JPH04159282A - チアゾリジン化合物 - Google Patents

チアゾリジン化合物

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JPH04159282A
JPH04159282A JP2282188A JP28218890A JPH04159282A JP H04159282 A JPH04159282 A JP H04159282A JP 2282188 A JP2282188 A JP 2282188A JP 28218890 A JP28218890 A JP 28218890A JP H04159282 A JPH04159282 A JP H04159282A
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JP
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group
compound
carbon atoms
reaction
substituent
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Application number
JP2282188A
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English (en)
Inventor
Takao Yoshioka
孝雄 吉岡
Yuichi Aizawa
相沢 有一
Tsutomu Kanai
勉 金井
Takeshi Fujita
岳 藤田
Hiroyoshi Horikoshi
大能 掘越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は過酸化脂質生成抑制作用および血糖低下作用を
有する新規なチアゾリジン化合物およびその製法に関す
る。
(従来の技術) 従来、チアゾリジン誘導体としては多くの化合物が知ら
れており、これらは例えば特開昭55−22636号(
特公昭62−42903号)、特開昭60−51189
号、特開昭60−208980号、特開昭61−362
84号、特開昭61−85372号、特開昭61−26
7580号、特開明61−271287号、特開昭62
−5980号、特開昭62−5981号、特開昭62−
123186号、特開昭62−234085号、特開昭
63−139182号、特開昭64−38090号、特
開昭64−56675号、特開平1−131169号、
特開平1−186883号、特開平1−186884号
、特開平1−272573号、特開平1−272574
号、特開平1−299284号、特開平1−29928
9号、特開平1−305097号、 Y、KAWAMA
TSUら、Chem。
Pharm、Bull、、 30.3580−3600
 (1982)などに記載されている。そして、これら
の化合物は血糖降下作用、血中脂質低下作用などを有す
る。
一方、ジオキソニン化合物としては、例えば2−アセト
キシ−6,7−シヒドロー1.3.4.6−チトラメチ
ルー6.13−メタノ−13H−ジベンゾ[e、hl 
 [1,4]ジオキソニンが知られている (シ゛ヤー
ナル t)° ラヘ゛ルド]ンバウンデ′ 7ンドラシ
゛’2t7フー7シユーチカルデ(Journal  
of  Labelled  Compounds a
nd Radiopharmaceuticals)、
 28巻、8号、911−920頁(1990年))。
しかしながら、その薬理作用は知られていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、チアゾリジン化合物について種々研究し
た結果、新規チアゾリジン化合物が優れた過酸化脂質生
成抑制作用および血糖低下作用を有することを見出して
本発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 本発明は一般式 (式中、 R1、R2およびR5は同一または異なって水素原子ま
たはアルキル基を示す。
R3およびR4は同一または異なって水素原子、アルキ
ル基、ホルミル基、アルキルカルボニル基、アリールに
置換分を有していてもよいアリールカルボニル基、カル
ボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、ヒドロキシ基、アルキルカルボニルオキ
シ基、アリールに置換分を有していてもよいアリールカ
ルボニルオキシ基、置換分を有していてもよいアルコキ
シ基、あるいはハロゲン原子−を示す。) を有するチアゾリジン化合物に関する。
ここに、 R1、R2、R3、R4およびR5が同一もしくは異な
ってアルキル基を示す場合、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、1−メチ
ルプロピル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネ
オペンチル、2−メチルブチル、1−エチルプロピル、
ヘキシル、ネオヘキシル、■−メチルペンチル、3−メ
チルペンチル1.1,3−ジメチルブチル、2−エチル
ブチル、ヘプチル、■−メチルヘキシル、■−プロピル
ブチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、■−メ
チルヘプチル、2−エチルヘキシル、5.5−ジメチル
ヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、ノニ
ル、デシル、1−メチルノニル、3.7−シメチルオク
チル、7.7−シメチルオクチル、のような炭素数1乃
至10個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基
をあげることができる。 R】は好適には炭素数1乃至
10個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基で
ある。
R2、R3、R4およびR5は好適には炭素数1乃至4
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル基である
。 R1、R2、R3およびR5は更に好適にはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基
、イソブチル基およびS−ブチル基であり、最適にはメ
チル基である。 R4は更に好適にはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、S−ブチル基およびt−ブチル基であり、最適に
はメチル基、t−ブチル基であり、特にメチル基である
R3およびR4が同一もしくは異なってアルキルカルボ
ニル基を示す場合、例えばアセチル、プロピオニル、ブ
チリル、インブチリル、ペンタノイル、イソペンタノイ
ル、2,2−ジメチルプロピオニル、ヘキサノイル、2
−メチルペンタノイル、ヘプタノイル、イソヘプタノイ
ル、オクタノイル、イソオクタノイル、ノナノイル、2
−メチルオクタノイル、イソノナノイル、デカノイル、
ウンデカノイル、のような炭素数2乃至11個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボニル基をあげ
ることができる。 R3およびR4は好適には炭素数2
乃至7個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカ
ルボニル基であり、更に好適には炭素数2乃至5個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボニル基で
あり、最適にはアセチル基である。
R3およびR4が同一もしくは異なってアリールに置換
分を有していてもよいアリールカルボニル基を示す場合
、アリールカルボニル部分は例えばベンゾイル、■−ナ
フトイル、2−ナフトイル、のような炭素数7乃至11
個を有するアリールカルボニルであり、アリール部分は
1乃至5個の置換分を有していてもよく、該置換分とし
ては (1)メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、イソブチル、■−メチルプロピル、t−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、2−メチ
ルブチル、1−エチルプロピル、のような炭素数1乃至
5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル;(2
)メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、イソブトキシ、1−メチルプロポキシ、t−
ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、のような炭素
数1乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
キシ;(3)塩素、弗素、臭素、のようなハロゲン; 
をあげることができる。 このようなR3およびR4と
しては例えば (a)ベンゾイル、1−ナフトイル、2
−ナフトイル、 (b)4−メチルベンゾイル、2−プ
ロピルベンゾイル、3−ブチルベンゾイル、4−ペンチ
ルベンゾイル、4−メチル−1−ナフトイル、4−プロ
ピル−2−ナフトイル、  (c)2−メトキシベンゾ
イル、4−エトキシベンゾイル、4−ブトキシベンゾイ
ル、4−イソペントキシベンゾイル、4−メトキシ−1
