JPH0416079Y2 - - Google Patents

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JPH0416079Y2
JPH0416079Y2 JP13552685U JP13552685U JPH0416079Y2 JP H0416079 Y2 JPH0416079 Y2 JP H0416079Y2 JP 13552685 U JP13552685 U JP 13552685U JP 13552685 U JP13552685 U JP 13552685U JP H0416079 Y2 JPH0416079 Y2 JP H0416079Y2
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valve
pressure
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモノシランガス、ホスフイン、セレン
化水素等の可燃性、自燃性、自己分解性、毒性等
の特殊性を有するガス(以下特殊ガスという)を
充填したボンベの輸送や取扱い上における安全性
を図ることを目的とした安全装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、酸素、窒素あるいは前記特殊ガ
ス等工業用の高圧ガスは、耐圧性のボンベに充填
されて輸送使用されるが、このボンベには法律上
種々の安全対策が定められている。例えばボンベ
転倒による容器弁損傷防止のためプロテクタや容
器弁キヤツプの設置が義務付けられ、また、ボン
ベを構成する鋼材については耐圧強度が定められ
ている。そして更にボンベには法律の定めるとこ
ろにより安全弁が設けられ、ボンベ内圧が一定以
上高まると、該安全弁が作動してボンベ内のガス
を大気に放出してボンベ自体の破裂を防止するよ
うになつている。従つて充填物が酸素、窒素ガス
等の場合は、災害を防ぐことができるが、特殊ガ
ス、例えばモノシランガス等の自燃性ガスが充填
されていた場合には、安全弁の作動に伴つて容器
破裂は防止できても大気中に放出されたモノシラ
ンガスが発火し、別途な災害を惹起する要因とな
る。
そこで、特殊ガスの製造所及び使用先では、該
ガスを充填したボンベをほぼ密閉した建屋内に配
置すると共に建屋内の各所に漏洩検知器、消火設
備を設けて対処するなど、この種のガスの性質に
応じた種々の安全対策を実施しているのが実情で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように特殊ガスは、取扱い上種々の安全対
策が施されているが、流通面、例えばトラツクに
ボンベを設置して輸送する場合上記の如き密閉室
や漏洩検知器の設置などの安全設備を設けること
は設備面でも経済面でも不都合が多く、より簡単
な方法でボンベを安全に輸送し得ることが望まれ
ていた。特にガスを大量輸送する場合は多数のボ
ンベを一度に取扱うこととなり一層このための安
全対策が要求されていた。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、特殊ガ
スの如く安全弁の作動に伴つて大気に放出される
ことにより新たな危険を誘発するガスを充填した
ボンベを簡単な手段で安全に輸送、取扱いし得る
ようにしたボンベの安全装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、ガス充填
ボンベに設けた安全弁のガス噴出口に、端部若し
くは中間部に一開口部が大気に連通する排出仕切
弁を備えた排出管の一端を連結し、該排出管の他
端はガス充填ボンベの内圧上昇時の圧力より低い
内圧の回収容器に連結したことを特徴とするもの
である。
(実施例) 第1図は本考案に係るボンベの安全装置の一実
施例で、モノシランガスを充填したボンベへの応
用例を示すものである。図において、1はモノシ
ランガスを充填したボンベ、2は該ボンベ1に設
備された容器弁で、容器弁2は一方にはガス出入
口部2aが形成され、他方には安全弁3が設けら
れている。次に4は望ましくは前記ボンベ1と同
一構造の回収容器で、該回収容器4に設けられた
容器弁5の出入口部5aは三方弁の如き排出仕切
弁6を介して前記ガスを充填したボンベ1の安全
弁3のガス噴出口3aに排出管7を介して連接さ
れている。なお、8は回収容器4の容器弁5に設
備した安全弁である。そして、上記の如く接続し
た状態で回収容器4及び配管7内を不活性ガスに
置換して使用する。
次に本装置の操作手順を説明する。
第1図において、前記排出仕切弁6は第1、第
2開口部6a,6bがそれぞれ回収容器4の容器
弁5のガス出入口部5a及び排出管7に接続さ
れ、第3開口部6cは開放されている。そして排
出仕切弁6は通常のものと同様に3つの開口部6
a,6b,6cのうち2つの開口部を連通させる
と他の開口部は流路が遮断されるようになつてい
る。
上記排出仕切弁6において、回収容器4の容器
弁5を開けた状態で、第1、第3開口部6a,6
cを連通させて第3開口部6cから回収容器4の
真空排気を行ない、次いで、第2,第3開口部6
b,6cを連通させて排出管7の真空排気を行な
う。次に第3開口部6cに窒素ガス等の不活性ガ
スを供給すると共に排出仕切弁6の流路を適宜切
り替えて回収容器4及び配管7内に不活性ガスを
大気圧と同圧に、又は大気圧より若干高めに充填
した後、第1、第2開口部6a,6bを連通させ
る。これにより第3開口部6cへの流路が遮断さ
れることは言う迄もない。尚、上記において、回
収容器4及び配管7内へ充填する窒素の圧力を大
気圧より若干高めにすると、外部からの空気の侵
入に対し、より効果的である。
上述の如き状態において、何らかの原因でボン
ベ1の圧力が上昇し該ボンベ1の安全弁3が作動
した場合、該ボンベ1内のモノシランガスは配管
7を介して回収容器4内に流入するので大気に放
出されることがなく、また、該安全弁3の作動に
より該ボンベ1の内圧は低下するので環境衛生
上、労働安全上著しい効果を発揮する。
なお、上記実施例では排出仕切弁6を排出管7
の端部に設けたが、中間部に設けても良いことは
