JPH0948773A - プロスタグランジンの中間体及びその製造方法 - Google Patents

プロスタグランジンの中間体及びその製造方法

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JPH0948773A
JPH0948773A JP21652395A JP21652395A JPH0948773A JP H0948773 A JPH0948773 A JP H0948773A JP 21652395 A JP21652395 A JP 21652395A JP 21652395 A JP21652395 A JP 21652395A JP H0948773 A JPH0948773 A JP H0948773A
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JP
Japan
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general formula
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alkyl group
lower alkyl
carbon atoms
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JP21652395A
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English (en)
Inventor
Manabu Noide
學 野出
Takehisa Inoue
武久 井上
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Fuji Yakuhin Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Yakuhin Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 生理活性物質として有用なプロスタグランジンの合成中
間体の新規合成法および光学純度の高いプロスタグラン
ジン類の製造中間体としての新規光学活性化合物を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロスタグランジンの新
規な製造方法及び新規な中間体、より詳しくはプロスタ
グランジンの中間体として知られるコーレーラクトンの
前駆物質である、2−オキサ−ビシクロ[3,3,0]
オクタン−3−オン誘導体の新規な製造方法及びそこで
得られる新規な中間体に関するものである。
【0002】
【従来技術】プロスタグランジンは気管拡張作用、胃液
分泌抑制作用、血小板凝集作用など種々の薬理作用を有
するため、医薬品としての用途が期待されている化合物
である。そのプロスタグランジンの合成中間体である
(1S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−6
−(アルコキシカルボニル)−7−アセトキシビシクロ
[3.3.0]オクタン−3−オン誘導体の製造方法と
してはSTANLEY M.ROBERTS等の方法が知られている(文
献 Chem., Biochem., Pharmacol. Act. Prostanoids,
Incl. Proc. Symp., Meeting Date 1978, 122 - 37)。
しかしながら、かかる方法や従来の製造法では覚醒剤又
は覚醒剤原料であるメタンフェタミンやエフェドリンを
使用し光学分割を行うという煩雑なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、覚醒剤原料を使用することによる上記の問題を解消
し、簡便なプロスタグランジンの製造方法を提供するこ
とにある。また、本発明の課題は、非常に光学純度の高
いプロスタグランジンの中間体を提供することにある。
【0004】より具体的には、本発明の課題は、プロス
タグランジンの中間体である(1S,5R,6R,7
R)−(−)−2−オキサ−6−(アルコキシカルボニ
ル)−7−アセトキシビシクロ[3.3.0]オクタン
−3−オン誘導体、(1R,2R,3R,4R)−2−
(アルコキシカルボニルメチル)−3−(アルコキシカ
ルボニル)−4−アセトキシシクロペンタノール誘導
体、(2R,3R,4R)−2−(アルコキシカルボニ
ルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)−4−アセ
トキシシクロペンタン−1−オン誘導体、アルキル(1
R,2R,3R)−2−[2−(アルコキシカルボニ
ル)−3−アセトキシ−5−(アセトキシアルコキシカ
ルボニルメチリデン)シクロペンチル]アセテート誘導
体、アルキル(1S,2R,3R,5S)−2−[2−
(アルコキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−5−アル
コサリルシクロペンチル]アセテート誘導体、ジアルキ
ル(1S,2R,3R,5S)−3−ヒドロキシ−7−
アルコキシビシクロ[3.3.0]−オクタ−6−エン
−2,6−ジカルボキシレート誘導体、ジアルキル(1
S,2R,3R,5S)−3,7−ジヒドロキシビシク
ロ[3.3.0]オクタ−6−エン−2,6−ジカルボ
キシレート誘導体をそれぞれ製造する方法を提供するこ
とにある。
【0005】さらにまた、本発明の課題は、前記のプロ
スタグランジンの中間体を夫々提供することにある。
【0006】
