JPH0415827Y2 - - Google Patents

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JPH0415827Y2
JPH0415827Y2 JP1987088519U JP8851987U JPH0415827Y2 JP H0415827 Y2 JPH0415827 Y2 JP H0415827Y2 JP 1987088519 U JP1987088519 U JP 1987088519U JP 8851987 U JP8851987 U JP 8851987U JP H0415827 Y2 JPH0415827 Y2 JP H0415827Y2
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JP
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swivel body
rod
fixing material
swivel
outer periphery
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JP1987088519U
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は地盤穿孔装置用スイベルジヨイント
に関し、とりわけ、定着材の圧入噴射と打撃、振
動、回転とを併用してロツドを地盤中に貫入させ
る地盤穿孔装置用のスイベルジヨイントに関す
る。
《従来の技術》 周知のように、アースネイリング工法などの補
強土工法では、地盤中に鋼製あるいはFRP製の
ロツドを埋設し、その周囲をグラウトなどで固結
させてトンネル壁面や法面を安定化させる。
この種の補強土工法におけるロツドの埋設手段
としては、ロツドを挿入する孔部を削岩機などで
形成する手段と、特願昭61−38360号に提案され
ているようにロツド自体に外力を加える手段とが
あり、後者の手段が近時多用されている。
ところで、上記公報に開示されている手段で
は、ロツドの軸方向に沿つて定着材注入孔とノズ
ル孔とを設け、この注入孔からセメントミルクな
どの定着材を供給してこれをノズル孔から噴射し
つつロツドの後端から打撃、振動、回転を加えて
これを地盤中に貫入させるが、この手段では特
に、ロツドと打撃などを加える装置とのジヨイン
ト部分に以下に説明する問題があつた。
《考案が解決しようとする問題点》 すなわち、上記ジヨイント部分は、ロツドに回
転が加えられるので、一般的にはスイベルジヨイ
ントが用いられることになるが、ロツドを地盤中
に貫入させる際には、連続的な打撃と回転および
定着材を高圧で注入することになり、しかも、こ
れらの力が同時に加わることもあるので、従来の
一般的なものでは耐久性に問題があつた。
また、この種の工法では、通常定着材としてセ
メントミルクなどの硬化性のものが使用されるの
で、これがスイベルジヨイントの回転を確保する
間隙に侵入して硬化し、円滑な回転が疎外される
という問題もあつた。
この考案は、この様な従来の問題点に鑑みてな
されたものであつて、その目的とするところは、
十分な耐久性を有し、且つ円滑な回転が確保でき
る地盤穿孔装置用スイベルジヨイントを提供する
ことにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するためにこの考案は、一端側
に地盤貫入用のロツドが装着され、他端側から打
撃、振動、回転が加えられ、且つ、地盤中に圧入
される定着材が側方から供給される地盤穿孔装置
用のスイベルジヨイントにおいて、軸方向の両端
部に前記ロツドと前記打撃、振動、回転を加える
装置とがそれぞれ装着されるネジ孔が内設され、
前記ロツドが装着される側のネジ孔と一端側が連
通し、且つ他端側が側面に開口した定着材の注入
孔を備えたスイベル本体と、このスイベル本体の
外周にシール材を介して装着され、前記開口に連
通する環状溝と定着材の注入口とを備え両端が開
口した中空筒状のシールケースと、前記スイベル
本体の外周に装着され前記シールケースの両端に
当接してこれを保持する一対のフランジと、この
フランジの軸方向外方にそれぞれリング状のクツ
シヨン材を介装してリテーナをスイベル本体の外
周に嵌着し、前記スイベル本体とこのフランジと
の間に形成された間隙部に粘稠性の潤滑材を加圧
する潤滑材加圧装置とで構成した。
《作用》 上記構成の地盤穿孔装置用スイベルジヨイント
にあつては、シールケースを保持する一対のフラ
ンジの軸方向外方にそれぞれリング状のクツシヨ
ン材を介装してリテーナをスイベル本体の外周に
嵌着しているので、打撃、振動に耐する耐久性が