−ナフトイル、 (d) 3−クロロベンゾイル、4−
フルオロベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、4−クロ
ロ−2−ナフトイル、などをあげることができる R3
およびR4は好適にはアリール部分に置換分を有しない
炭素数7乃至11個を有するアリールカルボニル基であ
り、最適にはベンゾイル基である。
R3およびR4が同一もしくは異なってアルコキシカル
ボニル基を示す場合、例えばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカル
ボニル、1−メチルプロポキシカルボニル、t−ブトキ
シカルボニル、ペントキシカルボニル、イソペントキシ
カルボニル、ネオペントキシカルボニル、2−メチルブ
トキシカルボニル、1−エチルプロポキシカルボニル、
ヘキシルオキシカルボニル、ネオヘキシルキシカルボニ
ル、■−メチルペントキシカルボニル、3−メチルペン
トキシカルボニル、 、 1.3−ジメチルブトキシカ
ルボニル、2−エチルブトキシカルボニル、のような炭
素数2乃至7個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシカルボニル基をあげることができる。 R3は好
適には炭素数2乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシカルボニル基であり、最適にはメトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカ
ルボニル基である。R4は好適には炭素数2乃至5個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル
基である。
R3およびR4が同一もしくは異なってアリールオキシ
カルボニル基を示す場合、例えばフェニルオキシカルボ
ニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオ
キシカルボニル、のような炭素数7乃至11個を有する
アリールオキシカルボニルをあげることができる。
R3およびR4が同一もしくは異なってアルキルカルボ
ニルオキシ基を示す場合、例えばアセトキシ、プロピオ
ニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペ
ンタノイルオキシ、イソペンタノイルオキシ、2,2−
ジメチルプロピオニルオキシ、ヘキサノイルオキシ、2
−メチルペンタノイルオキシ、ヘプタノイルオキシ、イ
ソヘプタノイルオキシ、オクタノイルオキシ、イソオク
タノイルオキシ、ノナノイルオキシ、2−メチルオクタ
ノイルオキシ、イソノナノイルオキシ、デカノイルオキ
シ、ウンデカノイルオキシ、のような炭素数2−乃至1
1個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボ
ニルオキシ基をあげることができる。
R3およびR4は好適には炭素数2乃至7個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルカルボニルオキシ基で
あり、更に好適には炭素数2乃至5個を有する直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルカルボニルオキシ基であり、
最適にはアセトキシ基である。
R3およびR4が同一もしくは異なってアリールに置換
置を有していてもよいアリールカルボニルオキシ基を示
す場合、アリールカルボニルオキシ部分は例えばベンゾ
イルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオ
キシ、のような炭素数7乃至11個を有するアリールカ
ルボニルオキシであり、アリール部分は1乃至5個の置
換置を有していてもよく、該置換置としては前述のアリ
ールカルボニル基で述べたと同様の置換置をあげること
ができる。このようなR3およびR4としては例えば 
(a)ベンゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−
ナフトイルオキシ、 (b)4−メチルベンゾイルオキ
シ、2−プロピルベンゾイルオキシ、3−ブチルベンゾ
イルオキシ、4−ペンチルベンゾイルオキシ、4−メチ
ル−1−ナフトイルオキシ、4−プロピル−2−ナフト
イルオキシ、 (c)2−メトキシベンゾイルオキシ、
4−エトキシベンゾイルオキシ、4−ブトキシベンゾイ
ルオキシ、4−イソベントキシベンゾイルオキシ、4−
メトキシ−1−ナフトイルオキシ、  (d)3−クロ
ロベンゾイルオキシ、4−フルオロベンゾイルオキシ、
4−ブロモベンゾイルオキシ、4−クロロ−2−ナフト
イルオキシ、などをあげることができる、 R3および
R4は好適にはアリールに置換置を有しない炭素数7乃
至11個を有するアリールカルボニルオキシ基であり、
最適にはベンゾイルオキシ基である。
R3およびR4が同一もしくは異なって置換置を有して
いてもよいアルコキシ基を示す場合、アルコキシ部分は
例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、■−メチルプロポキシ、
t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、のような
炭素数1乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルコキシであり、該アルコキシは1乃至3個の置換置を
有していてもよく、該置換置としては (1)置換置を
有していてもよいアリールであり、アリール部分は例え
ばフェニル、■−ナフチル、2−ナフチル、のような炭
素数6乃至10個を有するアリールであり、アリール部
分は1乃至5個の置換置を有していてもよく、該置換置
としては前述のアリールカルボニル基で述べたと同様の
置換置;(2)カルボキシル;(3)メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブト
キシカルボニル、1−メチルプロポキシカルボニル、t
−ブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、イソペ
ントキシカルボニル、ネオペントキシカルボニル、2−
メチルブトキシカルボニル ポキシカルボニル、のような炭素数2乃至6個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル;(4
)式−CONR’R’で示される基(R6およびR7は
同一もしくは異なって ■水素原子、■メチル、エチル
、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、1−
メチルプロピル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル
、ネオペンチル、2−メチルブチル、■ーエチルプロピ
ル、のような炭素数1乃至5個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル、 ■置換分を有していてもよいア
リールであり、アリール部分は例えばフエニル、1−ナ
フチル、2−ナフチル、のような炭素数6乃至10個を
有するアリールであり、アリール部分は1乃至5個の置
換分を有していてもよく、該置換分としては前述のアリ
ールカルボニル基で述べたと同様の置換分、■あるいは
R6とR7が窒素原子と一緒になって飽和の3乃至7員
環基を形成し、該環基はさらに酸素原子または窒素原子
を1個含んでいてもよい。該環基が窒素原子を含む場合
は、該窒素原子は置換分を有してもよく、該置換分とし
ては (i)メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
、ブチル、イソブチル、■−メチルプロピル、t−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、2−メチ
ルブチル、1−エチルプロピル、のような炭素数1乃至
5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、 (
ii)置換分を有していてもよいアリールであり、アリ
ール部分は例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ル、のような炭素数6乃至10個を有するアリールであ
り、アリール部分は1乃至5個の置換分を有していても
よく、該置換分としては前述のアリールカルボニル基で
述べたと同様の置換分、 をあげることができる。この
ような■としては例えば1−ピロリジニル、ピペリジノ
、モルホリノ、ピペラジル、N−メチルピペラジル、N
−フェニルピペラジル、N−(4−メチルフェニル)ピ
ペラジル、N−(3−メトキシフェニル)ピペラジル、
N−(2−クロロフェニル)ピペラジル、のような複素
環基をあげることができる。); をあげることができ
る。 このようなR3およびR4としては例えば (a
)メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、
ブトキシ、イソブトキシ、1−メチルプロポキシ、t−
ブト非シ、ペントキシ、イソペントキシ、 (b)ベン
ジルオキシ、フェネチルオキシ、3−フェニルプロポキ
シ、α−ナフチルメトキシ、β−ナフチルメトキシ、(
c)4−メチルベンジルオキシ、4−ブチルベンジルオ
キシ、4−エチルフェネチルオキシ、5−メチル−α−