【発明の開示】本発明者らは、上記の課題を解決すべく
新たな方法につき探求した結果、容易に入手可能な下記
一般式(6)で表される化合物を出発原料として効率良
くかつ高い光学純度をもって下記一般式(7)の化合物
を製造することができることを見いだした。すなわち、
本発明によるプロスタグランジン中間体の製造方法は以
下の工程図で示すことができる。
【0007】
【化23】工程図1
【0008】上記工程図1を概説すると下記のとおりで
ある。まず公知の物質である一般式(6)
【化24】
【0009】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表されるジアルキル(1S,2R,3R,
5S)−3,7−ジヒドロキシビシクロ[3.3.0]
オクタ−6−エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体
を出発原料としこれをアルキル化させることにより新規
物質である一般式(1)
【0010】
【化25】
【0011】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表されるジアルキル(1S,2R,3R,
5S)−3−ヒドロキシ−7−アルコキシビシクロ
[3.3.0]オクタ−6−エン−2,6−ジカルボキ
シレート誘導体を合成する。
【0012】次に一般式(1)で表される化合物を酸化
することで新規物質である一般式(2)
【化26】
【0013】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表されるアルキル(1S,2R,3R,5
S)−2−[2−(アルコキシカルボニル)−3−ヒド
ロキシ−5−アルコサリルシクロペンチル]アセテート
誘導体を合成する。また一般式(2)の化合物をアセチ
ル化することにより、新規物質である一般式(3)
【0014】
【化27】
【0015】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表されるアルキル(1R,2R,3R)−
2−[2−(アルコキシカルボニル)−3−アセトキシ
−5−(アセトキシアルコキシカルボニルメチリデン)
シクロペンチル]アセテート誘導体を生成する。次に一
般式(3)を酸化することでオレフィンをケトンに変換
した新規物質である一般式(4)
【0016】
【化28】
【0017】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表される(2R,3R,4R)−2−(ア
ルコキシカルボニルメチル)−3−(アルコキシカルボ
ニル)−4−アセトキシシクロペンタン−1−オン誘導
体を製造する。さらに一般式(4)で表される化合物の
ケトンを還元し新規物質である一般式(5)
【0018】
【化29】
【0019】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも良く異なっ
ていても良い)で表される(1R,2R,3R,4R)
−2−(アルコキシカルボニルメチル)−3−(アルコ
キシカルボニル)−4−アセトキシシクロペンタノール
誘導体を得る。
【0020】最後に前記の一般式(5)で表される化合
物を 縮合剤を用いて環化させることによってコーリー
ラクトンの前駆物質である一般式(7)
【0021】
【化30】
【0022】(式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低
級アルキル基を示し、R1及びR2は同一でも異なってい
てもよい)で表される(1S,5R,6R,7R)−
(−)−2−オキサ−6−(アルコキシカルボニル)−
7−アセトキシビシクロ[3.3.0]オクタン−3−
オン誘導体を製造する。
【0023】この後常法に従い、既知のプロスタグラン
ジンを製造することができる。なお、出発原料である一
般式(6)で表される化合物は、下記工程図2で示され
る公知の方法により得ることができる(参考文献:Tetr
ahedron Letters 36,2255-2256(1995)、特開平7−1
18207号公報)。
【0024】
【化31】工程図2
【0025】本発明に係る各化合物ならびに製造方法に
つき、以下に詳細に説明する。本発明に係る一般式
(1)〜(7)で表される各化合物において、いずれも
1及びR2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基を表
し、R1及びR2は同一でもよく、異なっていてもよい。
低級アルキル基としてはR1及びR2はメチル基又はエチ
ル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。上記一般式
(6)(式中、R1は炭素原子数1〜6の低級アルキル
基を示す)で表されるジアルキル(1S,2R,3R,
5S)−3,7−ジヒドロキシビシクロ[3.3.0]
オクタ−6−エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体
は、例えば下記の反応式に示されているように、リパー
ゼにより光学分割したC2対称化合物である一般式
(8)で表わされる化合物に窒素気流下、−45℃にて
予め調製されたNaBH(OEt)3を加えることによ
り得ることができる。
【0026】一般式(1)(式中、R1,R2は炭素原子
数1〜6の低級アルキル基を示し、R1及びR2は同一で
も異なっていてもよい)で表されるジアルキル(1S,
2R,3R,5S,6R)−3−ヒドロキシ−7−アル
コキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6−エン−2,
6−ジカルボキシレート誘導体は一般式(6)で表され
る化合物のエノール型水酸基のみをアルキル化する。使
用するアルキル化剤としてはジアゾメタン・ジメチル硫
酸やメタノール・p−トルエンスルホン酸、メタノール
・DCCなどが挙げられるがジアゾメタンを用いてメチ
ル化することが最も好ましい。
【0027】反応温度は−30〜30℃、好ましくは−
20〜0℃である。使用する反応溶媒としてメタノー
ル、DMF、エーテル等が挙げられるが、好ましくはエ
ーテルがよい。反応時間は使用する原料、溶媒、反応温
度等により異なるが、通常10〜50時間で好ましくは
15〜25時間である。反応終了後、窒素ガスを通し溶
媒を留去する。得られた粗生成物は、シリカゲルを充填
したカラムクロマトグラフィーを用いて分離精製され、
一般式(1)で表されるジアルキル(1S,2R,3
R,5S,6R)−3−ヒドロキシ−7−アルコキシビ
シクロ[3.3.0]オクタ−6−エン−2,6−ジカ
ルボキシレート誘導体を得ることができる。
【0028】一般式(2)で表されるアルキル(1S,
2R,3R,5S)−2−[2−(アルコキシカルボニ
ル)−3−ヒドロキシ−5−アルコサリルシクロペンチ
ル]アセテート誘導体は一般式(1)の化合物を酸化す
ることにより得ることができる。使用する酸化剤として
はOsO4,NaIO4,オゾンガス等が挙げられるがオ
ゾンガスが最も好ましい。反応温度は−30〜−100
℃、好ましくは−70〜−80℃である。使用する反応
溶媒としてメタノール、エタノール、CH2Cl2等が挙
げられるが、好ましくはメタノールがよい。反応時間は
使用する原料、溶媒、反応温度等により異なるが、反応
液が青色になった時が反応完結である。
【0029】反応終了後、窒素ガスを通しジメチルスル
フィドを加え、15〜25時間攪拌後溶媒を留去する。
得られた粗生成物は、シリカゲルを充填したカラムクロ
マトグラフィーを用いて分離精製され、一般式(2)の
化合物を得ることができる。
【0030】一般式(3)で表されるアルキル(1R,
2R,3R)−2−[2−(アルコキシカルボニル)−
3−アセトキシ−5−(アセトキシアルコキシカルボニ
ルメチリデン)シクロペンチル]アセテート誘導体は一
般式(2)の化合物をアセチル化することにより容易に
得ることができる。アセチル化剤としてはアセチルクロ
リド、無水酢酸が挙げられ、好ましくは無水酢酸が最も
好ましい。反応温度は−50〜80℃、好ましくは室温
(10〜30℃)がよい。使用する反応溶媒としてピリ
ジン、トリエチルアミン、CH2Cl2等が挙げられる
が、好ましくはピリジンがよい。反応時間は、使用する
原料、溶媒、反応温度等により異なるが、通常1〜60
時間、好ましくは30〜40時間である。反応終了後、
メタノール等のアルコールを用いて過剰の無水酢酸を分
解し、溶媒留去後、エーテル等の有機溶媒で抽出する。
抽出液を濃縮した後、粗生成物はシリカゲルを充填した
カラムクロマトグラフィーを用いて分離精製され、一般
式(3)の化合物を得ることができる。
【0031】一般式(4)で表される(2R,3R,4
R)−2−(アルコキシカルボニルメチル)−3−(ア
ルコキシカルボニル)−4−アセトキシシクロペンタン
−1−オン誘導体は一般式(3)の化合物を酸化するこ
とにより得ることができる。使用する酸化剤としては
OsO4,NaIO4,オゾンガス等が挙げられるが、オ
ゾンガスが最も好ましい。反応温度は−30〜−100
℃、好ましくは−70〜−80℃である。使用する反応
溶媒としてメタノール、エタノール、CH2Cl2等が挙
げられるが、好ましくはメタノールがよい。反応時間は
使用する原料、溶媒、反応温度等により異なるが、反応
液が青色になった時が反応完結である。
【0032】反応終了後、窒素ガスを通しジメチルスル
フィドを加え、15〜25時間攪拌後溶媒を留去する。
この濃縮液をエーテル等の有機溶媒で抽出後、溶媒を留
去し得られた粗生成物は、シリカゲルを充填したカラム
クロマトグラフィーを用いて分離精製され、一般式
(4)の化合物を得ることができる。
【0033】一般式(5)で表される(1R,2R,3
R,4R)−2−(アルコキシカルボニルメチル)−3
−(アルコキシカルボニル)−4−アセトキシシクロペ
ンタノール誘導体は一般式(4)の化合物のケトンを還
元することにより得ることができる。還元剤としては
NaBH4、BH3SMe2、Li(t−BuO)3AlH
等のホウ素やアルミニウム金属の還元剤が挙げられ、
Li(t−BuO)3AlHが最も好ましい。反応温度
は−30〜30℃、好ましくは、−5〜5℃である。反
応溶媒としてはTHF、エーテル、ベンゼン、トルエン
等が挙げられ、好ましくはTHFがよい。反応時間は使
用する原料、溶媒、反応温度等により異なるが、通常1
分から10時間、好ましくは3〜10分である。これは
TLCにより確認することができる。
【0034】上記反応終了後、希塩酸、希硫酸などの酸
性物質を用いて酸性化し溶媒留去後、残渣を塩化メチレ
ンで抽出を行う。得られた粗生成物は、シリカゲルを充
填したカラムクロマトグラフィーを用いて分離精製さ
れ、一般式(5)の化合物を得ることができる。一般式
(7)で表される(1S,5R,6R,7R)−(−)
−2−オキサ−6−(アルコキシカルボニル)−7−ア
セトキシビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オン誘
導体を製造する方法は、一般式(5)を環化させること
により得ることができる。