向上する。
また、スイベル本体とフランジとの間の間隙部
には、粘稠性の潤滑材を介装し、且つこの潤滑材
に加圧装置で圧力を加えているので、定着材がス
イベルジヨイントの回転を疎外する部分に侵入す
ることが防止される。
《実施例》 以下、この考案の好適な実施例について添付図
面を参照にして詳細に説明する。
第1図および第2図は、この考案にかかる地盤
穿孔装置用スイベルジヨイントの一実施例を示し
ている。
同図に示す地盤穿孔装置用スイベルジヨイント
は、法面などの地盤中に貫入され、その軸方向に
穿設された定着材のノズル孔を介して、これを噴
射するロツド10の後端に装着されるものであつ
て、軸方向の一端側にこのロツド10が螺着され
る第1のネジ孔12と、他端側に図外の打撃、振
動、回転を加える装置が螺着される第2のネジ孔
14とが内設されたスイベル本体16を有してい
る。
上記スイベル本体16には、上記第1のネジ孔
12と連通した定着材の注入孔18が設けられ、
注入孔18の他端はスイベル本体16の側面に開
口している。
そして、上記スイベル本体16の外周には、両
端が開口した中空環状のシールケース20が装着
されている。
このシールケース20の軸方向の中央部分に
は、環状溝22が周設され、シールケース20の
装着状態でのこの環状溝22は上記注入孔18に
連通するとともに、シールケース20の側壁を貫
通して環状溝22に連通する定着材の注入口24
が設けられている。
また、シールケース20の開口端は、環状の切
欠部がそれぞれ設けられ、各切欠部にはそれぞれ
U字断面のリング状シール材26,26が挿入さ
れている。
上記シールケース20は、スイベル本体16の
外周に装着された一対のフランジ28,28によ
り当接保持されており、フランジ28,28間に
は、これらを緊結する複数のボルトナツト30,
30が取り付けられている。
各フランジ28,28の内周面には、環状の溝
32が形成され、それぞれの溝32にはベアリン
グプレート34,34が嵌着されている。
ベアリングプレート34の適宜個所には、貫通
孔36が穿設されるとともに、溝32に連通する
グリス注入孔38が各フランジ28,28に設け
られている。
そして、上記グリス注入孔38には、それぞれ
グリスニツプル40,40が装着され、グリスニ
ツプル40にはホース42を介してグリスポンプ
(潤滑材加圧装置)44が接続されて折り、ロツ
ド10を貫入する際には、溝32にグリス(潤滑
材)を充填し、且つポンプ44によつて所定の圧
力が常時加えられる。
一方、上記第2のネジ孔14側のフランジ28
の外方には、リング状のクツシヨン材46を介装
して円板状のリテーナ48がスイベル本体16の
外周に嵌着されている。
また、上記第1のネジ孔12側のフランジ28
の外方にもリング状のクツシヨン材46を介装し
て円板状のリテーナ48aがスイベル本体16の
外周に嵌着されているが、この部分のリテーナ4
8aは、半分に分割され内周面をスイベル本体1
6の外周に形成されたリング溝52に嵌合した状
態で、結合用のボルト50によつてフランジ28
に固設されている。
なお、第1図中に示した符号54の部材は、上
記シールケース20と一対のフランジ28,28
間、および一方のフランジ28とリテーナ48と
の間に設けられた位置合わせ用のスプリングピン
である。
以上の構成のスイベルジヨイントを組み立てる
には、スイベル本体16にリテーナ48、クツシ
ヨン材46、一方のフランジ28、シールケース
20、他方のフランジ28の順に挿入して、それ
ぞれをスプリングピン54で位置決めし、ボルト
ナツト30でフランジ28同士を結合してシール
ケース20をこれらの間に挟持固定する。
しかるのち、半割り状態のリテーナ48aをリ
ング溝52に嵌合して、これをボルト50でフラ
ンジ28に締め付け固定すれば良い。
これにより、スイベルジヨイントは、比較的簡
単に組み立て、分解が可能になつている。
さて、以上の如く構成されたスイベルジヨイン
トは、ロツド10を第1のネジ孔12螺着して、
第2のネジ孔14に結合される装置により打撃、
回転、振動を受けつつ注入口24、環状溝22、
注入孔18を介して定着材を高圧で圧入すること
になるが、この場合に、シールケース20に伝わ
る打撃、振動をクツシヨン材46で緩和すること
ができる。
また、圧入される定着材がスイベル本体16と
シールケース20との間隙を通つて外方に逃げよ
うとするが、これらの間にシール材26が設けら
れているとともに、特に、フランジ28の溝32
内にグリスポンプ44を介してグリスを充填しか
つこれを加圧しているので、定着材の逃出しが確
実に防止される。
これにより、スイベル本体16の円滑な回転が
確保される。