ナフチルメトキシ、 (d)4−メトキシベンジルオキ
シ、4−エトキシベンジルオキシ、4−ブトキシフェネ
チルオキシ、5−メトキシ−α−ナフチルメトキシ、 
(e)4−クロロベンジルオキシ、4−ブロモベンジル
オキシ、4−フルオロフェネチルオキシ、5−クロロ−
α−ナフチルメトキシ、  (f)カルボキシメトキシ
、2−カルボキシエトキシ、3−カルボキシプロポキシ
、3−カルボキシブトキシ、3−カルボキシ−1−メチ
ルプロポキシ、1−カルボキシ−1−メチルエトキシ、
 (g)メトキシカルボニルメトキシ、3−メトキシカ
ルボニルプロポキシ カルボニルエトキシ、3−ペントキシカルボニルプロポ
キシ、4−ブトキシカルボニルブトキシ、3−メトキシ
カルボニル−1−メチルプロポキシ、1−メトキシカル
ボニル−1−メチルエトキシ、t−ブトキシカルボニル
メトキシ、3−(t−ブトキシカルボニル)プロポキシ
、1−(t−ブトキシカルボニル)−1−メチルエトキ
シ、 (h)カルバモイルメトキシ、2−カルバモイル
エトキシ、4−カルバモイルブトキシ、(i)メチルア
ミノカルボニルメトキシ、2−プロピルアミノカルボニ
ルエトキシ、3−(N,N−ジメチルアミノカルボニル
)プロポキシ、4−(N−メチル−N−エチルアミノカ
ルボニル チルアミノカルボニル)−1−メチルプロポキシ、(j
)フェニルアミノカルボニルメトキシ、2−フェニルア
ミノカルボニルエトキシ、3−フェニルアミノカルボニ
ルプロポキシ、4−フェニルアミノカルボニルブトキシ
、3−フェニルアミノカルボニル−1−メチルプロポキ
シ、 (k)4−メチルフェニルアミノカルボニルメト
キシ、2−(4−プロピルフェニルアミノカルボニル)
エトキシ、 (1) 3−(3−エトキシフェニルアミ
ノカルボニル)プロポキシ、4−(3−ブトキシフェニ
ルアミノカルボニル)ブトキシ、(m)4−クロロフェ
ニルアミノカルボニルメトキシ、3−(4−フルオロフ
ェニルアミノカルボニル)−1−メチルプロポキシ、 
(n)1−ピロリジニルカルボニルメトキシ、ピペリジ
ノカルボニルメトキシ、モルホリノカルボニルメトキシ
、2−(ピペラジルカルボニル)エトキシ、2−(ピペ
リジノカルボニル)エトキシ、4−(モルホリノカルボ
ニル)ブトキシ、(0)N−メチルピペラジルカルボニ
ルメトキシ、(P) N−フェニルピペラジルカルボニ
ルメトキシ、(q) N−(4−メチルフェニル)ピペ
ラジルカルボニルメトキシ、  (r) N−(3−メ
トキシフェニル)ピペラジルカルボニルメトキシ、  
(s) N−(2−クロロフェニル)ピペラジルカルボ
ニルメトキシ、などをあげることができる。 R3およ
びR4は好適にはアルコキシ部分に1乃至2個の置換分
を有していてもよく、該置換分として ■アリール部分
に置換分を有しない炭素数6乃至10個を有するアリー
ル、 ■カルボキシル、 ■炭素数2乃至5個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、 ■
カルバモイル、 もしくは ■式−CONR” R”で
示される基(R6′ とR”が窒素原子と一緒になって
飽和の5乃至7員環基を形成し、該環基はさらに酸素原
子または窒素原子を1個含んでいてもよい置換分を有し
ない複素環基)、 を有する炭素数1乃至3個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ基である。
R3は更に好適にはメトキシ基、ベンジルオキシ基、カ
ルボキシメトキシ基、3−カルボキシプロポキシ基、1
−カルボキシ−1−メチルエトキシ基、メトキシカルボ
ニルメトキシ基、3−メトキシカルボニルプロポキシ基
、■−メトキシカルボニルー1−メチルエトキシ基、t
−ブトキシカルボニルメトキシ基、3−(t−ブトキシ
カルボニル)プロポキシ基、1−(t−ブトキシカルボ
ニル)−1−メチルエトキシ基、カルバモイルメトキシ
基、ピペリジノカルボニルメトキシ基、モルホリノカル
ボニルメトキシ基であり、最適にはメトキシ基、ベンジ
ルオキシ基、カルボキシメトキシ基、3−カルボキシプ
ロポキシ基、1−力ルボキシ−1−メチルエトキシ基で
ある。
R4は更に好適にはカルボキシメトキシ基、ベンジルオ
キシ基、3−カルボキシプロポキシ基、■−カルボキシ
ー1−メチルエトキシ基、メトキシカルボ。
ニルメトキシ基、3−メトキシカルボニルプロポキシ基
、■−メトキシカルボニルー1−メチルエトキシ基、t
−ブトキシカルボニルメトキシ基、3−(t−ブトキシ
カルボニル)プロポキシ基、1−(t−ブトキシカルボ
ニル)−1−メチルエトキシ基であり、最適にはカルボ
キシメトキシ基、3−カルボキシプロポキシ基、1−カ
ルボキシ−1−メチルエトキシ基である。
R3およびR4が同一もしくは異なってハロゲン原子を
示す場合、例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、などをあ
げることができる。 R3およびR4は好適にはクロロ
、フルオロであり、最適にはフルオロである。
本発明の前記一般式(I)を有する目的化合物は、常法
にしたがって塩とすることができる。そのような塩とし
ては例えばリチウム、ナトリウム、カリウムのようなア
ルカリ金属の塩;カルシウム、バリウムのようなアルカ
リ土類金属あ塩ニアルミニウム塩;あるいはリジン、ア
ルギニンのような塩基性アミノ酸の塩等をあげることが
できる。また、塩が例えばアルカリ金属の塩を示すとき
には、そのモノ、ジもしくはトリ塩の形にすることがで
きる。好適には薬理上許容しうる塩である。
なお、前記一般式(I)を有する化合物は、種々の異性
体を有する。例えば、クロマン環の2位は不斉炭素であ
り、それによる光学異性体を有する。
前記一般式(1)においては、これらの異性体およびこ
れらの異性体の等量および非等量混合物がすべて単一の
式で示されている。従って、本発明においてはこれらの
異性体およびこれらの異性体の混合物をもすべて含むも
のである。
前記−数式(I)を有する化合物において、好適には R】は水素原子または炭素数1乃至10個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す。
R2は水素原子または炭素数1乃至4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す。
R3およびR4は同一もしくは異なって(A)水素原子
(B)炭素数1乃至10個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキル基、 (C)ホルミル基、 (D)炭素数2乃至11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキルカルボニル基、(E)アリール部分に1
乃至5個の置換分を有していてもよく、該置換分として
 (1)炭素数1乃至5個を有するアルキル、 1(2)炭素数1乃至5個を有するアルコキシ、 もし
くは (3)ハロゲン、 を有していてもよい炭素数7
乃至11個を有するアリールカルボニル基、 (F)カルボキシル基、 (G)炭素数2乃至7個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルコキシカルボニル基、(H)炭素数7乃至11
個を有するアリールオキシカルボニル基、 (I)ヒドロキシ基、 (J)炭素数2乃至11個を有する直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキルカルボニルオキシ基、 (K)アリール部分に1乃至5個の置換分を有していて
もよく、該置換分として (1)炭素数1乃至5個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、 (2)炭素
数1乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコ
キシ、 もしくは (3)ハロゲン、 を有して゛いて
もよい炭素数7乃至11個をするアリールカルボニルオ
キシ基、 (L)アルコキシ部分に1乃至3個の置換分を有してい
てもよく、該置換分として (1)アリール部分に1乃
至5個の置換分を 有していてもよく、該置換分として (i)炭素数1乃
至5個を有する直鎖状もし くは分枝鎖状のアルキル、 (ii)炭素数1乃至5個
を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、 もし
くは (iii)ハロゲン、 を有していてもよい炭素 数6乃至10個を有するアリール、 (2)カルボキシ
ル、 (3)炭素数2乃至6個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルコキシカルボニル、 (4)式−CON
R6R7で示される基(R6およびR7は同一もしくは
異なって ■水素; ■炭 素数1乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キル; ■アリール部 分に1乃至5個の置換分を有していてもよく、該置換分
として (i)炭素数1乃至5個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル、 (ii)炭素数1乃至5個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、 もしく
は (iii)ハロゲン、を有していてもよい炭素数6
乃至10 個を有するアリール; もしくは ■ R6とR7が窒素原子と一緒になって飽和の3乃至7員
環基を形成し、該環基はさらに酸素原子または窒素原子