【0035】環化させる物質としてはDCC,オキシ塩
化リンやp−トルエンスルホン酸などの縮合剤がある
が、好ましくはp−トルエンスルホン酸がよい。反応溶
媒としてはトルエン、キシレン、ベンゼン、好ましくは
ベンゼンがよい。反応時間は使用する原料、溶媒、反応
温度等により異なるが、通常1〜80時間、好ましくは
20〜25時間である。反応温度は使用する溶媒によっ
て異なるが通常10〜180℃、好ましくは70〜90
℃である。
【0036】これを適当な溶媒で抽出し、粗生成物はシ
リカゲルを充填したカラムクロマトグラフィーを用いて
分離精製され、一般式(7)の化合物を得ることができ
る。本発明に係る新規化合物はコーリーラクトンを経由
してプロスタグランジン類縁化合物を下記工程図3で記
される工程によって製造する際の中間体として極めて有
用な化合物である。
【0037】
【化32】工程図 3
【0038】以下に、本発明による製造方法ならびにプ
ロスタグランジンの中間体を実験例及び実施例により説
明するが、本発明は、これらにより限定されるべきもの
ではない。
【0039】なお、融点(mp)は全て柳本融点測定器
で測定し未補正である。 1HNMRはVarian XL-300お
よびJEOLEX-270で測定し、化学シフト値はtetramethyls
ilane(TMS)を内部標識物質としてppmで示し
た。旋光度はHoriba Sepa -200,IRはJASCOIR-810で
測定し、cm-1で示した。MSスペクトルは、JEOLJMX-
SX 102A QQで70eVの直接導入法で測定した。カラ
ムクロマトグラフィーのシリカゲルは Wakogel C-200
(Wako Pure Chemical), Wakogel C-300 (Wako PureChem
ical),Kieselgel 60 (Merck)を用いた。反応に用いた無
水溶媒は、常法に従い用時調整した。
【0040】実験例1(出発原料の製法) ジメチル(1S,2R,3R,5S)−3,7−ジヒド
ロキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6−エン−2,
6−ジカルボキシレート[6]:N2気流下、−45℃
にてジメチル(1S,5S)−3,7−ジヒドロキシビ
シクロ[3.3.0]オクタ−2,6−ジエン−2,6
−ジカルボキシレート(0.4626g,1.82mo
l)の無水THF(5ml)溶液にあらかじめ調製した
NaBH(OEt)3*の無水EtOH溶液(5.69
ml,2.19mmol)を滴下し、0℃まで昇温し、
1時間攪拌した後、0℃にて1N−HClを加えpH=
7を確認し、溶媒を留去し残渣をEt2Oで抽出した。
【0041】抽出液を乾燥、濾過後、溶媒を留去して得
られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(AcOE
t:ヘキサン:ジクロロメタン=1:3:2)で精製
し、ジメチル(1S,2R,3R,5S)−3,7−ジ
ヒドロキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6−エン−
2,6−ジカルボキシレート(192.9mg,41.
4%)を得、同時に原料(259.5mg,56.1
%)を回収した。 *還元試薬{NaBH(OEt 3}の調製・・・・・
・・NaBH4(3.7070g,97.99mmo
l)の無水EtOH(255ml)溶液を1時間加熱還
流して調製した。
【0042】無色結晶 mp 58−61℃;[α] D
25+36.17(c 1.19,MeOH);1H−
NMR(CDCl3,270MHz)δ:1.49及び
1.67(m,1H),2.34及び2.40(m,1
H),2.91−2.42(m,4H),2.73及び
3.02(m,1H),3.15及び3,25(m,1
H),3.75及び3.76(s,3H),3.76及
び3.77(s,3H),4.28及び4.53(m,
1H),10.36(br.s,1H);IR(CHC
3):3630−3340,1724,1658,1
616cm-1 ;MS m/z 256(M+);計算
値:C12166:C,56.25;H,6.29,実
測値:C,56.25;H,6.19
【0043】
【実施例】 実施例1 ジメチル(1S,2R,3R,5S)−3−ヒドロキシ
−7−メトキシビシクロ[3.3.0]オクト−6−エ
ン−2,6−ジカルボキシレート(1):実験例1で得
られたジメチル(1S,2R,3R,5S)−3,7−
ジヒドロキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6−エン
−2,6−ジカルボキシレート(2.45g,9.56
mmol)のEt2O(250ml)−MeOH(30
ml)溶液に、0℃にてCH22のEt2O溶液を加え
た。氷浴下20時間静置し反応を終了を確認後、窒素ガ
スを30分間通し、溶媒を留去してジメチル(1S,2
R,3R,5S)−3−ヒドロキシ−7−メトキシビシ
クロ[3.3.0]オクト−6−エン−2,6−ジカル
ボキシレートの粗生成物(淡泊色油状)を得る。また別
に、得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(A
cOEt:ヘキサン=2:1)で精製し各種データを採
取した。
【0044】無色油状;[α] D 24+80.58(c
0.89,CHCl3);1H−NMR(CDCl3
300MHz)δ:1.51(ddd,J=13.0,
10.1,8.0Hz,1H),2.34(br.s,
1H,OH),2.44−2.60(m,2H),2.