《考案の効果》 以上実施例で詳細に説明したように、この考案
にかかる地盤穿孔装置用スイベルジヨイントによ
れば、フランジの軸方向外方にそれぞれリング状
のクツシヨン材を介装してリテーナをスイベル本
体の外周に嵌着しているので、十分な耐久性が得
られるとともに、定着材の逃げだしをシール材と
常時加圧されたグリスとで阻止するので、円滑な
回転が確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の地盤穿孔装置用スイベルジ
ヨイントの一実施例を示す全体断面図、第2図は
第1図の正面図である。 10……ロツド、12……第1のネジ孔、14
……第2のネジ孔、18……注入孔、20……シ
ールケース、22……環状溝、24……注入口、
28……フランジ、26……シール材、44……
グリスポンプ、46……クツシヨン材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側に地盤貫入用のロツドが装着され、他端
    側から打撃、振動、回転が加えられ、且つ、地盤
    中に圧入される定着材が側方から供給される地盤
    穿孔装置用のスイベルジヨイントにおいて、軸方
    向の両端部に前記ロツドと前記打撃、振動、回転
    を加える装置とがそれぞれ装着されるネジ孔が内
    設され、前記ロツドが装着される側のネジ孔と一
    端側が連通し且つ他端側が側面に開口した定着材
    の注入孔を備えたスイベル本体と、このスイベル
    本体の外周にシール材を介して装着され、前記開
    口に連通する環状溝と定着材の注入口とを備え両
    端が開口した中空筒状のシールケースと、前記ス
    イベル本体の外周に装着され前記シールケースの
    両端に当接してこれを保持する一対のフランジ
    と、このフランジの軸方向外方にそれぞれリング
    状のクツシヨン材を介装してリテーナをスイベル
    本体の外周に嵌着し、前記スイベル本体とこのフ
    ランジとの間に形成された間隙部に粘稠性の潤滑
    材を加圧する潤滑材加圧装置とからなることを特
    徴とする地盤穿孔装置用スイベルジヨイント。
JP1987088519U 1987-06-10 1987-06-10 Expired JPH0415827Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987088519U JPH0415827Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987088519U JPH0415827Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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Publication Number Publication Date
JPS63198627U JPS63198627U (ja) 1988-12-21
JPH0415827Y2 true JPH0415827Y2 (ja) 1992-04-09

Family

ID=30946686

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JP1987088519U Expired JPH0415827Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3404669B2 (ja) * 1998-07-07 2003-05-12 日本車輌製造株式会社 地盤改良機のスイベルジョイント

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760989B2 (ja) * 1978-06-14 1982-12-22 Nissan Motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5760989U (ja) * 1980-09-30 1982-04-10

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JPS5760989B2 (ja) * 1978-06-14 1982-12-22 Nissan Motor

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JPS63198627U (ja) 1988-12-21

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