ (7)時、即ち、指
定領域内であり、かつ、黒文字でも色文字でもない部分
である。このようにして、指定領域内の絵柄部分のみが
色変換されたコピーが得られる。
これらは、はんの−例であり、黒い文字だけの指定のモ
ノカラー変換、黒い文字だけの指定の白抜き(白色に変
換)など、種々の加工ができる。
また、色補正処理回路38以外の処理回路でも同様であ
り、例えば変倍・シフト回路34では文字と絵柄部とで
異なる倍率、画像編集回路35では文字に対してのみ傾
斜化処理を施し絵柄部にはモザイク処理を施し、階調処
理回路37では文字部にはラプラシアンフィルタ、網点
画像部にはスムージングフィルタ処理を施し、色補正回
路38では色文字のみ反転処理、黒文字はハイコントラ
スト処理、写真部はソラリゼーション処理、網点画像部
は軟調化処理などが可能である。
〔コンソールユニット6の説明〕 コンソールユニット6のパネル面にはスタートボタン、
10キーボタン、クリアボタンなどのブツシュボタン類
(図示せず)とともに、第16図に示すようにドツトマ
トリクス表示器70とその上に配された透明マトリクス
型タッチスイッチ71とからなる。第16図は複写機の
特定モードにおける表示状態の一例を示すもので、この
図を参照してコンソールユニット6を説明する。図示例
の7つの文字列(rlog」rtestJ等)及びボタ
ン様の模様はドツトマトリクス表示器70に表示されて
いるパターンである。ボタン模様はオペレータがタッチ
入力可能であることを表す。タッチして複写機が入力操
作を可として認めた場合は、第16図中の左最上位のr
logボタン」 のように色が変わるようになっている
。パネル表示体系は階層化されており、r backボ
タン」をタッチすれば1つ上位の階層の画面が現れる。
また、同じ階層内で画面サイズの制約で表示しきれない
画面部分はrmoreボタン」のタッチで得られる。こ
の2つのボタン以外をタッチすると、さらに下の階層画
面がある場合は下の階層が現れる。下に階層がなく、そ
のボタンが最終指示ボタンである場合は、「10gボタ
ン」 のように色が変わり、複写機は所定の動作を開始
する。
第16図に示す画面は、主に装置のメンテナンスに関わ
る人々が利用するサービスモード画面で、この画面に関
わる複写機の動作状態をサービスモードと称するものと
する。ここに、 rlogボタン」はコピー枚数の集計
や故障回数を転写紙21にプリントアウトさせるための
指令ボタン、rtestボタン」は回路43.44の検
知結果などをプリントアウトさせるための指令ボタン、
radj、ボタン」は装置内部の各種調整個所、例えば
帯電チャージャの8力電圧調整値などをプリントアウト
させるための指令ボタン、rsampleボタン」はオ
ペレータが設定可能な設定値、例えばコピー濃度や色あ
いについてこれらの設定画面(濃度設定画面や色あい設
定画面)によらず、自動的に変化させたコピーを1枚の
転写紙21中に作成させるための指令ボタン、 rda
taボタン」は通常コピー中に画像処理パラメータを重
ねてプリントアウトさせるための指令ボタン、r c−
dataボタン」は通常コピー中にタイトル文字などを
挿入させるためのボタンである。
[サービスモードにおける各種動作の説明]まず、オペ
レータはコンソールユニット6の階層的表示画面中から
第16図に示すようなサービスモード画面を選択する。
ついで、この中の希望する範−〇データ指定ボタンをタ
ッチし、スタートボタンを押すことで各種データがプリ
ントアウトされる。
(rlogボタン」での動作〉 第17図は各種集計データとその流れ、及びこれらのデ
ータを取扱うプログラムなどを示すデータフロー図であ
り、第18図は集計データをプリントアウトする際の全
体の処理を示すフローチャート、第19図は集計データ
をプリントアウトするためのシステムコントローラ5内
のプログラムを示すフローチャートである。
まず、第17図において、システムコントローラ5中に
は、装置全体の制御を行うためのオペレーティングシス
テム(O8)プログラム75、集計データや調整設定値
をプリントアウトするための出力プログラム(このプロ
グラム名をrlogJと呼ぶ)76、装置のシーケンス
制御や各種タイミング制御を行う制御プログラム77が
ある。
そこで、集計データ78はコピーや故障の度にOSプロ
グラム75によりデータ更新や管理が行われる。また、
OSプログラム75がlogプログラム76に渡す引数
79としては、logプログラム76の処理の範晴を指
定するための値が入れられる。logプログラム76が
OSプログラム75に戻すリターン値80としては、l
ogプログラム76がOSプログラム75に要求する内
容の識別コードやエラーコードが入れられる。81はl
ogプログラム76が制御プログラム77に渡す動作制
御のための制御データである。これらのデータ78〜8
1はシステムコントローラ5内部のバッテリバックアッ
プされたRAM内に存在する。82はlogプログラム
76が用いる、文字発生用のパターンデータ、棒グラフ
、円グラフ、折線グラフなど各種グラフ発生用の基礎デ
ータであり、ROM内に格納されている。ここに、例え
ば文字データはベクトル形式であり、ビットマツプ形式
と比べ極めて少ないデータ量で済み、また、文字形状や
サイズを任意に変えて出力させ得る。
第20図は集計データ中から特定のデータのみをプリン
トアウトさせるための原稿83を示し、第21図には集
計データの転写紙21上へのプリントアウト例を示す。
第20図に示す原稿83と第21図に示すプリントアウ
トとを対比すれば、原稿画像中での白黒パターン84は
転写紙21上へはプリントアウトされず、かつ、他の部
分は拡大されてコピーされ、原稿83中には存在しない
太い角型の数字列85が新たに挿入されている。
これらの数字列85は集計データを人が読めるような数
字形状に可視像化したものである。即ち、プリントアウ
トされた転写紙21は原画(原稿83画像)の拡大画像
と自動発生された数字列との合成コピーである。
以下、このようなプリントアウトを得るための動作につ
いて説明する。第16図に示すようなサービスモード画
面でFlogボタンJを押すと、ボタン内側の色が変化
し、log出力モードに移行したことがオペレータに判
る。この後、第18図に示した処理を行うことにより第
21図に示すようなプリントアウトが得られる。本図を
参照すれば、オペレータはr logボタン」を押した
後で第20図に示すような原稿83を選び、スキャナ1
のプラテン12上に置き、後はスタートボタンを押すこ
とで第21図に示すようなプリントが得られる。