64−2.77(m,2H),2.93−3.03
(m,1H),3.26−3.38(m,1H),3,
71(s,3H,COOMe),3.76(s,3H,
COOMe),3.85(s,3H,OMe),4.2
2−4.33(m,1H);IR(CHCl3):36
40−3320,2950,1723,1692,16
25cm-1 ;MS m/z 270(M+);計算値:
13186:C,57.77;H,6.71,実測
値:C,57.58;H,6.67
【0045】実施例2 メチル(1S,2R,3R,5S)−2−[2−メトキ
シカルボニル−3−ヒドロキシ−5−メトキサリルシク
ロペンチル]アセテート(2):実施例1で得られたジ
メチル(1S,2R,3R,5S)−3−ヒドロキシ−
7−メトキシビシクロ[3.3.0]オクト−6−エン
−2,6−ジカルボキシレートのMeOH(100m
l)溶液に−78℃にてO3ガスを通した。反応液が青
色になったのを確認した後、さらに1時間O3ガスを通
した。反応液を室温まで昇温し、Me2S(2.97
g,47.8mmol)を加えて20時間攪拌、溶媒を
留去してメチル(1S,2R,3R,5S)−2−[2
−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−5−メトキサ
リルシクロペンチル]アセテートの粗生成物(淡黄色油
状)を得る。
【0046】淡黄色油状;;1H−NMR(CDCl3
300MHz)δ:1.90 (dt,J=13.8,
6.4Hz,1H),2.36(dt, J=13.
6,7.7Hz,H2,1H),2,57−2.65
(m,2H),2.71(ddJ=10.3,6.8H
z,1H),2.81−2.94(m,1H),3.6
2(s,3H,COOMe),3.74(s,3H,C
OOMe),3.89(s,3H,COOMe),4.
10(dt,J=8.1,6.6Hz,1H):4.4
4(q,J=6.9Hz,1H);IR(CHC
3):,MS m/z302(M+)。
【0047】実施例3 メチル(1R,2R,3R)−2−{2−メトキシカル
ボニル−3−アセトキシ−5−[アセトキシ(メトキシ
カルボニル)メチリデン]シクロペンチル}アセテート
(3):N2気流下、0℃にて実施例2で得られたメ
チル(1S,2R,3R,5S)−2−[2−メトキシ
カルボニル−3−ヒドロキシ−5−メトキサリルシクロ
ペンチル]アセテートの無水ピリジン(6ml)溶液に
無水酢酸(4ml)を滴下した。
【0048】室温下、36時間攪拌した後、再び0℃に
てMeOH(5ml)を加えて20分間攪拌し、残った
無水酢酸を分解した。反応液はMeOHを減圧留去後E
2Oで希釈し、これを飽和NH4Cl溶液で洗浄し、乾
燥、濾過し、溶媒を留去して得られた粗生成物をカラム
クロマトグラフィー(AcOEt:ヘキサン=1:1)
で精製し、メチル(1R,2R,3R)−2−{2−メ
トキシカルボニル−3−アセトキシ−5−[アセトキシ
(メトキシカルボニル)メチリデン]シクロペンチル}
アセテート[mixture(5:1)(Z体を主生成
物とする二重結合の立体異性体),3.57g,96.
5%]を得た。
【0049】黄色油状;1H−NMR *(CDCl3,3
00MHz)δ:2.07(s,3H,OAc),2.
24(s,3H,OAc),2.57−2.71(m,
2H),3.01−3.09(m,2H),3.43−
3.55(m,2H),3.69(s,3H,COOM
e),3.71(s,3H,COOMe),3.77
(s,3H,COOMe),5.40(dt,J=6.
