JPH04159595A - 鍵盤楽器の蓋開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鍵盤楽器の鍵盤等の保護を目的とした鍵盤楽
器の蓋開閉装置に関するものである。

従来の技術 近年、鍵盤楽器の蓋開閉装置は、単に鍵盤等を保護する
だけの機能から、楽器本体に組み込まれ、楽器を演奏す
る時は楽器本体に格納されて、外観上は分からないよう
になる前後摺動式の装置になってきている。

以下、従来の鍵盤楽器の蓋開閉装置について説明する。

第９図は、従来の蓋開閉装置の電子楽器本体への装着の
側断面図を示し、第１０図は、その詳細図であり、第１
１図はその正面断面図である。第９図において、１は電
子楽器装置の筐体の側板である。２は手鍵盤、３は大屋
根、４は蓋、５はピニオン、６は左右一対のピニオン５
を連結しているピニオン軸、７は山板、８はガイドであ
る。第１０図において、９は蓋４を摺動駆動させるため
のラック、１０はピニオン軸６を保持する軸受である。

１１は筐体内部を隠す役目の飾り桟、１２は軸受１０を
蓋４に固定させるための取付ネジである。第１１図にお
いて、５ａはピニオン５に設けられた突起で、１３はピ
ニオン５をピニオン軸６に固着具備させる取付ネジであ
る。

以上のよう（こ構成された鍵盤楽器の蓋開閉装置につい
て、以下その動作を説明する。

まず、演奏者が演奏する際、蓋飾り桟１７を持ち上げる
ようにしてガイド８に沿って蓋４を楽器本体ｌこ収納さ
せる必要があるが、その時、蓋飾り桟１７のどの位置を
持って蓋収納動作を行っても、蓋４は規定の位置に確実
に収納されなければならない。そのために、蓋開閉装置
は、蓋４と、蓋４を確実に収納させるための歯車装置を
付加して成り立っている。ピニオン５は、蓋４に固着具
備された複数個の軸受１０により回動自在に保持された
ピニオン軸６の左右両端に取付ネジ１３を介して左右一
対に固着具備され、ピニオン５と山板７に設けられたラ
ック９とが噛み合い、その噛み合わせの外れを防止する
ため、ピニオン５に設けられた突起５ａをガイド８に挿
入させて、Ｎ４の片端を持って操作された時、操作され
た側のピニオン５はピニオン軸６を介してもう一方のピ
ニオン５を強制的に駆動させて、山板７の上部に設けら
れたラック９七の噛み合わせにより、蓋４をスムーズに
摺動させるようにしていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、蓋の片端を持って
操作された時でも蓋がスムーズに楽器本体に収納される
ものの、製造者側から見た場合、ガイド８にピニオン５
を挿入した状態にしなければならないため、ピニオン５
を予め内側に寄せた状態に置いて蓋４を楽器本体に組み
込み、その後ピニオン５を外側に寄せてラック９との嵌
合を行いつつ、ピニオン５の突起５ａをガイド８に挿入
し、ピニオン５をピニオン軸６に固定しなければならず
、製造に手間がかがるという欠点有していた。本発明は
上記従来の課題を解決するもので、従来のＭ４を楽器本
体に紐み込んだ後、ピニオン５を移動させる作業を行わ
ずに、予め組み立てた蓋本体装置をそのまま楽器本体に
組み込めばラック９との嵌合およびガイド８への挿入を
完了させることができる鍵盤楽器の蓋開閉装置を提供す
ることを目的とする。