なお、これらの原稿83をログカードと称するものとす
る。第20図は本複写機がそれまでにコピーを形成した
サイズ別の枚数を出力させるためのログカードで、原稿
83の先端に8ビツトの白黒パターンコード84が付し
てあり、また、他の部分にはサイズ別集計データをプリ
ントアウトする際に合成してプリントさせるためのプレ
印刷が施されている。カード(原稿83)の載置の方向
は8ビツトパターンの並び方向が走査線の走査方向に一
致するようにする。同様に、部位別の故障集計出力のた
めのログカードなども可能であり、この場合には白黒パ
ターンコード84が各々異なったものとなる。
スタートボタンを押すと、システムコントローラ5内の
OSプログラム75は、この時、サービスモードのlo
g動作であることを把握しているので、まず、引数79
を集計データ出力の要求コードに設定してlogプログ
ラム76をコールし、実行させる。なお、1枚の集計デ
ータのプリントアウトにはlogプログラム76を複数
回コールし、実行させる必要がある。logプログラム
76は複数回のコールで異なる処理を行う。このコール
回数別の処理内容は第19図に示される。
1回目コールされたlogプログラム76は制御プログ
ラム77に色検知動作に必要な制御変数81を計算して
渡す。また、色検知回路44に原稿83の先端からパタ
ーンコード84までの距離データを与える。つまり、副
走査位置データを色検知回路44の色レジスタ67a〜
67dの一つにセットする。最後に、OSプログラム7
5に原画走査動作の要求をリターン値8oとして返す。
リターン値80を受取ったOSプログラム75はスキャ
ナ1にスキャン動作指令を与え、原画(原稿83)1枚
の読取り動作が完了した後、再びlogプログラム76
をコールする。
第19図を参照すれば、2回目にコールされたlogプ
ログラム76は原稿走査を終えた色検知回路44の色レ
ジスタ67a〜67dの一つには前述した副走査位置に
おける1読取り走査線全画素のRGBデータが蓄えられ
た状態にあるので、色レジスタ内のデータを読み、マー
クパターンコードを調べ、コードの正、不正を判別する
。原稿83の黒を「lJ、白をrOJとすれば、例えば
第20図に示すコードはrloloolol」と判読し
得る。コードが不正な場合は、エラーコードをリターン
値80として返す。不正な場合とは、集計データの出力
対象のコードが検出できない場合である。例えば、ログ
カードのパターンコードは読取れたがrloloolo
lJに該当しない時やパターンコードが検出できない(
rooooooooJ)場合等、いくつかの種類がある
不正コードを受取ったOSプログラム75はコンソール
ユニット6に「ログカードが正しくありませんjなる旨
の表示を行わせ、オペレータに再操作を促す。もし、オ
ペレータが正しいログカードを持っていない場合には複
写機内部の情報78を得ることはできない。
パターンコード84が正しいと判別された場合には、判
別されたコードに対応する出力すべき情報を判別し特定
する。例えば、コードが「1o100IOIJの場合に
は、サイズ別のコピー集計枚数という具合である。サイ
ズ別のコピー集計データは78中に存在し、これらのデ
ータを目に見えるように特別の色のペイントパターンを
発生し、メモリユニット3に一旦記憶させる(又は、直
接プリントアウトさせることも可能である)。つまり、
集計データ78から第21図に示す数字列85のような
ペイントパターンを作るための、所望色の数字列ペイン
トのための色処理係数を色補正回路38の色補正演算回
路60a中の係数レジスタにセットし、数字列の背景と
なる部分を白(空白にするために、同様に、色補正演算
回路60b中の係数レジスタに白ペイントのための係数
、即ち、rQJを全てにロードする。また、領域指定回
路32の領域レジスタ51のビットb15〜b13には
空白化領域(無色でペイント)と所望色のペイント領域
とを選択できるように値「0」と「1」をロードしてお
く。また、これらの2つの領域を適宜切換えるためには
、画面処理が開始された後、領域切換えデータを走査線
単位で与える必要があるが、これらの全走査線分の領域
切換えデータはlogプログラム76が予め計算し、制
御データ82として用意する。
最後に、logプログラム76は識別したログカードの
ID番号(識別番号)、画像処理動作の要求コードをリ
ターン値80としてOSプログラム75に返す。
ログカードのID番号と画像処理要求とを受取ったOS
プログラム75は、まず、コンソールユニット6に集計
データ78中でこのID番号に該当するデータ部分のみ
を表示制御し、次に、制御プログラム77をコールし、
1ペ一ジ分の画像処理サイクルを行う。この1ページの
画像処理動作の間、制御プログラム77は制御データ8
2に基づいて領域切換え信号を領域指定回路32に与え
続ける。すると、色補正回路38に入力される画像デー
タに関わらず数字列パターンの領域は前に色補正回路3
8に設定した色にペイントされ、数字の下地は空白にな
る。また、このように画像処理された画像データS、は
メモリユニット3に蓄えられる。なお、メモリユニット
3はOSプログラム75の指令操作で第2の動作モード
である記憶モードとして動作する。この処理が完了する
と、OSプログラム75は3回目のlogプログラム7
6のコールを行う。
3回目にコールされたlogプログラム76は、もし、
それ以上の数字列がない時はメモリユニット3のCMY
画像読取り及び原画走査に画像データ合成コピーサイク
ルの動作要求をリターン値80としてOSプログラム7
5に返す。イメージプロセッサ2の変倍・シフト回路3
4にはログカードのパターンコード84部分が転写紙2
1外に出て削除されるような移動パラメータ、及び、倍
率が2倍のパラメータをセットしておく。
さらに別の数字列をメモリユニット3に重ね書きしたい
場合は、第2回目にコールされた場合と同様の処理を行
い、さらに領域レジスタ群51のメモリオーバライド信
号となる最下位ビットb。
を「l」にセットして、前述した場合と同様なリターン
値80を戻して終了すればよい。このようなケースは、
例えば色補正回路38が同時に4種類の色処理が可能で
あるのに対して、集計データのプリントアウトの数字ペ
イントの色をそれ以上の種類(4種類以上)にして塗り
分けたいといった場合に生ずる。即ち、例えば5種類の
色のペイントの場合、最初は3種類の色のペイントと空
白化、次に残りの2種類のペイントと空白化を施し、各
々の別の色でペイントされた数字列パターンをメモリユ
ニット3で合成すればよい。