を1個含んでいてもよく、該環基が窒素原子を含む場合
は、該窒素原子は置換分を有してもよく、該置換分とし
ては (i)炭素数1乃至5個を有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル、 もしくは (ii)アリール部
分に1乃至5個の置換分を有していてもよく、該置換分
として (−)炭素数1乃至5個を有する直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル、 (ニ)炭素数1乃至5個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ、 もしくは
 (三)ハロゲン、 を有していてもよい炭素数6乃至
10個を有するアリール、である複素環基; を示す、
)を有していてもよい炭素数1乃至5個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルコキシ基、 または (M)ハロゲン原子、 を示す。
R5は水素原子または炭素数1乃至4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す。
前記一般式(I)を有する化合物において、更に好適に
は、 R1は炭素数1乃至4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキル基を示す。
R2は水素原子または炭素数1乃至4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す。
R3およびR4は同一もしくは異なって(A)水素原子
、 (B)炭素数1乃至4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキル基、 (C)ヒドロキシ基、 (D)炭素数2乃至5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルカルボニルオキシ基。
(E)アリール部分に置換置を有しない炭素数7乃至1
1個を有するアリールカルボニルオキシ基、 を示す。
R5は水素原子または炭素数1乃至4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキル基を示す。
前記一般式(I)を有する化合物において、最適には、 R1はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基またはイソブチル基を示す。
R2は水素原子またはメチル基を示す。
R3はヒドロキシ基、炭素数2乃至5個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキルカルボニルオキシ基または
ベンゾイルオキシ基を示す。
R4はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、S−ブチル基またはt−
ブチル基を示す。
R5は水素原子またはメチル基を示す。
前記一般式(I)を有する化合物において、更に最適に
は、 R1はメチル基を示す。
R2は水素原子またはメチル基を示す。
R3はヒドロキシ基、アセトキシ基またはベンゾイルオ
キシ基を示す。
R4はメチル基またはt−ブチル基を示す。
R5は水素原子またはメチル基を示す。
本発明の前記一般式(I)を有する化合物の具体例とし
ては、例えば下記の表に記載する化合物をあげることが
できる。
刃 化合 RI    R2R3R4R5 物Nα IHHH,HH 2Me    HHHH 3Me    HHHH 4Me    HF          )I  H5
Me    HCI          HH6Me 
   HHF  H 7Me       Me    HMe    H8
Me    Me  Me         Me  
Me9  Me    HHOHMe lo  Me    HOff         CI
  Mell  Me    HH0CH2COOHM
e12  Me    HHOCOMe  Me13 
 Me    HOHHH 14Me    MeOHMere 15  Me    HO)1        t−B
u  H16Me    HOHTMB  H 化合 R’    R2R3R’R” 物N0 17 1−Bu    Me  Of(Me  Me1
8  0ct    Me  Of(Me  Me19
   Dec    Me  OHMe  Me2O3
,7−DMOMe  OHMe  Me21   Me
     Me  OCOMe          M
e  Me22   Me     Me  0COC
6H5Me  Me23    Me       M
e   0CONaph(1)         Me
   Me24  Me    Me  0CONap
h(2)     Me  Me25   Me   
  Me  OMe           Me  M
e26   Me     Me  OPr     
       Me  Me27   Me     
Me  0CH2C6H5Me  Me28MeMeO
CH20MeMeMe 29   HH0CH2COOHHll30  Me 
    H0(CH2)3COOHt−Bu  H31
Me     Me  QC)+2cOOHMe  M
e32    Me       Me   0CH2
COOEt          Me   Me化合 
計   R2H・l         R4R5物Na 34  Me    Me  0(CH2)3cOOE
t    Me  Me35  Me    Me  
0(CHz)3cOOt−Bu   Me  Me36
    Me       Me   QC(Me)2
cOOHMe   Me37  Me    Me  
QC(Me)2COOEt    Me  Me38 
 Me    Me  QC(Me)zcOOt−Bu
   Me  Me39   HH0CH2CONH2
’     Me  H40Me     Me  0
CH2CON)+2       Me  Me41 
 Me    Me  OCHzCON(Me)z  
  Me  Me42    Me       Me
   0CH2COPirro        Me 
  Me43   Me    Me  0CH2CO
Pipe      Me  Me44   Me  
   Me  OCH2COMor       Me
  Me45  Me    Me  0(CH2)3
cONHz    Me  Me46  Me    
Me  0(CHz)3cONHEt    Me  
Me47  Me    Me  O(CHz)3cO
NMeBu   Me  Me48  Me     
HO(CH2)3cOMor   t−Bu  H49
Me    Me  QC(Me)zcONHz   
 Me  Me化合 RI    R2R3R4R5 物Nα 51   Me      HC0OHHll52  
 Me      HC00Et          
 HH53Me      HC00t−Bu    
     HH54Me     HC00C6Hs 
      C0OHH55Me      HHC0
OHH 56Me     Me  CHOMe  Me57 
  Me      HCOMe          
OHMe58   Me      HC0Et   
       OHMe59   Me      H
C01−Pr         OHMe6OMe  
    HCot−Bu         OHMe6
1   Me     HC0C5Hs       
  OHMe62  Me     HC0Naph(
1)      O)I  Me63   Me   
  HCOMe        OCOMe  MeC
4Me     HCOMe      0COCsl
ls  Me65  Me     HCOMe   
  C0Naph(1)  Me66  Me    
 HC0C5)Is      OCOMe  Me6
7  Me     HC0C5HJe(p)   0
COEt  Me化合 R’    R2R3R’R5 物Nu 68  Me     HCOC0C5HnC1(OH
Me69  Me     HC0CaH,OMe(o
)    OHMe7OMe     HOHCOMe
   H71Me     HO)l        
C0C6H5H72Me     HOCOMe   
     COMe   H73Me     H0C
OCaHs       COMe   )174  
 Me     H0CHzCOOHCOMe   f
(75Me     H0(CH2)3COOHCOM
e  H76Me     HQC(Me)2cOOH
COMe  Hなお、表において、 Me:メチル;  Et=エチル;  Pr=プロピル
;1−Pr=イソプロピル;  Bu=ブチル:1−B
u=イソブチル;  t−Bu=ターシャリ−ブチル;
0ct=オクチル; TMB=1,1,3,3−テトラメチルブチル;Dec
=デシル;  3,7−DMO=3.7−シメチルオク
チル;Naph(1)=]−ナフチル;  Naph(
2)=2−ナフチル;Pirro:]−ピロリジニル; Pipe=ピペリジノ;  Mor:モルホリノ;を表
示する。
本発明の前記一般式(I)を有する化合物において、 好適には表の化合物Nα14.15.16.17.20
.21.22.28.30.31.33.36および4
0である。
更に好適には表の化合物Nα14.15.17.20.