課題を解決するだめの手段 上記従来の問題を解決するために本発明の鍵盤楽器の蓋
開閉装置は、上面にラックが設けられ、楽器本体の内側
の両面にそれぞれ取付けられた左右一対の山板と、前記
楽器本体の鍵盤部上力を覆う摺動自在な！！盤蓋の後部
に、回動自在で長平方向に回動自在に設けられた軸と、
前記軸の両端において前記軸と嵌合して前記ラックにそ
れぞれ噛合する左右一対のピニオン七、前記山板のガイ
ドにピニオンがそれぞれ摺動自在に嵌合されるよう楽器
本体の内側の両面に設けられた案内溝を具偏し、少なく
とも１つの前記案内溝の上端から前記ピニオンの摺動方
向と直角方向に前記ピニオンよりも深い溝が形成され、
前記ピニオンのｉ部に形成された突部が前記溝に当接し
前記ピニオンを前記軸に嵌合させたままで前記鍵ｆｉ１
ｍを前記楽器本体に着脱することを特徴とするものであ
る。

作用 この構成によって本発明の蓋開閉装置は工具等を使用す
ることなく、軸を摺動させるだけで楽器本体より自由に
鍵盤蓋を着脱することができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の第１の実施例におけるＭ開閉装置の電
子楽器装置への装着側面図を示し、第２図は、蓋装着時
のピニオンとガイド溝の位置詳細図である。第３図は、
蓋装着時の詳細図で、第４図は、蓋摺動時のピニオンと
ガイド溝との詳細断面図である。第５図は、蓋装着時の
図で、第６図は、楽器本体への蓋装着完了図である。

ｗｋ１図において、ｌは電子楽器装置の筐体の側板であ
る。２は手鍵盤で、３は大屋根である。４は蓋、５はピ
ニオンで、７は山板で、１４はガイド溝である。第２図
において、１４ａはピニオン５を一時収納させるガイド
溝１４より深い溝で、６は左右一対のピニオン５を連結
しているピニオン軸、１０はピニオン軸６を保持する軸
受で、１２は軸受１０を蓋４に固定させるための取付ネ
ジである。第３図において、５ａはピニオン５と一体に
なった摺動用の突起で、１３はピニオン５をピニオン軸
６に固着具備させる取付ネジである。

以上のように構成された鍵盤楽器の蓋開閉装置について
、以下その動作を説明する。

まず、Ｍ４の後部に具備された複数個の軸受１０により
回動自在に保持されたピニオン軸６の左右両端に、ピニ
オン５を、山板７の上部に設けられたラック９と噛み合
いかつ、突起５ａがガイド溝１４に嵌合するよう取付ネ
ジ１３で取り付ける。

このとき軸受１０をピニオン５が突起５ａの長さ分だけ
移動できるよう設定し蓋４に取り付ける。

以上組み立て設定された蓋開閉装置を、第５図に示すよ
うに、ピニオン５を軸受１０に当接するまで移動させて
、反対側のピニオン５を溝１４ａに挿入させることによ
り、蓋４は楽器本体に組み込まれる。蓋４を摺動させる
ため溝１４ａに挿入されていないピニオン５の突起５ａ
をガイド溝１４に嵌合させるようにピニオン軸６を移動
させることにより、自動的に左右のピニオン５はラック
９と噛合し、第４図および第６図に示すとおり蓋４は楽
器本体に組み込みを完了する。蓋装置を楽器本体より外
す場合は前記組み込み手順と逆の操作を行えば良い。

以上のように本実施例によれば、蓋４に具備されたピニ
オン５を左右に移動可能として、楽器本体の側板１の内
面に設けた溝１４ａに片側のピニオン５を挿入すること
により、工具等の使用なしで蓋本体の着脱を可能にする
ことができる。

以下本発明の第２の実施例について図面を参照しながら
説明する。

第７図は本発明の第２の実施例を示す鍵盤楽器の蓋開閉
装置の詳細側面図である。同図において、１５はピニオ
ン５とラック９との噛み合わせを保持するガイドで、１
６はピニオン５を収納するピニオン溝である。その他、
３は大屋根、４は蓋、６はピニオン軸、７は山板、１０
は軸受で、１２は軸受１０の固定ネジである。第８図は
、本発明の第２の実施例を示す鍵盤楽器の蓋開閉装置の
詳細断面図である。