OSプログラム75は、もし、リターン値8゜が前回の
コール時と同様に画像処理要求であれば、前のコール時
と同じ処理を繰返す。
リターン値8oがメモリユニット3のCMY画像データ
と原画のにデータとの合成コピーの要求であれば、スキ
ャナ1とプリンタ4に動作指令信号を出力し、また、メ
モリユニット3を第3の動作モードであるデータ読出し
モードに付勢しておく。さらに、動作開始後は制御プロ
グラム77をコールしてメモリユニット3内のCMYデ
ータと原稿のK(黒)データとを合成した可視像を転写
紙21上に形成する。なお、Kデータは変倍・シフト回
路34が2倍拡大のパラメータに設定されているので、
原画に画像は拡大され、メモリユニット3内のCMY画
像はそのままで合成される。
上側では、原稿の読取りステップ、パターンコード認識
とCMY色の文字列発生及びメモリに記憶するステップ
、原稿の再読取りによるに画像とメモリ内のCMY画像
の読出しを行いに画像とCMY画像とを合成してプリン
トアウトするステップとの最低限3ステツプを要してい
る。これは、システムコントローラ5のプログラム実行
速度が比較的遅くても間に合うこと、イメージプロセッ
サ2の並列複数処理の数、例えばペイント色数を越える
画像を1枚の転写紙21上に形成したい要求があること
とを満たすためである。
もし、このような制限や要求がない場合であれば、もっ
と単純かつ素速く行わせることも可能である。つまり、
メモリユニット3を第1のモード(CMY画像データ各
々の遅延動作)に付勢し、スキャナ1、プリンタ4を動
作させる。そして、スキャナ1が原稿先端のパターンコ
ード84部分を走査し、色検知回路44に原画データ1
走査線分が蓄えられると直にこれを解読し、出力すべき
集計データを判定し、集計値を記録すべき位置まで副走
査が進む直前までに数字列パターン発生のための色処理
パラメータ、領域処理パラメータ設定、領域切換えデー
タ住成処理を完了し、数字列発生位置に達した後から原
画走査の終わりまでは領域切換え信号を与え続ければよ
い。
また、ログカードのパターンコードに部門コードなどを
含ませておけば部門別の課金管理情報を出力させること
も容易である。図示例のパターンコード84は説明を簡
単にするため白黒8ビツトのコードとしたが、色検知回
路44の色検知能力は4走査線分であるので、プラテン
12にログカード(原稿83)を載置する時の若干のず
れを考慮するにしても数百ビットの情報を持たせること
は容易であり、ログカードを試行錯誤で偽造することは
実質的に不可能となる。特に、RGBの色別検知機能を
活かし、ログカードのパターン部に色情報を持たせれば
さらに完璧となる。
このようにして、ログカードのコード部を複雑にした時
は、さらに違う操作方法で複写機内の情報78をコンソ
ールユニット6に表示出力させたり、プリントアウトさ
せることが可能となる。これには、上述したように複雑
なパターンコード画像が一般のコピ一対象原稿には確率
的に殆ど存在しないという性質を利用している。そして
、コンソール画面を前述したようなサービスモード画面
に切換えなくても、一般コビーモードのままで最初に原
稿情報読取りのための原稿走査を行い、パターンコード
認識を行い、ログカードでなかったら第2回目の走査と
ともにコピー画像を形成し、ログカードと判断された場
合にはそこに含まれるID番号に該当する情報を出力す
るよう゛にすればよい。原稿情報を読取るための走査は
、一般に、プレキャン方式と呼ばれ、原稿サイズ検知等
に広く活用されている。
なお、上述したプリントアウトのパターン態様について
は、数字パターン発生例としたが、グラフなどであって
もよい。要は、オペレータにとって正確かつ容易に判読
可能な形状や色や模様であることが肝要である。また、
これらの様々な処理は処理回路34〜41に適当なパラ
メータを設定することで可能である。
<rtestボタン」での動作〉 第16図に示したサービスモード画面において、オペレ
ータがrtestボタン」にタッチすると、テスト対象
の複数センサが表示され、この中の一つが指定可能であ
るセンサ指定画面に変わり、testモードに移行した
ことが判るようになっている。
このtestモードは複写機の各種検知手段の検知動作
の精度の善し悪しをオペレータ(サービスマン)が容易
に判断できるように、検知手段の動作結果をプリントア
ウトするモードである。
検知手段の対象として、ここでは、色検知回路44とサ
イズ検知回路43と感光体15の電位センサ(図示せず
)を取上げ、testモードでのプリントアウト結果を
第22図に示す。
まず、rtestボタンjにタッチし、センサ指定画面
を表示させ、センサ指定ボタンの一つにタッチした後、
スタートボタンを押せばシステムコントローラ5は指定
されたテスト対象のセンサの検知動作を付勢し、そのセ
ンサの検知結果を読取り、プリントアウトする。例えば
、センサ指定画面でタッチ入力されたセンサが感光体電
位センサであった時は、システムコントローラ5はプリ
ンタ4に1回の作像プロセス動作、電位読取り指令のコ
マンドを84を通して発し、これを終えた後でプリンタ
4から電位検知の時系列データを受取る。
次に、このデータをグラフ、文字、数字様に展開するプ
ログラムを実行し、イメージプロセッサ2に白地に相当
する画像処理パラメータとグラフや文字になる部分の画
像処理パラメータをロードし、グラフ形状や文字、数字
形状に相当する領域切換えデータを算出しておく。次に
イメージプロセッサ2とプリンタ4とを動作させ、イメ
ージプロセッサ2の領域指定回路32には先に用意した
領域切換えデータを順次出力して、転写紙21上に第2
2図(c)に示すようなプリントアウトを形成する。
また、例えばセンサ指定画面でタッチ指定されたセンサ
が原稿センサ類であった場合には、スタートボタンが押
されるとスキャナlは都合3回の走査を繰返す。第2回
と第3回目の原稿走査時にはこれと同期してプリンタ4
も動作し、第2回目の走査完了時には第22図(a)に
示すような色検知回路44の動作結果のプリントアウト
が得られ、第3回目の走査完了時には第22図(b)に
示すようなサイズ検知回路43の動作結果のプリントア
ウトが得られる。なお、スタートボタンを押す前に検知
対象の原、稿はプラテン12上にセットしておく。
第22図(a)を参照すると、色検知結果情報はrct
estlJ  で示すテストコードをペイントした見出
し86、文字列87a〜90aの各々で示されるRGB
の見出しと値とからなるペイント文字列、87b〜90
bで示される検知位置を中心とする4角形のペイント枠