28.30.31.33および36である。
最適には表の化合物Nα14および20である。
本発明の前記一般式(I)を有するチアゾリジン化合物
は例えば次の方法によって製造することができる。
なお、式中、R’、R2,R:′、R4およびR5は前
述したものと同意義を示す。Xはハロゲン原子を示す。
第一工程 本工程は前記一般式(m)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(II)を有する化合物 (例え
ば、  シ゛°ヤーナル t)゛ ラヘ゛ルビ コンバ
ウンツ゛ 7ンビ ラシ゛オファ−7シユーチカルツ゛
 (Journal  of  Labelled  
Compounds and Radiopharma
ceuticals)、28巻、8号、911−920
頁、(1990年)E以下、「文献A」と言う]を参照
。 R1,R2,R3,R4およびR5が他の基である
場合も該文献に準じて製造できる。)を脱水させること
によって得られる0反応は例えば前記文献A、または特
開昭62−5980号に記載の方法に準じて処理するこ
とによって得られる。すなわち、反応は酸触媒の存在下
または非存在下において、通常溶剤中で行われるが、酸
触媒を特に使用することなく、酸性溶剤中で行ってもよ
い、使用される触媒としては例えば塩酸、硫酸のような
無機酸類、酢酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸のような有機酸類があげられるが、好ましくは
スルホン酸類である。反応は溶剤の存在下で好適に行わ
れる。使用される溶剤としては、反応に影響を与えなけ
れば特に限定はなく、例えはジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類;n−ヘキサン、n
−へブタン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイ
ン、エチルシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;
ジクロロメタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化
水素類;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなア
ミド類:酢酸のような脂肪酸類;およびこれらの溶剤の
混合溶剤;などがあげられるが、好ましくは炭化水素類
である。前記一般式(II)を有する化合物と触媒との
割合は特に限定はないが、通常0.1乃至100モル%
であり、好ましくは1乃至10モル%である。反応温度
、反応時間などの反応条件は使用される原料化合物、溶
剤の種類などによって異なるが、通常0乃至100℃で
、数分乃至約20時間である。
第二工程 本工程は前記一般式(IV)を有する化合物を製造する
工程であり、前記一般式(m)を有する化合物(例えば
、前記文献Aを参照。)を閉環させることによって得ら
れる0反応は例えば前記文献Aに記載の方法に準じて処
理することによって得られる。すなわち、反応は酸触媒
の存在下において、通常溶剤中で行われる。使用される
触媒としては例えば塩酸、硫酸のような無機酸類、p−
トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機
酸類、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、塩化第二鉄の
ようなルイス酸類があげられるが、好ましくはスルホン
酸類、ルイス酸類である。反応は溶剤の存在下で好適に
行われる。使用される溶剤としては、反応に影響を与え
なければ特に限定はなく、例えばジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;n−ヘキサン
、n−へブタン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグ
ロイン、エチルシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素
類;ジクロロメタン、クロロホルムのようなハロゲン化
炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトンのようなケ
トン類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類
;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのよう
なアミド類;酢酸のような脂肪酸類;およびこれらの溶
剤の混合溶剤;などがあげられるが、好ましくは炭化水
素類、脂肪酸類である。前記一般式(m)を有する化合
物と触媒との割合は特に限定はないが、通常1乃至10
0モル%であり、好ましくは10乃至100モル%であ
る。反応温度、反応時間などの反応条件は使用される原
料化合物、溶剤の種類などによって異なるが、通常室温
乃至200℃、好ましくは室温乃至100℃で、数分乃
至約20時間である。
第三工程 本工程は前記一般式(IV)を有する化合物を製造する
工程であり、前記一般式(II)を有する化合物(例え
ば、前記文献Aを参照。)を、前記−般式(III)を
有する化合物を単離することなく、直接脱水閉環させる
ことによって得られる0反応は例えば前記第二工程で述
べた反応条件に準じて行われる。
第四工程 本工程は前記一般式(V)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(TV)を有する化合物を、ハロ
メチル化させることによって得られる0反応は例えば前
記文献A、 オーカ゛ニフクンンセシス(ORGANI
C5YNTHESES) Co11.vol、111.
195,197,468゜557頁に記載の方法に準じ
て処理することによって得られる。すなわち、ハロメチ
ル化は例えば、濃塩酸、塩酸ガス、濃臭化水素酸などと
例えばジメトキシメタン、パラホルムアルデヒド、ホル
ムアルデヒドなどの存在下で行われる。反応は酸触媒の
存在下または非存在下において、通常溶剤中で行われる
。使用される触媒としては例えば、濃硫酸、リン酸、ポ
リリン酸などの無機酸があげられる。反応は溶剤の存在
下で好適に行われる。使用される溶剤としては、反応に
影響を与えなければ特に限定はなく、例えばジエチルエ
ーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル類:水;酢酸のような
有機酸類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド
類;およびこれらの混合溶剤;などがあげられる。反応
温度、反応時間などの反応条件は使用される原料化合物
、溶剤の種類などによって異なるが、通常O乃至100
℃で、30分乃至数日である。好ましくは濃塩酸または
塩酸ガスとパラホルムアルデヒドを用い、ジオキサン中
、O乃至10℃で、数時間乃至数日間反応させるか、ま
たは濃塩酸とパラホルムアルデヒドを用い、触媒として
ポリリン酸を用い、酢酸中、50乃至100℃で、30
分乃至十数時間反応させるのがよい。
第五工程 本工程は前記一般式(1)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式ff)を有する化合物を、チアゾ
リジン−2,4−ジオンと反応させることによって得ら
れる0反応は例えば前記文献Aに記載の方法に準じて処
理することによって得られる。すなわち、反応は塩基の
存在下において、通常溶剤中で行われる。使用される塩
基としては例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウ
ム、t−ブチルリチウムのようなアルキルリチウム類、
リチウムジイソプロピルアミド、リチウムピペリジド、
リチウム−2,2,6,6−チトラメチルピペリジドの
ようなリチウムアミド類などがあげられ、好ましくはn
−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドであ
る。反応は溶剤の存在下で好適に行われる。使用される
溶剤としては、反応に影響を与えなければ特に限定はな
く、例えばジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイ
ソブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素類;n−ヘキサン、n〜へブタン、シクロヘキサン
、石油エーテル、リグロイン、エチルシクロヘキサンの
ような脂肪族炭化水素類;ヘキサメチルフォスフォロア
ミド(HMPA)のようなリン酸アミド類;およびこれ
らの混合溶剤;などがあげられ、好ましくはテトラヒド
ロフランとヘキサメチルフォスフォロアミドとの混合溶
剤である。
チアゾリジン−2,4−ジオン1モルに対する塩基の割
合は特に限定はないが、通常2乃至5モルであり、好ま
しくは2乃至2.5モルである。
反応温度、反応時間などの反応条件は使用される原料化
合物、溶剤の種類などによって異なるが、通常−78℃
乃至40℃、好ましくは一78℃乃至室温で、数分乃至
数時間、好ましくは30分乃至数時間である。
第六工程 本工程は前記一般式(1)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(VI)を有する化合物(例えば
、特開昭61−36284号、特開昭62−5980号
、特開昭64−38090号を参照。)を、前記一般式
(■)を有する化合物を単離することなく、直接脱水閉
環させることによって得られる0反応は例えば前記第二
工程で述べた反応条件に準じて行われる。
第七工程 本工程は前記一般式(I)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(■)を有する化合物(例えば、
特開昭62−5980号、特開昭64−38090号を
参照。)を閉環させることによって得られる。
反応は例えば前記第二工程で述べた反応条件に準じて行
われる。
なお、前記一般式(I)〜(■)を有する化合、物にお
いて、R3および/またはR4がヒドロキシ基である場
合に R3および/またはR4をアルキルカルボニルオ
キシ基、アリールに置換分を有していてもよいアリール
カルボニルオキシ基、置換分を有していてもよいアルコ
キシ基に適宜、任意の工程で変換できる。反応は例えば
特開昭62−5980号に記載の方法に準じて行うこと
ができる。
すなわち、前記一般式(1)〜(■)を有する化合物に
おいて、R3および/またはR4がアルキルカルボニル
オキシ基、アリールに置換分を有していてもよいアリー
ルカルボニルオキシ基である場合は、R3お゛よび/ま
たはR4がヒドロキシ基である化合物と、アルキルカル
ボニルオキシ基、アリールに置換分を有していてもよい
アリールカルボニルオキシ基の酸、酸ハロゲン化物、酸
無水物(以下、アシル化剤という)とを、塩酸、硫酸の
ような無機酸、p−トルエンスルホン酸のような有機酸