言う迄もない。いずれにしても、この排出仕切弁
6を設けたことにより、ガス充填ボンベの安全弁
の作動に伴つて排出管7及び回収容器4内に入つ
たガスを抜き出すときに好都合である。更に三方
切替弁部を三方継手とし、大気に連通する側に二
方弁を設けても同様に実施可能である。
また、上記実施例では、モノシランガスの如き
自燃性ガスを充填したボンベへの応用例のため排
出仕切弁6を用いて回収容器4及び排出管7内を
不活性ガス雰囲気とし、モノシランガスが排出管
7又は回収容器4内で燃焼するのを防止している
が、自燃性を有さないガスの場合は不活性ガスを
導入しておく必要はない。
以上はガス充填ボンベが単一の場合で説明した
が、更に本考案をガスを大量輸送、使用するため
に使用するボンベ集合装置に応用すると、より一
層効果的であり、これを第2図を用いて説明す
る。
第2図において、61〜69はモノシランガス
を充填したボンベ、70は回収容器で、これらは
同一の架台(図示せず)に固定されている。そし
てボンベ61〜69の容器弁81〜89のガス出
入口部81a〜89aはそれぞれの枝管90a〜
90iを介してガス主管90に集合され、該ガス
主管90の端部はガス主管仕切弁91により閉塞
されている。なお、圧力計92はガス主管90の
圧力を示すものである。次に前記ボンベ61〜6
9の容器弁81〜89に設けられた安全弁101
〜109のガス噴出口はそれぞれの枝管110a
〜110iを介して排出主管110(破線で表
示)に集合され、該排出主管110の一端は回収
容器70の容器弁71のガス出入口71aに接続
されると共に、他端は排出主管仕切弁111によ
り閉塞されている。なお、圧力計112は排出主
管110内の圧力を示すものである。排出主管仕
切弁111は前記実施例と同様に排出主管110
及び回収容器70内を不活性ガス雰囲気にした
り、該回収容器70内に回収されたガスを抜き出
すために使用する。
上記構成において、まずガス充填するボンベ6
1〜69の容器弁81〜89を開け、ガス主管仕
切弁91を介して適宜各ボンベ61〜69内を真
空排気した後、所望ガスを所定圧力まで充填す
る。次に各ボンベ61〜69の容器弁81〜89
及びガス主管仕切弁91を閉めた後、排出主管仕
切弁111及び回収容器70を開け、排出主管仕
切弁111を介して排出主管110及び回収容器
70内を真空排気した後、該排出主管110及び
回収容器70内に不活性ガスを大気圧より若干高
めに充填した後、排出主管仕切弁111を閉め
る。なお、回収容器70の入口弁71は開けてお
く、上記状態で輸送時にボンベ61〜69の安全
弁101〜109のいずれかが作動した場合、モ
ノシランガスは排出主管110を介して回収容器
70内に流入するのでモノシランガスが大気中に
放出されず、また、前記安全弁が作動したボンベ
は圧力が低下するので安全である。なお、排出主
管110には不活性ガスが大気より若干高めに充
填してあるので圧力計112により不活性ガスの
漏洩の有無を確認することができる。更にボンベ
61〜69の容器弁81〜89からのリークはガ
ス主管90に設けた圧力計92により確認するこ
とができる。そしてガスの供給にあたつては必要
に応じて各ガス充填ボンベ61〜69の適宜数を
選択して容器弁を開として、ガス主管仕切弁91
より導出すればよい。
又、回収容器70に回収された余剰ガスは排出
主管仕切弁111より適宜回収することによつて
安全に再利用し得る。
〔考案の効果〕
上記した如く、本考案に係るボンベの安全装置
によれば、 (1) モノシランガス等の自燃性ガス、または有毒
ガスを充填したボンベの安全弁が作動しても外
部に放出されることがないので新たな危険を誘
発せず、また、安全弁が作動したボンベ自体も
圧力が下がるので安全である。
(2) 本考案は特にボンベ集合装置の如く、多数の
ボンベを一つの架台に固定した場合に応用する
と、ボンベ集合装置の有する長所、即ち多量の
ガスを一度に充填、輸送、使用し得るという長
所を生かしたまま安全性を飛躍的に向上するこ
とができ、特別な安全設備を設けることが困難
な輸送段階において極めて実施効果が大きい。
(3) また、本考案に係るボンベの安全装置は簡単
な構成であるから製作が容易であり、実用性が
高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボンベの安全装置の一実施例
を示す図、第2図は同じく別の実施例を示す図で
ある。 1……ボンベ、2,5……容器弁、3,8……
安全弁、4……回収容器、6……排出仕切弁、7
……配管、61〜69……ボンベ、70……回収
容器、81〜89……容器弁、90……ガス主
管、91……仕切弁、92……圧力計、101〜
109……安全弁、110……排出主管、111
……排出主管仕切弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部ガスが所定以上の圧力に上昇したときに
    内部ガスを外部に開放する安全弁を備えた容器
    弁を付設してなるガス充填ボンベの前記安全弁
    のガス噴出口に、端部若しくは中間部に一開口
    部が大気に連通する排出仕切弁を備えた排出管
    の一端を連結し、該排出管の他端はガス充填ボ
    ンベの内圧上昇時の圧力より低い内圧の回収容
    器に連結したことを特徴とするボンベの安全装
    置。 2 前記ガス充填ボンベが、該ボンベの容器弁の
    出入口部を介してガスを導出するガス主管に連
    接されている複数のボンベよりなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のボ
    ンベの安全装置。
JP13552685U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0416079Y2 (ja)

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JPS6244200U JPS6244200U (ja) 1987-03-17
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