として出力される。なお、これらのペイントされる部分
以外はプラテン12上の原稿と同じ画像がコピーされる
。即ち、原画と検知情報とが合成された画像が得られる
。ペイント枠87bの中心は、第1の検知位置と一致し
ており、その色は検知した色でペイントされている。ペ
イント文字列87aは検知結果データのRGB成分成分
値である。ペイント枠88bの中心は原稿のコピーであ
るので、ペイント枠88bの枠内とペイント枠87b自
体とを目視で比較し、一致していれば検知回路が正しく
動作したことが判り、仮に異なっていれば色検知回路4
4や枠をペイントする色補正回路38の故障を発見し得
る。
このようなケースでは、さらにペイント文字列87aの
RGB別のペイントされた数字列のデータを調べ、色検
知回路44が誤動作したか、或いは色補正回路8が故障
したかを特定できる。検知個所は、この他、3個所あり
、前の部分と同様に情報が出力される。
第22図(b)を参照すると、サイズ検知結果の情報は
、テスト項目をペイントした見出し91、プラテン12
の平面形状を示すペイント枠92、主走査、副走査各々
の方向に関する検知結果のサイズ(画素数)を数字模様
列にペイントして示す部分93a、93b、検知データ
をペイント枠92と同一の比例尺度でペイントした部分
94とがプリントアウトされる。従って、オペレータは
これらのペイントされた模様や数字列とプラテン12上
の実際の原稿とを比較すれば、検知精度の良否を判断で
きる。
なお、95は原稿13をプラテンペイント枠92と同率
の比例尺度コピーした画像部分である。
なお、プラテンペイント枠92の一つの隅とコピー画像
の一つの隅とを一致させるべく変倍・シフト回路34を
用いて像移動処理を施しである。従って、図示例では便
宜上、画像ペイント部分95を黒塗で示すが、実際は原
画と同様な画像である。
このようにすれば、プラテン12上の実際の原稿13と
プリントアウト結果とを見比べる必要もなく、複数口臭
なる原画でテストする場合もまとめて調査するに好都合
となる。
次に、動作を説明する。
まず、testボタンが押されると、システムコントロ
ーラ5は予め決められた色検知位置の副走査位置パラメ
ータを色検知回路44に与え、サイズ検知回路43内部
にあるサイズレジスタ(図示せず)をクリアする。
スタートボタンが押されると、システムコントローラ5
はスキャナlに走査開始指令を出力し、スキャナ1は原
稿13を走査する。走査を完了すると、色検知回路44
の色レジスタ67a〜67dには各々予め位置レジスタ
66a〜66dにセットされた副走査位置に対応した各
1走査線分のRGBデータが蓄えられ、サイズ検知回路
43のサイズレジスタには主走査方向の原稿サイズ値(
画素数)と副走査方向のサイズ値とが検知結果としてセ
ットされる。
これらの色レジスタ67やサイズレジスタの値はシステ
ムコンローラ5が任意読出し可能であるので、これを読
出して一旦システムコントローラ5内のワークメモリで
あるRAMに格納する。しかる後、色検知結果情報を転
写紙21上にプリントアウトするための処理を行う。
情報のプリントアウトは、領域指定回路32が数字列や
文字列や枠などの形状領域信号を出力し、これを受ける
色補正回路38が当該領域を所定の色でペイントするこ
とで得られる。この処理については前述したrlogボ
タン」操作時における動作の場合と同様であるので詳細
な説明は省略する。
簡単に説明すれば、システムコントローラ5はワークメ
モリ内の色検知データから文字列や数字パターンや枠形
状を演算算出し、領域切換えデータとしてワークメモリ
内に蓄える。また、色補正回路38を通常処理とペイン
ト処理のパラメータに設定し、領域指定回路32の領域
レジスタには通常色処理選択とペイント処理選択番号を
セットしておく。
このような処理を終えた後で、システムコントローラ5
は再びプリンタ4に最初の動作開始指令を発し、一連の
コピーサイクルを行わせる。イメージプロセッサ2が画
像処理最中にシステムコントローラ5は事前に用意しで
あるワークメモリ内の領域切換えデータを領域指定回路
32に走査線毎に更新しながら与え続ける。このサイク
ルが完了すると、第22図(a)に示すようなプリント
アウトが得られる。
この後、ワークメモリ内のサイズ検知データから生成す
べき数字列、文字列、枠の形状を演算し、前サイクルと
同様に色補正回路38、領域指定回路32にパラメータ
をロードする。また、変倍・シフト回路34には所定の
倍率と移動量のパラメータをセットする。
これらの準備処理が完了すると、システムコントローラ
5はスキャナ1には第3回目の走査指令を発し、プリン
タ4には第2回目のプリント走査指令を発してコピーサ
イクルを実行し、第22図(b)に示すようなプリント
アウトが得られる。 7(radj、ボタン」での動作
〉 オペレータが第16図の「adj、ボタン」をタッチし
、図示しない特定原稿(ログカード83のようなもの)
をプラテン12上に載置し、スタートボタンを押すと第
22図(C)に示すようなプリントアウトが得られる。
これは、複写機の調整個所の調整値を可視像化して記録
したものである。例えば、メモリユニット3の第1の動
作モードにおけるM、Y、C画像データの基準遅延量か
ら変位、即ち遅延量の調整設定値を表す目盛やレジスタ
タイミングの調整値の目盛などである。この場合の原稿
はadj、カードと称され、その先端には白黒のパター
ン、黒を「l」、白をrQJ として8ビツトに相当す
るコードが設けられている。このようなadj、カード
は複数種類あり、各々は互いに白黒コードが異なるよう
に設定されている。また、各adj 、カードにはコー
ド部分の他に文字やメモリが印刷されている。これらの
印刷部分は転写紙21上でのプリントとしては拡大コピ
ーとなる。要するに、adj 、カードの拡大画像と調
整値と対応付けられて内部で発生させたペイントパター
ンとの合成コピーとなる。
操作手順及び処理手順は、Flogボタン」での動作の
場合と殆ど同じである。即ち、第17図中のlogプロ
グラム76は調整値を出力する機能も兼ね備えており、
データ78にはこれら出力すべきデータを追加したデー
タ構造を採る。OSプログラム75はこれらのデータ7
8を管理するとともにlogプログラム76をコールす
る際に引数79を集計データ出力の時とは異なり調整値
出力の範晴であることを示す値でなくてはならない。こ
れ以外は、基本的にはr logボタン」での動作の場
合と同じであり、説明を省略する。
(rdataボタン」での動作〉 第16図中に示すr dataボタン」にタッチすると