からなる脱水剤または脱水触媒の存在下、またはピリジ
ン、トリエチルアミンのような有機塩基類の存在下で接
触させることによって達成される。反応は通常、溶剤中
で行われる。使用される溶剤としては反応に影響を与え
なければ特に限定はなく、例えばエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;ベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;n−ヘ
キサン、シクロヘキサン、n−へブタンのような脂肪族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトンの
ようなケトン類;ジメチルホルムアミド、アセトアミド
のようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類;スルホランのよもなスルホン類;ピリジン
、トリエチルアミンのような有機塩基類;水;などがあ
げられる。原料化合物とアシル化剤の割合は特に限定は
ないが、原料化合物に対して当モルよりやや過剰のアシ
ル化剤を使用するのがよい。好ましくは原料化合物1モ
ルに対し、アシル化剤1乃至10モルである。反応温度
、反応時間などの反応条件は、使用される原料化合物、
溶剤などによって異なるが、通常0℃乃至100℃、で
数分乃至十数時間である。
また、前記一般式(1)〜(■)を有する化合物におい
て、R3および/またはR4が置換分を有していてもよ
いアルコキシ基である場合は、R3および/またはR4
がヒドロキシ基である化合物と、置換分を有していても
よいアルキルハライド(好適にはプロミド)とを、好ま
しくは塩基の存在下で接触させることによって達成され
る。反応は通常、溶剤中で行われる。使用される溶剤と
しては反応に影響を与えなければ特に限定はなく、例え
ばエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類iベンゼン、トルエン、キシレンのような芳
香族炭化水素類;n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
へブタンのような脂肪族淡化水素類;ジクロロメタン、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;アセトン
、メチルエチルケトンのようなケトン類:メタノール、
エタノールのようなアルコール類ニジメチルホルムアミ
ド、アセトアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキ
シドのようなスルホキシド類;スルホランのようなスル
ホン類;水;およびこれらの混合溶剤などがあげられる
。使用される塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム
、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属
水酸化物;水酸化カルシウムのようなアルカリ土類水酸
化物;水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアル
カリ金属水素化物;ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ
金属アルコキシド;ブチルリチウム、t−ブチルリチウ
ムのような有機リチウム化合物;リチウムジイソプロピ
ルアミド、リチウムジシクロへキシルアミドのようなリ
チウムジアルキルアミド;などの無機塩基またはトリエ
チルアミンのようなアルキルアミン類:N−エチルピペ
リジン、ピリジンのような複素環アミン類;などの有機
塩基の存在下で行われる。原料化合物とアルキルハライ
ドの割合は原料化合物1モルに対し、アルキルハライド
1乃至10モルであり、原料化合物と塩基の割合は原料
化合物1モルに対し、塩基1乃至10モルである。反応
温度、反応時間などの反応条件は、使用される原料化合
物、アルキルハライド、溶剤などによって異なるが、通
常−10℃乃至100℃、で数分乃至数日である。 更
に、上記置換分を有していてもよいアルコキシ基におい
て、該置換分が置換もしくは非置換のカルバモイルであ
る場合は、例えば該置換分がカルボキシルもしくはアル
コキシカルボニルの反応性誘導基およびアンモニアを用
いて、常法に従ってアミド化反応を行うことによって、
対応する置換もしくは非置換のカルバモイルで置換され
たアルコキシ基である化合物を得ることができる。特に
、R3および/またはR4がヒドロキシ基である化合物
を、カルバモイルを置換分として有するアルコキシ基で
ある化合物に変換する反応は、例えばジメチルホルムア
ミド中、2モル当量の水素化ナトリウムの存在下でカル
バモイルアルキルハロゲン化合物と、R3および/また
はR4がヒドロキシ基である化合物とを反応させること
によっても達成される。
あるいは、逆に前記一般式(1)〜(■)を有する化合
物において、R3および/またはR4がアルキルカルボ
ニルオキシ基、アリールに置換分を有していてもよいア
リールカルボニルオキシ基、置換分を有していてもよい
アルコキシ基である場合に、R3および/またはR4を
ヒドロキシ基に適宜、任意の工程で変換できる。反応は
例えば特開昭62−5980号に記載の方法に準じて行
うことができる。
すなわち、前記一般式(1)〜(■)を有する化合物に
おいて、R3および/またはR4がアルキルカルボニル
オキシ基、アリールに置換分を有していてもよいアリー
ルカルボニルオキシ基、置換分を有していてもよいアル
コキシ基である化合物を塩酸、硫酸、硝酸のような無機
酸、p−トルエンスルホン酸のような有機酸を用いて加
水分解することによって達成される。反応は通常、溶剤
中で行われる。使用される溶剤としては反応に影響を与
えなければ特に限定はなく、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパツール、ブタノールのようなアルコール類
;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳
香族炭化水素類;n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
へブタンのような脂肪族炭化水素類;ジクロロメタン、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;アセトン
、メチルエチルケトンのようなケトン類;ジメチルホル
ムアミド、アセトアミドのようなアミド類;ジメチルス
ルホキシド、スルホランのようなスルホキシド類;酢酸
、プロピオン酸のような有 、機酸類;水:などがあげ
られる。好ましい溶剤は水、および酢酸のような有機酸
類である。酸の添加量は通常、原料化合物1モルに対し
て0.001乃至5モル、好ましくは0.01乃至1モ
ルである。反応温度、反応時間などの反応条件は、使用
される原料化合物、溶剤などによって異なるが、通常室
温乃至100℃、で数分乃至十数時間である。
更に、前記一般式(1)〜(■)を有する化合物におい
て、R3および/またはR4が例えばホルミル基、アル
キルカルボニル基、アリールに置換分を有していてもよ
いアリールカルボニル基、カルボキシル基、アルコキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ハロゲン
原子などである場合は、常法に従って適宜、酸化、還元
、ハロゲン化、加水分解もしくは中和反応等を必要に応
じて組合せることによって、それぞれ相互に変換するこ
とができる。
あるいは、前記一般式(1)を有する化合物を製造する
に際して、官能基が存在する場合に、反応の影響を受け
ないように所望に応じて所望の工程で、常法に従って保
護および脱保護反応を行って保護基を付は替え、最適な
条件下で反応を行うことができる。
反応終了後、各反応の目的化合物は必要に応じて、常法
、例えばカラムクロマトグラフィー、再結晶法、再沈澱
法などによって精製することができる。例えば、反応混
合物に溶剤を加えて抽出し抽出液より溶剤を留去する。
得られた残渣をシリカゲル等を用いたカラムクロマトグ
ラフィーに付すことによって精製し、目的化合物の純品
を得ることができる。
特に、異性体の分離は適切な時期に慣用の分離精製手段
により行うことができる。
(作用) 本発明の前記一般式(I)を有する化合物は、過酸化脂
質生成抑制作用および血糖低下作用を示した。したがっ
て、ヒトの動脈硬化症、糖尿病およびそれらの合併症の
治療に有用であることが期待される。 本発明の前記一
般式(I)を有する化合物は種々の形態で投与される。
その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤
、散剤、シロップ剤等による経口投与または注射剤(静
脈内、筋肉内、皮下)、点滴剤、座剤等による非経口投
与をあげることができる。これらの各種製剤は、常法に
従って生薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯
臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤などの医薬
の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤を
用いて製剤化することができる。その投与量は症状、年
令、体重、投与方法および剤型等によって異なるが、通
常は成人に対して1日5 mg乃至2000 mgを投
与することができる。
(実施例) 次に実施例、参考例および試験例をあげて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
チアゾリジン−2,4−ジオン390 mgをTHEと
HMPAの4=1混合溶剤6 mlに溶解し、′ドライ
アイスーエタノール浴中で冷却した。これに2.5Mブ
チルリチウム−ヘキサン溶液2.8 mlを滴下し、同
温度で1時間撹拌した。次いで、上記混合溶剤11 m
lに溶解した11−クロロメチル−2−メトキシメトキ
シ−6,7−シヒドロー1.3.4.6−チトラメチル
ー6.13−メタノ−13H−ジベンゾ[e、hl  
[1,4]ジオキソニン1.74 gを水冷下で滴下し
た。更に3時間撹拌した。反応終了後、反応混合物に濃
塩酸、次いで水を加えベンゼンで抽出した。抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶剤を留去した。
得られた残渣を逆相力ラムクロマトグラフィー[溶離液
;アセトニトリル:水=4 : 1]に付して精製する
と、目的化合物240 mgが得られた。
NMRスペクトル(CDC13):δ 1.31 (3H,s) 、 2.0−2.15 (I
H,nd) 。
2.05 (1,5H,s) 、 2.07 (1,5
H,s) 。
2.16 (1,5H,s) 、 2.17 (1,5
H,s) 。
2.17 (3H,s) 、 2.27 (IH,dd
d、 J=14.6および2Hz) 、 3.15 (
0,5H,dd、 J=14および9Hz) 、 3.