3,5.0Hz,1H);IR(CHCl3):295
5,1738cm-1 1H−NMRは、主生成物について解析を行った。
【0050】実施例4 (2R,3R,4R)−2−(メトキシカルボニルメチ
ル)−3−(メトキシカルボニル)−4−アセトキシシ
クロペンタン−1−オン(4):実施例3で得られたメ
チル(1R,2R,3R)−2−{2−メトキシカルボ
ニル−3−アセトキシ−5−[アセトキシ(メトキシカ
ルボニル)メチリデン]シクロペンチル}アセテート
(3.57g,9.23mmol)のMeOH(100
ml)溶液に−78℃にてO3ガスを通した。反応液が
青色になったのを確認した後、さらに1時間O3ガスを
通し、N2ガスを通してO3ガスを追いだし、反応液を室
温まで昇温、Me2S(2.87g,46.1mmo
l)を加えて24時間攪拌した。MeOHを留去した残
渣をEt2O(250ml)で希釈、有機層を水(5m
l×5)で洗浄し、乾燥、濾過後、溶媒を留去して(2
R,3R,4R)−2−(メトキシカルボニルメチル)
−3−(メトキシカルボニル)−4−アセトキシシクロ
ペンタン−1−オン粗生成物(淡黄色油状)を得る。
【0051】淡黄色油状;;1H−NMR (CDCl3
300MHz)δ:2.09(s,3H,OAc),
2.48(dd,J=18.8,8.7Hz,1H),
2.69−2.96(m,3H),3.02(ddd,
J=18.7,8.1,0.8Hz,1H),3.23
(dd.J=11.0,8.5Hz,1H),3.69
(s,3H,COOMe),3.76(s,3H,CO
OMe),5.47(q,J=8.4Hz,1H,C
4),;IR(CHCl3):;MS m/z 272
(M+
【0052】実施例5 (1R,2R,3R,4R)−2−(メトキシカルボニ
ルメチル)−3−(メトキシカルボニル)−4−アセト
キシシクロペンタノール (5):N2気流下、0℃に
て実施例4で得られた(2R,3R,4R)−2−(メ
トキシカルボニルメチル)−3−(メトキシカルボニ
ル)−4−アセトキシシクロペンタン−1−オンの粗生
成物の無水THF(30ml)溶液にLi(t−Bu
O)3AIH(3.52g,13.8mmol)を加え
た。同温度にて5分間攪拌した後、反応液に1N−HC
l(10ml)を加え、溶媒を留去し残渣をCH2Cl2
で抽出した。抽出液を乾燥、濾過後、溶媒を留去して標
題化合物の粗生成物(白色油状)を得る。また別に、得
られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(AcOE
t:ヘキサン=1:1)で精製し、各種データを採取し
た。
【0053】白色粘性油状;; [α] D 23−2.07
(c 0.80,CHCl3);1H−NMR(CDCl
3,300MHz)δ:2.04(s,3H,OA
c),2.10−2.16(m,2H,C5),2.3
4−2.45(m,1H,C2),2.57(d of
A part of AB,JAB=16.5,J=
8.5Hz,1H,C1’),2.57(t,J=5.
2Hz,1H,C3),2.70(d of B pa
rt of AB,JAB=16.5,J=5.4Hz,
1H,C1’)3.36(br.s,1H,OH),
3.71(s,3H,COOMe),3.73(s,3
H,COOMe),4.10(q,J=7.5Hz,1
H,C1),5.36(q,J=5.2Hz,1H,C
4)
【0054】実施例6 (1S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−6
−(メトキシカルボニル)−7−アセトキシビシクロ
[3.3.0]オクタン−3−オン(7):実施例5で
得られた(1R,2R,3R,4R)−2−(メトキシ
カルボニルメチル)−3−(メトキシカルボニル)−4
−アセトキシシクロペンタノールのベンゼン(200m
l)溶液にp−TsOH/H2O(351mg,1.8
5mmol)を加え反応液を加熱還流した。24時間還
流後、反応液を冷却し、飽和食塩水中に注ぎEt2Oお
よびCH2Cl2で抽出した。抽出液を乾燥、濾過後、溶
媒を留去して得られた粗生成物をカラムクロマトグラフ
ィー(AcOEt:ヘキサン=1:2)で精製し、(1
S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−6−
(メトキシカルボニル)−7−アセトキシビシクロ
[3.3.0]オクタン−3−オン(1.21g,5
4.0%)を得た。
【0055】無色油状; [α] D 25−59.19(c
1.39,CHCl3);1H−NMR(CDCl3
300MHz)δ:2.05(s,3H,OAc),
2.31(t,J=3.6Hz,2H,C8),2.5
4(d of A partof AB,JAB=18.
4,J=2.6Hz,1H,C4),2.94(dof
B part of AB,JAB=18.4,J=1
0.9Hz,1H,C4),2.96(t,J=3.6
Hz,1H,C6),3.36(dddd,J=10.
9,6.8,3.6,2.6Hz,1H,C5),3.