、このボタンの内側の色が変わり、再度タッチすると元
の色に戻る。色が変わっている時がdataモードに付
勢されていることを示す。上述した他のサービスモード
では、原稿がコピーされることがあってもそれ自体が主
目的ではなく、内部の情報をペイント機能でプリントア
ウトすることを主目的としている。これに対し、このd
ataモードでは通常のコピー作業と同様に倍率や濃度
や色あいなどを調整してコピーしながら、これらの調整
値をコピー画像に付加することを目的としている。
従って、第16図のコンソール画面でrdataボタン
」の色が変わった状態で、r backボタン」にタッ
チし、これより上位の階層画面に移行しても、data
モード属性は維持されたままとなるように設定されてい
る。dataモード属性が付いた状態で普通のコピー動
作を行わせると、第22図(d)に示すように右上に色
あいの調整値100がプリントされる。この調整値10
0は他のモードと同様に色補正回路38のペイント機能
を用いたもので、調整値100以外の各プリント部分1
01等は全く通常の原画コピー画像となる。本例では、
色あい調整値のみが出力され、濃度や倍率など他の調整
値が出力されていないのは標準値に設定されたままであ
るからである。全部出力させてもよいが、煩雑である欠
点を生ずる。
(rC−dataボタン」での動作〉 第16図のre−dataボタン」は左右2つの部分に
分れ、左側はコピーに付加する文字情報を入力させる画
面用でアルファベット、数字、記号ボタンを並べたタイ
プライタのキーボードと同様な画面が現れ、付加すべき
文字列の入力が可能となる。
このボタンの右側にタッチすると、第23図(a)に示
すような画面が現れ、入力文字列のプリント態様を決定
付ける文字列修飾入力が可能となる。
これらの画面を用いて入力された付加文字列は、第22
図(d)に示したrTITLE」101  というよう
なパターンとなる。
まず、オペレータが第16図の画面でrc−dataボ
タン」の左側にタッチすると、文字列入力画面が現れ、
キーボード画面以外に[プリント位置をタブレットで指
定して下さい」なる旨のメツセージが表示される。そこ
で、オペレータがタブレットでこれから入力する文字列
の左上の1点を入力し、つづいてrTITLEJ  と
いう文字列を入力する。
ついで、同画面内のr backボタン」にタッチする
と第16図の画面に戻る。今度は、r c−dataボ
タン」の右側にタッチすると、第23図(a)に示すよ
うな文字列修飾画面が現れる。ここで、102で示され
るコピー用紙の範囲と先に入力した文字列103、同指
定位置104が表示され、確認可能となる。文字の書体
や大きさなどはシステムコントローラ5がデフォルトと
して持つ修飾情報で決定付けられいる。このままでよい
場合は、スタートボタンを押すとこの文字列がコピー画
像に合成されたプリントが得られる。
もし、変更したいときは第23図(a)に示す修飾項目
に対応するx1〜x4なる修飾ボタン1゜5をタッチし
、修飾操作を施す。第23図(c)で106は文字列サ
イズを可変させる場合の修飾項目見出し、107はサイ
ズの目盛と現在値、108.109は縮小・拡大ボタン
である。
く各種の像域別画像処理コピーの操作と動作〉  −第
24図は画像加工モードにおける第ルベルのコンソール
ユニット6の表示画面を示すもので、加工内容の種別を
指定入力するための加工種別指定画面となる。図中、1
11は輪郭化、112は影付き文字化、113は太字化
、114は斜体化、115は網掛は文字化、116は倍
角文字化を各々指示するボタンである。即ち、自動画像
領域認識回路31が認識した文字部分にのみ自動的にこ
れらの画像加工処理を施す入力手段である。また、11
7はソラリゼーション、118はボスタリゼーション、
119はハイキー、120はハイキー粗粒子化、121
はミラー、122は疑似カラー化用のボタンであり、自
動画像領域認識回路31が認識した連続階調画像部と網
点画像部、即ち濃淡部分にのみこれらの画像加工を施す
ための指示手段となる。123は色変換、124はネガ
反転、125は像域変倍、126は削除(空白化)、1
27はモノカラー化、128はシャープネス用のボタン
で、文字部か濃淡画像部をオペレータの選択でこれらの
画像加工を施すための指示手段である。
上述した各種加工処理は、加工仕様が予め定められたも
の(例えば、ネガ反転)と、加工の詳細仕様がオペレー
タ指定が可能なもの(例えば、シャープネス)とに分類
される。詳細仕様が指定可能であり、かつ、加工像域が
決められてボタン、例えばハイキー粗粒子化ボタン12
0をタッチしたときは直ちに加工詳細仕様画面に移行し
、像域の選択可能なボタン、例えば色変換ボタン123
をタッチしたときは一旦第25図(a)に示すような像
域選択画面を経由して加工詳細仕様画面に移行する。
まず、第25図(a)は加工モードにおける画像加工の
下位レベルのコンソール画面であり、第ルベルでボタン
123〜128の加工種別を指定したときに現れる。こ
の画面は、特定画像加工処理を黒文字、色文字、連続階
調部、網点画像部のどこに施すかを各々C,CC,P、
Hのボタン130で指定するための画面である。
また、同図(b)は画像加工モードにおける異なる下位
レベルのコンソール画面例を示し、第ルベルで加工種別
指定した加工の詳細仕様を指示入力するための加工詳細
仕様画面となる。つまり、詳細仕様画面が可能な加工種
別の数だけこの詳細仕様画面は存在する。図中、131
は黒文字、色文字、連続階調部、網点画像部のどこに加
工を施すかの表示部分であり、図示例ではrP、HJと
表示されているので連続階調部又は網点画像部にのみ加
工が施される。
同図(C)はデジタイザユニット7で領域を入力した時
の領域画面を示す。
a、自動画像領域認識の結果に基づく画像処理内容の指
定 自動画像領域認識結果に基づく画像領域別に画像処理内
容を異ならせ得ることは前述した通りである。ここでは
、このような異なる画像処理内容をどのように指定する
かについて説明する。
まず、第24図の画像加工種別画面で加工の種別を指定
する。像域が定められ、かつ、詳細仕様指定不要(デフ
ォルトでよいか、又は指定できないもの)の場合は、こ
こでスタートボタンを押せば加工コピーが得られる。
像域を指定する種別の加工では、第25図(a)のコン
ソール画面において自動認識画像領域の認識像域を表現
しているC、CC,P、Hのボタン130で希望するも
のをタッチする。これらのボタン130は各々黒文字、
色文字、写真、網点画像領域を表す。この中で色が反転