17 (0,5H,dd、 J=14および9Hz) 
3.45 (0,5H,dd、 J=14および4Hz
) 。
3.46 (0,5H,dd、 J=14および4Hz
) 。
3.54 (3H,s) 、 3.59 (IH,d、
 J=12Hz) 。
3.98 (IH,br、d、 J=6Hz) 、 4
.28 (IH,dd。
J=12および2Hz) 、 4.52 (0,5)i
、 dd、 J=9および4Hz) 、 4.55 (
0,5H,dd、 J=9および4Hz) 、 4.7
4 (18,s) 、 4.75 (IH,AB型。
J=6Hz) 、 6.85 (0,5H,d、 J=
8Hz) 。
6.86 (0,5H,d、 J=8Hz) 、 6.
97 (0,5H,dd。
J=8および2Hz) 、 7.01 (0,5H,d
d、 J=8および2Hz) 、 7.22 (IH,
d、 J−2Hz) 。
8.12 (0,5H,br、s) 、 8.31 (
0,5H,br、5)5−[6,7−シヒドロー2−メ
トキシメトキシ−1,3,4,6−チトラメチルー6.
13−メタノ−13H−ジベンゾ[e、h]  [1,
4コジオキソニン−11−イルメチル]チアゾリジン−
2,4−ジオン197 mg y濃塩酸0.5 ml 
、および2−メトキシエタノール5 mlの混合物を1
時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物を氷−食塩
水中にあけ酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥
後溶剤を減圧下で留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー[溶離液;ヘキサン:酢酸エ
チル=3:1]に付して精製すると、融点136−14
0℃を有する無色泡末固体状の目的化合物158 mg
が得られた。
NMRスペクトル(CDC13):δ 1.30 (3H,s) 、 2.00 (1,5H,
s) 。
2.02 (1,5H,s) 、 2.08 (IH,
ddd、 J =14゜3および2Hz) 、 2.1
3 (3H,s) 。
2.19 (3H,s) 、 2.2−2.35 (I
H,m) 。
3.12 (0,5H,dd、 J=14および9Hz
) 。
3.18 (0,5H,dd、 J=14および9Hz
) 。
3.47 (IH,dt、 J=14および4Hz) 
3.58 (0,5H,d、 J=13)1z) 、 
3.59 (0,5H,d。
J=13Hz) 、 4.00 (IH,br、 d、
 J=5Hz) 。
4.10 (0,5H,s) 、 4.12 (0,5
H,s) 。
4.28 (IH,dd、 J=13および2Hz) 
4.52 (o、so、 dd、 J=9および4Hz
) 。
4.55 (0,5H,dd、 J=9および4Hz)
 。
6.84 (0,5H,d、 J=8Hz) 、 6.
85 (0,5H,d。
J=8Hz) 、 6.98 (IH,dt、 J=8
および2Hz) 。
7.24 (It(、br、 s) 、 8.03 (
0,5H,br、 s) 。
8.11 (0,5H,br、 5) 5−[4−(4,6−シヒドロキシー2.5.7.8−
テトラメチルクロマン−2−イルメトキシ)ベンジルコ
チアゾリジン−2,4−ジオン200 mg 、 p 
−トルエンスルホン酸・−水和物20mg、トルエン1
5 mlおよびDMF 0.4 mlの混合物を水分離
装置を付して10時間加熱還流した。
反応終了後、反応混合物を水にあけベンゼンで抽出した
。抽出液を水洗、乾燥後、溶剤を減圧下で留去した。得
られた油状物を分取用薄層クロマトグラフィー[展開溶
剤;ベンゼン:酢酸エチル=7=3]に付して精製する
と目的化合物82 mgが得られた。
実施例4.5− [6−(3,7−シメチルオクチ乞 実施例3.と同様にして、5− [4−[4,6−シヒ
ドロキシー2−(3,7−シメチルオクチル)−5,7
,8−トリメチルクロマン−2−イルメトキシ]ベンジ
ル]チアゾリジン−2,4−ジオン140 mg t 
P−トルエンスルホン酸・−水和物10 mg 、およ
びベンゼン5 mlから軟化点85−90℃を有する目
的化合物90 mgが得られた。
NMRスペクトル(CDC13):δ 0.86 (9H,d、 J=7Hz) 、 1.05
−1.65 (12H。
m) 、 1.95−2.1 <IH,nd) 、 2
.01 (1,5H,s)2.02 (1,5H,s)
 、 2.13 (3H,s) 。
2.19 (3H,s) 、 2.2−2.35 (I
H,m) 。
3.12 (0,5H,dd、 J=14および9)1
z) 。
3.18 (0,5H,dd、 J=14および9Hz
) v3.45 (0,5H,dd、 J=14および
4Hz) t3.50 (0,5H,dd、 J=14
および4Hz) 。
3.60 (LH,d、 J=12Hz) 、 4.0
2 (IH,br、 d。
J=12Hz) 、 4.09 (IH,br、 s、
重水添加により消失) 、 4.32 (IH,br、
 d、 J=12Hz) 。
4.52 (0,5H,dd、 J=9および4Hz)
 。
4.55 (0,5H,dd、 J=9および4Hz)
 。
6.84 (0,5H,d、 J=8Hz) 、 6.