以上のように構成された鍵盤楽器の蓋開閉装置について
、以下、その動作を説明する。

まず、蓋４の後端に具備された複数個の軸受１０に回動
自在に保持されたピニオン軸６の両端にピニオン５をそ
れぞれ固着させる。組み上がった蓋４は側板１の内面に
設けられたピニオン溝１６にピニオン５を落とし込むこ
とにより工具の使用なしで楽器本体に組み込むことがで
きる。蓋４を前後に摺動させるとき、ピニオン５は山板
７とガイド１５との間に設定された隙間を転動し、蓋４
の左右いずれかの一端を持って摺動させても平行に動作
させることができる。蓋４を電子楽器装置がら取り出す
時は、逆の動作を行えば良い。以上のように本実施例に
よれば、電子楽器装置の側板の内面にピニオン溝１６と
、山板７の歯車面と、ピニオン５の摺動することのでき
る隙間を確保し、ピニオン５とラック９の噛み合わせを
保持させるだめのガイド１５を設けて、第１の実施例と
同一の効果を有することができて、工具なしで蓋４の着
脱を可能にすることができる。

発明の効果 以上のように本発明は鍵盤蓋の後部に具備された軸を有
し、その軸端に左右一対に設けられたピニオンが内面に
設けられた山板上のラックと噛み合い摺動する蓋開閉装
置において、側板の内面に前記ピニオンを格納させる案
内溝とピニオンを摺動させる溝を設けることにより、工
具なしで鍵盤蓋の着脱ができる優れた鍵盤楽器の蓋開閉
装置を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における鍵盤楽器の蓋開
閉装置の装着側面図、第２図は同詳細側面図、第３図は
本発明の第１の実施例の蓋装着時における断面図、第４
図は本発明の第１の実施例の蓋の摺動中の詳細断面図、
第５図は本発明の第１の実施例の蓋装着時の断面図、第
６図は本発明の第１の実施例の蓋装着完了図、第７図は
本発明の第２の実施例の詳細側面図、第８図は本発明の
第２の実施例の詳細断面図、第９図は従来の鍵盤楽器の
蓋開閉装置の装着の側面断面図、第１０図は同詳細側面
断面図、第１１図は従来の鍵盤楽器の蓋開閉装置の蓋の
摺動中の正面断面図である。 ５・・・・・・ピニオン、６・・・・・・ピニオン軸、
７・・・・・・山板、９・・・・・・ラック、１０・・
・・・・軸受、１４・・・・・・ガイド溝、１６・・・
・・・ピニオン溝。 代理人の氏名　弁理士小鍜治明　ほか２名５−　ピニオ
ン 拓　ｌ　図　　　　　　　　　９−５−．７６−　ビニ
すフ軸 第３図　　　　　　Ｉ４…ｔｉ４ｙ肩 ／ 第４図 第５図 ７バ Ｎ６図 １６−　　ビニイン清 革７図 ＼　　１ｊ 第８図 第９図 第１０１１Ａ Ｉ！ ／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上面にラックが設けられ、楽器本体の内側の両面にそれ
   ぞれ取付けられた左右一対の山板と、前記楽器本体の鍵
   盤部上方を覆う摺動自在な鍵盤蓋の後部に、回動自在で
   長手方向に回動自在に設けられた軸と、前記軸の両端に
   おいて前記軸と嵌合して前記ラックにそれぞれ噛合する
   左右一対のピニオンと、前記山板のガイドにピニオンが
   それぞれ摺動自在に嵌合されるよう楽器本体の内側の両
   面に設けられた案内溝を具備し、少なくとも１つの前記
   案内溝の上端から前記ピニオンの摺動方向と直角方向に
   前記ピニオンよりも深い溝が形成され、前記ピニオンの
   端部に形成された突部が前記溝に当接し前記ピニオンを
   前記軸に嵌合させたままで前記鍵盤蓋を前記楽器本体に
   着脱することを特徴とする鍵盤楽器の蓋開閉装置。