したボタンは標準画像処理以外の加工処理が施されるこ
とを表す。
本画面では4つのボタン130の何れか−っにタッチす
ればそのボタンが示す画像領域の加工詳細仕様指定画面
に移行する。
第25図(b)は第23図のコンソール画面において、
ハイキー粗粒子化ボタン124を押した時に現れる詳細
仕様画面である。連続rlR画像(写真)と網点画像部
とにのみ加工が施されることは表示部分131のrP、
HJという表示で確認できる。
この画面でxlから×8のボタン132は階調処理、空
間フィルタ処理、網点化処理などの処理範晴別に細分化
されたハイキー粗粒子化に必要な処理の細分指定ボタン
である。これらのボタン132の一つにタッチすると、
そのボタンと同じ印133、目盛&指針134、指針1
34を左右に動かすためのボタン135,136が現れ
る。図示例では階調処理ボタンにタッチされて目盛&指
針134が最高画像濃度目盛とハイキー粗粒子化のデフ
ォルト濃度を示す指針が表示されている例である。つま
り、指針がかなり左に振れているので標準処理での中央
より濃度ががなり下がることが確認できる。デフォルト
でなく左右に変位させたい場合には、+、−のボタン1
35又は136を操作すればよい。非標準処理が指定さ
れた処理指定ボタンは色が反転する。また、r bac
kボタン」にタッチし、第25図(a)の画面に復帰し
た際に一つでも非標準状態の画像加工項目があればその
領域のボタン色は反転した表示となる。
このようにして、画像領域毎に、画像領域別の画像処理
範晴別に画像処理内容を指定し、それを目視で確認可能
となる。
この後、スタートボタンを押せば、システムコントロー
ラ5が所定の画像処理パラメータをイメージプロセッサ
2にロードし、領域別に異なった画像処理のコピーが得
られることになる。
b、自動画像領域認識結果と指定領域との組合せによる
画像処理内容の指定 オペレータがデジタイザユニット7のタブレットを用い
て領域を指定すると、領域形状はコンソール画面に表示
される。第25図(c)は円形領域137と4角形領域
138との2領域を入力した例を示す。これらの領域1
37,138にはシステムコントローラ5が自動的にa
l、a2の名称(領域番号)を付し、領域形状表示のほ
ぼ中央に表示される。この2領域以外の領域にはaOと
いう領域名が付され、139で示すように表示される。
これらのaO−a22領域示の内側をタッチすると、第
24図に示した画面に変わり、特定の指定領域にあって
はさらに特定の画像加工種別を指定し得るものとなる。
第24図は第25図(C)の円形領域137であるal
にタッチしたケースを示し、も゛し、指定領域が存在し
ない場合は何の表示もなかった部分139に「al」と
表示され、特定加工を施す領域であること、及びその領
域番号が確認可能となる。この画面で、c、cc、p。
Hボタン130の何れかにタッチすれば領域指定がない
場合と同様に第25図(b)に示す画像処理範晴別の指
定画面となり、前と同様の操作を行うことができる。
このようにして、指定領域別に、特定指定領域内の黒文
字、色文字、写真、網点画像毎に異なる画像処理を指定
して、その結果であるコピー画像を得ることが可能とな
る。
なお、上記のa、とす、とを画像で表すと以下のように
なる。まず、第26図は濃淡画像部141、濃淡画像部
141中の赤い楕円142、赤い文字列143を有する
原稿13の例を示す。このような原稿13を用いて、上
記a、のモードで濃淡画像部のみ赤/青の色変換加工を
施すと、第27図(a)に示すようななコピー画像、即
ち、文字部143は元の赤のままの画像144、赤の楕
円142は青色楕円画像145aとしてコピーされる。
また、第26図の原稿13を用いて上記す。
のモードで領域146内の濃淡画像部のみ赤/青の色変
換加工を施すと、第27図(b)に示すように、たとえ
領域146内であっても文字列143部分は元の赤のま
まの画像144となり、赤い2つの楕円142中で指定
領域146内に存在するものは青い楕円画像145aと
なるが、領域146外のものは赤いままの楕円画像14
5bとなる。
発明の効果 本発明は、上述したように構成したので、請求項1記載
の発明によれば、画像処理手段が複数種類の画像処理を
行い、自動画像領域認識手段が原画の文字領域と濃淡画
像領域との少なくとも2領域の分離判定を行って判定信
号を発生し、画像処理選択手段が、自動画像領域認識手
段が発生する信号と画像領域指定手段が発生する信号と
の組合せ入力から画像処理手段による複数種類の画像処
理中の一つを選択するので、領域内加工で指定された加
工の種類が、文字だけに適用したいものは領域内の文字
画像にのみ自動的に加工を施し、濃淡画像にだけ適用し
たいものは領域内の濃淡画像にのみ自動的に加工を施し
、両者に適用したいものは領域内の両者に加工を施すこ
とができる。
この場合、請求項2記載の発明によれば、画像処理手段
が複数の相異なるカテゴリの画像処理ステップ毎に各々
複数種類の画像処理を実行し、画像処理選択手段が、こ
れら各画像処理ステップの各々について複数種類の画像
処理中の一つを選択するので、画像加工の処理の組合せ
の自由度を高めることができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、像域指定入力手
段がオペレータの指定像域を入力し、画像処理選択手段
が自動画像領域認識手段が発生する信号と画像領域指定
手段が発生する信号と指定像域との組合せ入力から画像
処理手段に複数種類の画像処理中の一つを選択するので
、オペレータが領域内の文字部、濃淡画像部の一方又は
両方の指定が可能となり、画像加工の像域選択の自由度
が向上する。
また、請求項4記載の発明によれば、像域処理パラメー
タ入力手段が画像処理手段の第1の処理内容又は第2の
処理内容を決定付けるパラメータを入力し、制御手段が
このパラメータ入力手段から入力されたパラメータに応
答して画像処理手段の第1の処理内容又は第2の処理内
容を選択的に変更付勢するので、指定領域内の像域別の
画像加工内容が任意設定可能となり、画像加工内容の自
由度を高めることができる。
この場合、請求項5記載の発明によれば、処理パラメー
タ入力手段が指定領域内の像域毎の変倍率、像移動量の
パラメータを入力し、制御手段がこのパラメータに基づ
いて画像処理手段を付勢し、画像処理手段中の変倍・シ
フト手段が複数種類の異なる変倍処理、像移動処理を施
し、画像処理選択手段が指定領域内の選択信号を発生す
るので、指定領域内の文字と濃淡画像とで複写倍率又は
複写位置の異なるコピーを形成することができ、自由度