86 (0,5H,d。
J=8Hz) 、 6.9−7.0 (IH,m) 、
 7.24 (IH。
br、 s) 、 7.94 (0,5H,br、 s
、重水添加により消失) 、 8.02 (0,5H,
br、 s、重水添加により消失) キソニン 6−アセトキシー4−ヒドロキシ−2,5,7,8−テ
トラメチル−2−フェノキシメチルクロマン200 m
g 、 p−トルエンスルホン酸・−水和物20 mg
 、およびベンゼン3 mlの混合物を3時間加熱還流
した。反応終了後、反応混合物を冷却し、炭酸水素ナト
リウム水溶液、次いで食塩水で洗浄した。得られたベン
ゼン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶剤を減圧下
で留去した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[溶離液;ヘキサン:酢酸エチル=9 :
 1]に付して精製すると、目的化合物133 mgが
得られた。
NMRスペクトル(CDCl2):δ 1.30 (3H,s) 、 1.8−2.5 (2H
,nd) 。
1.88 (3H,s) 、 2.00 (3H,s)
 、 2.19 (3)1゜s) 、 2.23 (3
H,s) 、 3.57 (IH,d、 J=13Hz
)3.99 (LH,dd、 J=6および2Hz) 
4.30 (IH,dd、 J=13および2Hz) 
6.8−7.45 (4H,m) ノー13H−ジベンゾ[et h]  [1,4]ジオ
キソニン 6−アセトキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2−
フェノキシメチル−2H−クロメン500mgyP−ト
ルエンスルホン酸・−水和物50 mg 。
およびベンゼン7 owlの混合物を3時間加熱還流し
た。反応終了後、反応混合物を参考例1.と同様に後処
理すると、目的化合物460 mgが得られた。
キソニン 水素化リチウムアルミニウム1.1gをTHF50 m
lに懸濁し、ここにTHF 80 mlに溶解した2−
アセトキシ−6,7−シヒドロー1.3.4.6−チト
ラメチルー6.13−メタノ−13H−ジベンゾ[e、
h]  [1,4]ジオキソニン10gを5乃至10℃
で滴下した。同温度で1時間撹拌した。反応終了後、過
剰の試薬を分解するため酢酸エチルを滴下した。反応混
合物を3N塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶剤を留
去した。得られた油状物にイソプロピルエーテルを加え
て壁をこすり結晶化させ、さらにヘキサンを加えて濾取
すると融点133−137℃を有する無色粉末の目的化
合物8.24 g が得られた。
NMRスペクトル(CDC13):δ 1.30 (3H,s) 、 1.8−2.4 (2H
,nd) 。
2.00 (3H,s) 、 2.13 (38,s)
 、 2.14 (3H。
s) 、 2.20 (3H,s) 、 3.58 (
IH,d、 J=13Hz)3.9−4.15 (IH
,nd、重水添加により消失)。
4.02 (IH,dd、 J=6および2Hz) 。
4.00 (LH,s、重水添加により消失)。
4.29 (IH,dd、 J=13および2Hz) 
6.8−7.45 (4H,m) チル−6,13−メタノ−13H−ジベンゾ[e th
]  [1,4]ジオキソニン 2−ヒドロキシ−6,7−シヒドロー1.3.4.6−
チトラメチルー6.13−メタノ−13H−ジベンゾ[
e、h]  [1,4]ジオキソニン4.3g、90%
パラホルムアルデヒド1.0 g 。
70%ポリリン酸3ml、濃塩酸10 ml 、及び酢
酸45 mlの混合物を85℃で4時間加熱した。
反応終了後、反応混合物を氷水にあけ、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を順次食塩水、炭酸水素ナトリウム水溶
液、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶剤を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[溶離液;ヘキサン:酢酸エチル
=6 : 1]に付して精製すると、淡黄色泡末固体状
の目的化合物3.46 gが得られた。
NMRスペクトル(CD Cl 3)  :δ1.32
 (3H,s) 、 1.9−2.4 (2H,nd)
 。
2.00 (3H,s) 、 2.13 (3H,s)
 、 2.20 (3)1゜s) 、 3.58 (L
H,d、 J=13Hz) 。
3.95−4.2 (IN、 nd) 、 4.03 
(2H,s) 。
6.86 (IH,d、 J=8Hz) 。
7.13 (IH,dd、 J=8および2Hz) 。
7.42 (IH,d、 J =2Hz)11−クロロ
メチル−2−ヒドロキシ−6,7−シヒドロー1,3.
4.6−チトラメチルー6.13−メタノ=13H−ジ
ベンゾ[e、h]  [1゜4]ジオキソニン3.35
 gをTHF 35 mlに溶解し、ドライアイス−エ
タノール浴中、THF18 mlに溶解したカリウムt
−ブトキシド1.8g、次いで、THF 11 mlに
溶解したクロロメチルメチルエーテル2.25gを滴下
した。反応混合物を室温で2時間撹拌した0反応終了後
、反応混合物を氷水にあけ、ベンゼンで抽出した。抽出
液を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶剤を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー[溶離液;ヘキサン:酢酸エチル
=6:1]に付して精製すると、無色泡末固体状の目的
化合物1.8gが得られた。
NMRスペクトル(c Dc 13)  :δ1.31
 (3H,s) 、 2.05 (3H,s) 。
2.11 (IH,dd、 J=14および2Hz) 
2.17 (3H,s) 、 2.18 (3H,s)
 。
2.27 (II、 ddd、 J=14.6および2
Hz) 。
3.52 (3H,s) 、 3.60 (IH,d、
 J=12Hz) 。
4.00 (IH,dd、 J=6および2Hz) 。
4.29 (IH,dd、 J=12および3Hz) 
4.58 (2H,s) 、 4.73 (2H,s)
 。
6.87 (IH,d、 J=8Hz) 、 7.12
 (IH,dd。
J=8および2Hz) 、 7.39 (IH,d、 
J=2Hz)(実施例の効果) 試験例1.血糖低下作用 常法に従って、マウスを用いて血糖低下作用を測定した
。即ち、8週令の雄性KK−マウスを個別のゲージで4
−5ケ月飼育し、体重が40 g以上のものを使用した
試験化合物を0.5%CMC−生理食塩水に懸濁し、採
血の3時間前に雄性KK−マウス(n=3)に経口投与
した。比較化合物を同様に処理した。経口投与3時間後
、血液をヘパリン処理したヘマトクリット管にて尾静脈
より採取し、遠心処理により血漿を分離し、測定した。
血糖値は三菱化成■製101型グルコースアナライザー
で測定した。
なお、コントロールとして0.5%CMC−生理食塩水
を投与し、同様の操作を行った。
結果を以下に示す。
表から明らかのの如く、実施例2.の化合物は、公知化
合物に比べて1/3の用量にもかかわらず、約4.3倍
の血糖低下率を示した。
(発明の効果) 本発明の前記−数式(1)を有する化合物は。
過酸化脂質生成抑制作用および血糖低下作用を有し、ヒ
トの動脈硬化症、糖尿病およびそれらの合併症の治療に
有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、 R^1、R^2およびR^5は同一または異なって水素
    原子またはアルキル基を示す。 R^3およびR^4は同一または異なって水素原子、ア
    ルキル基、ホルミル基、アルキルカルボニル基、アリー
    ルに置換分を有していてもよいアリールカルボニル基、
    カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオ
    キシカルボニル基、ヒドロキシ基、アルキルカルボニル
    オキシ基、アリールに置換分を有していてもよいアリー
    ルカルボニルオキシ基、置換分を有していてもよいアル
    コキシ基、あるいはハロゲン原子を示す。) を有するチアゾリジン化合物およびその塩。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994019347A1 (en) * 1993-02-24 1994-09-01 Sankyo Company, Limited Arteriosclerosis remedy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994019347A1 (en) * 1993-02-24 1994-09-01 Sankyo Company, Limited Arteriosclerosis remedy

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