74(s,3H,COOMe),5.11(dt,J=
6.8,3.6Hz,1H,C1),5.40(q,J
=3.6Hz,1H,C1);IR(CHCl3):2
955,1768,1737cm-1;MS(FAB)m
/z 243{(M+H)+};計算値:C11146
C,54.54;H,5.83,実測値:C,54.4
2;H,5.84
【0056】実験例2 (1S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−6
−カルボキシ−7−アセトキシビシクロ[3.3.0]
オクタン−3−オン:N2気流下、0℃にてAlBr
3(7.02g,26.3mmol)のMe2S溶液(3
0ml)に実施例6で得られた(1S,5R,6R,7
R)−(−)−2−オキサ−6−(メトキシカルボニ
ル)−7−アセトキシビシクロ[3.3.0]オクタン
−3−オンのMe2S(10ml)溶液を加えた。同温
度にて1時間攪拌し、反応液を飽和食塩水中に注ぎ2N
−HClを加えてpH=1.0を確認した後、塩析を行
いながらAcOEtで抽出した。抽出液を乾燥、濾過
後、溶媒を留去して得られた残渣をAcOEtで洗浄し
て(1S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−
6−カルボキシ−7−アセトキシビシクロ[3.3.
0]オクタン−3−オン(702mg,70.1%)を
得た。
【0057】無色結晶 mp 205〜208℃;
[α] D 25−83.61(c 0.71,ピリジ
ン); MS(FAB)m/z 229{(M+
H)+};計算値:C10126:C,52.63;H,
5.30,実測値:C,52.00;H ,5.33
【0058】実験例3(コーリーラクトン製法) (1S,5R,6R,7R)−2−オキサ−6−(ヒド
ロキシメチル)−7−アセトキシビシクロ[3.3.
0]オクタン−3−オン:N2気流下、0℃にて実験例
2で得られた(1S,5R,6R,7R)−(−)−2
−オキサ−6−カルボキシ−7−アセトキシビシクロ
[3.3.0]オクタン−3−オン(500mg,2.
19mmol)の無水THF(30ml)溶液にBH3
−Me2Sの無水 THF(2.0M)溶液(1.31
ml,2.63mmol)を滴下した。同温度で12時
間攪拌した後、さらにBH3−Me2Sの無水THF溶液
(219μl,438μmol)を滴下した。さらに3
時間攪拌した後、H2O(5ml)を加え、反応液を飽
和食塩水中に注ぎ、塩析を行いながらAcOEtで抽出
した。抽出液を乾燥、濾過後、溶媒を留去して得られた
残渣をカラムクロマトグラフィー(AcOEt:ヘキサ
ン=3:1)で精製して(1S,5R,6R,7R)−
2−オキサ−6−(ヒドロキシメチル)−7−アセトキ
シビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オン(384
mg,81.9%)を得た。
【0059】; [α] D 25−38.55;1H−NM
R(CDCl3,300MHz)δ:2.06(s,3
H,OAc),2.07−2.14(m,1H),2.
18−2.27(m,1H),2.35−2.56
(m,3H),2.80−2.93(m,2H),3.
55−3.68(m,2H),5.00(dt,J=
6.3,1.9Hz,1H,C1),5.10(dt,
J=6.4,4.4Hz,1H,C7)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/757 9546−4H C07C 69/757 C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(5) 【化1】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表される(1R,2R,3R,4R)−2−(アルコキ
    シカルボニルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)
    −4−アセトキシシクロペンタノール誘導体から縮合剤
    を用いて一般式(7) 【化2】 (式中、R1は炭素原子数1〜6の低級アルキル基を示
    す)で表される(1S,5R,6R,7R)−(−)−
    2−オキサ−6−(アルコキシカルボニル)−7−アセ
    トキシビシクロ[3.3.0]オクタン−3−オン誘導
    体を製造する方法。
  2. 【請求項2】 一般式(5)で表わされる(1R,2
    R,3R,4R)−2−(アルコキシカルボニルメチ
    ル)−3−(アルコキシカルボニル)−4−アセトキシ
    シクロペンタノール誘導体が、一般式(6)で表される
    化合物 【化3】 をアルキル化し一般式(1)で表される化合物 【化4】 とし、これを酸化により一般式(2)で表される化合物 【化5】 にし、つぎにアセチル化反応により一般式(3)で表さ
    れる化合物 【化6】 にし、これを酸化により一般式(4)で表される化合物 【化7】 にし、そして一般式(4)で表される化合物を還元して
    得られたものであることを特徴とする請求項1に記載の
    (1S,5R,6R,7R)−(−)−2−オキサ−6
    −(アルコキシカルボニル)−7−アセトキシビシクロ
    [3.3.0]オクタン−3−オン誘導体を製造する方
    法。
  3. 【請求項3】一般式(5) 【化8】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表される(1R,2R,3R,4R)−2−(アルコキ
    シカルボニルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)
    −4−アセトキシシクロペンタノール誘導体。
  4. 【請求項4】 一般式(4) 【化9】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1 ,R2は同一でも異なっていてもよい)の
    (2R,3R,4R)−2−(アルコキシカルボニルメ
    チル)−3−(アルコキシカルボニル)−4−アセトキ
    シシクロペンタン−1−オン誘導体を還元し、一般式
    (5) 【化10】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表される(1R,2R,3R,4R)−2−(アルコキ
    シカルボニルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)
    −4−アセトキシシクロペンタノール誘導体を製造する
    方法。
  5. 【請求項5】 一般式(4) 【化11】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表される(2R,3R,4R)−2−(アルコキシカル
    ボニルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)−4−
    アセトキシシクロペンタン−1−オン誘導体。
  6. 【請求項6】 一般式(3) 【化12】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)の
    アルキル(1R,2R,3R)−2−[2−(アルコキ
    シカルボニル)−3−アセトキシ−5−(アセトキシア
    ルコキシカルボニルメチリデン)シクロペンチル]アセ
    テート誘導体を酸化し、一般式(4) 【化13】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表される(2R,3R,4R)−2−(アルコキシカル
    ボニルメチル)−3−(アルコキシカルボニル)−4−
    アセトキシシクロペンタン−1−オン誘導体を製造する
    方法。
  7. 【請求項7】 一般式(3) 【化14】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるアルキル(1R,2R,3R)−2−[2−
    (アルコキシカルボニル)−3−アセトキシ−5−(ア
    セトキシアルコキシカルボニルメチリデン)シクロペン
    チル]アセテート誘導体。
  8. 【請求項8】 一般式(2) 【化15】 (式中、R1 ,R2は低級アルキル基を示し、R1及びR2
    は同一でも異なっていてもよい)のアルキル(1S,2
    R,3R,5S)−2−[2−(アルコキシカルボニ
    ル)−3−ヒドロキシ−5−アルコサリルシクロペンチ
    ル]アセテート誘導体をアセチル化する事を特徴とする
    一般式(3) 【化16】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるアルキル(1R,2R,3R)−2−[2−
    (アルコキシカルボニル)−3−アセトキシ−5−(ア
    セトキシアルコキシカルボニルメチリデン)シクロペン
    チル]アセテート誘導体を製造する方法。
  9. 【請求項9】 一般式(2) 【化17】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるアルキル(1S,2R,3R,5S)−2−
    [2−(アルコキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−5
    −アルコサリルシクロペンチル]アセテート誘導体。
  10. 【請求項10】 一般式(1) 【化18】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)の
    ジアルキル(1S,2R,3R,5S)−3−ヒドロキ
    シ−7−アルコキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6
    −エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体を酸化し、
    一般式(2) 【化19】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるアルキル(1S,2R,3R,5S)−2−
    [2−(アルコキシカルボニル)−3−ヒドロキシ−5
    −アルコサリルシクロペンチル]アセテート誘導体を製
    造する方法。
  11. 【請求項11】 一般式(1) 【化20】 (式中、R1 ,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるジアルキル(1S,2R,3R,5S)−3−
    ヒドロキシ−7−アルコキシビシクロ[3.3.0]オ
    クタ−6−エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体。
  12. 【請求項12】 一般式(6) 【化21】 (式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)で
    表されるジアルキル(1S,2R,3R,5S)−3,
    7−ジヒドロキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6−
    エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体をアルキル化
    させることを特徴とする一般式(1) 【化22】 (式中、R1,R2は炭素原子数1〜6の低級アルキル基
    を示し、R1及びR2は同一でも異なっていてもよい)の
    ジアルキル(1S,2R,3R,5S)−3−ヒドロキ
    シ−7−アルコキシビシクロ[3.3.0]オクタ−6
    −エン−2,6−ジカルボキシレート誘導体を製造する
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103160289A (zh) * 2009-12-30 2013-06-19 福州华映视讯有限公司 用于光学补偿弯曲模式液晶显示器的液晶组成物
CN103160286B (zh) * 2009-12-30 2014-09-17 福州华映视讯有限公司 用于光学补偿弯曲模式液晶显示器的液晶组成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103160289A (zh) * 2009-12-30 2013-06-19 福州华映视讯有限公司 用于光学补偿弯曲模式液晶显示器的液晶组成物
CN103160286B (zh) * 2009-12-30 2014-09-17 福州华映视讯有限公司 用于光学补偿弯曲模式液晶显示器的液晶组成物
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