が増すものとなる。
同様に、請求項6記載の発明によれば、処理パラメータ
入力手段が指定領域内の像域毎のモザイクピッチ、ミラ
ー選択、斜形化角度、影付はパラメータ、輪郭化パラメ
ータを入力し、制御手段がこのパラメータに基づいて画
像処理手段を付勢し、画像処理手段中の画像編集手段が
互いに異なるピッチのモザイク化、ミラー画像化/非ミ
ラー画像化、異なる角度の画像斜形化、異なる長さ・色
・濃度・形態の影付は処理、異なる線幅・色の輪郭画像
化等の処理を複数種類同時に行い、画像処理選択手段が
指定領域内の選択信号を発するので、指定領域内の文字
と濃淡画像部とでモザイク画像化、ミラー画像化、斜形
化、影付は画像化、輪郭画像化の様態の異なるコピーを
形成でき、自由度が増すものとなる。
また、請求項7記載の発明によれば、処理パラメータ入
力手段が指定領域内の像域毎のフィルタリングパラメー
タを入力し、制御手段がこのパラメータに基づいて画像
処理手段を付勢し、画像処理手段中の空間フィルタリン
グ手段が種々異なる平滑度の平滑化処理、種々異なる鮮
鋭度の鮮鋭化処理など、異なるフィルタリング係数の空
間フィルタリング処理を同時に行い、画像処理選択手段
が指定領域内の選択信号を発するので、指定領域内の文
字と濃淡画像部とで平滑度合いや鮮鋭度合いなどのフィ
ルタ効果の異なるコピーを形成でき、自由度が増すもの
となる。
また、請求項8記載の発明によれば、処理パラメータ入
力手段が指定領域内の像域毎の空白化選択、ペイント色
と濃度、コントラスト、濃度、階調反転選択、階調部分
反転選択、階調省略選択と階調数のパラメータを入力し
、制御手段がこれらのパラメータに基づいて画像処理手
段を付勢し、画像処理手段中の階調処理手段が複数の異
なる空白化、任意色のペイント、コントラスト変換、濃
度変換、階調反転、階調部分反転、階調省略を行い、画
像処理選択手段が指定領域内の選択信号を発するので、
指定領域内の文字と濃淡画像とで空白化、ペイント、コ
ントラスト変換、階調変換、階調反転、階調部分反転、
階調省略に関して異なるコピーを形成でき、自由度が増
すものとなる。
請求項9記載の発明によれば、処理パラメータ入力手段
が指定領域内の像域毎の色補正の種類、下色除去の種類
と程度、濃度、空白化選択、ペイント色と濃度、色変換
の元の色と変換後の色、単色化の色と濃度、アンダカラ
ーの色と濃度のパラメータを、入力し、制御手段がこれ
らのパラメータに基づいて画像処理手段を付勢し、画像
処理手段中の色処理手段が複数の異なる色処理を行い、
画像処理選択手段が指定領域内の選択信号を発するので
、指定領域内の文字と濃淡画像部とで異なる特定の色補
正や下色除去処理を施した画像、色変換画像、モノカラ
ー画像、アンダカラーを施した画像や空白化、任意色の
ペイントが異なるコピーを形成でき、自由度が増すもの
となる。
請求項10記載の発明によれば、処理パラメータ入力手
段が指定領域内の像域毎の中間調処理パラメータを入力
し、制御手段がこのパラメータに基づいて画像処理手段
を付勢し、画像処理手段中の中間調処理手段が複数の相
異なる網点形状処理、網点の大きさ、網点の方向を形成
し、画像処理選択手段が指定領域内の選択信号を発する
ので、指定領域内の文字と濃淡画像部とで網点形状、大
きさ、スクリーン方向性の異なるコピーを形成でき、自
由度を増すことができる。
さらに、請求項11記載の発明によれば、処理パラメー
タ入力手段が指定領域内の像域毎の画像処理パラメータ
を入力し、制御手段がこれらのパラメータに基づいて画
像処理手段を付勢し、画像読取り手段が読取った画像デ
ータと領域信号とから、画像処理選択手段が指定領域内
の黒文字領域、色文字領域、連続階調画像領域、網点画
像領域の各々で各々異なる第1〜4の画像処理の選択信
号を発するので、指定領域内の黒文字部分と色文字部分
と連続階調画像部分と網点画像部分とで各々指定された
パラメータ通り像域側に画像処理を施したコピー画像を
得ることができ、自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示すもので、第1図はイメ
ージプロセッサ付近の構成の第2例を示すブロック図、
第2図は全体構成を示すシステムブロック図、第3図は
複写機の全体構成を示す概略正面図、第4図はイメージ
プロセッサ付近の構成の第1例を示すブロック図、第5
図はイメージプロセッサ付近の構成の第3例を示すブロ
ック図、第6図はイメージプロセッサ付近の構成の第4
例を示すブロック図、第7図はイメージプロセッサの構
成の第5例を示すブロック図、第8図は各処理回路の共
通概念を示すブロック図、第9図は自動画像領域認識手
段のブロック図、第10図は画像領域指定回路のブロッ
ク図、第11図はその領域レジスタ構成を示すブロック
図、第12図は画像領域指定回路の動作を説明するため
の説明図、第13図は色補正回路のブロック図、第14
図はその色補正演算回路のブロック図、第15図は色検
知回路のブロック図、第16図はコンソールユニットの
サービスモード画面を示す平面図、第17図は処理を示
すデータフロー図、第18図及び第19図はフローチャ
ート、第20図はログカード例を示す平面図、第21図
はそのログモードによるプリントアウト例を示す平面図
、第22図は各種プリントアウト例を示す平面図、第2
3図ないし第25図は各種コンソール画面例を示す平面
図、第26図は原稿例を示す平面図、第27図はそのプ
リントアウト例を示す平面図である。 1・・・画像読取り手段、2・・・画像処理手段、4・
・・画像形成手段、5・・・制御手段、6・・・像域指
定手段、処理パラメータ入力手段、7・・・領域入力手
段、21・・・記録媒体、31・・・自動画像領域認識
手段、32・・・画像領域指定手段、34・・・変倍・
シフト手段、35・・・画像編集手段、36.40・・
・空間フィルタリング手段、37.39・・・階調処理
手段、38・・・色処理手段、41・・・中間調処理手
段出 願 人   株式会社   リ コ −、%I4
.図 J35図 、%  こワ ご3z 、33北図 、13ZO保

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原画像を画素に分解して読取る画像読取り手段と、
    画像データを可視像として記録媒体上に形成する画像形
    成手段と、領域入力手段とを備えた複写機において、前
    記画像読取り手段が読取った画像データから原画の文字
    領域と濃淡画像領域との少なくとも2領域を分離判定す
    る自動画像領域認識手段と、複数種類の画像処理能力を
    有する画像処理手段と、前記領域入力手段から指定入力
    された領域に基づいて指定領域信号を発生する画像領域
    指定手段と、前記自動画像領域認識手段が発生する信号
    と前記画像領域指定手段が発生する信号との組合せ入力
    から前記画像処理手段による複数種類の画像処理中から
    一つを選択する画像処理選択手段とを設けたことを特徴
    とする複写機の像域別画像処理装置。 2、画像処理手段が、複数の相異なるカテゴリの画像処
    理ステップからなり、これらの相異なるカテゴリの画像
    処理ステップの一つ一つの処理内容を自動画像領域認識
    手段が発生する信号と画像領域指定手段が発生する信号
    との組合せ入力で決定付けたことを特徴とする請求項1
    記載の複写機の像域別画像処理装置。 3、文字領域と濃淡画像領域との一方又は両方の像域を
    指定する像域指定手段を設け、自動画像領域認識手段が
    発生する信号と画像領域指定手段が発生する信号と前記
    像域指定手段から入力される情報との組合せ入力から、
    画像処理選択手段が画像処理手段による複数種類の画像
    処理中から一つを選択するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の複写機の像域別画像処理装置。 4、領域入力手段から入力される特定領域に含まれる文
    字画像部分に対する第1の画像処理内容、又は、特定領
    域に含まれる濃淡画像部分に対する第2の画像処理内容
    を特徴付けるパラメータを入力するための処理パラメー
    タ入力手段と、前記領域入力手段及びこの処理パラメー
    タ入力手段から入力されたパラメータに応答して画像処
    理手段の第1の画像処理内容又は第2の画像処理内容を
    選択的に変更付勢する制御手段とを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の複写機の像域別画像処理装置。 5、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された像
    域毎に所望変倍率の画像変倍、所望移動量の像シフトの
    少なくとも一つの画像処理を行う変倍・シフト手段を設
    け、像域毎の変倍率、像移動量の少なくとも一つのパラ
    メータを処理パラメータ入力手段から入力設定するよう
    にしたことを特徴とする請求項4記載の複写機の像域別
    画像処理装置。 6、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された像
    域毎に所望ピッチのモザイク化、ミラー画像/非ミラー
    画像化、所望角度の画像斜形化、所望長さ・色・濃度・
    形態の影付け処理、所望線幅・色の輪郭画像化の少なく
    とも一つの画像処理を行う画像編集手段を設け、像域毎
    のモザイクピッチ、ミラー選択、斜形化角度、影付けパ
    ラメータ、輪郭化パラメータの少なくとも一つのパラメ
    ータを処理パラメータ入力手段から入力設定するように
    したことを特徴とする請求項4記載の複写機の像域別画
    像処理装置。 7、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された像
    域毎に所望平滑度の平滑化処理、所望鮮鋭度の鮮鋭化処
    理などの画像処理を行うための任意フィルタリング係数
    による空間フィルタリング処理を各色別又は全色共通に
    施す空間フィルタリング手段を設け、像域毎のフィルタ
    リングパラメータを処理パラメータ入力手段から入力設
    定するようにしたことを特徴とする請求項4記載の複写
    機の像域別画像処理装置。 8、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された像
    域毎に空白化、任意色のペイント、コントラスト変換、
    濃度変換、階調反転、階調部分反転、階調省略の少なく
    とも一つの画像処理を各色別又は全色共通に施す階調処
    理手段を設け、像域毎の空白化選択、ペイント色とその
    濃度、コントラスト、濃度、階調反転選択、階調部分反
    転選択、階調省略選択とその階調数の少なくとも一つの
    パラメータを処理パラメータ入力手段から入力設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の複写機の像
    域別画像処理装置。 9、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された像
    域毎に所望補正係数の色補正処理、任意量の下色除去、
    K版加刷処理、濃度変換、空白化、任意色のペイント、
    任意色の色変換、任意色の単色画像化、任意色のアンダ
    カラー付与の少なくとも一つの処理を行う色処理手段を
    設け、像域毎の色補正の種類、下色除去の種類と程度、
    濃度、空白化選択、ペイント色あいと濃度、色変換の元
    の色と変換後の色、単色化の色あいと濃度、アンダカラ
    ーの色あいと濃度の少なくとも一つのパラメータを処理
    パラメータ入力手段から入力設定するようにしたことを
    特徴とする請求項4記載の複写機の像域別画像処理装置
    。 10、画像処理手段中に、指定領域内の自動分離された
    像域毎に所望疑似中間調表現のための網点形状処理、網
    点の大きさ、網点の方向などの中間調処理を各色別又は
    全色共通に施す中間調処理手段を設け、像域毎の中間調
    処理パラメータを処理パラメータ入力手段から入力設定
    するようにしたことを特徴とする請求項4記載の複写機
    の像域別画像処理装置。 11、自動画像領域認識手段が、原画の文字領域では黒
    文字と色文字とで異なる信号を出力し、原画の濃淡画像
    部分では連続階調画像と中間調画像とで異なる信号を出
    力し、画像処理手段により黒文字と色文字と連続階調画
    像と中間調画像とで各々異なる画像処理を施し、各々の
    処理パラメータ中の少なくとも一つのパラメータ処理パ
    ラメータ入力手段から入力設定するようにしたことを特
    徴とする請求項4記載の複写機の像域別画像処理装置。
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